JP2559223B2 - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2559223B2
JP2559223B2 JP61277837A JP27783786A JP2559223B2 JP 2559223 B2 JP2559223 B2 JP 2559223B2 JP 61277837 A JP61277837 A JP 61277837A JP 27783786 A JP27783786 A JP 27783786A JP 2559223 B2 JP2559223 B2 JP 2559223B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、特定遊技領域へ打球が入賞することを条件
に行う補助遊技の遊技結果に基づいて、変動入賞装置を
遊技者にとって不利な第1状態から遊技者にとって有利
な第1状態へ繰り返し変換可能な特別遊技を行う遊技機
であって、より詳しくは、遊技進行状況に伴って補助遊
技の起生確率に変化を与えることにより、延いては特別
遊技の起生確率に変化を与えることが可能な遊技機に関
するものである。
〈従来の技術〉 パチンコ機に代表される小球を用いたゲームの可能な
遊技機には、種々の入賞装置等が遊技盤面に分散配置さ
れており、比較的大型の入賞装置として、遊技者にとっ
て不利な第1状態と遊技者にとって有利な第2状態とに
変換可能な変動入賞装置を備えた遊技機が広く用いられ
ている。
斯かる遊技機では、特定遊技領域へ打球が入賞するこ
とで補助遊技を行い、該補助遊技における遊技結果に基
づいて変動入賞装置を繰り返し第2状態に変換可能な特
別遊技を起生させる遊技内容のものが公知である。すな
わち、特別遊技が起生されることによって、変動入賞装
置への打球入賞数が飛躍的に増える可能性が高いことか
ら、獲得遊技利益の増大に対する遊技者の期待感が高め
られて、遊技上の興趣が増すのである。
しかし、上記したような補助遊技の遊技結果に基づい
て特別遊技を起生させる遊技内容の遊技機においては、
特別遊技の起生確率を適正に設定しなければ、遊技者と
遊技店との利益バランスが崩れてしまうために、特別遊
技の起生確率を如何に適正ならしめるかが重要である。
すなわち、特別遊技の起生確率が著しく高いと遊技店
の経営上の収支が低下して営業が困難となる場合もあ
り、逆に特別遊技の起生確率が著しく低いと、遊技者の
興が削がれてしまうことから客付きの悪い遊技機となっ
て、当該遊技機の稼働率が極端に低下する可能性もある
ことから、結果的に遊技店としての営業上の収支も低下
してしまうのである。
このようなことから、遊技店では、斯かる遊技機にお
ける補助遊技の起生回数を調整することで、特別遊技の
起生確率を調整するような手段を講じる場合が多く、一
般的には、補助遊技の起生条件となる特定入賞領域への
入賞確率を釘調整によって変化させている。
〈発明が解決しようとする問題点〉 しかしながら、釘調整には高度に熟練した技術が必要
であると共に、必ずしも意図通りの結果を得られるとは
限らないために、特別遊技の起生確率を随意に変化させ
る手段として望ましいとは言えない点もあった。しか
も、釘調整によって特別遊技の起生確率が著しく高めら
れた遊技機と、そうでない遊技機とでは、遊技者が獲得
する遊技利益(或いは損失)に著しい不均衡が生ずるこ
ととなってしまう。
このような問題点に対して、遊技機毎の特別遊技起生
確率を変化させるのではなく、遊技進行状況に応じて、
特別遊技の起生確率を変化させるものとすれば、遊技を
変化に富んだものとすることができると共に、熟練技術
者が微妙な釘調整を施す必要もなくなる。
斯かる課題解決の方向性に対して、補助遊技の起生条
件である特定遊技領域への入賞確率を適宜に変化させる
方法が考えられる。
そして、入賞確率を遊技進行状況に応じて変化可能な
入賞装置の一種として、一対の可動翼片を起立したり傾
動したりして球の入賞し易さを変える入賞装置(通称チ
ューリップ)が広く知られている。
このチューリップ型の従来の入賞装置は、基板の裏側
に球誘導枠を設けるとともに該球誘導枠内に揺動板を軸
着し、この誘導板の先端に形成した突出部を各可動翼片
の下方段部に臨ませてなる。そして、斯る構成の入賞装
置においては、可動翼片が起立した状態で入賞した球が
揺動板上を転動しながら揺動板を揺動し、これにより両
可動翼片が傾動し、揺動板の後端ま転動した球は球誘導
枠の側面に形成した球排出口から外部に排出される。ま
た、可動翼片が開いた状態で入賞した球は揺動板上に載
らずに基板に開設した出口から遊技盤の裏側に排出され
る。即ち、従来のチューリップ型入賞装置においては、
可動翼片の状態により入賞した球が異なる出口から排出
される。
また、他の入賞口に入った球により可動翼片の状態を
変換する場合に、従来のチューリップ型入賞装置は、他
の入賞口に入った球を揺動板上に案内し、この球の自重
により揺動板を揺動して可動翼片を傾動させ、この球を
球誘導枠の上記球排出口から外部に排出する構造であ
る。
上記した従来の入賞装置自体に球検出器を設けるに
は、球の出口が異なるので、球検出器を球出口に対応し
て2つ設けなければならず、組立作業が面倒であるばか
りでなく、取付スペースが大きくなって入賞装置が大型
化してしまう等の不都合がある。実際、入賞装置は比較
的小型化を維持しなければならないので、球検出器を2
つ設けるための取付スペースはなく、入賞装置に球検出
器を設けることは事実上不可能であった。
また、当該入賞装置に入賞した球だけを検出する必要
があっても、従来の入賞装置においては他の入賞口から
案内した前記球までも必然的に検出してしまう。
すなわち、特定遊技領域に入賞した打球によって可動
翼片の傾動状態に変化を与えることが可能であると共
に、且つ狭小なスペースを効率良く活かして当該特定遊
技領域への入賞球を検出できなければならないのであ
る。
しかも、当該入賞装置が他の入賞口からの入賞球によ
っても可動翼片の傾動状態に変化を与えるものとした場
合には、特定遊技領域以外の入賞口への入賞状態によっ
ても補助遊技の起生確率に変化を与えることが可能とな
る反面、他の入賞口からの入賞球を検出することなく、
あくまでも特定遊技領域へ入賞した打球のみを検出する
構造が必要となるのである。
〈問題点を解決するための手段〉 上記課題を解決するために、特許請求の範囲第1項に
記載の発明は、遊技者にとって不利な第1状態と、遊技
者にとって有利な第2状態とに変換可能な変動入賞装置
(例えば、中央入賞装置35,変動入賞装置46)と、特定
遊技領域に入賞した打球を検出する特定球検出装置(例
えば入賞装置1)と、上記特定球検出装置による打球の
検出に基づいて補助遊技を起生すると共に、該補助遊技
における遊技結果に基づいて上記変動入賞装置を繰り返
し第2状態に変換可能な特別遊技を起生する制御装置
と、を備えた遊技機において、上記特定球検出装置は、
球通過口(4)を有する基板(3)の表側に上面が開放
した前枠(5)を設けるとともに、該前枠内に一対の可
動翼片(6,6)を起立及び傾動自在に軸着し、基板の裏
側には後枠(7)を設け、該後枠の内部に、中心から放
射方向にほぼ等角度で複数の球接触部(24…)を突設す
るとともに可動翼片の下部に係止して可動翼片の傾動を
規制する係止部(25)を形成したカム車(8)を回転自
在に軸支し、球通過口を通ってカム車の球接触部に作用
した球が通る基板裏側の流路(例えば球流路21)に球検
出器(19)を臨設し、可動翼片間を通って入賞した球を
上記球検出器により検出して、補助遊技起生信号を発す
るものとした。
また、特許請求の範囲第2項に記載の発明は、遊技者
にとって不利な第1状態と、遊技者にとって有利な第2
状態とに変換可能な変動入賞装置(例えば、中央入賞装
置35,変動入賞装置46)と、特定遊技領域に入賞した打
球を検出する特定球検出装置(例えば入賞装置1)と、
上記特定球検出装置による打球の検出に基づいて補助遊
技を起生すると共に、該補助遊技における遊技結果に基
づいて上記変動入賞装置を繰り返し第2状態に変換可能
な特別遊技を起生する制御装置と、を備えた遊技機にお
いて、上記特定球検出装置は、球通過口(4)を有する
基板(3)の表側に上面が開放した前枠(5)を設ける
とともに、該前枠内に一対の可動翼片(6,6)を起立及
び傾動自在に軸着し、基板の裏側には後枠(7)を設
け、該後枠の内部に、中心から放射方向にほぼ等角度で
複数の球接触部(24)を突設するとともに可動翼片の下
部に係止して可動翼片の傾動を規制する係止部(25)を
形成したカム車(8)を回転自在に軸支し、且つ他の入
賞口(例えば一般入賞口39,49)から導いた球を載せて
該球の自重により揺動して上記カム車を回動するカム回
動部材(23)を軸支し、後枠にはカム回動部材を揺動し
て下降した球が通る排出路(33)を形成し、球通過口
(4)を通ってカム車の球接触部に作用した球が通る基
板裏側の流路(例えば球流路21)に球検出器(19)を臨
設し、可動翼片間を通って入賞した球だけを上記球検出
器により検出して、補助遊技起生信号を発するものとし
た。
〈作用〉 可動翼片間に入賞した球は、可動翼片の状態が起立し
ていても、或いは横倒しになっていても、基板の球通過
口を通った後に球接触部に作用してカム車を回動し、基
板裏側の流路を通って遊技盤の裏側に排出される。した
がって、流路に臨設した球検出器が可動翼片間に入賞し
た球を可動翼片の状態に拘らず検出することができる。
また、他の入賞口から導いた球はカム回動部材上に載
り、この球の自重によりカム回動部材が揺動してカム車
を回動する。そして、この球は後枠に形成した排出路を
通って、球検出器に作用することなく、外部に排出され
る。
〈実施例〉 以下本発明の実施例を図面にもとづいて説明する。
本発明に係る遊技機で用いる特定球検出装置としての
入賞装置1は、遊技盤2の表面に取付ける基板3に球通
過口4を開設し、該基板3の表側に前枠5を設けるとと
もに、該前枠5内に一対の可動翼片6,6を起立及び傾動
自在に軸着し、基板3の裏側には後枠7を設け、該後枠
7の内部に可動翼片6,6の状態を制御するカム車8等を
回動自在に軸着してある。
図面で示す基板3の実施例は、透光性を有する装飾板
9により窓部10を塞ぐようにしたもので、球通過口4の
左右表面に支柱11,11を突設し、球通過口4の開口縁の
上部左右には後述する可動翼片6,6の係止突起12,12が入
る切欠部13,13及び前枠5から突設した可動翼片6,6の支
持軸14,14を嵌合する小孔15,15を形成してある。
上記した基板3の表側に取付ける前枠5は、前面部5a
と底部5bと左右の側壁部5c,5c等からなる上面及び背面
が開放したポケット状の枠体であり、前面部5aの裏面に
可動翼片6の支持軸14,14を後向きに突設し、また前面
部5aと底部5bとの隅角部分には球を後方に向けて円滑に
案内する略三角リブ状のガイド部16を一体的に形成して
ある。
この前枠5内に軸着する可動翼片6は、チューリップ
の花弁を模した略三日月状の中空体であり、下方部分に
支持軸14を挿通するための貫通孔17を有し、該貫通孔17
の下方には係止突起12を後向きに突設してある。この可
動翼片6を基板3に取付けるには、第2図に示すよう
に、各可動翼片6の貫通孔17内に支持軸14を貫通し、貫
通孔17から突出した支持軸14の先端を基板3の小孔15内
に嵌合するとともに、基板3の支柱11の先端を前枠5の
受部に当接し、前枠5の前面からネジ18を通して上記支
柱11の先端に締め付ける。この様にして可動翼片6,6を
取付けると、各可動翼片6は、支持軸14を中心にして回
動自在に支持され、常には自重により上端を外側に倒し
て開く方向に付勢される。
基板3の裏側に設ける後枠7は、先端が基板3の球通
過口4の開口縁の左右に接続する左右の側面部7a,7a
と、基板3側の前半を覆う上面部7bと、球通過口4を通
った球を遊技盤2の裏側に案内する樋状の底面部7cと、
後面部7d等からなる箱枠状であり、図面の実施例では基
板3と一体成形しなり、底面部7cの上方に球検出器19を
支持するための係止爪部20,20を形成してある。
球検出器19は、マイクロスイッチ等の有接点式スイッ
チや近接スイッチ等の無接点スイッチなど球を検出する
ことができればどのような構成でもよいが、両可動翼片
6,6間に入賞した球が通る特定遊技領域としての球流路2
1に臨ませて取付ける。斯くして、入賞装置1は、特定
遊技領域に入賞した打球を検出する特定球検出装置とし
て機能すると共に、該球検出器19の検出出力は、後述す
る補助遊技を起生するための条件となる補助遊技起生信
号として用いるのである。なお、上記した様に、基板3
から突設した係止爪部20,20により球検出器19を支持す
るようにすると、ワンタッチで止着できるので、球検出
器19の取付、取外作業が容易である。
そして、上記した後枠7の内部に可動翼片6,6の傾動
を規制するカム車8と、該カム車8の暴走を防止する回
転制御部材22と、他の入賞口から導いた球によりカム車
8を回動するカム回動部材23等を各々軸着する。
カム車8は、中心から放射方向にほぼ等角度で突出す
る複数の球接触部24…を突設するとともに、両端に扇状
の係止部25,25を形成してなる。図面に示すカム車8の
実施例は、最初に球が入賞するとほぼ120度回動して可
動翼片6,6を傾動可能とし、次に球が入賞すると120度回
動して再度可動翼片6,6の傾動を許容し、次に球が入賞
すると120度回動して可動翼片6,6を起立した状態に保持
するため、球接触部24を長さのほぼ中央にほぼ120度間
隔で3個突設するとともに、両端に形成した係止部25,2
5を球接触部24と球接触部24との間の120度の範囲に形成
してある。また、図面の実施例では係止部25とは反対側
に位置する球接触部24を左右に延出して、後述するカム
回動部材23の受部26としている。そして、このカム車8
を後枠7内に取付けるには、球通過口4を通過した球が
球接触部24に当り、且つ係止部25が基板3の切欠部13の
内側に位置するように合せて、後枠7の左右の側面部に
通した軸27により回動自在に支承する。
したがって、カム車8の係止部25が基板3の切欠部13
の内側に位置して、左右の可動翼片6,6が起立して球を
受け入れ難い第1状態においては、基板3の各切欠部13
内に入った可動翼片6の係止突起12が係止部25に係止
し、これにより可動翼片6の傾動を規制し、起立状態を
保持することができる。この状態で可動翼片6,6間に流
下した球が球通過口4を通って球接触部24を押圧してカ
ム車8をほぼ120度回動すると、係止部25が切欠部13内
の係止突起12から外れるので、可動翼片6,6が自重によ
り支持軸14,14を中心にして各々上端を外側に倒す方向
に傾動し、逆ハ字状に停止して球を受け入れ易い第2状
態に変換する。そして、カム車8を回動した球は、基板
3の裏側の球流路21を通って遊技盤2の裏側に排出され
る途中で球検出器19により電気的に検出される。
この状態で可動翼片6,6が次の球を受け入れると、可
動翼片6,6が球の自重により戻り回動して各係止突起12
が切欠部13内に一旦入って可動翼片6,6が起立する。し
かし、上記した球によりカム車8がほぼ120度回動して
も、各係止部25が切欠部13の内側に位置しない。したが
って、可動翼片6,6は、一旦起立しても直ちに第2状態
に戻り、開いた状態を維持する。なお、この時の球は、
基板3裏側の球流路21を通って遊技盤2の裏側に排出さ
れる途中で、前記と同様に、球検出器19により電気的に
検出される。
そして、次に球が入賞すると、可動翼片6,6が上記と
同様に起立し、この球によりカム車8がほぼ120度回動
して各係止部25が切欠部13の内側に停止する。したがっ
て、可動翼片6,6の各係止突起12がカム車8の係止部25
に係止し、可動翼片6が傾動を規制され、起立した状態
を保持する。なお、この時の球は、基板3裏側の球流路
21を通って遊技盤2の裏側に排出される途中で、前記と
同様に、球検出器19により電気的に検出される。
回転制御部材22は、後枠7の左右の側面部に通した軸
28により後端を回動自在に軸着し、該基端から前方に延
設した部分の途中に重錘29を設けて前端部分を下方に付
勢し、下向きに突設した係止部分を上方からカム車8に
臨ませてなり、係止部分が球接触部24の間に位置するよ
うに配置してある。したがって、カム車8が回動する場
合は回転制御部材22を付勢に抗して上昇しながら回動
し、ほぼ120度回動すると回転制御部材の係止部分が球
接触部24,24間に入ってカム車8の回動抵抗となる。し
たがって、カム車8が暴走することを防止し、ほぼ120
度宛節度を持って確実に回動せしめる。
カム回動部材23は、他の入賞口から導いた球によりカ
ム車8を強制的に回動して可動翼片6,6の状態を変換す
るためのもので、図面の実施例では、後枠7の左右の側
面部7a,7aに通した軸30により基端を軸着して該基端か
ら後方に延設した球載置部31の後枠7の開放上面に臨ま
せ、基端から前方に延設した部分の先端爪部32をカム車
8の臨ませてなる。なお、先端爪部32は、カム車8の受
部26に当るが球接触部24に当らないように左右何れかに
寄せて配置する。また、上記した球載置部31の左右に位
置する側面部7a,7aの何れか一方、或いは後面部7dに
は、球載置部31を充分に揺動して下降した球が後枠7内
から外部に流出する切欠状の排出路33を形成する。
可動翼片6,6が起立した状態において、他の入賞口に
入賞した球を樋等の案内手段により導いて後枠7の開放
上面からカム回動部材23の球載置部31上に載せると、カ
ム回動部材23が該球の自重により球載置部31を下降する
とともに先端爪部32を上昇する方向に揺動する。可動翼
片6、6が起立した状態においては、第4図に示すよう
に、カム車8に形成した受部26が後方にほぼ水平に停止
しているので、上昇してきた先端爪部32が受部26を上昇
し、カム車8を強制的に回動する。カム車8が回動する
と、カム車8の各係止部25が切欠部13内の係止突起12か
ら外れるので、各可動翼片6が自重により支持軸を中心
にして各々上端を外側に倒す方向に傾動し、逆ハ字状に
停止して球を受け入れ易い第2状態に変換する。そし
て、球載置部31上の球は、カム回動部材23を充分に揺動
すると、後枠7の側面部7aから外れて排出路33から後枠
7の外部に排出される。この様に、カム回動部材23を揺
動した球は基板3の裏側の球流路21を通らずに排出路33
から直接排出されるので、球検出器19に作用することが
ない。
なお、可動翼片6,6が開いた第2状態において、他の
入賞口に入った球が球載置部31上に載りカム回動部材23
が揺動して先端爪部32を上昇しても、第6図に示すよう
に、この状態においてはカム車8の受部26が後方に位置
していない。したがって、先端爪部32が受部26に作用す
ることがなく、カム車8は回動しない。
第11図に示す遊技盤2は、ソレノイドの駆動により回
動する一対の球受片34,34を有することで遊技者にとっ
て不利な第1状態と遊技者にとって有利な第2状態と生
ぜしめることが可能な変動入賞装置としての中央入賞装
置35を遊技部36内のほぼ中央に備える遊技機のものであ
る。そして、該中央入賞装置35の下方に上述した特定球
検出装置(入賞装置1)を第1特別入賞口37として配設
し、該第1特別入賞口37の左右下方に第2特別入賞口3
8,38を配設し、また中央入賞装置35の左側に配設した一
般入賞口39に入賞した球を上記第1特別入賞口37の球載
置部31上に導く案内路40を遊技盤20の裏側に設けたもの
で、所謂第2種の遊技機に属する。
斯る遊技機においては、可動翼片6,6が起立した状態
で球が第1特別入賞口37に入ると、カム車8が回動して
可動翼片6,6が傾動して球を受け入れ難い(遊技者にと
って不利な)第1状態から受け入れ易い(遊技者にとっ
て有利な)第2状態に変換するとともに、球検出器19が
該球を検出して制御装置(図示せず)に補助遊技起生信
号を送る。
制御装置は、球検出器19から信号を受けると、ソレノ
イドを所定時間間隔で2回励磁し、中央入賞装置35の球
受片34,34を球を受け入れない直立状の第1状態から球
を受け易い横倒しの第2状態に2回変換する補助遊技を
行う。球受片34,34が第2状態に変換したときに球が中
央入賞装置35のV用入賞口41に入ると、特別遊技の権利
が発生し、制御装置からの信号により球受片34,34が所
定回数(例えば、18回)開閉し、この状態で球がV用入
賞口41に入ると更に球受片34,34が所定回数開閉する特
別遊技を行う。この様に、球受片34,34の所定回数宛の
開閉を1サイクルとすると、特別遊技中に球がV用入賞
口41に入る度にこのサイクルが所定回数(例えば、8
回)だけ更新可能となり、遊技者にとって有利な遊技を
行うことができる。なお、球が第2特別入賞口38に入る
と、中央入賞装置35の球受片34,34が所定時間1回だけ
開く補助遊技を行う。
一方、一般入賞口39に球が入ると、この球は案内路40
を通って第1特別入賞口37の球載置部31上に案内され
る。球載置部31上に球が載ると、前記したように、第1
特別入賞口37に球が入らなくてもカム車8が回動しても
可動翼片6,6が第2状態に変換する。したがって、第1
特別入賞口37に球が入り易くなることから、中央入賞装
置35の球受片34,34が開き易くなり(補助遊技が起生さ
れ易くなり)、このため特別遊技の権利が発生し易くな
る。
なお、一般入賞口39に入った球が第1特別入賞口37の
可動翼片6,6を第2状態に変換しても、この球は球検出
器19により検出されないので、中央入賞装置35の球受片
34,34が一般入賞口39への入賞により直接開くことはな
い。すなわち、入賞装置1内の球検出器19が特定遊技領
域へ入賞した球を検出することで、補助遊技起生信号を
制御信号へ送出しない限り、補助遊技が起生されること
はないのである。
第12図に示す遊技盤2は、中央に数字を高速変換表示
する第1表示器42と、該第1表示器42の周りを点滅移動
しながら数字を表示する第2表示器43とからなる別遊技
装置44を遊技部36のほぼ中央に配置し、該別遊技装置44
の下方に上記した特定球検出装置(入賞装置1)を第1
始動入賞口45として配設し、遊技部36の下方には球を受
け入れない第1状態と受け入れ易い第2状態とに変換可
能な所謂アタッカー式の変動入賞装置46を設け、該変動
入賞装置46の左右に第2始動入賞口47,47を設けたもの
である。
斯る遊技機においては、第1始動入賞口45に球が入る
と、この球を検出した球検出器19からの信号により制御
装置が別遊技装置44を作動して第1表示器42の数字を高
速変換表示するとともに、第2表示器43の数字を点滅移
動させる補助遊技を起生する。そして、遊技者の外部操
作により、又は制御装置のタイマーに設定した所定時間
が経過すると、別遊技装置44の作動が停止して第1表示
器42及び第2表示器43に数字が継続して表示される。こ
の第1表示器42の数字と第2表示器43の数字との組合せ
が特定の賞態様、例えば「7」,「7」を形成すると特
別遊技の権利が発生し、制御装置が変動入賞装置46のソ
レノイドを所定時間(例えば、30秒間)継続して励磁
し、扉板48を開いて球を受け入れ易い第2状態に繰り返
し変換する特別遊技が起生される。
この状態で変動入賞装置46に入った球が、該変動入賞
装置46内の継続入賞口(図示せず)に入ると、一旦閉じ
た扉板48が再度開く。この様に、特別遊技においては、
球が継続入賞口に入ることにより変動入賞装置46が球を
受け入れ易い状態に更に所定回数繰り返し変換する。な
お、第2始動入賞口47に球が入った場合も上記と同様
に、別遊技装置44が作動し、賞態様が形成されると、変
動入賞装置46が球を受け入れ易い状態に変換する。
したがって、始動入賞口(特定球検出装置の特定遊技
領域)に球が入る回数が増加すれば、別遊技装置44の賞
態様が形成される確率が高まる。本実施例では、第1始
動入賞口45に球が入ると、可動翼片6,6が第2状態に変
換して球を受け入れ易い第2状態に変換するので、従来
の同種の遊技機に比較して別遊技を行うチャンスが増加
する。
更に、一般入賞口49に入った球を遊技盤2の裏面に配
設した案内路50により第1始動入賞口45の球載置部31上
に案内するので、一般入賞口49に入った球によっても第
1始動入賞口45を球が入り易い第2状態に変換すること
ができる。この場合、一般入賞口49から導いた球により
第1始動入賞口45の可動翼片6,6の状態を変換しても、
球検出器19がこの球を検出しないので、一般入賞口49に
球が入ることにより別遊技装置44が作動してしまう不都
合を防止することができる。
なお、本発明において球検出器19の支持手段は、上記
した基板3の係止爪部20に限定されない。例えば、第13
図に示すように、球検出器19をホルダー枠体51内に収納
し、該ホルダー枠体51を基板3の裏側にネジ等により止
着するようにしてもよい。
また、第14図及び第15図に示すように、基板3の裏側
に球検出器用収納部52を形成し、該収納部52内にフォト
カプラ式の球検出器19′を取付けるように構成してもよ
い。
また、第1図に示すように、基板3の裏側にランプ等
の発光源53…を設け、球検出器19が球を検出したときに
上記発光源53…を点滅させると、基板3の装飾板9や透
光性プラスチック製の可動翼片6,6が輝くので、装飾効
果を高めることができる。
また、カム回動部材23の後端部分、例えば球載置部31
の側縁からピン54を突出させ、該ピン54をソレノイド等
の駆動源に接続すると、駆動源の駆動によりカム回動部
材23を揺動して、可動翼片6,6の状態を球の有無に拘ら
ず変換することができる。したがって、遊技内容の多様
化を図ることができる。
〈発明の効果〉 以上説明したように特許請求の範囲第1項に記載した
本発明によれば、特定球検出装置の可動翼片の状態に拘
らず可動翼片間に入賞した球を1箇所の流路から裏側に
排出することができ、この流路に臨ませた1つの検出器
により可動翼片間に入賞した球だけを確実に検出するこ
とができる。したがって、従来のチューリップ式入賞装
置の如く、2つの球検出器を取付けて大型化してしまう
ことがないので、狭小な遊技領域を有効に活用すること
ができると共に、特定球検出装置への入賞状態(遊技進
行状況)に応じて特定遊技領域への入賞球の発生確率を
変化させることが可能となる。
斯くして、上記のような特定球検出装置を用いた遊技
機においては、遊技者の遊技意欲を削ぐことなく、補助
遊技の起生確率に変化を与え、延いては特別遊技の起生
確率に変化を与えることができるので、高度に熟練した
釘調整技術を要することなく、遊技者と遊技店との利益
バランスを簡便に調整することが可能になる。
また、特許請求の範囲第2項に記載した本発明によれ
ば、他の入賞口から導いた球により可動翼片の状態を変
換することができ、しかもこの球を球検出機が検出しな
いので、補助遊技の起生確率を一層変化に富んだものと
することができ、遊技者の遊技意欲を効果的に高めるこ
とが可能な遊技機となる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は特定球検出装置としての入賞装置の
分解斜視図、第3図は入賞装置の第1状態における一部
欠截正面図、第4図は入賞装置の第1状態における断面
図、第5図は入賞装置の第2状態における平面図、第6
図は入賞装置の第2状態における断面図、第7図は球検
出器の取付状態を示す斜視図、第8図は基板から突設し
た係止爪部により止着した状態における球検出器の平面
図、第9図は基板から突設した係止爪部により止着した
球検出器の側面図、第10図はカム車と回転制御部材とカ
ム回動部材の斜視図、第11図及び第12図は入賞装置を取
付けた遊技盤の正面図、第13図は球検出器を取付けるホ
ルダー枠体の斜視図、第14図はフォトカプラ式球検出器
の取付状態を示す斜視図、第15図は第14図に示す球検出
器を取付けた状態の断面図である。 図中、1は入賞装置、3は基板、4は球通過口、5は前
枠、6は可動翼片、7は後枠、8はカム車、19は球検出
器、21は球流路、22は回転制御部材、23はカム回動部
材、24は球接触部、25は係止部、33は排出路、34は球受
片、35は中央入賞装置、46は変動入賞装置である。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技者にとって不利な第1状態と、遊技者
    にとって有利な第2状態とに変換可能な変動入賞装置
    と、 特定遊技領域に入賞した打球を検出する特定球検出装置
    と、 上記特定球検出装置による打球の検出に基づいて補助遊
    技を起生すると共に、該補助遊技における遊技結果に基
    づいて上記変動入賞装置を繰り返し第2状態に変換可能
    な特別遊技を起生する制御装置と、 を備えた遊技機において、 上記特定球検出装置は、球通過口を有する基板の表側に
    上面が開放した前枠を設けるとともに、該前枠内に一対
    の可動翼片を起立及び傾動自在に軸着し、基板の裏側に
    は後枠を設け、該後枠の内部に、中心から放射方向にほ
    ぼ等角度で複数の球接触部を突設するとともに可動翼片
    の下部に係止して可動翼片の傾動を規制する係止部を形
    成したカム車を回転自在に軸支し、球通過口を通ってカ
    ム車の球接触部に作用した球が通る基板裏側の流路に球
    検出器を臨設し、可動翼片間を通って入賞した球を上記
    球検出器により検出して、補助遊技起生信号を発するも
    のとしたことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】遊技者にとって不利な第1状態と、遊技者
    にとって有利な第2状態とに変換可能な変動入賞装置
    と、 特定遊技領域に入賞した打球を検出する特定球検出装置
    と、 上記特定球検出装置による打球の検出に基づいて補助遊
    技を起生すると共に、該補助遊技における遊技結果に基
    づいて上記変動入賞装置を繰り返し第2状態に変換可能
    な特別遊技を起生する制御装置と、 を備えた遊技機において、 上記特定球検出装置は、 球通過口を有する基板の表側に上面が開放した前枠を設
    けるとともに、該前枠内に一対の可動翼片を起立及び傾
    動自在に軸着し、基板の裏側には後枠を設け、該後枠の
    内部に、中心から放射方向にほぼ等角度で複数の球接触
    部を突設するとともに可動翼片の下部に係止して可動翼
    片の傾動を規制する係止部を形成したカム車を回転自在
    に軸支し、且つ他の入賞口から導いた球を載せて該球の
    自重により揺動して上記カム車を回動するカム回動部材
    を軸支し、後枠にはカム回動部材を揺動して下降した球
    が通る排出路を形成し、球通過口を通ってカム車の球接
    触部に作用した球が通る基板裏側の流路に球検出器を臨
    設し、可動翼片間を通って入賞した球だけを上記球検出
    器により検出して、補助遊技起生信号を発するものとし
    たことを特徴とする遊技機。
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