JP2002194735A - パイル締結構造と締結具 - Google Patents

パイル締結構造と締結具

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JP2002194735A JP2001314785A JP2001314785A JP2002194735A JP 2002194735 A JP2002194735 A JP 2002194735A JP 2001314785 A JP2001314785 A JP 2001314785A JP 2001314785 A JP2001314785 A JP 2001314785A JP 2002194735 A JP2002194735 A JP 2002194735A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業性の点で優れ、且つ締結強度の点、特に
当接面でのねじり強度の点で、また剪断強度の点で優
れ、また、経済性の点でも優れた、パイル締結構造とそ
れに使用する締結具を提供することを目的とする。 【解決手段】 締結端部にフランジ部2aを有する被締結
用金具2と、フランジ部2aを挟持・固定する断面コ形の
凹部1Aを具備した締結用金具1と、二つの被締結用金具
2の当接面2bを対峙・当接させた状態において、締結用
金具1のコ形の凹部1Aで当接するフランジ部2aを挟着・
固定するボルト3とを具備した、パイル締結構造であっ
て、ボルト3が、上記被締結金具2の当接面2bを、該当
接面2bの径方向に貫通するよう配置され、このボルト3
によって上記締結用金具1を被締結用金具2側に引きつ
けて、二つの被締結用金具2のフランジ部2aを挟着・固
定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願にかかる発明(本願
発明)は、建築・土木分野において、建屋等の上部構造
体を支持することを主たる目的として地中に配設される
パイルの、各パイプ間を締結するための、パイル締結構
造と、これらパイルを含む円形のパイプ間の締結構造に
好適な締結具に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】建設
現場、あるいは土木現場では、地盤の強化等のため、建
屋等の上部構造体が作られる地盤には、所定長さの鋼管
あるいはコンクリート管(パイプという)を順次締結し
た土中用のパイルが配設される。この土中へのパイルの
配設は、スクリューパイルによるねじ込み、あるいは、
打ち込み装置によるパイルの打設、又は穿設した穴内へ
のパイルの挿入によっておこなわれる。上記土中へのパ
イルの配設の場合、以下のような技術的課題があった。
以下、ねじ込みの場合を例に挙げて説明すると、一般に
ねじ込み(打ち込み)深さに対して、パイルを構成する
既製パイプの長さ寸法が短いことから、現場で複数のパ
イプを順次締結することによって所望長さの1本のパイ
ルにしながら、ねじ込むことが一般におこなわれてい
る。
【0003】そして、従来、上記ねじ込み工法において
使用されるスクリューパイルを構成するパイプの締結端
部同士の締結は、他の工法のパイルと異なり、締結部分
に非常に大きな「ねじり応力」と「剪断応力」が作用す
ることから、しかも場合によって衝撃力を伴って上記応
力が作用することから、これら耐ねじり応力と耐剪断応
力に優れた「溶接」によっておこなわれるか、あるいは
一方のパイプの外周と他方のパイプの内周にねじを形成
して、ねじで螺着することによっておこなわれている。
【0004】しかしながら、前者の場合には、現場溶接
による溶接部の信頼性の不安定さと、作業が天候等に左
右されること、および、そのパイルのねじ込み作業工期
を通じて、溶接の熟練工をその現場に張りつけておかな
ければならない事等、作業性と経済性に問題がある。一
方、後者の場合には、機械加工によって、パイプの端部
にねじを形成するため、価格的に高価になり、バブル崩
壊以降、経費の節減が求められていることから、不適で
あった。
【0005】ところで、パイプ間の締結に関して、本発
明者が実験したところ、角形のパイプの場合、パイプ端
部のフランジ部と締結用金具とを挟着・固定するための
ボルトは、角になる四隅部分に配設すると、強固に挟着
がおこなわれるが、上記のようなスクリューパイルよう
な円形のパイプの場合、角がないため、特に締結用金具
の周方向の中央部位にボルトを配置すると、強固に挟着
・締結することができないということが判明した。
【0006】本願発明は、上述のような現況に鑑みおこ
なわれたもので、作業性の点で優れ、且つ締結強度の
点、特にパイルに要求される締結面(当接面)でのねじ
り強度の点で優れ、また当接面での剪断強度の点で優
れ、さらに、経済性の点でも優れた、パイル締結構造と
それに使用する締結具を提供することを第1の目的とす
る。
【0007】また、本願発明の第2の目的は、上述のパ
イルを構成するパイプが円形であるような場合に締結具
として好適であり、パイル以外の円形パイプの締結具と
しても使用できる締結具を提供することにある。
【0008】なお、本明細書で、締結金具,被締結用金
具は、便宜上「金具」と表現しているが、材質的には金
属製に限定されるものでなく、セメント、プラスティッ
クあるいはセラミック等の他の材質のものを含む広い概
念で使用している。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願第1の発明にかかる
パイル締結構造によれば、対峙・当接する締結端部にお
いて内方に突設し、端面である当接面から離間した側の
面が、内周端側で薄肉になるテーパ状に形成されたフラ
ンジ部を該締結端部に有し、土中埋設用パイルを構成す
る締結しようとする二つの円形パイプ間の対峙する各締
結端部に一体的に形成される被締結用金具と、断面コ形
の凹部の対峙する内面に、上記被締結用金具のフランジ
部のテーパに対応するテーパ面を有し、二つの上記被締
結用金具をそれらの締結端部同士を対峙・当接させた状
態においてそれらのフランジ部を上記コ形の凹部によっ
て挟着する、締結用金具と、上記二つの被締結用金具の
フランジ部を対峙・当接させた状態において、締結用金
具のコ形の凹部で、当接したフランジ部を挟着・固定す
るボルトとを具備した、パイル締結構造であって、上記
ボルトが、上記被締結金具の当接面を、該当接面の径方
向に貫通するよう配置され、このボルトによって上記締
結用金具を被締結用金具側に引きつけて、二つの被締結
用金具のフランジ部を挟着・固定することを特徴とす
る。
【0010】しかして、本願第1の発明(請求項1記載
の発明)にかかるパイル締結構造によれば、パイルある
いはパイルの一部を構成する二つのパイプの端部に一体
的に形成されている各被締結用金具の当接面同士を当接
させれば、これら二つの被締結用金具のフランジ部のテ
ーパ状になった面が外側になった、両テーパ状の内周方
への突起が形成され、この突起にテーパ面を備えた締結
用金具のコ形の凹部が概ね嵌められる。そして、この状
態で、ボルトを径方向に貫通させて、上記被締結用金具
と締結用金具を挟着すれば、被締結用金具のフランジ部
によって形成される両テーパ状の突起への、締結用金具
のテーパ面を備えた凹部の強固な「くさび作用」による
嵌着が完了し、その結果、対峙する被締結用金具間が締
結用金具によって強固に締結されて、パイルあるいはパ
イルの一部を形成する二つのパイプ間を強固に締結する
ことができ、パイプと同等以上の曲げ強度と剪断強度を
具備する、耐震性能の高い優れたパイル締結構造とな
る。
【0011】そして、上記第1の発明にかかるパイル締
結構造において、請求項2記載の如く、フランジ部が被
締結用金具の端面に環状に周設されていることが締結構
造の強度を高める上で好ましい実施形態となる。
【0012】また、上記第1の発明にかかるパイル締結
構造において、請求項3記載の如く、締結用金具が被締
結用金具の内周方に適宜間隔で複数個配設されているこ
とが、締結に基づく外部から作用する応力を可及的に分
散させる上で好ましい。
【0013】また、上記第1の発明にかかるパイル締結
構造において、請求項4記載の如く、複数個の締結用金
具が固定金具によって相互に連結されていると、ボルト
部材によって、締結用金具を被締結用金具側に嵌着する
前に、各締結用金具が脱落することがなくなる点で好ま
しい構成となる。
【0014】また、上記第1の発明にかかるパイル締結
構造において、請求項5記載の如く、締結用金具の、締
結しようとするフランジ部の内周面を挟着する外周面の
曲率半径が、該フランジ部の内周面の曲率半径より大き
い構成であると、締結用金具がボルトの緊締によって変
形した場合に、該締結用金具の外周面がフランジ部の内
周面を周方向において可及的に均等に挟着する点で好ま
しい実施形態となる。
【0015】また、上記第1の発明にかかるパイル締結
構造において、請求項6記載の如く、互いに当接する前
記被締結用金具の、各当接面のボルト配置位置以外の箇
所に、一方の当接面側に凸部を、他方の当接面の上記凸
部に対応する位置に、該当接面同士が当接した状態にお
いて該凸部を収容する凹部を対応して形成すると、周方
向の応力が作用した場合にも、該凸部と凹部の部分で周
方向に当接することによって、この部分で剪断応力が発
生し、さらに大きな剪断強度あるいはねじり強度を得る
ことができる。
【0016】また、本願第2の発明(請求項7記載の発
明)にかかる締結具は、対峙・当接する締結端部におい
て内方に突設し、端面である当接面から離間した側の面
が、内周端側で薄肉になるテーパ状に形成されたフラン
ジ部を該締結端部に有し、締結しようとする二つの円形
パイプ間の対峙する各締結端部に一体的に形成される被
締結用金具と、断面コ形の凹部の対峙する内面に、上記
被締結用金具のフランジ部のテーパに対応するテーパ面
を有し、二つの上記被締結用金具をそれらの締結端部同
士を対峙・当接させた状態においてそれらのフランジ部
を上記コ形の凹部によって挟着する、締結用金具と、上
記二つの被締結用金具のフランジ部を対峙・当接させた
状態において、締結用金具のコ形の凹部で、当接したフ
ランジ部を挟着・固定するボルトとを具備した、二つの
円形パイプ間を締結する締結具であって、上記対峙する
一対の被締結具の当接面に、該当接面同士が当接した状
態において当接部に断面円形状の貫通孔が形成されるべ
く、各当接面に断面半円形状の溝を径方向に形成すると
ともに、上記貫通孔に対応する断面円形の孔を締結用金
具に形成したことを特徴とする。
【0017】しかして、本願第2の発明にかかる締結具
によれば、二つの被締結用金具を当接させると、これら
二つの被締結用金具のフランジ部のテーパ状になった面
が外側になった両テーパ状の内周方への突起が形成さ
れ、この突起が、テーパ面を備えた締結用金具のコ形の
凹部によって概ね嵌着される。そして、この概ね嵌着さ
れた状態から上記被締結用金具と上記締結用金具を、当
接した当接面に形成される上記貫通孔にボルトを配して
螺着すれば、該嵌着が完了し、対峙する被締結用金具間
が締結用金具によって「くさび作用」によって強固に締
結される。しかも、当接面にボルトが配置されるため、
パイプの締結部分において、締結しようとするパイプ以
上の剪断強度およびねじり強度を有する。その結果、例
えば、パイルのねじ込み工法において施工時に作用する
回転トルクを、地中部のパイル先端まで有効に伝達する
ことが可能となる。そして、この締結具は、上記第1の
発明に好適な締結具となり、且つ、機械加工のない、つ
まり鍛造あるいは鋳造によって製造可能な締結具となっ
て、安価に提供できることになる。
【0018】また、上記第2の発明(請求項7記載)に
かかる締結具において、請求項8記載の如く、断面半円
形状の溝が、当接面の中心から径方向に放射状に複数個
設けられていると、複数のボルトによって均等に締結用
金具と被締結用金具を嵌着させることができ、締結すべ
きパイプの性能に合わせてボルトの本数を調整(増減)
できる点で、好ましい実施形態となる。
【0019】また、上記第2発明(請求項7記載)にか
かる締結具において、請求項9記載の如く、締結用金具
の、締結しようとするフランジ部の内周面を挟着する外
周面の曲率半径が、該フランジ部の内周面の曲率半径よ
り大きい構成であると、締結用金具がボルトの緊締によ
って変形した場合に、該締結用金具の外周面がフランジ
部の内周面を周方向において可及的に均等に挟着する点
で好ましい実施形態となる。
【0020】また、上記第2発明(請求項7記載)にか
かる締結具において、請求項10記載の如く、互いに当
接する前記被締結用金具の、各当接面の前記溝が形成さ
れている以外の箇所に、一方の当接面側に凸部を、他方
の当接面の上記凸部に対応する位置に、該当接面同士が
当接した状態において該凸部を収容する凹部を対応して
形成すると、該凸部と凹部の部分で周方向に当接するこ
とによって、この部分で剪断応力が発生し、さらに大き
な剪断強度あるいはねじり強度を得ることができる。
【0021】また、上記第2発明(請求項7記載)にか
かる締結具において、請求項11記載の如く、前記凸部
と前記凹部が形状的に補完する対応した形状であると、
剪断面が増加し、さらに大きな剪断強度あるいはねじり
強度を得ることができる構成を実現できる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施例にかかる
パイル締結構造とその構造に使用する締結具について図
面を参照しながら具体的に説明する。図1は本第1の実
施例にかかるパイル締結構造の締結部分の構成を示す図
で、(a)は図2のI−I矢視図、(b)は図1(a)
の締結用金具の部分図、図2は締結部分の構成を示す図
1のII−II矢視断面図、図3はナットとボルト及びワッ
シャ部分を一部削除した状態での図1のIII −III 矢視
側面図である。図1あるいは図2において、1は締結用
金具、2は被締結用金具、3は締結用金具1と被締結用
金具2とを螺着する頭付のボルト、4はボルト3に螺着
するナット、Aは締結しようとする一方の円形パイプ
(パイル用円形鋼管)、Bは締結しようとするもう一方
の円形パイプ(パイル用円形鋼管)である。図2に図示
するように、締結しようとする一方の円形パイプAの締
結側の端部には上記被締結用金具2が工場等で予め溶接
(図2において符号「10」の部分参照) により固着され
ている。また、締結しようとするもう一方の円形パイプ
Bの締結側の端部には上記被締結用金具2と物理的に同
じ構成の被締結用金具2が同様に溶接により固着されて
いる。そして、長手方向の締結端部が対峙するよう配設
された二つの円形パイプA,Bの該締結端部は、そこに
固着されているそれぞれの上記被締結用金具2が、締結
用金具1により挟着・固着されることにより、強固に締
結される。
【0023】ところで、上記被締結用金具2は、斜視図
的には図4に図示するように、平面的には、図1に図示
するように、外周が円形パイプAあるいは円形パイプB
の外周に一致する大きさ(寸法)を有する円形状(丸
形)になっており、側断面的には、図2に図示するよう
に、締結しようとする端部の内周方にフランジ部2aが周
設され、このフランジ部2aの当接面2bから離間した側の
面2cが内周端2d側で徐々に薄肉になるテーパ状に形成さ
れている。そして、上記当接面2bは、円形パイプAある
いは円形パイプBの長手方向(接続しようとする方向)
に直交する平面となっている。そして、この当接面2bに
は、当接面2bを上方から見て、その中心(当接面の中
心) から径方向に放射状に、ボルト3の断面に寸法的に
略等しい(正確にはやや大きい)断面半円形状の溝2fが
複数 (この実施例では、等配分的に4箇所)形成されて
いる。また、上記締結用金具1は、平面的には、図1
((a)に全体平面図,(b)に(a)のボルト取着前
の部分拡大図)に図示するように、上記被締結用金具2
の内周面の形状に一致する部分円弧を外周面に具備した
肉厚の部分円筒リング状の形状を有し、また、側断面的
には、図2に図示するように、コ形(逆コ形も含む)に
なるよう上下方向の中央部に凹部1Aを有する。この凹部
1Aの対峙する内面1d,1e は、上記被締結用金具2のテー
パ状の面2cのテーパ(傾斜角)に等しいテーパ面によっ
て構成されている。つまり、上記凹部1Aは、二つの上記
被締結用金具2を互いの当接面2bで当接させた状態(図
3参照)において該被締結用金具2の二つのフランジ部
2aで構成される両テーパ状の突起Cを挟着するような形
状になる寸法に構成され、従って、挟持した状態におい
て凹部1Aの奥行寸法が挟持される突起Cの寸法 (図2に
おいて突起Cの左右方向の寸法)よりやや大きくなるよ
う、つまり所謂「ふところ」が形成されるよう構成され
ている。また、この締結用金具1は、ボルト3によって
被締結用金具2に挟着させる前の状態では、図1(b)
に図示するように、平面的に見ると、該締結用金具1の
外周面の曲率半径は、上記被締結用金具2のフランジ部
2aの内周面の曲率半径に比べて、大きく、つまり、ボル
ト挿通用の貫通穴1Bが挿着される位置で隙間Zが形成さ
れ、両端部1vで上記フランジ部2aに接触するような形状
に構成されている。また、この締結用金具1の上下方向
の中央部で、平面的には上記溝2fに合致した位置に、ボ
ルト3が貫通する貫通穴1Bが形成されている。そして、
本実施例の場合には、上記締結用金具1および被締結用
金具2は、溶接可能な鋳物製(金属製)で、鋳造により
製造されたものを使用している。
【0024】しかして、上述のように構成された締結用
金具1と被締結用金具2は、締結しようとする円形パイ
プA,Bの端面に溶接により予め工場等で固着されるこ
とができ、現場において、以下のように締結することが
できる。即ち、まず、一方の円形パイプBの端面に固着
された被締結用金具2の上記フランジ部2aに、図1に図
示するように、該フランジ部2aの内周方に、上記締結用
金具1を複数個、この実施例では4個、ボルト3とナッ
ト4によって、軽く仮止めする。つまり、締結用金具1
が被締結用金具2に対して、内径側に移動可能な状態に
仮止めする。そして、この状態において、上記円形パイ
プBの被締結用金具2の当接面2bを、円形パイプAの被
締結用金具2の当接面2bに当接させる。この際、上述の
ように締結用金具1が被締結用金具2に仮止めされ移動
可能なことから、円形パイプBの被締結用金具2が締結
具1と干渉しないように、二つの被締結用金具2の当接
面2bを当接させる。次に、上記二つの円形パイプA,B
の互いの当接面2bが当接した状態で、上記ナット4を締
めつけてゆくと、図2に図示するように、締結具1の凹
部1Aが、当接した被締結用金具2のフランジ部2aからな
る両テーパ状の突起Cに挟着してゆき、結果的に、テー
パ面による「くさび作用」によって、締結用金具1によ
って二つの被締結用金具2が強固に締結される。特に、
図1(b)に図示するように、締結用金具1の外周面の
曲率半径が、被締結用金具2のフランジ部2aの内周面の
曲率半径より大きく構成されているため、周方向の中央
位置に1本配置されているボルト3によって螺着されて
も、周方向において略均等に挟着、つまり、くさび作用
が作用することになる。この結果、強固に挟着・固定で
きることになる。なお、図1、図3において、5は平ワ
ッシャである。
【0025】そして、このように締結された締結部分で
は、上述のように、当接面2bにボルト3が貫通している
ことから、この当接面2bにねじり応力および剪断力が作
用した場合には、このボルト3およびボルト3と接触す
る溝2f部分に作用することから、大きな耐ねじり力と剪
断力が得られることになる。
【0026】また、上記構成のパイル締結構造の場合に
は、締結用金具1および被締結用金具2を鋳造あるいは
鍛造によって製作できることから、機械加工が不要で安
価に実施できることになる。さらに、現場での締結作業
においても、単に複数のボルト3にナット4を螺着する
だけでよいため、締結作業に関する非熟練工であって
も、簡単に且つ短時間で実施することができる。
【0027】ところで、上記実施例に代えて、図5に図
示するように、一つ締結用金具1に対して、複数本のボ
ルト3で締結するよう構成してもよく、かかる場合に
は、締結用金具1の周方向において、より均等に挟着力
を分散させることができ、且つ大きな挟着力を得ること
ができる構成となる。なお、図5において、2は被締結
用金具、4はナット、5はワッシャである。
【0028】また、図6に図示するように、別の実施例
として、上記締結用金具1を、各締結用金具1同士が互
いの周方向の端部で連続するように構成してもよく、そ
して、各締結用金具1間を連結金具8で連結するよう構
成してもよい。ただし、かかる構成では、連結金具8で
の連結が所謂「長穴(周方向への長穴)」によって、非
締結金具2の内周方に配設する際には、図7に図示する
ように、該締結金具2内に収容可能なように、各締結用
金具1間が遊動可能(収縮可能)にしておく必要があ
る。あるいは長穴を有する上記連結金具8に代えて、可
撓性のある材料からなる連結具を用いる必要がある。な
お、図6において、1Bはボルト3が貫通するための貫通
孔、3はボルト、4はナット、5はワッシャであり、こ
の図では被締結用金具を省略している。
【0029】また、図8に図示するように、上記締結用
金具1を、各締結用金具1同士が互いの周方向の端部で
連続するような構成において、各締結用金具1に楔孔1K
を設けて、各締結用金具1間を図示する如く配置したと
きに連続する二つの楔孔1Kに対応するような形状の楔金
具9を嵌入することによって、締結するように構成して
もよい。ただし、かかる構成では、楔金具9での連結が
所謂「長穴(楔穴)」によって遊動可能にしておく必要
がある。なお、図8において、1Bはボルト3が貫通する
ための貫通孔、3はボルト、4はナット、5はワッシャ
であり、この図では被締結用金具を省略している。
【0030】さらに、剪断強度およびねじり強度がさら
に必要な場合の別の実施例にかかる締結具について説明
する。即ち、剪断強度およびねじり強度をさらに増加さ
せた締結具としては、斜視図である図9あるいは平面図
である図10、および図10のXI−XI矢視方向から
の側面図である図11に図示するように、締結具の、対
峙して互いに当接する被締結用金具2の、一方の当接面
2bの溝2fが形成されていない箇所、例えば、当接面2bの
溝2fと溝2fとの間(この実施例では中間)の位置に凸部
2qを、当接面2b同士が当接した状態において、他方の当
接面2bの対応する位置に、形状的に補完する形状の、つ
まり、該凸部2qに対応する形状の凹部2rをそれぞれ形成
した構成のものが望ましい。勿論、この凸部2qおよび凹
部2rは、当接面2bに、必要な剪断強度およびねじり強度
に応じて適宜個数だけ設ければよく、従って、溝2fと溝
2fとの全ての間に設ける必要はない。例えば、当接面2b
に1箇所、あるいは平面視環状の被締結用金具2の中心
に対象に2箇所設けてもよい。また、図9〜図11に図
示する実施例の如く、溝2fと溝2fとの中間位置にからな
らずしも設ける必要はなく、図示しないが、一方の溝2f
側に偏った位置に凸部2qおよび凹部2rを設けてもよい。
また、この図9〜図11に図示する実施例では、互いに
当接する各当接面2bに、凸部2qと凹部2rを周方向に交互
に設けているが、これに代えて、互いに当接する一方の
当接面には、凸部のみを、他方の当接面には凹部のみを
設けてもよい。そして、締結具のその他の構成において
は、図1〜図8に図示する構成であってよい。なお、図
9〜図11の、図1〜図8に対応する構成については同
じ参照番号を付している。また、図10において、凸部
2qには「凸」のマークを、凹部2rには「凹」のマークを
付している。そして、上記のように構成された締結具に
よると、上記被締結用金具2同士を、図1,図2あるい
は図5〜図8に図示するような、締結用金具1とボルト
3及びナット4を用いて締結すれば、前述した他の実施
例と同じように二つのパイプA,B(図9参照)を締結
することができる。しかも、前述のように、当接面2b
に、凸部2qおよび凹部2rが形成されていることから、締
結部分に剪断応力およびねじり応力が作用しても、他の
実施例に比べて、より大きな剪断力およびねじり力に耐
えうることができる構成となる。
【0031】前記凸部2qおよび凹部2rは、この実施例の
場合には、台形形状のものを採用しているが、この形状
に限定されるものではなく、他の形状に構成してもよ
い。例えば、凹部と凸部の部分側面図である図12に図
示するように、凸部2qおよび凹部2rの台形形状の各角部
2wをラウンド状に形成すると、上記周方向に剪断力およ
びねじり力が作用した際にも、集中的に応力が作用しな
い点で有利な構成となり、且つ、鋳造品である場合には
鋳造の際の型抜き性が良好になり、鍛造品である場合に
は鍛造の際の型抜き性および加工性が良好になる点で好
ましい実施例となる。
【0032】ところで、この実施例にかかる締結構造
は、パイル自体の先端に地盤を掘削しながら打ち込まれ
る形態のスクリューパイルを構成するパイプ間の締結に
使用するため、上述のように、締結部分の外周面からナ
ット等が突出していても、打ち込まれるときに、これら
突出しているものが、邪魔になることはない。
【0033】さらに、上記実施例では、いずれの場合
も、被締結用金具を締結しようとするパイプに溶接によ
り一体に固設しているが、締結しようとする部材に一体
に形成することもできる。特に、締結しようとする部材
が、鋳物製,セラミック製あるいはプラスティック製の
如き、一体成形により製造されるものである場合には、
該締結しようとする部材と一体成形により締結しようと
する端部に形成してもよい。また、上記締結用金具およ
び被締結用金具は上記実施例では製造コストに鑑み鍛造
製又は鋳物製のもので構成されているが、これら以外の
金属、例えば一般構造用鋼、高張力鋼、あるいはステン
レス鋼等であってもよく、また、金属以外のプラスティ
ック製(例えば、強化プラスティック製)あるいはセラ
ミック製等であっても同様に実施できることはいうまで
もない。また、上記締結具は、パイル以外、例えば、構
造用として使用されるパイプの締結具としても、使用で
きることは言うまでもない。
【0034】上記パイルの締結構造の実施例では、スク
リューパイルを前提に説明しているが、他の形式のパイ
ルについても適用できることは言うまでもない。また、
締結具については、パイルに限定されるものではなく、
他の用途のパイプ間の締結具として適用できることは言
うまでもない。
【0035】
【発明の効果】本願発明にかかるパイル締結構造によれ
ば、作業性の点で優れ、且つ締結強度の点、特に当接面
でのねじり強度の点で優れ、また剪断強度の点で優れ、
さらに、経済性の点でも優れた、パイル締結構造を実現
できる。
【0036】また、本発明にかかる締結具によれば、上
記パイル締結構造に最適な締結具となり、安価に且つ無
用な精度が要求されない、且つ、締結作業が容易な締結
具となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本第1の実施例にかかるパイル締結構造の締
結部分の構成を示す図で、(a)は図2のI−I矢視
図、(b)はボルト取着前(締結前)の図1(a)の締
結用金具の部分拡大図である。
【図2】 締結部分の構成を示す図1のII−II矢視断面
図である。
【図3】 ナットとボルト及びワッシャ部分を一部削除
した状態での図1のIII −III 矢視側面図である。
【図4】 被締結用金具の外観構成を示す斜視図であ
る。
【図5】 図1とは別の実施例にかかる締結具を用いた
パイル締結構造を示す図1に対応する平面図である。
【図6】 図1,図5とは別の実施例にかかる被締結用
金具を除いた締結具の構成を示す図で、(a)は平面
図、(b)は(a)のボルトとナット及びワッシャを除
いた状態でのb−b矢視側面図である。
【図7】 図6に示す実施例にかかる各締結金具を締結
前に非締結金具内に収納するために一時的に収縮させた
状態を示す図で、(a)は平面図、(b)は(a)のボ
ルトとナット及びワッシャを除いた状態でのb−b矢視
側面図である。
【図8】 図1,図5,図6とは別の実施例にかかる被
締結用金具を除いた締結具の構成を示す図で、(a)は
平面図、(b)は(a)のボルトとナット及びワッシャ
を除いた状態でのb−b矢視側面図である。
【図9】 被締結用金具に関する別の実施例にかかる該
被締結用金具の構成を示す斜視図である。
【図10】 図9に被締結用金具の当接面を表す平面図
である。
【図11】 図10に示す被締結用金具の凸部と凹部
(二点鎖線参照)を示す図10のXI−XI矢視側面図
である。
【図12】 図9〜図11に示す被締結用金具とは別の
実施例にかかる凸部と凹部の形状を示す1の凸部および
凹部の拡大部分側面図である。
【符号の説明】
1…締結用金具 1A…コ形の凹部 2…被締結用金具 2a…フランジ部 2b…当接面 3…ボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮田 勝治 兵庫県神戸市西区高塚台3丁目1番地の12 ユニタイト株式会社内 Fターム(参考) 2D041 AA02 BA33 CA01 CB06 DB03 DB13

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対峙・当接する締結端部において内方に
    突設し、端面である当接面から離間した側の面が、内周
    端側で薄肉になるテーパ状に形成されたフランジ部を該
    締結端部に有し、土中埋設用パイルを構成する締結しよ
    うとする二つの円形パイプ間の対峙する各締結端部に一
    体的に形成される被締結用金具と、断面コ形の凹部の対
    峙する内面に、上記被締結用金具のフランジ部のテーパ
    に対応するテーパ面を有し、二つの上記被締結用金具を
    それらの締結端部同士を対峙・当接させた状態において
    それらのフランジ部を上記コ形の凹部によって挟着す
    る、締結用金具と、上記二つの被締結用金具のフランジ
    部を対峙・当接させた状態において、締結用金具のコ形
    の凹部で、当接したフランジ部を挟着・固定するボルト
    とを具備した、パイル締結構造であって、 上記ボルトが、上記被締結金具の当接面を、該当接面の
    径方向に貫通するよう配置され、このボルトによって上
    記締結用金具を被締結用金具側に引きつけて、二つの被
    締結用金具のフランジ部を挟着・固定することを特徴と
    するパイル締結構造。
  2. 【請求項2】 前記フランジ部が被締結用金具の端面に
    環状に周設されていることを特徴とする請求項1記載の
    パイル締結構造。
  3. 【請求項3】 前記締結用金具が被締結用金具の内周方
    に適宜間隔で複数個配設されていることを特徴とする請
    求項1又は請求項2記載のパイル締結構造。
  4. 【請求項4】 前記複数個の締結用金具が固定金具によ
    って相互に連結されていることを特徴とする請求項3記
    載のパイル締結構造。
  5. 【請求項5】 前記締結用金具の、締結しようとする
    フランジ部の内周面を挟着する外周面の曲率半径が、該
    フランジ部の内周面の曲率半径より大きいことを特徴と
    する請求項1〜4のいずれか1の項に記載の締結構造。
  6. 【請求項6】 互いに当接する前記被締結用金具の、
    各当接面のボルト配置位置以外の箇所に、一方の当接面
    側に凸部を、他方の当接面の上記凸部に対応する位置
    に、該当接面同士が当接した状態において該凸部を収容
    する凹部を対応して形成したことを特徴とする請求項1
    〜5のいずれか1の項に記載の締結構造。
  7. 【請求項7】 対峙・当接する締結端部において内方に
    突設し、端面である当接面から離間した側の面が、内周
    端側で薄肉になるテーパ状に形成されたフランジ部を該
    締結端部に有し、締結しようとする二つの円形パイプ間
    の対峙する各締結端部に一体的に形成される被締結用金
    具と、断面コ形の凹部の対峙する内面に、上記被締結用
    金具のフランジ部のテーパに対応するテーパ面を有し、
    二つの上記被締結用金具をそれらの締結端部同士を対峙
    ・当接させた状態においてそれらのフランジ部を上記コ
    形の凹部によって挟着する、締結用金具と、上記二つの
    被締結用金具のフランジ部を対峙・当接させた状態にお
    いて、締結用金具のコ形の凹部で、当接したフランジ部
    を挟着・固定するボルトとを具備した、二つの円形パイ
    プ間を締結する締結具であって、上記対峙する一対の被
    締結具の当接面に、該当接面同士が当接した状態におい
    て当接部に断面円形状の貫通孔が形成されるべく、各当
    接面に断面半円形状の溝を径方向に形成するとともに、
    上記貫通孔に対応する断面円形の孔を締結用金具に形成
    したことを特徴とする締結具。
  8. 【請求項8】 前記断面半円形状の溝が、当接面の中心
    から径方向に放射状に複数個設けられていることを特徴
    とする請求項7記載の締結具。
  9. 【請求項9】 前記フランジ部の内周面を挟着する、上
    記締結用金具の外周面の曲率半径が、該フランジ部の内
    周面の曲率半径より大きいことを特徴とする請求項7又
    は8記載の締結具。
  10. 【請求項10】 互いに当接する前記被締結用金具の、
    各当接面の前記溝が形成されている以外の箇所に、一方
    の当接面側に凸部を、他方の当接面の上記凸部に対応す
    る位置に、該当接面同士が当接した状態において該凸部
    を収容する凹部を対応して形成したことを特徴とする請
    求項7〜9のいずれか1の項に記載の締結具。
  11. 【請求項11】 前記凸部と前記凹部が形状的に補完す
    る対応した形状であることを特徴とする請求項10記載
    の締結具。
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