JP2781894B2 - カーテンコータ - Google Patents

カーテンコータ

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JP2781894B2
JP2781894B2 JP1201888A JP20188889A JP2781894B2 JP 2781894 B2 JP2781894 B2 JP 2781894B2 JP 1201888 A JP1201888 A JP 1201888A JP 20188889 A JP20188889 A JP 20188889A JP 2781894 B2 JP2781894 B2 JP 2781894B2
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紀夫 岩波
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石川島播磨重工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は原紙などに塗料を塗布するカーテンコータに
関するものである。
[従来の技術] 従来のカーテンコータを第3図及び第4図により説明
すると、水平に移動するウェブ(原紙)1の上方に、該
ウェブ1の上面に自然落下又は噴出により塗液2を塗布
し得る給液ヘッド3を配設している。該給液ヘッド3
は、フレーム等(図示せず)に固設された上部支持部材
4から下垂すると共にウェブ1幅方向に該ウェブ1幅と
略同じ長さで延び且つウェブ1進行方向で前部と後部と
に分れ内部に塗液2を供給するヘッダー5を形成し得る
様にした前部ヘッド部6及び後部ヘッド部7と、前部ヘ
ッド部6の下部にボルトを介して取り付けられ後部ヘッ
ド部7との間でウェブ1幅方向に該ウェブ1幅と略同じ
長さで延び前記ヘッダー5と連通するスリット9を形成
するリップ10とを備え、前記スリット9のウェブ幅方向
側部を覆う様上部横板11を前記支持部材4から下垂させ
ると共に、上部横板11の下部に、該上部横板11と略同じ
長さのウェブ1幅方向長さを有しウェブ1上面に向け下
方に延びる下部横板12をボルト13を介して取り付けて成
り、該下部横板12内側にスリット9から流出する塗液2
のカーテン膜14を形成させる様にしてある。
ウェブ1表面に塗液2を塗布する場合、ウェブ1を第
3図の矢印の方向に水平に移動中に、給液ヘッド3のヘ
ッダー5からスリット9を介して塗液2をウェブ1の上
面に向けて自然落下又は噴出させることにより、給液ヘ
ッド3とウェブ1上面との間にカーテン膜14を形成させ
ながら塗布を行っている。
[発明が解決しようとする課題] 一般に上記カーテンコータの場合、塗液2が流出する
スリット9の隙間は、カーテン膜14を形成させるために
非常に狭い寸法(通常0.15〜0.5mm程度)で形成され、
又、塗液自体は非ニュートン流体であるため塗液の粘度
はずり速度(剪断速度)の影響を大きく受け、ずり速度
が大きい場合は見掛けの粘度が低くなるが、ずり速度が
小さい場合には見掛けの粘度が高くなる。
通常、塗液2の濃度は必ずしも均一ではなく、スリッ
ト9の表面粗度もばらつきがあるので、塗液2の濃度が
高かったりスリット9の表面粗度が粗かったりした場
合、塗液2の流速を遅くするが、これによりずり速度が
低下すると共に塗液2の見掛けの粘度が高くなり、スリ
ット9内で局部的に塗液2によどみが生じ、第4図に示
す様にカーテン膜14にストリーク(筋、しま)(イ)が
発生する。いったんこの塗液2のよどみが生じるとます
ます塗液2の滞留が増大しストリーク(イ)の発生も拡
大する傾向となり膜切れに至る場合もある。
ストリーク(イ)が発生するとウェブ1の塗工面にも
ストリークが生じるのでこれを防止する必要がある。
従って、ストリーク(イ)の発生を防止するためにス
リット9内での塗液2の滞留を防止することが必要にな
るが、従来は、特に塗液2の滞留防止手段を持たないた
め、作業員がリップ10をたたいたりリップ10内に薄い板
を挿入して塗液2の滞留の除去清掃を行っていた。しか
し、塗液2の滞留頻度が多く、且つ清掃の都度カーテン
コータを停止しなければならないので、清掃作業が面倒
であり作業コストが増大すると共にカーテンコータの操
業効率が低下するという問題があった。
本発明は、上記の実情に鑑み、ストリークの発生を防
止し得るカーテンコータを提供することを目的としてな
したものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、ウェブ上面に塗液を塗布し得る給液ヘッド
に、塗液をウェブ幅方向にカーテン膜として流出させる
スリットと、該スリットを形成し得るリップとを備えた
カーテンコータにおいて、前記リップのみを振動させる
ようリップの塗液流路側と反対側の面に少なくとも1台
の発振体を設置したことを特徴とするものである。
[作用] 給液ヘッドのスリットを介し、塗液をカーテン膜にし
てウェブ面に塗付中に、リップに設置した発振体により
リップのみを振動させることによりリップの表面と塗液
との間で剥離を促し、又、塗液の流体に分散作用を与え
てスリット内の塗液の滞留を防止すると共にストリーク
の無い均一なカーテン膜を形成させる。
[実 施 例] 以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
第1図及び第2図は本発明の一実施例であり、図中第
3図及び第4図と同一の符号を付した部分は同一物を表
わしている。
リップ10の塗液流路であるスリット9側と反対側の面
に、少なくとも1台(第2図では2台)の超音波発振器
などの発振体15を設置する。
ストリークの発生を防止する場合、塗液2がスリット
9を通りカーテン膜14を形成中に、リップ10に設置した
発振体15を作動させてリップ10のみに適正な周波数で振
動を与える。リップ10が振動していることにより、スリ
ット9を形成するリップ10表面と塗液2との間で剥離が
促され、塗液2の流体に分散作用を与える結果、塗液2
の滞留が防止されストリークの無い均一なカーテン膜を
形成させることが出来る。
[発明の効果] 以上説明した様に、本発明によれば、カーテンコータ
の操業中にカーテン膜のストリークの発生を防止出来る
ので幅方向に均一な塗布が出来る。また作業員による清
掃作業コストを略ゼロにすると共に操業効率を向上さ
せ、更に、給液ヘッドを振動させるものではなくリップ
のみを振動させるので、発振体は小型のものでよくスペ
ースを取らない等の優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の側面の部分断面図、第2図
は第1図のII−II矢視図、第3図は従来装置の側面の部
分断面図、第4図は第3図のIV−IV矢視図である。 図中1はウェブ、2は塗液、3は給液ヘッド、9は塗液
流路(スリット)、10はリップ、14はカーテン膜、15は
発振体を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ウェブ上面に塗液を塗布し得る給液ヘッド
    に、塗液をウェブ幅方向にカーテン膜として流出させる
    スリットと、該スリットを形成し得るリップとを備えた
    カーテンコータにおいて、前記リップのみを振動させる
    ようリップの塗液流路側と反対側の面に少なくとも1台
    の発振体を設置したことを特徴とするカーテンコータ。
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