JP2002210401A - フローコーター - Google Patents

フローコーター

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JP2002210401A
JP2002210401A JP2001008094A JP2001008094A JP2002210401A JP 2002210401 A JP2002210401 A JP 2002210401A JP 2001008094 A JP2001008094 A JP 2001008094A JP 2001008094 A JP2001008094 A JP 2001008094A JP 2002210401 A JP2002210401 A JP 2002210401A
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JP
Japan
Prior art keywords
curtain
paint
flow coater
head
internal gutter
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001008094A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Tsujimura
敏雄 辻村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】カーテン厚を安定させ、かつ、カーテンの途切
れを無くして安定して綺麗な塗装を行うことができるフ
ローコーターを提供する。 【解決手段】塗料2をヘッド4からカーテン20状に落
下させ、このカーテン20下を通過する被塗基材6に塗
装するようになされたフローコーター1であって、塗料
2が内部樋3を介してヘッド4に供給されるようになさ
れ、内部樋3は、長手方向に沿って複数の塗料供給孔3
0が設けられてなり、これら塗料供給孔30は、内部樋
3への塗料供給管21から離れるに従って底寄りに穿孔
される、または拡径されている。また、カーテン20下
に、断面略半円形状となされた泡消しトレイ5が設けら
れてなるフローコーター1である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンベアなどで搬
送されるパネルなどの被塗基材の表面に塗装するための
フローコーターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、住宅建物に使用されている外壁
パネルなどは、フローコーターなどを用いて工場で塗装
することが行われている。
【0003】図3に示すように、このようなパネルの塗
装に用いるフローコーターとしては、塗料をヘッドから
カーテン状に落下させ、このカーテン下を通過する被塗
基材に塗装するようになされていた。
【0004】従来より、このフローコーターにおいて、
塗料は、直接ヘッドに供給すると、供給圧の関係で、そ
の塗料供給部の直下の供給量が多くなょてカーテン厚が
厚くなり、塗料供給部から離れた位置の供給量が少なく
なってカーテン厚が薄くなってしまうので、長手方向に
沿って複数の供給孔を有する内部樋を介してヘッドに供
給していた。
【0005】また、カーテンの下には、断面三角形状の
泡消しトレイを設け、この泡消しトレイの頂点部分をカ
ーテンに接触させるようにすることで、落下したカーテ
ンによる泡立ちを防止してカーテンが途切れるのを防止
するようになされていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のよ
うに、内部樋を介して塗料を供給しても、内部樋の位置
によって、塗料の供給圧が異なるので、内部樋に設けら
れた各供給孔からヘッドへの塗料の供給量に差が生じる
こととなり、カーテン厚を均一にすることができないと
いった不都合を生じることとなる。
【0007】また、上記従来のように、断面三角形状の
泡消しトレイの場合、泡消しトレイの位置がズレると、
この泡消しトレイの頂点部分でカーテンを受けることが
できないこととなり、落下したカーテンによる塗料の泡
立ちや、カーテンの途切れを生じることとなる。
【0008】本発明は、係る実情に鑑みてなされたもの
であって、カーテン厚を安定させ、かつ、カーテンの途
切れを無くして安定して綺麗な塗装を行うことができる
フローコーターを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明のフローコーターは、塗料をヘッドからカーテ
ン状に落下させ、このカーテン下を通過する被塗基材に
塗装するようになされたフローコーターであって、塗料
が内部樋を介してヘッドに供給されるようになされ、内
部樋は、長手方向に沿って複数の塗料供給孔が設けられ
てなり、これら塗料供給孔は、内部樋への塗料供給部か
ら離れるに従って底寄りに穿孔されてなるものである。
【0010】また、上記課題を解決するための本発明の
フローコーターは、塗料をヘッドからカーテン状に落下
させ、このカーテン下を通過する被塗基材に塗装するよ
うになされたフローコーターであって、塗料が内部樋を
介してヘッドに供給されるようになされ、内部樋は、長
手方向に沿って複数の塗料供給孔が設けられてなり、こ
れら塗料供給孔は、内部樋への塗料供給部から離れるに
従って拡径されてなるものである。
【0011】さらに、上記課題を解決するための本発明
のフローコーターは、塗料をヘッドからカーテン状に落
下させ、このカーテン下を通過する被塗基材に塗装する
ようになされたフローコーターであって、カーテン下
に、断面略半円形状となされた泡消しトレイが設けられ
てなるものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0013】図1はフローコーター1の全体構成の概略
を示し、図2は同図1におけるI-I線断面図を示してい
る。
【0014】すなわち、このフローコーター1は、塗料
2を内部樋3を介してヘッド4に供給することで、この
ヘッド4からカーテン20状にして塗料2を落下させる
とともに、このカーテン20の下に泡消しトレイ5を設
けている。
【0015】塗料2は、その粘度や環境温度などに応じ
て供給量を調整することで、被塗基材6への塗布量を調
整することができるようになされている。この塗布量と
しては、例えば225g/m2 に調整される。この塗料
2は、内部樋3の略中央部に、供給管21から供給され
る。
【0016】内部樋3は、断面略V字状となされた溝型
に形成されている。この内部樋3には、長手方向に沿っ
て23個の塗料供給孔30が形成されている。このう
ち、塗料2の供給管21の直下にある中央部の7個の塗
料供給孔30aは、内部樋3の底から約30mmの高さ
の位置に直径8mmの孔が穿孔されて構成されている。
また、この塗料供給孔30aの両側に隣接するそれぞれ
4個ずつの計8個の塗料供給孔30bは、内部樋3の底
からの高さは上記塗料供給孔30aと同じで、直径が若
干大きくなされた孔が穿孔されて構成されている。さら
に、この塗料供給孔30bの両側に隣接するに従って、
それぞれの塗料供給孔30c、30d、30e、30f
は、内部樋3の底からの高さが段々と低くなり、直径は
塗料供給孔30bと同じとなされた孔が穿孔されて構成
されている。
【0017】これにより、供給管21から内部樋3に供
給された塗料2は、各塗料供給孔30からヘッド4内へ
と供給されることとなるが、供給管21に近い塗料供給
孔30aは内部樋3の底からの高さが高く、かつ孔の径
が小さく設定され、供給管21から離れるに従って、内
部樋3の底からの高さが低く、かつ孔の径が大きく設定
されているので、各塗料供給孔30からヘッド4内へと
供給される塗料2の量は、内部樋3の長手方向に沿った
何れの位置においても、均一化されることとなる。
【0018】ヘッド4は、断面略V字状となされた溝型
に形成され、その内部に内部樋3が固定できるようにな
されている。ヘッド4の溝底には、間隙を調整できるよ
うになされたスリット40が形成されている。ヘッド4
は、内部樋3の各塗料供給孔30から供給される塗料2
を、スリット40からカーテン20状にして落下させる
ことができるようになされている。
【0019】この際、内部樋3の各塗料供給孔30から
供給される塗料2は、長手方向に沿った何れの位置にお
いても、均一化されるので、スリットから落下するカー
テン20は、長手方向に沿った何れの位置においても、
厚みに差を生じることなく、均一化されたカーテン20
となる。
【0020】泡消しトレイ5は、断面略半円形状となさ
れた山形に形成され、上記ヘッド4から落下するカーテ
ン20の回収樋50内において、カーテン20の直下の
位置に設けられる。この泡消しトレイ5は、長手方向に
沿って高さが異なるようになされており、勾配を有する
回収樋50の内部に設けても、その上端部が水平を保つ
ことができるようになされている。
【0021】この泡消しトレイ5は、上端部が長手方向
に沿った何れの位置においても水平を保ち、かつ、断面
略半円形状となされているので、カーテン20の直下の
位置から泡消しトレイ5がズレるようなことがあって
も、カーテン20を、泡消しトレイ5の上端部の円弧に
滑らかに接触させることができるので、カーテン20を
途切れにくくすることができる。また、カーテン20を
構成する塗料2は、泡消しトレイ5の円弧に沿って、回
収樋50内へと回収されるので、回収時の塗料2の泡立
ちが防止され、この泡立ちに伴うカーテン20の途切れ
を生じないようにすることができる。
【0022】したがって、このフローコーター1による
と、ヘッド4から泡消しトレイ5へと落下するカーテン
20の中を、コンベア60によって被塗基材6を通過さ
せることで、この被塗基材6の表面に、均一で安定した
塗布量で塗料2の塗装を行うことができる。
【0023】なお、本実施の形態において、内部樋3に
は、長手方向に沿って23個の塗料供給孔30が穿孔さ
れているが、この塗料供給孔30の数としては、特に限
定されるものではなく、内部樋3の長さに応じて適宜決
定される。また、本実施の形態では、内部樋3に設けら
れた各塗料供給孔30は、その位置に応じて内部樋の底
からの高さと、直径とが異なるようになされているが、
内部樋の底からの高さだけが異なるようになされたもの
であってもよいし、直径だけが異なるようになされたも
のであってもよい。
【0024】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によると、内
部樋からヘッドに供給される塗料圧を安定させて安定し
た厚みのカーテンを形成することができる。したがっ
て、カーテンの幅方向において塗料の塗布厚に差を生じ
ることなく、安定した塗膜厚で被塗基材に塗装を行うこ
とができる。
【0025】また、カーテン下に、断面略半円形状とな
された泡消しトレイを設けることで、この泡消しトレイ
の位置ズレなどを生じた場合であっても、カーテンを確
実に受けることができ、落下したカーテンによる塗料の
泡立ちや、カーテンの途切れを無くすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフローコーターの全体構成の概略
を示す側断面図である。
【図2】図1におけるI-I 線断面図である。
【符号の説明】
1 フローコーター 2 塗料 20 カーテン 21 供給管(塗料供給部) 3 内部樋 30 塗料供給孔 4 ヘッド 5 泡消しトレイ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗料をヘッドからカーテン状に落下さ
    せ、このカーテン下を通過する被塗基材に塗装するよう
    になされたフローコーターであって、 塗料が内部樋を介してヘッドに供給されるようになさ
    れ、内部樋は、長手方向に沿って複数の塗料供給孔が設
    けられてなり、 これら塗料供給孔は、内部樋への塗料供給部から離れる
    に従って底寄りに穿孔されてなることを特徴とするフロ
    ーコーター。
  2. 【請求項2】 塗料をヘッドからカーテン状に落下さ
    せ、このカーテン下を通過する被塗基材に塗装するよう
    になされたフローコーターであって、 塗料が内部樋を介してヘッドに供給されるようになさ
    れ、内部樋は、長手方向に沿って複数の塗料供給孔が設
    けられてなり、 これら塗料供給孔は、内部樋への塗料供給部から離れる
    に従って拡径されてなることを特徴とするフローコータ
    ー。
  3. 【請求項3】 塗料をヘッドからカーテン状に落下さ
    せ、このカーテン下を通過する被塗基材に塗装するよう
    になされたフローコーターであって、 カーテン下に、断面略半円形状となされた泡消しトレイ
    が設けられてなることを特徴とするフローコーター。
JP2001008094A 2001-01-16 2001-01-16 フローコーター Pending JP2002210401A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100973218B1 (ko) 2008-06-30 2010-07-30 우 옵트로닉스 코포레이션 기판에 균일한 워터폴을 제공할 수 있는 액체 블레이드
CN102500509A (zh) * 2011-10-28 2012-06-20 山东万事达建筑钢品科技有限公司 建筑复合板滴胶装置
CN103909046A (zh) * 2014-03-31 2014-07-09 上虞安卡拖车配件有限公司 一种锂电池极片涂布装置
JP2014233660A (ja) * 2013-05-31 2014-12-15 東レエンジニアリング株式会社 塗布装置
JP2020104062A (ja) * 2018-12-27 2020-07-09 ケイミュー株式会社 カーテンコータ

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