JP2560674B2 - 自動挿入用電子部品 - Google Patents

自動挿入用電子部品

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JP2560674B2
JP2560674B2 JP2315499A JP31549990A JP2560674B2 JP 2560674 B2 JP2560674 B2 JP 2560674B2 JP 2315499 A JP2315499 A JP 2315499A JP 31549990 A JP31549990 A JP 31549990A JP 2560674 B2 JP2560674 B2 JP 2560674B2
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喬士 義永
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Murata Manufacturing Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/306Lead-in-hole components, e.g. affixing or retention before soldering, spacing means
    • H05K3/308Adaptations of leads

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  • Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)
  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
  • Details Of Resistors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は自動挿入用電子部品、特に自動挿入機によっ
てプリント基板に実装される電子部品のリード端子の構
造に関する。
〔従来の技術〕
従来、同一方向に平行に突出する3本の板状リード端
子を備えた自動挿入用電子部品としては、大別して3種
類のものがある。
第3図のものは、外装樹脂10から細幅な3本のリード
端子11〜13が突出しており、リード端子11〜13と外装樹
脂10との境界部には樹脂垂れ部10a〜10cが存在してい
る。この種の電子部品の場合には、プリント基板の孔に
実装する際、樹脂垂れ部10a〜10cがプリント基板の孔に
入り込むため、半田付け品質が悪くなる欠点がある。
第4図のものは両端のリード端子20,21の幅広な胴部2
0a,21aが外装樹脂22から突出しているので、第3図のも
ののように樹脂垂れ部がプリント基板の孔に入ることが
ない。しかしながら、この場合には、胴部20a,21aの下
縁に設けた水平なストッパ面20b,21bがプリント基板の
上面に当たるため、プリント基板に挿入した後、電子部
品が前後方向に傾いて安定しないという欠点がある。
これに対し、第5図のものは3本のリード端子30〜32
の全てに幅広な胴部30a〜32aを設け、かつ胴部30a〜32a
と脚部30b〜32bとの境界部に下方へ先細となる傾斜状ス
トッパ面30c〜32cを形成してあるため、樹脂垂れ部がプ
リント基板の孔に入るのを防止できることは勿論、プリ
ント基板の孔への挿入時に上記ストッパ面30c〜32cが孔
の上縁に食い込み、電子部品の傾きを防止できる利点が
ある。
〔発明が解決しようとする課題〕
一般に、電子部品を自動挿入機でプリント基板に挿入
する場合、自動挿入機で電子部品をチャックし、リード
端子をプリント基板の孔に挿入した後、プッシャで電子
部品の天面を押圧するとともに、リード端子のプリント
基板からの突出部を一部カットし、同時に両端のリード
端子を外方へクリンチし、中央のリード端子を板厚方向
へクリンチする操作が行われる。
ところが、第5図のような形状のリード端子30〜32を
有する電子部品の場合、両端のリード端子30,32の内側
のストッパ面30a,32aがプリント基板の孔の上縁に当た
ると、自動挿入時の天面衝撃によって両端のリード端子
30,32には股裂き方向の力が作用し、外装樹脂33にひび
割れ34が発生しやすいという問題があった。
この問題は高強度の外装樹脂を使用することにより解
決可能であるが、外装樹脂に要求される特性は多様であ
り、特に圧電部品の場合、強度と樹脂硬化収縮応力の低
減との両立に加え、空洞形成用のワックス吸収性も具備
しなければならない。実際上、これらの条件を全て満足
する外装樹脂の開発は相反する要求項目が多いため、困
難を極めていた。その結果、外装樹脂の強度だけをむや
みに向上させることができず、上述のような不良の発生
を防止し得ず、信頼性の低下を招いていた。
そこで、本発明の主たる目的は、自動挿入時のストレ
スに対して樹脂割れ等の不良発生を防止あるいは大幅に
低減できる自動挿入用電子部品を提供することにある。
また他の目的は、要求される外装樹脂の強度が比較的
低くて済み、外装樹脂の選定の容易な自動挿入用電子部
品を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、同一方向に平
行に突出する3本の板状リード端子を備え、これらリー
ド端子がプリント基板の孔へ自動挿入される自動挿入用
電子部品において、中央のリード端子の両側縁および両
端のリード端子の少なくとも内側縁には、プリント基板
の孔への挿入停止位置を規定する傾斜状のストッパ面が
設けられ、中央のリード端子のストッパ面の上部に連続
する胴部は両端のリード端子の胴部より幅広に形成さ
れ、かつ中央のリード端子のストッパ面の傾斜角度は両
端のリード端子のストッパ面の傾斜角度より小さいこと
を特徴とする。
〔作用〕
電子部品のリード端子を自動挿入機でプリント基板の
孔に挿入すると、リード端子のストッパ面が孔の上縁に
当たって停止する。このとき、中央のリード端子のスト
ッパ面の傾斜角度が両端のリード端子のストッパ面の傾
斜角度より小さいので、最初にプリント基板に接触する
のは中央のリード端子のストッパ面となる。そのため、
両端のリード端子には天面衝撃による初期ショックが殆
ど加わらず、股裂きによる外装樹脂の割れ等が発生しに
くい。なお、天面衝撃力は中央のリード端子で殆ど受け
ることになるが、中央のリード端子の胴部が両端のリー
ド端子の胴部より幅広であるから、外装樹脂との固着強
度が大きく、中央のリード端子の変形や外装樹脂の割れ
等が発生しにくい。
天面衝撃によって中央のリード端子および両端のリー
ド端子のストッパ面がプリント基板の孔の上縁に食い込
むので、電子部品が挿入状態で前後に傾かず、安定性が
よい。
〔実施例〕
第1図は本発明にかかる3端子型電子部品Aの一例を
示す。
この電子部品Aは1枚の金属板からプレス加工にて形
成された3本の板状リード端子1〜3を備えており、こ
れらリード端子1〜3から平行に細幅の脚部1a,2a,3aが
突出している。リード端子1〜3の頭部1b〜3bはエレメ
ント4に半田付け等により接続固定され、この頭部を含
むエレメント4の周囲が外装樹脂5で封止されている。
上記エレメント4は例えば圧電セラミックス基板の表裏
面に電極を形成した公知の圧電共振子であり、両端のリ
ード端子1,3の頭部1b,3bはエレメント4の表面に形成し
た入出力電極に接続され、中央のリード端子2の頭部2b
はエレメント4の裏面に形成したアース電極に接続され
る。
上記リード端子1〜3の脚部1a〜3aと頭部1b〜3bの中
間部には、第2図に示すように幅広な胴部1c〜3cが形成
されており、これら胴部1c〜3cの一部が外装樹脂5から
外部へ突出している。中央のリード端子2の胴部2cは両
端のリード端子1,3の胴部1c,3cより幅広に形成されてお
り、これら胴部1c〜3cと脚部1a〜3aとの境界部には、プ
リント基板6の孔6a〜6cへの挿入停止位置を規定する傾
斜状のストッパ面1d,1e,2d,2e,3d,3eが設けられてい
る。これらストッパ面の下端位置h1および上端位置h2
同一高さに設定されており、水平面に対して角度θ1
2をもって傾斜している。上記ストッパ面のうち、
両端のリード端子1,3のストッパ面1d,1e,3d,3eは非対称
形であり、外側ストッパ面1d,3dの傾斜角度θ、内側
ストッパ面1e,3eの傾斜角度θ、および中央のリード
端子2の両側ストッパ面2d,2eの傾斜角度θの大小関
係は次のように設定されている。
θ>θ>θ つぎに、上記構造の電子部品Aをプリント基板6に自
動実装する際の動作を第1図に従って説明する。
まず、電子部品Aの本体部分を自動挿入機でチャック
し、リード端子1〜3をプリント基板6の孔6a〜6cに挿
入する。そして、プッシャで電子部品Aの天面を押圧す
るとともに、プリント基板6の下方へ突出したリード端
子1〜3の突出部を一部カットし、同時に両端のリード
端子1,3を外方へ、中央のリード端子2を板厚方向へ夫
々破線で示すようにクリンチする。
上記天面衝撃時、両端のリード端子1,3の内側ストッ
パ面1e,3eがプリント基板6の孔6a,6cの上縁に強く当た
ると、リード端子1,3には股裂き方向の分力が作用し、
従来(第5図参照)のように外装樹脂5にひび割れ等が
発生しやすい。これに対し、本発明では中央のリード端
子2のストッパ面2d,2eの傾斜角度θが両端のリード
端子1,3のストッパ面1d,1e,3d,3eの傾斜角度θ1
り小さいので、天面衝撃時に最初にプリント基板6に当
たるのは中央のリード端子2のストッパ面2d,2eであ
り、両端のリード端子1,3には天面衝撃による初期ショ
ックが殆ど加わらず、股裂きによる外装樹脂5の割れ等
が発生しにくい。また、天面衝撃力は中央のリード端子
2で大部分を受け持つことになるが、中央のリード端子
2の胴部2cが両端のリード端子1,3の胴部1c,3cより幅広
であるから、外装樹脂5との固着強度が大きく、中央の
リード端子2の変形や外装樹脂5の割れ等が発生しにく
い。
本発明者は上記形状のリード端子を持つ電子部品Aに
ついて自動挿入実験を行ったところ、中央のリード端子
2のストッパ面2d,2eの傾斜角θを10゜〜40゜の範囲
に設定すると、良好な結果が得られた。
なお、本発明は圧電部品(フィルタ,トラップ,ディ
スクリミネータ,発振子,表面波フィルタ等)のほか、
コンデンサ,トランジスタ,抵抗等の他の電子部品にも
同様に適用できる。
また、本発明において両端のリード端子のストッパ面
は、実施例のように内外非対称形のものに限らず、対称
形であってもよく、また両端のリード端子のストッパ面
を内外両側縁に設けたものに限らず、内側縁にのみスト
ッパ面を設けたものでもよい。
〔発明の効果〕
以上の説明で明らかなように、本発明によれば自動挿
入時の天面衝撃による初期ショックを中央のリード端子
のストッパ面で受けるため、両端のリード端子には股裂
き力が殆ど作用せず、外装樹脂のひび割れ等の不具合を
解消また大幅に抑制することができ、飛躍的な信頼性の
向上が計れる。
また、外装樹脂としてさほど高い強度が要求されない
ので、硬化収縮応力の低減やワックス吸収性との両立を
比較的簡単に達成することができ、樹脂の選択の範囲が
広くなる。このことは、既存の樹脂材料で十分に高い信
頼性が得られることを意味する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる自動挿入用電子部品をプリント
基板に挿入した状態の一部断面正面図、第2図はそのリ
ード端子の一部拡大図、第3図〜第5図は従来例の正面
図である。 A……電子部品、1,3……両端のリード端子、2……中
央のリード端子、1c,2c,3c……胴部、1d,3d……外側ス
トッパ面、1e,3e……内側ストッパ面、2d,2e……ストッ
パ面、4……エレメント、5……外装樹脂、6……プリ
ント基板、6a,6b,6c……孔。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一方向に平行に突出する3本の板状リー
    ド端子を備え、これらリード端子がプリント基板の孔へ
    自動挿入される自動挿入用電子部品において、 中央のリード端子の両側縁および両端のリード端子の少
    なくとも内側縁には、プリント基板の孔への挿入停止位
    置を規定する傾斜状のストッパ面が設けられ、中央のリ
    ード端子のストッパ面の上部に連続する胴部は両端のリ
    ード端子の胴部より幅広に形成され、かつ中央のリード
    端子のストッパ面の傾斜角度は両端のリード端子のスト
    ッパ面の傾斜角度より小さいことを特徴とする自動挿入
    用電子部品。
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