JP2559778B2 - 遠隔監視制御システムの端末器 - Google Patents

遠隔監視制御システムの端末器

Info

Publication number
JP2559778B2
JP2559778B2 JP62321780A JP32178087A JP2559778B2 JP 2559778 B2 JP2559778 B2 JP 2559778B2 JP 62321780 A JP62321780 A JP 62321780A JP 32178087 A JP32178087 A JP 32178087A JP 2559778 B2 JP2559778 B2 JP 2559778B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
terminal device
data
case
piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP62321780A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01164196A (ja
Inventor
久夫 片
敏行 増田
修 山田
進 中埜
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP62321780A priority Critical patent/JP2559778B2/ja
Publication of JPH01164196A publication Critical patent/JPH01164196A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2559778B2 publication Critical patent/JP2559778B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Selective Calling Equipment (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は、中央制御装置と端末器とを一対の信号線で
接続し、制御データ、監視データなどを時分割多重伝送
して負荷を遠隔制御する遠隔監視制御システムの端末器
に関するものである。
[背景技術] 従来、中央制御装置と、固有アドレスを有する多数の
端末器とを一対の信号線にて接続し、中央制御装置から
各端末器をアクセスして監視データおよび制御データを
時分割多重伝送するようにした遠隔監視制御システムの
端末器は、分電盤内や、天井裏、壁裏などに配設されて
おり、壁面あるいは操作盤に露出して取付けるようにし
たものがなかった。したがって、従来の端末器を壁面あ
るいは操作盤に露出して取り付けると、信号線、他の機
器への配線が接続される接続端子が前面に露出して、配
線間の短絡故障や感電の恐れがあるという問題があっ
た。また、機能設定スイッチも前面に露出することにな
るので、誤操作によるトラブルが生じやすいという問題
があった。
[発明の目的] 本発明は上記の点に鑑みて為されたものであり、その
目的とするところは、壁面あるいは操作盤に露出して取
着でき、配線間の短絡故障や感電の恐れがなく、しか
も、誤操作によるトラブルが生じ難い遠隔監視制御シス
テムの端末器を提供することにある。
[発明の開示] (構 成) 本発明は、固有アドレスを有し一対の信号線にて中央
制御装置と接続され且つ中央制御装置からアクセスされ
て監視データおよび制御データが時分割多重伝送される
回路装置を端末器ケースに納装し、端末器ケースの背面
に信号線、他の機器への配線が接続される接続端子を設
けるとともに、端末器ケースの前面に機能設定部を含む
操作表示部を設け、端末器ケースの前面に一対の軸受片
を突設し、両軸受片の間に略全長に亙って配置される枢
着片を一体に備えた蓋を設け、軸受片に設けた軸穴に挿
入される枢着軸を用いて枢着片を軸受片に軸着すること
により蓋を機能設定部に開閉自在に覆着したものであ
り、蓋を用いて機能設定部を開閉自在に覆うことによ
り、誤操作によるトラブルが生じ難い遠隔監視制御シス
テムの端末器を提供するものである。さらに、一対の軸
受片の間の略全長に亙って配置される枢着片を蓋に一体
に設け、軸受片に設けた軸穴に挿入される枢着軸を用い
て枢着片を軸受片に軸着するから、枢着軸が外部に露出
せず、見栄えがよいとともに、枢着軸が不用意に外され
ることがない。
(実施例1) 第1図は、本発明に係る遠隔監視制御システムの概略
構成例を示す図であり、中央制御装置1と、固有アドレ
スが設定された複数の監視用端末器2および制御用端末
器3とが一対の信号線4にて接続されており、中央制御
装置1から信号線4に送出される伝送信号VSは、第1図
(a)に示すように、信号送出開始を示すスタートパル
ス信号ST、信号モードを示すモードデータ信号MD、端末
器2,3を呼び出すアドレスデータ信号AD、負荷L1〜L4
制御する制御データ信号CD、チェックサムデータ信号CS
および端末器2,3からの返送期間を設定する返送待機信
号WTよりなる複極(±24V)の時分割多重信号であり、
パルス幅変調によってデータが伝送されるようになって
いる。各端末器2,3では、信号線4を介して受信された
伝送信号VSのアドレスデータと自己の固有アドレスデー
タとが一致したときその伝送信号VSの制御データを取り
込むとともに、伝送信号VSの返送待機信号WTに同期して
監視データ信号を電流モード信号(信号線4間を適当な
低インピーダンスを介して短絡して送出される信号)と
して返送するようになっている。
また、中央制御装置1には、モードデータ信号MDをダ
ミーモードとしたダミー伝送信号VSを常時送出するダミ
ー信号送信手段と、いずれかの監視用端末器2から返送
された第1図(b)に示すような割り込み信号Viが受信
されたとき割り込み発生端末器2を検出して該端末器2
をアクセスして監視データを返送させる割り込み処理手
段とが設けられている。一方、監視用端末器2には、ス
イッチS1〜S4が操作されることによる監視入力があった
とき、ダミー伝送信号VSのスタートパルス信号STに同期
して割り込み信号Viを発生するとともに、中央制御装置
1からのアドレス確認モードの伝送信号VSの返送待機信
号WTに同期して自己の固有アドレスデータを返送する割
り込み発生手段と、中央制御装置1から割り込みに応答
した割り込みアクセスモードの伝送信号VSが伝送された
ときに監視入力に対応した監視データを返送するデータ
返送手段とが設けられている。また、中央制御装置1で
は、監視用端末器2から中央制御装置1に返送された監
視データに基いて制御用端末器3に伝送する制御データ
を作成するとともに、当該制御用端末器3に伝送して負
荷L1〜L4を制御するようになっている。なお、分電盤6
あるいはリレー制御盤6a内に配設される制御用端末器3
は、分電盤協約寸法となっており、その制御出力によっ
て負荷制御用のリモコンリレー(手元スイッチによって
もオン、オフできるようにしたラッチングリレー)5が
制御されるようになっている。
第2図(a)は制御用端末器3の回路構成を示すもの
で、制御用端末器3は、信号線4を介して伝送される伝
送信号VSから回路電源を形成する電源回路10と、伝送信
号VSを受信して信号処理を行うとともに返送信号VBを形
成して送信する信号処理回路11と、固有アドレスを設定
するアドレス設定部12と、1個の負荷を制御する場合に
おいて、4回路の制御回路(4ビットの制御データビッ
トに対応)のうちからどの回路にて負荷を制御するかを
設定する回路番号設定部13と、負荷制御用のリレー回路
15をドライブするドライブ回路14と、動作状態を監視す
る監視回路16とで形成されており、信号処理回路11で
は、伝送信号VSのアドレスデータと固有アドレスとの一
致を検出し、アドレス一致検出時に制御データを取り込
んで回路番号設定部13にて選択されたビットに基いて制
御出力を形成して出力リレー15を駆動するとともに、監
視回路16を介して入力される負荷監視入力に基いて返送
用監視データを形成して電流モードの返送信号VBにより
中央制御装置1に返送するようになっている。なお、制
御用端末器3に回路番号設定部13を設けずに、制御デー
タの各ビットによりそれぞれ負荷を制御するようにリレ
ー回路15を形成し、4回路の制御回路を形成しても良
い。
第2図(b)は、監視用端末器2を示すもので、回路
構成は上記制御用端末器3の回路構成と略同一であり、
監視回路16にてスイッチS1の状態を監視し、このスイッ
チ監視入力に基いて監視データを信号処理回路11にて形
成し、前述した割り込み処理によって中央制御装置1に
返送するようになっており、動作表示回路15′のオン表
示用、オフ表示用発光ダイオードLD1,LD2を中央制御装
置1から伝送された制御データ(負荷の動作状態を示
す)に基いて点滅させるようにしている。また、アドレ
ス設定部12のディップスイッチによる固有アドレスの設
定は、8ビットのアドレスデータの内の下位6ビットを
ユーザ側で適宜設定可能とし、上位2ビットをメーカ側
で設定する端末器種別(監視用、制御用)設定用として
おり、監視用、制御用端末器2,3の固有アドレスのユー
ザ設定部を同一値に設定するだけで両端末器2,3を容易
に対応させることができ、同一値に設定された監視用端
末器2から返送されたスイッチS1の監視データに基いて
制御用端末器3に接続されている負荷L1が制御できるよ
うになっている。なお、監視用端末器2にて複数のスイ
ッチS1,S2……のスイッチ状態を監視するようにした場
合には、回路番号設定部13は不要であり、監視回路16に
複数のスイッチS1,S2……のスイッチ状態を入力すれば
良い。また、パターン制御スイッチのスイッチ状態を監
視する監視端末器2も上述の個別制御スイッチの場合と
同様の構成である。
第3図は、データ入力部25を介して入力されたパター
ン制御データを中央制御装置1に返送するパターン設定
用端末器7のブロック回路図を示すもので、信号線4を
介して伝送される時分割多重伝送信号を送受信する伝送
信号送受信部20と、電気的に絶縁した状態で信号を伝達
するフォトカプラよりなる絶縁部21a,21bと、信号処理
を行う中央制御部22と、入力されたデータあるいは中央
制御装置1から送られた確認用パターン制御データを記
憶する不揮発メモリよりなるデータ記憶部23と、データ
の入出力を制御するI/O部24a〜24cとで形成されてお
り、I/O部24aを介してデータ入力部25のスイッチ部27に
て設定されたデータが取り込まれるとともに、設定され
たデータが表示制御部28に送られるようになっている。
また、データ記憶部23に記憶されているデータはI/O部2
4bを介して適宜出力できるようになっており、実施例で
は、プリンタよりなるデータ出力部26にてプリントアウ
トできるようにしている。さらにまた、パターン設定用
端末器7の伝送信号送受信部20以外の各回路には、商用
電源を降圧整流して安定化して形成される端末回路電源
(図示せず)から給電されており、遠隔監視制御システ
ムと独立してパターン制御データの設定動作が行えるよ
うにしている。
第4図は、パターン設定用端末器7の端末器ケースの
前面に形成された操作表示部の正面図を示すもので、複
数ブロックに分割されたパターン制御対象の制御用端末
器3をアップ、ダウンによって選択するチャンネル選択
スイッチSWa,SWa′、SWb,SWb′と、各制御用端末器3の
負荷回路を選択する個別選択スイッチSW1a〜SW1d……SW
16a〜SW16dと、データを設定するブロックを切換えるブ
ロック切換スイッチSW20と、設定されたデータをデータ
記憶部23に記憶させるデータセットスイッチSW19と、設
定されたパターン制御データを適宜プリントアウトさせ
るプリントアウトスイッチSW21と、記憶されたパターン
制御データを中央制御装置1に返送させるデータ返送ス
イッチSW22と、中央制御装置1からパターン設定用端末
器7へパターン制御データを転送させるデータ転送スイ
ッチSW23とで形成されている。図中、番号設定スイッチ
SWc,SWc′は、パターン番号あるいはグループ番号をア
ップ、ダウンによって入力する押釦スイッチであり、モ
ード切換スイッチSW24は、初期設定モード、確認,変更
モード、通常モード、プリントモードを切換えるスライ
ドスイッチである。また、クリアスイッチSW25は入力し
たデータ(液晶表示素子にて形成される表示部DPa、DPb
に表示されているチャンネルNo、パターン、グループN
o)や、接続ミス、操作ミスに対して表示されるエラー
メッセージをクリアする押釦スイッチ、スイッチSW26,S
W27,SW28はパターン制御データの種別を設定するトータ
ルパターンスイッチ、フロアパターンスイッチ、グルー
プスイッチである。まあ、オールオンスイッチSW30、オ
ールオフスイッチSW31、オールエリア外スイッチSW
32は、トータルパターン設定時における特定のデータ入
力をワンタッチで行えるようにするための押釦スイッチ
であり、全負荷回路に対する同一データの設定を容易に
行えるようになっている。また、表示部DP1〜DP16
は、パターン制御対象となる制御用端末器3(実施例で
は64個)を4ブロックに分割した場合における各制御用
端末器3のチャンネルNo(実施例では、0〜15ch,16〜3
1ch,32〜47ch,48〜63ch)が、ブロック切換に応じて切
換表示されるようになっている。
以下、パターン設定用端末器7の動作について説明す
る。いま、データ入力部25からパターン制御データを設
定する場合には、モード切換スイッチSW24を初期設定モ
ードに設定して、スイッチSW26〜SW28にてパターン制御
の種別を入力する。次に、番号設定スイッチSWc,SWc′
によってパターンスイッチに対応するパターン番号を設
定するとともに、ブロック切換スイッチSW20によってデ
ータ設定するブロックを選択し、チャンネル選択スイッ
チSWa,SWa′、SWb,SWb′によって制御用端末器3のチャ
ンネル番号(端末器番号)を設定するとともに、個別選
択スイッチSW1a〜SW1d…SW16a〜SW16dによってオンさせ
る負荷回路番号を設定し、セットスイッチSW19を押すこ
とによってパターン制御データをデータ記憶部23に記憶
させる。このとき各負荷回路のオン、オフ状態は、個別
選択スイッチSW1a〜SW1d……SW16a〜SW16dの下方にそれ
ぞれ配置されている発光ダイオードLEDの点滅によって
表示されるようになっている。上述の設定動作を繰り返
して行うことによってパターン制御データが入力され
る。ところで、上述のようにしてオンすべき負荷回路を
選択する場合において、ブロック切換スイッチSW20によ
って選択されたブロックの制御用端末器3の番号が表示
部DP1〜DP16に表示される。すなわち、ブロック切換ス
イッチSW20を操作して第1のブロックが選択されている
場合には、端末器番号0〜15に対応する制御端末器3の
負荷回路(各制御端末器毎に4回路)がスイッチSW1a〜
SW1d……SW16a〜SW16dによって選択可能なことを表示
(例えば、発光ダイオードによるバック照明)するよう
になっている。次に、ブロック選択スイッチSW20を再び
押して第2ブロックに切換えると、端末器番号16〜31に
対応する制御用端末器3の負荷回路が選択されたことを
表示するとともに、スイッチSW1a〜SW1d……SW16a〜SW
16dによって選択可能なことを表示するようになってい
る。なお、ブロック切換スイッチSW20を押して第3、第
4ブロックのデータ設定に切り換えた場合についても同
様である。
以上のようにして設定されたパターン制御データは、
パターン設定用端末器7内に設けられている不揮発メモ
リよりなるデータ記憶部23に一旦記憶され、データ転送
スイッチSW22を押すことによって伝送信号送受信部20、
信号線4を介して中央制御装置1に返送されてパターン
制御データ記憶用のメモリに記憶される。一方、設定さ
れているパターン制御データを確認したり変更する場合
には、まず、データ転送スイッチSW23を押すことによっ
て、中央制御装置1内のメモリに記憶されているパター
ン制御データを伝送させる伝送要求信号をパターン設定
用端末器7から送出し、中央制御装置1から伝送された
データを伝送信号送受信部20にて受信し、伝送されたパ
ターン制御データをデータ記憶部23に記憶させる。次
に、プリントアウトスイッチSW21を押してこのデータ記
憶部23に記憶されたデータをプリンタにて打ち出すこと
によりパターン制御データの確認を容易に行うことがで
きる。また、初期設定の場合と同様のスイッチ操作によ
ってパターン制御データを変更することもでき、変更さ
れたパターン制御データをデータ転送スイッチSW22を押
すことによって中央制御装置1に返送すれば、中央制御
装置1内のメモリに記憶されているパターン制御データ
が書き替えられ、以後、変更されたパターン制御データ
に基いて負荷が一括パターン制御される。
第5図乃至第8図は、上述のパターン設定端末器7の
構成を示すものであり、端末器ケース30の背面には、信
号線4が接続される接続端子31aと、プリンタのような
他の機器が接続されるコネクタよりなる接続端子31b
と、電源が接続される接続端子31cが設けられており、
一方、端末器ケース30の前面には、操作表示部のうち機
能設定部25aであるところの左側のスイッチ部分を覆う
蓋32が開閉自在に取着されている。したがって、本発明
に係るパターン設定端末器7を壁面や操作盤(操作パネ
ル)に露出して配設した場合にあっても、配線の短絡故
障や感電の恐れがなく、しかも誤操作によるトラブルが
起きないようになっている。蓋32の具体的な取付構造に
ついては後述する。
第9図は、操作盤面への配設例を示すもので、端末器
ケース30の取付片30aは、盤面に穿設された開口33に取
付金具34を介して取着されるようになっており、この取
付部分には金属製のカバープレート35が固定ねじ35aに
よって覆着されるようになっている。なお、固定ねじ35
aは、取付金具34に設けられたねじ固定部34aのねじ孔に
螺合されている。
一方、第10図に示すように、中空壁の開口33の補強材
33aに取付金具34を用いずに直接端末器ケース30を取着
するようにした場合には、カバープレート35′として合
成樹脂製のものが使用され、はめ込みによってカバープ
レート35′が端末器ケース30に覆着されるようになって
いる。この場合、合成樹脂製のカバープレート35′を通
して取付片30aの形状が僅かに見えることになるので、
金属製のカバープレート35を取り付ける場合に必要な固
定ねじ35a挿通用の切欠37′を取付片30aに予め設けてお
くことには問題がある。ここに、いずれの取着方式にも
容易に対応できるようにするため、第12図および第13図
に示すように、取付片30aにノックアウト部37が形成さ
れている。すなわち、金属製のカバープレート35を装着
する場合には、ノックアウト部37を打ち抜いて第11図の
ように固定ねじ挿通用の切欠37′を形成し、一方、合成
樹脂製のカバープレート35′を装着する場合には、第12
図のように、ノックアウト部37をそのままにしておけば
良いようになっており、2種の取着方式で端末器ケース
30を配設する場合においても同一の端末器ケース30を用
いることができ、別々の端末器ケース30を形成する場合
に比べてコストが安くなるとともに、部品管理がやり易
くなるようにしている。ところで、上述した蓋32は、第
24図乃至第29図に示すように、端末器ケース30の操作表
示部が形成される前面カバー30′に設けた一対の軸受片
65に対して軸着されている。すなわち、両軸受片65の間
の略全長に亙って配置される枢着片68を蓋32に一体に設
け、枢着片68の両側面より突出する枢着軸67を軸受片65
の対向面に形成した非貫通の軸穴66に挿入しているので
ある。枢着軸67は一対設けられており、両枢着軸67は、
蓋32の枢着片68に貫通するように設けた軸挿入穴69と、
軸受片65に設けた軸穴66とを一致させた状態で一方に圧
入することにより挿着されている。また、前面カバー3
0′に設けた穴70には、スプリング71およびストッパ72
が収納され、このストッパ72の先端部が蓋32に設けた枢
着片68の周面に弾接することにより、蓋32を開いた状態
で保持できるようにしてある。つまり、第29図に示すよ
うに、枢着片68の周面は枢着軸67の中心線からの距離が
部位によって変化する曲面状に形成され、ストッパ72が
当接している部位までの上記距離は、蓋32が閉じている
位置と蓋32が開いている位置との間の部位で最大になる
ように設定されている。つまり、スプリング71は蓋32の
開閉の中間の位置でもっとも圧縮されて不安定位置とな
り、蓋32が開いた位置と閉じた位置とが安定位置になる
のである。なお、スプリング71およびストッパ72を穴70
にセットした後に、蓋32を枢着軸67にて枢着することは
言うまでもない。
上述の構成から明らかなように、蓋32を枢着する枢着
軸67は外部から見えないから、見栄えがよいとともに、
子供のいたずらなどによって枢着軸67が外されることが
ないものである。
(実施例2) 第15図乃至第18図はさらに他の実施例を示すもので、
操作表示部の表示を機能設定部25aのスイッチ操作に基
いて変更自在にする表示可変手段50を設けたものであ
る。実施例にあっては、表示可変手段50は、第16図に示
すように、ステッピングモータ51によって回動駆動され
る角筒状の表示ドラム52にて形成されており、表示ドラ
ム52の各表示面52aには、第17図に示すように、負荷名
が記入(現場の状況に応じてユーザーが記入)されたネ
ーム用紙52bが装着され保護用のプラスチックカバー52c
が覆着されている。また、ステッピングモータ51の制御
部は、第18図に示すように、スイッチ入力部53と、演算
処理部54と、モータドライブ部55とで形成されている。
いま、ステッピングモータ51は、スイッチSW20を押す
毎に90゜づつステップ回動し、表示ドラム52の異なった
表示面52aが順次操作表示部に現れるようになってい
る。したがって、操作者は表示面52aの負荷名によって
スイッチSW1a〜SW1d………SW16a〜SW16dと負荷との関係
を明確に把握することができ、端末器アドレスと負荷の
対応関係表を見ることなく、負荷の個別制御、パターン
制御データの設定を容易に行うことができるようになっ
ている。
(実施例3) 第19図乃至第23図はさらに他の実施例を示すもので、
端末器ケース30の側面から見た形状を略直角3角形と
し、端末器ケース30背面を下にして机上にパターン設定
端末器7を載置したとき、上面となる端末器ケース30前
面を手前下がりに傾斜せしめたものであり、パターン設
定端末器7を机上において使用する場合に操作し易いよ
うにしている。なお、机上に載置した場合の背面には、
電源が接続される接続端子56が設けられるとともに、接
続端子31bに接続されるプリンタケーブルを引き出す蓋
付き引き出し部57が設けられている。また、机上に載置
した場合の下面にはゴム足58が設けられるとともに、信
号線4が埋設される溝59が設けられている。さらにま
た、接続端子31a,31cには保護カバーが覆着されてい
る。
一方、このパターン設定端末器7を壁面に取着する場
合には、第23図に示すように、中央片に配線挿通用の開
口63を有し側面板61aが直角三角形状のコ字型取付金具6
1を用いることにより、前面が壁面に平行となるように
容易に取着できるようになっている。すなわち、壁面に
埋設されたスイッチボックス60にねじ固定される取付金
具61の側面板61aは、端末器ケース30と同様の直角三角
形になっており、この側面板61aの端縁に設けられた引
掛爪62を端末器ケース30の引掛孔64に引掛けてパターン
設定端末器7を前面を壁面に平行にして着脱自在に取着
するようになっている。
いま、本実施例にあっては、端末器ケース30の側面か
ら見た形状を直角三角形にして、机上にパターン設定端
末器7を載置したとき、上面となる端末器ケース30前面
を手前下がりに傾斜させているので、机上に載置してデ
ータ入力を行う場合の操作性を向上させることができ、
しかも、取着金具61を用いて壁面に取着できるようにし
ているので、パターン設定端末器7が邪魔になることが
ない。つまり、操作状況に応じて机上載置型あるいは壁
掛け型に任意に変更することができ、使い勝手の良いパ
ターン設定端末器7を実現できることになる。
[発明の効果] 本発明は上述のように、固有アドレスを有し一対の信
号線にて中央制御装置と接続され且つ中央制御装置から
アクセスされて監視データおよび制御データが時分割多
重伝送される回路装置を端末器ケースに納装し、端末器
ケースの背面に信号線、他の機器への配線が接続される
接続端子を設けるとともに、端末器ケースの前面に機能
設定部を含む操作表示部を設け、端末器ケースの前面に
一対の軸受片を突設し、両軸受片の間に略全長に亙って
配置される枢着片を一体に備えた蓋を設け、軸受片に設
けた軸穴に挿入される枢着軸を用いて枢着片を軸受片に
軸着することにより蓋を機能設定部に開閉自在に覆着し
たものであり、蓋を用いて機能設定部を開閉自在に覆う
から、蓋を閉じておけば誤操作によるトラブルが生じ難
いという効果がある。さらに、一対の軸受片の間の略全
長に亙って配置される枢着片を蓋に一体に設け、軸受片
に設けた軸穴に挿入される枢着軸を用いて枢着片を軸受
片に軸着するので、枢着軸が外部に露出せず、見栄えが
よいとともに、枢着軸が不用意に外されることがないと
いう利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本発明に係る遠隔監視制御システムの概
略構成図、第1図(b)は同上の動作説明図、第2図
(a)(b)は同上の要部ブロック回路図、第3図は本
発明一実施例のブロック回路図、第4図は同上の要部正
面図、第5図(a)は同上の要部正面図、第5図(b)
は同上の正面図、第6図(a)は同上の側面図、第6図
(b)は同上の下面図、第6図(c)は同上の背面図、
第7図および第8図は同上の要部斜視図、第9図は同上
の配設例を示す説明図、第10図は他の配設例を示す説明
図、第11図および第12図は同上の一部切欠斜視図、第13
図は同上の要部正面図、第14図(a)は第13図のA−A
線断面図、第14図(b)は第13図のB−B線断面図、第
15図は他の実施例の斜視図、第16図は同上の要部斜視
図、第17図は同上の分解斜視図、第18図は同上のブロッ
ク回路図、第19図はさらに他の実施例の概略構成図、第
20図および第21図は同上の外観斜視図、第22図は同上の
取付金具の斜視図、第23図は同上の配設例を示す説明
図、第24図は本発明に用いる端末器ケースと蓋との関係
を示す斜視図、第25図(a)(b)(c)は同上の要部
正面図、側面図および背面図、第26図(a)(b)
(c)は同上の要部正面図、側面図および背面図、第27
図は第26図(a)のC−C線断面図、第28図は同上の分
解斜視図、第29図は同上の要部断面図である。 1は中央制御装置、2,3は端末器、4は信号線、30は端
末器ケース、31a〜31cは接続端子、32は扉、37はノック
アウト部、50は表示可変手段、65は取付片、66は軸穴、
67は枢着軸である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中埜 進 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電 工株式会社内 (56)参考文献 実開 昭58−118849(JP,U)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固有アドレスを有し一対の信号線にて中央
    制御装置と接続され且つ中央制御装置からアクセスされ
    て監視データおよび制御データが時分割多重伝送される
    回路装置を端末器ケースに納装し、端末器ケースの背面
    に信号線、他の機器への配線が接続される接続端子を設
    けるとともに、端末器ケースの前面に機能設定部を含む
    操作表示部を設け、端末器ケースの前面に一対の軸受片
    を突設し、両軸受片の間に略全長に亙って配置される枢
    着片を一体に備えた蓋を設け、軸受片に設けた軸穴に挿
    入される枢着軸を用いて枢着片を軸受片に軸着すること
    により蓋を機能設定部に開閉自在に覆着したことを特徴
    とする遠隔監視制御システムの端末器。
  2. 【請求項2】操作表示部の表示を機能設定部のスイッチ
    操作に基づいて変更自在にする表示可変手段を設けたこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の遠隔監視制
    御システムの端末器。
  3. 【請求項3】端末器ケースの側面から見た形状を略直角
    3角形とし、端末器ケース背面を下にして机上に端末器
    ケースを載置したとき、上面となる端末器ケース前面を
    前下がりに傾斜せしめたことを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の遠隔監視制御システムの端末器。
  4. 【請求項4】端末器ケースの取付片にノックアウト部を
    設け、ノックアウト部を打ち抜くか否かによって2種の
    取着方式に対応できるようにしたことを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の遠隔監視制御システムの端末
    器。
  5. 【請求項5】端末器ケースに枢着片の周面に弾接するス
    トッパを設け、枢着軸の中心線から枢着片の周面におけ
    るストッパとの当接位置までの距離は、蓋により機能設
    定部を覆う位置と機能設定部を開放する位置との間の部
    位で最大になることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の遠隔監視制御システムの端末器。
JP62321780A 1987-12-19 1987-12-19 遠隔監視制御システムの端末器 Expired - Fee Related JP2559778B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62321780A JP2559778B2 (ja) 1987-12-19 1987-12-19 遠隔監視制御システムの端末器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62321780A JP2559778B2 (ja) 1987-12-19 1987-12-19 遠隔監視制御システムの端末器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01164196A JPH01164196A (ja) 1989-06-28
JP2559778B2 true JP2559778B2 (ja) 1996-12-04

Family

ID=18136342

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62321780A Expired - Fee Related JP2559778B2 (ja) 1987-12-19 1987-12-19 遠隔監視制御システムの端末器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2559778B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0591575A (ja) * 1991-09-30 1993-04-09 Sankyo Seiki Mfg Co Ltd 操作ボツクス

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58118849U (ja) * 1982-02-05 1983-08-13 松下電工株式会社 遠隔制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01164196A (ja) 1989-06-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI301566B (en) Operation switch wiring mechanism
JP2559778B2 (ja) 遠隔監視制御システムの端末器
JP2765961B2 (ja) 遠隔監視制御用端末器
JPH0530579A (ja) 遠隔監視制御システムの操作端末器
JP2504504Y2 (ja) 遠隔制御用端末器のユニットボックス
JP2675595B2 (ja) パターン制御スイッチの監視用端末器
JP3210697B2 (ja) 遠隔制御システム用のワイヤレス受信器
JP2505017B2 (ja) 遠隔監視制御システムのインタ―フェ―ス端末器
JP3477220B2 (ja) 電動シャッタシステムの操作装置
JPH0697797B2 (ja) 遠隔監視制御用端末器
JP3488484B2 (ja) 電動シャッタシステム
JP3517253B2 (ja) 遠隔監視制御システムのスイッチ装置
JP2528182Y2 (ja) 遠隔制御用端末器
JP3596287B2 (ja) ファンコイルシステム
JP2504991B2 (ja) 遠隔制御用端末器
JP2765960B2 (ja) 遠隔監視制御用端末器
JPH0617412Y2 (ja) 遠隔制御システム用操作スイッチ装置
JP3170275B2 (ja) 遠隔監視制御システム
JP3449029B2 (ja) 電動式開閉装置の操作装置
JP2549402B2 (ja) 遠隔監視制御システム用端末器
JPH053591A (ja) 遠隔監視制御システム
JPH03128594A (ja) 遠隔制御用端末器
JP2846683B2 (ja) スイッチ機器
JP2742448B2 (ja) 遠隔制御用端末器
JPH0834633B2 (ja) 遠隔監視制御装置の制御用端末器

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees