JPS6237700B2 - - Google Patents
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- JPS6237700B2 JPS6237700B2 JP2412980A JP2412980A JPS6237700B2 JP S6237700 B2 JPS6237700 B2 JP S6237700B2 JP 2412980 A JP2412980 A JP 2412980A JP 2412980 A JP2412980 A JP 2412980A JP S6237700 B2 JPS6237700 B2 JP S6237700B2
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D9/00—Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor
- C21D9/52—Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor for wires; for strips ; for rods of unlimited length
- C21D9/54—Furnaces for treating strips or wire
- C21D9/56—Continuous furnaces for strip or wire
- C21D9/63—Continuous furnaces for strip or wire the strip being supported by a cushion of gas
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
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- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Coating With Molten Metal (AREA)
- Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はストリツプの通板ラインにそつてスト
リツプに対し非接触状態にて配置するストリツプ
支持用静圧パツドに関するものである。
リツプに対し非接触状態にて配置するストリツプ
支持用静圧パツドに関するものである。
薄い帯状材料を移送する場合その移送ラインに
そつて非接触型の流体パツドを配置し、該パツド
から材料面に流体を噴出せしめその流体による支
持力によつて材料を安定して保持させる技術はよ
く知られている。この非接触型流体パツドは被搬
送材料の表面性状等の点で接触型ガイドが使用で
きない場合などにおいてきわめて有用な手段であ
り、鋼ストリツプの熱処理ラインあるいは溶融メ
ツキラインに対して利用されつつある。なお、流
体パツドとしては動圧および静圧の二通りの態様
が考えられるが、一定範囲の区域にわたつて保持
力を材料に作用せしめることができる静圧流体パ
ツドが支持手段としてより効果的であると言え
る。
そつて非接触型の流体パツドを配置し、該パツド
から材料面に流体を噴出せしめその流体による支
持力によつて材料を安定して保持させる技術はよ
く知られている。この非接触型流体パツドは被搬
送材料の表面性状等の点で接触型ガイドが使用で
きない場合などにおいてきわめて有用な手段であ
り、鋼ストリツプの熱処理ラインあるいは溶融メ
ツキラインに対して利用されつつある。なお、流
体パツドとしては動圧および静圧の二通りの態様
が考えられるが、一定範囲の区域にわたつて保持
力を材料に作用せしめることができる静圧流体パ
ツドが支持手段としてより効果的であると言え
る。
例えば、従来の金属ストリツプの熱処理ライン
に対し流体パツドを適用した具体例としては特公
昭44−11451号公報、また鋼ストリツプの連続溶
融亜鉛メツキラインに流体パツドを適用した例と
しては特開昭50−67729号公報が挙げられる。こ
れらの従来技述においてはストリツプに通板ライ
ンにそつて静圧パツドを配置してストリツプとパ
ツド間に静圧力を生ぜしめ、これによつてストリ
ツプの安定通板を行なつている。特に、静圧パツ
ドをストリツプをはさんで対向設置することによ
り、ストリツプの振動を防止せしめることも記述
されている。
に対し流体パツドを適用した具体例としては特公
昭44−11451号公報、また鋼ストリツプの連続溶
融亜鉛メツキラインに流体パツドを適用した例と
しては特開昭50−67729号公報が挙げられる。こ
れらの従来技述においてはストリツプに通板ライ
ンにそつて静圧パツドを配置してストリツプとパ
ツド間に静圧力を生ぜしめ、これによつてストリ
ツプの安定通板を行なつている。特に、静圧パツ
ドをストリツプをはさんで対向設置することによ
り、ストリツプの振動を防止せしめることも記述
されている。
しかしながら、上記先行技術においては必要な
静圧力を得るための必要な流量は静圧パツドの構
造上本発明の流量より多い。さらに、重要なこと
は、静圧パツドの噴出口を可変にできないため、
あらかじめ大きく取らざるを得ず、そのため、噴
出口はストリツプの巾を越えて延びるので、この
部分からの流体の流出による損失が莫大なことで
ある。
静圧力を得るための必要な流量は静圧パツドの構
造上本発明の流量より多い。さらに、重要なこと
は、静圧パツドの噴出口を可変にできないため、
あらかじめ大きく取らざるを得ず、そのため、噴
出口はストリツプの巾を越えて延びるので、この
部分からの流体の流出による損失が莫大なことで
ある。
しかして、静圧パツドを構成する場合、第1図
に示すようにパツド本体のストリツプSに対向す
る面に角形のスリツトノズル24を形成し、該ノ
ズルからの噴出流がストリツプ巾範囲内に衝突す
る如く考慮した静圧パツドが考えられる。この場
合ノズルのストリツプ巾方向のスリツト間隔l1は
ストリツプSの巾l2にできるだけ近ずけること
が、一定流体風量のもとでは静圧力(支持力)を
最大限に作用せしめることになる。しかし、スト
リツプSの巾l2は変動要素でありかつパツドのス
リツト間隔l1は不変であることから、常に効率的
な支持機能を発揮させるためにはストリツプSの
巾変動に対応した複数種のパツドを用意してお
き、そのつど適正なパツドに取替えることが必要
とされる。そのためコスト的にもおよび操作的に
も不利益が多い。
に示すようにパツド本体のストリツプSに対向す
る面に角形のスリツトノズル24を形成し、該ノ
ズルからの噴出流がストリツプ巾範囲内に衝突す
る如く考慮した静圧パツドが考えられる。この場
合ノズルのストリツプ巾方向のスリツト間隔l1は
ストリツプSの巾l2にできるだけ近ずけること
が、一定流体風量のもとでは静圧力(支持力)を
最大限に作用せしめることになる。しかし、スト
リツプSの巾l2は変動要素でありかつパツドのス
リツト間隔l1は不変であることから、常に効率的
な支持機能を発揮させるためにはストリツプSの
巾変動に対応した複数種のパツドを用意してお
き、そのつど適正なパツドに取替えることが必要
とされる。そのためコスト的にもおよび操作的に
も不利益が多い。
本発明は上述した点に鑑み従来の静圧パツドと
は全く異なる新規な静圧パツドを提供せんとする
ものであつて、大なる復元力を有しストリツプの
振動防止効果が大きくもしくは流体流量の削減効
果がある静圧パツドを提供することを目的とす
る。また、本発明の他の目的はストリツプの巾変
動に対して容易に追従できコスト的および操業的
にもきわめて有利なストリツプ支持用静圧パツド
を提供することにある。さらに、本発明の別の目
的はストリツプの振動防止に限らずストリツプの
C反り又は条伸び等の矯正の可能な静圧パツドを
提供することにある。
は全く異なる新規な静圧パツドを提供せんとする
ものであつて、大なる復元力を有しストリツプの
振動防止効果が大きくもしくは流体流量の削減効
果がある静圧パツドを提供することを目的とす
る。また、本発明の他の目的はストリツプの巾変
動に対して容易に追従できコスト的および操業的
にもきわめて有利なストリツプ支持用静圧パツド
を提供することにある。さらに、本発明の別の目
的はストリツプの振動防止に限らずストリツプの
C反り又は条伸び等の矯正の可能な静圧パツドを
提供することにある。
以下本発明の詳細を図面に示す実施例に基いて
説明する。
説明する。
第2図は静圧パツドの具体例を示す斜視図、第
3図は縦断面図、第4図は横断面図である。図示
するように静圧パツド1は、中空の箱形パツド本
体2から構成され、該パツド本体2の一面、即ち
ストリツプ面に対向する面の中央に巾方向に切り
欠いて流体吐出口3を形成し、該吐出口3の両側
から摺動自在に調整ノズル板4A,4B(以下総
称して用いるときにはノズル板4とする)をそれ
ぞれ嵌合し、該ノズル板4と僅かな間隙をおいて
前記パツド本体2内に固定受圧板5を配置してな
るものである。なお、図において、6はパツド本
体2の背面側に連設した流体供給管で適宜流体供
給源と接続している。7は前記調整ノズル板4
A,4Bの位置を変更するための進退装置であ
り、図示のものはエアーシリンダーの例を示して
いるが、勿論ウオームギアー等の他の公知の手段
を採用することもできる。
3図は縦断面図、第4図は横断面図である。図示
するように静圧パツド1は、中空の箱形パツド本
体2から構成され、該パツド本体2の一面、即ち
ストリツプ面に対向する面の中央に巾方向に切り
欠いて流体吐出口3を形成し、該吐出口3の両側
から摺動自在に調整ノズル板4A,4B(以下総
称して用いるときにはノズル板4とする)をそれ
ぞれ嵌合し、該ノズル板4と僅かな間隙をおいて
前記パツド本体2内に固定受圧板5を配置してな
るものである。なお、図において、6はパツド本
体2の背面側に連設した流体供給管で適宜流体供
給源と接続している。7は前記調整ノズル板4
A,4Bの位置を変更するための進退装置であ
り、図示のものはエアーシリンダーの例を示して
いるが、勿論ウオームギアー等の他の公知の手段
を採用することもできる。
上記静圧パツド1においては流体吐出口3は対
向する固定側板8A,8Bおよび調整ノズル板4
A,4Bによつて囲まれているが、これら側板8
A,8Bおよびノズル板4A,4Bの吐出口3側
の側縁部は図示の如くパツド本体2内に向つて末
広がり状に角度θをもつように形成され、吐出口
3は截頭角錐台形状となる。この角度(ノズル角
度)θはパツドおよびストリツプ間に所望の静圧
力を生ぜしめる働きがあり、大体25〜45゜程度と
することが好ましい。
向する固定側板8A,8Bおよび調整ノズル板4
A,4Bによつて囲まれているが、これら側板8
A,8Bおよびノズル板4A,4Bの吐出口3側
の側縁部は図示の如くパツド本体2内に向つて末
広がり状に角度θをもつように形成され、吐出口
3は截頭角錐台形状となる。この角度(ノズル角
度)θはパツドおよびストリツプ間に所望の静圧
力を生ぜしめる働きがあり、大体25〜45゜程度と
することが好ましい。
また、調整ノズル板4A,4Bを側板8Aおよ
び8B間にて摺動自在にしたのは、流体吐出口3
の巾を常にストリツプの巾に対応して最適巾とす
るためである。このためノズル板4は予測される
ストリツプの巾変動範囲に対して適用できる如き
長さおよび調整量を有している。また、該ノズル
板4の位置調整を円滑にしかつ摺動面のシール性
を良好ならしめるため、図示のような凹凸形状の
はめ合い構造9としている。
び8B間にて摺動自在にしたのは、流体吐出口3
の巾を常にストリツプの巾に対応して最適巾とす
るためである。このためノズル板4は予測される
ストリツプの巾変動範囲に対して適用できる如き
長さおよび調整量を有している。また、該ノズル
板4の位置調整を円滑にしかつ摺動面のシール性
を良好ならしめるため、図示のような凹凸形状の
はめ合い構造9としている。
さらに、パツド本体2内の吐出口3に近接配置
される固定受圧板5は、吐出口3からストリツプ
に向つて噴出される流体によつて形成される静圧
域をストリツプとの間に生成させる役目をもつ。
また、該受圧板5は上記作用に加えて、前記ノズ
ル板4および固定側板8と共に流体噴出ノズルを
形成する働きをもつ。このため該受圧板5はパツ
ド本体2の側板内面とは一定間隔mをおきかつノ
ズル板4および側板8と間隙nをおいて設置され
る。これらの間隔mおよび間隙nはmnの関係
にあり、第6図に示すように流体供給管6よりパ
ツド本体2内の室10中に充満した流体は間隔m
を通つて細い丁度ノズル孔の如く形成された間隔
nを流速を増して通り、ノズル角度θによつてス
トリツプS側へ吐出されることになる。これによ
つてストリツプSおよび受圧板5間に所望の静圧
域P○を生成する。このような働きを果すためには
間隔mはm>n、間隔nは2〜5mmの範囲に維持
することが好ましい。
される固定受圧板5は、吐出口3からストリツプ
に向つて噴出される流体によつて形成される静圧
域をストリツプとの間に生成させる役目をもつ。
また、該受圧板5は上記作用に加えて、前記ノズ
ル板4および固定側板8と共に流体噴出ノズルを
形成する働きをもつ。このため該受圧板5はパツ
ド本体2の側板内面とは一定間隔mをおきかつノ
ズル板4および側板8と間隙nをおいて設置され
る。これらの間隔mおよび間隙nはmnの関係
にあり、第6図に示すように流体供給管6よりパ
ツド本体2内の室10中に充満した流体は間隔m
を通つて細い丁度ノズル孔の如く形成された間隔
nを流速を増して通り、ノズル角度θによつてス
トリツプS側へ吐出されることになる。これによ
つてストリツプSおよび受圧板5間に所望の静圧
域P○を生成する。このような働きを果すためには
間隔mはm>n、間隔nは2〜5mmの範囲に維持
することが好ましい。
次に本発明静圧パツドの作用について説明す
る。
る。
第6図は本発明のパツドをストリツプの溶融亜
鉛メツキラインに適用した例を示し、ストリツプ
Sは溶融メツキ浴11内に浸漬された後、ほぼ垂
直にメツキ浴11上方に引き出され、ストリツプ
表面に付着したメツキ金属が未凝固状態を呈して
いる区間で対向するガスワイピングノズル12か
らのガス吹付けによつて余剰のメツキ金属を払拭
し、所望の目付量に調整され移送されるライン構
成となつている。静圧パツド1は前記のワイピン
グノズル12の後方部位に、ストリツプSをはさ
んで対称になる如く一対設置される。
鉛メツキラインに適用した例を示し、ストリツプ
Sは溶融メツキ浴11内に浸漬された後、ほぼ垂
直にメツキ浴11上方に引き出され、ストリツプ
表面に付着したメツキ金属が未凝固状態を呈して
いる区間で対向するガスワイピングノズル12か
らのガス吹付けによつて余剰のメツキ金属を払拭
し、所望の目付量に調整され移送されるライン構
成となつている。静圧パツド1は前記のワイピン
グノズル12の後方部位に、ストリツプSをはさ
んで対称になる如く一対設置される。
通常、第6図に示す溶融メツキラインにおいて
は、ストリツプSがメツキ浴を出てからの垂直移
行部の距離が長く(付着メツキ金属がほぼ完全に
凝固するまで垂直に引き上げる必要があるた
め)、この範囲内では何らの接触型ガイドを設け
ることができないため、ストリツプSの振動が発
生していた。この振動はストリツプ面のメツキ厚
みのムラの原因となると共に、ワイピングノズル
のストリツプ面に対する近接化の妨げとなり、メ
ツキ層制御範囲を狭くする不都合を招くことにな
る。
は、ストリツプSがメツキ浴を出てからの垂直移
行部の距離が長く(付着メツキ金属がほぼ完全に
凝固するまで垂直に引き上げる必要があるた
め)、この範囲内では何らの接触型ガイドを設け
ることができないため、ストリツプSの振動が発
生していた。この振動はストリツプ面のメツキ厚
みのムラの原因となると共に、ワイピングノズル
のストリツプ面に対する近接化の妨げとなり、メ
ツキ層制御範囲を狭くする不都合を招くことにな
る。
このため、図示の如くストリツプSをはさんで
一対の静圧パツド1を配置すれば、第7図に示す
如く、対向するパツド1Aおよび1Bのノズルよ
り吐出される流体はストリツプS面に衝突しスト
リツプに沿つて外方へ流出する。これによりスト
リツプSはその両面側から一定範囲にわたつて静
圧力を受け、所定のライン上に支持されその振動
を防止される。振動防止の結果、ストリツプSは
ワイピングノズルから一定距離をおいた位置を通
過するからメツキ層が均一となり、しかもワイピ
ングノズルをストリツプに近接して設置すること
も可能となる。
一対の静圧パツド1を配置すれば、第7図に示す
如く、対向するパツド1Aおよび1Bのノズルよ
り吐出される流体はストリツプS面に衝突しスト
リツプに沿つて外方へ流出する。これによりスト
リツプSはその両面側から一定範囲にわたつて静
圧力を受け、所定のライン上に支持されその振動
を防止される。振動防止の結果、ストリツプSは
ワイピングノズルから一定距離をおいた位置を通
過するからメツキ層が均一となり、しかもワイピ
ングノズルをストリツプに近接して設置すること
も可能となる。
特に、本発明の静圧パツドはその構造上、従来
のパツドに比較して振動防止効果が大きい。すな
わち、第10図はストリツプとパツド間の間隙h
と静圧Pcとの関係を示すものであり、実線aが
本発明のパツド(イ図)による曲線、点線bが比
較例のパツド(ロ図)による曲線を示している。
図からわかるようにhが小さいときには静圧力
Pcにはa,b共に差はないが、間隔hが大きく
なると本発明のパツドに基づく静圧力は低くな
る。例えば、間隔hが15mmのときおよび5mmのと
きをみてみると、本発明では静圧力にP1の差があ
り、比較例ではP2の差が生じ、P1>P2であること
は明らかである。このことはストリツプを一対の
パツド間でhを10mmとして通過させたい場合を想
定すると、ストリツプが一方に偏つたとき(振動
したとき)には本発明ではP1の大なる復元力がス
トリツプに作用することになり、迅速にストリツ
プを正しい位置に復元させることを意味してい
る。これに対し、比較例では復元力P2は本発明よ
り大きくはない。なお、第10図の実験では、本
発明および比較例共に、流体流量:10Nm3/
min、パツド内の圧力と静圧力の差(△P=Pi―
Pc):100mmAqと規定した場合である。よつて本
発明では従来のものに比較し、同一流体流量では
より大きな振動防止効果を、又同一振動防止効果
を得るためには少ない流量で足りることになる。
のパツドに比較して振動防止効果が大きい。すな
わち、第10図はストリツプとパツド間の間隙h
と静圧Pcとの関係を示すものであり、実線aが
本発明のパツド(イ図)による曲線、点線bが比
較例のパツド(ロ図)による曲線を示している。
図からわかるようにhが小さいときには静圧力
Pcにはa,b共に差はないが、間隔hが大きく
なると本発明のパツドに基づく静圧力は低くな
る。例えば、間隔hが15mmのときおよび5mmのと
きをみてみると、本発明では静圧力にP1の差があ
り、比較例ではP2の差が生じ、P1>P2であること
は明らかである。このことはストリツプを一対の
パツド間でhを10mmとして通過させたい場合を想
定すると、ストリツプが一方に偏つたとき(振動
したとき)には本発明ではP1の大なる復元力がス
トリツプに作用することになり、迅速にストリツ
プを正しい位置に復元させることを意味してい
る。これに対し、比較例では復元力P2は本発明よ
り大きくはない。なお、第10図の実験では、本
発明および比較例共に、流体流量:10Nm3/
min、パツド内の圧力と静圧力の差(△P=Pi―
Pc):100mmAqと規定した場合である。よつて本
発明では従来のものに比較し、同一流体流量では
より大きな振動防止効果を、又同一振動防止効果
を得るためには少ない流量で足りることになる。
また、本発明の静圧パツドは、ストリツプ巾方
向に調整ノズル板4を任意に移動することができ
る特色をもつている。第8図に示すように巾広の
ストリツプS1に対してはノズル板4A,4Bを実
線の如く互いに広い間隔にし、かつ巾狭のストリ
ツプS2に対してはノズル板4A,4Bを互いに接
近させる。したがつて一個のパツドを配置してお
けばストリツプ巾が変動しても、ノズル板4A,
4Bを調整できるので対処可能であり、常の最適
の静圧力を作用させることができる。
向に調整ノズル板4を任意に移動することができ
る特色をもつている。第8図に示すように巾広の
ストリツプS1に対してはノズル板4A,4Bを実
線の如く互いに広い間隔にし、かつ巾狭のストリ
ツプS2に対してはノズル板4A,4Bを互いに接
近させる。したがつて一個のパツドを配置してお
けばストリツプ巾が変動しても、ノズル板4A,
4Bを調整できるので対処可能であり、常の最適
の静圧力を作用させることができる。
さらに、本発明の静圧パツドにおいては、その
使用法を工夫すれば、ストリツプのC反り(巾方
向の反り)および条伸び等を任意に矯正すること
ができる。第10図はストリツプSのC反りを矯
正するためのパツドのノズル調整を示すもので、
C反りの凸面側のパツド1Aのノズル板4を互い
に接近させてストリツプSの中央部に静圧力が作
用する如くし、反対のパツド1Bのノズル板4は
ストリツプSの巾全体にわたつて静圧力が作用す
る如く広げておけば、ストリツプSは凸面側中央
部が集中的に押され点線に示すようにC反りは矯
正される。また、条伸びのようにストリツプの巾
方向の適宜位置に凹凸が生じても、本発明のパツ
ドではその凹凸位置に合わせてノズル板を調整で
きるため、その解消が容易に行なえる。
使用法を工夫すれば、ストリツプのC反り(巾方
向の反り)および条伸び等を任意に矯正すること
ができる。第10図はストリツプSのC反りを矯
正するためのパツドのノズル調整を示すもので、
C反りの凸面側のパツド1Aのノズル板4を互い
に接近させてストリツプSの中央部に静圧力が作
用する如くし、反対のパツド1Bのノズル板4は
ストリツプSの巾全体にわたつて静圧力が作用す
る如く広げておけば、ストリツプSは凸面側中央
部が集中的に押され点線に示すようにC反りは矯
正される。また、条伸びのようにストリツプの巾
方向の適宜位置に凹凸が生じても、本発明のパツ
ドではその凹凸位置に合わせてノズル板を調整で
きるため、その解消が容易に行なえる。
以上述べた如く本発明の静圧パツドはストリツ
プをはさんで対向して設置した場合、復元力が大
きくなりその結果ストリツプの振動抑止力が大き
い。また、振動抑止力を一定とすればパツドから
の流量を削減できる効果もある。さらに、本発明
パツドの独特の構造により、ノズル巾を容易に変
更可能なため、一個のパツドで種々のストリツプ
巾に対処し得ると共に、C反り、条伸び等の矯正
が簡単に行なえる利点もある。
プをはさんで対向して設置した場合、復元力が大
きくなりその結果ストリツプの振動抑止力が大き
い。また、振動抑止力を一定とすればパツドから
の流量を削減できる効果もある。さらに、本発明
パツドの独特の構造により、ノズル巾を容易に変
更可能なため、一個のパツドで種々のストリツプ
巾に対処し得ると共に、C反り、条伸び等の矯正
が簡単に行なえる利点もある。
第1図は角形スリツトノズルを有する静圧パツ
ドの正面図、第2図は本発明に係る静圧パツドの
一実施例を示す斜視図、第3図は第2図のパツド
の縦断面図、第4図は第2図のパツドの横断面
図、第5図は第4図の詳細部分図、第6図は本発
明のパツドを溶融メツキラインに適用した状態
図、第7図は第6図におけるパツド設置個所の詳
細図、第8図はストリツプ巾変動に対応したパツ
ドのノズル間隔調整説明図、第9図はストリツプ
のC反り矯正に本発明のパツドを用いた例を示す
状態図、第10図は本発明パツドの効果を従来例
と比較して示した図表である。 1…静圧パツド、2…パツド本体、3…流体吐
出口、4…調整ノズル板、5…固定受圧板、6…
流体供給管、7…エアーシリンダー、8…側板、
9…嵌合凹凸部。
ドの正面図、第2図は本発明に係る静圧パツドの
一実施例を示す斜視図、第3図は第2図のパツド
の縦断面図、第4図は第2図のパツドの横断面
図、第5図は第4図の詳細部分図、第6図は本発
明のパツドを溶融メツキラインに適用した状態
図、第7図は第6図におけるパツド設置個所の詳
細図、第8図はストリツプ巾変動に対応したパツ
ドのノズル間隔調整説明図、第9図はストリツプ
のC反り矯正に本発明のパツドを用いた例を示す
状態図、第10図は本発明パツドの効果を従来例
と比較して示した図表である。 1…静圧パツド、2…パツド本体、3…流体吐
出口、4…調整ノズル板、5…固定受圧板、6…
流体供給管、7…エアーシリンダー、8…側板、
9…嵌合凹凸部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 通板されるストリツプに対し非接触状態に配
置する静圧パツドにおいて、中空のパツド本体の
ストリツプに対向する面に、角形の流体吐出口を
形成すると共に、該流体吐出口に近接して前記パ
ツド本体内に、前記吐出口面積よりも広い面をも
つ受圧板を設けたことを特徴とするストリツプ支
持用静圧パツド。 2 流体吐出口を囲むパツド本体の面板部側縁は
パツド本体内方に向つて末広がり状に角度を付し
ていることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
載の静圧パツド。 3 流体吐出口を構成するストリツプ幅方向に対
向する二辺の間隔を調整可能としたことを特徴と
する特許請求の範囲第1項又は第2項記載の静圧
パツド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2412980A JPS56123330A (en) | 1980-02-29 | 1980-02-29 | Static pressure pad for supporting strip |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2412980A JPS56123330A (en) | 1980-02-29 | 1980-02-29 | Static pressure pad for supporting strip |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56123330A JPS56123330A (en) | 1981-09-28 |
JPS6237700B2 true JPS6237700B2 (ja) | 1987-08-13 |
Family
ID=12129691
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2412980A Granted JPS56123330A (en) | 1980-02-29 | 1980-02-29 | Static pressure pad for supporting strip |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS56123330A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0225554A (ja) * | 1988-07-13 | 1990-01-29 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | ストリップ浮上支持装置 |
JPH10297313A (ja) * | 1997-04-25 | 1998-11-10 | Aisin Seiki Co Ltd | 駆動力切換機構 |
-
1980
- 1980-02-29 JP JP2412980A patent/JPS56123330A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56123330A (en) | 1981-09-28 |
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