JP3226430B2 - コンバインの分草装置 - Google Patents

コンバインの分草装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機体の各部に未刈地側
の穀稈が凭れかかって脱粒等を生じさせる不具合を未然
に回避するコンバインの分草装置に関し、特に分草体の
後部から機体の横側方に沿って延出するナローガイドの
張出量を操縦部から調節自在になす分草装置の改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】分草体の後部から機体の横側方に沿って
延出するナローガイドは、機体の各部に未刈地側の穀稈
が凭れかかって脱粒等を生じさせる不具合を回避するた
めに設けられているが、機体の回向時、或いは路上走行
時等の非刈取作業時にナローガイドが機体の側面からは
み出していると、例えばコンクリート製の畦等にナロー
ガイドが接当して破損、又は変形するという不具合があ
る。そこで、ナローガイドは一般に機体の横側方へ張り
出す作用位置と機体側に収納する非作用位置に移動自在
に設けてある。また、圃場中の植立穀稈の長さは品種、
気象、育成状態により異なり、例えば長稈であれば機
体の各部に穂先が凭れかかりやすく、短稈であればそれ
が少なくなる。そして、刈取作業時にナローガイドを機
体の横側方へ張り出すにあたり、稈長の大小により機体
への凭れかかる度合が相違すると共に、穀稈の倒伏度合
等によってもそれが異なり、仮にナローガイドの横方向
への張出量を一律に所定の張出量にしてしまうと、不必
要に未刈穀稈を側方に押しやって倒伏させかねないと共
に、短稈であれば逆にナローガイドによって未刈穀稈を
脱粒させてしまう。また、長稈であれば機体側方への押
し出し量が不足し、依然として機体の各部に巻き付かせ
て脱粒等を生じさせる不具合がある。そこで、ナローガ
イドは従来、機体の横側方への張出量が調節できるよう
に設けてある。そして、前記したナローガイドは刈取部
の側方に設けてあるから、その張出・収納、或いは張出
量の調節のためにいちいち操縦部からオペレータが降り
て調節作業を行うのは効率的ではない。そこで、それら
の調節作業を操縦部から遠隔操作できるようにする提案
が、例えば実開平5−67229号公報等によってなさ
れている。
【0003】
【発明の解決しようとする課題】前述のようにナローガ
イドは、稈長、穀稈の倒伏度合等によりオペレータが最
良な位置にその張出量を調節する必要があり、これを作
業中操縦部において遠隔操作できるようにすることは効
率的な作業を行う上で有利である。しかし、従来知られ
ているナローガイドの遠隔操作装置は、例えば圃場間の
移動時、又は機体回向時等において一旦収納位置にした
ナローガイドを、刈取作業の開始に伴って張出位置に移
動させる時、いちいちナローガイドを見ながら、或いは
表示器によってその張出量を確認しながら遠隔操作しな
ければならず、張出量の調節作業が煩わしいと共に、ナ
ローガイドの張出量を見極めてから刈り始めることにな
ってその間の時間が無駄に消費されるという問題があ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は分草体の後部か
らナローガイドを機体の横側方に沿って延出して設ける
と共に、該ナローガイドの機体横方向への張出量をナロ
ーガイド駆動装置によって調節自在になすコンバインの
分草装置であって、前記分草装置はナローガイドの張出
量を設定する設定器と、ナローガイド駆動装置の調節量
を検出する検出器と、ナローガイド駆動装置の作動を制
御する制御装置とからなり、該制御装置は自動スイッチ
の入り時に、上記設定器と検出器に基づいて両者の値が
一致するようにナローガイド駆動装置を作動制御するよ
うになすと共に、自動スイッチの切り時に、ナローガイ
ド駆動装置を一方側に作動させ、ナローガイドを収納位
になるように制御するという構成を採用することによ
り、前記した問題を解決することを目的とするものであ
る。
【0005】
【作用】稈長、或いは穀稈の倒伏度合等によって、ナロ
ーガイドの張出量を予め設定器によって設定しておけ
ば、ナローガイドが例えば収納位置にあった場合にも、
ナローガイドは設定した張出位置に自動的に調節され
る。また、刈取作業中、設定器を操作すれば随意にナロ
ーガイドを最良な張出位置に合わせることができる。
、非刈取作業状態の検出に基づいてナローガイドを収
納位置になるように制御装置を構成すれば、機体の回向
時、或いは路上走行時にナローガイドは自動的に収納位
置となり、オペレータの手を煩わせることなくナローガ
イドは収納される。そして、自動スイッチの切り操作に
よりナローガイドを収納位置に移動するように制御装置
を構成すれば、同様にナローガイドを収納することがで
きる。
【0006】
【実施例】次に図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。図2及び図3は夫々コンバイン1の斜視図と機体左
側の一部を示す正面図であって、コンバイン1は左右の
クローラ走行装置2,2を備え、クローラ走行装置2,
2上の機台には油圧シリンダによって上下昇降自在にな
した前処理部3、脱穀機4、他側には操縦部5、穀粒タ
ンク6等を設ける。そして、前処理部3には分草体7・
・と引起装置8・・と、また図示していないが刈刃装置
と掻込装置、及び脱穀機4のフィードチエン9に穀稈を
揚上搬送する扱深さ調節付き搬送体10等を設け、前処理
部3の未刈地側となる機体左側方には、分草体7の後部
から機体の横側方に沿って延出するナローガイド11を設
ける。前記したナローガイド11は図1に詳細を示すよう
に、未刈り側の穀稈と接当しこれを機体側から遠ざける
パイプから構成する主杆11a と、該主杆11a の先端に挿
入されて前後に移動自在なフック体11b と、主杆11a の
中間部に固着した取付杆11c とからなる。そして、ナロ
ーガイド11の前部に設けるフック体11b は分草体7を取
り付ける支持杆12から起立するブラケット12a の孔に回
動自在に係合してあり、支持杆12自体は引起装置8、刈
刃装置等を取り付けるパイプから構成する前処理フレー
ム13の先端に前後移動自在に嵌入してある。
【0007】また、ナローガイド11の中間に設ける取付
杆11c の基部は、前処理フレーム13に取り付けたナロー
ガイド駆動装置を構成するモータ14、及びモータ14の回
転を減速する減速ギヤケース15から突出する駆動軸16に
ブラケット17を介して取り付けてあり、モータ14が正・
逆回転するとナローガイド11は駆動軸16を中心に上下回
動し、ナローガイド11を最も上昇した位置に回動させる
と機体側に収納される非作用位置となり、下降回動させ
て機体側から離間させると未刈穀稈を機体側から遠ざけ
る作用位置となる。さらに、ナローガイド11を作用位置
に回動させた時、ナローガイド11の機体横方向への張出
量は下降回動させるほど大きくなり、例えば長稈で倒伏
穀稈の場合はナローガイド11の張出量を大きくし、未刈
穀稈の機体側への凭れを防止してこれらの未刈穀稈が搬
送体10等に接当して巻き込まれたり、接当により脱粒を
生じさせるといった不具合を解消する。一方、短稈であ
ったり倒伏していない穀稈であれば、ナローガイド11を
大きく横方向に張り出しておくと、逆にこれらをナロー
ガイド11によって押し倒したり、脱粒を生じさせるとい
った不具合がある。そこでその場合は、ナローガイド11
を上昇回動させて機体横方向への張出量を減少させるよ
うに調節する。なお、図中18は前記したブラケット12a
と前処理フレーム13間に取り付けた油圧シリンダであっ
て、前処理部3が上昇した位置から下降し穀稈を刈り始
める際に、油圧シリンダ18を予め伸長させて分草体7を
通常の後退した位置から前方に突出させておけば、倒伏
した穀稈を刈り始めるとき分草体7の先端が操縦部5か
ら良く見ることができて穀稈条列への条合わせが容易に
なる。また、該油圧シリンダ18は前処理部3が下降した
後、所定の条合わせ時間に相当する時間を待って縮小作
動し、その後の刈取中、機体の回向時、或いは路上走行
時等においては分草体7を後退位置に保持する。従っ
て、前方に突出させた分草体7が障害物に接当したりす
る不具合がない。
【0008】図4は操縦部5の斜視図であって、操縦部
5にはステップ19を挟んで後方に座席20を、また、前方
に前部操作コラム21を立設する。そして、前部操作コラ
ム21にはマルチレバー22と計器類23と各種のスイッチ類
24が設けてあり、マルチレバー22は機体の前後方向への
操作により前処理部3を上下昇降作動させ、機体の左右
方向への操作によりその側のクローラ走行装置2への動
力伝達を断ち、或いは制動し、機体の操向を司る。そし
て、スイッチ24の内、25はナローガイドの張出量の制
御を自動的に行うか否かを選択する自動スイッチ、26及
び27はナローガイドの手動操作スイッチ、28はナローガ
イドの張出量を設定する設定器(可変抵抗器)である。
なお、座席20側方のサイドパネル29上には走行変速レバ
ー30、刈取クラッチレバー31、作業機クラッチレバー32
が延出してあり、刈取クラッチレバー31を入り操作する
と座席20下に搭載したエンジン33の動力が前処理部3に
伝達され、作業機クラッチレバー32を入り操作すると同
様にエンジン33の動力が脱穀機4等の作業部に伝達され
る。
【0009】また、図6に示すようにエンジン33を覆う
エンジンカバー34のステップ19側の側面にはコンバイン
の取扱説明書35等を保管できるボックス36が一体的に取
り付けてあり、上部に設けた蓋体37は蝶番38により回動
自在でボックス36に取り付けたクランプ36a を蓋体37の
フックから外せば蓋体37を開放して取扱説明書35等を取
り出し、また保管することができる。そして、エンジン
カバー34のボックス36に臨む上部位置には折り曲げによ
り形成された孔34a が開口してあり、仮にコンバイン1
を洗浄した際に蓋体37の蝶番38の隙間よりボックス36内
に水が進入した時にもエンジンカバー34の上記した折り
曲げ部34b はエンジン33側に水を排除して取扱説明書35
等を濡らすことがなく、また、蓋体37とボックス36との
隙間から進入した水分がボックス36に充満して露をもっ
た状態となっても、エンジン33及びラジエター(図示せ
ず)を冷却するための熱風がこれを乾燥させ
【0010】図5は分草装置の制御ブロック図であっ
て、制御装置は既知のCPU、ROM、RAM、入出力
インターフエイス等から構成されるマイクロコンピュー
タユニット39によって構成する。該マイクロコンピュー
タユニット39の入力側インターフエイスには、前記した
自動スイッチ25と、手動操作スイッチ26,27 と刈取クラ
ッチレバー31の入り切りを検出する刈取スイッチ40と、
前処理部3の昇降位置を検出する検出器(ポテンショメ
ータ)41、及びナローガイド11の張出量を設定する設定
器28、そして、モータ14によって調節されるナローガイ
11の張出量を検出する検出器42が結線してある。ま
た、出力側インターフエイスには適宜のドライバーを介
して接続するモータ14と自動スイッチ25と一体的にその
上面に設けるランプ43が結線してある。
【0011】次に、本発明の分草装置の制御動作を図7
に示すフローチャートに基づいて説明すると、分草制御
は最初のステップにおいて手動操作スイッチ26,27 のい
ずれかが操作されたか否かを判断することからスタート
する。そして、手動操作が無いと自動スイッチ25の入り
・切りが判断され、入り状態であればナローガイド11の
張出量の目標値Xを設定器28の値Aとし、同時に自動状
態であることをランプ43に点灯指令を出して知らせるよ
うにする。そして次ぎに、刈取クラッチレバー31が入り
操作されていることを刈取スイッチ40のONにより、ま
た前処理部3が所定の下降位置以上に下降されて刈取状
態にあることを検出器41によって判断すると、目標値X
と検出器42によって与えられる現在のナローガイドの張
出量Bとが比較され、張出量Bが少なければモータ14に
正回転指令が出され、モータ14はナローガイド11を下方
に回動させる。逆に張出量Bが大であればモータ14に逆
回転指令が出されそれによりモータ14はナローガイド11
を上方に回動させる。そして、目標値Xとナローガイド
11の張出量Bが等しくなるとモータ14に停止指令が出さ
れ、ナローガイド11はその張出位置に固定される。
【0012】また、上述した判断において、刈取クラッ
チレバー31が切り操作されていることを刈取スイッチ40
のOFFにより、又は前処理部3が所定の上昇位置以上
に上昇されて非刈取状態にあることを検出器41によって
判断すると、目標値Xはゼロが与えられて、その後の比
較判断においてモータ14に逆回転指令が出され、最終的
にナローガイド11は収納位置に回動される。同様に、上
述した判断において、自動スイッチ25が切り状態であれ
ば、自動が解除されていることをランプ43に消灯指令を
出して知らせるようにすると共に、この場合、自動スイ
ッチ25が入り状態から切り状態に移行した直後であれ
ば、目標値Xはゼロが与えられて、その後の比較判断に
おいてモータ14に逆回転指令が出され、最終的にナロー
ガイド11は収納位置に回動される。なお、入り状態から
切り状態に移行した直後でなければ、モータ14には停止
指令が継続して出されナローガイド11はその位置に固定
される。
【0013】さらに、自動スイッチ25の入り・切りに関
わらず手動操作スイッチ26,27 のいずれかが操作される
と手動操作が自動制御に優先して行われ、手動操作スイ
ッチ26,27 の内、収納側への指令スイッチ26がON操作
されると目標値Xはゼロが与えられ、モータ14は収納位
置になるまで逆回転を続け、途中で手動操作スイッチ26
をOFFにすると自動状態でなければその位置でモータ
14は停止し、自動状態であればその後、自動制御に復帰
する。一方、手動操作スイッチ26,27 の内、張出側への
指令スイッチ27がON操作されると目標値Xは最大張出
値Mが与えられ、モータ14は最大張出位置になるまで正
回転を続け、同様に途中で手動操作スイッチ27をOFF
にすると自動状態でなければその位置でモータ14は停止
し、自動状態であればその後、自動制御に復帰する。
【0014】そして、ここで以上説明した制御内容をま
とめると、ナローガイドの張出量の制御は、自動スイッ
チ25が入りの自動状態のもとで刈取クラッチレバー31が
切り位置、或いは前処理部3が上昇位置にある非刈取作
業状態ではナローガイド11が自動的に収納される位置と
なり、圃場間の移動、或いは路上走行時にはナローガイ
ド11が機体からはみ出すことがなく、従って、ナローガ
イド11が障害物に接当し、破損・変形を生ずることがな
い。また、コンバイン1が圃場に入り刈取作業を開始す
ると、収納位置にあるナローガイド11は刈取作業の開始
の検出に伴って操縦部5に設ける設定器28の張出指示位
置に自動的に移動し、ナローガイド11は刈取作業中、未
刈穀稈を機体から遠ざけ未刈穀稈の分草作用をなす。な
お、刈取作業中、ナローガイド11の張出量が不適正で機
体に未だ未刈穀稈が巻き付く場合、或いは未刈穀稈をナ
ローガイド11が押し倒し、又は脱粒等を生じさせる場合
は、適宜設定器28を操作すれば設定器28で指示する位置
にナローガイド11は移動し、ナローガイド11の張出量を
常に適正なものとすることができる。
【0015】さらに、圃場端に至って前処理部3を上昇
し機体を回向させると、ナローガイド11は自動的に収納
位置となり、コンクリート製の畦等にナローガイド11が
接当し、破損・変形を生ずることがない。そして、機体
の回向を終えて次ぎの穀稈条列を刈取る時、前述の如く
ナローガイド11は自動的に回向前の設定器28で設定され
る張出位置に移動することとなるから、同一圃場の場
合、穀稈の性状はほぼ均一であり、再度、ナローガイド
11の張出量を設定器28によって変更する必要がなく、能
率的な刈取作業を行うことができる。一方、コンクリー
ト製の畦等がない圃場にあっては、非刈取作業時にナロ
ーガイド11を一旦収納位置に移動させる必要が格別な
く、その場合は自動制御を切って手動によりナローガイ
ド11の張出量を決定しても良い。その際、ナローガイド
11は、手動操作スイッチ26,27 を操作している間、収納
側、或いは張出側に移動し、適正な張出位置で手動操作
スイッチ26,27 の押圧を断てばナローガイド11はその張
出位置で固定される。
【0016】また、上述した実施例においては非刈取作
業状態への移行(刈取クラッチの切り、又は前処理部の
上昇)に伴ってナローガイド11を自動的に収納位置に移
動させるようにしたが、それらの自動制御を格別備えな
いものであれば、刈取作業を終えた時、例えば実施例に
示すように自動スイッチ25の切りに合わせて、ナローガ
イド11を自動的に収納位置に移動するようにすれば、路
上走行時等においてナローガイド11は収納されているこ
とになり、ナローガイド11を徒に損傷させることもな
い。なお、本発明のナローガイド11は、実施例に示すよ
うな上下回動により機体の横方向への張出量を変更する
ものに限らず、先行技術(実開平5−67229号公
報)に示されるような水平移動により機体の横方向への
張出量を変更するものに置き換えてもよく、また、ナロ
ーガイド11の駆動装置としては、実施例に示すようなモ
ータ14に変えて、エア、又は油圧シリンダ等の他のアク
チュエータにしてもよく、更に、ナローガイド11を収納
位置に移動させるために実施例に示すような自動スイッ
チ25を利用することなく、収納を指令するための専用の
スイッチを別に設けて構成してもよく、本発明は実施例
の装置に限定されない。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明のコンバイン
の分草装置は、ナローガイド11の張出量を設定する設定
器28と、ナローガイド駆動装置14の調節量を検出する検
出器42と、ナローガイド駆動装置14の作動を制御する制
御装置39とからなり、該制御装置39は自動スイッチ25の
入り時に、上記設定器28と検出器42に基づいて両者の値
が一致するようにナローガイド駆動装置14を作動制御す
るようになすと共に、自動スイッチ25の切り時に、ナロ
ーガイド駆動装置14を一方側に作動させ、ナローガイド
11を収納位置になるように制御するものであるから、ナ
ローガイド11を刈取作業の開始に伴って張出位置に移動
させる時、ナローガイド11は設定器28によって指示され
た張出位置に自動的に移動することとなり、ナローガイ
ド11の煩わしい調節作業が不要で、刈取作業を能率的に
行うことができる。また、自動スイッチ25の切り操作に
より即座にナローガイド11を収納位置に移動させること
ができ、路上走行時等にナローガイド11が損傷すること
もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】ナローガイドの側面図である。
【図2】コンバインの斜視図である。
【図3】コンバインの一部を示す正面図である。
【図4】操縦部の斜視図である。
【図5】制御ブロック図である。
【図6】エンジンカバー部の断面図である。
【図7】分草制御のフローチャート図である。
【符号の説明】
1 コンバイン 3 前処理部 7 分草体 11 ナローガイド 14 モータ(ナローガイド駆動装置) 25 自動スイッチ 26 手動操作スイッチ 27 手動操作スイッチ 28 設定器 39 マイクロコンピュータユニット(制御装置) 40 刈取スイッチ 41 検出器(前処理昇降位置検出用) 42 検出器(ナローガイド張出量検出用)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−75506(JP,A) 実開 平5−67229(JP,U) 実開 昭63−191106(JP,U) 実開 昭55−133710(JP,U) 実公 昭59−6648(JP,Y2) 実公 平4−51536(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01D 63/00 - 63/04 A01B 63/00 - 63/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分草体の後部からナローガイドを機体の
    横側方に沿って延出して設けると共に、該ナローガイド
    の機体横方向への張出量をナローガイド駆動装置によっ
    て調節自在になすコンバインの分草装置であって、前記
    分草装置はナローガイドの張出量を設定する設定器と、
    ナローガイド駆動装置の調節量を検出する検出器と、ナ
    ローガイド駆動装置の作動を制御する制御装置とからな
    り、該制御装置は自動スイッチの入り時に、上記設定器
    と検出器に基づいて両者の値が一致するようにナローガ
    イド駆動装置を作動制御するようになすと共に、自動ス
    イッチの切り時に、ナローガイド駆動装置を一方側に作
    動させ、ナローガイドを収納位置になるように制御する
    ことを特徴とするコンバインの分草装置。
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