JP2001224216A - コンバインにおける補助刈刃装置の姿勢制御装置 - Google Patents

コンバインにおける補助刈刃装置の姿勢制御装置

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JP2001224216A
JP2001224216A JP2000038735A JP2000038735A JP2001224216A JP 2001224216 A JP2001224216 A JP 2001224216A JP 2000038735 A JP2000038735 A JP 2000038735A JP 2000038735 A JP2000038735 A JP 2000038735A JP 2001224216 A JP2001224216 A JP 2001224216A
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JP
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cutting
posture
blade device
auxiliary
turning
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Application number
JP2000038735A
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English (en)
Inventor
Toshinori Kirihata
俊紀 桐畑
Ritsuko Kajioka
律子 梶岡
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Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 稲、麦、大豆等を走行機体3における前方の
全幅にわたって刈取りしたのち脱穀できる汎用コンバイ
ン1において、圃場の畦近傍での刈取り作業に際して走
行機体3が旋回しても、補助刈刃装置7が畦等の周囲物
に衝突しないようにする。 【解決手段】 補助刈刃装置7を昇降制御する制御装置
25は、走行機体3が所定の旋回かじ取り角を超えたか
否かを検出する旋回検出スイッチ27を備え、走行機体
3の向きを所定の旋回かじ取り角よりも大きく変更させ
たことが旋回検出スイッチ27にて検出されると、補助
刈刃装置7を穀稈等に接触しない収納姿勢となるように
油圧シリンダ24を駆動制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、稲、麦、大豆等を
走行機体における前方の全幅にわたって刈取りしたのち
脱穀できる汎用コンバインにおける補助刈刃装置の姿勢
制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の汎用コンバインは、その走行機体
の前面に、刈取前処理装置を昇降調節可能に装着してお
り、当該刈取前処理装置にて圃場に植立した穀稈の穂先
部を刈取りながら取込むように構成されている。前記穂
先部を刈取った後には、圃場に植立した状態で刈残った
穀稈(以後、残稈と称する)があるため、この種のコン
バインでは、前記走行機体の前面と前記刈取前処理装置
との間に設けた補助刈刃装置にて、前記残稈を短く刈取
るようにしている。
【0003】前記補助刈刃装置は、従来から、姿勢切換
え用アクチュエータにて前記残稈を刈取る刈取り姿勢と
前記穀稈に接触しない収納姿勢とに切換え自在となるよ
うに昇降制御されていた。
【0004】前記構成のコンバインでは、圃場の畦近傍
で刈取り作業の向きを変更する等のため、刈取り・脱穀
作業を一旦中断して走行機体を旋回させる場合には、刈
取前処理装置が畦、圃場面又はその他の周囲物と接触し
ないように、当該刈取前処理装置を圃場面から離すよう
に比較的高い位置に上昇させるが、このときの補助刈刃
装置は、当該刈取前処理装置に連動して、畦等の周囲物
と接触しない程度に上昇して収納姿勢に切換えられてい
た(特公平5−61887号公報等参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記刈取前処理装置を
上昇させた直後には、当該刈取前処理装置の直下の圃場
面に残稈が残っている。しかし、前記補助刈刃装置は、
前記刈取前処理装置に連動して上昇するから、前記構成
では、刈取前処理装置を比較的高い位置に上昇させてし
まえば、前記残稈を刈取ることができなかった。この場
合、前記残稈を刈取るためには、前記刈取前処理装置を
穀稈の穂先部を刈取る高さ(以後、刈高さと称する)に
保持した状態で走行機体が畦際に近づく必要があった。
【0006】しかし、前記刈取前処理装置を所定の刈高
さに保持した状態で走行機体が畦際に近づくと、前記刈
取前処理装置を上昇させなければ前記補助刈刃装置は上
昇しないから、比較的低い位置にある前記補助刈刃装置
が畦等の周囲物に衝突するおそれがあった。このときに
は、部品が破損して不慮の事故が発生することもあっ
た。
【0007】また、刈取り・脱穀作業等の農作業中に、
作業者が補助刈刃装置を手動操作した後、作業者が失念
して補助刈刃装置を刈取り姿勢に保持したまま、路上走
行や畦越え等の非農作業状態に移行する事態があり得
る。このような場合にも、前記補助刈刃装置が畦等の周
囲物に衝突するおそれがあった。
【0008】本発明は、前記した諸問題を解消すること
を技術的課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を解決す
るため、請求項1に記載の発明は、脱穀部を備えた走行
機体の前面に、植立した穀稈の穂先部を刈取りながら取
込むための刈取前処理装置を昇降調節可能に装着し、前
記走行機体の前面と前記刈取前処理装置との間に、前記
刈取前処理装置で刈残した穀稈を刈取るための補助刈刃
装置を、姿勢切換え用アクチュエータにて前記刈残した
穀稈を刈取る刈取り姿勢と前記穀稈に接触しない収納姿
勢とに切換え自在となるように設け、前記姿勢切換え用
アクチュエータを制御する制御手段を備えて成るコンバ
インにおいて、前記制御手段は、前記走行機体の旋回か
じ取り角を検出するか、又は、所定の旋回かじ取り角を
超えたか否かを検出する旋回検出手段を備え、前記旋回
検出手段の検出結果に基づいて、前記補助刈刃装置を前
記収納姿勢にするように制御したことを特徴とするもの
である。
【0010】請求項2に記載の発明は、脱穀部を備えた
走行機体の前面に、植立した穀稈の穂先部を刈取りなが
ら取込むための刈取前処理装置を昇降調節可能に装着
し、前記走行機体の前面と前記刈取前処理装置との間
に、前記刈取前処理装置で刈残した穀稈を刈取るための
補助刈刃装置を、姿勢切換え用アクチュエータにて前記
刈残した穀稈を刈取る刈取り姿勢と前記穀稈に接触しな
い収納姿勢とに切換え自在となるように設け、前記姿勢
切換え用アクチュエータを制御する制御手段を備えて成
るコンバインにおいて、前記制御手段は、前記走行機体
の旋回かじ取り角を検出するか、又は、所定の旋回かじ
取り角を超えたか否かを検出する旋回検出手段を備え、
前記刈取前処理装置の高さ位置を所定高さよりも高くし
た場合には、前記走行機体の向きを所定の旋回かじ取り
角よりも大きく変更させたことが前記旋回検出手段にて
検出されると、前記補助刈刃装置を前記収納姿勢にする
ように制御したことを特徴とするものである。
【0011】請求項3に記載の発明は、脱穀部を備えた
走行機体の前面に、植立した穀稈の穂先部を刈取りなが
ら取込むための刈取前処理装置を昇降調節可能に装着
し、前記走行機体の前面と前記刈取前処理装置との間
に、前記刈取前処理装置で刈残した穀稈を刈取るための
補助刈刃装置を、姿勢切換え用アクチュエータにて前記
刈残した穀稈を刈取る刈取り姿勢と前記穀稈に接触しな
い収納姿勢とに切換え自在となるように設け、前記姿勢
切換え用アクチュエータを制御する制御手段を備えて成
るコンバインにおいて、前記制御手段は、前記走行機体
の旋回かじ取り角を検出するか、又は、所定の旋回かじ
取り角を超えたか否かを検出する旋回検出手段を備え、
前記走行機体の向きを所定の旋回かじ取り角よりも大き
く変更させたことが前記旋回検出手段にて検出される
と、前記補助刈刃装置を前記収納姿勢にするように制御
したことを特徴とするものである。
【0012】
【発明の効果】請求項1に記載の発明のように構成する
と、前記走行機体の向きを所定の旋回かじ取り角よりも
大きく変更させた場合には、その事実を前記旋回検出手
段にて検出し、その検出情報に基づいて、迅速に前記補
助刈刃装置を収納姿勢にすることができるという効果を
奏する。
【0013】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明を具体化したものである。このように構成する
と、前記刈取前処理装置の高さ位置を所定高さよりも高
くしたときに前記走行機体の向きを所定の旋回かじ取り
角よりも大きく変更させた場合には、迅速に前記補助刈
刃装置を収納姿勢にすることができる。
【0014】従って、圃場の畦近傍での刈取り作業に際
して、前記刈取前処理装置を所定高さよりも高い位置に
上昇させた後、前記走行機体を旋回させれば、補助刈刃
装置も上昇して、当該補助刈刃装置が畦等の周囲物に衝
突することがなくなり、部品も破損することなく前記補
助刈刃装置を保護できるという効果を奏する。
【0015】請求項3に記載の発明も、請求項2と同様
に、請求項1に記載の発明を具体化したものである。こ
のように構成すると、前記走行機体の向きを所定のかじ
取り角よりも大きく変更させた場合に、前記刈取前処理
装置の昇降状態に関係なく、迅速に前記補助刈刃装置を
収納姿勢にすることができる。
【0016】従って、農作業時や非農作業時に拘らず、
前記補助刈刃装置が不用意に刈取り姿勢に保持されてい
るときに前記走行機体が旋回すれば、前記補助刈刃装置
が畦等の周囲物に衝突することがなくなり、前記補助刈
刃装置を保護できるという効果を奏するのである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面
(図1〜図6)に基づいて説明する。
【0018】これらの図において、符号1は、汎用コン
バイン1を示している。この汎用コンバイン1は、左右
一対の走行クローラ2,2にて支持された走行機体3の
上面に、座席付きの操縦部4と脱穀部5とを搭載すると
ともに、前記走行機体3の前面に、圃場に植立した穀稈
の穂先部を刈取りながら取込んだのち前記脱穀部5に送
るようにした刈取前処理装置6を備えるように構成され
ている。
【0019】前記操縦部4には、走行機体3における操
向操作を実行するための操向ハンドル装置36を設けて
いる(図7参照)。本実施形態では、前記操向ハンドル
装置36に旋回検出手段としての旋回検出スイッチ27
を配設し、前記操向ハンドル装置における丸ハンドル3
7(ステアリングホイール)の回動角度が所定の角度を
超えたか否かを当該旋回検出スイッチ27にて検出する
ようにしている。前記旋回検出スイッチ27による検出
情報は、後述する電子式制御装置25へ入力され(図4
参照)、この検出情報によって、前記走行機体3が所定
の旋回かじ取り角を超えたか否かを判断するようにして
いる。
【0020】前記操縦部4の後方には、図示しないエン
ジン及び穀粒蓄積用のタンク8を備え、前記脱穀部5に
は、その扱室内の扱胴9を、この扱胴9の軸線が走行機
体3の前進方向に沿うように配設し、前記脱穀部5の下
方には、受け網とシーブ等による搖動選別装置10と、
唐箕ファン11の風による風選別装置とを備えている。
符号12は、前記タンク8内の穀粒を外部に排出するた
めの排出筒である(図1及び図2参照)。
【0021】前記刈取前処理装置6は、昇降用アクチュ
エータとしての昇降用油圧シリンダ13を介して昇降調
節可能に装着された角筒状のフィーダハウス14と、当
該フィーダハウス14の前端に連設した左右長手のバケ
ット状のプラットホーム15と、当該プラットホーム1
5内に配設した左右長手の掻き込みオーガ16と、当該
掻き込みオーガ16の前寄り上部に設けたタインバー付
きリール17と、前記プラットホーム15の下面側に左
右長手に配設したバリカン状の刈刃18とにより構成さ
れている。
【0022】前記走行機体3の前部と前記フィーダハウ
ス14の側面後部寄り部位との間には、前記刈取前処理
装置6における走行機体3の基準高さ位置に対する相対
高さを検出するための刈高さ検出センサ28が配置され
ている。この刈高さ検出センサ28によって検出される
情報も、前記旋回検出スイッチ27と同様に、後述する
電子式制御装置25へ入力される。尚、符号19は、前
記刈取前処理装置6の左右両端から前方に突出する分草
体である(図3参照)。
【0023】符号7は、前記刈取前処理装置6にて穀稈
の穂先部を刈取ったのちに残る根元部等のその他の穀稈
部分(残稈)を刈取るための補助刈刃装置を示してい
る。この補助刈刃装置7は、その下端の左右長手の補助
刈刃22が、走行機体3の前方にあって、プラットホー
ムより後方に位置するように配置されている。そして、
前記プラットホーム15の左右両側面における支軸21
を中心として上下回動可能に配設された左右一対のフレ
ーム20、20と、該両フレーム20の下端部間に取付
けたバリカン状の補助刈刃22と、前記支軸21に取付
けたアーム23と、当該アーム23を駆動操作する姿勢
切換え用アクチュエータとしての姿勢切換え用油圧シリ
ンダ24とにより構成されている。
【0024】前記補助刈刃装置7は、前記アーム23を
前記姿勢切換え用油圧シリンダ24にて駆動操作するこ
とにより、前記刈取前処理装置6の下方に突出して前記
残稈を刈取る刈取り姿勢(図3の一点鎖線状態参照)と
前記穀稈に接触しないように上方側に退避した収納姿勢
(図3の実線状態参照)とに切換え自在となるように構
成されている。
【0025】前記支軸21の近傍には、その支軸21周
りを上下回動する前記フレーム20の回動角を検出する
補助刈刃装置センサ29が設けられている。この補助刈
刃装置センサ29によって検出される情報についても、
前記旋回検出スイッチ27や前記刈高さ検出センサ28
と同様に、後述する電子式制御装置25へ入力されるよ
うになっている。
【0026】次に、前記補助刈刃装置7の高さ位置を制
御するための構成について説明する。図4は、本発明の
補助刈刃装置7を前記姿勢切換え用油圧シリンダ24に
て昇降制御するための電子式(マイクロコンピュータ
式)制御装置25における機能ブロック図で、制御プロ
グラムを実行する中央処理装置(CPU)と、制御プロ
グラムを記憶させた読み出し専用メモリ(ROM)と、
各種データを記憶させた随時読み書き可能メモリ(RA
M)と、入出力インターフェイス26とにより構成され
ている。
【0027】前記入出力インターフェイス26の入力部
には、前記旋回検出スイッチ27と、前記刈高さ検出セ
ンサ28の入力信号と、前記補助刈刃装置センサ29の
入力信号と、前記刈取前処理装置6における掻き込みオ
ーガ16等に動力を伝達する刈取りクラッチのON・O
FF状態を設定するための刈取りスイッチ30と、前記
補助刈刃装置7における自動操作のON・OFF状態を
設定するための補助刈刃装置自動スイッチ31と、前記
各走行クローラ2,2の駆動輪に関連させて設けた車速
センサ32の入力信号と、前記刈取前処理装置6の高さ
位置を所定の刈高さ(穀稈の穂先部を刈取る高さ)に設
定するための可変抵抗器等から成る設定器33とを各々
接続している。尚、前記補助刈刃装置自動スイッチ31
及び前記設定器33は、前記操縦部4における操作パネ
ル(図示せず)に配置される。
【0028】また、前記入出力インターフェイス26の
出力部には、姿勢切換え用油圧シリンダ24を作動させ
て前記補助刈刃装置7を収納姿勢(補助刈刃22がプラ
ットホーム15の下端よりも上方に上昇した姿勢、以下
同じ)にするための電磁油圧切換え弁における上昇側電
磁ソレノイド34と、同じく刈取り姿勢(補助刈刃22
がプラットホーム15の下端より下方まで下降した姿
勢、以下同じ)にするための下降側電磁ソレノイド35
とを各々接続している。
【0029】前記電子式制御装置25による制御態様に
ついて図5及び図6のフローチャートを参照して説明す
る。図5において、まず、スタートに続き、刈取りスイ
ッチ30がON状態か否かを判別する(S1)。刈取り
スイッチ30がON状態のときには(S1:YES)、
刈取前処理装置6への動力伝達がなされており、後述す
る補助刈刃装置制御を実行する(S4)。
【0030】刈取りスイッチ30がOFF状態のときに
は(S1:NO)、旋回検出スイッチ27がON状態か
否か、つまり、走行機体3が所定の旋回かじ取り角を超
えたことを旋回検出スイッチ27にて検出したか否かを
判別する(S2)。ここで、所定の旋回かじ取り角は、
ROMに旋回かじ取り角に関するデータを記憶させるこ
とで予め設定しておく。
【0031】旋回検出スイッチ27がON状態のとき
(S2:YES)とは、刈取り作業を実行していない場
合であり、例えば、路上走行や畦越え等の非農作業時に
おいて走行機体3が所定の旋回かじ取り角よりも大きい
角度で旋回している場合等である。このような場合に
は、補助刈刃装置7が刈取り姿勢に保持されていると、
上昇側電磁ソレノイド34がON作動して前記補助刈刃
装置7が収納姿勢となり(S3)、その後リターンす
る。ここで、前記補助刈刃装置7が収納姿勢であるか否
かについては、前記補助刈刃装置7の支軸21近傍に設
けられた補助刈刃装置センサ29の検出情報に基づいて
判断される。ここで、補助刈刃装置7の姿勢変更に際し
て(後述するステップS9、S11、S14及びS16
が該当する)は同様の判断がなされる。これにより、刈
取り作業をしていないときに前記補助刈刃装置7が刈取
り姿勢に保持されている場合には、前記走行機体3が旋
回すれば、補助刈刃装置7がプラットホーム15の下端
より上方に上昇した位置になるので、当該補助刈刃装置
7の端部等が畦等の周囲物に衝突することがなくなり、
前記補助刈刃装置7を保護できるのである。旋回検出ス
イッチ27がOFF状態のとき(S2:NO)にはリタ
ーンする。
【0032】前記補助刈刃装置7の昇降制御について、
図6のサブルーチンフローチャートを参照して説明す
る。ここでは、スタートに続き、刈高さ検出センサ28
の検出値Hのデータを入力する(S5)。これに先立っ
て、前記設定器33によって前記刈取前処理装置6にお
ける刈高さH0の設定を実行しておく。
【0033】次いで、前記検出値Hが前記設定した刈高
さH0よりも大きいか否かを判別しする(S6)。前記
検出値Hが前記刈高さH0以下であると判断されたとき
(S6:NO)とは、刈取前処理装置6を刈高さH0に
設定して刈取り作業を実行する場合である。この場合に
は、補助刈刃装置7が収納姿勢であれば、走行機体3が
所定距離L1だけ前進したのち刈取り姿勢となるように
制御される。
【0034】具体的には、車速センサ32の検出値を所
定時間毎に入力して、走行機体3の前記ステップS6判
断時からの走行距離LSを演算し(S7)、この走行距
離LSが所定距離L1よりも大きいか否かを判別する
(S8)。前記走行距離LSが前記所定距離L1よりも
大きいと判断されたときには(S8:YES)、補助刈
刃装置7が収納姿勢に保持されていると、下降側電磁ソ
レノイド35がON作動して前記補助刈刃装置7が刈取
り姿勢となり(S9)、その後リターンする。
【0035】前記走行距離LSが所定距離L1以下であ
ると判断されたときには(S8:NO)、旋回検出スイ
ッチ27がON状態か否かを判別する(S10)。これ
は、刈取前処理装置6を刈高さH0に設定して刈取り作
業を実行している場合に、走行機体3が旋回しているか
否かを判別しているのである。
【0036】旋回検出スイッチ27がON状態のときに
は(S10:YES)、補助刈刃装置7が刈取り姿勢に
保持されていると、上昇側電磁ソレノイド34がON作
動して前記補助刈刃装置7が収納姿勢となり(S1
1)、その後リターンする。これにより、刈取り作業中
であっても走行機体3が旋回すれば、補助刈刃装置7が
プラットホーム15の下端より上方に上昇した位置にな
るので、当該補助刈刃装置7の端部等が畦等の周囲物に
衝突することがなくなり、前記補助刈刃装置7を保護で
きるのである。旋回検出スイッチ27がOFF状態のと
きには(S10:NO)、ステップS7へ戻る。
【0037】一方、前記ステップS6において、前記検
出値Hが前記刈高さH0より大きいと判断されたとき
(S6:YES)、つまり、刈取前処理装置6を所定の
刈高さよりも高くして刈取り作業を一旦中断した場合に
は、補助刈刃装置7が刈取り姿勢であれば、走行機体3
が所定距離L2だけ前進したのち収納姿勢となるように
制御される。
【0038】具体的には、車速センサ32の検出値を所
定時間毎に入力して、走行機体3の前記ステップS6判
断時からの走行距離LEを演算し(S12)、この走行
距離LEが所定距離L2よりも大きいか否かを判別する
(S13)。前記走行距離LEが前記所定距離L2より
も大きいと判断されたとき(S13:YES)には、補
助刈刃装置7が刈取り姿勢に保持されていると、上昇側
電磁ソレノイド34がON作動して前記補助刈刃装置7
が収納姿勢となり(S14)、その後リターンする。
【0039】前記走行距離LEが所定距離L2以下であ
ると判断されたとき(S13:NO)には、旋回検出ス
イッチ27がON状態か否かを判別する(S15)。こ
れは、刈取前処理装置6を刈高さH0よりも高くして刈
取り作業を一旦中断した場合に、走行機体3が旋回して
いるか否かを判別しているのである。
【0040】旋回検出スイッチ27がON状態のとき
(S15:YES)には、補助刈刃装置7が刈取り姿勢
に保持されていると、上昇側電磁ソレノイド34がON
作動して前記補助刈刃装置7が収納姿勢となり(S1
6)、その後リターンする。これにより、刈取前処理装
置6を所定の刈高さよりも高くして刈取り作業を一旦中
断した場合に、走行機体3を旋回させれば、補助刈刃装
置7も上昇して収納姿勢となるので、補助刈刃装置7が
畦等の周囲物に衝突することがなくなり、前記補助刈刃
装置7を保護できるのである。旋回検出スイッチ27が
OFF状態のとき(S16:NO)には、ステップS1
2へ戻る。尚、前記した所定距離L1、L2について
は、ROMにこれら所定距離L1、L2に関するデータ
を記憶させることで予め設定しておく。
【0041】本発明は、前記した実施形態に限らず、様
々な態様に具体化できる。例えば、本実施形態では、操
縦部4における操向ハンドル装置36に配設した旋回検
出手段としての旋回検出スイッチ27に代えて、旋回か
じ取り角センサを汎用コンバイン1の適宜箇所に取付
け、この旋回かじ取り角センサにて走行機体3の旋回か
じ取り角を検出し、その検出情報を後述する電子式制御
装置25へ入力するようにしてもよい。また、補助刈刃
装置7については、アーム等を介して走行機体3の前端
部に対して昇降調節可能に装着してもよく、さらに、補
助刈刃装置7の下降位置(刈取位置)と上昇位置(収納
位置)とに昇降させる機構を、前記支軸周りのアームの
回動だけでなく、平行リンク機構を介してほぼ平行状に
昇降させるように構成してもよいのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】汎用コンバインの側面図である。
【図2】汎用コンバインの平面図である。
【図3】刈取前処理装置及び補助刈刃装置の概略側面図
である。
【図4】電子式制御装置の機能ブロック図である。
【図5】メインフローチャートである。
【図6】補助刈刃装置制御のサブルーチンフローチャー
トである。
【図7】操縦部の拡大概略平面図である。
【符号の説明】
1 汎用コンバイン 3 走行機体 4 操縦部 5 脱穀部 6 刈取前処理装置 7 補助刈刃装置 24 姿勢切換え用アクチュエータとしての姿勢切換え
用油圧シリンダ 25 電子式制御装置 27 旋回検出手段としての旋回検出スイッチ 28 刈高さ検出センサ 29 補助刈刃装置センサ 33 設定器
フロントページの続き Fターム(参考) 2B074 AA06 AC02 BA05 CB05 DA01 DA02 DB04 DC01 DC05 EA04 EB02 EC01 EE05 FA01 2B382 GA03 GA10 GC01 GC03 GC04 GC25 HB02 HF02 HF14 JA15 JA22 JD06 LA03 LA09 LA19 LC07 MA27

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脱穀部を備えた走行機体の前面に、植立
    した穀稈の穂先部を刈取りながら取込むための刈取前処
    理装置を昇降調節可能に装着し、前記走行機体の前面と
    前記刈取前処理装置との間に、前記刈取前処理装置で刈
    残した穀稈を刈取るための補助刈刃装置を、姿勢切換え
    用アクチュエータにて前記刈残した穀稈を刈取る刈取り
    姿勢と前記穀稈に接触しない収納姿勢とに切換え自在と
    なるように設け、前記姿勢切換え用アクチュエータを制
    御する制御手段を備えて成るコンバインにおいて、 前記制御手段は、前記走行機体の旋回かじ取り角を検出
    するか、又は、所定の旋回かじ取り角を超えたか否かを
    検出する旋回検出手段を備え、前記旋回検出手段の検出
    結果に基づいて、前記補助刈刃装置を前記収納姿勢にす
    るように制御したことを特徴とするコンバインにおける
    補助刈刃装置の姿勢制御装置。
  2. 【請求項2】 脱穀部を備えた走行機体の前面に、植立
    した穀稈の穂先部を刈取りながら取込むための刈取前処
    理装置を昇降調節可能に装着し、前記走行機体の前面と
    前記刈取前処理装置との間に、前記刈取前処理装置で刈
    残した穀稈を刈取るための補助刈刃装置を、姿勢切換え
    用アクチュエータにて前記刈残した穀稈を刈取る刈取り
    姿勢と前記穀稈に接触しない収納姿勢とに切換え自在と
    なるように設け、前記姿勢切換え用アクチュエータを制
    御する制御手段を備えて成るコンバインにおいて、 前記制御手段は、前記走行機体の旋回かじ取り角を検出
    するか、又は、所定の旋回かじ取り角を超えたか否かを
    検出する旋回検出手段を備え、前記刈取前処理装置の高
    さ位置を所定高さよりも高くした場合には、前記走行機
    体の向きを所定の旋回かじ取り角よりも大きく変更させ
    たことが前記旋回検出手段にて検出されると、前記補助
    刈刃装置を前記収納姿勢にするように制御したことを特
    徴とするコンバインにおける補助刈刃装置の姿勢制御装
    置。
  3. 【請求項3】 脱穀部を備えた走行機体の前面に、植立
    した穀稈の穂先部を刈取りながら取込むための刈取前処
    理装置を昇降調節可能に装着し、前記走行機体の前面と
    前記刈取前処理装置との間に、前記刈取前処理装置で刈
    残した穀稈を刈取るための補助刈刃装置を、姿勢切換え
    用アクチュエータにて前記刈残した穀稈を刈取る刈取り
    姿勢と前記穀稈に接触しない収納姿勢とに切換え自在と
    なるように設け、前記姿勢切換え用アクチュエータを制
    御する制御手段を備えて成るコンバインにおいて、 前記制御手段は、前記走行機体の旋回かじ取り角を検出
    するか、又は、所定の旋回かじ取り角を超えたか否かを
    検出する旋回検出手段を備え、前記走行機体の向きを所
    定の旋回かじ取り角よりも大きく変更させたことが前記
    旋回検出手段にて検出されると、前記補助刈刃装置を前
    記収納姿勢にするように制御したことを特徴とするコン
    バインにおける補助刈刃装置の姿勢制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016169380A1 (zh) * 2015-04-23 2016-10-27 常州格力博有限公司 一种割草机的角度监测系统及其监测方法
US10226763B2 (en) 2007-04-04 2019-03-12 Basf Se Process for preparing a heteroatom-comprising silicate

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