JP2558342Y2 - 雨樋集水ます - Google Patents
雨樋集水ますInfo
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- JP2558342Y2 JP2558342Y2 JP1991048031U JP4803191U JP2558342Y2 JP 2558342 Y2 JP2558342 Y2 JP 2558342Y2 JP 1991048031 U JP1991048031 U JP 1991048031U JP 4803191 U JP4803191 U JP 4803191U JP 2558342 Y2 JP2558342 Y2 JP 2558342Y2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、建築物の外壁に付設さ
れる竪樋の上端に設けられ、雨水を集水して竪樋へと流
下案内する雨樋集水ますに関するものである。
れる竪樋の上端に設けられ、雨水を集水して竪樋へと流
下案内する雨樋集水ますに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来から、図７に示す如く、下端に落と
し口筒（イ）が垂設され、上端開口部（ロ）が開閉自在
な蓋体（ハ）にて密閉される雨樋集水ます（ニ）は知ら
れている。該雨樋集水ます（ニ）は、アパ−ト、マンシ
ョン、事務所等のビル建築物の外壁（ホ）に付設され、
同建築物の屋上から配管されて同外壁（ホ）に突設され
る排水パイプ（ヘ）の先端部分が、該雨樋集水ます
（ニ）の側壁部分に挿入嵌合接続されている。又、該雨
樋集水ます（ニ）の下端の落とし口筒（イ）には、同建
築物の外壁（ホ）に付設される竪樋（ト）の上端部が嵌
合接続されていて、屋上から排水パイプ（ヘ）を介して
該雨樋集水ます（ニ）へと案内集水された雨水は、同竪
樋（ト）内を流下して地上へと案内排水されるものであ
る。又、該雨樋集水ます（ニ）においては、その内部に
鳥が巣を作ったり或いは同内部に落ち葉、紙屑等のごみ
が侵入したりすることがないように、該雨樋集水ます
（ニ）の上端開口部（ロ）が蓋体（ハ）にて塞がれてい
るが、雨水に混じって屋上から同雨樋集水ます（ニ）内
に入り込んだごみを除去する場合には、同蓋体（ハ）を
取り外して同上端開口部（ロ）から除去されるものであ
る。
し口筒（イ）が垂設され、上端開口部（ロ）が開閉自在
な蓋体（ハ）にて密閉される雨樋集水ます（ニ）は知ら
れている。該雨樋集水ます（ニ）は、アパ−ト、マンシ
ョン、事務所等のビル建築物の外壁（ホ）に付設され、
同建築物の屋上から配管されて同外壁（ホ）に突設され
る排水パイプ（ヘ）の先端部分が、該雨樋集水ます
（ニ）の側壁部分に挿入嵌合接続されている。又、該雨
樋集水ます（ニ）の下端の落とし口筒（イ）には、同建
築物の外壁（ホ）に付設される竪樋（ト）の上端部が嵌
合接続されていて、屋上から排水パイプ（ヘ）を介して
該雨樋集水ます（ニ）へと案内集水された雨水は、同竪
樋（ト）内を流下して地上へと案内排水されるものであ
る。又、該雨樋集水ます（ニ）においては、その内部に
鳥が巣を作ったり或いは同内部に落ち葉、紙屑等のごみ
が侵入したりすることがないように、該雨樋集水ます
（ニ）の上端開口部（ロ）が蓋体（ハ）にて塞がれてい
るが、雨水に混じって屋上から同雨樋集水ます（ニ）内
に入り込んだごみを除去する場合には、同蓋体（ハ）を
取り外して同上端開口部（ロ）から除去されるものであ
る。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術においては、上端開口部（ロ）が蓋体（ハ）に
て密閉されることによって、雨樋集水ます（ニ）の内部
が真空状態となり易く、雨水がスム−ズに流下され難い
ものであり、又、これを解決するために、同蓋体（ハ）
に空気孔（チ）を穿設すると、該空気孔（チ）からごみ
が侵入するという不都合を生じるものであった。
来の技術においては、上端開口部（ロ）が蓋体（ハ）に
て密閉されることによって、雨樋集水ます（ニ）の内部
が真空状態となり易く、雨水がスム−ズに流下され難い
ものであり、又、これを解決するために、同蓋体（ハ）
に空気孔（チ）を穿設すると、該空気孔（チ）からごみ
が侵入するという不都合を生じるものであった。
【０００４】本考案は、上記従来の技術における問題を
解決するために考案されたものであり、すなわちその課
題は、空気抜きがなされて雨水がスム−ズに流下案内さ
れ、しかも、内部にごみが侵入し難く、又、外観意匠的
にも良好となった雨樋集水ますを提供することである。
解決するために考案されたものであり、すなわちその課
題は、空気抜きがなされて雨水がスム−ズに流下案内さ
れ、しかも、内部にごみが侵入し難く、又、外観意匠的
にも良好となった雨樋集水ますを提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本考案の雨樋集水ます
は、下端に落とし口筒が垂設され、上端開口部が開閉自
在な蓋体にて密閉されたます本体の、上端付近の側壁に
周方向の開口切溝を形成し、該開口切溝を上下方向に複
数条相互に略等間隔で近接させて並設し、各開口切溝を
ます本体の前後部で断ち切らせ該断ち切り部位を上下方
向で位置を合致させて、各開口切溝をます本体の両側部
で周方向略全長にわたる程度の横長状となし、蓋体の全
周縁に沿って凸脈部を立設して該凸脈部で囲まれた凹所
を同蓋体の上面に形成すると共に、該凹所の底部分に水
抜き孔を穿設してなり、この構成によって上記課題が解
決されたものである。
は、下端に落とし口筒が垂設され、上端開口部が開閉自
在な蓋体にて密閉されたます本体の、上端付近の側壁に
周方向の開口切溝を形成し、該開口切溝を上下方向に複
数条相互に略等間隔で近接させて並設し、各開口切溝を
ます本体の前後部で断ち切らせ該断ち切り部位を上下方
向で位置を合致させて、各開口切溝をます本体の両側部
で周方向略全長にわたる程度の横長状となし、蓋体の全
周縁に沿って凸脈部を立設して該凸脈部で囲まれた凹所
を同蓋体の上面に形成すると共に、該凹所の底部分に水
抜き孔を穿設してなり、この構成によって上記課題が解
決されたものである。
【０００６】
【作用】本考案の雨樋集水ますにおいては、上端開口部
が開閉自在な蓋体にて密閉されているため、該上端開口
部からごみが侵入することがなく、又、蓋体を取り外し
て同上端開口部から雨水と共に流入したごみを除去する
ことができ、しかも、ます本体の上端付近の側壁に周方
向の開口切溝が形成されているため、該開口切溝にて空
気抜きがなされて、雨水がスムーズに流下案内され、
又、この場合、側壁に設けられた同開口切溝からはごみ
が侵入し難く、該開口切溝が外観意匠上のアクセントと
なって同外観意匠が向上されるものである。特に、本考
案の雨樋集水ますにおいては、開口切溝を上下方向に複
数条相互に略等間隔で近接させて並設し、各開口切溝を
ます本体の前後部で断ち切らせ該断ち切り部位を上下方
向で位置を合致させて、各開口切溝をます本体の両側部
で周方向略全長にわたる程度の横長状となしたため、ま
す本体の上端付近に上下方向で狭い範囲に開口切溝が体
裁良く配設され、該開口切溝が横長状に広く開口して充
分な空気抜き効果が得られ、しかも、各開口切溝の断ち
切り部位がます本体の前後部で上下方向に揃って該ます
本体の上下方向の圧縮変形が防止され、又、外観的にも
左右対称となって優れたものとなるものである。更に
は、蓋体の全周縁に沿って立設された凸脈部で囲まれる
凹所の底部分に水抜き孔が穿設されているので、蓋体上
に降りかかった雨水は該蓋体の周縁からます本体の側壁
外面へと伝い流れることなく凹所内から水抜き孔を通っ
て該ます本体内に支障なく流下集水され、同ます本体の
側壁外面が汚れ難くなって、開口切溝がアクセントとな
った同ます本体の良好な意匠外観が効果的に現出される
ものである。
が開閉自在な蓋体にて密閉されているため、該上端開口
部からごみが侵入することがなく、又、蓋体を取り外し
て同上端開口部から雨水と共に流入したごみを除去する
ことができ、しかも、ます本体の上端付近の側壁に周方
向の開口切溝が形成されているため、該開口切溝にて空
気抜きがなされて、雨水がスムーズに流下案内され、
又、この場合、側壁に設けられた同開口切溝からはごみ
が侵入し難く、該開口切溝が外観意匠上のアクセントと
なって同外観意匠が向上されるものである。特に、本考
案の雨樋集水ますにおいては、開口切溝を上下方向に複
数条相互に略等間隔で近接させて並設し、各開口切溝を
ます本体の前後部で断ち切らせ該断ち切り部位を上下方
向で位置を合致させて、各開口切溝をます本体の両側部
で周方向略全長にわたる程度の横長状となしたため、ま
す本体の上端付近に上下方向で狭い範囲に開口切溝が体
裁良く配設され、該開口切溝が横長状に広く開口して充
分な空気抜き効果が得られ、しかも、各開口切溝の断ち
切り部位がます本体の前後部で上下方向に揃って該ます
本体の上下方向の圧縮変形が防止され、又、外観的にも
左右対称となって優れたものとなるものである。更に
は、蓋体の全周縁に沿って立設された凸脈部で囲まれる
凹所の底部分に水抜き孔が穿設されているので、蓋体上
に降りかかった雨水は該蓋体の周縁からます本体の側壁
外面へと伝い流れることなく凹所内から水抜き孔を通っ
て該ます本体内に支障なく流下集水され、同ます本体の
側壁外面が汚れ難くなって、開口切溝がアクセントとな
った同ます本体の良好な意匠外観が効果的に現出される
ものである。
【０００７】
【実施例】図１、図２、図３、図４に示す雨樋集水ます
は、本考案の一実施例で、下端に落とし口筒１が垂設さ
れ、上端開口部２が開閉自在な蓋体３にて密閉されたま
す本体４の、上端付近の側壁に周方向の開口切溝５を形
成し、該開口切溝５を上下方向に複数条相互に略等間隔
で近接させて並設し、各開口切溝５をます本体４の前後
部で断ち切らせ該断ち切り部位を上下方向で位置を合致
させて、各開口切溝５をます本体４の両側部で周方向略
全長にわたる程度の横長状となし、蓋体３の全周縁に沿
って凸脈部を立設して該凸脈部で囲まれた凹所（凹溝部
18）を同蓋体３の上面に形成すると共に、該凹所（凹溝
部18）の底部分に水抜き孔19を穿設してなるものであ
る。
は、本考案の一実施例で、下端に落とし口筒１が垂設さ
れ、上端開口部２が開閉自在な蓋体３にて密閉されたま
す本体４の、上端付近の側壁に周方向の開口切溝５を形
成し、該開口切溝５を上下方向に複数条相互に略等間隔
で近接させて並設し、各開口切溝５をます本体４の前後
部で断ち切らせ該断ち切り部位を上下方向で位置を合致
させて、各開口切溝５をます本体４の両側部で周方向略
全長にわたる程度の横長状となし、蓋体３の全周縁に沿
って凸脈部を立設して該凸脈部で囲まれた凹所（凹溝部
18）を同蓋体３の上面に形成すると共に、該凹所（凹溝
部18）の底部分に水抜き孔19を穿設してなるものであ
る。
【０００８】該雨樋集水ますは、アパ−ト、マンショ
ン、事務所等のビル建築物６の屋上７に降り溜まる雨水
を、同ビル建築物６の外壁８に付設される竪樋９へと流
下案内するものである。この場合、竪樋９は、ビル建築
物６の外壁８に控え金具10にて固定されている。
ン、事務所等のビル建築物６の屋上７に降り溜まる雨水
を、同ビル建築物６の外壁８に付設される竪樋９へと流
下案内するものである。この場合、竪樋９は、ビル建築
物６の外壁８に控え金具10にて固定されている。
【０００９】ます本体４は、ステンレス板にて円筒状に
形成されたものであり、その下端には、大径筒部11と小
径筒部12とでなる落とし口筒１が同ステンレスにて一体
に垂設されている。又、同ます本体４の周壁部分の中程
には、側方へステンレス製の接続筒体13が溶接一体化さ
れて突設されており、該接続筒体13の先端部分に付設さ
れる鍔体14が螺子体15にてビル建築物６の外壁８に取着
されることによって、該雨樋集水ますは同外壁８に固定
されている。
形成されたものであり、その下端には、大径筒部11と小
径筒部12とでなる落とし口筒１が同ステンレスにて一体
に垂設されている。又、同ます本体４の周壁部分の中程
には、側方へステンレス製の接続筒体13が溶接一体化さ
れて突設されており、該接続筒体13の先端部分に付設さ
れる鍔体14が螺子体15にてビル建築物６の外壁８に取着
されることによって、該雨樋集水ますは同外壁８に固定
されている。
【００１０】又、ビル建築物６の屋上７から配管されて
同ビル建築物６の外壁８に突設される排水パイプ16の先
端部分が、上記雨樋集水ますの接続筒体13内に挿入嵌合
接続されている。又、該雨樋集水ますの下端の落とし口
筒１の大径筒部11には、上記竪樋９の上端部が嵌合接続
されていて、屋上７から排水パイプ16を介して該雨樋集
水ますのます本体４内へと案内集水された雨水は、同竪
樋９内を流下して地上へと案内排水されるものである。
又、竪樋９が小径である場合には、その上端部を落とし
口筒１の小径筒部12に嵌合接続すれば良いものである。
同ビル建築物６の外壁８に突設される排水パイプ16の先
端部分が、上記雨樋集水ますの接続筒体13内に挿入嵌合
接続されている。又、該雨樋集水ますの下端の落とし口
筒１の大径筒部11には、上記竪樋９の上端部が嵌合接続
されていて、屋上７から排水パイプ16を介して該雨樋集
水ますのます本体４内へと案内集水された雨水は、同竪
樋９内を流下して地上へと案内排水されるものである。
又、竪樋９が小径である場合には、その上端部を落とし
口筒１の小径筒部12に嵌合接続すれば良いものである。
【００１１】又、該雨樋集水ますにおいては、その内部
に鳥が巣を作ったり或いは同内部に落ち葉、紙屑等のご
みが侵入したりすることがないように、ます本体４の上
端開口部２が蓋体３にて塞がれているが、雨水に混じっ
て屋上７から同ます本体４内に入り込んだごみを除去す
る場合には、同蓋体３を取り外して同上端開口部２から
除去すれば良いものである。
に鳥が巣を作ったり或いは同内部に落ち葉、紙屑等のご
みが侵入したりすることがないように、ます本体４の上
端開口部２が蓋体３にて塞がれているが、雨水に混じっ
て屋上７から同ます本体４内に入り込んだごみを除去す
る場合には、同蓋体３を取り外して同上端開口部２から
除去すれば良いものである。
【００１２】上記蓋体３は、ステンレス板にて略円形状
に形成されており、ます本体４の上端開口部２に着脱自
在に嵌合固定されるものであり、この場合、ます本体４
の内周面に突設された凸起17に蓋体３の周縁部が係止し
て、該蓋体３がます本体４内に入り込まないように保持
されている。又、同蓋体３の全周縁に沿ってリブ片状の
凸脈部が上方へ折曲するようにして立設され、該凸脈部
の内周に沿って凹溝部18が形成されており、該凹溝部18
が同蓋体３の上面に形成される凹所となるもので、該凹
所となる凹溝部18の底部分に水抜き孔19が穿設されてい
る。
に形成されており、ます本体４の上端開口部２に着脱自
在に嵌合固定されるものであり、この場合、ます本体４
の内周面に突設された凸起17に蓋体３の周縁部が係止し
て、該蓋体３がます本体４内に入り込まないように保持
されている。又、同蓋体３の全周縁に沿ってリブ片状の
凸脈部が上方へ折曲するようにして立設され、該凸脈部
の内周に沿って凹溝部18が形成されており、該凹溝部18
が同蓋体３の上面に形成される凹所となるもので、該凹
所となる凹溝部18の底部分に水抜き孔19が穿設されてい
る。
【００１３】又、ます本体４の上端付近に形成される開
口切溝５は、該ます本体４の前後において断ち切れてい
て、同ます本体４の両側部において各々上下方向に三条
並設されている。
口切溝５は、該ます本体４の前後において断ち切れてい
て、同ます本体４の両側部において各々上下方向に三条
並設されている。
【００１４】したがって、該実施例の雨樋集水ますにお
いては、上端開口部２が開閉自在な蓋体３にて密閉され
ているため、該上端開口部２からごみが侵入することが
なく、又、蓋体３を取り外して同上端開口部２から、雨
水と共に屋上７より排水パイプ16を介して流入したごみ
を除去することができるものである。しかも、ます本体
４の上端付近の側壁に周方向の開口切溝５が形成されて
いるため、該開口切溝５にて空気抜きがなされて、雨水
がスムーズに流下案内されるものである。又、この場
合、側壁に設けられた同周方向の開口切溝５からはごみ
が侵入し難く、該複数条並設された開口切溝５が外観意
匠上のアクセントとなって同外観意匠が向上されるもの
である。特に、この場合、開口切溝５を上下方向に複数
条相互に略等間隔で近接させて並設し、各開口切溝５を
ます本体４の前後部で断ち切らせ該断ち切り部位を上下
方向で位置を合致させて、各開口切溝５をます本体４の
両側部で周方向略全長にわたる程度の横長状となしたた
め、ます本体４の上端付近に上下方向で狭い範囲に開口
切溝５が体裁良く配設され、該開口切溝５が横長状に広
く開口して充分な空気抜き効果が得られ、しかも、各開
口切溝５の断ち切り部位がます本体４の前後部で上下方
向に揃って該ます本体４の上下方向の圧縮変形が防止さ
れ、又、外観的にも左右対称となって優れたものとなる
ものである。更には、蓋体３の全周縁に沿って立設され
た凸脈部で囲まれる凹所（凹溝部18）の底部分に水抜き
孔19が穿設されているので、蓋体３上に降りかかった雨
水は該蓋体３の周縁からます本体４の側壁外面へと伝い
流れることなく凹所（凹溝部18）内から水抜き孔19を通
って該ます本体４内に支障なく流下集水され、同ます本
体４の側壁外面が汚れ難くなって、開口切溝５がアクセ
ントとなった同ます本体４の良好な意匠外観が効果的に
現出されるものである。
いては、上端開口部２が開閉自在な蓋体３にて密閉され
ているため、該上端開口部２からごみが侵入することが
なく、又、蓋体３を取り外して同上端開口部２から、雨
水と共に屋上７より排水パイプ16を介して流入したごみ
を除去することができるものである。しかも、ます本体
４の上端付近の側壁に周方向の開口切溝５が形成されて
いるため、該開口切溝５にて空気抜きがなされて、雨水
がスムーズに流下案内されるものである。又、この場
合、側壁に設けられた同周方向の開口切溝５からはごみ
が侵入し難く、該複数条並設された開口切溝５が外観意
匠上のアクセントとなって同外観意匠が向上されるもの
である。特に、この場合、開口切溝５を上下方向に複数
条相互に略等間隔で近接させて並設し、各開口切溝５を
ます本体４の前後部で断ち切らせ該断ち切り部位を上下
方向で位置を合致させて、各開口切溝５をます本体４の
両側部で周方向略全長にわたる程度の横長状となしたた
め、ます本体４の上端付近に上下方向で狭い範囲に開口
切溝５が体裁良く配設され、該開口切溝５が横長状に広
く開口して充分な空気抜き効果が得られ、しかも、各開
口切溝５の断ち切り部位がます本体４の前後部で上下方
向に揃って該ます本体４の上下方向の圧縮変形が防止さ
れ、又、外観的にも左右対称となって優れたものとなる
ものである。更には、蓋体３の全周縁に沿って立設され
た凸脈部で囲まれる凹所（凹溝部18）の底部分に水抜き
孔19が穿設されているので、蓋体３上に降りかかった雨
水は該蓋体３の周縁からます本体４の側壁外面へと伝い
流れることなく凹所（凹溝部18）内から水抜き孔19を通
って該ます本体４内に支障なく流下集水され、同ます本
体４の側壁外面が汚れ難くなって、開口切溝５がアクセ
ントとなった同ます本体４の良好な意匠外観が効果的に
現出されるものである。
【００１５】なお、本考案の雨樋集水ますにおいては、
図５、図６に示す実施例の如きであっても良いものであ
る。すなわち、該実施例の雨樋集水ますにおいては、ま
す本体４の背板部20が螺子体15にて外壁８に取着される
ことによって、該雨樋集水ますは同外壁８に固定されて
いる。又、外壁８に突設される排水パイプ16の先端部分
が上記ます本体４の背板部20に貫通されており、同ます
本体４内に設けられた漏斗部材21上に、同排水パイプ16
の先端部分に設けられるエルボ状体22が配設されてい
る。この場合、排水パイプ16先端のエルボ状体22より流
下した雨水は、漏斗部材21に受けられて落とし口筒１へ
とスム−ズに案内されるものである。又、ます本体４
は、上記背板部20において後部が欠落した略逆円錐形状
に形成されており、該ます本体４の拡大した上端開口部
２に嵌合固定される蓋体３は、略半円形状に形成されて
いる。該蓋体３の周縁部分には全周にわたって上方へ突
出した凸脈部23が形成されており、該凸脈部23にて囲ま
れた凹所24には長孔状の水抜き孔19が穿設されている。
図５、図６に示す実施例の如きであっても良いものであ
る。すなわち、該実施例の雨樋集水ますにおいては、ま
す本体４の背板部20が螺子体15にて外壁８に取着される
ことによって、該雨樋集水ますは同外壁８に固定されて
いる。又、外壁８に突設される排水パイプ16の先端部分
が上記ます本体４の背板部20に貫通されており、同ます
本体４内に設けられた漏斗部材21上に、同排水パイプ16
の先端部分に設けられるエルボ状体22が配設されてい
る。この場合、排水パイプ16先端のエルボ状体22より流
下した雨水は、漏斗部材21に受けられて落とし口筒１へ
とスム−ズに案内されるものである。又、ます本体４
は、上記背板部20において後部が欠落した略逆円錐形状
に形成されており、該ます本体４の拡大した上端開口部
２に嵌合固定される蓋体３は、略半円形状に形成されて
いる。該蓋体３の周縁部分には全周にわたって上方へ突
出した凸脈部23が形成されており、該凸脈部23にて囲ま
れた凹所24には長孔状の水抜き孔19が穿設されている。
【００１６】
【考案の効果】上述の如く、本考案の雨樋集水ますにお
いては、ます本体の上端開口部が開閉自在な蓋体にて密
閉されているため、該上端開口部からごみが侵入するこ
とがなく、又、蓋体を取り外して同上端開口部から、雨
水と共にます本体内へ流入したごみを除去することがで
きるのは勿論のこと、ます本体の上端付近の側壁に周方
向の開口切溝が形成されているため、該開口切溝にて空
気抜きがなされて、雨水がスムーズに流下案内され、し
かも、この場合、側壁に設けられた同開口切溝からはご
みが侵入し難く、該開口切溝が外観意匠上のアクセント
となって同外観意匠が向上されるものである。特に、開
口切溝を上下方向に複数条相互に略等間隔で近接させて
並設し、各開口切溝をます本体の前後部で断ち切らせ該
断ち切り部位を上下方向で位置を合致させて、各開口切
溝をます本体の両側部で周方向略全長にわたる程度の横
長状となしたため、ます本体の上端付近に上下方向で狭
い範囲に開口切溝が体裁良く配設され、該開口切溝が横
長状に広く開口して充分な空気抜き効果が得られ、しか
も、各開口切溝の断ち切り部位がます本体の前後部で上
下方向に揃って該ます本体の上下方向の圧縮変形が防止
され、又、外観的にも左右対称となって優れたものとな
るものである。更には、蓋体の全周縁に沿って立設され
た凸脈部で囲まれる凹所の底部分に水抜き孔が穿設され
ているので、蓋体上に降りかかった雨水は該蓋体の周縁
からます本体の側壁外面へと伝い流れることなく凹所内
から水抜き孔を通って該ます本体内に支障なく流下集水
され、同ます本体の側壁外面が汚れ難くなって、開口切
溝がアクセントとなった同ます本体の良好な意匠外観が
効果的に現出されるものである。
いては、ます本体の上端開口部が開閉自在な蓋体にて密
閉されているため、該上端開口部からごみが侵入するこ
とがなく、又、蓋体を取り外して同上端開口部から、雨
水と共にます本体内へ流入したごみを除去することがで
きるのは勿論のこと、ます本体の上端付近の側壁に周方
向の開口切溝が形成されているため、該開口切溝にて空
気抜きがなされて、雨水がスムーズに流下案内され、し
かも、この場合、側壁に設けられた同開口切溝からはご
みが侵入し難く、該開口切溝が外観意匠上のアクセント
となって同外観意匠が向上されるものである。特に、開
口切溝を上下方向に複数条相互に略等間隔で近接させて
並設し、各開口切溝をます本体の前後部で断ち切らせ該
断ち切り部位を上下方向で位置を合致させて、各開口切
溝をます本体の両側部で周方向略全長にわたる程度の横
長状となしたため、ます本体の上端付近に上下方向で狭
い範囲に開口切溝が体裁良く配設され、該開口切溝が横
長状に広く開口して充分な空気抜き効果が得られ、しか
も、各開口切溝の断ち切り部位がます本体の前後部で上
下方向に揃って該ます本体の上下方向の圧縮変形が防止
され、又、外観的にも左右対称となって優れたものとな
るものである。更には、蓋体の全周縁に沿って立設され
た凸脈部で囲まれる凹所の底部分に水抜き孔が穿設され
ているので、蓋体上に降りかかった雨水は該蓋体の周縁
からます本体の側壁外面へと伝い流れることなく凹所内
から水抜き孔を通って該ます本体内に支障なく流下集水
され、同ます本体の側壁外面が汚れ難くなって、開口切
溝がアクセントとなった同ます本体の良好な意匠外観が
効果的に現出されるものである。
【図１】本考案の一実施例である雨樋集水ますを示す斜
視図である。
視図である。
【図２】同雨樋集水ますの施工状態を示す斜視図であ
る。
る。
【図３】同施工状態の断面図である。
【図４】同雨樋集水ますの要部分解断面図である。
【図５】別の実施例である雨樋集水ますを示す斜視図で
ある。
ある。
【図６】同雨樋集水ますの施工状態を示す断面図であ
る。
る。
【図７】本考案の従来例を示す斜視図である。
１ 落とし口筒 ２ 上端開口部 ３ 蓋体 ４ ます本体 ５ 開口切溝
Claims (1)
- 【請求項１】 下端に落とし口筒が垂設され、上端開口
部が開閉自在な蓋体にて密閉されたます本体の、上端付
近の側壁に周方向の開口切溝を形成し、該開口切溝を上
下方向に複数条相互に略等間隔で近接させて並設し、各
開口切溝をます本体の前後部で断ち切らせ該断ち切り部
位を上下方向で位置を合致させて、各開口切溝をます本
体の両側部で周方向略全長にわたる程度の横長状とな
し、蓋体の全周縁に沿って凸脈部を立設して該凸脈部で
囲まれた凹所を同蓋体の上面に形成すると共に、該凹所
の底部分に水抜き孔を穿設してなる雨樋集水ます。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991048031U JP2558342Y2 (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 雨樋集水ます |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991048031U JP2558342Y2 (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 雨樋集水ます |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0534226U JPH0534226U (ja) | 1993-05-07 |
| JP2558342Y2 true JP2558342Y2 (ja) | 1997-12-24 |
Family
ID=12791947
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991048031U Expired - Fee Related JP2558342Y2 (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 雨樋集水ます |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2558342Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5267129A (en) * | 1975-11-27 | 1977-06-03 | Takenaka Komuten Co | Method of making concrete slabs with extendable joints |
| JPS5629460Y2 (ja) * | 1977-05-24 | 1981-07-14 | ||
| JPH0640261Y2 (ja) * | 1989-03-30 | 1994-10-19 | 株式会社タニタハウジングウェア | 雨水集水ますの蓋体取付構造 |
-
1991
- 1991-06-25 JP JP1991048031U patent/JP2558342Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0534226U (ja) | 1993-05-07 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |