JP2558883Y2 - 塗工装置 - Google Patents

塗工装置

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JP2558883Y2
JP2558883Y2 JP11017891U JP11017891U JP2558883Y2 JP 2558883 Y2 JP2558883 Y2 JP 2558883Y2 JP 11017891 U JP11017891 U JP 11017891U JP 11017891 U JP11017891 U JP 11017891U JP 2558883 Y2 JP2558883 Y2 JP 2558883Y2
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liquid
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coating
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忠 佐々
彰康 田口
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石川島播磨重工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、塗工装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図3は、一般にカーテンコータと称され
る従来の塗工装置の一例を示すものであり、送りロール
1により略水平方向に移動される原紙等の帯状体2の上
方位置に、図示していないフレーム等を介して帯状体2
の幅方向(図面に対し直角な方向)に延びる給液ヘッダ
3を吊下げ固定し、該給液ヘッダ3の内部に帯状体2の
幅方向に延びる液溜り4を形成すると共に、該液溜り4
から下方へ延び給液ヘッダ3下端に開口するスリット5
を設けてある。
【0003】給液ヘッダ3の液溜り4に供給された塗工
液6は、液溜り4からスリット5を通りカーテン状の液
膜7となって下方に吐出され、送りロール1により略水
平に移動している帯状体2の表面に塗布される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
如き塗工装置では、例えば、帯状体2の移動速度の増加
に伴い塗工液6の供給流量を増加させる必要が生じ、液
溜り4に供給する塗工液6の圧力を上げた場合、スリッ
ト5の間隙は固定であるため、塗工液6の吐出速度が増
加して流れに乱れが生じ安定な液膜7が得られなくなる
という問題を有していた。
【0005】又、塗工液6の帯状体2への供給を停止す
る場合には、給液ヘッダ3の下側に皿状の容器等を配置
して塗工液6を受けると共に、塗工液6の液溜り4への
供給を停止させるようにしているが、このままの状態で
給液ヘッダ3を放置した場合、塗工液6が空気に触れて
凝固し、スリット5の間隙が変化してしまったり、或い
はスリット5が閉塞してしまうため、塗工液6の液溜り
4への供給を停止させたらすぐに給液ヘッダ3のスリッ
ト5並びに液溜り4の洗浄を行う必要があり、作業が非
常に面倒であった。
【0006】本考案は、斯かる実情に鑑み、給液ヘッダ
の内圧に応じて吐出部の間隙を変化させることができ、
常に安定な液膜が得られると共に、塗工液の供給停止時
に給液ヘッダの洗浄を不要とし得る塗工装置を提供しよ
うとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、略水平方向に
移動される帯状体の上方位置に、該帯状体に対し塗工液
を帯状体の幅方向に広がるカーテン状に吐出する給液ヘ
ッダを設けた塗工装置において、給液ヘッダの吐出部
に、可撓性を有する弾性体からなり帯状体に向け延びる
リップを、給液ヘッダ内圧に応じて開閉可能となるよう
取付けたことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】従って、給液ヘッダに塗工液を供給することに
より給液ヘッダの内圧が高まると、該内圧に応じた量だ
けリップが撓んで所要の間隙が形成され、塗工液が前記
間隙を通り安定したカーテン状の液膜となって下方に吐
出されて帯状体の表面に塗布され、ここで、仮に、帯状
体の移動速度の増加に伴い塗工液の供給流量を増加させ
る必要が生じ、給液ヘッダに供給する塗工液の圧力を上
げた場合、給液ヘッダの内圧に応じた量だけリップが更
に撓み間隙が広がるため、塗工液の吐出速度は常に略一
定に保持され、流れに乱れが生じなくなり安定な液膜が
得られる。
【0009】又、塗工液の帯状体への供給を停止する場
合、塗工液の給液ヘッダへの供給を停止させると、給液
ヘッダの内圧が低下し、リップが弾性力により元の状態
に復帰して閉状態に保持されるため、このままの状態で
給液ヘッダを放置したとしても、塗工液が空気に触れて
凝固することはないので、塗工液の給液ヘッダへの供給
後すぐに給液ヘッダの洗浄を行う必要がなくなる。
【0010】
【実施例】以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明
する。
【0011】図1及び図2は本考案の一実施例であり、
給液ヘッダ3の吐出部の帯状体2移動方向下流側位置
に、剛性体からなり帯状体2の幅方向に延びるリップ8
を固定すると共に、給液ヘッダ3の吐出部の帯状体2移
動方向上流側位置に、可撓性を有する弾性体からなり帯
状体2の幅方向に延びるリップ9を、給液ヘッダ3の液
溜り4の内圧が大気圧と等しい場合に図2の如く前記リ
ップ8に密着して閉状態に保持され且つ前記内圧が大気
圧以上となった場合に該内圧の大きさに応じて開度が変
化するよう取付ける。
【0012】又、前記給液ヘッダ3下端部におけるリッ
プ9の反リップ8側に、リップ9背面に押付けることに
より該リップ9の撓み性を調整可能なねじ式のプロファ
イラ10を、帯状体2の幅方向に所要間隔を開けて複数
配設する。
【0013】次に、上記実施例の作動を説明する。
【0014】給液ヘッダ3の液溜り4に塗工液6を供給
することにより給液ヘッダ3の内圧が大気圧以上に高ま
ると、該内圧に応じた量だけリップ9が撓んで、図1に
示す如く、リップ8,9間に所要の間隙が形成され、且
つ帯状体2の幅方向に所要間隔を開けて複数配設した各
プロファイラ10のリップ9背面に対する押込み量の調
整により前記間隙が帯状体2の幅方向に均一化され、前
記液溜り4に供給された塗工液6が、リップ8,9間の
間隙を通り安定したカーテン状の液膜7となって下方に
吐出され、略水平に移動している帯状体2の表面に塗布
される。
【0015】ここで、仮に、帯状体2の移動速度が増加
し塗工液6の供給流量を増加させる必要が生じた場合に
は、液溜り4に供給する塗工液6の圧力を上げると、給
液ヘッダ3の内圧に応じた量だけリップ9が更に撓みリ
ップ8,9間の間隙が広がるため、帯状体2の単位面積
当りの塗工液6の吐出量は常に略一定に保持され且つ塗
工液6の吐出速度も常に略一定に保持され、流れに乱れ
が生じなくなり安定な液膜7が得られる。
【0016】又、塗工液6の帯状体2への供給を停止す
る場合、塗工液6の液溜り4への供給を停止させると、
給液ヘッダ3の内圧が大気圧と等しくなり、図2に示す
如く、リップ9が弾性力により元の状態に復帰しリップ
8に密着して閉状態に保持されるため、このままの状態
で給液ヘッダ3を放置したとしても、塗工液6が空気に
触れて凝固することはないので、塗工液6の液溜り4へ
の供給後すぐに給液ヘッダ3の洗浄を行う必要がなくな
る。
【0017】こうして、給液ヘッダ3の内圧に応じて吐
出部の間隙を変化させることができ、常に安定な液膜7
が得られると共に、塗工液6の供給停止時に給液ヘッダ
3の洗浄を不要とし得る。
【0018】尚、本考案の塗工装置は、上述の実施例に
のみ限定されるものではなく、対向する二つのリップの
うち片側だけを弾性体とする代りに両側を弾性体として
もよいこと、リップの振動を抑えるべく必要に応じてリ
ップ先端に錘を設けてもよいこと、リップの幅があまり
大きくないときにはプロファイラを設けなくてもよいこ
と等、その他、本考案の要旨を逸脱しない範囲内におい
て種々変更を加え得ることは勿論である。
【0019】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の塗工装置
によれば、給液ヘッダの内圧に応じ塗工液吐出部の間隙
が変化して塗工液の吐出量が適正に保たれるので常に安
定な液膜が得られると共に、塗工液の供給停止時に早急
な給液ヘッダの洗浄を不要とし得るという優れた効果を
奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の塗工装置の一実施例において塗工液供
給状態を表わす側断面図である。
【図2】本考案の塗工装置の一実施例において塗工液停
止状態を表わす側断面図である。
【図3】従来の塗工装置の一例を示す側断面図である。
【符号の説明】
2 帯状体 3 給液ヘッダ 6 塗工液 9 リップ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略水平方向に移動される帯状体の上方位
    置に、該帯状体に対し塗工液を帯状体の幅方向に広がる
    カーテン状に吐出する給液ヘッダを設けた塗工装置にお
    いて、給液ヘッダの吐出部に、可撓性を有する弾性体か
    らなり帯状体に向け延びるリップを、給液ヘッダ内圧に
    応じて開閉可能となるよう取付けたことを特徴とする塗
    工装置。
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JPH0552000U JPH0552000U (ja) 1993-07-09
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