JPH0552000U - 塗工装置 - Google Patents

塗工装置

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JPH0552000U
JPH0552000U JP11017891U JP11017891U JPH0552000U JP H0552000 U JPH0552000 U JP H0552000U JP 11017891 U JP11017891 U JP 11017891U JP 11017891 U JP11017891 U JP 11017891U JP H0552000 U JPH0552000 U JP H0552000U
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liquid
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JP11017891U
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忠 佐々
彰康 田口
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石川島播磨重工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 給液ヘッダの内圧に応じて吐出部の間隙を変
化可能とし、常に安定な液膜を得られるようにすると共
に、塗工液の供給停止時に給液ヘッダの洗浄を不要とす
る。 【構成】 給液ヘッダ3の吐出部の帯状体2移動方向下
流側位置に、剛性体からなり帯状体2の幅方向に延びる
リップ8を固定すると共に、給液ヘッダ3の吐出部の帯
状体2移動方向上流側位置に、可撓性を有する弾性体か
らなり帯状体2の幅方向に延びるリップ9を、給液ヘッ
ダ3の液溜り4の内圧が大気圧と等しい場合にリップ8
に密着して閉状態に保持され且つ内圧が大気圧以上とな
った場合に内圧の大きさに応じて開度が変化するよう取
付ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、塗工装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図3は、一般にカーテンコータと称される従来の塗工装置の一例を示すもので あり、送りロール1により略水平方向に移動される原紙等の帯状体2の上方位置 に、図示していないフレーム等を介して帯状体2の幅方向(図面に対し直角な方 向)に延びる給液ヘッダ3を吊下げ固定し、該給液ヘッダ3の内部に帯状体2の 幅方向に延びる液溜り4を形成すると共に、該液溜り4から下方へ延び給液ヘッ ダ3下端に開口するスリット5を設けてある。
【0003】 給液ヘッダ3の液溜り4に供給された塗工液6は、液溜り4からスリット5を 通りカーテン状の液膜7となって下方に吐出され、送りロール1により略水平に 移動している帯状体2の表面に塗布される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前述の如き塗工装置では、例えば、帯状体2の移動速度の増加 に伴い塗工液6の供給流量を増加させる必要が生じ、液溜り4に供給する塗工液 6の圧力を上げた場合、スリット5の間隙は固定であるため、塗工液6の吐出速 度が増加して流れに乱れが生じ安定な液膜7が得られなくなるという問題を有し ていた。
【0005】 又、塗工液6の帯状体2への供給を停止する場合には、給液ヘッダ3の下側に 皿状の容器等を配置して塗工液6を受けると共に、塗工液6の液溜り4への供給 を停止させるようにしているが、このままの状態で給液ヘッダ3を放置した場合 、塗工液6が空気に触れて凝固し、スリット5の間隙が変化してしまったり、或 いはスリット5が閉塞してしまうため、塗工液6の液溜り4への供給を停止させ たらすぐに給液ヘッダ3のスリット5並びに液溜り4の洗浄を行う必要があり、 作業が非常に面倒であった。
【0006】 本考案は、斯かる実情に鑑み、給液ヘッダの内圧に応じて吐出部の間隙を変化 させることができ、常に安定な液膜が得られると共に、塗工液の供給停止時に給 液ヘッダの洗浄を不要とし得る塗工装置を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、略水平方向に移動される帯状体の上方位置に、該帯状体に対し塗工 液を帯状体の幅方向に広がるカーテン状に吐出する給液ヘッダを設けた塗工装置 において、給液ヘッダの吐出部に、可撓性を有する弾性体からなり帯状体に向け 延びるリップを、給液ヘッダ内圧に応じて開閉可能となるよう取付けたことを特 徴とするものである。
【0008】
【作用】
従って、給液ヘッダに塗工液を供給することにより給液ヘッダの内圧が高まる と、該内圧に応じた量だけリップが撓んで所要の間隙が形成され、塗工液が前記 間隙を通り安定したカーテン状の液膜となって下方に吐出されて帯状体の表面に 塗布され、ここで、仮に、帯状体の移動速度の増加に伴い塗工液の供給流量を増 加させる必要が生じ、給液ヘッダに供給する塗工液の圧力を上げた場合、給液ヘ ッダの内圧に応じた量だけリップが更に撓み間隙が広がるため、塗工液の吐出速 度は常に略一定に保持され、流れに乱れが生じなくなり安定な液膜が得られる。
【0009】 又、塗工液の帯状体への供給を停止する場合、塗工液の給液ヘッダへの供給を 停止させると、給液ヘッダの内圧が低下し、リップが弾性力により元の状態に復 帰して閉状態に保持されるため、このままの状態で給液ヘッダを放置したとして も、塗工液が空気に触れて凝固することはないので、塗工液の給液ヘッダへの供 給後すぐに給液ヘッダの洗浄を行う必要がなくなる。
【0010】
【実施例】
以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
【0011】 図1及び図2は本考案の一実施例であり、給液ヘッダ3の吐出部の帯状体2移 動方向下流側位置に、剛性体からなり帯状体2の幅方向に延びるリップ8を固定 すると共に、給液ヘッダ3の吐出部の帯状体2移動方向上流側位置に、可撓性を 有する弾性体からなり帯状体2の幅方向に延びるリップ9を、給液ヘッダ3の液 溜り4の内圧が大気圧と等しい場合に図2の如く前記リップ8に密着して閉状態 に保持され且つ前記内圧が大気圧以上となった場合に該内圧の大きさに応じて開 度が変化するよう取付ける。
【0012】 又、前記給液ヘッダ3下端部におけるリップ9の反リップ8側に、リップ9背 面に押付けることにより該リップ9の撓み性を調整可能なねじ式のプロファイラ 10を、帯状体2の幅方向に所要間隔を開けて複数配設する。
【0013】 次に、上記実施例の作動を説明する。
【0014】 給液ヘッダ3の液溜り4に塗工液6を供給することにより給液ヘッダ3の内圧 が大気圧以上に高まると、該内圧に応じた量だけリップ9が撓んで、図1に示す 如く、リップ8,9間に所要の間隙が形成され、且つ帯状体2の幅方向に所要間 隔を開けて複数配設した各プロファイラ10のリップ9背面に対する押込み量の 調整により前記間隙が帯状体2の幅方向に均一化され、前記液溜り4に供給され た塗工液6が、リップ8,9間の間隙を通り安定したカーテン状の液膜7となっ て下方に吐出され、略水平に移動している帯状体2の表面に塗布される。
【0015】 ここで、仮に、帯状体2の移動速度が増加し塗工液6の供給流量を増加させる 必要が生じた場合には、液溜り4に供給する塗工液6の圧力を上げると、給液ヘ ッダ3の内圧に応じた量だけリップ9が更に撓みリップ8,9間の間隙が広がる ため、帯状体2の単位面積当りの塗工液6の吐出量は常に略一定に保持され且つ 塗工液6の吐出速度も常に略一定に保持され、流れに乱れが生じなくなり安定な 液膜7が得られる。
【0016】 又、塗工液6の帯状体2への供給を停止する場合、塗工液6の液溜り4への供 給を停止させると、給液ヘッダ3の内圧が大気圧と等しくなり、図2に示す如く 、リップ9が弾性力により元の状態に復帰しリップ8に密着して閉状態に保持さ れるため、このままの状態で給液ヘッダ3を放置したとしても、塗工液6が空気 に触れて凝固することはないので、塗工液6の液溜り4への供給後すぐに給液ヘ ッダ3の洗浄を行う必要がなくなる。
【0017】 こうして、給液ヘッダ3の内圧に応じて吐出部の間隙を変化させることができ 、常に安定な液膜7が得られると共に、塗工液6の供給停止時に給液ヘッダ3の 洗浄を不要とし得る。
【0018】 尚、本考案の塗工装置は、上述の実施例にのみ限定されるものではなく、対向 する二つのリップのうち片側だけを弾性体とする代りに両側を弾性体としてもよ いこと、リップの振動を抑えるべく必要に応じてリップ先端に錘を設けてもよい こと、リップの幅があまり大きくないときにはプロファイラを設けなくてもよい こと等、その他、本考案の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得る ことは勿論である。
【0019】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の塗工装置によれば、給液ヘッダの内圧に応じ塗 工液吐出部の間隙が変化して塗工液の吐出量が適正に保たれるので常に安定な液 膜が得られると共に、塗工液の供給停止時に早急な給液ヘッダの洗浄を不要とし 得るという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の塗工装置の一実施例において塗工液供
給状態を表わす側断面図である。
【図2】本考案の塗工装置の一実施例において塗工液停
止状態を表わす側断面図である。
【図3】従来の塗工装置の一例を示す側断面図である。
【符号の説明】
2 帯状体 3 給液ヘッダ 6 塗工液 9 リップ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略水平方向に移動される帯状体の上方位
    置に、該帯状体に対し塗工液を帯状体の幅方向に広がる
    カーテン状に吐出する給液ヘッダを設けた塗工装置にお
    いて、給液ヘッダの吐出部に、可撓性を有する弾性体か
    らなり帯状体に向け延びるリップを、給液ヘッダ内圧に
    応じて開閉可能となるよう取付けたことを特徴とする塗
    工装置。
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JPH0552000U true JPH0552000U (ja) 1993-07-09
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JP2005329280A (ja) * 2004-05-18 2005-12-02 Voith Paper Patent Gmbh カーテン式コータ
JP4542816B2 (ja) * 2004-05-18 2010-09-15 ボイス ペ−パ− パテント ゲ−エムベ−ハ− カーテン式コータ

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