JP4189668B2 - 信号処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばディジタルミキサーの信号処理手段を介して入力手段の信号を出力手段に伝送する信号処理装置に関する。
入力手段と出力手段との間にアナログミキサーの代りにディジタルミキサーを配置することは例えば特開平11−215078号公報(特許文献1)及び特開2003−168962号公報(特許文献2)等で公知である。
ディジタルミキサーでは、複数のオーディオ入力信号をディジタル信号にそれぞれ変換し、DSP(ディジタル・シグナル・プロセッサ)において複数のディジタルオーディオ信号の加算等の処理を実行し、処理されたディジタル信号をアナログ信号に変換して出力する。この信号処理はDSPのソフトウエアにて行われるので、従来のアナログミキサーでは実現が難しかった複雑な信号経路による混合処理等を容易に実行できる。
ところで、ディジタルミキサー又はこれに類似の信号処理装置において入力端子から出力端子に至る経路が多段階又は複数になると、操作者自身がどのように信号経路を設定したかを認識することが困難になる。特許文献2の装置では、信号経路を形成するための操作ボタンに近接させて発光素子を配置し、操作ボタンの操作に応答して発光素子が発光するので、信号伝送経路の認識性が向上している。しかし、特許文献2の発光素子は操作ボタンの操作を表示するものであって、信号伝送経路又は信号の流れを表示するものではない。
特開平11−215078号公報 特開2003−168962号公報
従って、ディジタルミキサー及びこれに類似の信号処理装置において信号伝送経路の認識が困難であるという問題点がある。
上記課題を解決するための本発明を、実施形態を示す図面の符号を参照して説明する。但し、各請求項及び次の本発明の説明における参照符号は、本発明の理解を助けるためのものであり、本発明を限定するものではない。
本発明は、
電気信号を入力させるための複数の入力手段(1a〜1f)と、
電気信号を出力するための複数の出力手段(2a〜2b)と、
前記入力手段と前記出力手段との間に接続され且つ前記入力手段の前記出力手段との間に複数の信号伝送経路を選択的に形成する制御機能と前記複数の信号伝送経路の信号に対して任意の信号処理を施す機能とを有している信号処理及び制御手段(3)と、
前記入力手段(1a〜1f)の出力信号を前記信号処理及び制御手段(3)が選択的に使用することを指令する信号を前記信号処理及び制御手段に選択的に与えるための手動操作可能な入力選択手段(40a〜40f)と、
前記信号処理及び制御手段の出力信号を前記出力手段(2a〜2b)へ送ることを指令する信号を前記信号処理及び制御手段に選択的に与えるための手動操作可能な出力選択手段(70)と、
前記複数の信号伝送経路の形成を選択的に指令するための手動操作可能な複数の信号伝送経路選択手段(46a〜46l及び/又は51a〜51l)と、
前記入力選択手段(40a〜40f)に所定の位置関係を有して配置された入力表示器(41a〜41f)と、
前記出力選択手段(70) に所定の位置関係を有して配置された出力表示器(71)と、
前記複数の信号伝送経路選択手段(46a〜46l及び/又は51a〜51l)に所定の位置関係を有して配置された複数の信号伝送経路選択表示器(47a〜47l及び/又は52a〜52l)と、
形成されている前記信号伝送経路を視覚的に表示する時に、前記入力選択手段(40a〜40f)、前記出力選択手段(70)、及び前記複数の信号伝送経路選択手段(46a〜46l及び/又は51a〜51l)から任意に選択された選択手段の所定の操作に応答して、該操作がされた選択手段に属している信号伝送経路を検索する検索手段と
前記検索手段で検索された信号伝送経路を表示するために、前記検索された信号伝送経路に属する前記入力表示器(41a〜41f)、前記複数の信号伝送経路選択表示器(47a〜47l及び/又は52a〜52l)から選択された1つ又は複数、及び前記出力表示器(71)を互いに時間差を有して順次に表示状態に制御する表示制御手段(5a)と
を備えた信号処理装置に係わるものである。
なお、請求項2に示すように、前記入力表示器(41a〜41f)は前記入力選択手段(40a〜40f)に近接配置され、前記出力表示器(71)は前記出力選択手段(70)に近接配置され、前記複数の信号伝送経路選択表示器(47a〜47l及び/又は52a〜52l)は前記複数の信号伝送経路選択手段(46a〜46l及び/又は53a〜53l)にそれぞれ近接配置されていることが望ましい。
また、請求項に示すように、前記入力選択手段は手動操作部(40a〜40f)を有する入力選択スイッチ(42a〜42f)であり、前記出力選択手段は手動操作部(70)を有する出力選択スイッチ(72)であり、前記複数の信号伝送経路選択手段は手動操作部(46a〜46及び/又は51a〜51l)をそれぞれ有する複数の信号伝送経路選択スイッチ(48a〜48l及び/又は53a〜53l)であり、
前記入力表示器(41a〜41f)は前記入力選択スイッチの操作部(40a〜40f)に一体化され、前記出力表示器(71)は前記出力選択スイッチの操作部(70)に一体化され、前記複数の信号伝送経路選択表示器(47a〜47l及び/又は52a〜52l)は前記複数の信号伝送経路選択スイッチの操作部(46a〜46l及び/又は51a〜51l)に一体化されていることが望ましい。
また、請求項に示すように、更に、前記信号伝送経路による信号伝送の中断をそれぞれ指示するための手動操作可能な複数の中断指示手段(56a〜56l)と、
前記複数の中断指示手段(56a〜56l)に対応して設けられた複数の中断表示器(57a〜57l)と、
前記信号伝送経路が選択的に形成されている状態でこの信号伝送経路に属する前記中断指示手段(56a〜56l)が中断操作されている状態において、前記入力表示器(41a〜41f)、前記複数の信号伝送経路選択表示器(47a〜47l及び/又は52a〜52l)から選択された1つ又は複数、及び前記出力表示器(71)を互いに時間差を有して順次に表示状態に制御するための指令が与えられた時に、中断されている信号伝送経路に関係する前記中断表示器を点灯又は点滅表示制御する手段と
を有していることが望ましい。
また、請求項に示すように、前記入力手段(1a〜1f)は、ディジタル信号を出力するものであり、
前記信号処理制御手段はCPUを含むものであり、
前記CPUは複数の信号伝送経路を選択的に形成する制御機能を有し、且つ前記CPUは前記表示制御手段(5a)にも兼用されていることが望ましい。
また、請求項に示すように、前記信号処理制御手段は、
バス(13)と、
前記入力選択手段(40a〜40f)の操作に応答して前記入力手段(1a〜1f)に選択的に接続される複数のメモリ手段(25a〜25l)と、
前記信号伝送経路選択手段の操作に応答して前記複数のメモリ手段(25a〜25l)の出力に所定の信号処理をそれぞれ施すための複数の信号処理手段と、
前記出力選択手段の操作に応答して前記複数の信号処理手段の出力を前記バスにそれぞれ伝送するための複数の信号伝送手段と、
前記バスの信号を前記出力手段(2a〜2b)に伝送する手段と
を有していることが望ましい。
また、請求項に示すように、前記信号処理及び制御手段は、
ステレオバス(23)と、
サブミックスバス(24)と、
複数のメモリ手段(25a〜25l)と、
前記信号伝送経路選択手段の操作に応答して前記複数のメモリ手段(25a〜25l)の出力に所定の信号処理をそれぞれ施すための複数の信号処理手段と、
前記入力選択手段(40a〜41f)の操作に応答して前記入力手段(1a〜1f)の信号を前記メモリ手段に伝送する入力信号伝送手段と、
前記出力選択手段の操作に応答して前記複数の信号処理手段の出力を前記ステレオバス(23)を介して前記出力手段にそれぞれ伝送するための複数のステレオ信号伝送手段と、
前記サブミックスバス(24)を介した信号伝送を選択的に指令するための手動操作可能なサブミックス選択手段(62)と、
前記サブミックス選択手段(62)に所定の位置関係を有して配置されたサブミックス選択表示器(63)と、
前記サブミックス選択手段(62)の操作に応答して前記信号処理手段の出力を前記サブミックスバス(24)を介して前記メモリ手段に選択的に伝送するサブミックス信号伝送手段と
を有していることが望ましい。
また、請求項に示すように、前記信号処理及び制御手段は、更に、前記入力選択手段(40a〜40f)の操作に応答して前記入力手段(1a〜1f)の信号を前記ステレオバスに選択的に伝送する手段を有していることが望ましい。
また、請求項に示すように、前記信号処理手段は前記メモリ手段の出力の信号レベルを調整する手段を有していることが望ましい。
また、請求項10に示すように、前記信号処理手段はミキサー手段であることが望ましい。
また、請求項11に示すように、更に、操作パネルを有し、前記入力選択スイッチの操作部、前記出力選択スイッチの操作部、前記複数の信号伝送経路選択スイッチの操作部、前記入力表示器、前記出力表示器及び前記複数の信号伝送経路選択表示器は前記操作パネルに配置されていることが望ましい。
各請求項の発明によれば次の効果が得られる
(イ)信号伝送経路を示す複数の表示器が時間差を有して順次に表示状態になるので、操作者が信号伝送経路を視覚的に容易に認識することが可能になる。
(ロ)信号伝送経路に属する選択手段を操作するという簡単な方法で信号伝送経路を表示できるので、この表示を容易且つ簡単に達成できる
次に、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
本発明の実施例1に従うミキサー機能、及びエフェクタ機能を有する信号処理装置は、図1に示すように大別して第1〜第6の入力手段1a〜1fと、第1及び第2の出力手段2a、2bと、信号処理及び制御手段3と、パネル上に配置された操作手段4と、表示手段5とから成る。
第1〜第6の入力手段1a〜1fはオーディオ信号等のアナログ信号を入力するための入力端子6a〜6fを有し、更に図2に示すように増幅器7a〜7fと、トリミングのためのゲインコントロール手段8a〜8f、アナログ・ディジタル変換器即ちADC9a〜9fを有し、入力端子6a〜6fのアナログ信号をディジタル信号に変換して信号処理及び制御手段3に供給する。
第1の出力手段2aは信号処理及び制御手段3から供給されたディジタル信号をアナログ信号に変換して出力するための対の出力端子10a、10bを有する。更に詳細には、図2に示すように第1の出力手段2aは信号処理及び制御手段3に接続された対のディジタル・アナログ変換器即ちDAC11a、11bを有する。信号処理及び制御手段3に接続された第2の出力手段2bは、信号処理及び制御手段3の出力をアナログ信号に変換しないでディジタル信号のまま出力する端子12を有する。図1及び図2には第1及び第2の出力手段2a、2bが示されているが、いずれか一方を省くこと、又は更に多くの出力手段を設けることができる。
図1には、信号処理及び制御手段3のハード的構成が概略的に示されている。信号処理及び制御手段3は、ディジタルオーディオバス13と、ホストバス14と、DSP(ディジタル・シグナル・プロセッサ)15と、ハードディスクドライブ即ちHDD16と、第1のROM17と、第1のRAM18と、CPU(中央処理装置)19と、第2のROM20と、第2のRAM21と、切換手段22とを有する。ディジタルオーディオバス13には第1〜第6の入力手段1a〜1f、第1及び第2の出力手段2a、2b、DSP15、HDD16、第1のROM17、及び第1のRAM18が接続されている。図1ではディジタルオーディオバス13が1つのバスで概略的に示されているが、実際には図2及び図3に示すように第1のバスと呼ぶこともできるステレオバス23と第2のバスと呼ぶこともできるサブミックスバス24とから成る。サブミックスバス24はステレオバス23のみでは実現不可能な信号伝送経路を形成するために設けられている。第1〜第6の入力端子1a〜1fから供給されたオーディオディジタル信号はDSP15とHDD16とROM17とRAM18とから成るオーディオ信号処理手段で例えばミックス処理又はエフェクト処理された後に第1及び第2の出力手段2a、2bに送出される。
ホストバス14に接続されたCPU19、ROM20、RAM21はマイコンを構成するものであって、DSP15、HDD16等から成るディジタルオーディオ信号処理手段の制御手段であり、操作手段4からの指令に従ってディジタルオーディオ信号の所望の処理を実行し、且つ本発明に従う信号伝送経路の表示制御を実行する。このため、ホストバス14に操作手段4及び表示手段5が接続されている。図1では操作手段4が1つのブロックで概略的に示されているが、後述から明らかになるように実際には種々の選択手段、調整手段等を含む。また、図1では表示手段5が1つのブロツクで概略的に示されているが、後述から明らかなようにLED(発光ダイオード)から成る多数の表示器を含む。この実施形態ではメモリ手段としてのHDD16をDSP15とCPU19との両方で使用するために、切換手段22が設けられている。
図2は入力手段1a〜1fと出力手段2a、2bとを伴なって図1の信号処理及び制御手段3を機能的又は等価的に示すブロック図である。信号処理及び制御手段3は、ステレオバス23と、サブミックスバス24と、第1〜第12の信号伝送経路形成手段又は第1〜第12のトラックとも呼ぶこともできる第1〜第12のメモリ手段25a〜25lと、第1〜第12の信号処理手段としての第1〜第12のミキサー手段26a〜26lと、エフェクタ手段27と、一般にパン(PAN)と呼ばれている12個の信号分配手段28a〜28f及び29a〜29fと、出力選択手段29とから成るディジタルオーディオ信号の処理手段を有する他に、本発明に従う表示制御手段5aを有する。図2には図示の都合上、3個のメモリ手段25a、25b、25l、及び3個のミキサー手段26a、26b、26lのみが示されているが、実際には25c、25d、25e、25f、25g、25h、25i、25j、25kで示すことができる残りの9個のメモリ手段、及び26c、26d、26e、26f、26g、26h、26i、26j、26kで示すことができる残りの9個のミキサー手段も有する。また、図2には6個の分配手段28a、28b、28f、29a、29b、29fのみが示されているが、実際には28c、28d、28e、29c、29d、29eで示すことができる残りの6個の信号分配手段も有する。
図2では図1のディジタルオーディオバス13としてステレオバス23及びサブミックスバス24が概略的に示されているが、実際には図3に示すようにステレオ信号の伝送のために対の伝送路23L、23R及び24L、24Rを有する。
図2において、第1、第2及び第6の入力手段1a、1b、1fとステレオバス23との間に信号分配手段28a、28b、28fがそれぞれ接続されている。第1、第2及び第6の入力手段1a、1b、1fとサブミックスバス24との間に信号分配手段29a、29b、29fがそれぞれ接続されている。信号分配手段28a〜28f及び29a〜29fは選択手段によって入力手段1a〜1fと2つのバス23、24との間に選択的に接続され、第1〜第6の入力手段1a〜1fの出力信号を図3に示すステレオバス23の第1及び第2のライン23L、23Rに任意の比率で分配し、また、サブミックスバス24の第1及び第2のライン24L、24Rにも任意の比率で分配する。
12チャネルマルチトラックレコーダの第1〜第12のトラックとして機能する第1〜第12のメモリ手段25a〜25lと12チャネルミキサー手段として機能する第1〜第12のミキサー手段26a〜26lとは互いに直列に接続され、この直列回路が第1〜第6の入力手段1a〜1fとステレオバス23及びサブミックスバス24との間に接続されている。第1〜第12のメモリ手段25a〜25lと第1〜第12のミキサー手段26a〜26lとを一体化して第1〜第12チャネル信号伝送路と呼ぶこともできる。
エフェクタ手段27は、ステレオバス23及びサブミックバス24と第1〜第12のメモリ手段25a〜25lとの間に接続されている。出力選択手段29はステレオバス23及び第1〜第12のメモリ手段25a〜25lに接続され、これ等の出力を選択して第1及び第2の出力手段2a、2bに送る機能を有する。
表示制御手段5aはホストバス14を介して操作手段4及び表示手段5に接続され、表示手段5の表示を制御する。
図3は図2の第1の入力手段1aと第1及び第2の出力手段2a、2bを伴なって2つの信号分配手段28a、29aと第1のメモリ手段25aと第1のミキサー手段26aとエフェクタ手段27とを等価的又は機能的に詳しく示す回路図である。図3には示されていないが残りの信号分配手段28b〜28f、29b〜29f、第2〜第12のメモリ手段25b〜25l、第2〜第12のミキサー手段26b〜26lも図3の信号分配手段28a、29a、第1のメモリ手段25a、第1のミキサー手段26aと同様に構成されている。従って、第2〜第12のメモリ手段25b〜25l及び第2〜第12のミキサー手段26b〜26lの説明を省略する。
図3では信号分配手段28a、29aを選択するための選択手段30aが設けられている。この選択手段30aは第1、第2、第3及び第4の接点a、b、c、dを有する。接点aを選択すると、入力手段1aの出力が分配手段28aを介してステレオバス23に送られる。接点bを選択すると、入力手段1aの出力が分配手段29aを介してサブミックスバス24に送られる。接点cが選択されると、入力手段1aの出力がメモリ手段25aに送られる。接点dが選択されると、入力手段1aの出力の伝送は遮断される。
第1のメモリ手段25aは、図3に等価的に示すように入力選択スイッチ31aと、トラックとも呼ぶことができる記録領域32aとを有する。この実施形態では記録領域32aとしてHDD16が使用されている。
入力選択スイッチ31aは、第1、第2、第3、第4、第5及び第6の入力選択接点a、b、c、d、e、f及び第1及び第2のエフェクタ信号選択接点g、hを有し、接点a〜hの入力信号を択一的即ち排他的に選択する。第1の入力選択接点aは、選択スイッチ30aを介して第1の入力手段1aに接続される。従って、第1〜第6の接点a〜fは本発明に従う第1〜第6の入力選択手段として機能する。第2〜第6の入力選択接点b〜fは選択手段30aと同様なものを介して残りの第2〜第6の入力手段1b〜1fに接続される。第1及び第2のエフェクタ信号選択接点g、hは選択スイッチ38とエフェクタ手段27とを介してサブミックスバス24に接続される。メモリ手段25aの第1の記録領域32aは入力選択スイッチ31aに接続されている。従って、入力選択スイッチ31aで選択された接点a〜hのいずれか1つの信号が記録領域32aに書き込まれる。トラック即ち記録領域32aの出力は次段のミキサー手段26aに送られると共に出力選択手段29にも送られる。
信号処理手段としてのミキサー手段26aは、ミキサー入力選択スイッチ33aと一般にフェーダと呼ばれている信号レベル調整手段34aと供給先選択スイッチ35aと一般にパンと呼ばれている2つの信号分配手段36a、37aとから成る。入力選択スイッチ33aは記録領域32aに接続された接点aと記録領域32aを介さないで入力選択スイッチ31aに接続された接点bとオフ状態設定のための接点cとを有する。信号レベル調整手段34aはミキサー選択スイッチ33aで選択した信号のレベルを調整する。信号レベル調整手段34aに接続されたスイッチ35aは信号分配手段36aに接続された接点aと信号分配手段37aに接続された接点bとオフ設定接点cとを有し、信号レベル調整手段34aの出力を2つの信号分配手段36a、37aのいずれか一方に選択的に供給する。一方の信号分配手段36aはステレオバス23の対のライン23L、23Rに信号レベル調整手段34aの出力信号を所望の比率で分配する。他方の信号分配手段37aはサブミックスバス24の対のライン24L、24Rに信号レベル調整手段34aの出力信号を所望の比率で分配する。
エフェクタ手段27の対の入力端子はサブミックスバス24の対のライン24L、24Rに接続され、対の出力端子は選択スイッチ38の接点a、bを介して第1のメモリ手段25aの接点g、hに接続されていると共に、接点c、dを介してステレオバス23の対のライン23L、23Rに接続されている。なお、エフェクタ手段27は、第1〜第12のメモリ手段25a〜25lで兼用されており、図3に示す第1のメモリ手段25a以外のメモリ手段25b〜25lにも接続されている。
信号処理及び制御手段3は、図2及び図3に示した機能の他に、記録制御、再生制御、正方向早送り制御、逆方向送り制御、記録再生停止制御等の機能を有しているが、これ等は本願発明に直接に関係を有していないので、図示が省略されている。
図4は本実施例の信号処理装置の操作パネル39上の構成を示す。この操作パネル39上には、図1の操作手段4及び表示手段5の構成部材が配置されている。更に詳しく説明すると、操作パネル39に、第1、第2、第3、第4、第5及び第6の入力選択手段の手動操作部としての第1〜第6の入力選択ボタン40a、40b、40c、40d、40e、40fが配置されている。また、第1〜第6の入力選択ボタン40a、40b、40c、40d、40e、40fに対して一体的にLEDから成る第1、第2、第3、第4、第5及び6の入力表示器41a、41b、41c、41d、41e、41fが設けられている。従って、入力選択ボタン40a、40b、40c、40d、40e、40fも第1、第2、第3、第4、第5及び6の入力表示器41a、41b、41c、41d、41e、41fの表示部の1部として機能する。なお、第1〜第6の入力表示器41a〜41fを第1〜第6の入力選択ボタン40a〜40fに一体的に形成する代りに、操作パネル39上において第1〜第6の入力選択ボタン40a〜40fに近接配置することができる。第1〜第6の入力選択ボタン40a〜40f及び第1〜第6の入力表示器41a〜41fは操作パネル39のXY座標で示すY軸上の第1の高さ位置においてX軸方向に伸びるように配列され、これ等の配列の近くに第1〜第6の入力手段1a〜1fに対応することを示すために「INPUT」の印刷がある。また、第1〜第6の入力選択ボタン40a、40b、40c、40d、40e、40fに沿って第1〜第6の入力手段1a〜1fを識別するためのA、B、C、D、E、Fが印刷されている。勿論、A、B、C、D、E、Fの代りに、INPUT−A、INPUT−B、INPUT−C、INPUT−D、INPUT−E、INPUT−F等を入力選択ボタン40a、40b、40c、40d、40e、40fに沿って印刷することもできる。
入力選択ボタン40a〜40fは、図5に示すようにプッシュボタン型の入力選択スイッチ42a〜42fを手動でオン操作する部分である。各スイッチ42a〜42fの一端は、抵抗43a〜43fを介して直流電源端子44に接続され、他端はグランドに接続されている。抵抗43a〜43fとスイッチ42a〜42fとの相互接続点はバス14を介して図1のCPU19に接続されている。なお、各プッシュボタン型のスイッチ42a〜42fの代りに操作者の指等を接触させた時にオンになるタッチスイッチを使用することもできる。
入力選択ボタン40a〜40fの操作を視覚的に示すための入力表示器41a〜41fは、図5に示すように各駆動回路45a〜45fとバス14を介して図1のCPU19に接続され、CPU19からの指令に従って発光し、入力選択ボタン40a〜40fの操作の表示と本発明に従う信号伝送経路の表示との両方に使用される。
図4の第1〜第6の入力選択ボタン40a〜40fは、図3の信号処理及び制御手段3の等価回路における入力選択スイッチ31aの接点a〜fに対応する機能を有する。即ち、図4の第1〜第6の入力選択ボタン40a〜40fを手動でプッシュ操作すると、図3の入力選択スイッチ31aの接点a〜fをオン状態としたと等価な信号伝送動作が生じる。
操作パネル39に第1〜第12のメモリ手段25a〜25lに対する信号供給指令を与えるための信号伝送経路選択手段又は信号処理入力選択手段又は信号処理選択手段としての第1〜第12の記録入力選択ボタン46a〜46lが設けられている。この第1〜第12の記録入力選択ボタン46a〜46lは6個の入力選択ボタン40a〜40fの配列に対して平行に配列されている。第1〜第12の記録入力選択ボタン46a〜46lに一体に本発明の信号伝送経路選択表示器としての機能を有する第1〜第12の記録入力表示器47a〜47lが設けられている。従って、第1〜第12の記録入力選択ボタン46a〜46lも第1〜第12の記録入力表示器47a〜47lの表示部の1部として機能する。なお、第1〜第12の記録入力表示器47a〜47lを第1〜第12の記録入力選択ボタン46a〜46lに一体的に形成する代りに、操作パネル39上において第1〜第12の記録入力選択ボタン46a〜46lに近接配置することもできる。この第1〜第12の記録入力表示器47a〜47lは記録入力選択ボタン46a〜46lの操作の表示に使用されると共に本発明に従う信号伝送経路の表示にも使用される。第1〜第12の記録入力選択ボタン46a〜46lの機能の判断を容易にするために、操作パネル39上におけるこれ等の配列の左側部分に「REC INPUT」と印刷されている。なお、「REC INPUT」の代りに「REC READY」又は「TRACK INPUT」等の識別文字又は記号を印刷することもできる。また、第1〜第12の記録入力選択ボタン46a〜46lのそれぞれの近傍に「REC INPUT」又は「REC READY」等の識別文字又は記号をそれぞれ印刷することができる。
記録入力選択ボタン46a〜46lは、図5に示すようにプッシュボタン型の記録入力選択スイッチ48a〜48lを手動でオン操作する部分である。各スイッチ48a〜48lの一端は抵抗49a〜49lを介して直流電源端子44に接続され、他端はグランドに接続されている。抵抗49a〜49lとスイッチ48a〜48lとの相互接続点はバス14を介して図1のCPU19に接続されている。なお、各プッシュボタン型のスイッチ48a〜48fの代りに操作者の指等を接触させた時にオンになるタッチスイッチを使用することもできる。
記録入力選択ボタン46a〜46lの操作を視覚的に示すための信号処理入力表示器としての記録入力表示器47a〜47lは、図5に示すように各駆動回路50a〜50lとバス14を介して図1のCPU19に接続され、CPU19からの指令に従って発光し、記録入力選択ボタン46a〜46lの操作の表示と本発明に従う信号経路の表示との両方に使用される。
図4の第1〜第12の記録入力選択ボタン46a〜46lは、図3の信号処理及び制御手段3の等価回路における入力選択スイッチ31aに相当する機能を有する。即ち、図4の第1〜第12の記録入力選択ボタン46a〜46lを手動でプッシュ操作すると、図3の入力選択スイッチ31aを介した記録領域32aへの信号伝送が可能になる。
操作パネル39に第1〜第12のミキサー手段26a〜26lの選択を指令するための信号処理選択手段又はミキサー選択手段又はチャネル選択手段としての第1〜第12のミキサー選択ボタン51a〜51lが設けられている。この第1〜第12のミキサー選択ボタン51a〜51lは12個の記録入力選択ボタン46a〜46lの配列に対して平行に配列されている。第1〜第12のミキサー選択ボタン51a〜51lに一体に信号処理選択表示器としての第1〜第12のミキサー選択表示器52a〜52lが設けられている。従って、第1〜第12のミキサー選択ボタン51a〜51lは第1〜第12のミキサー選択表示器52a〜52lの表示部としての機能も有する。なお、第1〜第12のミキサー選択表示器52a〜52lを第1〜第12のミキサー選択ボタン51a〜51lに一体に形成する代わりに第1〜第12のミキサー選択ボタン51a〜51lの近傍に配置することができる。第1〜第12のミキサー選択表示器52a〜52lはミキサー選択ボタン51a〜51lの操作の表示に使用されると共に本発明に従う信号経路の表示にも使用される。第1〜第12のミキサー選択ボタン51a〜51lの機能の判断を容易にするために、操作パネル39上における配列の左側部分に「MIXER SELECT」と印刷されている。なお、「MIXER SELECT」の代りに「SELECT」又は「CHANEL SELECT」又は「MIXER OUTPUT」等の識別文字又は記号を印刷することもできる。また、第1〜第12のミキサー選択ボタン51a〜51lのそれぞれの近傍に「MIXER SELECT」又は「SELECT」等の識別文字又は記号をそれぞれ印刷することもできる。
ミキサー選択ボタン51a〜51lは、図5に示すようにプッシュボタン型の選択スイッチ53a〜53lを手動でオン操作する部分である。各スイッチ53a〜53lの一端は抵抗54a〜54lを介して直流電源端子44に接続され、他端はグランドに接続されている。抵抗54a〜54lとスイッチ53a〜53lとの相互接続点はバス14を介して図1のCPU19に接続されている。なお、各プッシュボタン型のスイッチ53a〜53lの代りに操作者の指等を接触させた時にオンになるタッチスイッチを使用することもできる。
ミキサー選択ボタン53a〜53lの操作を視覚的に示すための信号処理選択表示器又はチャネル表示器としてのミキサー表示器52a〜52lは、図5に示すように各駆動回路55a〜55lとバス14を介して図1のCPU19に接続され、CPU19からの指令に従って発光し、ミキサー選択ボタン51a〜51lの操作の表示と本発明に従う信号経路の表示との両方に使用される。
図4の第1〜第12のミキサー選択ボタン51a〜51lは、図3の信号処理及び制御手段3の等価回路における選択スイッチ33a、35aに相当する機能を有する。即ち、図4の第1〜第12のミキサー選択ボタン51a〜51lを手動でプッシュ操作すると、図3の選択スイッチ33a、35aが接点a又は接点bに投入され、ミキサー信号伝送経路が形成される。
操作パネル39における第1〜第12の記録入力選択ボタン46a〜46lの列及び第1〜第12のミキサー選択ボタン51a〜51lの列に対して平行に第1〜第12の中断選択手段としての第1〜第12のミュート選択ボタン56a〜56lが配置されている。第1〜第12のメモリ手段25a〜25l及び第1〜第12のミキサー手段26a〜26lを通る信号伝送を選択的に遮断する時に手動でオン操作するためのものである。第1〜第12のミュート選択ボタン56a〜56lに一体に第1〜第12のミュート表示器57a〜57lが設けられている。第1〜第12のミュート表示器57a〜57lを第1〜第12のミュート選択ボタン56a〜56lに一体に形成する代わりに第1〜第12のミュート選択ボタン56a〜56lの近傍に第1〜第12のミュート表示器57a〜57lを配置することができる。第1〜第12のミュート表示器57a〜57lはミュート選択ボタン56a〜56lの操作の表示に使用される。操作パネル39の第1〜第12のミュート選択ボタン56a〜56lの機能の判断を容易にするために、これ等の配列の左側部分に「MUTE」と印刷されている。なお、第1〜第12のミュート選択ボタン56a〜56lのそれぞれの近傍に「MUTE」等の識別文字又は記号をそれぞれ印刷することができる。
ミュート選択ボタン56a〜56lは、図5に示すようにプッシュボタン型のミュート選択スイッチ58a〜58lを手動でオン操作する部分である。各スイッチ58a〜58lの一端は抵抗59a〜59lを介して直流電源端子50に接続され、他端はグランドに接続されている。抵抗59a〜59lとスイッチ58a〜58lとの相互接続点はバス14を介して図1のCPU19に接続されている。
ミュート選択ボタン56a〜56lの操作を視覚的に示すためのミュート表示器57a〜57lは、図5に示すように各駆動回路60a〜60lとバス14を介して図1のCPU19に接続され、CPU19からの指令に従って発光し、ミュート選択ボタン56a〜56lの操作を表示する。
図4の第1〜第12のミュート選択ボタン56a〜56lは、図3の信号処理及び制御手段3の等価回路における選択スイッチ33a、35aの接点cに相当する機能を有する。即ち、図4の第1〜第12のミュート選択ボタン56a〜56lを手動でプッシュ操作すると、図3の選択スイッチ33a、35aの接点cがオンになり、信号伝送が遮断される。
信号伝送路の信号レベルを調整するための第1〜第12のレベル調整器61a〜61lが設けられている。この第1〜第12のレベル調整器61a〜61lは摺動操作によって調整信号を発生し、これをバス14を介して図1のCPU19に送るものである。この実施例では、第1のレベル調整器61aは、図3の信号レベル調整手段34a、信号分配手段28a、29a、36a、37aとして機能する。なお、第1〜第12のレベル調整器61a〜61lを信号レベル調整手段34aとして使用する時には、図4のロック可能なFADER/PAN切換ボタン102を押圧操作し、信号分配手段28a、29a、36a、37aとして使用する時には、FADER/PAN切換ボタン102をもう一度押してロックを解除する。第2〜第12のレベル調整器61b〜61lも第1のレベル調整器61aと同一な機能を有する。この実施例では信号処理装置の構成を簡略化するために第1〜第12のレベル調整器61a〜61lをフェーダとパンで共用しているが、フェーダとパンとに対応して独立の調整器を設けることもできる。
FADER/PAN切換ボタン102は図5に示す切換スイッチ103の操作部として設けられている。切換スイッチ103はバス14を介して図1のCPU19に接続されており、フェーダ(FADER)を示す信号とパン(PAN)を示す信号とを選択的に出力する。例えば、切換ボタン102をPAN操作して入力選択ボタン40aを操作すると、図4のレベル調整器61aが図3の分配器28a、29aとして機能する。また、切換ボタン102をPAN操作してミキサー選択ボタン51aを操作すると、レベル調整器61aが図3の分配器36a、37aとして機能する。また、切換ボタン102をFADER操作してミキサー選択ボタン51aを操作すると、レベル調整器61aが図3のレベル調整手段34aとして機能する。
図4の操作パネル39において、第1〜第12の記録入力選択ボタン46a〜46l、第1〜第12のミキサー選択ボタン51a〜51l、第1〜第12のミュート選択ボタン56a〜56l、及び第1〜第12のレベル調整器61a〜61lはチャネル毎にY軸方向に伸びるように規則正しく整列され、チャネルの識別を容易にするために、ミュートボタン56a〜56lとレベル調整器61a〜61lとの間に1から12までの数字が印刷され、この数字の左側にCHANNELと印刷されている。
図3に示すサブミックスバス24への信号伝送を選択するために、サブミックス選択ボタン62とこれに一体のサブミックス表示器63とが設けられている。サブミックス表示器63をサブミックス選択ボタン62に一体に形成する代わりにサブミックス選択ボタン62の近傍に配置することができる。サブミックス選択ボタン62は図5に示すプッシュ形式のサブミックス選択スイッチ64の手動操作部である。サブミックス選択スイッチ64の一端は抵抗65を介して電源端子44に接続され、他端はグランドに接続されている。抵抗65とサブミックス選択スイッチ64との相互接続点はバス14を介して図1のCPU19に接続されている。サブミックス選択ボタン62の操作を表示するためのサブミックス表示器63は駆動回路66とバス14を介してCPU19に接続され、CPU19からの発光指令に応答して発光する。なお、サブミックス選択ボタン62及び表示器63はパネル39上においてミキサー選択ボタン51a〜51lの列の右側に配置されている。サブミックス選択ボタン62及びスイッチ64は、図3の選択スイッチ30a、35aの接点bの機能を有し、サブミックスバス24への信号伝送を可能にする。なお、サブミックスバス24の出力が複数の信号処理対象(オブジェクト)に同時に転送されることはない。従って、サブミックス選択ボタン62を信号処理選択手段又は信号伝送経路選択手段と呼び、サブミックス表示器63を信号処理表示器又は信号伝送経路表示器と呼ぶこともできる。
図4のサブミックス選択ボタン62の下にサブミックスミュートボタン67及びその表示器68が配置されている。これはサブミックス動作を中断する時に押すものである。
サブミックスミュートボタン67の下に配置されたサブミックス出力レベル調整器69は図3では省略されてフェーダとして機能し、サブミックスバス24の信号を取り出すためのラインの信号レベルを調整するものである。操作パネル39のサブミックスミュートボタン67とサブミックスレベル調整器69との間の部分にサブミックスバスを示すための識別文字又は記号として「SUBMIX」と印刷されている。
図3に示すステレオバス24への信号伝送及びステレオバス24からの出力を選択するために、出力選択手段としての機能を有するステレオ選択ボタン70とこれに一体のステレオ表示器71とが設けられている。ステレオ表示器71をステレオ選択ボタン70に一体に形成する代わりにステレオ選択ボタン70の近傍に配置することができる。ステレオ選択ボタン70は図5に示すプッシュ形式のステレオ選択スイッチ72の手動操作部である。ステレオ選択スイッチ72の一端は抵抗73を介して電源端子44に接続され、他端はグランドに接続されている。抵抗73とステレオ選択スイッチ70との相互接続点はバス14を介して図1のCPU19に接続されている。ステレオ選択ボタン70の操作を表示するためのサブミックス表示器71は駆動回路74とバス14を介してCPU19に接続され、CPU19からの発光指令に応答して発光する。なお、ステレオ選択ボタン70及び表示器71はパネル39上においてサブミックス選択ボタン62の右側に配置されている。ステレオ選択ボタン70及びスイッチ72は、図3の選択スイッチ30a、35aの接点aの機能を有し、ステレオバス23への信号伝送を実行する。また、ステレオ選択ボタン70及びスイッチ72は、出力選択手段29においてステレオバス23の信号を第1及び第2の出力手段2a、2bへの転送を選択する。従って、ステレオ選択ボタンを出力選択手段、ステレオ表示器71を出力表示器と呼ぶこともできる。
図4のステレオ選択ボタン70の下にステレオミュートボタン75及びその表示器76が配置されている。これはステレオバス動作を中断する時に押すものである。ステレオミュートボタン75の下に配置されたステレオ出力レベル調整器77は、図3では省略されているフェーダとして機能し、ステレオバス23の出力信号のレベルを調整するものである。操作パネル39のステレオミュートボタン75とステレオレベル調整器77との間の部分にステレオバスを示すための識別文字又は記号として「STEREO」の印刷がある。
図3に示すサブミックスバス24の信号に対して所望の処理を施して第1〜第12のメモリ手段25a〜25lに戻すためのエフェクタ手段27の動作を選択するための第1のエフェクタ選択ボタン91と、これに一体の第1のエフェクタ表示器92とが設けられている。また、図3及び図5では省略されているが、図4には第2のエフェクタ選択ボタン93及びその表示器94も設けられている。図4において、この第1及び第2のエフェクタ選択ボタン91、93はサブミックス選択ボタン62とステレオ選択ボタン70の上に配置されている。エフェクタ選択ボタン91は図5に示すプッシュ形式のエフェクタ選択スイッチ95の手動操作部である。エフェクタ選択スイッチ95の一端は抵抗96を介して電源端子44に接続され、他端はグランドに接続されている。抵抗96とエフェクタ選択スイッチ95との相互接続点はバス14を介して図1のCPU19に接続されている。エフェクタ選択ボタン91の操作を表示するためのエフェクタ表示器92は駆動回路97とバス14を介してCPU19に接続され、CPU19からの発光指令に応答して発光する。第2のエフェクタ選択ボタン93とその表示器94の電気回路は図5に示されていないが、第1のエフェクタ選択ボタン91及び表示器92と同様に形成されている。操作パネル39の第1及び第2のエフェクタ選択ボタン91、93の上にエフェクタを示すための識別文字又は記号として「EFFECT1」「EFFECT2」の印刷がある。
なお、エフェクタ選択ボタン91、93を信号処理選択手段又は信号伝送経路形成手段と呼ぶこと、またエフェクタ表示器92、94を信号処理表示器又は信号伝送経路選択表示器と呼ぶこともできる。
図4の操作パネル39には、図4に示す以外の種々の操作部及び端子及び表示部が設けられているが、本発明に直接に関係していないので、これ等の図示が省略されている。
図4に示す各ボタン40a〜40f、46a〜46l、51a〜51l、56a〜56l、62、67、70、75、91,93、102及びレベル調整器61a〜61lは、図2及び図3の信号経路中に直接に接続されたものではなく、図1のCPU19に指令を与えるためのものである。CPU19はROM20に格納されている所定の接続プログラムに従って図4及び図5のスイッチ及びレベル調整器をスキャンして操作状態を読み取り、所望の制御を実行する。本実施例では、前記特許文献2と同様に各ボタン及び各スイッチ及び各表示器を対象物即ち「オブジェクト」と考えて制御を実行する。例えば、あるオブジェクト同士の接続即ちデータ伝送経路の形成を実現するためには、各々のオブジェクトに対応するボタンを両方同時に押して、その接続関係を示す情報をRAM21に書き込む。あるオブジェクト同士の2つのボタンを同時に押して仮想的接続が実現されると、各々のボタンに該当する表示器が一定時間、例えば1.5秒間点灯し、その後は1秒周期にて点滅する。この表示制御はCPU19に基づいて実行される。
本実施例に従う所望信号伝送経路の形成を実行するために、図1のRAM21は、図6〜図9に示す第1、第2、第3及び第4のテーブル81、82、83、84を有している。各テーブル81〜84には信号伝送経路を示す情報が書き込まれる。図6の第1のテーブル81は第1〜第6の入力手段1a〜1fの接続先を示すオブジェクト名を格納する変数とも呼ぶことができる第1〜第6の領域81a〜86fを有している。なお、第1〜第6の入力手段1a〜1fは接続元を持たないので、第1のテーブル81は接続元のオブジェクト名の格納領域を持たない。図7の第2のテーブル82は、図2に示す第1〜第12のメモリ手段25a〜25lと第1〜第12のミキサー手段26a〜26lとから成る第1〜第12チャネルの接続元のオブジェクト名と接続先のオブジェクト名とを格納するための第1〜第12の領域82a〜82lを有している。図8の第3のテーブル83は、サブミックス(SUBMIX)バス24の接続元のオブジェクト名と接続先のオブジェクト名とを格納する複数の領域83a〜83dを有している。図9の第4のテーブル84はステレオ(STEREO)バス23の接続元のオブジェクト名を格納するための複数の領域84a〜84dを有している。ステレオバス23は信号出力手段の一部とみなすことができる部分であるので、接続先のオブジェクト名を格納する領域を持たない。
本実施例で2つのオブジェクト間の接続関係を成立させるためには2つのオブジェクトに対応する2つの選択ボタンを同時にオン操作する。図6〜図9は、次の4つの信号伝送経路の形成時のテーブル81〜84の内容を示す。
(1) 第1の入力手段1a、第2チャネルの第2のメモリ手段25b、第2のミキサー手段26b、サブミックスバス24、第3チャネルの第3のメモリ手段、第3のミキサー手段、ステレオバス23から成る第1の信号伝送経路。
(2) 第2の入力手段1b、サブミックスバス24、第3チャネルの第3のメモリ手段、第3のミキサー手段、及びステレオバス23から成る第2の信号伝送経路。
(3) 第3の入力手段1c、第4チャネルの第4のメモリ手段、第4のミキサー手段、及びステレオバス23から成る第3の信号伝送経路。
(4) 第1チャネルの第1のメモリ手段25a、第1のミキサー手段26a、サブミックスバス24及び第3チャネルの第3のメモリ手段、第3のミキサー手段、及びステレオバス23から成る第4の信号伝送経路。
例えば、上記第1の信号伝送経路を形成するために、まず、図4の第1の入力選択ボタン40aと第2の記録入力選択ボタン46bとを同時にオン操作する。この結果、図6の第1のテーブル81の第1の領域81aにオブジェクト名としてCHANNEL2が書き込まれ、図7の第2のテーブル82の第2の領域82bの接続元に第1の入力手段1aを示すINPUT−Aが書き込まれる。これにより、第1の入力手段1aと第2チャネルの第2のメモリ手段25bとの接続関係が成立する。次に、第2チャネルの第2のミキサー選択ボタン51bとサブミックス選択ボタン62とを同時にオン操作する。この結果、図7の第2のテーブル82の第2の領域82bの接続先にSUBMIXと書き込まれると共に、図8に示す第3のテーブル83の第2の領域83bにCHANNEL2が書き込まれる。これにより、第2チャネルの第2のミキサー手段26bとサブミックスバス24との間の信号伝送経路が形成される。次に、サブミックス選択ボタン62と第3チャネルの第3の記録入力選択ボタン46cとを同時にオン操作すると、図8の第3のテーブル83の第1の領域83aのサブミックス接続先の欄に「CHANNEL3」が書き込まれると共に、図7の第2のテーブル82の第3の領域82cの接続元の欄に「SUBMIX」が書き込まれる。これにより、サブミックスバス24と第3チャネルの第3のメモリ手段との間の接続が成立する。次に、第3チャネルの第3のミキサー選択ボタン52cとステレオ選択ボタン70とを同時にオン操作すると、図7の第2のテーブル82の第3の領域82cの接続先の欄に「STEREO」が書き込まれると共に、図9の第4のテーブル84の第1の領域84aに「CHANNEL3」が書き込まれる。これにより、第3チャネルの第3のミキサー手段とステレオバス23との間の接続が成立する。上記第2〜第4の信号伝送経路の形成も第1の信号伝送経路の形成と同一の方法で実行できる。
上記接続操作の説明から明らかなように、入力手段1a〜1fやサブミックスバス24等の接続元オブジェクトの出力を各チャネルに入力させる時には接続元オブジェクトを示すボタンと各チャネルの記録入力選択ボタン46a〜46lのいずれか1つとを同時に押し、接続元となる各チャネルの出力と接続先となるサブミックスバス等のオブジェクトとを接続する時には各チャネルの第1〜第12のミキサー選択ボタン51a〜51lから選択された1つと接続先オブジェクトのボタンとを同時に押す。従って、第1〜第12の記録入力選択ボタン46a〜46lが各チャネルの入力選択ボタンとして機能し、第1〜第12のミキサー選択ボタン51a〜51lが各チャネルの出力選択ボタンとして機能する。
既に接続関係が成立しているオブジェクトに対応するボタンを再度同時に押すと、その接続関係は解消される。例えば、既に接続関係が成立している第1の入力選択ボタン40aと第2の記録入力選択ボタン46bを再び同時に押すと、図6の第1のテーブル81の領域81aに書き込まれていた「CHANNEL2」の名前が消去されると共に、図7の第2のテーブル82の領域82bの接続先に書き込まれていた「INPUT−A」の名前も消去される。
既に接続関係が成立している対のオブジェクトのうち、一方のオブジェクトのボタンと、前記対のオブジェクトと別のオブジェクトのボタンとを同時に押すと、それまで成立していた接続関係は新たな接続関係に書き換えられる。例えば、第1の入力手段1aと第2チャネルの第2のメモリ手段25bとが既に接続された関係になっている状態において、第1の入力選択ボタン40aと第3チャネルの第3の記録入力選択ボタン46cとを同時に押すと、図6の第1のテーブル81の第1の領域81aに書き込まれていた「CHANNEL2」が「CHANNEL3」に書き換えられると共に、図7の第2のテーブル82の第2の領域82bの接続元の欄の「INPUT−A」が削除され、この代りに、第2のテーブル82の第3の領域82cの接続元の欄に「INPUT−A」が書き込まれ、更に図3の第3のテーブル83の第1の領域83aの接続先の欄の「CHANNEL3」が削除される。
以上説明したRAM21の第1〜第4のテーブル81〜84内の接続情報は、DSP15の制御プログラムへ変換され、接続状態が変更される度毎にDSP15へ送出される。DSP15は、ディジタルオーディオデータの入出力制御をバスのアドレスを指定することにより行う。
各ボタン40a〜40f、46a〜46l、51a〜51l、56a〜56l、62、67、70、75、91,93の信号伝送経路時における操作を視覚的に示す表示器41a〜41f、47a〜47l、52a〜52l、57a〜57l、63、68、71、76、92,94の表示、及び本発明に従う信号伝送経路を視覚的に示す表示は、図2に機能的に示す表示制御手段5aによって実行される。
例えば、上述の第1の信号伝送経路即ち第1の入力手段1a、第2チャネルの第2のメモリ手段25b、第2のミキサー手段26b、サブミックスバス24、第3チャネルの第3のメモリ手段、第3のミキサー手段及びステレオバス23から成る接続経路が成立している状態において、第1の信号伝送経路の形成に寄与する例えば第2の記録入力選択ボタン46b又は第2のミキサー選択ボタン51bを通常のオン操作時間(例えば1秒)よりも長い時間(例えば3秒)押し続けると、この長押しの情報がバス14からCPU19に送られ、CPU19は信号伝送路の表示指令を発生し、第1の信号伝送経路に関係する表示器41a、47b、52b、63、47c、52c、70がROM20に格納されている本発明に従う表示プログラムに従って順次点灯される。なお、信号伝送経路のボタンを長押しする代りに、操作パネル39に図4で点線で示すように信号伝送経路表示指令発生手段100を設け、これを図5に示すようにバス14を介してCPU19に接続し、ここから信号伝送経路表示指令をCPU19に与えることもできる。
図10及び図11は、信号伝送経路に属するボタンの長押しによって信号伝送経路の表示のために必要な接続情報をテーブル81〜84から集めるためのプログラムを示す。このプログラムは図1のROM20に格納されている。CPU19は信号伝送経路に属するボタンの長押しに応答してRAM21の第1〜第4のテーブル81〜84の内容を読み出してROM20のプログラムに従って信号伝送経路を検知し、信号伝送経路に属する表示器を順次に発光させる。次に信号伝送経路の接続情報の取得処理を詳しく説明する。
信号伝送経路に属する任意のボタンが長押しされた時には、この長押しされたボタンが属するオブジェクトの接続先オブジェクトの検索処理と、接続元オブジェクトの検索処理とを実行する。
図10の接続先オブジェクトの検索処理において、ステップS1 で処理が開始すると、ステップS2 で接続先オブジェクトがあるか否かが判定される。もし、ステップS2 で接続先オブジェクトが無いことを示すNOの出力が得られたらステップS3 でこの検索処理を終了させる。ステップS2 で接続先オブジェクトが有ることを示すYESの出力が得られたら、次のステップS4 でこの接続先オブジェクト名をRAM21の信号伝送経路表示領域に書き込む。次に、ステップS5 で現在見ているオブジェクト名をステップS4 でRAM21に書き込んだ接続先オブジェクト名に書き換える。即ち、長押したボタンのオブジェクト等の現在の基準のオブジェクトよりも信号伝送経路において1つ先のオブジェクト名を検索の新しい基準のオブジェクト名とする。次に、ステップS2 に戻り、ステップS5 で書き換えた新しい基準のオブジェクトの接続先があるか否かを判定し、接続先がある時にはステップS2 、S4 、S5 を繰返す。従って、接続先オブジェクトがある限り、RAM21の信号伝送経路の格納領域にオブジェクト名が追加して順次に書き込まれ、接続先オブジェクトが無くなった時にステップS3 で検索が終了する。
この実施例では図10の接続先オブジェクト検索処理が終了したら、図11の接続元オブジェクト検索処理を実行する。なお、これとは逆に図11の接続元オブジェクトの検索処理の後に図10の接続先オブジェクトの検索処理を実行することもできる。図11のステップS11で接続元オブジェクトの検索処理が開始すると、次にステップS12で現在基準となっているオブジェクト例えば長押したオブジェクトの接続元オブジェクト即ち1つ上流側にオブジェクトがあるか否かを判定する。ステップS12で接続元オブジェクトがあることを示すYESの出力が得られた時には、次のステップ13で接続元オブジェクト名をRAM21の信号伝送経路格納領域に書き込む。次に、ステップS14で、現在見ているオブジェクト名即ち現在の基準オブジェクト名をステップS13でRAM21に書き込んだ接続元オブジェクト名に書き換える。即ち接続元オブジェクトの検索基準となるオブジェクト名を新しいオブジェクトに変更する。次に、ステップS15において、ステップS14で変更された新しいオブジェクトを基準とした接続元オブジェクトの検索処理を再帰的(recursive)に実行する。接続元オブジェクトの再帰的検索処理を進めてステップS12で接続元オブジェクトが無いことを示すNOの出力が得られたら、ステップS16でプログラムを終了させる。
次に、前述した第1、第2、第3及び第4の信号伝送経路が形成されている状態において、第3チャネルが関係している第1、第2、第3及び第4の信号伝送経路を視覚的に認識する時の動作を図10及び図11のフローチャートを参照して説明する。
第3のミキサー選択ボタン51cが例えば3秒以上長押しされると、図10のフローチャートに従う動作が開始し、上記第1〜第4の信号伝送経路が形成されている場合、第3のミキサー選択ボタン51cに対応する第3のミキサー手段がステレオバス23が接続さているので、ステップS2 の出力はYESになり、ステップS4 でRAM21に接続先オブジェクトとして「STEREO」が書き込まれる。ステップS5 で基準のオブジェクトが「CHANNEL3」から「STEREO」に書き換えられる。その後、ステップS2 に戻り、「STEREO」の接続先オブジェクトがあるか否かが判定されるが、「STEREO」は最終段のオブジェクトであって接続先オブジェクトを持たないので、ステップS2 の出力はNOとなり、図10の接続先オブジェクト検索処理が終了する。
次に、図11の接続元オブジェクト検索処理がステップS11に示すように開始する。ステップS12において、長押した第3のミキサー選択ボタン51cに対応する第3チャネルの第3のミキサー手段を基準にして接続元オブジェクトがあるか否かが判定される。なお、この実施例では、第1〜第12のメモリ手段25a〜25lと第1〜第12のミキサー手段26a〜26lとを合せて第1〜第12チャネルと定義しているので、第1〜第12の記録入力選択ボタン46a〜46lと第1〜第12のミキサー選択ボタン51a〜51lのいずれが長押されても、第1〜第12チヤネルが指定されたと見なされる。また、この実施例では図4の2つのエフェクタ選択ボタン75、77のいずれも押されておらず、サブミックスバス24がエフェクタ手段27をバイパスして第3チャネルの第3のメモリ手段に接続されているものとする。従って、第3チャネルの接続元オブジェクトはサブミックスバス24であることがテーブル81〜84に基づいて判明するので、ステップS12からYESが出力され、次のステップS13でRAM21に「SUBMIX」が書き込まれる。RAM21には、既に「CHANNEL3−STEREO」が書き込まれているので、「SUBMIX」の追記でRAM21に「SUBMIX−CHANNEL3−STEREO」の格納状態が生じる。次に、ステップS14で基準オブジェクト名が「CANNEL−3」から「SUBMIX」に変更される。次に、ステップS15で「SUBMIX」を基準にして接続元オブジェクトの検索が再帰的に実行される。この結果、SUBMIXの接続元オブジェクトとしてCHANNEL1があることが検出され、RAM21に、「CHANNEL1−SUBMIX−CHANNEL3−STEREO」の書き込み状態が生じる。次に、上記信号伝送経路の最も上流のCHANNEL1を基準にして接続元オブジェクトを検索する。前述した第1〜第4の信号伝送経路では、CHANNEL1の接続元オブジェクトが無いことがテーブル81〜84から判明するので、CHANNEL1の接続元オブジェクトの検索が終了し、基準オブジェクト名がSUBMIXに戻される。なお、これ迄の処理で前述した第4の信号伝送経路がRAM21に格納されたことになる。
次に、SUBMIXを基準オブジェクトとした接続元オブジェクト検索が再帰的に行われ、接続元オブジェクトとして「CHANNEL2」があることがテーブル81〜84に基づいて判明し、RAM21に「CHANNEL2」が追記される。この場合、「SUBMIX」よりも下流側の信号伝送経路は前述した第4の信号伝送経路のものをコピーして使い、RAM21に、
「CHANNEL1−SUBMIX−CHANNEL3−STEREO」
「CHANNEL2−SUBMIX−CHANNEL3−STEREO」
の書き込み状態を得る。
次に、基準オブジェクトを「SUBMIX」から「CHANNEL2」に変更して、「CHANNEL2」の接続元オブジェクトを検索する。前述した第1の信号伝送経路から明らかなように、「CHANNEL2」の接続元として第1の入力手段1aの「INPUT−A」のオブジェクトがあるので、RAM21に「INPUT−A」が追記され、
「CHANNEL1−SUBMIX−CHANNEL3−STEREO」
「INPUT−A−CHANNEL2−SUBMIX−CHANNEL3−STEREO」
の書き込み状態が得られる。
次に、基準オブジェクト名を「INPUT−A」として接続元オブジェクトの検索が行われる。しかし、「INPUT−A」の接続元オブジェクトは無いと判定されるので、基準オブジェクト名を「INPUT−A」よりも1つ下流側の「CHANNEL2」に戻す。
再び「CHANNEL2」を基準オブジェクトとして接続元オブジェクトを再帰的に検索する。しかし、「CHANNEL2」の接続元オブジェクトは無いので、更に「CHANNEL2」よりも1つ下流側のオブジェクト「SUBMIX」を基準オブジェクトとして接続元オブジェクトを再帰的に検索する。これにより、前述の第2の信号伝送経路から明らかなように第2の入力手段1aを示す「INPUT−B」の接続元オブジェクトがあることが判り、これが「SUBMIX」及びこれよりも下流側を示す信号伝送経路のコピーに付加され、RAM21に次の書き込み状態が生じる。
「INPUT−A−CHANNEL2−SUBMIX−CHANNEL3−STEREO」(第1の信号伝送経路)
「INPUT−B−SUBMIX−CHANNEL3−STEREO」(第2の信号伝送経路)
「CHANNEL1−SUBMIX−CHANNEL3−STEREO」(第4の信号伝送経路)
次に、「INPUT−B」を基準オブジェクトとして接続元オブジェクトの検索を行う。しかし、「INPUT−B」の接続元は無いので、「INPUT−B」よりも1つ下流側の「SUBMIX」を基準オブジェクトとして接続元オブジェクトの再帰的に検索を行う。既に読み取られた以外の接続元オブジェクトはないので、基準オブジェクトが「SUBMIX」の1つ下流側のプログラムスタート時の基準オブジェクトである「CHANNEL3」に戻される。基準オブジェクトを「CHANNEL3」として読み取りが洩れている接続先オブジェクトがあるか否かを判定する。この例では更に別の接続先オブジェクトがないので、このプログラムは終了する。
上述から明らかなようにRAM21の第1〜第4のテーブル81〜84に基づいて図10及び図11のフローチャートに従う接続先オブジェクト検索と接続元オブジェクト検索とを行うと、前記の第1〜第4の信号伝送経路においてCHANNEL3に関係する第1、第2及び第4の信号伝送経路を示すデータがRAM21に次のように格納される。
「INPUT−A−CHANNEL2−SUBMIX−CHANNEL3−STEREO」(第1の信号伝送経路)
「INPUT−B−SUBMIX−CHANNEL3−STEREO」(第2の信号伝送経路)
「CHANNEL1−SUBMIX−CHANNEL3−STEREO」(第4の信号伝送経路)
CPU19は上記第1、第2及び第4の信号伝送経路を示すデータに基づいてこれに対応する表示器を順次に時間差を有して発光させる。
次に、図2に機能的に示す表示制御手段5aによる表示手段5としての第1〜第6の入力表示器41a〜41f、第1〜第12の記録入力表示器47a〜47l、第1〜第12のミキサー表示器52a〜52l、サブミックス表示器63、ステレオ表示器71の発光処理を図12〜図18を参照して更に詳しく示す。なお、図12〜図18では発光する表示器とこれに対応するボタンに斜線が付されている。
まず、第1の信号伝送経路を表示するために、第1の入力手段1aのオブジェクト名「INPUT−A」に対応する第1の入力表示器41aを図12で示すように発光させる。次に、第1の入力表示器41aの発光から所定時間例えば好ましい範囲の0.1〜1秒から選択された0.2秒が経過した時点で図13に示すように第2チャネルを示す「CHANNEL2」の入力を示す第2の記録入力表示器47bを発光させる。この時第1の入力表示器41aの発光を継続させる。次に、所定時間(0.2秒)後に第1の入力表示器41aと第2の記録入力表示器47bとの発光を継続させた状態で、第2チャネルの出力を示す第2のミキサー選択表示器52bを図14に示すように発光させる。次に、所定時間(0.2秒)後に、表示器41a、47b、52bの発光を継続した状態で「SUBMIX」に対応するサブミックス表示器63を図5に示すように発光させる。次に、所定時間(0.2秒経過後に表示器41a、47b、52b、63の発光を継続させた状態で「CHANNEL3」の入力を示す第3の記録入力表示器47cを図16に示すように発光させる。次に、所定時間(0.2秒)経過後に表示器41a、47b、52b、63、47cの発光を継続させた状態で「CHANNEL3」の出力に対応する第3のミキサー選択表示器52cを図17に示すように発光させる。次に、所定時間(0.2秒)経過後に表示器41a、47b、52b、63、47c、52cの発光を継続させた状態で「STEREO」に対応するステレオ表示器71を図18に示すように発光させる。これにより、第1の信号伝送経路の発光表示が終了する。
次に、所定時間(0.2秒)が経過した時点で第1の信号伝送経路の表示に係わる表示器41a、47b、52b、63、47c、52c、71の発光を停止し、第2の信号伝送経路の表示を第1の信号伝送経路の表示と同様に行う。第2の信号伝送経路の発光表示が終了したら、第4の信号伝送経路の発光表示を同様に行う。第4の信号伝送経路の発光表示が終了したら再び第1の信号伝送経路を発光表示する。この発光表示は、ボタンの長押しを止めることにより発生される停止指令が得られるまで、又は次の信号伝送経路の形成操作が行われるまで繰返される。
上述では第1、第2及び第4の信号伝送経路の順に発光表示したが、第4、第1及び第2の信号伝送経路の順に発光表示すること、又はこれとは別の任意の順番に発光表示することができる。また、先に発光した表示器の発光を継続させずに新しく表示するもののみを所定時間、例えば0.2〜2秒発光させることができる。例えば、第1の信号伝送経路を表示する時に、表示器41a、47b、52b、63、47c、52c、71を所定時間順次に発光させることができる。
本実施例において所望の信号伝送経路が形成されている状態で中断指示手段としてのミュートボタン57a〜57l、67、75のいずれかをオン操作すると、操作されたミュートボタンを含む信号伝送経路の信号伝送が中断即ち無効化される。このミュート状態において信号伝送経路に属するボタンを例えば0.2秒以上の長押し操作して信号伝送経路の表示を指令すると、信号伝送経路に属するミュート操作されたミュートボタンに対応する表示器が点灯又は点滅表示状態になる。例えば、前述の第1の信号伝送経路が形成されている状態でミュートボタン56bがオン操作されていると、これに対応する表示器57bが点灯又は点滅表示状態になる。従って、ミュート状態の判定を容易に達成できる。
本実施例ではステレオバス23を出力手段の1部と考え、ここの信号が有効に出力されているか否かを表示器71で表示している。しかし、出力の選択及び表示はこれに限定されるものでなく、例えば、追加して第1及び第2の出力手段2a、2bを指定する手動操作手段とこの表示器を設けることもできる。
上述から明らかなように本実施例は次の効果を有する。
(1) 信号伝送経路に関係する表示器が時間差を有して順に表示状態となるので、信号伝送経路を容易且つ明確に得ることができる。
(2) 信号伝送経路に属するボタンを長押しするという簡単な方法で信号伝送経路を表示できるので、この表示を容易且つ簡単に達成できる。
(3) RAM21の第1〜第4のテーブル81〜84に信号伝送経路のデータを格納し、これを読み出して信号伝送経路を検索して表示するので、信号伝送経路の表示を正確且つ容易に達成することができる。
(4) 信号伝送経路を再帰的に検索するので、複数の信号伝送経路の表示を容易に達成できる。
(5) 表示器40a〜40f、47a〜47l、52a〜52l、57a〜57l、63、68、71、76、92、94が操作パネル39に規則的に配列されているので、信号伝送経路を分りやすく表示することができる。
(6) サブミックスバス24を有するので、複数な信号伝送経路を形成することができる。また、この複数な信号伝送経路を本発明に従って容易且つ分りやすく表示することができる。
(7) ミュート状態を容易且つ分りやすく表示することができる。
本発明はディジタルミキサー及びこれに類似の信号処理装置に利用可能である。
本発明の実施例1に従う信号処理装置を示すブロック図である。 図1の入力手段、出力手段、操作手段、表示手段を伴なった信号処理及び制御手段を機能的に示すブロック図である。 図2の一部を機能的に詳しく示すブロック図である。 図1の信号処理装置の操作パネルの一部における操作手段及び表示手段を示す平面図である。 図4の操作パネル及び表示器の一部の電気回路図である。 図1のRAMに格納された第1のテーブルを示す図である。 図1のRAMに格納された第2のテーブルを示す図である。 図1のRAMに格納された第3のテーブルを示す図である。 図1のRAMに格納された第4のテーブルを示す図である。 接続先オブジェクトの検索処理の流れを示す図である。 接続元オブジェクトの検索処理の流れを示す図である。 第1の信号伝送経路の第1のステップの表示を説明するための図4の一部を示す平面図である。 第1の信号伝送経路の第2のステップの表示を説明するための図4の一部を示す平面図である。 第1の信号伝送経路の第3のステップの表示を説明するための図4の一部を示す平面図である。 第1の信号伝送経路の第4のステップの表示を説明するための図4の一部を示す平面図である。 第1の信号伝送経路の第5のステップの表示を説明するための図4の一部を示す平面図である。 第1の信号伝送経路の第6のステップの表示を説明するための図4の一部を示す平面図である。 第1の信号伝送経路の第7のステップの表示を説明するための図4の一部を示す平面図である。
符号の説明
1a〜1f 入力手段
2a、2b 出力手段
3 信号処理手段
4 操作手段
5 表示手段
5a 表示制御手段
23 ステレオバス
24 サブミックスバス
40a〜40f 入力選択ボタン
41a〜41f 入力表示器

Claims (11)

  1. 電気信号を入力させるための複数の入力手段(1a〜1f)と、
    電気信号を出力するための複数の出力手段(2a〜2b)と、
    前記入力手段と前記出力手段との間に接続され且つ前記入力手段の前記出力手段との間に複数の信号伝送経路を選択的に形成する制御機能と前記複数の信号伝送経路の信号に対して任意の信号処理を施す機能とを有している信号処理及び制御手段(3)と、
    前記入力手段(1a〜1f)の出力信号を前記信号処理及び制御手段(3)が選択的に使用することを指令する信号を前記信号処理及び制御手段に選択的に与えるための手動操作可能な入力選択手段(40a〜40f)と、
    前記信号処理及び制御手段の出力信号を前記出力手段(2a〜2b)へ送ることを指令する信号を前記信号処理及び制御手段に選択的に与えるための手動操作可能な出力選択手段(70)と、
    前記複数の信号伝送経路の形成を選択的に指令するための手動操作可能な複数の信号伝送経路選択手段(46a〜46l及び/又は51a〜51l)と、
    前記入力選択手段(40a〜40f)に所定の位置関係を有して配置された入力表示器(41a〜41f)と、
    前記出力選択手段(70) に所定の位置関係を有して配置された出力表示器(71)と、
    前記複数の信号伝送経路選択手段(46a〜46l及び/又は51a〜51l)に所定の位置関係を有して配置された複数の信号伝送経路選択表示器(47a〜47l及び/又は52a〜52l)と、
    形成されている前記信号伝送経路を視覚的に表示する時に、前記入力選択手段(40a〜40f)、前記出力選択手段(70)、及び前記複数の信号伝送経路選択手段(46a〜46l及び/又は51a〜51l)から任意に選択された選択手段の所定の操作に応答して、該操作がされた選択手段に属している信号伝送経路を検索する検索手段と
    前記検索手段で検索された信号伝送経路を表示するために、前記検索された信号伝送経路に属する前記入力表示器(41a〜41f)、前記複数の信号伝送経路選択表示器(47a〜47l及び/又は52a〜52l)から選択された1つ又は複数、及び前記出力表示器(71)を互いに時間差を有して順次に表示状態に制御する表示制御手段(5a)と
    を備えた信号処理装置。
  2. 前記入力表示器(41a〜41f)は前記入力選択手段(40a〜40f)に近接配置され、前記出力表示器(71)は前記出力選択手段(70)に近接配置され、前記複数の信号伝送経路選択表示器(47a〜47l及び/又は52a〜52l)は前記複数の信号伝送経路選択手段(46a〜46l及び/又は51a〜51l)にそれぞれ近接配置されていることを特徴とする請求項1記載の信号処理装置。
  3. 前記入力選択手段は手動操作部(40a〜40f)を有する入力選択スイッチ(42a〜42f)であり、前記出力選択手段は手動操作部(70)を有する出力選択スイッチ(72)であり、前記複数の信号伝送経路選択手段は手動操作部(46a〜46及び/又は51a〜51l)をそれぞれ有する複数の信号伝送経路選択スイッチ(48a〜48l及び/又は53a〜53l)であり、
    前記入力表示器(41a〜41f)は前記入力選択スイッチの操作部(40a〜40f)に一体化され、前記出力表示器(71)は前記出力選択スイッチの操作部(70)に一体化され、前記複数の信号伝送経路選択表示器(47a〜47l及び/又は52a〜52l)は前記複数の信号伝送経路選択スイッチの操作部(46a〜46l及び/又は51a〜51l)に一体化されていることを特徴とする請求項1記載の信号処理装置。
  4. 更に、前記信号伝送経路による信号伝送の中断をそれぞれ指示するための手動操作可能な複数の中断指示手段(56a〜56l)と、
    前記複数の中断指示手段(56a〜56l)に対応して設けられた複数の中断表示器(57a〜57l)と、
    前記信号伝送経路が選択的に形成されている状態でこの信号伝送経路に属する前記中断指示手段(56a〜56l)が中断操作されている状態において、
    前記入力表示器(41a〜41f)、前記複数の信号伝送経路選択表示器(47a〜47l及び/又は52a〜52l)から選択された1つ又は複数、及び前記出力表示器(71)を互いに時間差を有して順次に表示状態に制御するための指令が与えられた時に、中断されている信号伝送経路に関係する前記中断表示器を点灯又は点滅表示制御する手段と
    を有していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の信号処理装置。
  5. 前記入力手段(1a〜1f)は、ディジタル信号を出力するものであり、
    前記信号処理及び制御手段はCPUを含むものであり、
    前記CPUは複数の信号伝送経路を選択的に形成する制御機能を有し、且つ前記CPUは前記表示制御手段(5a)にも兼用されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の信号処理装置。
  6. 前記信号処理及び制御手段は、
    バス(13)と、
    前記入力選択手段(40a〜40f)の操作に応答して前記入力手段(1a〜1f)に選択的に接続される複数のメモリ手段(25a〜25l)と、
    前記信号伝送経路選択手段の操作に応答して前記複数のメモリ手段(25a〜25l)の出力に所定の信号処理をそれぞれ施すための複数の信号処理手段と、
    前記出力選択手段の操作に応答して前記複数の信号処理手段の出力を前記バスにそれぞれ伝送するための複数の信号伝送手段と、
    前記バスの信号を前記出力手段(2a〜2b)に伝送する手段と
    を有していることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の信号処理装置。
  7. 前記信号処理及び制御手段は、
    ステレオバス(23)と、
    サブミックスバス(24)と、
    複数のメモリ手段(25a〜25l)と、
    前記信号伝送経路選択手段の操作に応答して前記複数のメモリ手段(25a〜25l)の出力に所定の信号処理をそれぞれ施すための複数の信号処理手段と、
    前記入力選択手段(40a〜40f)の操作に応答して前記入力手段(1a〜1f)の信号を前記メモリ手段に伝送する入力信号伝送手段と、
    前記出力選択手段の操作に応答して前記複数の信号処理手段の出力を前記ステレオバス(23)を介して前記出力手段にそれぞれ伝送するための複数のステレオ信号伝送手段と、
    前記サブミックスバス(24)を介した信号伝送を選択的に指令するための手動操作可能なサブミックス選択手段(62)と、
    前記サブミックス選択手段(62)に所定の位置関係を有して配置されたサブミックス選択表示器(63)と、
    前記サブミックス選択手段(62)の操作に応答して前記信号処理手段の出力を前記サブミックスバス(24)を介して前記メモリ手段に選択的に伝送するサブミックス信号伝送手段と
    を有していることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の信号処理装置。
  8. 前記信号処理及び制御手段は、更に、前記入力選択手段(40a〜40f)の操作に応答して前記入力手段(1a〜1f)の信号を前記ステレオバスに選択的に伝送する手段を有していることを特徴とする請求項7記載の信号処理装置。
  9. 前記信号処理手段は前記メモリ手段の出力の信号レベルを調整する手段を有していることを特徴とする請求項7又は8記載の信号処理装置。
  10. 前記信号処理手段はミキサー手段であることを特徴とする請求項7又は8記載の信号処理装置。
  11. 更に、操作パネルを有し、前記入力選択スイッチの操作部、前記出力選択スイッチの操作部、前記複数の信号伝送経路選択スイッチの操作部、前記入力表示器、前記出力表示器及び前記複数の信号伝送経路選択表示器は前記操作パネルに配置されていることを特徴とする請求項3記載の信号処理装置。
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