JPH0591575A - 操作ボツクス - Google Patents

操作ボツクス

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Publication number
JPH0591575A
JPH0591575A JP27648491A JP27648491A JPH0591575A JP H0591575 A JPH0591575 A JP H0591575A JP 27648491 A JP27648491 A JP 27648491A JP 27648491 A JP27648491 A JP 27648491A JP H0591575 A JPH0591575 A JP H0591575A
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JP
Japan
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box
address
key
target
operation box
Prior art date
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Application number
JP27648491A
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English (en)
Inventor
Kazuo Endo
和雄 遠藤
Yoji Oguchi
陽二 小口
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Nidec Instruments Corp
Original Assignee
Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd filed Critical Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 1つの操作ボックスを複数の工作機械等に共
通して使用したり、複数の操作ボックスを1つの工作機
械に使用して操作対象項目数の増設を可能とする。 【構成】 操作スイッチを操作対象選択キー2,2,
…,2と、選択部品の動作を制御する共通の動作キー
3,4とから構成し、操作対象の選択・確認後操作・動
作させる。また接続ケーブル側にアドレス設定機能を持
たせ、同じ操作ボックス1を使用していても、操作ボッ
クス1を接続する箇所のケーブル側のアドレスに依存し
て操作項目(操作対象)が変わるようにする。更に、操
作ボックス1と該操作ボックス1を接続するケーブル側
の双方にアドレス設定機能を与え、いずれか一方のアド
レスデータと操作対象選択キー2,2,…,2のセレク
トコードとを組合せて制御対象を特定するデータを作成
してから制御コントローラに伝送し、アドレスの切替え
で同じ機械の並列制御時に操作ボックスを共用化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、操作ボックスに関す
る。更に詳述すると、本発明は、工作機械等の立ち上げ
時と調整時等にシリンダやモータ等の機械構成要素・部
品を個別に調整する場合等に主に用いられる手動操作用
の操作ボックスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の操作ボックスとしては、図9に示
すようなトグルスイッチ202を用いたものが一般的で
ある。この操作ボックス201は一つの機械構成要素・
操作対象部品に一つのトグルスイッチ202を割当てト
グルスイッチ202,202,…,202の切替えによ
って特定の部品に所望の動きを与えるように設けられて
いる。トグルスイッチは中立位置を含む3位置を有し、
対応するパーツの2種類の動き例えば前進・後退、オン
・オフ、上昇・下降、開・閉などを制御できる。例え
ば、図9において搬入ストッパを例に挙げると、トグル
スイッチ202の中立位置では搬入ストッパは作動しな
いが、スイッチを上げると搬入ストッパが上昇し、スイ
ッチを下げると搬入ストッパを下降させることができ
る。
【0003】このような操作ボックスは、機械によって
操作の項目(操作対象部品)数が多くなる場合がありか
つ機械毎にその動きも異なるため、従来は工作機械毎に
個別に設計され各工作機械毎に装備されている。一方、
この操作ボックスは工作機械において手動操作が要求さ
れるとき、即ち機械の立ち上がり時と各パーツ毎の調整
時にしか使用されないにもかかわらず、機械調整等の重
要な役割を果たす上で必要とされるため機械毎に設置せ
ざるを得ず設備コストアップの原因となっている。そこ
で、操作ボックスの共用化と小型化が望まれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の操作ボックスでは操作対象物毎に1つのトグルスイ
ッチ202を対応させて設けているため、誤動作を招く
ことがなく、かつ操作性を下げずに小型化することは難
しい。しかも、各スイッチ毎に操作対象の特定と制御動
作の決定とを定めるための配線等を必要とするため、制
御コントローラとのインターフェース点数及び配線ケー
ブル本数が多くなるという欠点がある。
【0005】本発明は、制御コントローラへ接続するた
めのインターフェースや配線ケーブルを低減させること
ができる操作ボックスを提供することを第1の目的とす
る。また、本発明は、1つの操作ボックスを複数の工作
機械等に共通して使用することができ、あるいは複数の
操作ボックスを1つの工作機械に使用して操作対象項目
数の増設が可能な構造の操作ボックスを提供することを
第2の目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明の操作ボックスは、各種機械類の構成部品の
動作位置等を個別に調整するときに使用される操作ボッ
クスにおいて、操作対象部品を選択する操作対象選択キ
ーと、選択された部品の動作を制御する動作キーとから
構成されている。
【0007】また、本発明において、操作ボックスは、
制御対象たる機械の構成部品の中から操作対象部品を選
択して動作制御する動作信号を送出する1ないし複数の
操作ボックスと、前記制御対象機械の構成部品を制御動
作させるコントローラとを接続ケーブルを用いて接続可
能とし、前記構成部品に割当てられたアドレスに対応す
るアドレスを前記接続ケーブル側に設定する機能を設
け、前記操作ボックスを前記ケーブルに接続する箇所に
よって操作対象範囲を変更可能にしている。
【0008】また、本発明において、操作ボックスは、
操作対象部品を選択するセレクトコードを送出する操作
対象選択キーと、選択された部品の動作を制御する動作
信号を送出する動作キー及び当該操作ボックスのアドレ
スを設定する機能とを有し、接続ケーブル側に接続した
際に操作ボックスあるいは接続ケーブル側のいずれかの
アドレスコードと前記操作対象選択キーのセレクトコー
ドとを組合せて操作対象部品を特定するスイッチアドレ
ス信号を送出するようにしている。
【0009】
【作用】したがって、操作対象を選択するキーとその配
線等は個別に必要となるが、選択された操作対象物を動
作させるための動作信号を出力する動作キーは2種類で
共用化できる。即ち、機械本体側の制御コントローラに
おいて操作対象に割当てられるアドレスと対応するアド
レスを各操作対象選択キーに割当てかつ、それらの動き
をオン・オフ、回転・停止、前進・後退などの2つの動
作キーに割当てるようにすれば、異なる機械の間で共用
できる。また、接続ケーブル側にアドレスを有する場
合、複数の操作ボックスを接続しても、各接続箇所にお
けるアドレスによって操作対象範囲が特定できるため、
操作対象項目数を増設できる。
【0010】更に、操作ボックスと接続ケーブル側のア
ドレスを切替えて使用できる場合には、操作ボックス内
アドレスを使用することによって、操作項目(操作対
象)が手段操作ボックス固有のものに依存するため接続
箇所(ジャンクションボックス)を変更しても操作項目
は変わらない。即ち、同じ構成の機械の場合にのみ共用
化が可能である。また、接続ケーブル側のアドレスを使
用する場合には、接続する箇所を変えることによってア
ドレスが変わるため操作項目(操作対象)も変更してし
まう。即ち、1つの操作ボックスを使用していても、ケ
ーブルへの接続箇所を変えるだけで異なる操作項目を操
作できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の構成を図面に示す実施例に基
づいて詳細に説明する。
【0012】図1に本発明に係る操作ボックスの一実施
例を示す。この操作ボックス1は、操作対象物を選択す
るための操作対象選択キー2,2,…,2と、選択され
た操作対象物にどのような動きをさせるのかを選択する
動作キー3,4と、動作キーのロックを解除するための
動作キーロック解除スイッチ5と、非常停止スイッチ6
とを1つのボックス7内に配置して成る。
【0013】操作対象選択キー2,2,…,2は、例え
ば操作対象を表示した16のキーから成り、最後に選択
された1つのキーのみをホールドするように設けられて
いる。本実施例の場合、各操作対象選択キー2,2,
…,2にはセレクトコードが割付けられている。セレク
トコードとしては、4ビットのコードが使用されている
ため総計16の制御対象物が選択可能に設けられてい
る。更に、操作ボックス1の2ビットのアドレスコード
によって、16個の選択キー2を有する操作ボックス1
を最大4個まで接続可能とされている。本実施例の場
合、この操作対象選択キー2,2,…,2は、全操作対
象選択キー2,2,…,2の内の1キーのみがセレクト
状態にできるように設けられている。複数台の操作ボッ
クスが図6に示すように接続される場合にも、全ての操
作ボックス1,1,…,1の操作対象選択キー2,2,
…,2の中から1キーのみが選択可能に設けられてい
る。また、この操作対象選択キー2が選択されている操
作ボックス1の動作キー3,4及び動作キーロック解除
スイッチ5のみが有効となるように設けられている。
【0014】また、動作キー3,4は、本実施例の場
合、選択された操作項目(対象)に対し2種類の動作を
選択し得るように設けられている。例えば、本実施例の
場合には前進動作キー3と後退動作キー4と表示されて
いるが、各キー3,4の表示動作は特に前進あるいは後
退に限定されず、例えばオン・オフや上昇・下降などと
いった表現でも良い。本実施例においては動作キー3,
4は操作系の統一のため、その表示を“前進”と“後
退”とで表示している。しかし、操作対象によっては
“前進”と“後退”の表示では内容が合わないこともあ
るが、手動操作の制御シーケンスを操作オペレーション
の統一性のあるものにすることによってオペレーション
の繁雑さを最小限に抑えることができる。例えば、前進
キー3は操作対象を動作方向(仕事をする)へ動かすと
いった意味で割付ける。また、後退キー4は操作対象を
定位置(待機状態)へ動かすといった意味で割付ける。
例えば、前進キー3には、起動(例えばパーツフィーダ
の場合)、動作端側(シリンダ)、吸着オン(バキュー
ム)、閉(チャック)、1インデックス後停止(インデ
ックス装置)、1サイクル動作後停止(エスケープユニ
ット)、回転(モータ)などといった表現で割付ける。
また、後退キー4には、を停止(例えばパーツフィーダ
の場合)、定位置側(シリンダ)、吸着オフ(バキュー
ム)、開(チャック)、無効(インデックス装置)、無
効(エスケープユニット)、停止(モータ)などといっ
た表現で割付ける。
【0015】動作キーロック解除スイッチ5は、動作キ
ー3,4をロックしている状態を解除するためのもの
で、操作対象選択キー2,2,…,2を選択した後に押
されたときにのみ作動する。この動作キーロック解除ス
イッチ5がオン状態とされたとき、動作キー3,4のロ
ック状態を解放して動作キー3,4のオン状態となるこ
とを可能とする。このスイッチ5はオン状態になると、
内蔵する発光手段例えばLED31が発光しオン状態を
表示する。また、操作対象選択キー2,2,…,2及び
動作キー3,4のいずれも発光手段(図示省略)を内蔵
しそれが点灯ないし点滅することによってオン状態ある
いはオフ状態を示す。動作キー3,4は、本実施例の場
合、発光手段の点灯によって例えば前進キー3の場合に
は前進端に操作対象が有することを表し、点滅中には前
進中を表すように設けられている。更に、これら各種キ
ー2,2,…,2,3,4,5は押したときにブザー音
が鳴るように圧電ブザー回路28を設けており、操作の
確認を容易にしている。
【0016】また、図1には示していないが、操作ボッ
クス1内にはボックスアドレスデータを格納するアドレ
ス部が設けられている。このアドレス部としては例えば
ディップスイッチ8が使用されている。アドレス部とし
ては特にディップスイッチに限定されるものではなく、
サムロータリスイッチ等の他のスイッチ類を採用しても
良いし、メモリに記憶させてこれをプログラムソフトで
読み出すようにしても良い。
【0017】以上のように構成される操作ボックス1
は、機械の構成部品の動きを制御するコントローラ11
と接続ケーブル9を介して接続される。例えば図5〜図
8に示すように、操作ボックス1は接続ケーブル9に設
けられたジャンクションボックス10にさし込まれて制
御コントローラ・シーケンサボックス11内のシーケン
サI/Fボックス16を介してシーケンサ17に接続さ
れ、制御対象たる工作機械(ロボット)12や検査機1
3,14,15等を操作し得るように設けられている。
操作ボックス1を接続する各接続ケーブル9側には、制
御コントローラボックス11内のシーケンサ17におい
て制御対象物即ち操作対象に割当てられたアドレスに対
応するアドレスを設定する機能が設けられている。例え
ば、接続ケーブル9と操作ボックス1とを接続するジャ
ンクションボックス10にディップスイッチ(図示省
略)を設け、各ジャンクションボックス10,10,
…,10にアドレスデータを与えるようにしている。こ
の場合、ジャンクションボックス10に接続した操作ボ
ックス1内のアドレスデータかジャンクションボックス
10のアドレスデータのいずれかを操作ボックス1のボ
ックスアドレスとして使用することができる。ジャンク
ションボックス10と操作ボックス1の双方にアドレス
を設定する機能を与えている場合、いずれのアドレスを
使用するかによって操作ボックス1の操作対象項目(対
象物)が変わる。例えば、操作ボックス1内のアドレス
を使えば、どのジャンクションボックス10,10,
…,10に挿し込んでも操作項目(対象)は変わらない
が、ジャンクションボックス10,10,…,10のア
ドレスを使う場合には操作ボックス1内のアドレス設定
スイッチが無効となりジャンクションボックス10内の
アドレス設定スイッチが有効となり、挿し込むジャンク
ションボックス10,10,…,10を変える毎に操作
項目(対象)が変わる。このため、操作ボックス1を複
数のジャンクションボックス10,10で共有したり、
または複数のシステムで共有する場合、操作ボックスを
接続したジャンクションボックスによって操作項目(操
作対象)が変わる。勿論、図示していないが、1台の制
御コントローラ・シーケンサ17に対し1台の操作ボッ
クス1を常設するように接続する場合には、ジャンクシ
ョンボックス10を含む接続ケーブル9側にアドレス機
能を持たせる必要はない。この場合には、操作ボックス
1内のアドレスがボックスアドレスとして常時有効とさ
れる。例えば、図5に示すように1つの操作ボックス1
を任意のジャンクションボックス10,10,…,10
に連結して操作ボックス1のアドレスを用いて同じ構成
の機械、例えば検査機13,14,15を同じ操作ボッ
クス1で操作したり、ジャンクションボックス10のア
ドレスを利用して異なる構成の機械を操作しても良い。
また、図6に示すように複数のジャンクションボックス
10,10,10を設けそれぞれに操作ボックス1,
1,1を最大4個接続して常設し、多数の操作項目(最
大64)を手動操作し得るようにしたり、更に図7に示
すように一部のジャンクションボックス10,10に接
続された操作ボックス1,1は常設とし、一部のジャン
クションボックス10には操作ボックス1を取外し可能
に接続して、常設の操作ボックスの操作項目の増加や異
なる機械の操作を可能とすることもある。また、図8に
示すように1つの操作ボックス1を任意のジャンクショ
ンボックス10に接続して各ジャンクションボックス1
0のアドレスを利用して異なる操作対象項目を1つの操
作ボックス1で操作し得るようにしても良い。尚、ジャ
ンクションボックスとしては、常設用と取外し用とが使
用可能である。常設用ジャンクションボックスは操作ボ
ックス1を取付け・取外しする際にシステムを非常停止
させなければならない。この常設用ジャンクションボッ
クスにおいて操作ボックス1を取外す際には非常停止回
路短絡用ダミーコネクタを取付けることが必要である。
取外し用ジャンクションボックスの場合にはこのような
必要はない。
【0018】ジャンクションボックス10に設定される
アドレスデータは例えばディップスイッチ8を使用して
設定し、そのアドレス設定スイッチの値が出力される。
また、このアドレス設定機能はケーブル9にも直接設定
することが可能であり、必ずしもジャンクションボック
ス10を介在させなくても良い。このジャンクションボ
ックス10のアドレススイッチあるいは操作ボックス1
のアドレススイッチ8の値のいずれかを用いることによ
って操作すべき対象物の範囲を選択することが可能とな
る。例えば、操作対象項目が1つの操作ボックス1では
賄い切れない場合には、ジャンクションボックス10に
それぞれ異なるアドレスを設定し、このアドレスを利用
して操作ボックスの操作対象選択キー2が指定する操作
対象を切替えるようにすることができる。また、各ジャ
ンクションボックス10に操作ボックス1をそれぞれ接
続し各ジャンクションボックス10のアドレスと各操作
ボックス1のキーアドレスとを組合せることによって
(操作ボックス数)×(操作対象選択キー数)の操作対
象を制御するようにできる。
【0019】したがって、構成が同一の機械を操作する
場合、1つの操作ボックスによって複数の装置を操作す
ることができる。また、操作対象項目が多い機械の場
合、制御コントローラ・シーケンサ17によって支配さ
れるジャンクションボックス10を複数、本実施例の場
合4個設け、それに操作ボックス1,1,1を増設する
ことによって制御対象項目数を任意に増加させることが
できる。尚、本実施例の場合、制御コードとしてボック
スアドレスに2ビット、セレクトコードに4ビットを用
いた6ビットの信号としているが、特にこれに限定され
るものではなくそのビット数は任意に増減できるもので
ある。また、データ伝送にはRS232C、422等の
シリアル伝送が使用されているが特にこれに限定される
ものではなくパラレル伝送等を用いても良い。
【0020】図2に操作ボックスの構成をブロック図で
示す。前述の操作ボックス1は、例えば図2に示すよう
なキーボード20とCPUボード21と動作キーロック
解除キー5及びこれらを接続するコネクタ等から成る。
キーボード20には操作項目選択スイッチ2,2,…,
2と発光素子22,22,…,22及び前進キー3と後
退キー4とが設けられている。このキーボード20とC
PUボード21とはコネクタを介し接続され、スイッチ
インターフェース23を介してCPU24に電気的に接
続されている。CPUボード21には各キー操作を制御
する中央演算処理部(CPU)24の他、プログラムソ
フトを書込んだシステムROM25と、アドレスデータ
等を一時的に記録するワークRAM26、I/Oインタ
ーフェース27、キー操作毎に発音する圧電ブザー回路
28、伝送インターフェース29、DC−DCコンバー
タ30等が搭載されている。スイッチインターフェース
23には動作キーロック解除スイッチ5とその発光手段
31とが接続されている。更に、CPUボード21には
非常停止スイッチ6がコネクタを介して接続されてい
る。これによって、操作ボックス1はボックスアドレス
と操作対象選択キー2のセレクトコードとから操作対象
物を特定するスイッチアドレスデータ・制御コードを作
成して制御コントローラ・シーケンサボックス11に伝
送する。ディップスイッチ8に設定された操作ボックス
1内のボックスアドレスが使用されない場合には、ジャ
ンクションボックス10のアドレスデータを読込みボッ
クスアドレスとして使用する。
【0021】以上のように構成された操作ボックスは例
えばCPUによる制御によって作動させられる。図3及
び図4に示すフローチャートを基に説明する。図3はボ
ックスアドレスの切替えに関するフローチャートであ
る。該フローチャートにおいて、まず操作ボックス1内
のディップスイッチ8を切替えることによって操作ボッ
クス1内のボックスアドレスの有効・無効を切替える
(ステップ101)。次に、切替えスイッチがオンか否
かを判断し(ステップ102)、オン(YES)の場合
には接続されたジャンクションボックス10のアドレス
スイッチからアドレスデータを読込み(ステップ10
3)、オフ(NO)の場合には操作ボックス1内のアド
レスデータを読込む(ステップ104)。そして、ボッ
クス内データあるいは接続されたジャンクションボック
ス10のアドレスデータのいずれかを操作ボックスの自
己アドレスとして記憶する(ステップ105)。斯様に
してこの操作ボックスが制御しようとする操作対象物の
範囲が決定される。尚、本実施例においてジャンクショ
ンボックス10及び操作ボックス1のアドレススイッチ
(例えばディップスイッチ)のデータ容量は2ビットと
されているので、アドレス0〜3までの4つの操作対象
領域、即ち操作ボックス4個分の操作対象物を有する。
【0022】次いで、この状態から図4に示す操作ボッ
クスの操作についてのフローチャートのスタートへ移行
する(ステップ106)。そして、何ずれかの選択キー
がオン状態か否かを判断する(ステップ107)。この
ステップ107は操作対象選択キー2によって何らかの
操作対象物が選択されているか否かを判断するルーチン
であり、選択されていない場合(NO)には再びステッ
プ107の前にジャンプするループを構成し、選択され
ている場合(YES)には選択アドレススイッチの読込
みを実施して(ステップ108)、現在の選択項目・操
作対象を表示する(ステップ109)。現在選択されて
いる選択項目の表示は選択キー2に内蔵されている発光
手段・LED22の点灯によって行う。因みに、本実施
例では選択キー2に4ビットのアドレスが割当てられた
操作ボックス1を最大4台接続できるので、アドレス0
〜63までの64の操作対象物を制御することができ
る。次に、選択アドレスをシーケンサI/Fボックス1
6へ出力する(ステップ110)。この状態において任
意の操作対象選択キー2を押して操作対象が特定される
と(ステップ111)、選択項目状態を発光手段22の
点灯によって表示しかつ現在選択されている前進・後退
キー3,4を点灯ないし点滅で表示する(ステップ11
2)。前進・後退キーは選択された操作対象物が前進端
あるいは後退端にある場合には前進キーあるいは後退キ
ーが点灯し、前進中ないし後退中の場合には前進キーな
いし後退キーが点灯する。即ち、現在選択されている操
作対象物・項目が何で、どのような動作状況にあるかを
LEDの点灯・点滅により作業者に示す。次いで、他の
選択キー2が押されたか否かを判断し(ステップ11
3)、押されている場合(YES)には選択アドレスの
ラッチをクリアーし(ステップ114)、選択キー2の
LED22を消灯させ(ステップ115)た後、前進・
後退キー3,4のLEDも消灯させる(ステップ11
6)。そして、ステップ108の前にジャンプし、再び
ステップ108以下を繰返す。他方、他の選択キーが押
されていない場合(NO)には選択項目状態をシーケン
サI/Fボックス16より入力し(ステップ117)、
再び選択項目状態をLED22の点灯によって表示する
と共に前進・後退キー3,4のLEDを点灯・点滅させ
て選択された操作対象物の動きの状況を作業者に促す
(ステップ118)。次いで、動作キーロック解除スイ
ッチ5がオンか否かを判断し(ステップ119)、オフ
状態のとき(NO)にはステップ113の前にジャンプ
し、ステップ113以降を繰返す。即ち、動作キーロッ
ク解除スイッチ5がオン状態とならなければ選択された
操作対象物に対して何らのアクセスもできない構成とさ
れている。他方、動作キーロック解除スイッチ5がオン
の場合(YES)には、前進・後退キーがオンであるか
否かを判断し(ステップ120)、前進・後退キーが選
択されていない場合(NO)にはステップ114の前に
ジャンプし再びステップ114以降を繰返す。そして、
前進・後退キー3,4が選択されている場合(YES)
には前進・後退キー3,4の状態を例えば制御コントロ
ーラ11のシーケンサー17等に出力する(ステップ1
21)。そして、選択された操作対象物に対し選択され
た動きを与えるべく動作制御する。
【0023】斯様にして本発明の操作ボックス1は、操
作対象選択キー2は全キーの内の1キーのみが選択状態
にでき、複数台の操作ボックス1,1,…,1が接続さ
れている場合には接続されている全ての手動操作ボック
ス1,…,1の操作対象選択キー2の内の1キーのみが
選択状態にでき、かつこの操作対象選択キー2が選択さ
れている操作ボックス1の動作キー3,4及び動作キー
ロック解除スイッチ5のみが有効となる。また、選択キ
ー2が選択状態に有る無しにかかわらず、動作キーロッ
ク解除スイッチ5がオンとならなければ選択された操作
対象についての動作キー3,4からの動作信号は出力さ
れず何らアクセスできないように構成されている。更
に、動作キーロック解除キー5がオンのときには、選択
キー2は変更不可能である。依って、操作ボックス1の
各キーあるいはスイッチが誤動作によってあるいは落下
等のアクシデントによって誤って押されても、意図しな
い操作対象物が動作することはない。即ち、選択キー2
を押して操作対象物を特定した後、動作キーロック解除
スイッチ5を押してから前進・後退キー3,4を押さな
い限り、操作ボックス1からは制御データは伝送されな
い。
【0024】尚、上述の実施例は本発明の好適な実施の
一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の
要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能であ
る。例えば、本実施例では、ジャンクションボックス1
0と操作ボックス1の双方にアドレス設定機能を与え
て、いずれかのアドレスを使用するように設けているが
特にこれに限定されず、操作ボックス1側にのみあるい
はジャンクションボックス側にのみアドレス設定機能を
持たせても良い。
【0025】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
の操作ボックスは、各種機械類の構成部品の動作位置等
を個別に調整するときに使用される操作ボックスにおい
て、操作対象部品を選択する操作対象選択キーと、選択
された部品の動作を制御する動作キーとから構成されて
いるので、操作対象を確認してから操作・動作させるこ
とができ、操作が安全である。しかも、動作選択に関す
るデータ伝送が共用化されるため、例えばシーケンサ、
コンピュータ、ロボット(RB)コントローラ等の制御
コントローラのインターフェース点数及び配線ケーブル
数の低減が可能となる。
【0026】本発明は上述の操作ボックスを接続するケ
ーブル側にアドレス設定機能を持たせるようにしている
ので、同じ操作ボックスを使用していても、操作ボック
スを接続する箇所のアドレスに依存し、操作項目(操作
対象)が変わる。即ち、1つの操作ボックスを複数のジ
ャンクションボックスで共有したり、または複数のシス
テムで共有する場合、操作ボックスを接続した場所によ
り操作項目(操作対象)が変わる。
【0027】また、本発明は、操作ボックスと該操作ボ
ックスを接続するケーブル側の双方にアドレス設定機能
を与え、いずれか一方のアドレスデータと操作対象選択
キーのセレクトコードとを組合せて制御対象を特定する
データを作成し制御コントローラに伝送するようにして
いるので、使用アドレスの切替えによって同じ構成の機
械・装置の並列制御時に操作ボックスを共用化して操作
ボックス数を低減したり、また操作ボックスの増設によ
って制御対象項目数の増加を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の操作ボックスの一実施例を示す正面図
である。
【図2】操作ボックスのブロック図である。
【図3】ボックスアドレスの切替えに関するフローチャ
ートである。
【図4】本発明の操作ボックスの操作についてのフロー
チャートである。
【図5】本発明の操作ボックスの使用例の一例を示す概
略図である。
【図6】本発明の操作ボックスの使用例の他の実施例を
示す概略図である。
【図7】本発明の操作ボックスの使用例の他の実施例を
示す概略図である。
【図8】本発明の操作ボックスの使用例の他の実施例を
示す概略図である。
【図9】従来の操作ボックスを示す図で、(A)は正面
図、(B)は右側面図である。
【符号の説明】
1 操作ボックス 2 操作対象選択キー 3 前進動作キー(動作キー) 4 後退動作キー(動作キー) 8 アドレス部(ディップスイッチ) 9 接続ケーブル 10 ジャンクションボックス 11 制御コントローラ 16 シーケンサI/Fボックス 17 シーケンサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種機械類の構成部品の動作位置等を個
    別に調整するときに使用される操作ボックスにおいて、
    操作対象部品を選択する操作対象選択キーと、選択され
    た部品の動作を制御する動作キーとから構成されている
    ことを特徴とする操作ボックス。
  2. 【請求項2】 制御対象たる機械の構成部品の中から操
    作対象部品を選択して動作制御する動作信号を送出する
    1ないし複数の操作ボックスと、前記制御対象機械の構
    成部品を制御動作させるコントローラとを接続ケーブル
    を用いて接続可能とし、前記構成部品に割当てられたア
    ドレスに対応するアドレスを前記接続ケーブル側に設定
    する機能を設け、前記操作ボックスを前記ケーブルに接
    続する箇所によって操作対象範囲を変更可能にしたこと
    を特徴とする操作ボックス。
  3. 【請求項3】 操作ボックスは、操作対象部品を選択す
    るセレクトコードを送出する操作対象選択キーと、選択
    された部品の動作を制御する動作信号を送出する動作キ
    ー及び当該操作ボックスのアドレスを設定する機能とを
    有し、接続ケーブル側に接続した際に操作ボックスある
    いは接続ケーブル側のいずれかのアドレスコードと前記
    操作対象選択キーのセレクトコードとを組合せて操作対
    象部品を特定するスイッチアドレス信号を送出すること
    を特徴とする請求項2記載の操作ボックス。
JP27648491A 1991-09-30 1991-09-30 操作ボツクス Pending JPH0591575A (ja)

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