JP3117512B2 - 建築物 - Google Patents

建築物

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JP3117512B2
JP3117512B2 JP03331907A JP33190791A JP3117512B2 JP 3117512 B2 JP3117512 B2 JP 3117512B2 JP 03331907 A JP03331907 A JP 03331907A JP 33190791 A JP33190791 A JP 33190791A JP 3117512 B2 JP3117512 B2 JP 3117512B2
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gutter
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はフラット屋根の軒先構
を改良した建築物、特にフラット屋根部とそれよりさ
らに外方へ突出して形成される庇部先端のパラペットと
の間を庇カバーにて覆うようにしたフラット屋根の軒先
構造を改良した建築物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来のフラット屋根の軒先構造の
構成を示す概略断面図である。
【0003】図において、建築物の外壁10の上部に設
置された梁12上部にフラット屋根部として折版14が
設置されている。この折版14は梁12上部にアーム1
6によって固定されている。また、この折版14は建築
物の最上部に形成されるものであり、建築物の外方へ向
けてやや下降傾斜するように設置されており、全体とし
てフラット屋根を構成している。
【0004】梁12の外側面には折版14にて形成され
たフラット屋根部のさらに外方に庇部を構成するため庇
アーム18がボルト20によって固定されている。この
庇アーム18の突出端側にはパラペット22が取り付け
られ、フラット屋根を有する建築物の屋根部の美観を高
めている。
【0005】このパラペット22と折版14との間には
樋24が設置されており、折版14を流れてきた雨水は
この樋24にて受けられ下方へ流される。
【0006】上記のような構成では、パラペット22と
折版14の先端側との間には所定の間隔が開いているの
で、その部分から木の葉などの種々のゴミが庇内部に入
り込むおそれがあり、樋24、25などが詰まる原因と
なっている。そこで、従来から庇カバー26がパラペッ
ト22と折版14との間に設置され、それらの間を上方
から塞いでいる。庇カバー26は、建築物外周の庇部に
沿ってパラペット22と折版14との間の隙間全体を閉
塞するように構成されている。図示のように庇カバー2
6は一方側の端部がパラペット22の端部に係止され、
他方側の端部は折版14の溝部に上方から所定位置まで
伸長したゴミ避け部26とされ、折版14の溝内を流れ
てくる大きなゴミをせき止めるようにしている。
【0007】なお、樋24は折版14の先端部に沿って
伸長しており、所定箇所にたて樋25が設置され、樋2
4から雨水などを下方へ流すようにしている(特開昭6
2−280447号公報参照)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のフラット屋
根の軒先構造では、樋24の部分へゴミが流れていくの
をゴミ避け部26aにて防止しているが、折版14の溝
部内を雨水がスムースに流れるように折版14の溝底部
とゴミ避け部26aの下端の間には所定の隙間が必要で
あることからゴミの侵入を完全に防止することはできな
い。従って、流れ込んだ木の葉などのゴミは樋24の部
分に入り、特にたて樋25の入口部分である水落し口に
溜っているのが通常である。このような木の葉などのゴ
ミが過剰に溜ると水の流れをせき止め溢れでる原因とな
る。
【0009】従って、樋24の部分に溜ったゴミを定期
的に掃除する必要があり、従来この掃除の際には、庇カ
バー26を取り外す必要があった。
【0010】しかしながら、この庇カバー26は、風な
どによって容易に外れることのないようにしっかりと固
定されており、その取外しは容易ではない。また、パラ
ペット22との接合部はある程度の水密性が必要である
ことからその取付も密着させて行われているので、その
取外しは極めて困難であった。
【0011】従って、樋24、特にたて樋25の水の落
し口に溜った木の葉などのゴミを掃除する作業は極めて
困難でありその掃除後においても庇カバー26を再び取
り付けるという面倒な作業を行う必要があった。
【0012】この発明は、上記事情に鑑みなされたもの
であり、その目的は庇カバー全体を取り外すことなく庇
内部に溜ったゴミを屋根の上方から容易に取り除くこと
のできるフラット屋根の軒先構造を有する建築物を提供
することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の建築物は、建築物の外方へ向けて
やや傾斜するフラット屋根部と、該フラット屋根部より
さらに外方へ突出した庇部の突出端に設けられたパラペ
ットと、前記フラット屋根部の前記庇側の先端部と前記
パラペットとの間に設置されフラット屋根部先端から落
下する雨水をその下方位置で受ける樋と、前記フラット
屋根部とパラペットとの間を上方位置で覆い、フラット
屋根部とパラペットとの間の隙間を閉塞する庇カバー、
とを有する建築物において、前記庇カバーの前記樋設置
位置に対応する位置に点検口を形成し、該点検口には上
方側から開閉可能な蓋部が設けられたことを特徴とす
る。
【0014】一方、請求項2に記載の建築物は、前記点
検口は前記樋の水落し口に対応する位置に設置され、前
記蓋部は前記点検口の一方の縁部にヒンジを介して上方
へ回動可能に取り付けられ、上面には開閉動作を行うた
めの取手が設けられたことを特徴とする。
【0015】また、上記点検口の大きさは、特に限定さ
れないが庇内部、特に樋の部分に手などを容易に挿入す
ることができる程度の広さとするのが好適である。
【0016】
【作用】上記請求項1に記載の建築物によれば、庇カバ
ーには樋設置位置に対応する位置に点検口が形成されて
いるので、庇カバー全体を取り外すことなく上方側、す
なわち屋根側からその点検口に手を挿入して樋内に溜っ
たゴミを取り除く作業を行うことができる。
【0017】また、点検口には上方側、すなわち屋根側
から開閉可能な蓋部が取り付けられているので、通常時
にはこの蓋部を閉じておくことによりその点検口からゴ
ミが侵入するおそれもない。
【0018】従って、このような点検口及び蓋部を庇カ
バーの所定箇所に1または複数設けることによって庇カ
バーを取り外す困難な作業を行うことなく的確に樋内な
どの庇内部に溜ったゴミを除去することができる。
【0019】また、請求項2に記載の建築物によれば、
上記点検口は上記樋の水落し口部分、すなわち樋を流れ
てきた木の葉などのゴミの溜り易いたて樋の設置された
部分に対応する位置に設置されているので、樋部分に溜
ったゴミの除去を極めて有効かつ能率的に行うことがで
きる。
【0020】また、蓋部はヒンジによって上方へ回動可
能に取り付けられているので、屋根側からの蓋部の開閉
作業は極めて容易なものとなっている。
【0021】
【実施例】以下、この発明の実施例について図面に基づ
いて詳細に説明する。
【0022】図1(A)は点検口30及び蓋部として開
閉蓋32の設けられた庇カバー100の斜視図であり、
この庇カバー100は庇カバー全体の一部をなすもので
あり、他の庇カバーの部分に結合されるものである。
【0023】また、同図(B)、(C)及び(D)は上
記庇カバー100の平面図、正面図及び図(B)のD−
D断面図をそれぞれ示している。
【0024】庇カバー全体における1ピースとしての庇
カバー100は平板状に形成され、その縁部にはパラペ
ット22側と密閉した状態で結合される屈曲部34及び
他の庇カバーの構成部材と連結するための屈曲部36及
び38がそれぞれのサイドに形成されている。
【0025】そして、パラペット22との連結側と対向
する縁部には下方に伸長したゴミ避け部26aが形成さ
れている。このゴミ避け部26aの構成は、図3に示し
た従来のゴミ避け部の構成と同様である。
【0026】次に、本発明の特徴的構成要素である点検
口30及び開閉蓋32はこの庇カバー100の中央寄り
位置に形成されており、この庇カバー100を取り付け
た状態ではこの点検口30の下方位置に樋の水落し口部
分、すなわちたて樋の部分が位置するように形成されて
いる。
【0027】なお、この実施例に係る庇カバー100は
建築物の角部の庇カバーとして設置されるものである
常建築物の角部には、たて樋が設置されており、その
たて樋の部分に点検口30を容易に設置することができ
るよう角部用のピースである庇カバー100に点検口3
0及び開閉蓋32を形成したものである。
【0028】また、開閉蓋32は同図(B)に明瞭にさ
れているようにヒンジ40を介して上方へ開閉可能に取
り付けられている。また、開閉蓋12の上面には取手4
2が取り付けられており、使用者はこの取手42を持ち
同図(C)に示したように開閉蓋32を上方に持ち上げ
破線で示した位置まで開放することができる。
【0029】このような構成の庇カバー100の設置に
より、図2に示したように開閉蓋32を開放した状態で
屋根上部側から手を点検口30に挿入し樋24の水落し
口24aの部分に溜ったゴミを簡単に取り除くことがで
きる。このように、パラペット22との間で水密状態で
頑丈に取り付けられた庇カバー全体を取り除くことなく
簡単に庇内部である樋24内の掃除を行うことができ
る。
【0030】このように簡単に掃除を行うことができる
ことから樋24のゴミ詰りによる溢水を有効に防止する
ことができフラット屋根における庇部の機能の劣化を有
効に防止することができる。
【0031】この発明は上記実施例に限定されるもので
はなく発明の要旨の範囲内で種々の変形が可能てある。
例えば、点検口30の形成位置は、樋24の水落し口2
4aの部分、すなわちたて樋25の部分に対応する位置
に限定されるものではなく、庇カバー全体にわたって等
間隔に設置することも可能である。また、庇カバーの材
質については、屋外使用に絶え得るものであれば樹脂や
鋼板さらにアルミニウムなどを用いることが可能であ
る。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る建築
によれば、フラット屋根部の外方側に形成される庇部
内部、特に設置された樋内に溜ったゴミの掃除を庇カバ
ー全体を取り外すことなくその装着状態のまま簡単に行
うことができる。
【0033】これによって庇内部の掃除の容易化が図ら
れ、庇内部、特に樋内に溜ったゴミによる溢水を有効に
防止することができ、フラット屋根における庇部の良好
な機能を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)、(B)、(C)及び(D)は実施例に
用いた庇カバーの斜視図、平面図、正面図及び断面図を
それぞれ示している。
【図2】実施例の動作を示すフラット屋根の軒先構造の
概略断面図である。
【図3】従来の庇カバーの設置されたフラット屋根の軒
先構造の概略断面図である。
【符号の説明】
100 庇カバー 22 パラペット 24 樋 24a 水落し口 25 たて樋 30 点検口 32 開閉蓋 40 ヒンジ 42 取手

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建築物の外方へ向けてやや傾斜するフラッ
    ト屋根部と、 該フラット屋根部よりさらに外方へ突出した庇部の突出
    端に設けられたパラペットと、 前記フラット屋根部の前記庇側の先端部と前記パラペッ
    トとの間に設置されフラット屋根部先端から落下する雨
    水をその下方位置で受ける樋と、 前記フラット屋根部とパラペットとの間を上方位置で覆
    い、フラット屋根部とパラペットとの間の隙間を閉塞す
    庇カバー、とを有する建築物において、 前記庇カバーの前記樋設置位置に対応する位置に点検口
    を形成し、 該点検口には上方側から開閉可能な蓋部が設けられたこ
    とを特徴とする建築物
  2. 【請求項2】請求項1に記載の建築物において、 前記点検口は前記樋の水落し口に対応する位置に設置さ
    れ、 前記蓋部は、前記点検口の一方の縁部にヒンジを介して
    上方へ回動可能に取り付けられ、上面には開閉動作を行
    うための取手が設けられたことを特徴とする建築物
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DE102007023234A1 (de) * 2007-05-18 2008-11-20 Kostal Kontakt Systeme Gmbh Leistungstrennschalter für ein Kraftfahrzeug
JP5680250B1 (ja) * 2014-06-26 2015-03-04 積水化学工業株式会社 化粧部材
JP6408917B2 (ja) * 2015-01-05 2018-10-17 積水化学工業株式会社 化粧部材
JP7477348B2 (ja) * 2020-04-01 2024-05-01 三協立山株式会社 簡易建物

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