JP2000237396A - 遊技球の振り分け装置及び遊技球の振り分け装置を備えた遊技機 - Google Patents

遊技球の振り分け装置及び遊技球の振り分け装置を備えた遊技機

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JP2000237396A
JP2000237396A JP11042412A JP4241299A JP2000237396A JP 2000237396 A JP2000237396 A JP 2000237396A JP 11042412 A JP11042412 A JP 11042412A JP 4241299 A JP4241299 A JP 4241299A JP 2000237396 A JP2000237396 A JP 2000237396A
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ball
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JP11042412A
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English (en)
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Masami Sugimoto
昌美 杉本
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Toyomaru Industry Co Ltd
Original Assignee
Toyomaru Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技球を安定して一定の割合で振り分けら
れ、且つ同一方向に連続した振り分けがなされない遊技
機の振り分け装置を提供すること。 【解決手段】 遊技球の振り分け装置70は、本体部7
1aと案内板72と第1の球受け部73と第2の球受け
部74とを備えた回動部71と、回動軸75と、回動部
71の姿勢を維持する磁石76a,76b等を備えて構
成される。(a)に示すように遊技球が流入すると、
(b)に示すように案内板72により遊技球は第1の球
受け部73に案内され、(c)に示すように回動部71
が右に回動して遊技球を第1の方向に移動させて排出す
る。(d)に示すように、次に流入する遊技球は案内板
72により第2の球受け部74に案内され、(e)に示
すように遊技球を第2の方向の入賞口86方向に移動さ
せる。このようにして流入する遊技球を交互に振り分け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機において遊
技球を第1の方向と第2の方向に振り分ける遊技球の振
り分け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、遊技球の入賞率などを管理するた
めに、遊技球の流下方向を制御する必要があり、そのた
めには、例えば、図7に示す遊技機の遊技領域3に設け
られたような図柄始動ゲート12の下側に障害釘19を
配し、障害釘19を調整することにより流下する遊技球
の流下方向を制御するようなものがあった。また、さら
に安定した遊技球の流下方向を制御するため、例えば、
図26(a)〜(c)に示す従来の振り分け装置のよう
に、遊技領域3に配設された通過式の遊技球検出手段1
12の下側の流下する遊技球の流下経路に配置され、正
面視略2等辺3角形状の板状の部材470の底辺に対向
する頂点の中心近傍を左右方向へ揺動可能に揺動軸47
5で軸支して、軸支された頂点から左右の辺に沿って遊
技球を案内する振り子状の遊技球の振り分け装置が設け
られ流下する遊技球の流下方向を制御するようなものが
あった。この振り分け装置は通過式の遊技球検出手段1
12の下部に配置された入賞口への入賞を所定の割合に
制限するために用いられ、通過式の遊技球検出手段11
2を通過した遊技球は、図26(a)に示すように振り
分け装置470の傾きや、図26(b)に示すように遊
技球の流下経路や、図26(c)に示すように遊技機自
体の傾き等により案内される方向が決定され、このよう
にしていずれかの方向へ択一的に振り分けられて案内さ
れると、1方向は入賞し易くもう1方向は入賞し難くし
てあり、遊技球を一定の割合で振り分けることにより所
望の入賞率を得ようとするようなものであった。このよ
うな遊技球の振り分け装置を用いれば、障害釘19の調
整による制御などに比較して遊技球の流下方向を制御し
やすい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
振り分け装置では、振り分けられる割合は、振り分け装
置の頂点のいずれ側に遊技球が流下するかにより決定さ
れ、偶然性の要素が大きく安定した振り分けの割合を得
ることが難しいという問題があった。また、振り分け装
置の上流の障害釘の調整等により振り分けられる割合が
変動するため個々の遊技機により入賞率に差ができ不公
平が生じるという問題があり、図26(c)に示す傾い
た状態の従来の振り分け装置のように遊技機や振り分け
装置自体の傾き等によっても1方向のみに遊技球が過大
に振り分けられ、振り分け方向の割合が安定しない場合
があった。そのため、予定する入賞率を達成できない場
合も生じるという問題があった。また、1方向に遊技球
が連続して振り分けられる場合があり、例えば、第3種
パチンコ機における第3種始動口のような入賞口に遊技
球が連続して入賞すると遊技者に不利な処理をされる場
合が生じ、遊技者に不快な思いをさせるという問題もあ
った。この発明は上記課題を解決するものであり、遊技
球を安定して一定の割合で振り分けられ、且つ同一方向
に連続した振り分けがなされない遊技機の振り分け装置
を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に係る発明の遊技球の振り分け装置では、
回動可能な本体部と、前記本体部に配置され、当該本体
部の回動に伴って変位されることにより進入する遊技球
を第1の方向と第2の方向のいずれか1方向に案内する
案内部材と、前記案内部材により前記第1の方向に案内
された遊技球を受け入れ、受け入れた遊技球により前記
本体部を付勢して回動させ前記案内部材を前記第2の方
向へ案内するように変位させる第1の球受け部と、前記
案内部材により前記第2の方向に案内された遊技球を受
け入れ、受け入れた遊技球により前記本体部を付勢して
回動させ前記案内部材を前記第1の方向へ案内するよう
に変位させる第2の球受け部とを備えた回動部と、前記
本体部を回動可能に軸支する回動軸と、前記案内部材が
回動した場合に、その回動した姿勢を維持する姿勢維持
手段とを備えることを特徴とする。この構成に係る遊技
球の振り分け装置では、流下する遊技球を交互に第1の
方向と、第2の方向に振り分けることができる。そのた
め、1方向では入賞させ、他の方向では入賞させない等
の処理を行えば、確実に1/2の確率で遊技球の処理を
行うことができる。また、同方向に連続して遊技球を流
下させることもない。
【0005】請求項2に係る発明の遊技球の振り分け装
置では、請求項1に記載の遊技球の振り分け装置の構成
に加え、遊技球を受け入れる開口部と、前記開口部から
前記第1の球受け部に受け入れられた遊技球と前記第2
の球受け部に受け入れられた遊技球をそれぞれ入賞させ
る入賞口又は排出する排出口の少なくとも一方を有する
ケース部材とを備えたことを特徴とする。この構成に係
る遊技球の振り分け装置では、振り分け装置に進入する
遊技球の経路と、振り分け後の遊技球の経路をケース部
材で定めることができる。そのため、遊技球を確実に振
り分け、且つ所望の処理を確実にすることができる。
【0006】請求項3に係る発明の遊技球の振り分け装
置では、請求項1又は請求項2に記載の遊技球の振り分
け装置の構成に加え、前記姿勢維持手段は、磁石を用い
て構成されたことを特徴とする。この構成に係る遊技球
の振り分け装置では、回動した本体部の姿勢の維持を動
力源なしで行うことができる。また、磁石間の距離や強
度を変えることで、維持する力の大きさを容易に調整で
きるため円滑な動作を行わせることができ、更に無接点
で姿勢を維持できるため、高い耐久性を持たせることが
できる。
【0007】請求項4に係る発明の遊技球の振り分け装
置では、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の遊技
球の振り分け装置の構成に加え、前記本体部の回動を規
制する規制部を備えたことを特徴とする。この構成に係
る遊技球の振り分け装置では、確実に所定の場所で本体
部の回動を停止させることができるため、確実な動作を
させることができる。
【0008】請求項5に係る発明の遊技球の振り分け装
置では、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の遊技
球の振り分け装置の構成に加え、前記回動部は、遊技球
を受け入れてない状態において、前記案内部材が前記第
1の方向若しくは前記第2の方向のいずれかに変位する
ように重心を偏位させて構成されたことを特徴とする。
この構成に係る遊技球の振り分け装置では、必ず回動部
が姿勢維持手段により維持される位置に回動されるた
め、中間位置の姿勢となることにより、円滑に案内部材
により遊技球の振り分けができないような状態を防止す
ることができる。
【0009】請求項6に係る発明の遊技球の振り分け装
置では、請求項2乃至請求項5のいずれかに記載の遊技
球の振り分け装置の構成に加え、前記第1の球受け部又
は前記第2の球受け部に進入した遊技球の入賞若しくは
排出を一時的に阻止し、且つ当該遊技球を前記回動部の
回動を阻害する位置に保持する阻止手段を備えたことを
特徴とする。この構成に係る遊技球の振り分け装置で
は、阻止手段を備えることで、遊技球の入賞を制御でき
る。また、遊技球を前記第1の球受け部又は第2の球受
け部の所定位置に保持することで本体部の回動を規制
し、更に遊技球が保持された球受け部以外の球受け部に
も遊技球を進入させることができる。さらに、阻止手段
により遊技球の入賞又は排出が阻止されなくなっても、
遊技球が連続して同一方向に案内されることがなく、連
続して処理されることによる遊技球の処理のトラブルを
防止することができる。
【0010】請求項7に係る発明の遊技球の振り分け装
置では、請求項6に記載の遊技球の振り分け装置の構成
に加え、前記阻止手段により回動が阻害された前記回動
部の前記第1の球受け部及び前記第2の球受け部にそれ
ぞれ遊技球が受け入れられ保持されたときに、さらにも
う1つの他の遊技球を保持可能な保持手段を備え、前記
阻止手段が、前記第1の球受け部又は前記第2の球受け
部に進入した遊技球の入賞若しくは排出の阻止を解除し
た場合に、最初に前記阻止手段により入賞若しくは排出
が阻止されていた遊技球が入賞若しくは排出され、次
に、前記第1の球受け部若しくは第2の球受け部に保持
されていた他の遊技球が前記阻止手段により入賞若しく
は排出が阻止されていた遊技球と異なる方向へ移動し、
前記保持手段により保持されていた遊技球は前記阻止手
段により入賞若しくは排出が阻止されていた前記遊技球
と同一方向に進入し、前記阻止手段により入賞若しくは
排出が阻止されるように構成されたことを特徴とする。
この構成に係る遊技球の振り分け装置では、第1の球受
け部と第2の球受け部に保持された遊技球に加え、さら
にもう1つの遊技球を保持して、連続して処理をするこ
とができる。また、この場合に同一方向に連続して遊技
球が案内されることがなく、同一方向に案内される遊技
球の処理に一定の時間的間隔ができるため、これらの遊
技球についてそれぞれ異なった処理を確実にすることが
できる。
【0011】請求項8に係る発明の遊技球の振り分け装
置を備えた遊技機では、請求項1乃至請求項7のいずれ
かに記載の遊技球の振り分け装置を備えたことを特徴と
する遊技球の振り分け装置を備えた遊技機。この構成に
係る遊技球の振り分け装置を備えた遊技機では、請求項
1乃至請求項7のいずれかに記載された遊技球の振り分
け装置の特徴を生かした、遊技機とすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明に係る遊技球の振り分け装置及び遊技球の振り分け装
置を備えた遊技機の好ましい第1の実施の形態である遊
技機1に基づいて、添付図面を参照して説明する。
【0013】図1は、第1の実施の形態の遊技機1の正
面全体を示す図である。以下、図1に沿って遊技機1の
構成の概略を説明する。図1に示すように、遊技機1
は、所謂第3種パチンコ機として構成されており、正面
側全面を覆う前面枠4と、上部に配設された遊技領域3
とを備え、遊技領域3は、開閉自在のガラス枠5により
覆われ、その下側には遊技球の供給と賞球の払い出しに
用いる上皿6と下皿7を備え、正面右下部には、遊技球
を発射するための操作ハンドル8を備える。
【0014】図2は、第1の実施の形態の遊技機1の遊
技領域3を示す図である。図2に示すように、遊技領域
3は、正面から見て下方から左方を通り右上部に続く円
弧状の外レール15に囲まれ、外レール15からゴム部
材17を挟んで右上方から右側を通って下方からさらに
左方の外レール15の内側に同心円上に連続した内レー
ル16が配置される。内レール16の最下部内側には、
入賞されなかった遊技球が遊技領域3から排出されるア
ウト孔14が設けられている。
【0015】遊技領域3には、多数の障害釘19が植設
され、その間に電飾風車13a,13b、風車13c,
13dが配置され、発射された遊技球の挙動に変化を持
たせるように構成されている。そして、複数の通常の入
賞口18a〜18eが配設され、ここに遊技球が入賞す
ることにより、図示しない払出装置により賞球が上皿6
(図1参照)に払い出され、装飾ランプ10a,10b
や音声装置(図示せず)により入賞を報知し、持ち玉の
減少を少なくすると共に遊技に変化を持たせ遊技者の気
持ちを盛り上げる。装飾ランプ10a,10bや音声装
置は、通常の入賞口への入賞のみならず、後述する図柄
表示装置11の図柄が変動しているときや、その他の時
にも適宜作動して、遊技者の気持ちを高める。
【0016】遊技領域3の略中央部には図柄表示装置1
1が設けられている。遊技機1においては、図柄表示装
置11は、その内部にカラー液晶画面により画像が表示
可能な図柄表示部111が備えられ、図示しない制御部
により制御される。例えば、画面の上部半分を縦に3分
割して左側を画面L1、中央を画面L2、右側を画面L
3とすると、分割された画面L1,L2,L3をそれぞ
れ上下方向にスクロールすることにより表示画面を変動
させて、所定時間(例えば8秒)経過後、左側L1、右
側L3、中央L2の順に分割した画面のスクロールを順
次停止して、3分割した示画面L1,L2,L3に表示
された図柄が同一であるなど特定図柄になれば(例え
ば、1から12までの数字を用い、1−1−1、7−7
−7等のように)、当たりとする抽選の表示を行う。こ
のとき、左側L1と右側L3の画面が一致した段階で、
中央の画面L2の変動時間を延長して遊技者の興味を惹
いたりする所謂リーチアクション等を行ったり、その他
の動画や文字による各種メッセージを表示することがで
きる。なお、ここでの抽選で特定図柄が揃い当たりとな
ると、普通電動役物60が作動する。
【0017】図柄表示部111の略垂直下方には、図柄
始動ゲートと入賞口の機能を兼ね備える振り分け装置7
0が配設されている。図3は、第1の実施の形態におい
て振り分け装置70を図2における正面右上方向から見
た斜視図である。従って、図3の左下手前方向が遊技機
1の正面側、右上向こう側が遊技機1の裏側に当たる。
振り分け装置70は、取付基板83の正面側にカバー7
7が配置され、その上部に遊技球検出センサ91が配置
されて構成される。
【0018】遊技球検出センサ91は、振り分け装置7
0の上部に配置され、遊技球が通過可能な開口部を備え
て構成される。遊技球検出センサ91の裏側方向に配線
用のコード92が接続され、図示しない遊技機1裏面の
制御部に配線されている。遊技球検出センサ91は、電
磁誘導型の無接触の通過センサからなり、鋼球である遊
技球が開口部又は開口部近傍を通過すると磁界の変化に
より、その通過を検出するものである。
【0019】カバー77は、遊技球検出センサ91の下
部に配置され、高強度の合成樹脂から形成され、正面側
に略円形の正面パネル77aと側面に略円筒形の側面パ
ネル77bとを備えた略円柱形に構成される。ここで、
図4は、カバー77のみを図2における裏面左上方向か
ら見た斜視図である。図4に示すように、このカバー7
7の裏面は、開放されており、側面パネル77bの上部
は、遊技球検出センサ91の開口部と連通した開口部7
8が開口される。また、側面パネル77bの図4におけ
る手前側、即ち正面から見て左方向に遊技球の排出口7
9が開口されている。正面パネル77aの裏面の略中央
には、回動軸75(図5参照)を軸支するための軸受け
81が穿設されている。軸受け81の下方には永久磁石
からなる磁石82が配設されている。そして、側面パネ
ル77bの裏面側には、取付基板83に接着する場合の
位置決め用のボス80a,80b,80c,80dが設
けられている。
【0020】次に図5は、振り分け装置70を図2にお
ける正面右上方向から見た分解斜視図である。図5に示
すように、カバー77の内部には、回動部71が配設さ
れている。回動部71の本体部71aは、図5に示すよ
うな断面形状が遊技球の外径のおよそ3倍の直径を持つ
円の一部からなる三日月状で、その高さが遊技球の外径
よりやや高い柱体の形状に形成される。本体部71a
は、貫通孔71bの部分を除き内部が中空に形成され、
裏面方向は開放している。
【0021】本体部71aの側面の凹面部分の略中央に
は、回動軸75を含む平面上に半径方向に本体部71a
と一体に突設された側面視が略矩形壁状の部材である案
内板72を備える。案内板72の両面と本体部の71a
とに囲まれる部分には、案内板72を上側に回動したと
き、正面から見て案内板72の左側に第1の球受け部7
3が形成され、案内板72の右側には第2の球受け部7
4が形成される。なお、回動部71は、左側の第1球受
け部73は、傾斜したときに、遊技球を排出口79から
排出できるように外側に向かって下がっているが(図6
(c)参照)、右側の第2球受け部74は、傾斜したと
きに遊技球を入賞口68に案内できるように外側が若干
上向きになり遊技球を受けることができる形状になって
いる(図6(a)参照)。従って、厳密に言えば、回動
部71全体は、案内板72及び回動軸75を含む平面に
ついて完全に対称な形状ではないが、概ね対称形に形成
され、それぞれ略対称の部分の質量も略同じである。そ
のため、回動軸75により自由な状態で軸支した場合
は、質量の小さい案内板72は上向きに垂直になり、質
量の大きい本体部71aは案内板72の下方に位置して
安定する。
【0022】第1の球受け部73と第2の球受け部74
(以下球受け部73,74と適宜略記する。)は、それ
ぞれ遊技球を保持しやすいように遊技球の外径に合わせ
た保持部分を備えた形状になっている。そしてここに遊
技球を保持した場合には、カバー77の側面パネル77
bと干渉しないで回動できるようになっている。
【0023】本体部71aの正面側には、それぞれの回
動方向に最大限に傾動した場合に、前述のカバー77に
設けられた磁石82と相対する位置に、磁石76a,7
6bが配設される。この磁石76a,76bは、それぞ
れカバー77の磁石82と相対した場合に、磁力により
引きつけられるように極性が合わせられる。又、その時
の吸引力の強さは、遊技球と無関係に傾動させた場合に
その位置を維持するのには十分な強さであって、遊技球
が球受け部73,74に受け入れられた場合には回動部
71が回動可能な強さに調整されている。
【0024】この回動部71は、一端をカバー77側の
軸受け81(図4参照)に、他の一端を取付基板83の
軸受け88に軸支された回動軸75により、案内板72
の基部近傍の本体部71aに穿設された貫通孔71bに
貫通されて回動自由に支持されている。
【0025】取付基板83には、その正面側の下部に配
設され、回動部71の本体部71aの内側に位置して回
動部71が一定角度以上傾動すると、その一部が当接す
ることによりその傾動を規制する規制部84が設けられ
る。本実施の形態においては、規制部84の形状は本体
部71aの中空部分の外周方向の形状に合わせた円弧状
の突起状に形成されている。そのため、カバー77の側
面パネル77b内側と当該規制部84により、本体部7
1aを両側から挟み込み、上下方向に移動するのを規制
する機能も併せて有する。なお、回動部71の傾動角度
の規制のみを行う規制部であれば、第1の実施の形態の
規制部84のような弧状のものでなくても、規制部84
の両端部に相当する位置にそれぞれ配置された突起部を
設けるようにしてもよい。
【0026】取付基板83の上部には、遊技球検出セン
サ91を載置して固定する裏面側に突出した矩形の台状
の面であるセンサ固定部89が形成される。このセンサ
固定部89の先端には、位置決め用の突起部が設けられ
ている。また、正面から見て右側中央部分には、振り分
け装置70が遊技盤9に組み付けられたときに(図2参
照)、遊技盤9に穿設されている入賞用の孔に対応し、
遊技球を遊技盤9の裏面に移動させ入賞させるための入
賞口86が穿設され、さらにこの入賞口86から遊技機
1の裏面に遊技球を案内する上部が開放した半割円筒状
の樋状の球経路87が架設されている。
【0027】また、取付基板83の左右の端部には、取
付基板83を半円状に突出させて拡大し、その中央部に
ネジ止め用の孔を穿設して形成された係止孔85a,8
5bが配設されている。この係止孔85a,85bによ
り取付基板83が遊技機1の遊技盤9にネジ止めされ
る。また、カバー77を組み付けた時に、カバー77に
備えられたボス80a,80b,80c,80d(図4
参照)にそれぞれ対応する位置に、ボス80a,80
b,80c,80dが嵌入するボス孔90a,90b,
90c,90dが穿設されている。
【0028】このように構成された振り分け装置70に
より、(その作用は後に詳述する)、振り分け装置70
に流入した遊技球は、すべて通過を検知されるととも
に、遊技球が1つおきに入賞し、入賞できなかった遊技
球は排出口79(図4参照)より排出される。また、入
賞の数に応じた賞球が払い出されるのは、他の入賞口1
8a〜18eと同様である。
【0029】再び図2に沿って説明を続ける。上記のよ
うに構成された振り分け装置70に遊技球が流入する
と、遊技球検出センサ91(図3参照)を通過し、図示
しない制御部が遊技球の通過を検出し、従来の通過ゲー
トと同様の機能を果たす。制御部が遊技球の通過を検知
すると抽選が行われ、その結果に基づいて前述の図柄表
示装置11の画面L1,L2,L3の変動が開始され予
め定められた所定の図柄が表示される。
【0030】なお、図柄変動中に振り分け装置70に、
図柄変動中に遊技球が連続して流入した場合は、最高4
個まで入賞を記憶しランプ112a,112b,112
c,112dが保留されている入賞球の数に応じて点灯
することにより、点灯数で保留されている入賞数を遊技
者に知らせる。このとき、入賞時に既に変動している図
柄の変動が終了すると、図柄は一旦停止して、次の図柄
変動が開始される。そして、保留されているランプ11
2が1つ消灯する。
【0031】この振り分け装置70のさらに略垂直下方
には、普通電動役物60が設けられている。普通電動役
物60は、盤面に平行で水平な回動軸にその下部が軸支
された扉61が枢着されており、扉61は略垂直な閉成
状態と、扉61の先端部を前方に展開した開成状態とに
変位する。閉成状態は遊技球が入賞できない状態で、開
成状態になれば、大きな開口部(図示せず)が現れ、直
接あるいは前方に展開した扉61に遊技球が案内され開
口部に遊技球が容易に流入しやすくなる。普通電動役物
60の開口部の中央部には、第3種パチンコ機でいう特
別装置作動領域(所謂Vゾーン)である特定領域63が
設けられる。
【0032】特定領域63を遊技球が通過して普通電動
役物60の開口部に流入すると、特定領域63を通過し
た遊技球の球経路に配設された図示しない遊技球検出セ
ンサにより遊技球の通過が検出され、図示しない制御部
により「権利発生状態(特別遊技状態)」に設定され権
利が発生する。なお、権利が発生する前及び権利発生状
態が終了した状態をここでは「通常状態」と呼ぶことに
する。特定領域63以外の開口部も、通常の入賞口と同
様入賞球を受け入れ、図示しない球経路に配設された遊
技球検出センサにより遊技球の入賞が検出され、図示し
ない払出装置により上皿6(図1参照)に賞球が払い出
される。
【0033】一方、普通電動役物60が開成状態になっ
て開口部に遊技球が入賞しても、遊技球が特定領域63
を通過しない場合は、通常状態のままであり、入賞球の
数に応じた賞球の払い出しが行われるだけで、図示しな
い制御部は、普通電動役物60の開成状態の開始からそ
の継続時間を測定し、所定時間(例えば6秒)を経過す
ることで、普通電動役物60を開成状態から閉成状態に
変位させる。
【0034】第3種パチンコ機である第1の実施の形態
の遊技機1では、図2に示すように、遊技領域3の右側
の略中央部に、第3種始動口20が設けられ、その略垂
直下方には、第3種特別電動役物である大入賞口30が
設けられている。この第3種始動口20と大入賞口30
とが第3種パチンコ機の入賞装置を構成する。
【0035】図2に示すように、第3種始動口20は、
上部に遊技球が流入可能な開口部24が設けられ、前面
には回転体21が設けられ、回転体21は遊技球を1個
保持する案内部22を持ち、10秒で正面から見て右回
転(時計回り)に1回転するように構成されている。回
転体21は駆動軸(図示せず)を介して、遊技盤9の裏
側に配設されたステッピングモータ(図示せず)により
ダイレクトに駆動される。ステッピングモータは、図示
しない駆動回路からパルス電流により駆動されるため、
正確に回転体21を10秒で1回転させる。
【0036】ここで、回転体21の作用を説明すると、
図2に示すように、第3種始動口20の上方には開口部
24が開口されており遊技球の流入が可能になってい
る。この開口部24から遊技球が流入すると回転体21
の上部に進入し、このとき図2に示すように回転体21
の案内部22が回転体21中心から見て鉛直上向きの方
向にある場合(この位置を開口位置という。)には、遊
技球は案内部22まで進入し、保持される。案内部22
に保持された遊技球は、正面から見て右回り(時計回
り)に回転する回転体21の回転に伴って搬送される。
【0037】なお、第3種始動口20の開口部24から
流入した遊技球は、回転体21の案内部22が開口位置
以外の位置にあるときは、案内部22に遊技球が進入で
きないので、回転体21の案内部22以外の部分に載置
されて待機させられるが、回転体21が回転してもその
位置は開口部24に保持されているので変化しない。そ
して、回転体21が回転し案内部22が開口位置になっ
たとき、載置された遊技球が案内部22に進入し、以後
上記のように処理される。即ち、開口部24から遊技球
が流入し案内部22に進入するまで、最長10秒近くの
時間待機させられる場合があることになる。
【0038】案内部22の開口位置から5秒経過する
と、回転体21が180度回転して、遊技球を伴った案
内部22は回転体21の中心の鉛直下方(このときの位
置を入賞位置と呼ぶ。)に移動している。この入賞位置
では、案内部22の裏面に当たる遊技盤9には、遊技球
を入賞させる球経路(図示せず)が穿設されており、案
内部22に保持されていた遊技球は、案内部22を脱出
し、球経路に進入し、ここに設けられた遊技球検出セン
サ(図示せず)により遊技球の入賞が検出される。
【0039】この案内部22が入賞位置にあるときか
ら、案内部22が開口位置になるまでには5秒経過し1
80度回転する必要がある。また、次に第3種始動口2
0に入賞すべき遊技球が回転体21の上に載置されて準
備されていれば、案内部22が開口位置になれば直ちに
案内部22に遊技球が保持され、ここから更に5秒経過
しなければ次の遊技球が第3種始動口20に入賞できな
い。即ち、最短時間でも、先の遊技球が入賞した時点か
ら10秒経過しなければ次の遊技球が入賞できないこと
になる。そのため、10秒間隔より短く第3種始動口2
0に遊技球が連続して入賞することがない。
【0040】図13は、大入賞口30が開成状態の第2
の実施の形態の遊技機101(図7参照)の入賞装置を
正面から見た図である。また、図14は、図13におけ
るa1−a1部分での断面図である。図15は、大入賞
口30が閉成状態の遊技機101の入賞装置を正面から
見た図である。また、図16は、図15におけるb1−
b1部分での断面図である。後述する本発明の第2の実
施の形態に係る遊技機101の大入賞口は、本第1の実
施の形態の遊技機1の大入賞口30と共通するものであ
るため共通の符号を用い、以下この第2の実施の形態の
遊技機101を説明する図13、図14、図15、図1
6を用いて遊技機1の大入賞口30について説明する。
【0041】図13及び図14に示すように、大入賞口
30には、左右に開放する一対の対称形の爪状の部材に
より所謂チューリップに形成された左開閉部材31a,
右開閉部材31b(以下適宜まとめて開閉部材31とい
う。)が備えられる。左開閉部材31a,右開閉部材3
1bは、盤面に垂直な左回動軸35a,右回動軸35b
によりそれぞれ軸止され、図15に示すような開閉部材
31の先端を略上方に向けて遊技球の入賞を拒絶する閉
成状態と、図13に示すように開閉部材31の先端を左
右に展開して遊技球の入賞を許容する開成状態とに回動
して変位する。開閉部材31が閉成状態にある場合で
も、開閉部材31の上端部間の距離は、遊技球の直径程
度間隔が開けられているので、閉成時に遊技球が入賞し
ないように左開閉部材31a,右開閉部材31bの閉成
位置における先端部の間の上方には入賞を阻止するため
の障害釘19の一部である3本の阻止釘32が打ち込ま
れている。従って、大入賞口30が閉成状態にある場合
は、遊技球が大入賞口30に入賞することはない。
【0042】第1の実施の形態の第3種パチンコ機であ
る遊技機1では、上記のような構成を備えるため、以下
のような作用を生じる。以下図1及び図2を参照して説
明する。まず、遊技機1に電源が投入されると、図示し
ない制御部のメモリの初期化や、機械の作動チェックな
どのプログラムが実行され、これが終了すれば遊技者が
操作可能になる。操作ハンドル8をもって任意角度に回
動すれば、タッチセンサにより図示しない発射機構によ
り回動角度に応じた強さで遊技球が発射され、発射され
た遊技球は外レール15沿いに上昇し、遊技領域3内へ
打ち込まれる。遊技球は多数植設された障害釘19や電
飾風車13a,13bや風車13c,13dに衝突しな
がら下降する。途中、入賞口18a〜18eに遊技球が
入賞すると遊技機1の背面に設けられた図示しない払出
装置により所定個数の賞品球としての遊技球が上皿6に
払い出される。入賞口18a〜18e、第3種始動口2
0、大入賞口30、普通電動役物60のいずれにも入賞
しなかった遊技球は内レール16沿いの最下部に設けら
れたアウト孔14より遊技機1の裏面に排出される。
【0043】振り分け装置70に遊技球が流入すると、
遊技球検出センサ91(図3参照)を遊技球が通過し、
遊技球検出センサ91からの信号を受けて、図示しない
制御部は抽選用のループカウンタにより抽選を行う。そ
の結果に基づいて図柄表示装置11の液晶画面の一部が
分割されて表示される画面L1,L2,L3がそれぞれ
所定の12種類の図柄を順次表示する変動表示(例えば
上から下方向へのスクロール)が開始される。この間、
所定時間(例えば8秒)経過後、左図柄(画面L1)・
右図柄(画面L3)・中図柄(画面L2)の順で停止さ
せて所定の抽選結果に応じた図柄を表示させる。左図柄
と右図柄が同図柄であった場合、中図柄の変動時間を長
くしたり、画面L1,L2,L3以外の画面で漫画のキ
ャラクターの表示をしたりする所謂リーチアクションを
行い、遊技者に普通電動役物60が開放するという期待
感を抱かせ、興味を持たせる。前述の抽選にはずれてい
る場合は、3桁の図柄が異なり「はずれ」の表示がなさ
れる。一方、抽選に当たっているときには3桁の図柄が
同じものに揃い(例えば7−7−7のように)、普通電
動役物60の扉61が開成状態に変位して所定時間(例
えば6秒)開放する。開放中に入賞した遊技球が特別装
置作動領域(所謂Vゾーン)である特定領域63を通過
すると「当たり」となり、遊技者は有利な「特別遊技状
態」を享受する権利が発生し、「権利発生状態」に入
る。
【0044】具体的には、権利発生状態では、図2に示
す遊技領域3の右側に配置された第3種始動口20と大
入賞口30とから構成される入賞装置の連動が始動す
る。つまり、当たり(権利発生状態)中に第3種始動口
20に遊技球が入賞すると、この入賞に連動して大入賞
口30が10秒間あるいは10個遊技球が入賞するまで
開放する。これを1ラウンドといい、第3種始動口20
に16個の遊技球が入賞するまで、即ち16ラウンドが
繰り返される当たり状態(権利発生状態)となる。
【0045】但し、権利発生状態は、当たり中に遊技球
が特定領域63を通過してしまった場合、権利が消滅
し、その時点で権利発生状態が終了してしまう。従っ
て、それ以降は、第3種始動口20へ遊技球が入賞して
も、大入賞口30が開放することはない。そのため、権
利発生状態においては、操作ハンドル8(図1参照)を
右にいっぱい回転させて、最大限の発射力で遊技球を発
射し、遊技球を外レール15に沿わせてゴム部材17に
当てる。そうすることにより、ゴム部材17に衝突した
遊技球は大きく弾発せず、ゴム部材17の下方に遊技球
が集中して流下する。ここでは、このような操作法を
「右打ち」と呼ぶことにする。このように右打ちするこ
とで、第3種始動口20や大入賞口30に自然に入賞す
るような遊技球の流れとするように障害釘19、電飾風
車13b、風車13dが配置されて構成されている。従
って右打ちをすることにより、図柄始動ゲート12を通
過させたり、更に、新たに特定領域63を通過させて権
利を消滅させることも少なくなる。
【0046】ここで、振り分け装置70の作用について
詳述する。ここで、図6の(a)〜(e)は、振り分け
装置70の図3におけるC−C部分での正面から見た断
面図である。まず、図6の(a)は、振り分け装置70
に遊技球が流入する前の状態を示す図である。この場
合、回動部71は正面から見て右回転(時計回り)し
て、姿勢維持手段の一部である磁石76bが、図4に示
すカバー77の磁石82と相対して、磁力により回動し
て傾斜した状態を維持している。この位置では、案内板
72は、流入する遊技球を第1の方向である図において
左方向に案内するように位置する。そのため、この状態
で遊技球の流入があれば、遊技球は第1の球受け部73
に進入することになる。
【0047】図6の(a)の状態から、遊技球B1が開
口部78から流入すると、遊技球検出センサ91を通過
して、図示しない制御部に通過の信号を発する。そし
て、遊技球B1は、案内板72に案内されて第1の方向
に進み第1の球受け部73に進入する。図6の(b)は
遊技球が第1の球受け部73に進入した状態を示す図で
ある。このとき、遊技球B1は第1の球受け部73を付
勢し、この力は、回動部71を、回動軸75より図にお
いて左の方向、即ちここでいう第1の方向へ付勢する力
となり、回動部71は、回動軸75を中心に左回転(反
時計回り)のモーメントが与えられる。
【0048】この左回転のモーメントにより、磁石76
bと磁石82とが引き合う磁力に打ち勝って、回動部7
1は回動軸75を中心に左回転する。磁力を振り切って
左回転し始めると、遊技球B1は、図において左に移動
し、さらに左回転のモーメントを強めさらに回転の角速
度を高める。そうすると回動部71の本体部71aの内
側に配設されている規制部84と本体部71aが当接
し、回動部71がそれ以上回転しないように回転が規制
され停止する。図6の(c)は、回動部71が左回転を
停止した状態を示す図である。図6の(c)に示すよう
に、このとき遊技球B1を載置している第1の球受け部
73の壁面部分が水平よりも図において左下がりに傾斜
し、遊技球B1は外側(図において左側)に移動し、排
出口79から排出される。
【0049】図6の(d)は、遊技球B1が排出された
後の状態を示す図である。遊技球B1が排出されて、回
動部71は、遊技球からの力を受けなくなるが、このと
きには磁石76aが、図4に示すカバー77の磁石82
と相対して、磁力により傾動した状態を維持しているた
め、回動部71の位置は変化しない。この位置では、案
内板72は、流入する遊技球を第2の方向である図にお
いて右方向に案内するように位置する。そのため、この
状態で遊技球の流入があれば、遊技球は第2の球受け部
74に進入することになる。
【0050】図6の(d)の状態から、新たに遊技球B
2が開口部78から流入すると、遊技球検出センサ91
を通過して、図示しない制御部に通過の信号を発する。
そして、遊技球B2は、案内板72に案内されて第2の
方向に進み第2の球受け部74に進入する。その後上述
の左回転と同様に回動部71は、回動軸75を中心に右
回転(時計回り)のモーメントが与えられ右回転する。
この回転は、規制部84により規制されて停止する。
【0051】ここで、図6の(e)は、回動部71が右
回転を停止した状態を示す図である。この位置において
は、第2の球受け部74が、取付基板83に穿設された
入賞口86の位置と一致し、遊技球B2を載置している
第2の球受け部74の壁面部分が水平よりも図において
遊技機1の裏面側(図において向こう側)に傾斜してい
るため、この後、遊技球B2は遊技機1の裏面側(図に
おいて向こう側)に移動し、入賞口86から球経路87
(図5参照)を通って入賞される。遊技球B2が入賞さ
れて、第2の球受け部74から退去すると、図6の
(a)の状態に戻り、次の遊技球が流入すれば上述の動
作が繰り返される。
【0052】以上本発明の第1の実施の形態の遊技機1
は、以上述べたような構成及び作用を有するため、以下
のような効果がある。即ち、振り分け装置70は、流入
した遊技球を相互に入賞あるいは排出できるため確実に
1/2の割合で遊技球を振り分けることができるという
効果がある。また、この振り分けは、障害釘19の調整
のような煩雑な調整が不要で、また従来の振り子式の振
り分け装置のように遊技機の傾きに左右されることがな
いため、遊技機を管理する手間が不要となるという効果
がある。
【0053】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態について説明する。図7は、本実施の形態
の遊技機101の遊技領域3を示す図である。図7に示
すように、第1の実施の形態の遊技機1とは、第3種始
動口である振り分け装置170と大入賞口30から構成
される入賞装置と、図柄始動ゲート12と、入賞口18
fとが異なるのみで、他の部分は共通な構成である。そ
のため、異なる部分のみを別の符号を用いて説明をし、
共通な部分については共通の符号を用いて先の第1の実
施の形態の遊技機1の説明を本実施の形態の遊技機10
1の説明に代えて省略する。
【0054】まず、遊技領域3の略中央部に設けられた
図柄表示装置11の垂直下方には、第1の実施の形態の
遊技機1では振り分け装置が設けられていたが、第2の
実施の形態の遊技機101では、図柄始動ゲート12が
設けられ、その垂直下方には通常の入賞口18fが設け
られている。
【0055】図柄始動ゲート12は、スルータイプの通
過ゲートで、遊技球が図柄始動ゲート12を通過する
と、ここに配設された遊技球検出センサ(図示せず)を
同時に通過する。この遊技球検出センサは、振り分け装
置70に備えられる遊技球検出センサ91と同一の構成
のものである。従って、図柄始動ゲート12を通過した
遊技球は、制御部により検知されることになる。図柄始
動ゲート12を遊技球が通過した信号を制御部が受け取
ると、制御部でループカウンタによる抽選が行われ、そ
の抽選の結果に基づいて図柄表示装置11の図柄が変動
し表示される。なお、図柄始動ゲート12を遊技球が通
過しても賞球は払い出されない。
【0056】図柄始動ゲート12の垂直下方には、入賞
口18fが設けられる。図柄始動ゲート12と入賞口1
8fの間には複数の障害釘19が設けられ、図柄始動ゲ
ート12を通過した遊技球を障害釘19の調整により、
およそ1/2の割合で入賞させる。もちろん、この入賞
の確率は偶然性が高く、安定した割合で入賞させること
は困難であることは先に述べた通りである。
【0057】遊技領域3の右側の略中央には、第1の実
施の形態に用いたような回転体21を備える従来の第3
種始動口20に代え、本発明に係る振り分け装置を用い
た第3種始動口170が配置される。また、その垂直下
方には、第1の実施の形態と同様な大入賞口30が設け
られ、これらにより第2の実施の形態における入賞装置
が構成される。なお、遊技領域3の表面に配置される部
分以外にも、遊技盤9の裏面に配置される作動部材も第
1の実施の形態と異なる構成になっているが、詳しくは
後述する。
【0058】図13に示すように、本発明に係る振り分
け装置を第3種始動口170として用いる。なお、図1
3においては、説明のため、第3種始動口170を図8
におけるE−E部分での断面図で表している(図15に
おいて同じ)。以下、本発明に係る振り分け装置を用い
た第3種始動口170を詳説する。
【0059】まず、図8は、第3種始動口170を図7
における正面右上方向から見た斜視図である。従って、
図8の左下手前方向が遊技機101の正面側、右上向こ
う側が遊技機101の裏側に当たる。第3種始動口17
0は、取付基板183の正面側にカバー177が配置さ
れる。
【0060】カバー177は、高強度の合成樹脂から形
成され、正面側に略円形の正面パネル177aと側面に
略円筒形側面パネル177bとを備えた略円柱形に構成
される。
【0061】図9は、カバー177のみを図7における
裏面左上方向から見た斜視図である。図9に示すよう
に、このカバー177内部は中空に形成され、裏面は開
放されており、側面パネル177bの上部は、開口部1
78が開口される。正面パネル177aの裏面の略中央
には、回動軸175(図12参照)を軸支するための軸
受け181が穿設されている。軸受け181の下方には
永久磁石からなる磁石182が配設されている。そし
て、側面パネル177bの裏面側には、取付基板183
に接着する場合の位置決め用のボス180a,180
b,180cが設けられている。
【0062】図10は、第2の実施の形態における第3
種入賞口170を図7における裏面左上方向からみた斜
視図である。図10に示すように取付基板183には、
その中央部に左右に並べて左の入賞口186aと右の入
賞口186bとが穿設され、第3種始動口170が遊技
盤9(図7参照)に組み付けられたときに、遊技盤9に
穿設されている入賞用の孔に連通するものであり、遊技
球を遊技機101の表面から裏面に移動させ入賞させ
る。さらにこの左右の入賞口186a,186bから遊
技機101の裏面に遊技球を案内する上部が開放した半
割円筒状の樋状の左の球経路187aと右の球経路18
7bが架設されている。
【0063】なお、図10の第3種入賞口170には、
作動部材の一部となる、上アーム43aが球経路187
bの下に配設される。上アーム43aは、第3種入賞口
170と一体的に設けられた支持部39に配設された軸
44a(図14参照)に軸支されて遊技盤9に対して垂
直に(図10の右上奥から左下手前に)配置される。上
アーム43aの奥側端部(図10において左下手前)は
略垂直に正面から見て左方向(図10において右下手
前)に突出する2本の棒状の部材からなる上連結部46
aが設けられている。この上連結部46aは、突出した
2本の部材により、上プランジャ42aの上フランジ部
48a(図14参照)を握持して上プランジャ42aの
動きに連動するように連結するものである。
【0064】また、この上アーム43aの正面側端部
に、略垂直上方向に屈曲されて形成された阻止突起45
(図14参照)が配設されるが、この阻止突起45を右
の球経路187bの下方から突出させる孔49が、右の
球経路187bの底部に穿設されている。
【0065】取付基板183の左右の端部には、取付基
板183を半円状に拡大し、その中央部にネジ止め用の
孔を穿設して形成された係止孔185a,185bが配
設されている。この係止孔185a,185bにより取
付基板183が遊技機101の遊技盤9にネジ止めされ
る。
【0066】図11は、回動部171のみを図7におけ
る裏面左上方向から見た斜視図である。回動部171の
本体部171aは、図に示すような第1の実施の形態と
同様な断面形状が遊技球の外径のおよそ3倍の直径を持
つ円の一部からなる三日月状で、その高さが遊技球の外
径よりやや高い柱体の形状に形成され、本体部171a
は内部が貫通孔171bの部分を除き中空に形成され、
裏面方向は開放しているは同様であるが、おもり部17
1cが形成され、第2の球受け部174側の質量が大き
くなるように形成されていることが異なる。
【0067】本体部171aには、第1の実施の形態の
回動部71と同様に、案内板172を備える。また同様
に第1の球受け部173と第2の球受け部174が形成
される。
【0068】上述のように、本体部171aの第1の球
受け部173側には、本体部171aの正面側(図11
において左上奥側)の壁面が厚く形成され、質量が大き
くなるようにおもり部171cが構成されている。その
ため、貫通軸171bで回動軸175により自由な状態
で軸支した場合は、質量の最も大きい第1の球受け部1
73側の本体部171aは下降し、質量の小さい第2の
球受け部174側の本体部171aは上昇し、質量の特
に小さい案内板172は本体部171aの動きに追従す
る。従って、回動部171は、回動軸175により自由
な状態で軸支した場合は、図11に示すように正面から
見て右回転(時計回り方向)に回動してその状態を維持
する。
【0069】図12は、第3種始動口170を図7にお
ける正面右上方向から見た分解斜視図である。図12に
示すように、カバー177の内部には、回動部171が
配設される。
【0070】回動部171には、第1の球受け部173
と第2の球受け部174(以下球受け部173,174
と適宜略記する。)が設けられ、それぞれ遊技球を保持
しやすいように遊技球の外径に合わせた形状になってい
る。そしてここに遊技球を保持した場合には、カバー1
77の側面パネル177bと干渉しないで回動できるよ
うになっている。
【0071】本体部171aの正面側には、それぞれの
回動方向に最大限に傾動した場合に、図9に示すカバー
177に設けられた磁石182と相対する位置に、磁石
176a,176bが配設される。この磁石176a,
176bは、それぞれカバー177の磁石182と相対
した場合に、磁力により引きつけられるように極性が合
わせられる。又、その時の吸引力の強さは、遊技球と無
関係に傾動させた場合にその位置を維持するのには十分
な強さであって、遊技球が球受け部173,174に受
け入れられた場合には回動部171が回動可能な強さに
調整されている。
【0072】回動部171は、一端をカバー177側の
軸受け181(図9参照)に、他の一端を取付基板18
3の軸受け188に軸支された回動軸175が、案内板
172の基部近傍に穿設された貫通孔171bに貫通さ
れて回動自由に支持されている。
【0073】取付基板183には、第1の実施の形態の
取付基板83の規制部84(図5参照)と同様な規制部
184が設けられる。
【0074】また、取付基板183には、カバー177
を組み付けた時に、カバー177に備えられたボス18
0a,180b,180c(図9参照)にそれぞれ対応
する位置に、ボス180a,180b,180cが嵌入
するボス孔190a,190b,190cが穿設されて
いる。
【0075】なお本実施の形態の第3種始動口170に
は、本来の第3種パチンコ機としての第3種始動口の他
に、振り分け装置などの付帯的な部分を含んで構成され
ている。このように構成された第3種始動口170の作
用は、主として、第3種始動口170に流入した遊技球
のうち、本来の第3種始動口に遊技球を1つおきに入賞
させるものであり、本来の第3種始動口に入賞できなか
った遊技球は単なる通常の入賞口への入賞として扱わ
れ、他の入賞口18a〜18eと同様に入賞の数に応じ
た賞球が払い出される。以下、図17、図18を参照し
て本実施の形態の第3種始動口170の作用を詳述す
る。
【0076】図17は、本実施形態の振り分け装置を用
いた第3種始動口170の図8におけるE−E部分で正
面から見た断面図である。図17(a)は、第3種始動
口170に遊技球が流入する前の状態を示す図である。
この状態では案内板172は、遊技球を第2の球受け部
174に案内するように回動部171が図において左回
転している。尚、遊技球がない場合に案内板172が開
口部178を塞ぎ、遊技球の流入を阻害することがない
ように、本実施の形態では、本体部171aの第1の球
受け部173側の部分が重くなっておもり部171c
(図11参照)を備えているので、図17(a)に示す
ように本体部171aの第1の球受け部173側の部分
を下にした状態で安定する。この状態では、さらに磁石
176aとカバー177の正面パネル177a裏面に配
置された磁石182(図9参照)との磁力で固定されて
いる。
【0077】図17(b)は、遊技球B5が第2の球受
け部174に進入した状態を示す図である。図17
(b)に示すように、遊技球B5は、開口部178を通
って流入すると、案内板172に案内されて第2の球受
け部174に進入する。このとき遊技球B5の重量が第
2の球受け部174にかかり本体部171aを付勢し、
その結果、磁石176a及び磁石182(図示せず)の
磁力と、おもり部171c(図示せず)の重量により固
定されていた回動部171の姿勢が図において右回転
(時計回り)に、回転を始める。
【0078】図17(c)は、回動部171が右向きに
回転をしている途中の状態を示す図である。図17
(c)に示すように回動部171は、矢印で示す右向き
に回転する。
【0079】図18(d)は、大入賞口30の開成状態
において、規制部184に本体部171aが当接して回
動部171の回転が停止した状態を示す。大入賞口30
が開成状態にあるときに、図14に示すように、右の球
経路187bに阻止突起45が突出して遊技球B5が、
第2の球受け部174から右の球経路187bへの移動
が阻止され、且つ遊技球B5は、第2の球受け部174
から右の入賞口186bを経て、右の球経路187bに
進入しようとするが阻止突起45により移動を阻止され
た位置で、回動部171の回動を阻止する。従って、図
18(d)の状態からは、大入賞口30が閉成するま
で、変化することがない。なお、図18(d)の状態か
ら、第1の球受け部173に遊技球が流入しても、回動
部171は、第2の球受け部174に保持された遊技球
B5によりのその回動を阻害されているので、そのまま
の位置で第1の球受け部173に遊技球を保持すること
になる。
【0080】図18(e)は、図18(d)の状態から
大入賞口30が閉成した時の状態を示す図である。大入
賞口30が閉成状態になれば、阻止突起45が右の球経
路187bから退去し(図14参照)、図16に示すよ
うに遊技球が入賞できる状態になる。そのため、遊技球
B5は、第2の球受け部174と右入賞口186bとの
中間位置から、右の球経路187bの中へ入賞し、図1
8(d)の状態から遊技球B5がなくなる。
【0081】図18(f)は、さらに、新たな遊技球B
6が流入する前の状態を示す図である。この状態は、図
18(e)の状態を維持するものである。即ち、回動部
171の位置は磁石176bと磁石182(図9参照)
の磁力により維持される。即ち、おもり部171c(図
11参照)に起因する左回転のモーメントより、磁石1
76bと磁石182による固定力の方が大きく設定され
ている。なお、案内板172は、このときは第1の球受
け部に案内する位置になっている。そして、図18
(g)は、遊技球B6が流入し、回動部171が左回転
している状態を示す図である。この状態は、図17
(c)と回転方向が異なる以外は同様の状態で、図17
(a)の状態で停止する。なお、図18(d)において
前述のように2つの遊技球を保持している場合は、遊技
球B5の入賞とともに、直ちに図18(g)に示す状態
に移行することになる。
【0082】次に、大入賞口30は、第3種始動口20
の略垂直下方に設けられているが、大入賞口30自体
は、第1の実施の形態の遊技機1と同様のものを用いて
いるため、遊技機101の大入賞口30の説明は遊技機
1の大入賞口30の説明に代えて省略する。
【0083】図13は、前述のように大入賞口30が開
成状態の遊技機101の入賞装置を正面から見た図であ
る。また、図14は、図13におけるa1−a1部分で
の断面図である。なお、説明の便宜上第3種始動口17
0の遊技盤9の正面側表面を境に、それより裏面側の部
分はa2−a2部分での断面となっている。図15は、
大入賞口30が閉成状態の遊技機101の入賞装置を正
面から見た図である。また、図16は、図15における
b1−b1部分での断面図である。なお、同様に第3種
始動口170の遊技盤9の正面側表面を境に、それより
裏面側の右の球経路187bを含む部分はb2−b2部
分での断面となっている。以下図13、図14、図1
5、図16を参照して遊技機101の入賞装置について
説明する。
【0084】まず第3種始動口170と大入賞口30を
連動させる作動部材の構成について説明をする。図14
に示すように、第3種始動口170と大入賞口30の中
間位置に当たる遊技盤9の裏面側(図右側)には、ソレ
ノイド41が配設され、ソレノイド41は、所定の極性
の直流電圧が印加されることで、円筒状の金属棒からな
るプランジャ42を上下方向に移動させてその端部を上
方向又は下方向に突出可能に構成されている。
【0085】図15及び図16に示す大入賞口30は、
閉成状態である。図16に示すように、このときソレノ
イド41は、電圧を印加されないOFF状態で、プラン
ジャ42の上側端部である上プランジャ42aが突出
し、下側端部である下プランジャ42bはソレノイド内
に大半が格納された状態となる。上プランジャ42a
は、その端部がフランジ状に加工されている上フランジ
部48aを有し、同様に下プランジャ42bは下フラン
ジ部48bを有する。
【0086】球経路187の下方にこれと平行に、即ち
遊技盤9に垂直に貫通孔が穿設され、この中に棒状ある
いは平板状に形成された金属製の上アーム43aが配設
される。この上アーム43aは、前述のように略中央部
を遊技盤9と平行且つ水平な(紙面と垂直な)上軸44
aにより揺動可能に軸支されており、上アーム43aの
奥側(図右側)は、上プランジャ42aの上フランジ部
48aを握持可能な2本の突起部材からなる係止部材に
より構成された上連結部46aで上フランジ部48aを
握持するように遊嵌している。従って、プランジャ42
が上下に変位するとこれに伴って上アーム43aが上軸
44aを中心に回動して変位する。
【0087】この上アーム43aの正面側(図左側)の
端部は上方に向かって略L字形に加工され、阻止突起4
5が形成されている。ソレノイド41がOFF状態で
は、阻止突起45の先端は、右の球経路187bの直近
下方であって、遊技盤9の表面(図左側)に近い位置に
待機されて、遊技球の移動の障害にはならない位置にな
っている。
【0088】一方、大入賞口30の裏面は、図16に示
すように遊技盤9に垂直に孔が穿設され、この中に棒状
に形成された金属製の一対の下左アーム43b,下右ア
ーム43c(図示せず)が遊技球の直径よりもやや大き
な距離離間されて平行に配設される。この下左アーム4
3b,下右アーム43c(図示せず)は、略中央部を遊
技盤9と平行且つ水平な(紙面と垂直な)下左軸44
b,下右軸44c(図示せず)によりそれぞれ揺動可能
に軸支されており、下左アーム43b,下右アーム43
cの奥側(図右側)は下連結部46bが設けられ、下左
アーム43b,下右アーム43cが連動するようになっ
ている。下プランジャ42bの下フランジ部48bを握
持可能な2本の棒状部材からなる係止部材を有し下連結
部46bが、下プランジャ42bの下フランジ部48b
を遊嵌している。従って、プランジャ42が上下に変位
するに従って、下連結部46bを介して下左アーム43
b及び下右アーム43cも下左軸44b及び下右軸44
cを中心に回動して変位する。
【0089】一方、下左アーム43b,下右アーム43
cの正面側(図左側)の端部は,左開閉部材31a,右
開閉部材31bの2本の左回動軸35a,右回動軸35
bの配置された位置のそれぞれ内側部分に左開閉部材3
1a,右開閉部材31bの下端部を押し上げ可能に当接
される左当接部47a,右当接部47b(図示せず)が
設けられる。なお、左開閉部材31a,右開閉部材31
bは、重力によって閉成方向に付勢されているため、こ
れを下左アーム43b,下右アーム43cで押し上げな
い限り閉成状態を維持するように構成される。なお、ス
プリングなどにより積極的に付勢するように構成しても
よい。
【0090】図16に示すように、ソレノイド41に電
圧が印加されてないOFF状態では、上プランジャ42
aの上フランジ部48aに上アーム43aが連結され、
上軸44aを中心として回動して略水平な状態にされて
おり、上アーム43aの先端に設けられた阻止突起45
は右の球経路187bには突出できず、図15に示す第
2の球受け部174に一旦停留した遊技球は、阻止突起
45により入賞を阻止されることなく、右の入賞口18
6bから右の球経路187bを通過して入賞が可能とな
っている。
【0091】また、ソレノイド41がOFF状態では、
下左軸44b,下右軸44c(図示せず)を中心として
回動する一対の下左アーム43b,下右アーム43c
(図示せず)が、下プランジャ42bに連結されて前下
がり(図左側が下方)になっているため、下左アーム4
3b,下右アーム43c(図示せず)先端の左当接部4
7a,右当接部47b(図示せず)は左開閉部材31
a,右開閉部材31bを押し上げることなく、閉成状態
となって遊技球の入賞を拒絶する。
【0092】次に、図15、図16に示すソレノイド4
1がOFFの状態において、遊技球が第3種始動口17
0の右の入賞口186bに入賞すると、阻止突起45に
阻止されず右の球経路187bを通過するが、この際右
の球経路187bの途中に設けられた遊技球検出センサ
25により遊技球の通過が検出されて、検出信号が図示
しない制御部に伝えられ、図示しない払出装置により賞
球が払い出される。それと同時に、この検出信号により
制御部は大入賞口30を開放して次のラウンドを開始さ
せる。そして、第3種始動口への入賞回数が最初の入賞
も含め制御部においてカウントされる。
【0093】遊技球が右の入賞口186bに入賞する
と、図14に示すように、図示しない制御部により、ソ
レノイド41に電圧が印加されONの状態になり、図1
4に示すように、プランジャ42が下向きに移動し、第
3種始動口170近傍の上アーム43aは、上軸44a
を中心に回動して前上がり(図左側が上方)に変位し
て、上アーム43aの先端に設けられた阻止突起45
は、右の球経路187bに穿設された孔49に進入し、
第2の球受け部174から右の球経路187bに遊技球
B4が移動するのを阻止する位置に変位する。
【0094】そのため、第3種始動口170の開口部1
78から遊技球B4が流入しても第2の球受け部174
と右の球経路187bの中間位置で遊技球B4が阻止さ
れて停留し、入賞は拒絶される。また、この位置では、
回動部171の回動を遊技球B4が阻害するので、回動
部171は回動ができない状態となる。
【0095】また、ソレノイド41がONの状態では、
図14に示すようにプランジャ42が下向きに移動し、
大入賞口30近傍の下左アーム43b、下右アーム43
c(図示せず)の左当接部47a,右当接部47bは左
開閉部材31a,右開閉部材31b(図示せず)をそれ
ぞれ押し上げ、図13に示すように左回動軸35a,右
回動軸35b(図示せず)を軸に回動し、開成状態に変
位する。従って、遊技球は大入賞口30に容易に入賞す
ることができる状態になる。
【0096】また、第3種始動口170の右の入賞口1
87bに遊技球が入賞すると、制御部のカウンターによ
り入賞回数がカウントされる。且つ、制御部においてタ
イマーにより大入賞口30の開放時間が測定が開始され
る。そして、制御部において、最大入賞個数の10個の
大入賞口30への入賞回数をカウントするか、あるいは
最高開放時間である10秒を経過したと判断すると、制
御部は、ソレノイド41に印加していた電圧の印加を停
止して、大入賞口30の開閉部材31を図13、図14
に示す開成状態から図15、図16に示す閉成状態に変
位させる。
【0097】ここで、1ラウンドが終了し、大入賞口3
0が閉成状態になると、図16に示すように第3種始動
口170の第2の球受け部174と右の球経路187b
の中間に停留している遊技球B3の移動を阻止していた
阻止突起45を、遊技球の移動を阻止しない状態に変位
させ、遊技球の右の入賞口187bへの入賞が許容され
るようになる。
【0098】従って、1ラウンドが終了し、第3種始動
口170の第2の球受け部174と球経路187bの中
間に停留している遊技球があれば、阻止突起45が退去
すれば球経路187から直ちに遊技球が入賞し、次の1
ラウンドが開始される。また、第2の球受け部174と
球経路187bの中間に停留されている遊技球がなけれ
ば第3種始動口170の開口部178から第2の球受け
部174に新たに遊技球が流入してから、次の1ラウン
ドが開始されることになる。
【0099】次に、上記のように構成された第2の実施
の形態の作用について説明する。なお既に説明した第1
の実施の形態の遊技機1と共通する部分の作用について
は、遊技機1においての作用の説明を遊技機101の作
用の説明に代えて省略する。また、図柄始動ゲート12
及び入賞口18fについても第1の実施の形態で説明し
たためここでは説明をしない。従って、第1の実施の形
態の遊技機1とその作用が異なる入賞装置、特に第3種
始動口170の作用を中心に説明する。
【0100】なお、第2の実施の形態の遊技機101の
作用を説明する前に,比較のため、まず従来の回転体を
用いた第3種始動口について簡単に説明する。第1の実
施の形態の遊技機1において説明した第3種始動口20
(図2参照)のようにおよそ10秒で1回転する回転体
21を備え、ここの案内部22に遊技球を搬送させてか
ら入賞するようにしているため、大入賞口30が開成状
態にある場合は、決して第3種始動口20から入賞する
ようなことはなかった。
【0101】しかしながら、大入賞口30に100発/
1分のペースで遊技球が発射されているとすると、6秒
で10発の遊技球が発射可能になり、この10発がすべ
て大入賞口30に入賞すれば、およそ6秒で大入賞口の
最大入賞個数に達してしまうので、最高開放時間10秒
の経過前であっても、6秒で大入賞口30は閉成状態に
なってしまう。次の遊技球が回転体21の案内部22に
すでに保持搬送されているとしても、後4秒待たなけれ
ば、次のラウンドには移行しない。このとき、回転体2
1の上に、次の更に次ぎに第3種始動口20に入賞すべ
き遊技球が載置されてなければ、この4秒においては、
遊技者が遊技球を右打ちして第3種始動口20に向けて
発射して回転体21の上に遊技球を流入させる必要があ
る。
【0102】しかしながら、回転体21の上に、更に次
の第3種始動口20に入賞すべき遊技球が既に載置され
ていれば、この4秒においては、遊技者が遊技球を右打
ちして発射しても入賞、載置すべき場所はなく、また右
打ちしないで盤面中央部を中心に遊技球を発射すれば、
図柄始動ゲート12を遊技球が通過して図柄表示装置1
1に表示されている図柄が変動して所定の組み合わせに
なり普通電動役物60の扉61が開放された場合に、遊
技球が特定領域63に入賞してしまうと、現在享受して
いる権利発生状態は終了してしまい、且つ次の権利が発
生することもない。従って、遊技者は遊技球の発射を停
止しなければ大きな不利益を被ることもある。
【0103】そのため、遊技者は、一旦遊技球の発射を
中止することが遊技者の利益になるが、このような複雑
なルールを知らない初心者などは、無駄に遊技球を発射
して遊技球を無駄に消費したり、権利を消滅させて不利
益を被ったりし、また、ルールをよく知っている遊技者
においても、ゲームが一旦中断してしまい、興味をそが
れたり、ゲームの流れを阻害してリズムを崩して不快に
なってしまうこともあった。
【0104】遊技機101において、従来と同様権利が
発生し権利発生状態になると、入賞装置は図16に示す
ように、第3種始動口170への遊技球の受け入れを許
容し、流入した遊技球は開口部178から第2の球受け
部174に進入するが、右の球経路187b下部に穿設
された孔49から阻止突起45が突出していないため、
第2の球受け部174と右の球経路187bの中間位置
に遊技球は停留させられることなく右の球経路187b
を通過すると遊技球検出センサ25により入賞が検出さ
れて図示しない制御部に報知される。
【0105】制御部は、右の入賞口186bへの入賞を
検知すると、新たなラウンドを開始するためソレノイド
41に電圧を印加してON状態にする。図14に示すよ
うにプランジャ42が下降し、図13に示すように、大
入賞口30の開閉部材31が展開して、大入賞口30が
開成状態になる。大入賞口30が開成状態になると同時
に、図14に示すように阻止突起45が孔49から右の
球経路187b内に突出し、新たに開口部178から流
入する遊技球を右の入賞口186bからの入賞を拒絶す
る。従って、第3種始動口170には、連続して遊技球
が入賞することがない。
【0106】また、第2の球受け部174と右の球経路
187bの中間位置には、ラウンド継続中に遊技球が流
入したばあいに、図13、図14に示すように阻止突起
45により遊技球を1つ保持可能である。この第2の球
受け部174と右の球経路187bの中間位置に保持さ
れた遊技球は、当該ラウンドが終了して、大入賞口30
が閉成状態に変位すると同時に、図16に示すように阻
止突起45が右の球経路187bから退去し、第2の球
受け部174と右の球経路187bの中間位置に停留し
ていた遊技球は直ちに入賞する。そして速やかに次のラ
ウンドを開始できる。
【0107】ここでもし遊技機1に備えられた回転体2
1や、遊技機101に備えられた振り分け装置が第3種
始動口に備えられていなかった場合を考える。この場合
では、遊技球は待機されたり振り分けられることなく連
続して流入することができる。そのためこの阻止突起4
5だけで連続して流入する遊技球のうち、先に流入する
遊技球のみを通過させ後に流入する遊技球の進入を阻止
する必要がある。しかしながら、右の球経路187bの
遊技球検出センサ25を先の遊技球が通過すると、図示
しない制御部により、通過の信号を受け取ると共に、ソ
レノイド41に電圧を印加することでプランジャ42を
下げて、連結された上アーム43aを回動させ、阻止突
起45を右の球経路187bに突出させる必要があり、
先に遊技球が流入してから一定の時間が必要である。従
って、通常では先の遊技球が右の球経路187b通過し
た後、阻止突起45が突出して、後の遊技球の進入を阻
止するが、ほとんど連続して遊技球が流入したような場
合では、先の遊技球が右の球経路187bを通過してか
ら、後の遊技球が通過する前に阻止突起45を突出させ
て阻止できず、後の遊技球が通過してしまう場合が生じ
うる。
【0108】第2の実施の形態の第3種始動口170で
は、上述の振り分け装置を備えるため、遊技球が連続し
て第3種始動口として入賞する右入賞口186bに連続
して入賞するようなことがなく、ラウンド継続中には、
第3種始動口170には、重ねて入賞することはない。
従って、そのラウンドの利益を損なうようなことがな
い。
【0109】また、最高開放時間である10秒以内に、
大入賞口30に遊技球が最大入賞個数である10個入賞
した場合、そのラウンドが終了したとき第2の球受け部
174に遊技球が保持されていれば直ちに次のラウンド
に移行することができる。そのため、遊技者はそのまま
右打ちを行っていればよく、無駄な球を発射したり、途
中で遊技球の発射を停止するような必要がない。
【0110】さらに、そのラウンドが終了するまでに、
第2の球受け部174に遊技球を保持させることができ
なかった場合でも、引き続き右打ちをして、第2の球受
け部174に遊技球を流入させることができれば、遊技
球は直ちに入賞し、直ちに次のラウンドが開始される。
そのため、遊技者は遊技球が次のラウンドのために第3
種始動口20に入るのを待っている必要もない。なお、
案内板172の位置によっては、第1の球受け部173
に先に遊技球が案内されないと、第2の球受け部174
に遊技球が案内されない場合もあるが、この場合でも通
常の入賞口と同様の賞球があるため、無駄な遊技球の消
費ではない。
【0111】なお、権利が発生していない通常状態で
は、第3種始動口170は、大入賞口30とは連動しな
いので、第3種始動口170に入賞しても単に通常の入
賞口として機能し、入賞数に応じた所定の賞球の払出を
行うだけである。
【0112】以上の説明から明らかなように、第2の実
施の形態の遊技機101は、上記のような構成及び作用
を備えるため、以下のような効果がある。即ち、第3種
パチンコ機において、第3種始動口170の開口部17
8に流入した遊技球の入賞を1/2の割合で許容するこ
とができ、且つ連続した入賞を確実に防止することがで
きる。そして、次に入賞すべき遊技球を第2の球受け部
174に保持しておくこともでき、遊技者が無駄な待ち
時間を費やすことなく円滑で快適なゲームを行うことが
できる。
【0113】(第3の実施の形態)次に本発明の第3の
実施の形態の遊技機201(図示せず)について説明す
る。この第3の実施の形態の遊技機201では、第2の
実施の形態の遊技機101と第3種始動口170の部分
の構成が異なるのみであるので、他の部分の構成は遊技
機101における説明を遊技機201の説明に代えて省
略する。以下第3の実施の形態の第3種始動口270の
構成について説明する。
【0114】図19は、第3の実施の形態における第3
種始動口270を図8と同じ方向から見た斜視図であ
る。遊技機101とは、排出口279を備えることと、
左の入賞口186a及び左の球経路187aを有しない
点で異なる。図20は、カバー277のみを図9と同じ
方向から見た斜視図である。図20に示すように、カバ
ー277は、側面パネル277bの正面から見て左側
(図20右下手前)に遊技球を排出する排出口279が
形成されている。図21は、第3の実施の形態における
第3種始動口270を図10と同じ方向から見た斜視図
である。図21に示すように、第3種始動口270に
は、正面から見て右側(図21左上向う側)に、右の入
賞口286bとこれに連設された右の球経路287bが
配設されるだけで、正面から見て左側(図21右下手
前)には、遊技機101の第3種始動口170の左の入
賞口186a及び左の球経路187aに相当する部分が
なく、取付基板283のその部分は閉じた状態になって
いる。図22は、回動部271のみを図11と同じ方向
から見た斜視図である。回動部271は、遊技機1の回
動部71(図5及び図6参照)と同様の構成のものであ
る。図23は、第3種始動口270を図12と同じ方向
から見た分解斜視図であり、先に述べた差異以外は、遊
技機101の第3種始動口170と同様の構成である。
なお、第3種始動口270は、その開口部278に、第
3の遊技球を保持可能に構成されている。
【0115】このように構成された、遊技機201の第
3種始動口270の作用について説明する。図24
(a)〜(i)は、第3種始動口270を図17と同様
の位置から見た断面図である。
【0116】図24(a)は、第3種始動口270の第
1の球受け部273に遊技球B7が流入する前の状態を
示す図である。この状態では案内板272が、遊技球を
第1の球受け部273に案内する位置になっている。こ
の状態から遊技球B7が流入すると、案内板272によ
り、第1の球受け部273に遊技球B7が受け入れら
れ、回動部271が左回転をする。図24(b)は、回
動部271が左回転して遊技球B7が排出され、新たな
遊技球B8が流入する前の状態を示す図である。この状
態で、遊技球B7は排出口279から外部に排出され
る。図24(c)は、遊技球B8が、第2の球受け部2
74に進入した状態を示す図である。遊技球B8が第2
の球受け部274に進入すると、回動部271は付勢さ
れて右回転をする。ここでは、即ち、図示しない大入賞
口30が開成状態で、図示しない阻止突起45が右の球
経路287bに突出しているものとする。図24(d)
は、回動部271が右向きに回転をした後、遊技球B8
を停留させて停止している状態を示す図である。この場
合は、図24(d)に示すように、第2の球受け部27
4に保持された遊技球は回動部271が右回転して、右
の入賞口286bの位置まで移動しても、遊技球B8
は、第2の球受け部274と右の球経路287bの中間
位置で停留させられる。図24(e)は、図24(d)
に示す状態から、遊技球B9が、更に第1の球受け部2
74に受け入れられた状態を示す図である。このよう
に、新たな遊技球B9が進入しても、回動部271は遊
技球B8によりその回動を阻害されているため、回動部
271は回動することなく停止している。図24(f)
は、更に、新たな遊技球B10が遊技球B9の上に保持
された状態を示す図である。前述のように、回動部27
1は、大入賞口30が閉成状態になるまでは遊技球B8
は入賞できないためその回動が阻止され、また前述のよ
うに遊技球B9の上の開口部278の周縁に、遊技球B
10が保持できるように構成されているため、遊技球B
10が保持される。
【0117】図25(g)は、遊技球B8が入賞し、回
動部271が左回転を始めた状態を示す図である。大入
賞口30が閉成状態になると、阻止突起45が右の球経
路287bから退去し、遊技球B8が右の入賞口286
bに入賞可能になる。遊技球B8の入賞により、回動部
271が回動可能になるため、回動部271は、遊技球
B9,B10の重さで左回転する。図25(h)は、回
動部271が左回転し、遊技球B9が排出口279から
排出されるとともに、遊技球B10が第2の球受け部2
74に受け入れられた状態を示す図である。B9が排出
されると、重量バランスが変わり、排出と同時に、第2
の球受け部274に受け入れられた遊技球B10により
回動部271は右に反転する。図25(i)は、図25
(h)に示す状態から、回動部271が右回転し、遊技
球B10が第2の球受け部274に阻止突起により阻止
されている状態を示す図である。即ち、遊技球B8が入
賞してから、B10は、B9の排出を行ってから、第2
の球受け部274に受け入れられて右の入賞口286b
の位置まで移動する。そのため、遊技球B8が入賞し、
前述のソレノイド41が作動し阻止突起45が右の球経
路287bに突出させて入賞を阻止する間での時間は十
分に確保される。
【0118】第3の実施の形態の遊技機201は、上記
のような構成及び作用を備えるため、以下のような効果
がある。即ち、第3種始動口270の開口部278に流
入した遊技球の内、実際に第3種始動口への入賞となる
確率を、正確に1/2に制限することができるという効
果がある。そして、入賞しなかった遊技球は排出され、
賞球を制限できるという効果がある。また、第1の球受
け部273及び第2の球受け部274に保持した遊技球
に加え、開口部278に第3の遊技球を保持でき、1回
目のラウンドが終了して第2の球受け部274に保持さ
れた遊技球が入賞し2回目のラウンドが開始されると、
速やかに第2の球受け部274に移動し、次の3回目の
ラウンドを開始させるために入賞させるべき遊技球を待
機させておくことができるという効果がある。そのた
め、入賞装置での1のラウンドが終了すると、直ちに次
のラウンドを開始できる。さらに、振り分け装置と作動
装置の作用が相俟って、遊技球を第3種始動口に連続さ
せて入賞させるようなこともない。
【0119】以上、実施の形態に基づき本発明を説明し
たが、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるもの
ではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の改良
変更が可能であることは容易に推察できるものである。
【0120】例えば、遊技機は第3種パチンコ機に限定
されない。従って、他の形式のパチンコ機にももちろん
適用でき、さらにパチンコ機に限定されず遊技球を用い
て、遊技球を入賞させることで遊技する遊技機であれば
広く適用できる。
【0121】また、回動部を始めとする各種部材・装置
の形状、数量、設定時間、作動順序等は適宜変更できる
ことはいうまでもない。例えば、カバーを用いず、回動
部だけを用いて振り分け装置を構成してもよい。本体部
の形状も、三日月状に限らず天秤状のものや他の様々な
形状が採用できる。回動軸の位置も、例えば下端部にあ
るようなものでもよい。案内部材も、板状のものに限定
されず遊技球が案内可能であれば如何なる形状のもので
もよい。
【0122】また、姿勢維持手段は、磁力によるものや
重力によるものの他、摩擦や物理的な掛止等その手段は
問わず姿勢が維持できるものであればよい。
【0123】
【発明の効果】上記説明から明らかなように、請求項1
に係る発明の遊技球の振り分け装置では、流下する遊技
球を交互に第1の方向と、第2の方向に振り分けること
ができるという効果がある。そのため、一方向では入賞
させ、他の方向では入賞させない等の処理を行えば、確
実に1/2の確率で遊技球を入賞させることができ、ま
た、同方向に連続して遊技球を流下させないという効果
を奏する。
【0124】請求項2に係る発明の遊技球の振り分け装
置では、請求項1に記載の遊技球の振り分け装置の効果
に加え、振り分け装置に進入する遊技球の経路と、振り
分け後の遊技球の経路をケース部材で定めることができ
るという効果がある。そのため、遊技球を確実に振り分
け、且つ所望の処理を確実にすることができるという効
果を奏する。
【0125】請求項3に係る発明の遊技球の振り分け装
置では、請求項1又は請求項2に記載の遊技球の振り分
け装置の効果に加え、回動した本体部の姿勢の維持を動
力源なしで行うことができるという効果がある。また、
磁石間の距離や強度を変えることで、維持する力の大き
さを容易に調整できるため円滑な動作を行わせることが
できるという効果がある。さらに、無接点で姿勢を維持
できるため、高い耐久性を持たせることができるという
効果がある。
【0126】請求項4に係る発明の遊技球の振り分け装
置では、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の遊技
球の振り分け装置の効果に加え、確実に所定の場所で本
体部の回動を停止させることができるという効果があ
る。そのため確実な動作をさせることができるという効
果を奏する。
【0127】請求項5に係る発明の遊技球の振り分け装
置では、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の遊技
球の振り分け装置の効果に加え、必ず回動部が姿勢維持
手段により維持される位置に回動されるという効果があ
る。そのため、中間位置の姿勢となることにより、円滑
に案内部材により遊技球の振り分けができないような状
態を防止することができるという効果を奏する。
【0128】請求項6に係る発明の遊技球の振り分け装
置では、請求項2乃至請求項5のいずれかに記載の遊技
球の振り分け装置の効果に加え、阻止手段を備えること
で、遊技球の入賞を制御できるという効果がある。ま
た、遊技球を前記第1又は第2の球受け部の所定位置に
保持することで本体部の回動を規制し、さらに、遊技球
が保持された球受け部以外の球受け部にも遊技球を進入
させることができるという効果もある。そして、阻止手
段による遊技球の入賞又は排出が阻止されなくなって
も、遊技球が連続して同一方向に案内されることがな
く、連続して処理されることによる遊技球の処理のトラ
ブルを防止することができるという効果もある。
【0129】請求項7に係る発明の遊技球の振り分け装
置では、請求項6に記載の遊技球の振り分け装置の効果
に加え、第1の球受け部と第2の球受け部に保持された
遊技球に加え、さらにもう1つの遊技球を保持して、連
続して処理をすることができるという効果がある。ま
た、この場合に同一方向に連続して遊技球が案内される
ことがなく、同一方向に案内される遊技球の処理に一定
の時間的間隔ができるため、これらの遊技球についてそ
れぞれ異なった処理を確実にすることができるという効
果がある。
【0130】請求項8に係る発明の遊技球の振り分け装
置を備えた遊技機では、請求項1乃至請求項7のいずれ
かに記載の遊技球の振り分け装置を備えたことを特徴と
する遊技球の振り分け装置を備えた遊技機であるため、
請求項1乃至請求項7のいずれかに記載された遊技球の
振り分け装置の効果を生かした、遊技機とすることがで
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態の遊技機1の正面全体を示
す図である。
【図2】 第1の実施の形態の遊技機1の遊技領域3を
示す図である。
【図3】 第1の実施の形態における振り分け装置70
を図2における正面右上方向から見た斜視図である。
【図4】 カバー77のみを図2における裏面左上方向
から見た斜視図である。
【図5】 振り分け装置70を図2における正面右上方
向から見た分解斜視図である。
【図6】 振り分け装置70の図3におけるC−C部分
での正面から見た断面図である。 (a) 振り分け装置70に遊技球が流入する前の状態
を示す図である。 (b) 遊技球が第1の球受け部73に進入した状態を
示す図である。 (c) 回動部71が左回転を停止した状態を示す図で
ある。 (d) 遊技球B1が排出された後の状態を示す図であ
る。 (e) 回動部71が右回転を停止した状態を示す図で
ある。
【図7】 第2の実施の形態の遊技機101の遊技領域
3を示す図である。
【図8】 第2の実施の形態における第3種入賞口17
0を図7における正面右上方向から見た斜視図である。
【図9】 カバー177のみを図7における裏面左上方
向から見た斜視図である。
【図10】 第2の実施の形態における第3種入賞口1
70を図7における裏面左上方向から見た斜視図であ
る。
【図11】 回動部171のみを図7における裏面左上
方向から見た斜視図である。
【図12】 第3種始動口170を図7における正面右
上方向から見た分解斜視図である。
【図13】 大入賞口30が開成状態の遊技機101の
入賞装置を正面から見た図である。
【図14】 図13におけるa1−a1部分での断面図
である。
【図15】 大入賞口30が閉成状態の遊技機101の
入賞装置を正面から見た図である。
【図16】 図15におけるb1−b1部分での断面図
である。
【図17】 第3種始動口170の図8におけるE−E
部分で正面から見た断面図である。 (a) 第3種始動口170に遊技球が流入する前の状
態を示す図である。 (b) 遊技球が第2の球受け部に進入した状態を示す
図である。 (c) 回動部171が右向きに回転をしている途中の
状態を示す図である。
【図18】 第3種始動口170の図8におけるE−E
部分で正面から見た断面図である。 (d) 大入賞口30の開成状態において、規制部18
4に本体部171aが当接して回動部171の回転が停
止した状態を示す。 (e) 図18(d)の状態から大入賞口30が閉成し
た時の状態を示す図である。 (f) 更に、新たな遊技球が流入する前の状態を示す
図である。 (g) 遊技球B6が流入し、回動部171が左回転し
ている状態を示す図である。
【図19】 第3の実施の形態における第3種始動口2
70を図8と同じ方向から見た斜視図である。
【図20】 カバー277のみを図9と同じ方向から見
た斜視図である。
【図21】 第3の実施の形態における第3種始動口2
70を図10と同じ方向から見た斜視図である。
【図22】 回動部271のみを図11と同じ方向から
見た斜視図である。
【図23】 第3種始動口270を図12と同じ方向か
ら見た分解斜視図である。
【図24】 第3種始動口270を図17と同じ位置か
ら見た断面図である。 (a) 第3種始動口270の第1の球受け部273に
遊技球B7が流入する前の状態を示す図である。 (b) 回動部271が左回転して遊技球B7が排出さ
れ、新たな遊技球B8が流入する前の状態を示す図であ
る。 (c) 遊技球B8が、第2の球受け部274に進入し
た状態を示す図である。 (d) 回動部271が右向きに回転をした後、遊技球
B8を停留させて停止している状態を示す図である。 (e) (d)に示す状態から、遊技球B9が、更に第
1の球受け部273に受け入れられた状態を示す図であ
る。 (f) 更に、新たな遊技球B10が遊技球B9の上に
保持された状態を示す図である。
【図25】 第3種始動口270を図17と同じ位置か
ら見た断面図である(g) 遊技球B8が入賞し、回動
部271が左回転を始めた状態を示す図である。 (h) 回動部271が左回転し、遊技球B9が排出口
279から排出されるとともに、遊技球B10が第2の
球受け部274に受け入れられた状態を示す図である。 (i) (h)に示す状態から、回動部271が右回転
し、遊技球B10が第2の球受け部274に阻止突起に
より阻止されている状態を示す図である。
【図26】 従来の振り分け装置を示す図である。
(a)振り分け装置470が傾いた状態を示す図であ
る。 (b)遊技球の流下経路が、片寄った状態を示す図であ
る。 (c)遊技機自体が傾いた状態を示す図である。
【符号の説明】
1,101,201 遊技機 3 遊技領域 45 阻止突起 70 振り分け装置 170,270 第3種始動口(振り分け装置) 71,171,271 回動部 72,072,272 案内板(案内部材) 73,173,273 第1の球受け部 74,174,274 第2の球受け部 75,175,275 回動軸 76a,72b,82,176a,176b,182
磁石(姿勢維持手段) 77,177,277 カバー(ケース部材) 78,178,278 開口部 79,279 排出口 81,88,181,188 軸受け 83,183,283 取付基板 84,184,284 規制部 86,186a,186b,286b 入賞口 87,187a,187b,287b 球経路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回動可能な本体部と、 前記本体部に配置され、当該本体部の回動に伴って変位
    されることにより進入する遊技球を第1の方向と第2の
    方向のいずれか1方向に案内する案内部材と、 前記案内部材により前記第1の方向に案内された遊技球
    を受け入れ、受け入れた遊技球により前記本体部を付勢
    して回動させ前記案内部材を前記第2の方向へ案内する
    ように変位させる第1の球受け部と、 前記案内部材により前記第2の方向に案内された遊技球
    を受け入れ、受け入れた遊技球により前記本体部を付勢
    して回動させ前記案内部材を前記第1の方向へ案内する
    ように変位させる第2の球受け部とを備えた回動部と、 前記本体部を回動可能に軸支する回動軸と、 前記案内部材が回動した場合に、その回動した姿勢を維
    持する姿勢維持手段とを備えることを特徴とする遊技球
    の振り分け装置。
  2. 【請求項2】 遊技球を受け入れる開口部と、 前記開口部から前記第1の球受け部に受け入れられた遊
    技球と前記第2の球受け部に受け入れられた遊技球をそ
    れぞれ入賞させる入賞口又は排出する排出口の少なくと
    も一方を有するケース部材とを備えたことを特徴とする
    請求項1に記載の遊技球の振り分け装置。
  3. 【請求項3】 前記姿勢維持手段は、磁石を用いて構成
    されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の
    遊技球の振り分け装置。
  4. 【請求項4】 前記本体部の回動を規制する規制部を備
    えたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか
    に記載の遊技球の振り分け装置。
  5. 【請求項5】 前記回動部は、 遊技球を受け入れてない状態において、前記案内部材が
    前記第1の方向若しくは前記第2の方向のいずれかに変
    位するように重心を偏位させて構成されたことを特徴と
    する請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の遊技球の
    振り分け装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の球受け部又は前記第2の球受
    け部に進入した遊技球の入賞若しくは排出を一時的に阻
    止し、且つ当該遊技球を前記回動部の回動を阻害する位
    置に保持する阻止手段を備えたことを特徴とする請求項
    2乃至請求項5のいずれかに記載の遊技球の振り分け装
    置。
  7. 【請求項7】 前記阻止手段により回動が阻害された前
    記回動部の前記第1の球受け部及び前記第2の球受け部
    にそれぞれ遊技球が受け入れられ保持されたときに、さ
    らにもう1つの他の遊技球を保持可能な保持手段を備
    え、 前記阻止手段が、前記第1の球受け部又は前記第2の球
    受け部に進入した遊技球の入賞若しくは排出の阻止を解
    除した場合に、 最初に前記阻止手段により入賞若しくは排出が阻止され
    ていた遊技球が入賞若しくは排出され、 次に、前記第1の球受け部若しくは第2の球受け部に保
    持されていた他の遊技球が前記阻止手段により入賞若し
    くは排出が阻止されていた遊技球と異なる方向へ移動
    し、 前記保持手段により保持されていた遊技球は前記阻止手
    段により入賞若しくは排出が阻止されていた前記遊技球
    と同一方向に進入し、前記阻止手段により入賞若しくは
    排出が阻止されるように構成されたことを特徴とする請
    求項6に記載の遊技球の振り分け装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載
    の遊技球の振り分け装置を備えたことを特徴とする遊技
    球の振り分け装置を備えた遊技機。
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