JP2559411Y2 - 車両用灯具 - Google Patents

車両用灯具

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JP2559411Y2
JP2559411Y2 JP2120792U JP2120792U JP2559411Y2 JP 2559411 Y2 JP2559411 Y2 JP 2559411Y2 JP 2120792 U JP2120792 U JP 2120792U JP 2120792 U JP2120792 U JP 2120792U JP 2559411 Y2 JP2559411 Y2 JP 2559411Y2
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JP
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cylinder
piston
lamp
present
vehicular lamp
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JP2120792U
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孝 寺山
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Stanley Electric Co Ltd
Original Assignee
Stanley Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は尾灯など車両用灯具に関
するものであり、詳細には例えば一部にリフレックスリ
フレクタが設けられるなどして密閉部が形成された車両
用灯具に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の車両用灯具90の構成の
例を示すものが図3であり、レンズ91の背面の一部に
はリフレックスリフレクタ用の反射カット91aが施さ
れ、後続車のヘッドランプからの光を反射させ、例えば
駐停車中など前記車両用灯具90の光源92の非点灯時
においても車両の存在を示すことができるようにされて
いる。
【0003】このとき、前記反射カット91aに塵埃或
いは水滴など異物が付着すると、その反射効率を大幅に
減ずるものとなるので、この反射カット91aの周囲に
は衝立状に立上壁91bが設けられると共に、該立上壁
91bの頂部には蓋材93が超音波溶接などの接合手段
で取付けられ、これにより前記反射カット91aは密閉
部94内にあるものとされて前記した異物の付着が防止
される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来の車両用灯具90の密閉部94においては、直射
日光の照射或いは光源92の点灯などにより前記密閉部
94が加熱され、この密閉部94内の空気が温度上昇に
より膨張し内圧が甚だしく上昇するものとなり、この内
部圧力により一時的にレンズ91の変形を生じて配光特
性、特にリフレックスリフレクタとしての性能を損なう
と共に、上記の繰り返しにより前記密閉部94の部分に
永久変形を生じ、これにより長期の使用により車両用灯
具90の性能に低下を生ずる問題点も生じ、これらの点
の解決が課題とされていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は前記した従来の
課題を解決するための具体的手段として、灯室の少なく
とも一部に密閉部が形成されて成る車両用灯具におい
て、前記密閉部の背面にはシリンダと、該シリンダの内
径に摺動自在として嵌着し且つ弾性により密接するピス
トンとで構成される圧力緩和弁が設けられていることを
特徴とする車両用灯具を提供することで、前記密閉部に
生ずる圧力変化を緩和し前記した従来の課題を解決する
ものである。
【0006】
【実施例】つぎに、本考案を図に示す一実施例に基づい
て詳細に説明する。図1に符号1で示すものは本考案に
係る車両用灯具であり、この車両用灯具1のレンズ2の
背面の少なくとも一部には反射カット2aが施されると
共に、前記反射カット2aの周縁にはこの反射カット2
aを取り囲む衝立状に立上壁2bが設けられ、前記立上
壁2bの頂部には蓋材3が取付けられ、密閉部4が形成
されるものである点は従来例のものと同様である。
【0007】しかしながら、前記蓋材3には本考案によ
り、例えば円筒のパイプ状としたシリンダ3aが設けら
れ、このシリンダ3aは、一方の端部で前記密閉部4内
に開口し、他の一方の端部で車両用灯具1の灯室内に開
口するものとされている。
【0008】また、同時に前記シリンダ3aには本考案
によりピストン5が嵌着されるものとされ、このピスト
ン5は例えばシリコンゴムなど耐候性に優れ且つ適宜の
弾性を有する部材で前記シリンダ3aの内径よりも僅か
に大径となるように形成され、シリンダ3aに嵌着させ
るときには径方向に僅かな圧縮力が加えられるものとさ
れて、この圧縮力により前記シリンダ3aとピストン5
との間の気密性が保たれるものとされて、前記シリンダ
3aとピストン5とで圧力緩和弁が構成されている。
【0009】また、前記ピストン5は、その形状を例え
ば鼓状などシリンダ3aとの接触面積が少ない形状とさ
れて、前記シリンダ3a内での摺動時の摩擦力を減ずる
ものとされ、更に実際の実施時には、前記シリンダ3a
とピストン5との嵌着時に両者の接触面にはシリコング
リスなどが塗布されて、一層に摩擦力が減ずるように図
られるものとされている。
【0010】次いで、上記の構成とした本考案の作用及
び効果について説明を行えば、先ず正常な状態において
は前記ピストン5はシリンダ3a内の嵌着が行われた位
置で前記した弾性により密閉部4内の気密性を保つもの
とされている。この状態で大陽光による照射或いは光源
6の点灯が行われ、前記密閉部4内の空気に膨張を生じ
て内部圧力が上昇すると、その内部圧力により前記ピス
トン5は図2に示すように前記密閉部4の体積を増加す
る方向にシリンダ3a内を摺動するものとなり、即ち、
正圧側の内部圧力を緩和する。
【0011】この摺動時には、前記ピストン5は前記シ
リンダ3aにより圧縮されていることで密閉性が損なわ
れることはなく、従って、密閉部4が設けられた反射カ
ット2aに塵埃などの付着を防止する作用は些かも損な
われることはない。
【0012】また、前記光源6の点灯が終了するなど密
閉部4に対する加熱要因が取り除かれた際には、前記ピ
ストン5は密閉部4内部の空気の収縮に伴い気密性を保
持した状態で図1に示す本来の位置に摺動するものとな
り、従って、負圧側の内部圧力も緩和されるものとな
り、以後、前記車両用灯具1の使用されている限りは上
記動作を繰り返すものとなる。
【0013】
【考案の効果】以上に説明したように本考案により、密
閉部の背面にはシリンダと、該シリンダの内径に摺動自
在として嵌着し且つ弾性により密接するピストンとで構
成される圧力緩和弁が設けられている車両用灯具とした
ことで、前記密閉部が光源の点灯などにより加熱されて
内部の空気に膨張を生じたときにも、前記ピストンの摺
動により前記密閉部の体積を増すようにして内部圧力の
上昇を緩和するものとし、これにより密閉部、即ち、反
射カットが施された部分のレンズの変形を防止して、リ
フレックスリフレクタとしての性能に低下を生じないも
のとして、この種の車両用灯具の性能向上に優れた効果
を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る車両用灯具の一実施例を示す断
面図である。
【図2】 同じ実施例の作用を要部で示す断面図であ
る。
【図3】 従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1……車両用灯具 2……レンズ 2a……反射カット、2b……立上壁 3……蓋材 3a……シリンダ 4……密閉部 5……ピストン 6……光源

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 灯室の少なくとも一部に密閉部が形成さ
    れて成る車両用灯具において、前記密閉部の背面にはシ
    リンダと、該シリンダの内径に摺動自在として嵌着し且
    つ弾性により密接するピストンとで構成される圧力緩和
    弁が設けられていることを特徴とする車両用灯具。
JP2120792U 1992-03-09 1992-03-09 車両用灯具 Expired - Lifetime JP2559411Y2 (ja)

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KR100350265B1 (ko) * 1997-03-27 2002-11-18 기아자동차주식회사 차량 콤비네이션 램프의 랜즈 구조
KR101048871B1 (ko) * 2009-04-16 2011-07-13 김성식 조명장치
KR101540764B1 (ko) * 2014-01-10 2015-07-31 (주)대광라이텍 완충룸이 구비된 등기구

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