JP2004097774A - パチンコ機 - Google Patents

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Abstract

【課題】入賞口位置が自身で変化し、障碍釘の配置にかかわらず入賞が得られ、パチンコ機本来の遊技球の動きを楽しむことが出来るパチンコ機を提供すること。
【解決手段】入賞口位置に遊技球が通過する貫通口7aを有した遊技盤7と、遊技盤上に回転中心を設けて回転自在に取り付けられると共に、遊技盤上の遊技球を受け入れる入球口30と入球口に入った遊技球を遊技盤の貫通口に連絡する球誘導路32とからなり、遊技盤上を移動する遊技球に当たると遊技球の慣性力で回転揺動する入賞装置24を備えたことを特徴とするパチンコ機である。
【選択図】  図5

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、パチンコ機の遊技盤面上に配置されて遊技球を受け入れる入賞装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のパチンコ機について図11を参照して説明する。図11は第1種パチンコ機1を示し、2はその前面枠、3は前面枠2の前面に開閉自在に装着されるガラス扉枠、7は前面枠2の後面に着脱可能に装着された遊技盤である。外レール4と内レール5で仕切られた遊技盤7の内部に遊技領域6が形成され、この遊技領域6内に役物例えば中央部にセンターケース8が設けられ、センターケース8には特別図柄表示装置9及び普通図柄表示装置10が設けられている。センターケース8の上部左右にはランプ付き風車13が、またセンターケース8の左右にゲート12が、センターケース8の下部中央に始動入賞口(普通電動役物のことで以下単に始動口と称す)11が、始動口11の左右には一般入賞口14が配置され、始動口11、入賞口14の下方にアタッカー15が設けられている。アタッカー15は、中央部に開閉扉を備えた可変入賞装置16とその左右両端部に一般入賞口17とが一体になって設けられている。アタッカー15の下方には上記入賞口に入らずに外れたアウト球を裏面へ回収するアウト口18が設けられている。
また上記遊技盤の下部には、払い出された遊技球を貯留しかつ発射装置に遊技球を誘導する遊技球供給皿2aや、供給皿2aの余剰遊技球を貯留する下部遊技受け皿3a及び遊技球発射装置の操作ハンドル4a等が設けられている。
【0003】
ハンドル4aを回転操作すると遊技球が遊技領域6の上部へ発射される。遊技球が障碍釘7bや風車13、センターケース8等を経て、例えば始動口11や一般入賞口14に入ると所定数の遊技球が裏面の遊技球払い出し装置から供給皿2aに払出される。
また遊技球がゲート12を通過すると、普通図柄表示装置10の図柄が変動し、所定の図柄に揃うと始動口11の開口チューリップ11aが所定時間開く。始動口11に遊技球が入ると、特別図柄表示装置9の図柄セグメントがランダムに変動を始め、所定時間経過後図柄セグメントの変動が停止し、予め定められた所定の図柄に揃うと大当たりとなって、下部アタッカー15の可変入賞装置16の蓋が開口する。この開口は遊技球を所定数受入れるまで開口し、遊技者の供給皿2aへ多数の賞球が払出される。可変入賞装置16が開口中に開口内のV入賞口に入賞すると可変入賞装置16の開口が繰り返し行われるようになっている。従って遊技者は、始動口11を狙って発射装置のハンドル4aを調節し、特別図柄表示装置9が常に変動するように、図柄が揃って大当たりが得られるようにゲームが行われる。
【0004】
通常、一般入賞口14や上記チューリップ11a付きの始動口11も遊技盤7に固定状態で設置され、入賞口の上部に打設された障碍釘7bの間隔、開き具合によって入る確率が左右される。チューリップ11a付きの始動口11では、チューリップ16が開くと入り口が大きく開口して遊技球が入り易く、閉止状態では難しくなる。このチューリップ11aの開閉は、ゲート12の通過によって変動開始する普通図柄表示装置10の表示図柄によって、数秒間、電動で開くようになっている。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−246088号公報
【特許文献2】
特開昭56−31770号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようにゲームが行われるのであるが、近時は特別図柄表示装置9が大きく、センターケース8も大型化の傾向にある。従って決められた遊技領域の中で、入賞口11、14や風車13等の役物を配置するスペースが狭くなり、役物の位置や数も限られたものになって、また障碍釘7bの配置も単純になって、パチンコ遊技機本来の遊技領域6内での遊技球の動きを楽しむ興趣が薄れてしまう問題があった。
本発明は上記の課題を解消して、入賞口位置を自身で変化させて、障碍釘の配置にかかわらず入賞が得られるようにし、興趣を増し、パチンコ遊技機本来の遊技球の動きを楽しむことが出来るパチンコ機を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の要旨は、入賞口位置に遊技球が通過する貫通口を有した遊技盤と、
該遊技盤上に回転中心を設けて回転自在に取り付けられると共に、遊技盤上の遊技球を受け入れる入球口と該入球口に入った遊技球を前記遊技盤の貫通口に連絡する球誘導路とからなり、
遊技盤上を移動する遊技球に当たると遊技球の慣性力で回転揺動する入賞装置を備えたことを特徴とするパチンコ機である。
【0008】
本発明は上記の構成であるから、遊技盤上を運動する遊技球が入球口を有す入賞装置に当接してこの入賞装置を回転運動させる。このため遊技球を受け入れる入球口も遊技盤上で回転運動を繰り返す。従って入球口が常に真上に向いてなく、左右方向角度を変えて自由に揺動運動する。従って従来の概念である真上から落下する遊技球が必ず入球口内に入って入賞するとは限らず、また横の方から流れる遊技球が必ず入賞しないとは限らず、入賞装置が揺動する入球口の位置角度とその時点での遊技球の位置、入球口に向かって流れる向き角度が合致したときに、盤面上を運動する遊技球が入賞装置の入球口に入って入賞する。
従って障碍釘の配置や間隔の狭い広いで入賞状態がほぼ限定された従来のパチンコ機に比べ、遊技盤上を流れる遊技球の移動状態によって予期しない時に入賞が得られ、また予期しないときに入賞が外れ、遊技の興趣が著しく増加する。従って障碍釘の配置にかかわらず入賞の機会が得られ、パチンコ機本来の遊技球の動きを楽しむことが出来るパチンコ機を提供できる。
【0009】
本発明はまた上記において入賞装置は、遊技盤に回転自在に取り付けた状態で入球口が上向きになるように自立することを特徴とするパチンコ機である。
このように常時入球口が上向きに自立することによって、遊技球で揺動回転した後の入球口が上向きに自立するので、入賞装置の運動は安定する。
【0010】
本発明はまた上記において入賞装置は、遊技盤上で回転する範囲を所定範囲内に規制する回転範囲規制装置を設けたことを特徴とするパチンコ機である。
回転範囲規制装置を設けることによって、入賞口位置を例えば上向きに規制することができ、無駄な回転運動をなくせる。
【0011】
本発明はまた上記において入賞装置の回転規制装置は、少なくとも入球口が水平線より上方に向く範囲内に規制するように設けたことを特徴とするパチンコ機である。
このように、入球口が水平線より上方に向く範囲内でしか回転しないから、最大回転状態でも水平線より上向いており、入球口に遊技球が臨むと重力で自動的に入賞口内に進入できる。
【0012】
本発明はまた、上記入賞装置は、前記遊技盤の貫通口に装着し、該貫通口を回転中心として回転自在に設けたことを特徴とするパチンコ機である。
貫通口に入賞装置を設けることによって貫通口周りに回転するから入賞装置の取り付けが容易で構造が簡単にできる。
【0013】
本発明はまた、上記入賞装置は、前記遊技盤の貫通口とは別の位置に回転中心を設けて遊技盤に回転自在に装着したことを特徴とするパチンコ機である。
このように回転中心を貫通口とは別の位置に設けることも可能で、種々の位置に回転中心を設定して設け、入賞装置の回転運動に変化を持たせることができる。
【0014】
本発明はまた、前記入賞装置は、遊技盤に取付板を固定し、該取付板に入賞装置を回転自在に設けたことを特徴とするパチンコ機である。
このように遊技盤に取付板を固定することによって入賞装置の遊技盤への固定が安定し、安定して回転運動が行われる。
【0015】
本発明はまた、前記入賞装置は、外側部に遊技球が当接する遊技球当接部を設けたことを特徴とするパチンコ機。
入賞装置の外側部に遊技球が当接するだけでも遊技球の慣性力で回転運動するが、上記のように遊技球が当接しやすい位置に球当接部を設けることによって、入賞装置の回転運動に変化をつけられる。
【0016】
本発明はまた上記において 前記入賞装置の球当接部は、下部に向かって裾広がりの球当接面からなることを特徴とするパチンコ機である。
裾広がりの当接面を設けることによって、垂直に落下する遊技球が当接面に当たりやすく、また当接した際に反力が働き易く、回転しやすくなる。
【0017】
また上記において入賞装置の球当接部は、入賞装置の側部に張り出す球受け面からなることを特徴とするパチンコ機である。
このように設けることによって、遊技球が更に当接しやすくまた球受け面に乗って、変化のある遊技球及び入賞装置の回転が行われる。
【0018】
また上記において入賞装置の球当接部は、前記球誘導路の下部側に突き出して設けた球当接竿からなるパチンコ機である。
このように入賞装置の球誘導路の下部側に球当接竿が設けられているので、入賞装置の回転中心に対して上部の入球口重量と下部の重量のバランスをとることが出来、このバランスによって入賞装置の回転揺動運動に変化を持たせることが出来、入賞装置の自立性を高めることができる。また球当接竿によって遊技球が当接する面積が増え、ゲームの興趣が増す。
【0019】
また上記において回転範囲規制装置は、前記取付板又は入賞装置のいずれかの側に設けた回転軸を中心とする円弧溝と、該円弧溝内で移動可能に前記取付板又は入賞装置のいずれかの側に設けた規制ピンと、からなることを特徴とする。
このように入賞装置の運動と同心円弧の円弧溝と、この円弧溝内で移動する規制ピンとで有るから、入賞装置は円弧溝の範囲内でしか移動できず、回転範囲が規制される。
【0020】
また上記において回転範囲規制装置は、入賞装置の回転によって入賞装置の側部に当接して回転が規制される係止ピンからなることを特徴とする。
このように入賞装置の側部に当接して入賞装置の回転が係止される係止ピンを固定側である遊技盤または取付板に設けることでも、入賞装置は係止ピンの範囲内でしか移動できず回転範囲が規制される。
【0021】
また上記において入賞装置は、遊技盤又は取付板との間でベアリングを設け、ベアリングを介して装着したことを特徴とする。
入賞装置はベアリングを介して装着されているから、入賞装置の回転運動が円滑に安定して行われる。
【0022】
また上記において入賞装置は、前記入球口と反対側の下部にウエイトを装着し、入球口が常に上向きに自立するように設けたことを特徴とするパチンコ機である。
入賞装置の入球口と反対の下部側にウエイトを設けて入球口が自立するように設けられているので、入賞装置の回転揺動運動が繰り返し行われ、入球口の揺動変化も長く続いて揺動し、ゲームの興趣が増す。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図5は本発明の第1実施例の入賞装置を示し、図6、図7は第2実施例の入賞装置を示し、図8乃至図10は第3実施例の入賞装置を示し、図11は従来のパチンコ機の正面図で、各部の配置を併せて説明する。
まず第1実施例の入賞装置を図面に基づいて説明する。第1実施例の入賞装置は大別して、遊技盤7表面の入賞口位置に取り付けられる取付板19と、取付板19に回転自在に取り付けた入賞装置24とからなり、遊技盤7の貫通口7aを回転中心に回転揺動するように設けられている。
図4において、遊技盤7の入賞口位置には遊技盤7を貫通する貫通口7aを設け、貫通口7aに取付板19のベアリングハウジング22を装着し、取付板の左右に設けた取付孔20を用いて遊技盤7の貫通口7a位置に取付板19が固定される。
【0024】
図3は図1の背面を示し、図3、図4において、取付板19には背面にベアリングハウジング22を設け、ハウジング22内にボールベアリング23を装着してある。この取付板19のベアリング23内輪に入賞装置24の筒状の球誘導路32を挿入嵌合し、取付板19に入賞装置24を回転自在に装着している。
入賞装置24は上部に遊技球を受け入れる入球口30を有し、入球口30に入った遊技球は入球路25を通り、遊技盤7の貫通口7aに挿入した筒状の球誘導路32を通り、遊技盤7の裏面に排出される。入球口30から貫通口7a間には遊技球感知センサーを設置してあり、遊技球の入賞状態が感知される。
入球口30、入球路25の断面は遊技球が通過する大きさの正方形で、ベアリング23の内輪に嵌合する球誘導路32の断面は円に設けてある。
【0025】
回転範囲規制装置の構成は図1から図5で示すように、取付板19にベアリングハウジング22と同心の円弧溝21を設け、円弧溝21には図4で示すように入賞装置24の裏面へ突出する規制ピン36が円弧溝21に挿入した状態で組み付けられている。固定された円弧溝21内で回転移動する規制ピン36の移動距離が入賞装置24の回転範囲規制装置としている。
この回転範囲規制装置は、上記構成とは反対に、円弧状の溝を入賞装置24側に設け、取付板19側に規制ピン36を設け、固定した規制ピン36の外面を円弧溝21が回転移動する回転範囲規制装置としてもよい。また図2の係止ピン36aで示すように、入賞装置24が首振りする揺動する入球口30の側面に係止する回転規制係止ピン36aを取付板19側に突出して設け、入賞装置24の回転移動を直接係止ピン36aに軽視させて回転範囲規制装置としてもよい。
尚上記第1実施例において、取付板19を用いず、遊技盤7に直接入賞装置24を回転自在に装着することも可能で、この場合は、取付板19に設けたベアリングハウジング22や回転範囲規制装置の円弧溝21、回転規制ピン36、36a等が遊技盤7側に設けられる。
【0026】
図5は分解した状態を示し、入賞装置24は前板39と後板40とからなり、後板40に筒状の球誘導路32、取付板19の円弧溝21内に挿入する規制ピン36及びビス取付座41を設けてあり、前板39に入球口30、入球路25、底板31があり、また下部に傾斜板34、34及び遮蔽板37、37を設け、ビス穴42を通じてビス43を後板40のビス取付座41にビス止めしている。尚31aは底板31に突出して設けた球誘導片である。
また図4で示すように、下部にウエイト装着部を設けてウエイト38を装着している。このウエイト38は回転中心である球誘導路32を中心として、上部の入球口30側モーメントに比べて下部の傾斜板34側モーメントが大きくなるように、通常時は入球口30が上部に自立するように設けている。従って、ウエイト38が装着して無くとも、下部の傾斜板34側モーメントが上部より大きければ、遊技球が当接して回転揺動が行われた後、入賞装置24の向きは回転揺動前の通常状態に上向きに自立する。
【0027】
入球口30、入球路25の下部両側に側部傾斜板34、34を設け、傾斜板34の角度は垂直線に対して左右に約40度ずつ傾斜した面を持ち、入球口30近傍に落下した遊技球が傾斜板34に当接すると入賞装置24には遊技球の慣性力に対する反発力が働いて回動し、回転範囲規制装置の回転範囲内で回転揺動する。従って上部の入球口30も左右に回転揺動を繰り返し、入賞口位置が変化する。
また図5等で示すように、側部傾斜板34の前面には遮蔽板37を設けて、遊技球が傾斜板34に当接した際、遊技球が遊技盤7の前方に反発移動して、前面枠2のガラス面に衝突しガラスを壊さないように、遮蔽板37を突出して設け、遊技球がガラス面へ移動するのを規制している。このためガラス面の内側に遊技球が当たらず、ガラス面の保護が行われる。
【0028】
図6、図7は本発明の第2実施例の入賞装置を示し、図6は通常の状態を、図7は遊技球によって傾いた状態を示す。本第2実施例における取付板50に入賞装置60を回転自在に連結する構造は、前記第1実施例と同様で、取付板50にベアリングを装着し、ベアリングの内輪に入賞装置60の球誘導路61を嵌合して、入賞装置60を遊技盤7の貫通口7aを中心に回転自在に設けている。
本実施例の入賞装置60は、上部に遊技球を受け入れる入球口62を、球誘導路61の下部に球当接竿63を突出して設け、球当接竿63の下端にウエイト64を装着している。
【0029】
また球誘導路61の左右両側に球受け部65、65を突出して設け、この球受け部65は上部から落下してきた遊技球Kが載置するように球受け部65の上面を凹状に形成している。遊技盤上の遊技球Kが当接または載置すると、遊技球Kの重量や慣性力で図7のように入賞装置60が傾き、取付板50に設けた係止ピン66に入賞装置下部の球当接竿63が当接して停止する。
球受け部65の位置は、球誘導路32の中心線上に限らず、入球口62の両側面や、また下部のウエイト装着部位置の両側面であってもよい。取付板50の下部に設けた係止ピン66は、入賞装置の球当接竿63に当接して回転範囲が規制され、回転範囲規制装置としている。
【0030】
本第2実施例では、遊技盤上を流れる遊技球Kが入賞装置60の両側に設けた球受け部65及び下部に延びる球当接竿63に当接して、入賞装置60の回動が開始される。球誘導路61の回転中心に対して下部球当接竿63側が重ければ、揺動が繰り返された後、図6のように入球口62が上部に自立する。回転中心に対して上部の入球口62側が重ければ、図7のごとくいずれかの側に傾いた状態になるが、再度遊技球Kが入賞装置60の球受け部65や球当接竿63に当接すると、反対側に向きを変えて回転移動する。従って入賞口装置60の入球口62が常に所定の向き傾き位置で定まってないので、変化のあるゲームが楽しめ、興趣が増す。
【0031】
図8、図9、図10は本発明の第3実施例を示し、図8は遊技球Kが球当接面74に当接して入賞装置70の入球口72が傾いた状態を示す正面図、図9は図8のA―A線断面図、図10は図8のB−B線断面図である。
本第3実施例では入賞装置70の回転中心を従来の遊技盤7の貫通口とは別の回転支持ピン75位置に設けた。入球口72に入った遊技球は球誘導路71を経由して遊技盤の貫通凹溝7bへ遊技球が流れる。遊技盤7の貫通凹溝7cは球誘導路71の回転揺動に応じて遊技球が裏面に流れるように回転中心75と同心の円弧状貫通凹溝7cに設けてある。また貫通凹溝7cに代えて前記実施例のように遊技球が通過する大きさの断面円状貫通口を球誘導路71の軌跡状に設けてもよい。この場合は入賞装置70の球誘導路71が遊技盤の貫通口位置に来た時、即ち球誘導路71と貫通口が合致した際にのみ遊技球が通過する。
【0032】
上記球誘導路71及び貫通凹溝7cの下部に回転中心の支持ピン75を設け、遊技盤7に対して入賞装置70を回転自在に装着している。入賞装置70を回転自在に連結する構造は、前記第1実施例と同様に、取付板を設け、回転中心にベアリングを設けて、遊技盤7の支持ピン75を中心に回転自在に装着する構造であってもよい。
入賞装置の下部には回転規制凹溝73を設けてあり、この凹溝73に、遊技盤7に固定した回転規制ピン76を当接させて入賞装置70の回転範囲規制装置としている。入賞装置70の側部には球当接面74を設け、またこの球当接面74の前面に遮蔽板77を設け、遮蔽板77を円に設け、図8のごとく正面前面を円状に形成してある。
【0033】
本第3実施例では、遊技盤上を流れる遊技球Kが入賞装置70の両側に設けた球当接面74に当接して下部へ落下するが、入賞装置70は遊技球Kの反力で回転支持ピン75を回転中心にして回転が行われる。入球口72側に対して回転規制凹溝73側のモーメントが重ければ、揺動が繰り返された後、入球口62が上部に自立する。回転中心に対して上部の入球口72側が重ければ、図8のごとくいずれかの側に傾いた状態で停止するが、再度遊技球Kが球当接面74に当接すると、入球口72の位置が図8の反対側に向きを変えて回転移動する。また入賞口装置70前面球遮蔽板77が円形状で、内部を遮蔽しているので、入球口72に入った遊技球や球当接面74に入った遊技球が一瞬見えないので、入賞したかどうかの興趣が高まり、また入球口72位置が見えなく、しかも常に一定の向き位置になく、変化のあるゲームが楽しめる。
【0034】
【発明の効果】
本発明は上記の構成であるから、遊技盤上の遊技球が入賞装置に当接して入賞装置を回転させる。このため入賞装置に設けた入球口も所定範囲内で回転し、従って入球口が常に一定の位置になく、左右角度を変えて運動し変化する。従って従来の概念である、真上から落下する遊技球が必ず入球口内に入って入賞するとは限らず、また横の方から流れる遊技球が必ず入賞しないとは限らず、入賞口装置が揺動する入球口の位置角度とその時点での遊技球の位置、入球口に向かって流れてくる角度が合致したときに遊技球が入球口に入って入賞する。従って入賞口直上の釘(ゲージ釘)の配置や間隔で入賞状態がほぼ限定された従来のパチンコ機と比べて、遊技盤上を流れる遊技球の移動状態によって予期しない時に入賞が得られ、また予期しないときに入賞が外れるので、遊技の興趣が著しく増加する。パチンコ機が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すパチンコ機入賞装置24の正面図である。
【図2】第1実施例の入賞装置が傾いた状態を示す正面図である。
【図3】第1実施例の入賞装置の背面図である。
【図4】第1実施例の入賞装置の側面断面図である。
【図5】第1実施例の分解斜視図である。
【図6】本発明の第2実施例を示す入賞装置60の正面図である。
【図7】第2実施例の入賞装置が傾いた状態を示す正面図である。
【図8】本発明の第3実施例を示すパチンコ機入賞装置の正面図である。
【図9】図8の第3実施例のA−A線断面図である。
【図10】図8の第3実施例のB−B線断面図である。
【図11】パチンコ機を示す正面図である。
【符号の説明】
7:遊技盤、 7a:貫通口、 7b:障碍釘、 19:取付板、
20:取付孔、 21:円弧溝、 22:ベアリングハウジング、
23:ベアリング 24:入賞装置、 25:入球路、 30:入球口、
31:底板、 32:球誘導路、 34:側部傾斜板、 36:回転規制ピン、
36a:係止ピン、 37:遮蔽板、 38:ウエイト、 39:前板、
40:後板、 41:ビス取付座、 42:ビス穴、 43:ビス、
50:取付板、 60:入賞装置、 61:球誘導路、 62 入球口、
63:球当接竿、 64:ウエイト、 65:球受け部、 66:係止ピン、
70:入賞装置、 71:球誘導路、 72:入球口、 73:回転規制凹溝
74:球当接面、 75回転支持ピン、 76:回転規制ピン、
7c:貫通凹溝

Claims (15)

  1. 入賞口位置に遊技球が通過する貫通口を有した遊技盤と、
    該遊技盤上に回転中心を設けて回転自在に取り付けられると共に、遊技盤上の遊技球を受け入れる入球口と該入球口に入った遊技球を前記遊技盤の貫通口に連絡する球誘導路とからなり、
    遊技盤上を移動する遊技球に当たると遊技球の慣性力で回転揺動する入賞装置を備えたことを特徴とするパチンコ機。
  2. 前記入賞装置は、遊技盤に回転自在に取り付けた状態で入球口が上向きになるように自立することを特徴とする請求項1記載のパチンコ機。
  3. 前記入賞装置は、遊技盤上で回転する範囲を所定範囲内に規制する回転範囲規制装置を設けたことを特徴とする請求項1乃至2記載のパチンコ機。
  4. 前記入賞装置の回転規制装置は、少なくとも入球口が水平線より上方に向く範囲内に規制するように設けたことを特徴とする請求項1乃至3記載のパチンコ機。
  5. 前記入賞装置は、前記遊技盤の貫通口に装着し、該貫通口を回転中心として回転自在に設けたことを特徴とする請求項1乃至4記載のパチンコ機。
  6. 前記入賞装置は、前記遊技盤の貫通口とは別の位置に回転中心を設けて遊技盤に回転自在に装着したことを特徴とする請求項1乃至4記載のパチンコ機。
  7. 前記入賞装置は、遊技盤に取付板を固定し、該取付板に入賞装置を回転自在に設けたことを特徴とする請求項1乃至6記載のパチンコ機。
  8. 前記入賞装置は、外側部に遊技球が当接する遊技球当接部を設けたことを特徴とする請求項1乃至7記載のパチンコ機。
  9. 前記入賞装置の球当接部は、下部に向かって裾広がりの球当接面からなることを特徴とする請求項1乃至8記載のパチンコ機。
  10. 前記入賞装置の球当接部は、入賞装置の側部に張り出す球受け面からなることを特徴とする請求項1乃至8記載のパチンコ機。
  11. 前記入賞装置の球当接部は、前記球誘導路の下部側に突き出して設けた球当接竿からなることを特徴とする請求項1乃至8記載のパチンコ機。
  12. 前記回転範囲規制装置は、前記取付板又は入賞装置のいずれかの側に設けた回転軸を中心とする円弧溝と、該円弧溝内で移動可能に前記取付板又は入賞装置のいずれかの側に設けた規制ピンと、からなることを特徴とする請求項1乃至11記載のパチンコ機。
  13. 前記回転範囲規制装置は、入賞装置の回転によって入賞装置の側部が当接して係止する係止ピンからなることを特徴とする請求項1乃至11記載のパチンコ機。
  14. 前記入賞装置は、遊技盤又は取付板との間でベアリングを介して装着したことを特徴とする請求項1乃至13記載のパチンコ機。
  15. 前記入賞装置は、前記入球口と反対側にウエイトを設け、入球口が上向きに自立するようにしたことを特徴とする請求項1乃至14記載のパチンコ機。
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