JP2001231329A - コンバインの接地式刈高さセンサー構造 - Google Patents

コンバインの接地式刈高さセンサー構造

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JP2001231329A
JP2001231329A JP2000051176A JP2000051176A JP2001231329A JP 2001231329 A JP2001231329 A JP 2001231329A JP 2000051176 A JP2000051176 A JP 2000051176A JP 2000051176 A JP2000051176 A JP 2000051176A JP 2001231329 A JP2001231329 A JP 2001231329A
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cutting height
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potentiometer
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JP2000051176A
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Atsushi Terajima
淳 寺島
Tetsuo Eto
哲郎 衛藤
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Yanmar Co Ltd
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Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 収納自在に構成した接地式の刈高さセンサー
によって刈取部の刈取り高さを自動調整可能に構成した
コンバインにおいて、同刈高さセンサーの感知体の収納
状態と作動状態との切換えを自動的に行い、誤操作にと
もなう作業不良の生起及び感知体の破損を防止すること
ができる接地式刈高さセンサー構造を提供する。 【解決手段】 感知体(7)の収納時に、ポテンショ機構
において収納状態であることを認識させるべく、ポテン
ショ機構を収納状態認識位置に保持する認識位置保持手
段を具備する。感知体(7)の収納切換えを電動モータ(M)
により行うように構成するとともに、自動刈高さ調整作
動操作と感知体(7)の収納切換操作とを連動させる。主
変速レバー(20)による進退切換操作と、自動刈高さ調整
作動操作とを連動させる。感知体(7)の収納及び作動切
換えを刈取り作業中に周期的に繰り返して行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンバインの接
地式刈高さセンサー構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、普通型のコンバイン刈取部や汎用
のコンバインの刈取部には、自動的に刈高さを調節する
ために、同刈取部の後方に接地式の刈高さセンサーを設
けており、同刈高さセンサーの感知体を接地させて地表
面の凹凸をなぞることによって、地表面に対応させて刈
取り高さを調整するように構成している。
【0003】かかる感知体はソリ形状に構成しており、
かつ、その基端部を機体に回動自在に配設し、他端を地
表面に当接させてなぞらせることによって回動させ、そ
の回動動作に対応して、連動機構としてのクランク機構
を介してポテンショ機構を作動させ、刈高さセンサーの
回動角度を刈高さの距離として認識させて刈取部全体を
上下回動させることにより、刈取高さ調整を行ってい
る。
【0004】また、この感知体は、自動的に刈高さの調
整を行う自動刈高さ調整作動モードでない場合には、使
用の必要がないために収納されるように構成している。
【0005】収納状態とするには、操作レバーで連動機
構を操作することにより、感知体の基端部を中心として
上方に回動させており、同感知体が接地しないようにし
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、感知体を収
納したまま誤って自動刈高さ調整作動モードへの操作を
した場合には、感知体が収納状態のままとなっているに
もかかわらず、ポテンショ機構により感知体が非接地状
態であると認識されることによって刈取部降下信号が発
信し続けられ、刈取部を常に最下位置に設定してしまう
という問題があった。従って、刈取部と地表面との間に
正規の刈取りのための距離より小さな距離が形成され
て、正規の刈取りが行えないという欠点があった。
【0007】また、感知体の収納には、刈取部に設けら
れた収納機構を操作しなければならず、運転席を離れな
ければ収納操作を行えないという欠点があった。
【0008】また、機体を後進させる際に、誤って刈取
部を上昇させないまま後進した場合には、一端を地表面
に接触させている感知体の上面に泥が抱き込まれ、同刈
高さセンサーを損壊させる可能性があった。
【0009】さらには、大豆などの刈取りをする際に
は、多量の落ち葉や泥などが感知体前方に滞留しやす
く、それがプラットホーム中に取り込まれることによっ
て、汚粒の原因となっていた。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、収納自在に
構成した感知体を接地させるとともに、連動機構を介し
てポテンショ機構を作動させ、刈取部の刈取り高さを自
動的に調整可能に構成したコンバインの接地式刈高さセ
ンサーにおいて、感知体の収納時に、ポテンショ機構に
おいて収納状態であることを認識させるべく、ポテンシ
ョ機構を収納状態認識位置に保持する認識位置保持手段
を具備しているコンバインの接地式刈高さセンサー構造
を提供せんとするものである。
【0011】また、感知体の収納切換えを電動モータに
より行うように構成するとともに、自動刈高さ調整作動
操作と感知体の収納切換えとを連動させたことにも特徴
を有するものである。
【0012】また、主変速レバーによる進退切換操作
と、自動刈高さ調整作動操作とを連動させることによ
り、主変速レバーを後進操作に切換えると、自動刈高さ
調整作動操作は自動刈高さ調整を停止し、感知体を収納
するように構成したことにも特徴を有するものである。
【0013】また、感知体の収納及び作動切換えを、刈
取り作業中に周期的に繰り返して行うことにも特徴を有
するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】この発明は、普通のコンバインや
汎用コンバインに利用できるものであり、特に、刈取部
の刈刃の後方に接地式の刈高さセンサーを設けているも
のである。同刈高さセンサーはソリ形状の感知体を具備
しており、同感知体の基端を刈取部の機体に設けた枢支
軸に回動自在に配設するとともに、後端を地表面に接地
させながら刈取り走行することによって、地面の凹凸形
状や障害物の形状に沿って感知体を回動させるようにし
ている。
【0015】さらに、感知体は、クランク機構を介して
ポテンショ機構に連動連結しており、同感知体の回動を
ポテンショ機構に伝動させ、同ポテンショ機構のポテン
ショメーターでその回動量を検出するように構成してい
る。検出された回動量に応じて刈取部を上下動させるこ
とによって、地表面からの刈取り高さを一定に調節して
いる。
【0016】刈高さセンサーを使用しない場合には、連
動機構を介して前記枢支軸を中心に感知体を上方に回動
させることによって収納状態としている。この際にポテ
ンショ機構のポテンショメーターは、認識位置保持手段
によって予め設定しておいた状態に保持されるようにし
ており、その状態においては収納状態であると認識する
ようにしている。
【0017】従って、オペレーターが感知体を収納した
状態で、誤って自動刈高さ調整作動操作を行っても、
「感知体は収納状態である」と認識させることができる
ので、刈取部を降下させようとする刈取部降下信号を発
信し続ける異常を防止することができ、かつ、オペレー
ターに対して感知体が収納状態であることを認識させる
ことができる。
【0018】また、感知体の収納や作動の切換えを電動
モータにより行うようにしたので、運転席からセンサー
収納切換え操作を容易に行うことができ、さらに、自動
刈高さ調整作動操作と感知体の収納切換操作とを連動さ
せたので、自動刈高さ調整作動操作を行うだけで自動的
に感知体の収納切換操作を行うことができるので、誤操
作を確実に防止することができる。
【0019】さらに、主変速レバーによる進退切換操作
を自動刈高さ調整作動操作と連動させておき、主変速レ
バーを後進操作に切換えると、自動刈高さ調整作動操作
が自動刈高さ調整を停止すべく感知体を収納するように
している。このように、機体後進時には感知体が収納さ
れていることによって、同感知体が泥等を抱き込んで損
壊が発生するのを防止することができ、オペレーターの
誤操作にともなう故障の生起を防止することができる。
【0020】また、感知体の収納と作動との切換えを、
刈取り作業中に周期的に繰り返して行うようにすること
により、感知体の上下揺動が周期的に行われて、刈高さ
センサー前面やその周辺に滞留した落ち葉や泥を除去す
ることができ、大豆の刈取り等の場合に落ち葉や泥等が
溜まってヘッダー部に入り込み、汚豆粒の原因となって
いたのをなくし、大豆の品質の低下を防止することがで
きる。
【0021】以下において、図面に基づいて本発明の実
施例を詳説する。
【0022】
【実施例】図1は、本発明に係る接地式刈高さセンサー
構造を具備した汎用コンバインAを示しているものであ
る。まず、同汎用コンバインAの全体構成について説明
する。
【0023】汎用コンバインAは、クローラ式の走行部
1の上部に機体本体2を搭載し、同機体本体2の後部に
汎用コンバインAの動力源となるエンジンEを搭載して
いる。また、機体本体2の前方に刈取部3と搬送部4と
を突設している。同刈取部3と搬送部4とは昇降自在及
び左右傾動自在に配設している。
【0024】刈取部3には、左右方向に伸延したプラッ
トホーム5の前端縁に刈刃装置6を配設するとともに、
同刈刃装置6の後縁に略ソリ形状とした感知体7を配設
している。符号8は、感知体7の作業状態と、収納状態
とを切換える切換えレバーである。
【0025】刈刃装置6の上方には、左右昇降リンク9
L,9Rを介して掻込みリール10を配設し、刈刃装置6が刈
取った穀稈をプラットホーム5内に掻き込むようにして
いる。プラットホーム5の内部には、横送りオーガ11を
左右方向に伸延させて枢支し、同横送りオーガ11の回転
によってプラットホーム5の中央からやや左寄りの位置
に刈取った穀稈を集積するようにしている。符号12は、
刈取部3の左右両側のそれぞれ前方先端部分に延設した
分草板である。
【0026】搬送部4のフィーダハウス13の前端は、プ
ラットホーム5後端の刈取り穀稈の集積部分に連通連結
させており、かつ、同フィーダハウス13の後端部は、機
体本体2の前側面に上下回動可能に枢設して同機体本体
2と連通連結させ、フィーダハウス13内に送給された刈
取り穀稈を、刈取り穀稈コンベア14によって機体本体2
の脱穀部15に搬送するように構成している。また、機体
本体2とフィーダハウス13との間には刈取部昇降油圧シ
リンダ16を介設しており、同刈取部昇降油圧シリンダ16
の伸縮作動によって刈取部3を昇降させるように構成し
ている。
【0027】本実施例の汎用コンバインAでは、脱穀部
15の前方部分にキャビン17を配設し、同キャビン17内に
運転席18、操作ハンドル19、主変速レバー20などを配設
している。
【0028】脱穀部15は、第1ロータ21を具備する第1
扱室22と、第2ロータ23を具備する第2扱室24とにより
構成している。第1扱室22の第1ロータ21の下方部分に
は第1受網27を配設しており、第2扱室24の第2ロータ
23の下方部分には第2受網28を配設している。フィーダ
ーハウス13から送給された刈取り穀稈は、第1ロータ21
及び第2ロータ23によって脱穀処理される。
【0029】脱穀処理されて第1受網27及び第2受網28
を通過した藁屑混じりの穀粒は揺動選別部29に落下し、
同揺動選別部29において、揺動機構31により一体的に揺
動する揺動選別体32と、唐箕30によって穀粒と藁屑とに
分離される。藁屑は機外に排出される。さらに微塵の分
離された穀粒はグレンタンク33に一旦貯留され、その
後、排出オーガ35を介してトラックの荷台などに移送で
きるようにしている。
【0030】本発明は、接地式刈高さセンサーの構造に
関するものであり、以下、同接地式刈高さセンサーの構
成について詳説する。
【0031】刈取部3の刈刃装置6の後縁に配設してい
る感知体7は、図2に示すように、略ソリ形状としてい
る。同感知体7は、刈取部3の機体に突設した感知体用
枢支軸37によって、基端を回動自在に枢支されている。
また、同感知体用枢支軸37にはクランク38の一端を回動
自在に配設するとともに、固定ピン39によって同クラン
ク38と感知体7とを連動連結している。
【0032】クランク38の他端側は連結アーム40の一端
と回動ピン41を介して回動自在に連結し、さらに、同連
結アーム40の他端はセンサーアーム42の一端と回動ピン
43を介して回動自在に連結している。さらに、センサー
アーム42の他端は、刈取部3の機体に突設したセンサー
アーム用枢軸44によって回動自在に枢支され、クランク
38と、連結アーム40と、センサーアーム42とによってク
ランク機構を形成し、感知体7の回動運動をセンサーア
ーム42に伝動させるようにしている。
【0033】連結アーム40には緩衝バネ45を介設して、
感知体7の後端を下方に向けて軽く付勢するとともに、
感知体7の回動運動がストレートにセンサーアーム42に
伝動され、刈取部3の昇降制御が過敏に反応することを
防止している。図2中の符号46は、センサーアーム42の
位置決めに使用する位置決め座である。
【0034】さらにセンサーアーム用枢軸44には、切換
基板47を回動自在に配設している。同切換基板47には切
換えレバー8を配設し、同切換えレバー8によって切換
基板47の回動操作を行い、後述するように、感知体7の
作業状態と収納状態とを切換えるようにしている。
【0035】切換えレバー8のレバー軸48の中途部に
は、拡径状とした繋止鍔49を形成している。同繋止鍔49
に一端を当接させ、他端を切換基板47に当接させて固定
バネ50をレバー軸48に装着し、同レバー軸48を切換基板
47に遊嵌させて配設することによって、切換えレバー8
をレバー軸48の長さ方向と平行に進退自在としている。
【0036】切換基板47上にはポテンショメーター51を
配設している。同ポテンショメーター51の検出アーム52
には、センサーアーム42に配設した従動アーム53を当接
させており、感知体7の回動運動に連動したセンサーア
ーム42の回動運動によって検出アーム52が回動させら
れ、感知体7の回動状態を検出するようにしている。セ
ンサーアーム42の回動とポテンショメーター51の検出ア
ーム52の回動とを連動させている機構をポテンショ機構
と呼んでいる。ポテンショ機構としては上記の形態に限
定するものではなく、センサーアーム42の回動とポテン
ショメーター51の検出アーム52の回動とを連動させた機
構であればどのようなものであってよい。
【0037】また、切換基板47上には、切換えレバー8
による同切換基板47の回動操作にともなってセンサーア
ーム42を回動させるセンサーアーム支持突起54と、同じ
く検出アーム52を回動させる検出アーム支持突起55とを
突設している。
【0038】図2に示すように、感知体7の後端を接地
させた作業状態であれば、感知体7の回動運動はクラン
ク機構を介してポテンショ機構に伝動され、ポテンショ
メーター51で感知体7の回動状態を検出し、図示してい
ない制御装置によって、最適な刈高さとなるように刈取
部3を昇降させている。
【0039】そして、単なる移動を行うような非作業状
態では、感知体7を収納すべく、図3に示すように、切
換えレバー8によって切換基板47を回動させ、センサー
アーム支持突起54によってセンサーアーム42を上方に回
動させることによって、感知体7を収納することができ
るようにしている。
【0040】さらに、このとき、検出アーム支持突起55
を検出アーム52に当接させ、従動アーム53と検出アーム
52との当接状態を解除するとともに、ポテンショメータ
ー51の出力値が所定の出力値となる位置に検出アーム52
を保持するようにしている。
【0041】検出アーム52によって保持された際のポテ
ンショメーター51の出力値を、刈取部降下信号及び刈取
部上昇信号を発しないニュートラルな状態として設定し
ており、かつ、同状態となる検出アーム52の位置を収納
状態認識位置としている。
【0042】同収納状態認識位置にポテンショメーター
51の検出アーム52を保持することによって、オペレータ
ーが誤って自動刈高さ調整作動操作を行った場合であっ
ても、刈取部降下信号または刈取部上昇信号が発せられ
ることがなく、刈取部3が誤動作することを防止するこ
とができる。
【0043】さらに、そのような場合、感知体7が収納
状態のままになっていることをオペレーターがすぐに認
識でき、操作間違いをしていることに容易に気づくこと
ができる。
【0044】すでに上で述べたように、感知体7の作業
状態と収納状態との切換えは切換えレバー8によって行
っている。特に、図4に示すように、同切換えレバー8
のレバー軸48を切換支持パネル56に上下方向に配設した
切換スリット57に貫挿し、同切換スリット57の下側端に
設けた収納状態固定孔58aに切換えレバー8の繋止鍔49
を嵌合させることによって、感知体7を上方に回動させ
て収納状態とするようにしている。
【0045】感知体7を収納状態から作業状態に切換え
る場合には、切換えレバー8を固定バネ50の付勢に抗し
てレバー軸48の長さ方向に押し込み、収納状態固定孔58
aと繋止鍔49の嵌合状態を解除して、そのまま切換スリ
ット57に沿って切換えレバー8を上動させ、切換スリッ
ト57の上側端に設けた第1作業状態固定孔58bに繋止鍔4
9を嵌合させることによって、感知体7を作業状態に保
持するようにしている。感知体7を作業状態から収納状
態に切換える場合には、この逆の操作を行う。
【0046】繋止鍔49を第1作業状態固定孔58bに嵌合
させた場合には、感知体7の回動可能な角度を最も大き
くすることができるので、凹凸の大きな地表面にも対応
することができる。
【0047】切換支持パネル56には、第1作業状態固定
孔58b以外にも複数の作業状態固定孔58cを切換スリット
57の中途部に配設し、いずれかの作業状態固定孔58cに
繋止鍔49を嵌合させて切換えレバー8を固定することに
よって、刈高さの最低高さを調整することができるよう
にしている。従って、刈取部3が下がりすぎることを防
止することができ、同刈取部3への泥の侵入を防止し
て、刈取った穀稈の穀粒に泥が付着することを防止する
ことができる。図4において、符号59は切換支持パネル
56の取り付けられる切換支持パネル取着部である。
【0048】感知体7の作業状態と収納状態との切換え
には、切換えレバー8を使用するのではなく、図5に示
すように、電動モータMを使用することによって行うこ
ともできる。
【0049】特に、制御部(図示せず)によって、電動
モータMを自動刈高さ調整作動操作に連動させている。
制御部は、自動刈高さ調整を行うべく自動刈高さ調整作
動がオフ状態とされたことを検出すると、電動モータM
に所用の時間だけ通電を行い、電動モータMと連動連結
した回転軸60を約180度回転させ、同回転軸60に連動連
結させた回転腕61を回転させるようにしている。
【0050】同回転腕61には枢軸62を突設しており、同
枢軸62に連結体63の一端を回動自在に連結し、かつ、同
連結体63の他端を切換基板47に突設した検出アーム支持
突起55に回動自在に連結することによって、切換えレバ
ー8による切換基板47の回動と同様に、回転腕61の回転
によって切換基板47を回動させることができるようにし
ている。連結体63は、必ずしも検出アーム支持突起55に
連結する必要はなく、切換基板47を回動させることがで
きるように連結されていればよい。従って、電動モータ
Mの駆動によって感知体7を収納状態とすることができ
る。
【0051】また、制御部は、自動刈高さ調整作動がオ
ン状態とされたことを検出すると、電動モータMに先ほ
どと等量で、かつ、逆回転となるように所用の時間だけ
通電を行い、回転軸60を逆方向に約180度回転させ、回
転腕61を先ほどと逆方向に回転させることによって切換
基板47を回動させ、感知体7の後端部分を接地させるよ
うにしている。
【0052】すなわち、自動刈高さ調整作動操作と感知
体7の収納切換操作とを連動させることができるので、
自動刈高さ調整作動操作を行うだけで自動的に感知体7
の収納切換操作を行うことができるので、オペレーター
は運転席を離れることなく収納状態と作動状態の切り換
えを行うことができるとともに、誤操作を防止すること
ができる。
【0053】切換えレバー8の場合、繋止鍔49の嵌合位
置を変えることによって刈高さの最低高さを調整可能と
していたが、電動モータMによって感知体7の作業状態
と収納状態との切換えを行う場合にも、電動モータMと
連動連結された回転軸60の回転量を調整することによっ
て、刈高さの最低高さを調整可能としてもよい。
【0054】電動モータMは、さらに、制御部によって
主変速レバー20による進退切換操作とも連動させてお
り、作業状態において主変速レバー20を後進操作に切換
えると、制御部はそれを検出して自動刈高さ調整作を停
止し、かつ、電動モータMに所用の時間だけ通電を行っ
て、電動モータMと連動連結した回転軸60を約180度回
転させて回転腕61を回転させ、切換基板47を回動させて
感知体7を収納状態とするようにしている。
【0055】従って、オペレーターの誤操作によって、
感知体7を作業状態としておきながら後進操作を行った
としても、主変速レバー20の進退切換操作にともなって
感知体7を収納状態とすることができるので、感知体7
部分に泥等を抱き込んで損壊が生じることを防止するこ
とができる。
【0056】また、制御部には、タイマー機能を組み込
んだ周期的通電制御部(図示せず)を配設しており、同
タイマー機能のタイマーが所定時間に達すると、電動モ
ータMに通電を行い、作動状態にある感知体7を一旦収
納状態とし、その後すぐに作動状態に戻すようにしてい
る。
【0057】感知体7は、図6(a)に示すように、作
業状態においては常に後端部分を接地させた状態として
いるために熊手のように機能することとなって、刈取り
の際に地面に落ちている落ち葉や泥などをかき集め、し
ばらくすると落ち葉や泥の集合物Gを形成する。
【0058】集合物Gの形成状況に合わせて、制御部が
周期的に感知体7を引き上げて収納状態とすることによ
って、図6(b)に示すように、感知体7によってかき
集められた集合物Gを、汎用コンバインAの前進にとも
なって後方に追いやって容易に除去することができる。
集合物Gの除去後に、感知体7を作動状態に戻してい
る。
【0059】従って、感知体7によってかき集められた
落ち葉や泥等が刈刃前方にまで達して、刈取部3に落ち
葉や泥が入り込むことを防止することができ、大豆の刈
取りを行う場合に生じていた汚豆粒の生起を防止するこ
とができる。
【0060】周期的通電制御部による感知体7の周期的
な収納状態及び作動状態の切換えは、その使用のオン・
オフ設定をすることができるようにしているとともに、
切換えの周期を任意に設定できるようにもしており、作
業を行う田や畑の状態、及び、収穫作物に合わせて最適
な周期に調整することができるようにしていている。
【0061】上述してきた実施例では、図1に示した汎
用コンバインAに基づいて説明を行ったが、汎用コンバ
インAに限定するものではなく、その他の通常のコンバ
インの刈取部に同様の構成を配設してもよい。
【0062】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、感知体の
収納時に、ポテンショ機構において収納状態であること
を認識させるべく、ポテンショ機構を収納状態認識位置
に保持する認識位置保持手段を具備していることによっ
て、感知体を収納した状態で誤って自動刈取り高さ操作
を行っても、ポテンショ機構による検出によって刈取部
降下信号及び刈取部上昇信号が発せられることがなく、
刈取り高さの誤動作を防止できる効果がある。
【0063】また、刈高さセンサーの作動状態では、通
常のとおりポテンショ機構が作動して刈取り高さの調整
が正確に行える効果がある。さらには、ポテンショ機構
の状態だけで、感知体が作業状態であるか、あるいは、
収納状態であるかを判断できる効果もある。
【0064】請求項2記載の発明によれば、感知体の収
納切換えを電動モータにより行うように構成したので、
運転席からの電動モータの操作のみにより感知体の収納
切換操作を行うことができる。また、自動刈高さ調整作
動操作と感知体の収納切換操作とを連動させたことによ
って、自動刈高さ調整作動を作動させると、連動して感
知体の切換えも行うことができるので、オペレーターの
誤操作を防止することができる効果がある。
【0065】また、請求項3記載の発明によれば、主変
速レバーの進退切換操作と、自動刈高さ調整作動操作と
を連動させ、主変速レバーを後進操作に切換えると自動
刈高さ調整作動操作は停止し、感知体を収納するように
したので、刈取部を上昇させないで機体を後進させた場
合に、感知体が接地したままとなることを防止すること
ができ、同感知体の上面に泥を抱き込んで破損させると
いう事故を防止することができる効果がある。
【0066】また、請求項4記載の発明によれば、感知
体の収納及び作動切換えを、刈取り作業中に周期的に繰
り返して行うことができるので、感知体によってかき集
められた状態となっている落ち葉を周期的に除去するこ
とができる。特に、大豆の刈取りを行う場合には、刈刃
前方に落ち葉や泥等が溜まると刈取部に落ち葉や泥が入
り込みやすく、汚豆粒となって品質低下をまねくという
欠点があったが、周期的に感知体の収納・作動を切換え
ることによって落ち葉や泥の滞留を除去できるので、そ
のような汚豆粒の生起を防止する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る接地式刈高さセンサー構造を具備
した汎用コンバインの説明図である。
【図2】本発明に係る接地式刈高さセンサー構造の作業
状態を示した説明図である。
【図3】本発明に係る接地式刈高さセンサー構造の収納
状態を示した説明図である。
【図4】他の実施例の接地式刈高さセンサー構造を示し
た説明図である。
【図5】本発明に係る電動モータを用いた接地式刈高さ
センサー構造の説明図である。
【図6】周期的に行う感知体の収納及び作動切換えの説
明図である。
【符号の説明】
A 汎用コンバイン M 電動モータ 3 刈取部 37 感知体用枢支軸 38 クランク 39 固定ピン 40 連結アーム 41 回動ピン 42 センサーアーム 43 回動ピン 44 センサーアーム用枢軸 45 緩衝バネ 47 切換基板 51 ポテンショメーター 52 検出アーム 53 従動アーム 54 センサーアーム支持突起 55 検出アーム支持突起 60 回転軸 61 回転腕 63 連結体
フロントページの続き Fターム(参考) 2B075 AA01 FA03 FA10 2B076 AA04 DC01 DD02 ED30 2B382 GA03 GA10 GB02 GC03 GC17 HB02 LA09 LA12 LB03 LB11 LC05 NA04 NA05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収納自在に構成した感知体(7)を接地さ
    せるとともに、連動機構を介してポテンショ機構を作動
    させ、刈取部(3)の刈取り高さを自動的に調整可能に構
    成したコンバインの接地式刈高さセンサーにおいて、 感知体(7)の収納時に、ポテンショ機構において収納状
    態であることを認識させるべく、ポテンショ機構を収納
    状態認識位置に保持する認識位置保持手段を具備してい
    ることを特徴とするコンバインの接地式刈高さセンサー
    構造。
  2. 【請求項2】 前記感知体(7)の収納切換えを電動モー
    タ(M)により行うように構成するとともに、自動刈高さ
    調整作動操作と感知体(7)の収納切換操作とを連動させ
    たことを特徴とする請求項1記載のコンバインの接地式
    刈高さセンサー構造。
  3. 【請求項3】 主変速レバー(20)による進退切換操作
    と、自動刈高さ調整作動操作とを連動させることによ
    り、主変速レバー(20)を後進操作に切換えると、自動刈
    高さ調整動作操作は自動刈高さ調整を停止し、感知体
    (7)を収納するように構成したことを特徴とする請求項
    1または請求項2記載のコンバインの接地式刈高さセン
    サー構造。
  4. 【請求項4】 前記感知体(7)の収納及び作動切換え
    を、刈取り作業中に周期的に繰り返して行うことを特徴
    とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のコンバイン
    の接地式刈高さセンサー構造。
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