JP2558066Y2 - 釘打機の釘の飛出し防止装置 - Google Patents

釘打機の釘の飛出し防止装置

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JP2558066Y2
JP2558066Y2 JP2941792U JP2941792U JP2558066Y2 JP 2558066 Y2 JP2558066 Y2 JP 2558066Y2 JP 2941792 U JP2941792 U JP 2941792U JP 2941792 U JP2941792 U JP 2941792U JP 2558066 Y2 JP2558066 Y2 JP 2558066Y2
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nail
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driving
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JP2941792U
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三郎 杉田
憲 荒田
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兼松日産農林株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、釘打機に関し、特に、
姿勢不良の釘をブレードが千切ってゲートの隙間から千
切れた釘が飛出すのを防止する構造を備えた釘打機に関
する。
【0002】
【従来の技術】ノーズに延び出すブレードによってノー
ズの打込室に給送された釘を打出す釘打機はよく知られ
ており、建築現場で多用されている。この釘打機におい
て、打込室へ釘を給送する給送装置のゲートとこのゲー
トに対向するノーズ側のプレートによって、釘軸部を打
込室へ通過させる隙間を維持しつつ包囲する構成にされ
ていて、釘を支障なく打込室へ給送するとともに、釘が
人体を傷つけることのないように配慮されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記の構造によって、
通常の使用状態すなわち釘が正常な姿勢で給送されるけ
て打つ場合には釘は正常に打出されて、人体を傷つける
事故は殆どない。しかし、釘が打込室に正しい姿勢で1
本ずつ給送されない給送不良の場合には、釘打出し時の
ブレードによって釘が釘通路で千切られてしまい、その
千切れた釘がゲートの隙間から飛出すことがあった。こ
のように、千切れた釘が飛出す場合には人体への危険が
ある。
【0004】従って、本考案の目的は、姿勢不良の釘を
ブレードが千切るのを防止できる構造を備えた釘打機を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本考案によれば、給送装置によってノーズの打込室
へ送られた釘が、打込室を通ってノーズの釘通路に延び
出すブレードにより、ノーズ先端から壁等の打込対象物
に打出される釘打機であって、ノーズの釘通路には、不
良姿勢の釘を退避させるために、給送装置と打込室との
境を成す部分に近い位置からノーズ先端に向けて延びる
釘軸部収容溝が形成され、ノーズには、前記収容溝の打
込室側部分からノーズ先端側へ向かう所定の長さに渡っ
て該溝を埋めて正常姿勢の釘に対しては滑らかな通路壁
を形成する壁面形成部材が、ノーズ外部から内部に向け
てばね付勢された状態で取付けられていることを特徴と
する釘打機が提供される。
【0006】
【実施例】以下、本考案による実施例について、図面を
参照しながら説明する。図1において、釘打機1は、ハ
ンドル2を一体成形した本体3と、本体の内部に設けた
シリンダ4と、シリンダ4に収容されてブレード5が固
定されたピストン6と、本体3の先端に一定長さ延び出
るように設けられ、ブレード5が延び出て釘を打出す打
込室及び釘通路が設けられたノーズ7と、ノーズ7の打
込室に釘を給送する給送装置8と、ワイヤ等で多数の釘
が連設された釘の連設体をコイル状に巻回して収容する
マガジン9とを有する。
【0007】釘打機1のハンドル2の端部10からは加
圧空気が供給され、ハンドル及び本体の内部に加圧空気
が供給される。釘打機1を動作させない状態では、シリ
ンダ4の上方端部に設けられたメインバルブはシリンダ
へ加圧空気を供給しない位置にある。一般に、この状態
では、ピストン6はシリンダの上部にあり、ブレード5
は引込んだ状態にある。また、釘は給送装置8によって
ノーズ7の打込室にある。かかる状態で、ノーズ先端を
打込対象物に押し付けて安全装置(図示せず)を解除
し、ハンドル2のトリガレバー11を引くと、トリガバ
ルブが動作してメインバルブを開放し、シリンダ4に上
方から加圧空気が供給されてピストン6の上面が加圧空
気で押され、ピストン6が下方に移動してブレード5が
ノーズ7の先端に延び出て、打込室にあった釘9を対象
物に打込む。
【0008】図2は、給送装置8によってノーズ7の打
込室12へ送られた釘が、打込室を通ってノーズの釘通
路13に延び出すブレード5によって、ノーズ先端から
壁等の打込対象物に打出される場合に、打込室12に正
しい姿勢で1本ずつ給送されない給送不良(不足給送に
よる第1釘の姿勢不良や過剰給送による釘の2本送り込
み等)で、転倒して傾いた姿勢の釘15を打出すと、強
く下方に移動するブレードによって釘が釘通路13の点
16で千切られんとする様子を示している。このような
釘の千切れや、千切れた釘の飛出しを防止するのが本考
案である。
【0009】本考案においては、図3及び図4に示すよ
うに、ノーズ7の釘通路13には、不良姿勢の釘を退避
させるために、給送装置8と打込室12との境の部分1
8に近い位置からノーズ先端19に向けて所定の長さ延
びる釘軸部収容溝21が形成されている。そして、本考
案においては、ノーズ7には、釘軸部収容溝21の一部
を埋める板状の部材22が設けられている。この部材2
2は、打込室12の側からノーズ先端側へ向けて所定の
長さに形成され、長手方向に沿って釘軸部収容溝21を
埋めて正常姿勢の釘に対しては滑らかな通路壁面を形成
する壁面形成部材である。この壁面形成部材22は、ノ
ーズ7の外側に延長して一体成形により形成されたガイ
ド部23にスライド可能に収容されている。なお、図4
に明らかなように、ガイド部23には、壁面形成部材2
2が釘軸部収容溝21を埋める以上には釘通路13内に
延び出さないように、段付きストッパ24が形成されて
いる。
【0010】ガイド部23において、壁面形成部材22
は、通常時は、釘軸部収容溝21を所定長さに渡って埋
めて正常姿勢の釘に対しては滑らかな通路壁を形成する
ように、コイルばね26でノーズ7の内部すなわち釘通
路13に向けてばね付勢されている。なお、このばねは
強力に部材22を押圧するもので、正常姿勢の釘は釘軸
部収容溝21に引っ掛からないようにしてある。ガイド
部23の外方側の端部には蓋27が取付けられ、コイル
ばね26のストッパとなっている。この蓋27は、ピン
28によってガイド部23に固定され、コイルばね26
や壁面形成部材22がガイド部23から出ないようにし
ている。ピン28は工具等の使用によって抜くことがで
き、それにより蓋27を外すことができる。蓋27を取
り外すとコイルばね26及び壁面形成部材22も取り外
しでき、釘軸部収容溝21にある釘を取り出すことがで
きる。
【0011】壁面形成部材22と蓋27との間には、両
者が直接衝突して騒音を発したり、破損たりしないよう
に、緩衝材としてのクッション部材29が設けられてい
る。また、壁面形成部材22の上部端面30は、正常範
囲の姿勢にある釘が滑らかに釘通路13に送られるよう
に、角がないように釘通路13に向けてテーパしてい
る。更に、図3において、釘軸部収容溝21の深さB
と、釘軸部の直径Dと、壁面形成部材22及びクッショ
ン部材29の間の間隔Cとは、B>D>Cの関係になっ
ており、これにより、ブレード5によって打たれた姿勢
不良の釘が釘軸部収容溝21内に収容されたとき、壁面
形成部材22はクッション部材29を圧縮した状態にな
っていて、釘を溝21にしっかりと保持できる。なお、
壁面形成部材22が釘軸部収容溝21を埋める長さは、
溝21を全長に渡って埋める長さであってもよいが、正
常な姿勢の釘が溝に入らないようにすることができれ
ば、溝21の一部を埋める程度の長さであってよい。
【0012】
【考案の効果】本考案の釘打機によれば、ノーズの釘通
路には、不良姿勢の釘を退避させるための釘軸部収容溝
が形成され、ノーズには、前記収容溝の打込室側部分か
らノーズ先端側へ向かう所定の長さに渡って該溝を埋め
て正常姿勢の釘に対しては滑らかな通路壁を形成する壁
面形成部材が、ノーズ外部から内部に向けてばね付勢さ
れた状態で取付けられているので、正常姿勢の釘は釘軸
部収容溝に入らないが、不良姿勢の釘は、釘軸部収容溝
に収容されるため、ブレードとノーズとによる剪断作用
によって釘が千切れるのを防止でき、これにより、千切
れた釘の飛出しによる人体への危険を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る釘打機の透視図である。
【図2】従来の釘打機のノーズ部分の縦断面図である。
【図3】本考案に係る釘打機のノーズ部分の縦断面図で
ある。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【符号の説明】
1 釘打機 2 ハンドル 3 本体 4 シリンダ 5 ブレード 6 ピストン 7 ノーズ 8 給送装置 9 マガジン 11 トリガレバー 12 打込室 13 釘通路 15 釘 21 釘軸部収容溝 22 壁面形成部材 23 ガイド部 26 コイルばね 27 蓋 28 ピン 29 クッション部材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給送装置によってノーズの打込室へ送ら
    れた釘が、該打込室を通ってノーズの釘通路に延び出す
    ブレードによって、ノーズ先端から壁等の打込対象物に
    打出される釘打機において、 ノーズの釘通路には、不良姿勢の釘を退避させるため
    に、給送装置と打込室との境を成す部分に近い位置から
    ノーズ先端に向けて延びる釘軸部収容溝が形成され、ノ
    ーズには、前記収容溝の打込室側部分からノーズ先端側
    へ向かう所定の長さに渡って該溝を埋めて正常姿勢の釘
    に対しては滑らかな通路壁を形成する壁面形成部材が、
    ノーズ外部から内部に向けてばね付勢された状態で取付
    けられていることを特徴とする釘打機。
JP2941792U 1992-05-06 1992-05-06 釘打機の釘の飛出し防止装置 Expired - Lifetime JP2558066Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0586477U JPH0586477U (ja) 1993-11-22
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