JP2559534B2 - 人孔における足掛金物の補修工法並びに該工法で使用される穿孔装置 - Google Patents
人孔における足掛金物の補修工法並びに該工法で使用される穿孔装置Info
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Description
る足掛金物の補修工法並びに該工法における足掛金物取
付のための穿孔工程で使用される装置に関する。
入りするために設けられ、深いものでは第4図に示すよ
うに側壁に昇降用の足掛金物2が設けられている。こう
した足掛金物は、汚水管のように管内に亜硫酸ガス等が
発生するような管ではことに腐食し易く、古くから設置
されている人孔内の足掛金物を使って昇降することはき
わめて危険な状態となっている。
を交換する作業が必要となっているが、従来工法では、
老朽化した足掛金物を切り取り等によって取除いたのち
その周辺に第5図に示すようにブレーカ又はドリル等に
よるはつりで足掛金物取付用の孔1をあけ、新しい足掛
金物2をモルタル又は接着剤3にて取付けるのが主であ
った。
めに一対の取付用孔を一定の間隔であけねばならない
が、上述する従来法では、一対の取付用孔を一つ一つ位
置決めして開けねばならないため手間がかかり、また足
掛金物を固定するのにもモルタルや接着剤等を充槙する
のに手間がかゝるうえそれらが固まるのに時間がかゝる
などの不具合があった。
供することを第1の目的とし、該工法で使用される穿孔
装置を提供することを第2の目的とする。
掛金物を取除く工程と、一対の穿孔機を並設した穿孔装
置を使用し、人孔内壁に一対の取付用孔を同時に穿つ工
程と、楔状のピンを打込むことによって拡開するアンカ
ー部を各脚に備えた足掛金物を使用し、各脚のアンカー
部を取付用孔にそれぞれ挿入したのちピンを打込むこと
により足掛金物を取付用孔に固定する工程とからなるこ
とを特徴とする。
は、伸縮可能で、人孔内壁に突き当たり、突っ張った状
態で支持される突っ支え手段と、一定の間隔を存して並
設される穿孔機とから構成される。ここで突っ支え手段
は、人孔内壁に点接触するようにしてもよいが、好まし
くは人孔内壁への左右の接触部分のうち、少なくとも一
方が上下方向に一定の長さを有するようにされる。これ
により装置の傾きが規制され、一対の取付孔を水平に傾
かないで穿つことができるようになる。
いようにするには、接触部分が鉛直軸を通る面内で鉛直
軸に対し傾斜し、斜壁に沿うようにする必要がある。
一度の位置決めで同時にあけることができ、その後足掛
金物が各孔にアンカー部をそれぞれ差し込んでピンを打
込むことにより固定される。
昇降させ、所定位置で伸ばして人孔内壁に突き当たら
せ、突っ張った状態とすることにより固定される。その
後両穿孔機により人孔内壁に足掛金物取付用の一対の孔
が形成される。
枠状のブラケット11には、ポール12が横架され、ポ
ール端に捩込んだ突っ支え棒13がハンドル14の操作
によって回転しながら進退するようになっている。突っ
支え棒13と反対側に突出する一対の直壁用アタッチメ
ント15がブラケット11にそれぞれ着脱可能に取付け
られるようになっており、各アタッチメント15の人孔
内壁への接触部は縦長で平行に伸び断面楔状をなしてい
る。 上記アタッチメント15は直壁用のものである
が、斜壁用のものでは接触部が傾斜するか或いはピン状
のものが使用される。 ブ
ラケット11にはまた、その両側に一対のドリル16が
並設され、各側で人孔内壁に足掛金物取付用の孔を一対
形成できるようになっている。図中、17はブラケット
11に固着される吊り金具で、吊上げ装置(図示しな
い)に連結されるロープやワイヤーに繋がれ、穿孔装置
の上げ下げを行うために使用される。
さの異なる各脚に割り溝によって拡開可能に構成したア
ンカー部19を有し、先の尖ったピン20を打込むこと
によってアンカー部19が図の一点鎖線で示すように拡
開するようになっている。足掛金物の補修時において
は、先ず常法のように老朽化した足掛金物を切り取り等
によって取除く。ついで穿孔箇所の人孔内壁の形状に応
じたアタッチメント15を取付けた穿孔装置を吊上げ装
置により吊り金具17に連結したロープで所定位置まで
吊り下ろし、ハンドル14の回動操作により突っ支え棒
13を突出させて人孔内壁に突き当たらせ、突っ張った
状態にして支持させる。次に一対のドリル16で人孔内
壁に穿孔する。その後ハンドル操作で突っ支え棒13を
引込め、穿孔装置をつぎの穿孔箇所まで移動させたのち
足掛金物18の両アンカー部19を穿孔に差し込み、各
ピン20を打込んでアンカー部19を孔内で拡開させ固
定する。
20が通される孔内に樹脂或いはセメントミルク等を注
入しておいてもよい。これにより人孔内壁のコンクリー
ト内部における鉄筋等の防錆効果が挙げられ、またドリ
ル16で穿孔した孔が内壁を貫通した場合の止水効果を
挙げることができる。以上のようにして順次足掛金物の
補修が行われていく。
足掛金物を取除いたのち新たな足掛金物を取付るための
一対の孔を個々に位置決めすることなく一度位置決めす
るだけで同時にあけることができ、穿孔作業が簡便にか
つ迅速に行える。本発明の方法によれば更に足掛金物が
ピンの打込み作業によって簡易かつ迅速に行え、したが
って足掛金物の補修が従来法と比べ簡易かつ迅速に行え
る。 また穿孔装置において、突っ支え手段の人孔内壁
への接触部分が上下に一定の長さを有するようにすれ
ば、穿孔装置の傾きが規制され、一対の取付用孔を水平
にあけることができる。
15 アタッチメント 16 ドリル 18 足掛金物
Claims (3)
- 【請求項1】老朽化した足掛金物を取除く工程と、一対
の穿孔機を並設した穿孔装置を使用し、人孔内壁に一対
の取付用孔を同時に穿つ工程と、楔状のピンを打込むこ
とによって拡開するアンカー部を各脚に備えた足掛金物
を使用し、各脚のアンカー部を取付用孔にそれぞれ挿入
したのちピンを打込むことにより脚掛金物を取付用孔に
固定する工法とからなる人孔の足掛金物の補修工法。 - 【請求項2】 人孔内壁に足掛金物取付用の一対の孔を
形成するための穿孔装置であって、伸縮可能で、人孔内
壁に突き当たり、突っ張った状態で支持される突っ支え
手段と、一定の間隔を存して並設される穿孔機とから構
成される穿孔装置。 - 【請求項3】 突っ支え手段は人孔内壁への左右の接触
部分のうち、少なくとも一方が上下方向に一定の長さを
有している請求項2記載の穿孔装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2402682A JP2559534B2 (ja) | 1990-12-17 | 1990-12-17 | 人孔における足掛金物の補修工法並びに該工法で使用される穿孔装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2402682A JP2559534B2 (ja) | 1990-12-17 | 1990-12-17 | 人孔における足掛金物の補修工法並びに該工法で使用される穿孔装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04216720A JPH04216720A (ja) | 1992-08-06 |
JP2559534B2 true JP2559534B2 (ja) | 1996-12-04 |
Family
ID=18512480
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2402682A Expired - Lifetime JP2559534B2 (ja) | 1990-12-17 | 1990-12-17 | 人孔における足掛金物の補修工法並びに該工法で使用される穿孔装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2559534B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2627477B2 (ja) * | 1992-09-17 | 1997-07-09 | 三山工業株式会社 | リフォーム用足掛具 |
JP4669753B2 (ja) * | 2005-07-15 | 2011-04-13 | 株式会社ニチコン | マンホール内ステップ取付孔の削孔装置 |
JP5275936B2 (ja) * | 2009-07-16 | 2013-08-28 | 株式会社富士邑 | 穿孔装置及び切削装置支持体 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS596550B2 (ja) * | 1975-11-12 | 1984-02-13 | 松下電器産業株式会社 | スポツトキラ−カイロ |
JP2673251B2 (ja) * | 1988-06-07 | 1997-11-05 | 株式会社サンノハシ | ステップ金具の製造方法 |
-
1990
- 1990-12-17 JP JP2402682A patent/JP2559534B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04216720A (ja) | 1992-08-06 |
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