JPS6116406Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6116406Y2 JPS6116406Y2 JP10307781U JP10307781U JPS6116406Y2 JP S6116406 Y2 JPS6116406 Y2 JP S6116406Y2 JP 10307781 U JP10307781 U JP 10307781U JP 10307781 U JP10307781 U JP 10307781U JP S6116406 Y2 JPS6116406 Y2 JP S6116406Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- diaphragm
- retainer
- peripheral edge
- housing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 22
- 238000003466 welding Methods 0.000 claims description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Actuator (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、ダイアフラムの外周縁部をカバー
とハウジングとで挾着し、上記ダイアフラムの内
周縁部を一端閉塞のピストンとこのピストンの閉
塞端部に固着したリテーナとで挾着して、ダイア
フラムの片側に圧力が制御されれる圧力室を形成
したアクチユエータに関するものである。
とハウジングとで挾着し、上記ダイアフラムの内
周縁部を一端閉塞のピストンとこのピストンの閉
塞端部に固着したリテーナとで挾着して、ダイア
フラムの片側に圧力が制御されれる圧力室を形成
したアクチユエータに関するものである。
以下、自動車用定速走行装置のバキユームアク
チユエータに用いるものを例にして説明する。
チユエータに用いるものを例にして説明する。
従来のこの種のアクチユエータとして第1図に
示すものがあつた。第1図において、1は閉塞端
部に段部1aを形成したピストン、2はピストン
1の上記段部1aに固着しかつ出力端部2aを有
するリテーナ、3は上記ピストン1の閉塞端部と
リテーナ2との間に形成した溝部、4は内周縁部
4aと外周縁部4bとを有し上記内周縁部4aが
溝部3に嵌着されていると共に、弾力性を有する
ダイアフラムである。上記ピストン1の段部1a
はダイアフラム4の内周縁部4aの厚さから潰し
代を差引いた高さであり、リテーナ2は上記ピス
トン1の閉塞端部上にこれと平行に配設されてい
るので、上記溝部3の幅はピストン1の段部1a
の高さと同一である。また5は一端開口のハウジ
ング、6はカバーであり、上記ハウジング5の開
口側顎部5aとカバー6の開口側端部とで、上記
ダイアフラム4の外周縁部4bが挾着され、ダイ
アフラム4のピストン1側に圧力の制御可能な圧
力室7が形成されている。
示すものがあつた。第1図において、1は閉塞端
部に段部1aを形成したピストン、2はピストン
1の上記段部1aに固着しかつ出力端部2aを有
するリテーナ、3は上記ピストン1の閉塞端部と
リテーナ2との間に形成した溝部、4は内周縁部
4aと外周縁部4bとを有し上記内周縁部4aが
溝部3に嵌着されていると共に、弾力性を有する
ダイアフラムである。上記ピストン1の段部1a
はダイアフラム4の内周縁部4aの厚さから潰し
代を差引いた高さであり、リテーナ2は上記ピス
トン1の閉塞端部上にこれと平行に配設されてい
るので、上記溝部3の幅はピストン1の段部1a
の高さと同一である。また5は一端開口のハウジ
ング、6はカバーであり、上記ハウジング5の開
口側顎部5aとカバー6の開口側端部とで、上記
ダイアフラム4の外周縁部4bが挾着され、ダイ
アフラム4のピストン1側に圧力の制御可能な圧
力室7が形成されている。
従来のアクチユエータは、上述のように構成さ
れているので、ピストン1とリテーナ2とで形成
された溝部3の幅よりもダイアフラム4の内周縁
部4aの厚さが大きく、このため、ダイアフラム
4の内周縁部4aを溝部3に挿入する作業時間が
長くなり、その作業性がよくない。また、ダイア
フラム4の内周縁部4aの真円度およびダイアフ
ラム4の内周縁部4aとピストン1との同軸度が
悪くなり、アクチユエータの低温動作時に圧力室
7の圧力と大気圧の差が大きい場合には気密性が
よくないという欠点があつた。
れているので、ピストン1とリテーナ2とで形成
された溝部3の幅よりもダイアフラム4の内周縁
部4aの厚さが大きく、このため、ダイアフラム
4の内周縁部4aを溝部3に挿入する作業時間が
長くなり、その作業性がよくない。また、ダイア
フラム4の内周縁部4aの真円度およびダイアフ
ラム4の内周縁部4aとピストン1との同軸度が
悪くなり、アクチユエータの低温動作時に圧力室
7の圧力と大気圧の差が大きい場合には気密性が
よくないという欠点があつた。
この考案は、上述のような従来のものの欠点を
除去するためになされたもので、ピストンの閉塞
端部とリテーナとの間に形成した溝部を外周方向
に幅が広くなるものとし、この溝部にダイアフラ
ムの内周縁部を挿入して、この内周縁部を、プレ
スなどによるリテーナの変形によつて、これとピ
ストンで挾着することにより、組立時の作業性と
気密性とが著しく向上したアクチユエータを提供
することを目的としている。
除去するためになされたもので、ピストンの閉塞
端部とリテーナとの間に形成した溝部を外周方向
に幅が広くなるものとし、この溝部にダイアフラ
ムの内周縁部を挿入して、この内周縁部を、プレ
スなどによるリテーナの変形によつて、これとピ
ストンで挾着することにより、組立時の作業性と
気密性とが著しく向上したアクチユエータを提供
することを目的としている。
以下、この考案の一実施例を第2図ないし第4
図について説明する。第2図において、1は閉塞
端部に段部1aを形成したピストン、2はピスト
ン1の上記段部1aに点溶接などで固着しかつ出
力端子2aを中央部上に形成すると共に外周部に
外周側が上方へ向うテーパ部2bを形成するとと
もにテーパ部2bの先端にピストン1側に突出し
た段部を形成したリテーナ、3は上記ピストン1
の閉塞端部とリテーナ2との間に形成した溝部、
4は内周縁部4aと外周縁部4bとを有し上記内
周縁部4aが溝部3に嵌着されていると共に弾力
性を有するダイアフラムである。
図について説明する。第2図において、1は閉塞
端部に段部1aを形成したピストン、2はピスト
ン1の上記段部1aに点溶接などで固着しかつ出
力端子2aを中央部上に形成すると共に外周部に
外周側が上方へ向うテーパ部2bを形成するとと
もにテーパ部2bの先端にピストン1側に突出し
た段部を形成したリテーナ、3は上記ピストン1
の閉塞端部とリテーナ2との間に形成した溝部、
4は内周縁部4aと外周縁部4bとを有し上記内
周縁部4aが溝部3に嵌着されていると共に弾力
性を有するダイアフラムである。
そして、ピストン1の段部1aは、ダイアフラ
ム4の内周縁部4aの厚さから潰し代を差引いた
高さであるが、リテーナ2のテーパ部2bはピス
トンの段部1aから外周側が方へ向うテーパに形
成してあるので、溝部3の幅はダイアフラム4の
内周縁部4aの厚さより大きくなり、かつ外周方
向に向つて広くなつている。このため、上記溝部
3へのダイアフラム4の内周縁部4aの挿入を容
易にしている。
ム4の内周縁部4aの厚さから潰し代を差引いた
高さであるが、リテーナ2のテーパ部2bはピス
トンの段部1aから外周側が方へ向うテーパに形
成してあるので、溝部3の幅はダイアフラム4の
内周縁部4aの厚さより大きくなり、かつ外周方
向に向つて広くなつている。このため、上記溝部
3へのダイアフラム4の内周縁部4aの挿入を容
易にしている。
第3図は上記リテーナ2のテーパ部2bを中央
部と水平な位置までプレスなどで塑性変形し、上
記溝部3に挿入されたダイアフラム4の内周縁部
4aをピストン1の閉塞端部とリテーナ2の外周
部とで挾着した状態を示している。
部と水平な位置までプレスなどで塑性変形し、上
記溝部3に挿入されたダイアフラム4の内周縁部
4aをピストン1の閉塞端部とリテーナ2の外周
部とで挾着した状態を示している。
第4図は一端開口のハウジング5の開口側顎部
5aにカバー6の開口側端部をかしめて、ダイア
フラム4の外周縁部4bを挾着し、ダイアフラム
4のピストン1側に圧力の制御可能な圧力室7を
形成しているる。この圧力室7にはピストン1と
ハウジング5の内側にスプリング8が張設され
て、このスプリング8の付勢力により、ピストン
1とリテーナ2とをカバー6側へ押圧している。
またハウジング5の底部には、圧力室7に接続す
る負圧用ソレノイドバルブ9と大気圧用ソレノイ
ドバルブ10の2つのバルブが並べて固定されて
いる。上記負圧用ソレノイドバルブ9は、通電時
にエンジンのインテークマニホールド(図示せ
ず)に発生する負圧を圧力室7に導入するための
ものである。大気用ソレノイドバルブ10は通電
遮断時に大気を圧力室7に導入するためのもので
ある。また、ダイアフラム4とカバー6で形成さ
れた圧力室11は大気と連通している。上記リテ
ーナ2の出力端部2aにはスロツトルリンク(図
示せず)に連結するケーブル12が係止されてい
る。
5aにカバー6の開口側端部をかしめて、ダイア
フラム4の外周縁部4bを挾着し、ダイアフラム
4のピストン1側に圧力の制御可能な圧力室7を
形成しているる。この圧力室7にはピストン1と
ハウジング5の内側にスプリング8が張設され
て、このスプリング8の付勢力により、ピストン
1とリテーナ2とをカバー6側へ押圧している。
またハウジング5の底部には、圧力室7に接続す
る負圧用ソレノイドバルブ9と大気圧用ソレノイ
ドバルブ10の2つのバルブが並べて固定されて
いる。上記負圧用ソレノイドバルブ9は、通電時
にエンジンのインテークマニホールド(図示せ
ず)に発生する負圧を圧力室7に導入するための
ものである。大気用ソレノイドバルブ10は通電
遮断時に大気を圧力室7に導入するためのもので
ある。また、ダイアフラム4とカバー6で形成さ
れた圧力室11は大気と連通している。上記リテ
ーナ2の出力端部2aにはスロツトルリンク(図
示せず)に連結するケーブル12が係止されてい
る。
次に、上述のように構成されたアクチユエータ
の動作について説明する。図示しない制御回路の
出力に応じて、負圧用ソレノイドバルブ9と大気
圧用ソレノイドバルブ10が共に通電している状
態ではインテークマニホールドの負圧が圧力室7
に導入されるが、大気の導入は遮断され、大気圧
である圧力室11と圧力室7の圧力差に応じて、
リテーナ2の出力端部2aは、スロツトルリンク
の負荷とスプリング8の付勢力に抗してソレノイ
ドバルブ側へ変位する。反対に負圧用ソレノイド
バルブ9と大気圧用ソレノイドバルブ10が共に
通電されていない状態では、大気が圧力室7に導
入されるが、インテークマニホールド負圧の導入
は遮断され、リテーナ2の出力端子2aはカバー
6側へ変位する。また、大気圧用ソレノイドバル
ブ10は通電されているが、負圧用ソレノイドバ
ルブ9が通気されていない状態では、インテーク
マニホールド負圧と大気の導入が遮断され、圧力
室7の圧力が変化せず、リテーナ2の出力端部2
aは変位しない。上述したように、制御回路の出
力に応じて出力端部2aは変位し、ケーブル12
を介してスロツトル弁が開閉され、車速を制御す
る。
の動作について説明する。図示しない制御回路の
出力に応じて、負圧用ソレノイドバルブ9と大気
圧用ソレノイドバルブ10が共に通電している状
態ではインテークマニホールドの負圧が圧力室7
に導入されるが、大気の導入は遮断され、大気圧
である圧力室11と圧力室7の圧力差に応じて、
リテーナ2の出力端部2aは、スロツトルリンク
の負荷とスプリング8の付勢力に抗してソレノイ
ドバルブ側へ変位する。反対に負圧用ソレノイド
バルブ9と大気圧用ソレノイドバルブ10が共に
通電されていない状態では、大気が圧力室7に導
入されるが、インテークマニホールド負圧の導入
は遮断され、リテーナ2の出力端子2aはカバー
6側へ変位する。また、大気圧用ソレノイドバル
ブ10は通電されているが、負圧用ソレノイドバ
ルブ9が通気されていない状態では、インテーク
マニホールド負圧と大気の導入が遮断され、圧力
室7の圧力が変化せず、リテーナ2の出力端部2
aは変位しない。上述したように、制御回路の出
力に応じて出力端部2aは変位し、ケーブル12
を介してスロツトル弁が開閉され、車速を制御す
る。
以上説明したようにこの考案によれば、ピスト
ンの閉塞端部に設けた段部にリテーナを溶着し、
このリテーナの外周側にテーパ状に広げるととも
にテーパ部の先端にピストン側に突出した段部を
設けており、ダイアフラムの内周縁部をピストン
とリテーナのテーパ部との間の幅の広い部分に挿
入して挾着すれば良く、組立作業性が向上する。
又、リテーナの外周部に段部を設けたことにより
ダイアフラムを強固に挾着することができ、気密
性も向上することができる。
ンの閉塞端部に設けた段部にリテーナを溶着し、
このリテーナの外周側にテーパ状に広げるととも
にテーパ部の先端にピストン側に突出した段部を
設けており、ダイアフラムの内周縁部をピストン
とリテーナのテーパ部との間の幅の広い部分に挿
入して挾着すれば良く、組立作業性が向上する。
又、リテーナの外周部に段部を設けたことにより
ダイアフラムを強固に挾着することができ、気密
性も向上することができる。
第1図は従来のアクチユエータを示す縦断面、
第2図はこの考案の一実施例によるアクチユエー
タの上部のリテーナ変形前の縦断面図、第3図は
第2図のリテーナ変形後の縦断面図、第4図はこ
の考案の一実施例によるアクチユエータを示す縦
断面図である。 1……ピストン、2……リテーナ、3……溝
部、4……ダイアフラム、4a……内周縁部、4
b……外周縁部、5……ハウジング、6……カバ
ー、7……圧力室。なお、図中同一符号は同一ま
たは相当部分を示す。
第2図はこの考案の一実施例によるアクチユエー
タの上部のリテーナ変形前の縦断面図、第3図は
第2図のリテーナ変形後の縦断面図、第4図はこ
の考案の一実施例によるアクチユエータを示す縦
断面図である。 1……ピストン、2……リテーナ、3……溝
部、4……ダイアフラム、4a……内周縁部、4
b……外周縁部、5……ハウジング、6……カバ
ー、7……圧力室。なお、図中同一符号は同一ま
たは相当部分を示す。
Claims (1)
- 一端開口のハウジングと、ハウジングの開口端
部に取付けられ、ハウジングとの間にダイアフラ
ムの外周縁部を挾着したカバーと、一端が閉塞さ
れ、この閉塞端部に外方に突出した段部を有する
ピストンと、ピストンの段部の外側に溶接により
取付けられ、かつ該段部がより突出した部分をピ
ストンの閉塞端部との間隔が次第に広くなるよう
にテーパ状に形成されるとともにこのテーパ部の
先端にピストン側に突出した段部を設けられ、こ
のテーパ部をピストン側に変形させることにより
ピストンの閉塞端部との間にダイアフラムの内周
縁部を挾着したリテーナを備え、ダイアフラムの
片側に圧力が制御される圧力室を形成したことを
特徴とするアクチユエータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10307781U JPS587905U (ja) | 1981-07-09 | 1981-07-09 | アクチユエ−タ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10307781U JPS587905U (ja) | 1981-07-09 | 1981-07-09 | アクチユエ−タ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS587905U JPS587905U (ja) | 1983-01-19 |
JPS6116406Y2 true JPS6116406Y2 (ja) | 1986-05-21 |
Family
ID=29897708
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10307781U Granted JPS587905U (ja) | 1981-07-09 | 1981-07-09 | アクチユエ−タ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS587905U (ja) |
-
1981
- 1981-07-09 JP JP10307781U patent/JPS587905U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS587905U (ja) | 1983-01-19 |
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