JP2558077B2 - 全稈投入型コンバイン - Google Patents

全稈投入型コンバイン

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JP2558077B2
JP2558077B2 JP6195294A JP19529494A JP2558077B2 JP 2558077 B2 JP2558077 B2 JP 2558077B2 JP 6195294 A JP6195294 A JP 6195294A JP 19529494 A JP19529494 A JP 19529494A JP 2558077 B2 JP2558077 B2 JP 2558077B2
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cutting
mowing
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culm
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哲一 小田原
重太郎 江口
修 木目
茂夫 佐藤
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は脱穀装置を備えた走行車
体の前部に、植立穀稈を切断する刈取装置、及び刈取っ
た穀稈を脱穀装置に送る供給装置で成る刈取部を昇降自
在に連結した全稈投入型コンバインに関する。 【0002】 【従来の技術】一般にこの種のコンバインでは、刈取っ
た穀稈を全稈脱穀装置に送り込む構造のため、例えば
稲、麦のように稈身の上端のみに着粒部を有する穀稈の
収穫時には、穀稈の穂先部分のみを刈取って脱穀装置に
送り込むことが処理能力を向上させる点から望ましく、
従来、冒記構成のコンバインでは前述のように穀稈の穂
先部分のみを刈取る収穫作業を行うことがある。上述の
ように穀稈の穂先部分のみを刈取る形態の作業では、刈
残した株が地面に残り、次に行う耕起作業の妨げになる
ことがあるため、従来では、穂先部分を刈り取る第1刈
刃の他に、それよりも低位で根元側を刈り取る第2刈刃
を設けた二段刈構造のコンバインが知られている(例え
ば、特開昭60ー244217号公報参照)。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように、第1刈刃で刈残した株を切断するための第2刈
刃を単に設けるだけでは、車体を畦越えさせる都度、畦
との接触を避けるために、第1刈刃を備えた刈取部のみ
ならず、第2刈刃をも、その都度上昇操作する手間を要
することになり、操作が煩わしく、操作忘れによる第2
刈刃の畦との衝突を招くなどの不都合な面もある。 【0004】本発明の目的は、穂先部分のみの収穫によ
って作業能率を高めることのできる全稈投入型コンバイ
ンの特徴を活かしながら、刈残した株を切断する機構を
操作性良く設ける点にある。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた本発明の技術手段は、脱穀装置を備えた走行車
体の前部に、植立穀稈を切断する刈取装置、及び刈取っ
た穀稈を脱穀装置に送る供給装置で成る刈取部を昇降自
在に連結した全稈投入型コンバインにおいて、前記刈取
装置で刈残した株を切断するための刈刃機構を昇降自在
に刈取部に設けるとともに、前記刈取部が所定レベル以
上に上昇した場合に、前記刈刃機構を刈取部に対して相
対的に強制上昇させる昇降機構を設けてある点にあり、
その作用、及び効果は次の通りである。 【0006】 【作用】上記特徴を例えば図1及び図2に示すように構
成すると、収穫作業を終えて畦越えを行う場合のよう
に、刈取部Bを昇降操作するレベル設定器21の操作
で、刈取部Bを比較的高いレベルまで上昇させた場合に
は、刈取部Bが上昇する途中で、予め設定したレベルL
1 に該刈取部Bが達すると同時に、刈取部Bのレベルを
検出するポテンショメータ17からの信号に基づいて、
制御装置19が刈刃機構14を強制的に図1に仮想線で
示す格納位置まで上昇させることになる。つまり、当該
実施例では、図3のグラフに示すように、刈取部Bを上
昇させる際の時間経過tに対する該刈取部BのレベルL
が直線型のグラフLB として表わされ、又、刈刃機構1
4は刈取部Bが所定レベルL1 に達するまで対地レベル
Gを一定に維持し、この後、格納位置(刈取部Bに対し
ての一定姿勢)まで上昇するのである。そして、刈刃機
構14の上昇作動を示すグラフL14は折れ曲がった状態
を表わされるのである。尚、刈刃機構14を上昇させる
昇降機構Cは、制御装置19、電磁弁20、油圧シリン
ダ21で構成されている。 【0007】 【発明の効果】従って、刈取装置で刈残した株を切断す
る刈刃機構が自動的に格納されるため、畦越え時でも特
別な操作を行う手間が省けると共に、刈取装置で刈残し
た株が切断される結果、次に行う耕起作業が楽に行える
ようになった。また、刈取機構の上昇も、刈取装置の上
昇に連動して単に刈取機構を上昇させるというものでは
なく、刈取装置に対して相対的に上昇するものであるか
ら、刈取装置が設けられた刈取部を、必要以上に高く上
昇させる必要はない。つまり、刈取装置に対して一定の
相対位置を維持したままで刈取機構を上昇させるとすれ
ば、刈取装置の上昇量は、刈取装置よりも低く位置して
いた刈取機構が畦を越えられるに必要な高さに、刈取装
置と刈取機構との相対高さの差を加えた量だけ上昇させ
なければならないが、本発明では、前記刈取機構を刈取
装置に対して相対的に上昇させるものであるため、必要
以上に高く刈取装置を上昇させる必要がない。したがっ
て、一旦刈取部を上昇させてから、再び降ろして次の刈
取作業に移行するまでの時間的ロスを極力少なくできる
利点がある。 【0008】 【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図6に示すように、脱穀装置1、グレンタンク2
を搭載し、左右一対のクローラ走行装置3で走行する車
体Aの前部に、刈取部Bを昇降自在に連結して、全稈投
入型コンバインを構成する。 【0009】同図に示すように、前記刈取部Bは、植立
穀稈Kを掻込むリール4、植立穀稈Kを切断するバリカ
ン型の刈取装置5、該刈取装置5から穀稈K1 を後方に
送るコンベア6、該コンベア6からの穀稈を刈取部6の
略左右の中央に寄せるオーガ7、該オーガ7からの穀稈
を前記脱穀装置1の扱室1aに送る供給装置8で成って
いる。 【0010】前記供給装置8は、前後輪体8a,8b及
び該前後輪体8a,8bに巻回された無端帯び8cで成
り、走行車体Aからの動力を後部の輪体8bに伝えるこ
とで駆動されると共に、この動力が前部の輪体8aを介
して、該輪体8aの支軸9に伝えられ、更に、この支軸
9に伝えられる動力で前記リール4、コンベア6、オー
ガ7が駆動され、又、前記刈取装置5が往復駆動される
よう駆動系(図示せず)が構成されている。又、供給装
置8の後部の輪体8bの支軸10は、その両端部が走行
車体Aに遊転支承され、走行車体Aと刈取装置5との間
に配設した油圧シリンダ11の作動によって、刈取部B
が支軸10の軸芯P周りに揺動昇降するように構成され
ている。 【0011】当該コンバインでは、植立穀稈Kの穂先部
のみを刈取ることで、脱穀装置1の処理能力を向上させ
ると共に、刈残した株K2 をできるだけ地面に近いレベ
ルで切断するための刈刃機構が刈取部Bに設けられてい
る。即ち、図1に示すように刈取部Bの下面に対して、
左右無機枢支軸12を介して上下揺動自在なフレーム1
3が後方に向けて延設されると共に、該フレーム13の
揺動端にバリカン型の前記刈刃機構14が取付けられ、
該刈刃機構14は枢支軸12の端部に取付けられたアー
ム15が油圧シリンダ16で駆動操作されることで揺動
昇降する。 【0012】又、図4及び図5に示すように刈取部Bの
枢支軸芯P上にポテンショメータ17を設けて刈取部B
の揺動角から刈取部Bの対地レベルが検出できるよう構
成されると共に、刈刃機構14の枢支軸12の端部にポ
テンショメータ18を設けて、該枢支軸12の回動量か
ら刈取部Bに対する刈刃機構14の相対距離が検出でき
るよう構成され、又、図2に示すようにこれら2つのポ
テンショメータ17,18からの信号が入力する制御装
置19、及び制御装置19からの信号で操作される電磁
弁20が設けられ、該電磁弁20によって前記油圧シリ
ンダ16が駆動されるよう構成されている。前記制御装
置19は刈取部Bの対地レベルに基づいて、刈刃機構1
4を地面Gに近接させるべく、油圧シリンダ16を駆動
するよう作動し、刈残した株K2 が地面Gに近いレベル
で切断されるようになっている。 【0013】又、図2に示すように、刈取部Bの対地高
さを設定するレベル設定器21からの信号が前記制御装
置19に入力されるよう入力系が形成され、又、該レベ
ル設定器21で刈取部Bの対地高さを調節して行う収穫
作業時には前記刈刃機構14の対地高さを一定に維持す
るよう制御装置19が作動する。そして、該制御装置1
9は車体Aを畦越えさせる場合のように、刈取部Bを比
較的高いレベルまで上昇させると、刈刃機構14を自動
的に格納位置まで上昇させて、畦越え時に畦と刈刃機構
14とを接触させないように設定する。 【0014】〔別実施例〕 本発明は上記実施例以外に例えば、アーム等を介し、車
体に対して刈刃機構を昇降自在に連結することも可能で
あり、又、昇降系を電動モータで構成して実施すること
も可能である。 【0015】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】 【図1】刈取前処理部及び刈刃機構の動作を示す側面図 【図2】刈刃機構の昇降操作系を示すブロック図 【図3】刈取前処理部及び刈刃機構の動作を示すグラフ
を示す図 【図4】刈取前処理部のレベル検出構造を示す平面図 【図5】刈刃機構のレベル検出構造を示す平面図 【図6】全稈投入型コンバインの前部を示す側面図 【符号の説明】 1 脱穀装置 5 刈取装置 8 供給装置 14 刈刃機構 A 走行車体 B 刈取部 C 昇降機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木目 修 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (72)発明者 佐藤 茂夫 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (56)参考文献 特開 昭60−244217(JP,A) 特開 昭56−99719(JP,A) 実公 昭56−16899(JP,Y2)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 脱穀装置(1)を備えた走行車体(A)の前部に、植立
    穀稈を切断する刈取装置(5)、及び刈取った穀稈を脱
    穀装置(1)に送る供給装置(8)で成る刈取部(B)
    を昇降自在に連結した全稈投入型コンバインであって、 前記刈取装置(5)で刈残した株を切断するための刈刃
    機構(14)を昇降自在に刈取部(B)に設けるととも
    に、前記刈取部(B)が所定レベル以上に上昇した場合
    に、前記刈刃機構(14)を刈取部(B)に対して相対
    的に強制上昇させる昇降機構(C)を設けてある全稈投
    入型コンバイン。
JP6195294A 1994-08-19 1994-08-19 全稈投入型コンバイン Expired - Lifetime JP2558077B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50106332U (ja) * 1974-02-06 1975-09-01
JPS5616899U (ja) * 1979-07-16 1981-02-14
JPS58809A (ja) * 1981-06-22 1983-01-06 株式会社クボタ 直流コンバインの高刈装置
JPS5914720A (ja) * 1982-07-14 1984-01-25 株式会社クボタ 直流式コンバイン

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