JP2673251B2 - ステップ金具の製造方法 - Google Patents

ステップ金具の製造方法

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JP2673251B2 JP63138366A JP13836688A JP2673251B2 JP 2673251 B2 JP2673251 B2 JP 2673251B2 JP 63138366 A JP63138366 A JP 63138366A JP 13836688 A JP13836688 A JP 13836688A JP 2673251 B2 JP2673251 B2 JP 2673251B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はマンホールの孔壁等に取り付けるステップ金
具の製造方法に関するものである。
〈従来の技術〉 一般に、下水道のマンホールの孔壁等には、作業員の
昇降用のために、上下方向に複数のステップ金具が取り
付けてある。
このステップ金具の従来の製造方法を、第6図を参照
しながら説明する。
通常ステップ金具には、U字形棒材1ご用いられ、こ
の棒材1のU字の底部を平たく形成し、作業者が足を掛
ける部分であるステップ11を設ける。
また棒材1の両端部には、ネジ切り部5を設ける。
次にアンカー筒6であるが、このアンカー筒6は両端
開放型の中空筒体であり、一方端の端面からは、アンカ
ー筒6の軸と水平方向に、所定の長さの複数のスリット
61を開設し、他方端の内周面にはネジ溝62を刻設する。
最後に、以上のように形成した棒材1のネジ切り部5
と、アンカー筒6のネジ溝62とをネジ結合して、ステッ
プ金具の製造を完了する。
〈本発明が発明が解決しようとする問題点〉 前記した従来のステップ金具の製造方法には、次のよ
うな問題点が存在する。
〈イ〉従来のステップ金具の製造方法は、形削り盤等の
切削機械によって、アンカー筒6にスリット61の切削作
業を行わなければならない。
そのため、スリット形成作業に時間と手間がかかり、
大量生産の場合においては作業能率の低下を招く原因と
なる。
〈ロ〉棒材1とアンカー筒6をネジ結合するために、そ
れぞれにネジ切りを行う必要があり、製造作業が煩雑に
なる。
〈ハ〉棒材1とアンカー筒6はネジ結合であるため、一
体性に乏しく強度に問題がある。
〈本発明の目的〉 本発明は上記のような問題点を解決するためになされ
たもので、容易かつ短時間に製造でき、しかも強度の向
上を図ることができるステップ金具の製造方法を提供す
ることを目的とする。
〈本発明の構成〉 以下、図面を参照しながら本発明の一実施例について
説明する。
〈イ〉ステップ加工(第3図) 先ず、従来と同様にU字形に曲折した鋼棒等から形成
されるU字形棒材1を用意する。
ステップ11は、このU字形棒材1のU字の底部を、プ
レス等で平らに形成した部分である。
作業者は、このステップ11に足を掛けて、マンホール
内を昇降することができる。
なお、このステップには、滑り止め用の突起を設けて
おくとよい。
〈ロ〉かしめ部の突設(第1図) 棒材1の両端部の端面には、棒材1より小径で短寸の
円柱体等のかしめ部2を予め一体に形成しておく。
〈ハ〉十字板の打ち抜き(第3図) プレス機械によって、放射状に羽根部材31群を有する
十字板3等の板体を打ち抜く。
このとき同時に、十字板3の中央部には、角形等のか
しめ孔33を打ち抜く。
このかしめ孔33は、前述の棒材1のかしめ部2が丁度
挿入できる程度のものである。
また、放射状に位置する羽根部材31間には所定の間隙
を空けて打ち抜き、その間隙部をスリット端面32とす
る。
〈ニ〉アンカー筒の成形(第1図) 以上のように打ち抜いた十字板3の羽根部材31を同一
方向に曲げ起こして、第1図に示すようなアンカー筒34
を成形する。
このアンカー筒34は、羽根部材31間にスリット端面32
が設けられているため、筒状に成形した場合には、第1
図のようなスリット35を有する筒体を構成することにな
る。
また、十字板3を打ち抜く際には、アンカー筒34の外
周径が棒材1の外周径と等しくなるように予め設計す
る。
〈ホ〉かしめ接合(第2図) 次に、アンカー筒34と棒材1とを、かしめ接合によっ
て一体に取り付ける。
先ず、アンカー筒34の筒体の内部を通らない方向か
ら、かしめ孔33内に棒材1のかしめ部2を挿入する。
そして、棒材1を固定し、ジグ4をアンカー筒34の筒
内に挿入し、かしめ部2をプレスして接合部に塑性流動
を起こさせてかしめ接合する。
これによって、アンカー筒34と棒材1とは、強力に一
体化させることになる。
〈ステップ金具の定着方法〉 以上のような製造方法によって製造したステップ金具
を、第4図に示すように、マンホール等の孔壁のコンク
リート8に定着する。
定着に使用するクサビ7は、例えば円錐台状のものを
使用し、クサビ7の小円形面側の径はアンカー筒34の内
径より僅かに小径とし、大円形面側の面は大形に形成す
る。
また、クサビ7の小円形面側の周面には、セレーショ
ン溝71を刻設し、ステップ金具の定着性を向上させるこ
とができる。
コンクリート8には、予め所定の位置に、クサビ7ま
たは棒材1の径よりわずかに大きい径の設置孔が開設さ
れている。
先ず、U字形棒材1の両端部のアンカー筒34内に、ク
サビ7の小円形面側を仮挿入する。
次に、ステップ11を水平にした状態で、コンクリート
8の設置孔内に、棒材1の両端部を挿入し、ハンマー等
で打撃力を与える。
すると、クサビ7は次第にアンカー筒34内に圧入し、
羽根部材31が外方にテーパー状に開いた状態になる。
そのため、羽根部材31が周囲のコンクリート8内に突
き刺さり、確実なステップ金具の定着が可能となる。
〈その他の実施例〉 その他の実施例として、アンカー筒34のかしめ孔33側
の端面周縁部に、環状の底フランジ36をプレス形成する
場合が考えられる。
この場合、アンカー筒34がU字形棒材1よりやや大径
に形成し、底フランジ36の内径は、U字形棒材1が丁度
嵌合できる程度に形成する。
このように底フランジ36を形成することによって、後
にU字形棒材1をかしめ接合した場合に、U字形棒材1
とアンカー筒34との接合をより強固に一体化することが
できる。
〈本発明の効果〉 本発明は以上説明したようになるので、次のような効
果を期待することができる。
〈イ〉従来のステップ金具の製造方法は、形削り盤等の
切削機械によって、アンカー筒にスリットの切削作業を
行わなければならないため、スリット形成作業に時間と
手間がかかり、大量生産の場合においては作業能率の低
下を招く原因となる。
それに対して本発明は、十字板等の板体をプレスによ
って一瞬に打ち抜き、それを曲げ加工するだけでスリッ
トの形成を行うことができる。
そのため、従来の製造方法と比較すると、ステップ金
具の製造作業が容易かつ迅速にできるようになり、大量
生産の場合においても作業能率を向上させることができ
る。
〈ロ〉従来は棒材とアンカー筒をネジ結合するために、
それぞれにネジ切りを行う必要があり、製造作業が煩雑
になる。
しかし本発明はネジ結合でなく、かしめ接合であるた
め、ネジ切り作業を行う必要がなく、作業性が向上す
る。
〈ハ〉従来の棒材とアンカー筒はネジ結合であるため、
一体性に乏しく強度に問題がある。
しかし本発明は、棒材とアンカー筒をかしめ接合によ
って強力に一体化することができる。
そのため、アンカー体の強度を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図:本発明の一実施例の説明図 第2図:棒材とアンカー筒のかしめ接合の説明図 第3図:十字板の斜視図 第4図:コンクリートに設置した状態の説明図 第5図:その他の実施例の説明図 第6図:従来技術の説明図

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】U字形棒材のU字の底部を平らに形成して
    足掛け面を設け、 上記棒材の両端部の端面にかしめ部を突設し、 プレス機械によって、所定の間隔をおいて放射状に羽根
    群を有する板体を打ち抜き、 それと同時にこの板体の中央部にかしめ孔を打ち抜き、 この板体の羽根群を同一方向に曲げ起こしてスリットを
    有する筒体を形成し、 この筒体の内部を通らないで、筒体のかしめ孔に上記棒
    材のかしめ部を挿入し、かしめ接合して製造することを
    特徴とする、 ステップ金具の製造方法。
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