JP2002112616A - コンバインの穀稈分離装置 - Google Patents

コンバインの穀稈分離装置

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JP2002112616A
JP2002112616A JP2000306115A JP2000306115A JP2002112616A JP 2002112616 A JP2002112616 A JP 2002112616A JP 2000306115 A JP2000306115 A JP 2000306115A JP 2000306115 A JP2000306115 A JP 2000306115A JP 2002112616 A JP2002112616 A JP 2002112616A
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weeding
culm
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weeds
grain
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Hisayuki Satoji
久幸 里路
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】立毛穀稈を分離する複数個の一方側外側の分草
体は、遠隔操作装置等によって、上下、あるいは左右回
動移動させようとするものである。 【解決手段】立毛穀稈を分離する一方側外側の分草体4
aは遠隔操作装置31の操作により、分草体4aの前後
軸25と左右軸23とを回動中心として、分草モータ1
9a,19bにより、この分草体4aを上下、あるいは
左右回動移動自在に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、刈取機の前端部
に設けて立毛穀稈を分離する複数の分草体の左右いずれ
か一方側の外側部に設けた分草体は、遠隔操作装置で上
下、あるいは左右移動自在に設けた技術であり、コンバ
インの穀稈分離装置として利用できる。
【0002】
【従来の技術】コンバインで立毛穀稈の収穫作業は、刈
取機の前端部に左右方向、及び上下方向を一定位置へ固
定して、複数個設けた分草体で複数条の立毛穀稈が分離
され、この分離された穀稈は各引起装置で引起され、引
起しされた穀稈は掻込されると共に、刈取りされ、この
刈取り穀稈はこの刈取機で後方上部へ移送されて脱穀機
へ供給され、この脱穀機内を移送中に脱穀され、脱穀済
みの穀粒はコンバインへ一時貯留される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】立毛穀稈を分離する複
数個の分草体は、引起装置の前方へ突出して左右方向、
及び上下方向を一定位置へ固定して設けていることによ
り、右回り刈取りで旋回のときに、右外側部の分草体が
圃場の土に押されて、変形したり、破損することがあっ
た。
【0004】又、圃場の初回の回り刈取りの時に、右外
側部の分草体は畦ぎわを進行することにより、畦ぎわは
圃場の水平面より、高くなっていることが多かったり、
又は湿田等で右側の株元側へ前回通過した時に、走行ク
ローラで土が寄せられて、株元部の近傍へ土が盛られた
状態になることがあり、このために、右外側部の分草体
が畦ぎわの高くなった箇所へ突っ込むことがあったり、
株元部に寄せられた土へ突っ込むことがあったが、この
発明により、これらの問題点を簡単な構成、及び操作に
よって解決しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このために、この発明
は、請求項1に記載の発明においては、刈取機3の前端
部に立毛穀稈を分離する複数の分草体4a,4bと、穀
稈を引起す複数の引起装置6とを設けたコンバインにお
いて、左右いずれか一方側の外側部の分草体4aは遠隔
操作装置31により、上下、あるいは左右移動自在に設
けたことを特徴とするコンバインの穀稈分離装置とした
ものである。
【0006】請求項2に記載の発明においては、前記分
草体4aを支持する前後方向の前後軸25と、左右方向
の左右軸23とを回動中心として上下、あるいは左右移
動自在に設けたことを特徴とする請求項1に記載のコン
バインの穀稈分離装置としたものである。
【0007】請求項3に記載の発明においては、前記分
草体4aは分草モータ19a,19bで上下、あるいは
左右移動自在に設けたことを特徴とする請求項1、又は
請求項2に記載のコンバインの穀稈分離装置としたもの
である。請求項4に記載の発明においては、前記分草体
4aは運転操作等を行う操作装置33に設けた単一の切
換操作装置32の操作により、上下、あるいは左右移動
自在に設けたことを特徴とする請求項1、又は請求項
2、又は請求項3に記載のコンバインの穀稈分離装置と
したものである。
【0008】
【発明の作用】コンバインで立毛穀稈の収穫作業は刈取
機3の前端部に、例えば、右外側部に上下、あるいは左
右移動自在に設けた分草体4aと、この分草体4aの左
側に左右方向、及び上下方向を一定位置へ固定して複数
個設けた分草体4bとにより、複数条の立毛穀稈が分離
され、この分離された複数条の穀稈は引起装置6で引起
され、引起された穀稈は掻込されると共に、刈取りさ
れ、刈取り穀稈はこの刈取機3で後方上部へ移送されて
脱穀機へ供給され、この脱穀機内を移送中に脱穀され、
脱穀済み穀粒はコンバインで一時貯留される。
【0009】この収穫作業のときで初回の回り刈取りの
ときに、畦ぎわは圃場の水平面より、高くなっていると
き、又は湿田等で右側の株元側へ前回通過した時に、走
行クローラで土が寄せられて、株元部の近傍へ土が盛ら
れた状態になっている時等は、右外側の分草体4aを下
記の如く調節する。
【0010】操縦席に作業者が搭乗して、運転操作する
操作装置33に設けた遠隔操作装置31である単一の切
換操作装置32を操作して、右外側の分草体4aは前後
方向の前後軸25と左右方向の左右軸23とを回動中心
として、分草モータ19b,19aで右側へ回動移動、
あるいは上方へ回動移動される。右外側の分草体4aを
右側へ回動移動、又は上方へ回動移動された状態で収穫
作業が行われる。
【0011】
【発明の効果】請求項1に記載の発明においては、畦ぎ
わが高くなっているとき、及び湿田等で走行クローラで
土が次回に刈取る右端部の穀稈の株元側へ寄せられてい
るときであっても、右外側の分草体4aを上下、あるい
は左右移動自在に設けたこの分草体4aを遠隔操作装置
31で上下、及び左右に簡単に移動させることができる
ことにより、畦ぎわで分草体4aが土の中へ突っ込むこ
とを防止できる。又、株元側の寄せられた土の中へ分草
体4aが突っ込むことも防止できる。更に立毛穀稈の倒
伏状態により、分草体4aを任意の高さ位置に設定で
き、このために、倒伏性能が向上する。
【0012】請求項2に記載の発明においては、前後軸
25と左右軸23とを回動中心として、分草体4aを上
下、あるいは左右移動自在な構成としたことにより、構
成が簡単である。又、これら前後軸25、及び左右軸2
3を個別、又は同時に固定すると、上下移動のみ、左右
移動のみ、又は上下、及び左右移動固定等の各仕様に簡
単に変更することができ、圃場条件、及び穀稈の倒伏条
件等により、個別に対応することができる。
【0013】請求項3に記載の発明においては、前記分
草体4aの上下、あるいは左右移動を分草モータ19
a,19bで行ない、これら分草モータ19a,19b
に設けた、アーム、及びギヤー等を介して行うことによ
り、構成が簡単であり、又は穀稈を掻込みする掻込装置
内の狭い空間部に配設することもない。
【0014】請求項4に記載の発明においては、運転操
作等を行う操作装置33に、分草体4aを上下、あるい
は左右回動移動する単一の切換操作装置32を設けたこ
とにより、作業者が操作装置33を操作しながら、分草
体4aを簡単に回動移動操作することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて説明する。コンバイン1の走行車台2の前部に
は、刈取機3を設け、この刈取機3の先端部から、順次
に立毛穀稈を分離する所定間隔に設けた右外側部の分草
体4aと、この分草体4aの左側に複数個設けた分草体
4bと、ナローガイド5とを設け、分離された穀稈を引
起す所定間隔に、複数個の引起装置6とを設け、右外側
の分草体4aは上下、あるいは左右回動移動自在に設け
た構成であり、これら各分草体4a,4bを主に図して
説明する。
【0016】前記コンバイン1の走行車台2の下側に
は、図11、及び図12で示す如く土壌面を走行する左
右一対の走行クローラ7aを張設した走行装置7を配設
し、走行車台2の上側には、脱穀機8を載置した構成で
ある。走行車台2の前側の刈取機3で立毛穀稈を刈取り
し、この刈取り穀稈はこの刈取機3で移送され、脱穀機
8ののフィードチエン9aと挟持杆9bとで引継ぎ挟持
移送して脱穀し、脱穀済みで選別済み穀粒を回収して一
時貯留する穀粒貯留タンク10は、脱穀機8の右横側に
配設した構成である。
【0017】前記脱穀機8の前部で走行車台2の前側に
は、図11、及び図12で示す如く前端位置から立毛穀
稈を分離する平面視左側端部のナローガイド5、及び右
外側部の分草体4aと、この分草体4aの左側に所定間
隔に設けた複数個の分草体4bと、この分離された穀稈
を引起す前方下部から後方上部へ所定角度で傾斜する引
起装置6と、引起された穀稈を掻込みする掻込装置11
aと、掻込された穀稈を刈取りする刈刃装置11bと、
刈取りされた穀稈を挟持移送して脱穀機8のフィードチ
エン9aと挟持杆9bとへ受け渡しする扱深調節移送装
置12aと供給移送装置12b等よりなる穀稈移送装置
12等を設けてなる刈取機3は、油圧駆動による伸縮シ
リンダ13により、土壌面に対して昇降自在に作用させ
る構成である。
【0018】前記刈取機3の前方下部から後方上部へ傾
斜する支持杆14aの上端部には、図11で示す如く左
右方向に支持パイプ杆14bを設け、この支持パイプ杆
14bを走行車台2の上側面に設けた支持装置14cで
回動自在に支持させて、伸縮シリンダ13の作動によ
り、刈取機3は支持パイプ杆14bを回動中心として、
上下に回動自在な構成である。
【0019】左側部の複数個の前記分草体4bの支持構
成は、図4、及び図12で示す如く左右両側に、先方へ
突出する支持フレーム15へ装着した接続フレーム15
aには、前方へ突出する各支持パイプ15bを固着して
設けた構成である。この支持パイプ15bには、分草体
4bの分離パイプ16aを挿入して、ボルト等で装着し
た構成である。分離パイプ16aには、分離板16bを
装着して設け、これら分離パイプ16aと、分離板16
bとにより、左側部の各分草体4bを形成した構成であ
る。
【0020】右外側の前記分草体4aは、図1〜図3、
及び図5〜図12で示す如く上下回動移動装置17と、
左右回動移動装置18と、分草モータ19a,19b等
とよりなり、上下回動移動、及び左右回動移動が行われ
る構成である。右外側の前記分草体4aを支持、及び上
下回動移動させる上下回動移動装置17は、図1〜図3
で示す如く支持フレーム15の上側には、支持板20を
固着して設け、この支持板20の基部側には、モータ取
付板20aを固着して設けた構成である。このモータ取
付板20aには、分草モータ19aをボルト、及びナッ
ト等で装着し、この分草モータ19aの軸端部には、ア
ーム21を設けた構成である。
【0021】前記分草体4aを支持、及び左右回動移動
させる左右回動移動装置18は、図1、及び図2で示す
ごとく後支持メタル22の外周部の左右両側には、支持
板23a,23aを固着して設け、この支持板23a,
23a間には、パイプ材よりなる支持パイプ23bを設
け、この支持パイプ23bは左右方向の左右軸23で回
動自在に軸支した構成である。
【0022】前記支持板20の前端部に設けた接続フレ
ーム15aには、吊下げ板24、24を支持板23a,
23aの外側に位置させて設け、この吊下げ板24、2
4で左右軸23を支持させた構成である。前記支持パイ
プ23bには、上下回動板24aを固着して設け、この
上下回動板24aと分草モータ19aに設けたアーム2
1とは、上下回動ロット24bで接続させた構成であ
る。
【0023】前記後支持メタル22の前後両側に内装し
たベアリング25a,25aで、前後方向の前後軸25
を回転自在に軸支して設けた構成であり、この前後軸2
5の後端部には、ギヤー25bを装着して設けた構成で
ある。前記後支持メタル22の外径の後方部には、モー
タ取付板26を設け、このモータ取付板26には、分草
モータ19bをボルト、及びナット等で装着した構成で
あり、この分草モータ19bの軸端部には、ギヤー19
cを設けた構成であり、このギヤー19cと、前後軸2
5のギヤー25bとは、噛合する構成である。
【0024】右外側の前記分草体4aは、図1、及び図
2で示す如く分離板27の内側面には、後方へ突出する
取付板27aを設け、この取付板27aには、内径部に
キー溝28aを設けた支持ボス28を固着して設け、こ
の支持ボス28は前支持メタル29に固着して設けた固
定軸30へ挿入して支持した構成であり、この固定軸3
0には、キー溝30aを設け、このキー溝30aと支持
ボス28のキー溝28aとには、キー30bを挿入して
設け、このキー30bと支持ボス28とは、ボルト等で
固定軸30へ締付けて、この支持ボス28を所定位置へ
固定した構成である。前支持メタル29の内径部を前後
軸25へ挿入し、この前支持メタル29をボルト等によ
り、所定位置へ装着した構成であり、このボルトの取り
外しによって、分草体4aは着脱自在な構成である。
【0025】前記分草体4aへ作業中に異常な過負荷が
掛ると、支持ボス28と固定軸30とに設けたキー30
bが破損し、この分草体4a、及び其の他の上下・左右
回動移動装置17、18等の破損を防止した構成であ
る。前記分草体4aは、図1〜図3で示す如く上下回動
移動装置17の分草モータ19aの始動により、アーム
21aと、上下回動ロット24bと、上下回動板24
と、支持パイプ23bとを介して左右軸23を回動中心
として、支持パイプ23bが上下方向へ回動され、分草
体4aは上下に回動移動する構成である。
【0026】前記分草体4aは、図1〜図3で示す如く
左右回動移動装置18の分草モータ19bの始動によ
り、この分草モータ19bのギヤー19cと、前後軸2
5のギヤー25bとを介して、前後軸25を回動中心と
して、この前後軸25が左右方向へ回動され、分草体4
aが左右に回動移動する構成である。
【0027】前記分草体4aを支持する前後方向の前後
軸25を回動中心として、分草体4aは左右に回動移動
され、又、左右方向の左右軸23を回動中心として、分
草体4aは上下に回動移動され、簡単な構成でこれらの
回動移動を行う構成である。前記分草体4aは分草モー
タ19aで上下に回動移動され、又、分草モータ19b
で左右に回動移動され、構成が簡単であり、又、穀稈を
掻込みする掻込装置11a内の狭い空間部には、設置し
ない構成である。
【0028】前記分草体4aを上下、及び左右に回動移
動操作する遠隔操作装置31である切換操作装置32
は、図8〜図10で示す如く分草体4aと遠距離位置で
ある作業者が運転操作等を行う各種の操作レバー33a
を設けた操作装置33に設けた構成である。この切換操
作装置32は単一の分草操作レバー32aよりなる構成
であり、この分草操作レバー32aは、例えば、前方、
又は後方へ倒し操作すると、この分草操作レバー32a
の下端部でON−OFFスイッチ方式の上・下スイッチ
(図示せず)がONされ、分草モータ19aが正回転、
又は逆回転始動され、分草体4aは上方、又は下方へ回
動移動する構成である。
【0029】前記分草操作レバー32aは、例えば、左
方、又は右方へ倒し操作すると、この分草操作レバー3
2aの下端部で、ON−OFFスイッチ方式の左・右ス
イッチ(図示せず)がONされ、分草モータ19bが正
回転、又は逆回転始動され、分草体4aは左方、又は右
方へ回動移動する構成である。
【0030】前記分草体4aを上下、又は左右へ回動移
動操作する遠隔操作装置31は、分草体4aから遠距離
位置である操作装置33に設けたことにより、作業者が
操作装置33を操作しながら、この遠隔操作装置31で
ある切換操作装置32の分草操作レバー32aを操作
し、分草体4aを簡単に上下、又は左右へ回動移動操作
できる構成である。又、この分草操作レバー32aを十
文字に操作することにより、上下、及び左右回動移動さ
せることができ、大幅なコスト低減できる構成であり、
安価なコストで分草操作レバー32aを形成できる構成
である。
【0031】右外側の分草体4aを上下、又は左右回動
移動させる上下回動移動装置17、及び左右回動移動装
置18は、図5〜図7で示す如く右外側の引起装置6
と、縦伝動枠34との間を覆う刈取右外カバー35を設
け、この刈取右外カバー35内に収納状態に設けた構成
である。刈取右外カバー35は正面視図6、及び図7で
示す如く下方部を順次外側へ突出させて設けた構成であ
る。
【0032】これにより、前記上下・左右回動移動装置
17、18は刈取右外カバー34により、保護されてい
ることにより、障害物へ当接して破損することもない。
又、保護されていることにより、耐久性も向上した。更
に刈取右外カバー35を取り外すことにより、これら上
下・左右回動装置17、18のメンテナンスが容易であ
る。
【0033】前記刈取機3には、運転作業者が刈取り位
置を確認(条合せが確認)できる目印体36は、図1
1、及び図12で示す如く例えば、右外側の引起装置6
の前側面へ上下移動自在(収納自在)に設けた構成であ
る。これにより、運転作業者は、右外側の分草体4aの
位置と刈取る穀稈の位置とを一定に合せながら(条合せ
しながら)刈取り作業を行うが、この分草体4aは圃場
条件、及び穀稈の状態等により、左右に回動移動させる
ことにより、位置が一定位置でないことにより、条合せ
がむつかしい。このために、これを解決するために、刈
取機3の機体1aに目印体36を設け、条合せを容易に
した。
【0034】前記分草体4aの上下回動移動装置17
と、操作装置33の前側に設けた分草操作レバー42と
は、図13、及び図14で示す如く連結ロット43で連
接させた構成である。この分草操作レバー42の操作に
より、連結ロット43を介して、上下回動移動装置17
を上下移動させて、分草体4aを上下回動移動する構成
である。
【0035】これにより、前記分草体4aは分草操作レ
バー42と連結ロット43で、上下回動移動装置17を
介して、上下回動移動させることができ、安価で経済的
に有利であり、又、これにより、湿田性が向上する。右
外側の分草体4aは、図15〜図17で示す如く分離板
27の右側部は全面カバー27b部に形成すると共に、
この全面カバー27a部は内側へ湾曲させた構成であ
り、湿田圃場で収穫作業のときには、この全面カバー2
7bの湾曲部で土を右側へ寄せて排土する構成である。
【0036】これにより、湿田作業のときは、前回通過
した時に前記走行クローラ7aで寄せられた土は、右外
側の分草体4aの全面カバー27bで右側へ寄せらるこ
とにより、土がこの分草体4aの後方部に設けた刈刃装
置11bへ浸入することを防止でき、このために、この
刈刃装置11bの切れ味の低下を防止することができ
る。
【0037】右外側の分草体4aは、図18で示す如く
左右回動移動装置18の作動によって、引起装置6の前
側で、反転状態に回動移動させたときには、この分草体
4aの上側部(イ)は、引起装置6の下側面より、所定
距離(L)上部に位置させた構成である。
【0038】これにより、前記分草体4aを反転状態に
操作したときに、この分草体4aの分離板27は、穀稈
を引起、及び掻込のときに抵抗になることがなく、引
起、及び掻込の性能向上を図ることができる。右側の分
草体4aは、図3で示す如く上下回動移動装置17の作
動により、地面に対して上下に回動移動する構成であ
り、湿田で倒伏刈取り作業のとき、又は右側の株元側へ
土が寄せられた湿田作業のときには、分草体4aを地面
より、所定距離(L1)下げて収穫作業ができる構成で
ある。
【0039】これにより、湿田で倒伏した穀稈であって
も、前記分草体4aを地面より、下げて収穫作業するこ
とにより、この分草体4aで倒伏穀稈をすくい上げるた
めに、湿田での倒伏性能が向上する。又、刈り残しなく
収穫作業ができる。前記脱穀機8側の前部には、図1
1、及び図12で示す如くコンバイン1を始動、停止、
及び各部を調節等の操作を行う操作装置33と、これら
の操作を行う作業者が搭乗する操縦席37とを設け、こ
の操縦席37の下側で、走行車台2の上側には、エンジ
ン38を載置すると共に、後方部には、穀粒貯留タンク
10を配設する。これら走行装置7と、刈取機3と、脱
穀機8と、エンジン38等により、コンバイン1の機体
1aを形成した構成である。
【0040】前記刈取機3の穀稈移送装置12によって
形成される穀稈移送経路中には、刈取られて移送される
穀稈に接触作用することにより、脱穀機8へ穀稈の供給
の有無を検出する穀稈センサ3aを設けた構成である。
前記走行車台2の前端部に装架された走行用のミッショ
ンケース39内の伝動機構39aの伝動経路中には、そ
の出力回転数に基づいて走行車速を検出するポテンショ
ンメータ方式の車速センサ39bを設けた構成である。
【0041】前記穀粒貯留タンク10内に貯留した穀粒
は機外へ排出するこの穀粒貯留タンク10の後側には、
縦移送螺旋40aを内装した排出支持筒40を略垂直姿
勢で回動可能に装着して設け、この排出支持筒40の上
端部には、その全長がコンバイン1の前後長に亘る機外
へ穀粒を排出する排出螺旋41aを伸縮自在に内装した
排出オーガ41を伸縮自在、上下回動自在、及び左右旋
回自在に横方向へ配設した構成である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 穀稈分離装置部の拡大側面図
【図2】 穀稈分離装置部の拡大側正面図
【図3】 右外側の分草体の作用拡大側面図
【図4】 左側の分草体部の拡大平面図
【図5】 刈取右外カバー部の拡大側面図
【図6】 刈取右外カバー部の拡大正面図
【図7】 刈取右外カバーの拡大正面図
【図8】 遠隔操作装置部の拡大側面図
【図9】 遠隔操作装置部の拡大正面図
【図10】 操作装置の拡大正面図
【図11】 コンバインの全体側面図
【図12】 コンバインの全体正面図
【図13】 他の実施例を示す図で、分草操作レバー部
の拡大側面図
【図14】 他の実施例を示す図で、分草操作レバー部
の拡大正面図
【図15】 他の実施例を示す図で、分草体部の拡大側
面図
【図16】 他の実施例を示す図で、分草体の分離板の
正面図
【図17】 他の実施例を示す図で、図15のA−A断
面図
【図18】 他の実施例を示す図で、分草体部の拡大側
面図
【符号の説明】
3 刈取機 4a 分草体 4b 分草体 6 引起装置 19a 分草モータ 19b 分草モータ 23 左右軸 25 前後軸 31 遠隔操作装置 32 切換操作装置 33 操作装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刈取機3の前端部に立毛穀稈を分離する
    複数の分草体4a,4bと、穀稈を引起す複数の引起装
    置6とを設けたコンバインにおいて、左右いずれか一方
    側の外側部の分草体4aは遠隔操作装置31により、上
    下、あるいは左右移動自在に設けたことを特徴とするコ
    ンバインの穀稈分離装置。
  2. 【請求項2】 前記分草体4aを支持する前後方向の前
    後軸25と、左右方向の左右軸23とを回動中心として
    上下、あるいは左右移動自在に設けたことを特徴とする
    請求項1に記載のコンバインの穀稈分離装置。
  3. 【請求項3】 前記分草体4aは分草モータ19a,1
    9bで上下、あるいは左右移動自在に設けたことを特徴
    とする請求項1、又は請求項2に記載のコンバインの穀
    稈分離装置。
  4. 【請求項4】 前記分草体4aは運転操作等を行う操作
    装置33に設けた単一の切換操作装置32の操作によ
    り、上下、あるいは左右移動自在に設けたことを特徴と
    する請求項1、又は請求項2、又は請求項3に記載のコ
    ンバインの穀稈分離装置。
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