JP2559582Y2 - トランスのアース構造 - Google Patents

トランスのアース構造

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JP2559582Y2 JP1990081324U JP8132490U JP2559582Y2 JP 2559582 Y2 JP2559582 Y2 JP 2559582Y2 JP 1990081324 U JP1990081324 U JP 1990081324U JP 8132490 U JP8132490 U JP 8132490U JP 2559582 Y2 JP2559582 Y2 JP 2559582Y2
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浩司 北見
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、配線基板に固定されるトランスのコアを
上記配線基板にアースするためのトランスのアース構造
に関するものである。
〔従来の技術〕
表裏両面が絶縁コーティングされた薄板を多数重ねて
形成されるトランスのコアには、E型の薄板を多数重ね
たE型コアと、I型の薄板を多数重ねたI型コアとを突
き合せて、その突き合せ部の外周を溶接することによ
り、薄板同志の間を導通させるタイプと、両コアを例え
ば亜鉛メッキ鋼板からなるバンドカバーで覆い、このバ
ンドカバーを介して薄板間を導通させるタイプとがある
が、いずれのタイプの場合も外側の薄板を配線基板にア
ースすることで、コア全体がアースされる。
従来では、第5図に示すように、樹脂製の枠体1に保
持されたコア2にL形の足金11を溶接し、この足金11と
配線基板3のアース用パターン電極13とをリード線12で
接続することにより、トランスのコア2を配線基板3に
アース接続していた。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記のような従来のトランスのアース構造による場合
は、コアに足金を溶接する作業、リード線を足金および
配線基板のアース用パターン電極にそれぞれ半田付けす
る作業を必要とするために、コアをアースするための作
業に多大な手数および高度な熟練を要し、また、トラン
スに保護用の樹脂製ケースを被せるタイプでは、コアに
溶接した足金が邪魔になるためにケースを使用すること
ができない欠点もあった。
この考案は上記実情に鑑みてなされたもので、コアを
配線基板のアース端子に対して容易に接続することがで
き、また樹脂製ケースの使用を可能にしてトランスの配
線基板への固定も容易、確実なものとすることができる
トランスのアース構造を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、請求項1に記載の考案に
係るトランスのアース構造は、配線基板に固定されるト
ランスのコアに、上記配線基板のアース用端子孔に挿通
されるアース端子を電気的に接触させて取り付けたトラ
ンスのアース構造であって、上記アース端子は、コイル
を支持する枠体の内面に形成した一対の突条とコアとの
間に挿入された形状で、前記枠体とコアとの間に挟み込
まれて支持されている。
また、請求項2に記載の考案のトランスのアース構造
においては、上記アース端子に、前記枠体またはコアに
接触してアース端子を弾性変形のばね力で前記枠体また
はコアに押し付けてアース端子の抜止めを行う舌片が一
体形成されている。
〔作用〕
請求項1の考案によれば、アース端子をコイルを支持
する枠体の内面に形成した一対の突条とコアとの間に挿
入し、前記枠体とコアとの間に挟み込んで支持した状態
でトランスのコア側に電気的に接触させて取り付けてい
るので、アース端子が正確に位置決めされた状態で安定
してコアに取り付けられる。また、そのアース端子を配
線基板側のアース用端子孔に落し込むように挿通させる
だけで、足金やリード線を一切、使用することなく、コ
アを配線基板にアース接続することができる。それゆえ
に、コアに保護用の樹脂製ケースを嵌合させて、このケ
ースを介してトランスを配線基板に固定することも可能
となる。
また、請求項2の考案によれば、アース端子に、前記
枠体またはコアに接触してアース端子を弾性変形のばね
力で前記枠体またはコアに押し付けてアース端子の抜止
めを行う舌片が一体形成されているので、枠体とコア間
におけるアース端子の抜止め保持力を増大することがで
きる。
〔実施例〕 以下、この考案の一実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図はこの考案の一実施例を示す要部の斜視図、第
2図はトランス全体の正面図であり、同図において、1
は矩形の筒型に成形された樹脂製の枠体で、コア2およ
びコイル4を支持するとともに、その幅方向の両側部に
1次側および2次側のコイル端子5,6を突出させて取付
けている。上記コア2は、その表面がけい素皮膜で覆わ
れた多数のE型薄板を重ねたE型コア2Aと、同じく多数
のI型薄板を重ねたI型コア2Bとを突き合せて、その突
き合せ部の外周を溶接したものである。各薄板は、鋼板
の表裏面を絶縁用のけい素皮膜でコーティングしたもの
であるが、端面21(切出口)はコーティングされていな
い。
7はL型に形成されたアース端子で、上記コア2とは
別体で、例えばリン青銅などの良導体から作製されてお
り、その一辺部7aの下面がやすり状の粗面7Aに形成され
ているとともに、一辺部7aの中央部に上方への打出し舌
片7Bを有している。このアース端子7は、その一片部7a
側を第3図(A),(B)に示すように、上記枠体1の
内面に形成した一対の突条1a,1a(第2図参照)間にお
いて、枠体1とコア2との間に側方から挿入させること
により、両者1,2間に挟み込ませて支持されるが、その
挿入の際、やすり状の粗面7AによりE型コア2Aのけい素
皮膜が剥離されてコア2と電気的に接触される。また、
上記打出し舌片7Bが、上記挿入時に枠体1またはコア2
に接触してアース端子7を弾性変形のばね力で枠体1ま
たはコア2に押し付けることによって、上記挿入時のや
すり効果を高めるためのばね性が付与されているととも
に、アース端子7の抜止め保持力が増大されるように構
成されている。
上記構成において、トランスを配線基板3に取り付け
る際、第4図に示すように、配線基板3に形成されたア
ース用端子孔8に上記アース端子7の他辺部7bを挿通さ
せることにより、トランスのコア2を配線基板3にアー
ス接続させることができる。また、足金などの邪魔物が
ないので、第4図の仮想線で示すように、配線基板3の
上方に突出するトランスに保護用の樹脂製ケース9を嵌
合させるとともに、トランスをそのケース9を介して配
線基板3にしっかりと固定することが可能となる。
なお、上記枠体1の内面に形成され、アース端子7の
挿入をガイドする役目をもつ一対の突条1a,1aは、コア
2とコイル端子5,6との沿面距離をかせぐために、従来
のトランスにおいても設けられていた。したがって、こ
の一対の突条1a,1aの存在によりアース端子7の所定の
挿入を容易なものとしながらも、そのために枠体1、ひ
いてはトランス全体の寸法を増大することはない。
また、この考案は、薄板を重ねたコアばかりでなく、
焼結合金などから単一物のコアにも適用できる。
〔考案の効果〕 以上のように、請求項1および2に記載されたこの考
案によれば、アース端子をコイルを支持する枠体の内面
に形成した一対の突条とコアとの間に挿入し、枠体とコ
アとの間に挟み込んで支持した状態でトランスのコア側
に電気的に接触させて取り付けているので、アース端子
が正確に位置決めされた状態で安定してコアに取り付け
られる。また、そのアース端子を配線基板のアース用端
子孔に挿入するだけで、アースをとることができる。し
たがって、足金やリード線の使用が全く不要で、構成の
簡素化はもとより、アース接続を極めて容易、かつ確実
におこなうことができる。
また、足金などの邪魔物もないので、トランスの配線
基板への取付けに樹脂製ケースを使用してトランス自体
を確実強固に配線基板に固定することができる。
特に、アース端子に、枠体またはコアに接触してアー
ス端子を弾性変形のばね力で枠体またはコアに押し付け
てアース端子の抜止めを行う舌片を一体形成した場合に
は、枠体とコア間におけるアース端子の抜止め保持力を
増大することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す要部の斜視図、第2
図はトランス全体の正面図、第3図(A),(B)はア
ース端子の取付け状態を説明する要部の拡大縦断側面
図、第4図は配線基板への取付け状態を示す側面図、第
5図は従来のトランスのアース構造を示す側面図であ
る。 1……枠体、2……コア、3……配線基板、4……コイ
ル、7……アース端子、8……アース用端子孔。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】配線基板に固定されるトランスのコアに、
    上記配線基板のアース用端子孔に挿通されるアース端子
    を電気的に接触させて取り付けたトランスのアース構造
    であって、 上記アース端子は、コイルを支持する枠体の内面に形成
    した一対の突条とコアとの間に挿入された状態で、前記
    枠体とコアとの間に挟み込まれて支持されているトラン
    スのアース構造。
  2. 【請求項2】請求項1において、アース端子は、コアお
    よびコイルを支持する枠体とコアとの間に挟み込まれて
    支持されているトランスのアース構造。
JP1990081324U 1990-07-30 1990-07-30 トランスのアース構造 Expired - Fee Related JP2559582Y2 (ja)

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