JPH0586477U - 釘打機の釘の飛出し防止装置 - Google Patents

釘打機の釘の飛出し防止装置

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JPH0586477U
JPH0586477U JP2941792U JP2941792U JPH0586477U JP H0586477 U JPH0586477 U JP H0586477U JP 2941792 U JP2941792 U JP 2941792U JP 2941792 U JP2941792 U JP 2941792U JP H0586477 U JPH0586477 U JP H0586477U
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nose
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三郎 杉田
憲 荒田
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兼松日産農林株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ノーズ内で姿勢不良になった釘をブレードが
千切るのを防止できる構造を備えた釘打機を提供する。 【構成】 釘打機は、給送装置によってノーズ7の打込
室12へ送られた釘をブレード5により、ノーズ先端か
ら壁等の打込対象物に打出す。ノーズ7の釘通路13に
は、不良姿勢の釘15を退避させるために、給送装置と
打込室との境を成す部分18に近い位置からノーズ先端
に向けて延びる釘軸部収容溝21が形成され、ノーズ7
には、溝21の打込室側部分からノーズ先端側へ向かう
所定の長さに渡って該溝を埋めて正常姿勢の釘に対して
は滑らかな通路壁を形成する壁面形成部材22が、ノー
ズ外部から内部に向けてばね26で付勢された状態で取
付けられている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、釘打機に関し、特に、姿勢不良の釘をブレードが千切ってゲートの 隙間から千切れた釘が飛出すのを防止する構造を備えた釘打機に関する。
【0002】
【従来の技術】
ノーズに延び出すブレードによってノーズの打込室に給送された釘を打出す釘 打機はよく知られており、建築現場で多用されている。この釘打機において、打 込室へ釘を給送する給送装置のゲートとこのゲートに対向するノーズ側のプレー トによって、釘軸部を打込室へ通過させる隙間を維持しつつ包囲する構成にされ ていて、釘を支障なく打込室へ給送するとともに、釘が人体を傷つけることのな いように配慮されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記の構造によって、通常の使用状態すなわち釘が正常な姿勢で給送される けて打つ場合には釘は正常に打出されて、人体を傷つける事故は殆どない。しか し、釘が打込室に正しい姿勢で1本ずつ給送されない給送不良の場合には、釘打 出し時のブレードによって釘が釘通路で千切られてしまい、その千切れた釘がゲ ートの隙間から飛出すことがあった。このように、千切れた釘が飛出す場合には 人体への危険がある。
【0004】 従って、本考案の目的は、姿勢不良の釘をブレードが千切るのを防止できる構 造を備えた釘打機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するため、本考案によれば、給送装置によってノーズの打込 室へ送られた釘が、打込室を通ってノーズの釘通路に延び出すブレードにより、 ノーズ先端から壁等の打込対象物に打出される釘打機であって、ノーズの釘通路 には、不良姿勢の釘を退避させるために、給送装置と打込室との境を成す部分に 近い位置からノーズ先端に向けて延びる釘軸部収容溝が形成され、ノーズには、 前記収容溝の打込室側部分からノーズ先端側へ向かう所定の長さに渡って該溝を 埋めて正常姿勢の釘に対しては滑らかな通路壁を形成する壁面形成部材が、ノー ズ外部から内部に向けてばね付勢された状態で取付けられていることを特徴とす る釘打機が提供される。
【0006】
【実施例】
以下、本考案による実施例について、図面を参照しながら説明する。図1にお いて、釘打機1は、ハンドル2を一体成形した本体3と、本体の内部に設けたシ リンダ4と、シリンダ4に収容されてブレード5が固定されたピストン6と、本 体3の先端に一定長さ延び出るように設けられ、ブレード5が延び出て釘を打出 す打込室及び釘通路が設けられたノーズ7と、ノーズ7の打込室に釘を給送する 給送装置8と、ワイヤ等で多数の釘が連設された釘の連設体をコイル状に巻回し て収容するマガジン9とを有する。
【0007】 釘打機1のハンドル2の端部10からは加圧空気が供給され、ハンドル及び本 体の内部に加圧空気が供給される。釘打機1を動作させない状態では、シリンダ 4の上方端部に設けられたメインバルブはシリンダへ加圧空気を供給しない位置 にある。一般に、この状態では、ピストン6はシリンダの上部にあり、ブレード 5は引込んだ状態にある。また、釘は給送装置8によってノーズ7の打込室にあ る。かかる状態で、ノーズ先端を打込対象物に押し付けて安全装置(図示せず) を解除し、ハンドル2のトリガレバー11を引くと、トリガバルブが動作してメ インバルブを開放し、シリンダ4に上方から加圧空気が供給されてピストン6の 上面が加圧空気で押され、ピストン6が下方に移動してブレード5がノーズ7の 先端に延び出て、打込室にあった釘9を対象物に打込む。
【0008】 図2は、給送装置8によってノーズ7の打込室12へ送られた釘が、打込室を 通ってノーズの釘通路13に延び出すブレード5によって、ノーズ先端から壁等 の打込対象物に打出される場合に、打込室12に正しい姿勢で1本ずつ給送され ない給送不良(不足給送による第1釘の姿勢不良や過剰給送による釘の2本送り 込み等)で、転倒して傾いた姿勢の釘15を打出すと、強く下方に移動するブレ ードによって釘が釘通路13の点16で千切られんとする様子を示している。こ のような釘の千切れや、千切れた釘の飛出しを防止するのが本考案である。
【0009】 本考案においては、図3及び図4に示すように、ノーズ7の釘通路13には、 不良姿勢の釘を退避させるために、給送装置8と打込室12との境の部分18に 近い位置からノーズ先端19に向けて所定の長さ延びる釘軸部収容溝21が形成 されている。そして、本考案においては、ノーズ7には、釘軸部収容溝21の一 部を埋める板状の部材22が設けられている。この部材22は、打込室12の側 からノーズ先端側へ向けて所定の長さに形成され、長手方向に沿って釘軸部収容 溝21を埋めて正常姿勢の釘に対しては滑らかな通路壁面を形成する壁面形成部 材である。この壁面形成部材22は、ノーズ7の外側に延長して一体成形により 形成されたガイド部23にスライド可能に収容されている。なお、図4に明らか なように、ガイド部23には、壁面形成部材22が釘軸部収容溝21を埋める以 上には釘通路13内に延び出さないように、段付きストッパ24が形成されてい る。
【0010】 ガイド部23において、壁面形成部材22は、通常時は、釘軸部収容溝21を 所定長さに渡って埋めて正常姿勢の釘に対しては滑らかな通路壁を形成するよう に、コイルばね26でノーズ7の内部すなわち釘通路13に向けてばね付勢され ている。なお、このばねは強力に部材22を押圧するもので、正常姿勢の釘は釘 軸部収容溝21に引っ掛からないようにしてある。ガイド部23の外方側の端部 には蓋27が取付けられ、コイルばね26のストッパとなっている。この蓋27 は、ピン28によってガイド部23に固定され、コイルばね26や壁面形成部材 22がガイド部23から出ないようにしている。ピン28は工具等の使用によっ て抜くことができ、それにより蓋27を外すことができる。蓋27を取り外すと コイルばね26及び壁面形成部材22も取り外しでき、釘軸部収容溝21にある 釘を取り出すことができる。
【0011】 壁面形成部材22と蓋27との間には、両者が直接衝突して騒音を発したり、 破損たりしないように、緩衝材としてのクッション部材29が設けられている。 また、壁面形成部材22の上部端面30は、正常範囲の姿勢にある釘が滑らかに 釘通路13に送られるように、角がないように釘通路13に向けてテーパしてい る。更に、図3において、釘軸部収容溝21の深さBと、釘軸部の直径Dと、壁 面形成部材22及びクッション部材29の間の間隔Cとは、B>D>Cの関係に なっており、これにより、ブレード5によって打たれた姿勢不良の釘が釘軸部収 容溝21内に収容されたとき、壁面形成部材22はクッション部材29を圧縮し た状態になっていて、釘を溝21にしっかりと保持できる。なお、壁面形成部材 22が釘軸部収容溝21を埋める長さは、溝21を全長に渡って埋める長さであ ってもよいが、正常な姿勢の釘が溝に入らないようにすることができれば、溝2 1の一部を埋める程度の長さであってよい。
【0012】
【考案の効果】
本考案の釘打機によれば、ノーズの釘通路には、不良姿勢の釘を退避させるた めの釘軸部収容溝が形成され、ノーズには、前記収容溝の打込室側部分からノー ズ先端側へ向かう所定の長さに渡って該溝を埋めて正常姿勢の釘に対しては滑ら かな通路壁を形成する壁面形成部材が、ノーズ外部から内部に向けてばね付勢さ れた状態で取付けられているので、正常姿勢の釘は釘軸部収容溝に入らないが、 不良姿勢の釘は、釘軸部収容溝に収容されるため、ブレードとノーズとによる剪 断作用によって釘が千切れるのを防止でき、これにより、千切れた釘の飛出しに よる人体への危険を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る釘打機の透視図である。
【図2】従来の釘打機のノーズ部分の縦断面図である。
【図3】本考案に係る釘打機のノーズ部分の縦断面図で
ある。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【符号の説明】 1 釘打機 2 ハンドル 3 本体 4 シリンダ 5 ブレード 6 ピストン 7 ノーズ 8 給送装置 9 マガジン 11 トリガレバー 12 打込室 13 釘通路 15 釘 21 釘軸部収容溝 22 壁面形成部材 23 ガイド部 26 コイルばね 27 蓋 28 ピン 29 クッション部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給送装置によってノーズの打込室へ送ら
    れた釘が、該打込室を通ってノーズの釘通路に延び出す
    ブレードによって、ノーズ先端から壁等の打込対象物に
    打出される釘打機において、 ノーズの釘通路には、不良姿勢の釘を退避させるため
    に、給送装置と打込室との境を成す部分に近い位置から
    ノーズ先端に向けて延びる釘軸部収容溝が形成され、ノ
    ーズには、前記収容溝の打込室側部分からノーズ先端側
    へ向かう所定の長さに渡って該溝を埋めて正常姿勢の釘
    に対しては滑らかな通路壁を形成する壁面形成部材が、
    ノーズ外部から内部に向けてばね付勢された状態で取付
    けられていることを特徴とする釘打機。
JP2941792U 1992-05-06 1992-05-06 釘打機の釘の飛出し防止装置 Expired - Lifetime JP2558066Y2 (ja)

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JP2941792U JP2558066Y2 (ja) 1992-05-06 1992-05-06 釘打機の釘の飛出し防止装置

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JPH0586477U true JPH0586477U (ja) 1993-11-22
JP2558066Y2 JP2558066Y2 (ja) 1997-12-17

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