JP2005329280A - カーテン式コータ - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明の課題は、簡易な構成で塗工液カーテンの安定化が図れ、塗工性能が高いとともに、使用する塗工液量が低流量で済むカーテン式コータを提供することにある。
【解決手段】 本発明に関わるカーテン式コータは、カーテンヘッド3のスリットs1、s2より塗工液tを、搬送されるウェブ2に対して上方から噴出し塗工液カーテンtc1、tc2を形成して、ウェブ2上面に塗工液tを塗布するカーテン式コータ1であって、ウェブ2上面上に形成される塗工液カーテンtc1を噴出するスリットs1に対して、ウェブ2上面上外に形成される塗工液カーテンtc1、tc2を噴出するスリットs1、s2のうち少なくとも一部s2を幅広く形成したことを特徴としている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、紙等のウェブに塗料を上方から塗布するカーテン式コータに関する。
従来、カタログ、感熱用紙、自動改札用のキップ等に用いられる塗工紙は、原紙であるウェブの面上に塗工液が塗布され製紙されている。
このような塗工液の塗布を行う機械を一般に塗工機と称しており、塗工機のうち紙等のウェブに上方から塗工液を塗布する塗工機をカーテン式コータと称している。
このカーテン式コータ100は、図6(a)に示すように、ウェブ面上に所定厚の塗工液を塗布するため、図6(a)の紙面の垂直方向に搬送されるウェブ上面(図示せず)に対して、ヘッドボディ101内の塗工液tを、上方からカーテンtc状に噴出している。
このカーテン式コータ100においては、塗工液tの種類によって異なるが、一般的には6〜7リットル/分/メートル幅以下の低流量のカーテンtcの場合、図6(b)に示すように、内側に向きの表面張力によってカーテンtcのエッジ部ceが内側に向け引っ張られ、塗工液tのカーテンtcが不安定になってしまう。
この問題を解決するため、図7に示すカーテン式コータ200においては、ヘッドボディ201における塗工液tの噴出口であるスリット(図示せず)の両端部に、ガイドバーgb或いはガイドプレートを配設し、塗工液tのカーテンtcを案内し、カーテンの不安定化を防いでいる。
なお、本願に係わる先行技術文献として、文献公知発明である特許文献1が開示されている。
特開平8−1061号公報
ところで、上述した如く、一般のカーテン式コータ100においては、噴出する塗工液tが低流量の場合、表面張力によってカーテンtcのエッジ部ceが内側に引っ張られ、塗工液tのカーテンtcが不安定となる。
また、流量を、さらに減じるとカーテンtcがまだらになり雨だれ状態を呈し、所定の塗工性能を維持することが困難になっている。
この問題を解消するためには、一定量以上の塗工液tの流量が必要となっており、余分な塗工液tを使用せざるを得ないという不都合がある。
一方、ガイドバーgbまたはガイドプレートを配設したカーテン式コータ200においては、長時間の塗工運転を継続した場合、ガイドバーgb、ガイドプレートに塗工液tが付着し乾燥することにより固形化し、カーテンtcに乱れが生じガイド機能が損なわれるという問題がある。
また、ガイドバーgb、ガイドプレートは、塗工開始時、塗工液受け用のカラーパン(図示せず)と干渉して塗工液tのカーテンtcが乱れ、不具合を発生させる。
加えて、ガイドバーgb、ガイドプレートが配設された場合、メンテナンス等の諸作業に際して邪魔となり、作業性の低下を招来する。
本発明は上記実状に鑑み、簡易な構成で塗工液カーテンの安定化が図れ、塗工性能が高いとともに、使用する塗工液量が低量で済むカーテン式コータの提供を目的とする。
上記目的を達成するべく、本発明の請求項1に関わるカーテン式コータは、カーテンヘッドのスリットより塗工液を、搬送されるウェブに対して上方から噴出し塗工液カーテンを形成して、前記ウェブ上面に塗工液を塗布するカーテン式コータであって、ウェブ上面上に形成される塗工液カーテンを噴出するスリットに対して、ウェブ上面上外に形成される塗工液カーテンを噴出するスリットのうち少なくとも一部を幅広く形成したことを特徴としている。
本発明の請求項2に関わるカーテン式コータは、請求項1に記載のカーテン式コータにおいて、前記カーテンヘッドのスリットを、その両端部のうち少なくとも何れかの端部を他の部分より幅広く形成したことを特徴としている。
本発明の請求項3に関わるカーテン式コータは、請求項1または請求項2に記載のカーテン式コータにおいて、前記幅広く形成されたスリットは、その他のスリットの幅の倍以上の幅寸法を有することを特徴としている。
以上、詳述した如く、本発明の請求項1に関わるカーテン式コータによれば、ウェブ上面上に形成される塗工液カーテンを噴出するスリットに対して、ウェブ上面上外に形成される塗工液カーテンを噴出するスリットのうち少なくとも一部を幅広く形成したので、ウェブ上面上外の幅広のスリットからの塗工液カーテンの流量が増加し、塗工液カーテンにおける内側向きの塗工液の表面張力の影響が低下し、ウェブ上面上の塗工液カーテンの乱れが防止される。
よって、安定した塗工液カーテンが低流量で得られ、塗工性能が高く、かつ塗工液の流量が低減されたカーテン式コータが実現できる。
請求項2に関わるカーテン式コータによれば、カーテンヘッドのスリットを、その両端部のうち少なくとも何れかの端部を他の部分より幅広く形成したので、カーテン式コータの幅を狭くできる。
請求項3に関わるカーテン式コータによれば、幅広く形成されたスリットは、その他のスリットの幅の倍以上の幅寸法を有するので、塗工液の流量が一定量以上となり塗工液カーテン噴出方向の力が増加し、より安定した塗工液カーテンが得られる。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。
本発明の実施例1のカーテン式コータ1は、概念図である図1(a)に示すように、原紙であるウェブ2を、100〜2000メートル/分の速さで矢印α方向に搬送してウェブ2の上面に塗工液tを塗布する装置である。
このカーテン式コータ1は、図1(a)のA方向矢視図の図1(b)に示すように、塗工液供給口tkからカーテンヘッド3のチャンバー(後述)に供給される塗工液tを、搬送されるウェブ2の上面に向けてスリットs1および幅の広いスリットs2、s2を挿通してカーテン状に噴出して塗工液カーテンtc1、tc2を形成することにより、ウェブ2上面上に所定厚の、例えば10〜50μm厚の塗工液層を形成している。
このカーテン式コータ1の特徴は、ウェブ2上面上の塗工液カーテン内部tc1の厚さmc1=0.3mmに対して、ウェブ2上面上外の塗工液カーテンの一部である塗工液カーテン端部tc2、tc2の厚さmc2を1〜3mm厚として、塗工液カーテン内部tc1よりも塗工液カーテン両端部tc2、tc2の流量を増加させ、その重量増加により塗工液カーテン端部tc2、tc2に加わる内側向きの塗工液tの表面張力に抗し、塗工液カーテンtcの安定化を図っている。
本構成により、このカーテン式コータ1は、所定の塗工性能を低流量の塗工液t量で可能としている。
次に、カーテン式コータ1の構成について説明する。
図1に示すように、カーテンヘッド3のスリットs1、s2から噴出される塗工液tは、塗工液カーテンtc1、tc2を形成してウェブ2の上面上に所定厚の塗工液を塗布するとともに、ウェブ2上面外に噴出され塗布されなかった余剰の塗工液tは、図1(b)に示すカラーパンkpにより回収されている。
この回収された塗工液tは、タンク(図示せず)に戻され、新たに供給される塗工液tとともにポンプにより所定圧が印加されて循環され、泡取り、フィルタ等を介して、再び塗工液供給口tkを通じてカーテンヘッド3のチャンバー3c(図1(b)のカーテンヘッドのB−B線断面図である図2(a)参照)に送られる。
チャンバー3cに送られた塗工液tは、スリットs1、s2を挿通してウェブ2上面に向けてカーテン状tc1、tc2に噴出され、ウェブ2上面の塗工に使用されている。
上記カーテンヘッド3は、図1(b)に示すように、ヘッドボディ3bと、該ヘッドボディ3bをシールして塗工液tの漏れを防止するためのパッキン3p、3pと、該パッキン3p、3pをヘッドボディ3bに密着支持するためのエンドプレート3e、3eとを備え構成されている。
このカーテンヘッド3には、図1(b)のカーテンヘッドの下面図である図2(c)に示すように、ヘッドボディ3b1、3b2に設けられる幅寸法ms1=0.3mmを有する塗工液カーテン内部tc1を形成するスリットs1と、パッキン3p、3pに設けられる幅寸法ms21=1〜3mmを有する塗工液カーテン端部tc2、tc2を形成するスリットs2、s2とを有している。
ここで、スリットs1の幅寸法ms1=0.3mmに対して、スリットs2の幅寸法ms21は、0.6mm以上が好ましく1〜3mmが最も好適であることが確認されている。
このように、スリットs1の幅寸法ms1とスリットs2の幅寸法ms21とを異ならせることで、塗工液カーテン両端部tc2、tc2の流量を塗工液カーテン内部tc1の流量よりも多くしている。
なお、本実施例においては、スリットs1の幅寸法ms1を0.3mmとした場合を例示しているが、0.2〜 0.5mmとすることも可能であり、スリットs1の幅寸法ms1およびスリットs2の幅寸法ms21は、ウェブ2上に塗布する塗工液層の厚さ等の塗工条件により、適宜、選択できるものである。
ヘッドボディ3bは、図2(a)、図2(c)に示すように、本体を形成する第1ヘッドボディ3b1および第2ヘッドボディ3b2と、第1ヘッドボディ3b1、第2ヘッドボディ3b2内に収納され、スリットs1幅を調整するための第1リップ3l1および第2リップ3l2とを備えている。
第1ヘッドボディ3b1および第2ヘッドボディ3b2は、例えば、ステンレス鋼製であり、図1(b)、図2(c)に示すように、所定形状のチャンバー3c、および一定幅0.3mmのスリットs1の片側部を形成する切欠き部をそれぞれ具えており、ウェブ2幅、例えば1〜5m或いはそれ以上、に対応した長形に製造されている。
第1リップ3l1および第2リップ3l2は、例えば、ステンレス鋼製であり、図2(a)に示すように、0.3mm幅のスリットs1の一部が形成され、スリット幅調整用ボルト(図示せず)が挿通する孔が穿孔されている。
図1(b)のC−C線断面図である図2(b)に示すパッキン3p、3pは、例えば、ブタジエンゴム等から成るゴム製品であり、図2(c)に示すように、ヘッドボディ3b1、3b2のスリットs1を中心に振り分けられた幅寸法ms21=1〜3mmを有するスリットs21と、ヘッドボディ3b1、3b2のスリットs1に並設され同じ幅寸法ms22=0.3mmを有するスリットs22とを有したスリットs2が形成されているとともに、ヘッドボディ3bのチャンバー3cに対応する孔3p1が形成されている。
このように、スリットs2におけるスリットs21の幅寸法ms21が、1〜3mmとスリットs1の幅寸法ms1(=0.3mm)より大きいことで、その断面積がスリットs1より大きくなり、スリットs2にスリットs1より大きな流量の塗工液tが流され、スリットs2からの塗工液カーテンtc2、tc2の厚さが、スリットs1からの塗工液カーテンtc1の厚さより厚くなっている。
ここで、上述の例では、図2(b)に示すように、パッキン3pに設けたスリットs2の拡幅部s21を、スリットs2の全長の一部にスリット口s2kから内方に形成した場合を例示したが、スリット口s2kから内方に形成すれば、スリットs2の全長に亘って形成してもよいし、本実施例のように一部に形成してもよい。
上記構成によれば、図1(b)、図2(c)に示すように、ウェブ2上面上に形成される塗工液カーテン内部tc1側のスリットs1の幅に対して、ウェブ2上面上外の塗工液カーテンを形成するスリットの一部の塗工液カーテン両端部tc2、tc2のスリットs2、s2幅を広くすることにより、塗工液カーテン端部tc2、tc2の流量が増加し、その重量増加により塗工液カーテン端部tc2、tc2に加わる内側向きの表面張力の影響が減じられ、塗工液カーテン端部tc2、tc2が内側に引かれることが防止される。
そのため、塗工液カーテンの乱れが防止され、塗工液カーテンの安定化が図られ、安定した高品位の塗工作業を行える。
また、塗工液カーテン両端部tc2、tc2の流量を増加させることにより、塗工液カーテンの安定化が図られるので、塗工液tc1の全流量を低減できる。
例えば、所定の塗工性能を得るため、従来、7.4リットル/分/メートル幅の流量が必要なところ、ウェブ2上面上の塗工液カーテン内部tc1を形成するスリットs1の幅寸法ms1=0.3mmに対して、ウェブ2上面上外の塗工液カーテンの一部である塗工液カーテン端部tc2、tc2を形成するスリットs2の幅寸法ms21を3mmにした場合には、5.4リットル/分/メートル幅の流量に低減できることが確認されている。
また、塗工液カーテン両端部tc2、tc2の流量を増加させるように構成すれば、カーテン両端部の縮流が小さいので最も幅狭の寸法で塗工液カーテンの安定化が図れ、カーテン式コータの全幅寸法を可及的に減少できる。
従って、簡単な構成で、塗工液カーテンの安定化が図れ塗工性能が高く、かつ、低流量のカーテン式コータを実現できる。
そのため、カーテン式コータの利用分野の拡大が図れ、カーテン式コータに広汎な用途を得ることが可能である。
本発明の実施例2のカーテン式コータ21は、図3(a)、および図3(a)のカーテンヘッド23の拡大下面図の図3(b)に示すように、カーテンヘッド23におけるパッキン23p、23pにスリットを形成することなく、ヘッドボディ23bにのみスリット2s1および幅の広いスリット2s2、2s2を形成して構成している。
本構成においては、ヘッドボディ23bのスリット2s1を通して、ウェブ22上面上に塗工液tを噴出して塗工液カーテン内部2tc1を形成し、また、ウェブ22上面上外の塗工液カーテンの一部にスリット2s2、2s2を通して塗工液tを噴出して流量の多い塗工液カーテン端部2tc2、2tc2を形成することにより、塗工液カーテン2tc1、2tc2の安定化を図り、もって所定の塗工性能を確保している。
このカーテン式コータ21は、塗工液カーテン内部2tc1を形成するために、図3(a)のカーテンヘッド23のD−D線断面図の図3(c)に示すように、第1ヘッドボディ23b1および第2ヘッドボディ23b2に塗工液tが送流されるチャンバー23cが形成されるとともに、このチャンバー23cに連通して幅寸法ms1を有するスリット2s1を形成している。
これらの第1ヘッドボディ23b1および第2ヘッドボディ23b2には、第1リップ23l1および第2リップ23l2を、それぞれ、あるいは2つのうちの一つのリップを調整用ボルトにより調整自在に支持し、該第1リップ23l1および第2リップ23l2に、スリット2s1を、第1ヘッドボディ23b1および第2ヘッドボディ23b2のスリット2s1に連続して形成している。
一方、図3(a)に示すように、ウェブ22上面上外に形成される流量が多い塗工液カーテン端部2tc2、2tc2を形成するため、図3(a)のカーテンヘッド23のE−E線断面図の図3(d)に示すように、第1ヘッドボディ23b1および第2ヘッドボディ23b2には、チャンバー23cに連通してスリット2s1に並設して、その幅寸法ms1と同じ幅寸法ms22を有するスリット2s22が形成されている。
また、第1ヘッドボディ23b1および第2ヘッドボディ23b2にそれぞれ調整用ボルトにより調整自在に支持される第1リップ23l1および第2リップ23l2には、スリット2s22が、第1ヘッドボディ23b1、第2ヘッドボディ23b2のスリット2s22に連続して形成されるとともに、その下部に第1リップ23l1側の幅を拡大して、スリット2s22の幅を拡幅した幅寸法ms21を有するスリット2s21が形成されている。
ここで、塗工液カーテン内部2tc1のスリット2s1の幅寸法ms1を0.3mmとした場合には、塗工液カーテン両端部2tc2、2tc2のスリット2s2、2s2の幅寸法ms2は、少なくとも0.6mm以上とする必要があり、1〜3mm幅とるとより好適である。
上記の実施例2の構成においても、実施例1と同様な作用効果を奏する。
次に、実施例2の変形例1、2について、図4を用いて説明する。
上述の実施例2においては、図3(b)に示すように、塗工液カーテン両端部2tc2、2tc2を形成するスリット2s2、2s2を拡幅するに際し、第1ヘッドボディ23b1にのみ拡幅する場合を例示したが、変形例1のカーテンヘッド23′は、その下面図の図4(a)に示すように、第1ヘッドボディ23b1′および第2ヘッドボディ23b2′にそれぞれ同じ寸法m3を振り分けて、両端部に幅の広いスリット2s2′、2s2′を形成している。
なお、変形例1では、スリット2s2′、2s2′を、第1ヘッドボディ23b1′と第2ヘッドボディ23b2′との接合面に対して対称に設けた場合を例示したが、必ずしも対称に設けなくともよい。
また、変形例2のカーテンヘッド23′′は、その下面図である図4(b)に示すように、塗工液カーテンの膜厚の厚い部分を形成する幅の広いスリット2s2′′、2s2′′を、第1ヘッドボディ23b1′′、第2ヘッドボディ23b2′′の端縁から寸法m4、離隔した箇所に設けたものである。
このように、幅の広いスリット2s2′′、2s2′′は、必ずしも塗工液カーテンの両端部に形成する必要はなく、塗工液カーテンの両端部以外の箇所に形成してもよい。
すなわち、カーテンヘッドにおける拡幅したスリットの位置は、図1(b)、図3(a)に示すように、ウェブ2上面外であり、塗工液カーテンの乱れが防止される位置であれば、その位置は特に限定されるものでない。
また、上述の実施例1、2においては、スリットの拡幅した箇所をウェブ上面外の両側に設けた場合を例示したが、ウェブ上面外の片側にのみ設けても、一定の効果が得られる。
また、拡幅したスリットは、第1ヘッドボディおよび第2ヘッドボディに設けてもよいし、実施例1のように、ヘッドボディをシールするパッキンに設けてもよいし、或いは、ヘッドボディおよびパッキンに連続して設けることも可能であり、拡幅したスリットを設ける部材は任意に選択可能である。
なお、実施例1、2においては、幅の広いスリットの断面形状が、四角形状の場合を例示したが、図3(b)に示す幅の広いスリット2s2の断面形状を図5(a)に示す丸状にしてもよいし、また、図4(a)に示す幅の広いスリット2s2′の断面形状を図5(b)に示す丸状にしてもよいし、同様に、図4(b)に示す幅の広いスリット2s2′′の断面形状を図5(c)に示す丸状にしてもよい。
このように、幅の広いスリットの断面形状は、形成する塗工液カーテンの膜厚が、その他のスリットが形成する塗工液カーテンの膜厚の2倍以上となる寸法を有するならば、実施例に示す四角形状、丸状以外の楕円状等のその他の断面形状を採用することも可能である。
本発明の活用例として、カレンダー、カタログ、感熱用紙、感圧用紙等へ塗料を塗布するための塗工機、或いは、自動改札用のキップの片面に磁性材料を塗布するための塗工機等があり、ウェブ面に塗工液等を塗布する塗工機であれば、その適用範囲は特に限定されることなく広汎に適用可能である。
(a)および(b)は、本発明に関わる実施例1のカーテン式コータの塗工作業を示す概念図、および(a)図のA方向矢視図。 (a)、(b)、および(c)は、図1(b)のカーテンヘッドのB−B線断面図、図1(b)のカーテンヘッドのC−C線断面図、および図1のカーテン式コータにおけるカーテンヘッドを示す下面図。 (a)、(b)、(c)、および(d)は、本発明に関わる実施例2のカーテン式コータの塗工作業を示す図、(a)図のカーテン式コータにおけるカーテンヘッドを示す下面図、(a)図のカーテンヘッドのD−D線断面図、および(a)図のカーテンヘッドのE−E線断面図。 (a)および(b)は、本発明に関わる実施例2のカーテンヘッドの変形例1を示す下面図、および変形例2を示す下面図。 (a)、 (b)、および(c)は、それぞれ実施例1、2の拡幅したスリットの断面形状の変更例を示すカーテンヘッドの下面図。 (a)および(b)は、従来のカーテン式コータの塗工作業を示す図、および(a)図のカーテン式コータおいて塗工液が低流量の場合の塗工作業を示す図。 従来のガイドプレートを有するカーテン式コータの塗工作業を示す図。
符号の説明
1、21…カーテン式コータ、
2、22…ウェブ、
3、23、23′、23′′…カーテンヘッド、
s1、2s1、2s1′、2s1′′…スリット、
s2、2s2、2s2′…スリットの端部(幅広く形成されたスリット)、
2s2′′…幅広く形成されたスリット、
tc1、tc2、2tc1、2tc2…塗工液カーテン、
tc1、2tc1…ウェブ上面上に形成される塗工液カーテン、
tc1、tc2、2tc1、2tc2…ウェブ上面外に形成される塗工液カーテン、
tc2、2tc2…ウェブ上面外の塗工液カーテンのうち膜厚の厚い塗工液カーテン、
t…塗工液。

Claims (3)

  1. カーテンヘッドのスリットより塗工液を、搬送されるウェブに対して上方から噴出し塗工液カーテンを形成して、前記ウェブ上面に塗工液を塗布するカーテン式コータであって、
    ウェブ上面上に形成される塗工液カーテンを噴出するスリットに対して、ウェブ上面上外に形成される塗工液カーテンを噴出するスリットのうち少なくとも一部を幅広く形成した
    ことを特徴とするカーテン式コータ。
  2. 前記カーテンヘッドのスリットを、その両端部のうち少なくとも何れかの端部を他の部分より幅広く形成した
    ことを特徴とする請求項1に記載のカーテン式コータ。
  3. 前記幅広く形成されたスリットは、その他のスリットの幅の倍以上の幅寸法を有する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のカーテン式コータ。
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