JP2003009631A - コンバインの穀稈分離装置 - Google Patents

コンバインの穀稈分離装置

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JP2003009631A
JP2003009631A JP2001196797A JP2001196797A JP2003009631A JP 2003009631 A JP2003009631 A JP 2003009631A JP 2001196797 A JP2001196797 A JP 2001196797A JP 2001196797 A JP2001196797 A JP 2001196797A JP 2003009631 A JP2003009631 A JP 2003009631A
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narrow guide
narrow
culm
traveling
guide
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Application number
JP2001196797A
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English (en)
Inventor
Hakuro Takahashi
伯郎 高橋
Kiyoshi Iiizumi
清 飯泉
Hiroya Uchida
博也 内田
Hitoshi Watanabe
均 渡辺
Masahiro Kurokawa
雅博 黒河
Mikiya Shirakata
幹也 白方
Hiroshi Nishizaki
西崎  宏
Kentaro Tsuji
健太郎 辻
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】立毛穀稈の長稈、又は倒伏状態により、ナロー
ガイドを簡単に調節ができるようにすると共に、確実に
穀稈を分離しようとするものである。 【解決手段】刈取機の前端左側に設けた分草体6と、脱
穀機の後方部までとの間には、立毛穀稈を分離する前・
後ナローガイド7、8を接続して、該後ナローガイド8
を走行ナローガイド18で摺動自在に軸支して設けると
共に、前ナローガイド7と走行ナローガイド18との間
には、前・後長稈ナローガイド9、10を接続して、該
後長稈ナローガイド10を走行ナローガイド18で摺動
自在に軸支して設けた構成である。又、前ナローガイド
7と後ナローガイド8との間には、前・後長稈ナローガ
イド9、10を接続して、該後長稈ナローガイド10を
後ナローガイド8で摺動自在に軸支して設けた構成であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、刈取機の前端左
側に設けた分草体と、脱穀機の後方部までとの間には、
立毛穀稈を分離する前・後ナローガイドを接続して、該
後ナローガイドを走行ナローガイドで摺動自在に軸支し
て設けると共に、前・後長稈ナローガイドを接続して、
該後長稈ナローガイドを走行ナローガイドで摺動自在に
軸支して設けた技術であり、コンバインの穀稈分離装置
として利用できる。
【0002】
【従来の技術】コンバインで立毛穀稈の収穫作業のとき
には、刈取る穀稈の稈長、及び倒伏の状態により、刈取
機の前端部に設けて、穀稈を分離する各分草体の内の左
端部のこの分草体と、走行装置の走行車台の後方部との
間に、外側、及び内側へ回動自在に、支持部と案内部と
を一体に形成して設けたナローガイドは、長稈のときに
は、内側上方へ回動操作し、このナローガイドの上部位
置を高所の内側へ位置させる。又、倒伏状態がひどいと
きには、外下側へ回動操作し、このナローガイドの上部
位置を低所の外側へ位置させる。この調節操作が終了後
に、コンバインを走行させて、刈取機の前端部に設けた
各分草体、及びナローガイドで立毛穀稈が分離されて刈
取りされ、この刈取り穀稈は、刈取機で後方上部へ移送
されて脱穀機へ供給され、この脱穀機で脱穀される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】穀稈を分離するナロー
ガイドは、支持部と、案内部とは、一体に形成され、
又、穀稈の稈長、及び倒伏状態により、内側、及び外側
への回動操作が必要であり、この回動操作が適切でない
ときには、穀稈の分離性能が低下したり、又はナローガ
イドにより、脱粒が発生することがあったが、この発明
により、これらの問題点を解消しようとするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】このために、この発明
は、請求項1に記載の発明においては、走行装置2の走
行車台3の後方部に走行ナローガイド18と、走行車台
3前部に立毛穀稈を刈取る刈取機4と、上側に穀稈を脱
穀する脱穀機5と、刈取機4の前端部に穀稈を分離する
各分草体6等を設けたコンバインにおいて、刈取機4の
前端部から脱穀機5の後方部までの間に位置すべく、刈
取機4左端部の分草体6と、走行ナローガイド18との
間には、立毛穀稈を分離する前ナローガイド7と、後ナ
ローガイド8とを接続して、該後ナローガイド8を走行
ナローガイド18へ摺動自在に軸支して設けると共に、
前ナローガイド7と、走行ナローガイド18との間に
は、前長稈ナローガイド9と、後長稈ナローガイド10
とを接続して、後長稈ナローガイド9を走行ナローガイ
ド18へ摺動自在に軸支して設けたことを特徴とするコ
ンバインの穀稈分離装置としたものである。
【0005】請求項2に記載の発明においては、前記刈
取機4の前端部から脱穀機5の後方部までの間に位置す
べく、刈取機4左端部の分草体6と、走行ナローガイド
18との間には、立毛穀稈を分離する前ナローガイド7
と、後ナローガイド8とを接続して、該後ナローガイド
8を走行ナローガイド18へ摺動自在に軸支して設ける
と共に、前ナローガイド7と、後ナローガイド8との間
には、前長稈ナローガイド9と、後長稈ナローガイド1
0とを接続して、該後長稈ナローガイド10を後ナロー
ガイド8へ摺動自在に軸支して設けたことを特徴とする
請求項1に記載のコンバインの穀稈分離装置としたもの
である。
【0006】
【発明の作用】請求項1に記載の発明においては、コン
バインで立毛穀稈の収穫作業のときには、刈取る穀稈の
長稈、及び倒伏の状態により、刈取機4の前端部に設け
て、穀稈を分離する各分草体6の内の左端部のこの分草
体6、及び走行装置2の走行車台3の上側へ載置した脱
穀機5の後方部の間に亘って設けるべく、分草体6と、
走行車台3の後部に設けた走行ナローガイド18との間
には、前・後ナローガイド7、8を接続して、この後ナ
ローガイド8は走行ナローガイド18へ摺動自在に軸支
したこの後ナローガイド8と、前ナローガイド7と、走
行ナローガイド18との間に亘って設ける。前・後長稈
ナローガイド9、10を接続して、この後長稈ナローガ
イド10は走行ナローガイド18へ摺動自在に軸支し
た、この後長稈ナローガイド10との両者を所定位置へ
摺動移動操作する。例えば、長稈のときは、これら前・
後ナローガイド7、8、及び前・後長稈ナローガイド
9、10の接合部を上方へ移動させる。又、倒伏状態が
ひどいときには、上記とは、逆に下方へ移動させる。
【0007】この調節操作が終了後に、前記コンバイン
を走行させて、刈取機4の前端部に設けた各分草体6
と、前・後ナローガイド7、8及び前・後長稈ナローガ
イド9、10とにより、穀稈が分離されて刈取りされ、
この刈取り穀稈は、刈取機4で後方上部移送されて脱穀
機5へ供給され、この脱穀機5で脱穀される。
【0008】請求項2の発明においては、前記後ナロー
ガイド8と、前ナローガイド7と、後ナローガイド8と
の間に亘って設ける前・後長稈ナローガイド9、10を
接続して、後長稈ナローガイド10は後ナローガイド8
へ摺動自在に軸支した、この後長稈ナローガイド10と
の両者を所定位置へ操作し、例えば、長稈のときは、こ
れら前・後ナローガイド7、8、及び前・後長稈ナロー
ガイド9、10の接合部を上方へ移動させる。又、倒伏
状態がひどいときは、上記とは、逆に下方へ移動させ
る。
【0009】この調節操作が終了後に、前記コンバイン
を走行させて、刈取機4の前端部に設けた各分草体6
と、前・後ナローガイド7、8、及び前・後長稈ナロー
ガイド9、10とにより、穀稈は分離されて刈取りさ
れ、この刈取り穀稈は、刈取機4で後方上部へ移送され
て脱穀機5へ供給され、この脱穀機5で脱穀される。
【0010】
【発明の効果】請求項1に記載の発明においては、前・
後ナローガイド7、8は分割して接続し、この後ナロー
ガイド8は走行ナローガイド18で摺動自在に軸支する
と共に、前・後長稈ナローガイド9、10は分割して接
続し、この後長稈ナローガイド10は走行ナローガイド
18で摺動自在に軸支して設けたことにより、作用時、
及び格納時共に、穀稈の流れがスムーズであり、穀稈の
分離性能の向上を図ることができ、又脱粒の防止、及び
倒伏適応性の向上を図ることができる。
【0011】請求項2に記載の発明においては、前記前
・後ナローガイド7、8は分割して接続し、この後ナロ
ーガイド8は走行ナローガイド18で摺動自在に軸支し
て設けると共に、前・後長稈ナローガイド9、10は分
割して接続し、この後長稈ナローガイド10は後ナロー
ガイド8で摺動自在に軸支して設けたことにより、作用
時、及び格納時共に、穀稈の流れがスムーズであり、穀
稈の分離性能の向上を図ることができ、又、脱粒の防
止、及び倒伏適応性の向上を図ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて説明する。コンバイン1の走行装置2の走行車
台3の前部には、穀稈を刈取る刈取機4を設けると共
に、走行車台3の上側には、穀稈を脱穀する脱穀機5を
載置した構成である。刈取機4の前端左側部に設けて、
穀稈を分離する分草体6と、脱穀機5の後方部までの間
には、穀稈を分離する前・後ナローガイド7、8、及び
前・後長稈ナローガイド9、10を設けた構成である。
これら前・後ナローガイド7、8、及び前・後長稈ナロ
ーガイド9、10を主に図示して説明する。
【0013】前記コンバイン1の走行車台3の下側に
は、図3で示す如く土壌面を走行する左右一対の走行ク
ローラ2aを張設した走行装置2を配設し、走行車台3
の上側には、脱穀機5を載置した構成である。走行車台
3の前側の刈取機4で立毛穀稈を刈取りし、この刈取り
穀稈は、この刈取機4で後方上部へ移送され、脱穀機5
のフィードチエン11aと挟持杆11bとで引継ぎされ
て、挟持移送されながら脱穀される。脱穀済みで選別済
み穀粒は、脱穀機5の右横側に配設した穀粒貯留タンク
12内へ一時貯留される。
【0014】前記走行車台3の前側には、図3で示す如
く前端部位置から立毛穀稈を分離する前・後ナローガイ
ド7、8、前・後長稈ナローガイド9、10、及び分草
体6と、穀稈を引起す引起装置13aと、引起された穀
稈を掻込みする穀稈掻込移送装置14の掻込装置14a
と、掻込された穀稈を刈取りする刈刃装置13bと、刈
取りされた穀稈を挟持移送して脱穀機5のフィードチエ
ン11aと、挟持杆11bとへ受け渡しする穀稈掻込移
送装置14の根元・穂先移送装置15a,15b等から
なる刈取機4を設けている。該刈取機4は、油圧駆動に
よる伸縮シリンダ16により、土壌面に対して昇降自在
に移動する構成である。
【0015】前記刈取機4の前方下部から後方上部へ傾
斜する支持杆17aの上端部には、左右方向の支持パイ
プ杆17bを設け、この支持パイプ杆17bを走行車台
3の上側面に設けた支持装置17cで回動自在に支持さ
せて、伸縮シリンダ16の作動により、刈取機4は支持
パイプ杆17bを回動中心として、上下に回動する構成
である。
【0016】前記分草体6は、刈取る穀稈の条数による
機械の大きさにより、装着する個数が異なる構成であ
る。各分草体6は分草パイプ6aの前端部に分草板6b
を設けた構成である左端部の分草体6の分草パイプ6a
には、受板6cを固着した構成である。
【0017】前記脱穀機5の後方部に位置する箇所の走
行車台3には、着脱自在にボルト、及びナット等によ
り、走行ナローガイド18を設けた構成であり、この走
行ナローガイド18と、左端部の分草体6の分草パイプ
6aに設けた受板6cとの間には、分割した前・後ナロ
ーガイド7、8は接続して設けた構成である。
【0018】前記前ナローガイド7は、図1で示す如く
例えば、丸棒材、又は丸パイプ材等よりなり、前端部は
分草体6の受板6cへ上下に回動自在に挿入して、抜け
止めを施すと共に、後端部は偏平状に形成し、中央部に
は、ボルト等の挿入孔7aを設けた構成である。
【0019】前記後ナローガイド8は、図1で示す如
く、例えば、丸棒材、又は丸パイプ材等よりなり、前端
部は偏平状に形成し、中央部には、ボルト等の挿入孔8
aを設けると共に、後端部はリンク形状8bに形成し、
このリンク形状8b部を走行車台3に設けた走行ナロー
ガイド18へ挿入し、前後へ摺動自在に軸支して設けた
構成である。
【0020】前記前ナローガイド7の後端の偏平部の挿
入孔7aと、後ナローガイド8の前端の偏平部の挿入孔
8aとは、例えば、丁ボルト、及び丁ナットにより、両
部品を接続した構成である。分離した前記前・後長稈ナ
ローガイド9、10は接続して設けた構成である。前長
稈ナローガイド9は、図1で示す如く、例えば、丸棒
材、又は、丸パイプ材等よりなり、前端部は前ナローガ
イド7の後方部の上側外周部へ固着して設けると共に、
後端部はL字形状9aに形成した構成である。この前長
稈ナローガイド9の前部と、前ナローガイド7の後端部
との間には、補強杆9bを設けた構成である。
【0021】前記後長稈ナローガイド10は、図1で示
す如く前端部は偏平状に形成し、中央部には、挿入孔1
0aを設けると共に、後端部はリンク形状10bに形成
し、このリンク形状10b部は走行車台3に設けた走行
ナローガイド18へ挿入し、前後へ摺動自在に軸支して
設けた構成である。後長稈ナローガイド10の挿入孔1
0aには、前長稈ナローガイド9の後端部のL字形状9
a部を挿入し、抜け止めを施して、両部品を接続した構
成である。
【0022】前記前・後ナローガイド7、8の接続部を
弛めて、該後ナローガイド8を前方へ摺動操作すると、
前ナローガイド7の前端部を回動中心として、これら前
・後ナローガイド7、8は上方へ回動移動すると共に、
後長稈ナローガイド10は後ナローガイド8で押され
て、前・後長稈ナローガイド9、10も同時に、上方へ
回動移動する構成である。刈取る穀稈が長稈のときに
は、後ナローガイド8は前方へ摺動操作し、前・後ナロ
ーガイド7、8、及び前・後長稈ナローガイド9、10
を上方へ回動移動させる構成である。又、刈取る穀稈が
倒伏がひどいときには、後ナローガイド8は後方へ摺動
操作し、前・後ナローガイド7、8、及び前・後長稈ナ
ローガイド9、10を下方へ回動移動させる構成であ
る。
【0023】前記前・後ナローガイド7、8は分割し
て、接続し、この後ナローガイド8は走行ナローガイド
18で摺動自在に軸支すると共に、前・後長稈ナローガ
イド9、10は分割して接続し、この後長稈ナローガイ
ド10は走行ナローガイド18で摺動自在に軸支して設
けたことにより、作用時、及び格納時共に、穀稈の流れ
がスムーズであり、穀稈の分離性能の向上を図ることが
でき、又、脱粒の防止、及び倒伏適応性の向上を図るこ
とができる。更に長稈、及び倒伏時の調節が容易であ
る。
【0024】請求項2に記載の発明は、前記前・後ナロ
ーガイド7、8は、前述で説明した図1の如く形成する
と共に、分割した前・後長稈ナローガイド9、10は接
続して設け、この前・後長稈ナローガイド9、10は、
図2で示す如くこの前長稈ナローガイド9の前端部は、
前ナローガイド7の後方部の上側外周部へ固着して設け
ると共に、後端部はL字形状9aに形成した構成であ
る。この前長稈ナローガイド9の前部と、前ナローガイ
ド7の後端部との間には、補強杆9bを設けた構成であ
る。
【0025】前記後長稈ナローガイド10は、図2で示
す如く前端部は偏平状に形成し、中央部には、挿入孔1
0aを設けると共に、後端部はリンク形状10bに形成
し、このリンク形状10b部は、後ナローガイド8へ挿
入し、前後へ摺動自在に軸支して設けた構成である。前
長稈ナローガイド9の後端部のL字形状9a部を挿入
し、抜け止めを施して、両部品を接続した構成である。
【0026】前記前・後ナローガイド7、8の接続部を
弛めて、該後ナローガイド8を前方へ摺動操作すると、
前ナローガイド7の前端部を回動中心として、これら前
・後ナローガイド7、8は上方へ回動移動すると共に、
この後ナローガイド8の前方への摺動操作に伴なって、
前・後長稈ナローガイド9、10も同時に、上方へ回動
移動する構成である。刈取る穀稈が長稈のときには、後
ナローガイド8は前方へ摺動操作し、前・後ナローガイ
ド7、8、及び前・後長稈ナローガイド9、10を上方
へ回動移動させる構成である。又、刈取る穀稈が倒伏が
ひどいときには、後ナローガイド8を後方へ摺動操作
し、前・後ナローガイド7、8、及び前・後長稈ナロー
ガイド9、10を下方へ回動移動させる構成である。
【0027】前記前・後ナローガイド7、8は分割して
接続し、この後ナローガイド8は走行ナローガイド18
で摺動自在に軸支すると共に、前・後長稈ナローガイド
9、10は分割して接続し、この後長稈ナローガイド1
0は後ナローガイド8で摺動自在に軸支して設けたこと
により、作用時、及び格納時共に、穀稈の流れがスムー
ズであり、穀稈の分離性能の向上を図ることができ、
又、脱粒の防止、及び倒伏適応性の向上を図ることがで
きる。更に長稈、及び倒伏時の調節が容易である。
【0028】前記脱穀機5側の前部には、図3で示す如
くコンバイン1を始動、停止、及び各部を調節等の操作
を行う操作装置19aと、これらの操作を行う作業者が
搭乗する操縦席19bとを設け、この操縦席19bの下
側で、走行車台3の上側面には、エンジン20を載置す
ると共に、後方部には、穀粒貯留タンク12を配設す
る。これら走行装置2と、刈取機4と、脱穀機5と、エ
ンジン20等により、コンバイン1の機体1aを形成し
た構成である。
【0029】前記刈取機4の穀稈掻込移送装置14によ
って形成される穀稈移送経路中には、刈取られて移送さ
れる穀稈に接触作用することにより、脱穀機5へ穀稈の
供給の有無を検出する穀稈センサ4aを設けた構成であ
る。前記走行車台3の前端部に装架された走行用のミッ
ションケース21内の伝動機構の伝動経路中には、その
出力回転に基づいて走行車速を検出するポテンションメ
ータ方式の車速センサ21aを設けた構成である。
【0030】前記穀粒貯留タンク12内に貯留した穀粒
を機外へ排出するこの穀粒貯留タンク12の後側には、
縦移送螺旋22aを内装した排出支持筒22を略垂直姿
勢で回動自在に装着して設け、この排出支持筒22の上
端部には、その全長がコンバイン1の前後長に亘る機外
へ穀粒を排出する排出螺旋23aを伸縮自在に内装した
排出オーガ23を伸縮自在、上下回動自在、及び左右旋
回自在に横方向へ配設した構成である。
【0031】前記刈取機4の穀稈掻込移送装置14の穀
稈を移送する最終端部の穀稈供給移送装置24の横側に
は、図3、及び図4で示す如く扱深検出装置32を設
け、長稈に接触して、長稈を検出する回動自在に長稈用
検出杆25aを設けると共に、この長稈用検出杆25a
の作動により、ON−OFFするON−OFFスイッチ
方式の長稈用スイッチ25bは支持板27に設け、又、
短稈に接触して、短稈を検出する回動自在に短稈用検出
杆26aを設けると共に、この短稈用検出杆26aの作
動により、ON−OFFするON−OFFスイッチ方式
の短稈用スイッチ26bは支持板27に設けた構成であ
る。この支持板27には、回動メタル27aを設けた構
成である。
【0032】前記刈取機4に設けた支持杆28の先端部
には、図4で示す如く受板28aを固着して設け、この
受板28aには、回動メタル27aに接続するインジケ
ータ29を設け、このインジケータ29には、ピン29
aを固着した構成である。前記支持杆28には、図4で
示す如く操作レバー30を回動自在に設け、この操作レ
バー30は操縦席19bに搭乗した運転作業者が操作で
きる範囲内に設けた構成である。又、操作レバー30に
は、ピン30aを固着して設け、このピン30aと、イ
ンジケータ29のピン29aとには、連接ロット31を
設けて接続した構成である。
【0033】前記操作レバー30の回動操作により、連
接ロット31等を介して、長稈・短稈用検出杆25a,
26aは浅扱ぎ位置、標準扱ぎ位置、及び深扱ぎ位置へ
各々変更操作できる構成である。従来は、前記長稈・短
稈用検出杆25a,26aの検出する扱ぎ位置である浅
扱ぎ位置、標準扱ぎ位置、及び深扱ぎ位置へ切換操作
は、本発明に記載する操作レバー30を設けていないこ
とにより、条数の多い穀杆を刈取る機種のコンバインで
あると、操縦席19bからの操作位置が遠くなることに
より、この操縦席19bから運転作業者は、身を乗り出
したり、又は立ち上って、回動する回動メタル27aを
回動操作していたことにより、危険であったり、又、操
作性が悪かったりしたが、操作レバー30を操縦席19
bの近傍に設けて、長稈・短稈用検出杆25a,26a
が検出する扱ぎ位置である浅扱ぎ位置、標準扱ぎ位置、
及び深扱ぎ位置へ変更調節を、容易に行うことができ
る。
【0034】前記接続ロット31は、図4で示す如く穀
稈の流れに対して、かくれるような位置とすべく、支持
杆28に配設した構成である。これにより、移送される
穀稈の藁等は、前記接続ロット31へ巻き付きを防止で
きる。
【0035】前記扱深検出装置32の長・短稈用検出杆
25a,26a,及び長・短稈用スイッチ25b,26
b等のセット位置を変更する操作レバー30は、図3、
及び図4で示す如く前防塵カバー33a上へ前後に移動
自在な断面形状がコ字状の後防塵カバー33bの内側に
設けた構成である。
【0036】これにより、前記扱深検出装置32の調節
操作する操作レバー30には、落下する塵埃を防止する
ことができで、操作性が向上すると共に、後防塵カバー
33bの防塵の役割を妨げることがない。前記刈刃装置
13bは、図5〜図9で示す如く左右に二分割した刈刃
台34a,34aには、複数個の刈刃34を装着した構
成である。この各刈刃34の下側には、左右に二分割し
た受刃台35a,35aに複数個の受刃35と、中央部
の左右両側に中受刃36、36とを装着して設け、これ
ら各受刃35と、各中受刃36とで各刈刃34を支持し
た構成である。
【0037】前記中受刃36は、他の受刃35より、前
方へ突出したガイド部36aと、切断部36bとを設け
た構成であり、このガイド部36a部には、刈刃34は
重合しない構成であり、穀稈を切断せずに案内すべく平
面部を設けた構成である。これにより、従来は中央部の
左右両側の前記中受刃36と、刈刃34との全長は略同
じ長さであり、このために、この各中受刃36の前端部
で穀稈を押し倒したり、又は押し刈りしたりすることが
あったが、中受刃36の前端部は刈刃34より、前方へ
突出させて、この突出部を穀稈を案内するガイド部36
aとしたことにより、穀稈を押し倒したり、又、押し刈
りを防止することができた。
【0038】前記操縦席19bの前部で、操作装置19
a等を上部に設けたフロントカバー37は、図10〜図
13で示す如く上フロントカバー37aと、下フロント
カバー37bとで形成した構成である。前記上フロント
カバー37aの前側面の下部には、内側へ突出する略三
角形状の凹部38を設けると共に、この凹部38の下端
部より、下フロントカバー37bに亘って切欠孔38a
を設け、この切欠孔38a部から、前方下部を見ること
ができる構成である。
【0039】これにより、従来は前記フロントカバー3
7の上・下フロントカバー37a,37bには、前方下
部を見る切欠孔38aを設けていないことにより、前方
の視界が困難であったが、切欠孔38aを凹部38の下
端部より、設けたことにより、切欠面積を少なくして、
刈取機4と、操縦席19bとの間のスペースを広くとる
ことができる。又、穂先移送装置15b等を下方へ寄せ
ることができて、刈取機4と、操縦席19bとの間が詰
り、前方下部の視界を良好にすることができる。
【0040】前記脱穀機5の前側には、刈取機4から穀
稈を引継ぎ脱穀機5のフィードチエン11aと、挾持杆
11bとへ受け渡しする内補助移送チエン39と、外補
助移送チエン40とを、図14〜図16で示す如く設け
た構成である。前記支持パイプ杆17bの左側部を支持
する支持装置17cには、後方へ突出する下支持部材4
1aを設け、この支持部材41aの後部には、内・外補
助移送チエン39、40を回転駆動する伝動機構42a
を内装したチエンギヤーケース42を装着した構成であ
る。
【0041】前記チエンギヤーケース42の上側には、
図14で示す如く内補助移送チエン39を支持する内補
助チエン受装置43と、外補助移送チエン40を支持す
る外補助チエン受装置44とは、上支持部材41bへ装
着して設け、この上支持部材41bはチエンギヤーケー
ス42の上部に装着して設けた構成である。支持装置1
7cの上部には、中支持部材41cを設けて、上支持部
材41bへ接続させた構成である。
【0042】前記内補助チエン受装置43はチエンレー
ル43aと、受板43bとよりなる構成である。又、外
補助チエン受装置44はチエンレール44aと、受板4
4bとよりなる構成である。前記内・外補助チエン受装
置43、44は、図15、及び図16で示す如くチエン
ギヤーケース42、及び上・中・下支持部材41b,4
1c,41aより、左外側へ位置させて設けた構成であ
る。
【0043】これにより、従来は前記脱穀機5の前側板
と、支持パイプ杆17bの左端部の受メタルとの間に連
結板を設け、この連結板へチエンギヤーケース42等を
設けた構成であり、このために、移送中の穀杆から落下
する藁屑等が堆積することがあったが、内・外補助チエ
ン受装置43、44より、内側へ各支持部材41a,4
1b,41c,及びチエンギヤーケース42等を設けた
ことにより、この内・外補助チエン受装置43、44の
下方部には、突出部がなくなり、落下する藁屑等の溜り
を防止することができる。又、下支持部材41aの下部
は、スペースが広くなり、このスペース部にバッテリ、
及び油圧バルブ等を配設することができて、メンテナン
スを容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ナローガイドの全体側面図
【図2】 ナローガイドの全体側面図
【図3】 コンバインの全体側面図
【図4】 扱深検出装置部の拡大側面図
【図5】 刈刃装置部の全体拡大平面図
【図6】 刈刃装置部の一部破断した拡大平面図
【図7】 図6のA−A断面図
【図8】 刈刃装置部の作用時の一部破断した拡大平
面図
【図9】 刈刃装置部の非作用時の一部破断した拡大
平面図
【図10】 フロントカバー部の拡大側面図
【図11】 フロントカバー部の拡大正面図
【図12】 フロントカバー部の拡大背面図
【図13】 フロントカバー部の拡大正面斜視図
【図14】 補助移送チエン部の拡大側面図
【図15】 補助移送チエン部の拡大正面図
【図16】 補助移送チエン部の拡大平面図
【符号の説明】
2 走行装置 3 走行車台 4 刈取機 5 脱穀機 6 分草体 7 前ナローガイド 8 後ナローガイド 9 前長稈ナローガイド 10 後長稈ナローガイド 18 走行ナローガイド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 均 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 黒河 雅博 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 白方 幹也 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 西崎 宏 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 辻 健太郎 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 Fターム(参考) 2B081 AA01 BB05 CC13 DB02 DB04 DB07 DB11 2B382 GA09 GC04 GC14 HB02 HC03 HC12 HC23 HC27 HD03 HD16

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行装置2の走行車台3の後方部に走行
    ナローガイド18と、走行車台3前部に立毛穀稈を刈取
    る刈取機4と、上側に穀稈を脱穀する脱穀機5と、刈取
    機4の前端部に穀稈を分離する各分草体6等を設けたコ
    ンバインにおいて、刈取機4の前端部から脱穀機5の後
    方部までの間に位置すべく、刈取機4左端部の分草体6
    と、走行ナローガイド18との間には、立毛穀稈を分離
    する前ナローガイド7と、後ナローガイド8とを接続し
    て、該後ナローガイド8を走行ナローガイド18へ摺動
    自在に軸支して設けると共に、前ナローガイド7と、走
    行ナローガイド18との間には、前長稈ナローガイド9
    と、後長稈ナローガイド10とを接続して、後長稈ナロ
    ーガイド9を走行ナローガイド18へ摺動自在に軸支し
    て設けたことを特徴とするコンバインの穀稈分離装置。
  2. 【請求項2】 前記刈取機4の前端部から脱穀機5の後
    方部までの間に位置すべく、刈取機4左端部の分草体6
    と、走行ナローガイド18との間には、立毛穀稈を分離
    する前ナローガイド7と、後ナローガイド8とを接続し
    て、該後ナローガイド8を走行ナローガイド18へ摺動
    自在に軸支して設けると共に、前ナローガイド7と、後
    ナローガイド8との間には、前長稈ナローガイド9と、
    後長稈ナローガイド10とを接続して、該後長稈ナロー
    ガイド10を後ナローガイド8へ摺動自在に軸支して設
    けたことを特徴とする請求項1に記載のコンバインの穀
    稈分離装置。
JP2001196797A 2001-06-28 2001-06-28 コンバインの穀稈分離装置 Pending JP2003009631A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010161942A (ja) * 2009-01-13 2010-07-29 Kubota Corp コンバイン
JP2011092077A (ja) * 2009-10-29 2011-05-12 Iseki & Co Ltd 作業車両

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JP2010161942A (ja) * 2009-01-13 2010-07-29 Kubota Corp コンバイン
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