JP2558029Y2 - 自脱型コンバインにおける穀稈供給装置 - Google Patents

自脱型コンバインにおける穀稈供給装置

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JP2558029Y2
JP2558029Y2 JP1991057280U JP5728091U JP2558029Y2 JP 2558029 Y2 JP2558029 Y2 JP 2558029Y2 JP 1991057280 U JP1991057280 U JP 1991057280U JP 5728091 U JP5728091 U JP 5728091U JP 2558029 Y2 JP2558029 Y2 JP 2558029Y2
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JP
Japan
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threshing
feed chain
culm
threshing device
self
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JP1991057280U
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JPH052638U (ja
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憲一 足立
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は畦畔沿い等の穀稈を高刈
りし、これを脱穀装置の扱室にすべて供給して脱穀処理
する自脱型コンバインにおける穀稈供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、畦畔沿いの穀稈は、往復刈り等を
可能にすべく、手刈りし、これをコンバインの脱穀装置
に人手にて供給することにより脱穀処理していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記既知の穀稈刈取脱
穀方式は、刈取、及びそれを持ち運んでコンバインに供
給するのに多大の労力と時間を要すると共に、その間、
コンバインが実施的に非使用状態になるので、著しく作
業能率が低下した。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、走行装置を有
する機台上に自脱型脱穀装置を搭載し、その前方に
前処理装置を上下回動可能に装着したコンバインにおい
て、前記前処理装置の穀稈搬送装置5の搬送終端と脱穀
装置1のフィードチェーン8との間に継送搬送帯27
配設し、該継送搬送帯27を前側を中心として搬送穀稈
の稈身方向に傾動するように支持し、もって継送搬送帯
27の姿勢を、その後端側がフィードチェーン8に対し
て内方側に遠ざかると共に脱穀装置1の供給口10側に
向いて穀稈全体を脱穀装置1の扱室内へ挿入する全量供
給姿勢と、後端側が脱穀装置1のフィードチェーン8に
向いて穀稈の株元部をフィードチェーン8に継送させる
継送姿勢とに切換可能に構成することにより前述の課題
を解決した。
【0005】
【作用】圃場の畦畔沿い以外では、前処理装置を地面に
沿うように下降させて刈取り、継送搬送帯27を、後端
側が脱穀装置1のフィードチェーン8に向く継送姿勢と
し、継送搬送帯27により穀稈の株元部をフィードチェ
ーン8に継送してフィードチェーン8で挟持搬送しなが
ら、穀稈の穂側を扱室内へ供給して脱穀処理する。ま
た、畦畔沿いでは前処理装置を上昇させて高刈りすると
共に、継送搬送帯27を、後端側がフィードチェーン8
に対して内方側に遠ざかると共に脱穀装置1の供給口1
0側に向く全量供給姿勢とし、前記高刈りした短い穀稈
前処理装置の穀稈搬送装置5により後方へ挟持搬送
て継送搬送帯27に継送し、該継送搬送帯27により穀
稈を穂側へ移動させながら後方へ搬送し、穀稈全体を
穀装置1の供給口10から扱室内へ挿入て脱穀処理
る。
【0006】
【実施例】本考案の一実施例を図面に示すコンバインに
ついて説明すると、左右一対のクローラからなる走行装
置を有する機台上の一側に、自脱型の脱穀装置1を搭載
し、他側には前方から順に操作盤、運転席、穀粒タンク
2及びエンジン3等を配設してあり、前記脱穀装置1の
前方には従来のものと同様、刈取装置と、刈取穀稈を脱
穀装置1に向けて搬送する穀稈搬送装置5とからなる前
処理装置を油圧シリンダで上下回動するように軸支され
ており、穀稈搬送装置5は、搬送チェーンに挟持レール
を対設した株元挟持搬送体6と、搬送爪付きチェーンの
外側にガイド杆を対設した穂側搬送体7とにより構成さ
れている。
【0007】脱穀装置1は扱室内に扱胴8aを前後方向
にして軸架し、扱室の一側に設けた扱口の外側に沿って
フィードチェーン8と挟扼レール9を対設し、供給口1
0の前方に複数の羽根を有する掻込回転体11を上方か
ら支架し、排稈口の後方には排藁搬送装置12を架設し
てある。
【0008】そして、前記フィードチェーン8の支持枠
の前部に補助枠13を連結金15により連設し、この補
助枠13の後部のスプロケット16を、フィードチェー
ン8の前端のスプロケット軸の外端に取付け、補助枠1
3の前部に軸支したスプロケット17と上記スプロケッ
ト16とに補助搬送チェーン18を張設し、前記補助枠
13の前端外側から前方へ延出した伝動ケース20内の
前後方向の軸21をベベルギヤ22,23を介して駆動
し、伝動ケース20の前部上面に水平回動可能に軸支し
たギヤケース25を、縦軸にて水平旋回可能に支持する
と共にこの縦軸をベベルギヤを介して前記軸21により
駆動し、前記ギヤケース25の内側に取付けられていて
後方へ延出した補助搬送枠26に、フィードチェーン8
と同様な搬送チェーンからなる継送搬送帯27を張設し
て前記ギヤケース25内のベベルギヤを介して駆動し、
前記補助搬送枠26は、前端が脱穀装置1の前部から突
出したブラケットに枢支されている油圧シリンダ28に
より前記縦軸を中心として横方向、即ち、搬送供給され
る穀稈の稈身方向に傾動する。29はガイド板である。
【0009】前述のコンバインにおいて、畦畔沿い以外
の場所では、前処理装置を下降させて刈刃が地面に沿っ
て移動するようにして穀稈を刈取り、穀稈搬送装置
刈取穀稈に扱深さ調節を施しながら後方へ揚送する。
の時継送搬送帯27はフィードチェーン8と同じ方向、
即ち、その後端側が脱穀装置1のフィードチェーン8に
向いて穀稈の株元部をフィードチェーン8に継送させる
継送姿勢にセットされており、継送搬送帯27は穀稈搬
送装置の後端まで搬送された穀稈の株元部を受け継い
で挟持搬送し、補助搬送チェーン18を介して穀稈の株
元部をフィードチェーン8と挟扼レール9との間に送り
込む。一方穀稈の穂側は掻込回転体11により供給口
から扱室内に挿入され、フィードチェーン8と挟扼レ
ール9とにより穀稈が後方へ挟持搬送される間に脱穀処
理される。フィードチェーン8の後端まで挟持搬送され
て穂側が排稈口から排出された排藁は、排藁搬送装置1
2により後方に搬送され、結束装置、又はカッター等に
より処理される。
【0010】また、前述の刈取脱穀作業時にコンバイン
が畦畔近くに到達した時、前処理装置を畦畔と略同じ高
さまで上昇させると、立稲は高刈りされ、短く刈取られ
た穀稈に応じて穀稈搬送装置が扱深さ調節されると共
に、継送搬送帯27が油圧シリンダ28の縮小作動によ
り穂側へ水平旋回し、それにより継送搬送帯27はその
後端側がフィードチェーン8に対して内方側に遠ざかる
と共に脱穀装置1の供給口10側に向いて穀稈全体を脱
穀装置1の扱室内へ挿入する全量供給姿勢となる。そし
て、短く刈取られた穀稈が穀稈搬送装置により扱深
調節されてその後部まで搬送されると、穀稈の株元側は
継送搬送帯27により穂側へ寄せ送られ、それを前記掻
込回転体11が供給口10へ掻き込み穀稈全体が扱室内
に挿入され脱穀処理される。その際、穀稈はフィードチ
ェーン8と挟扼レール9に受け継がれることはない。畦
畔沿いの刈取脱穀が終わって前処理装置を下降させると
穀稈搬送装置が自動的に標準的な扱深さに復帰し、継
送搬送帯27も自動的にフィードチェーン8と同じ方向
でかつフィードチェーン8に連続する継送姿勢に復帰す
る。
【0011】
【考案の効果】本考案は、走行装置を有する機台上に自
脱型脱穀装置を搭載し、その前方に前処理装置を上
下回動可能に装着したコンバインにおいて、前記前処理
装置の穀稈搬送装置5の搬送終端と脱穀装置1のフィー
ドチェーン8との間に継送搬送帯27を配設し、該継送
搬送帯27を前側を中心として搬送穀稈の稈身方向に傾
動するように支持し、もって継送搬送帯27の姿勢を、
その後端側がフィードチェーン8に対して内方側に遠ざ
かると共に脱穀装置1の供給口10側に向いて穀稈全体
を脱穀装置1の扱室内へ挿入する全量供給姿勢と、後端
側が脱穀装置1のフィードチェーン8に向いて穀稈の株
元部をフィードチェーン8に継送させる継送姿勢とに切
換可能に構成したので、前記継送搬送帯27を全量供給
姿勢とすると、穀稈は穂側に向けて寄せ送られながら
穀装置1の供給口10へ供給されることとなり、簡単な
構成でありながら搬送された短い穀稈全体を扱室内へ挿
入して充分に脱穀処理することができる。これにより、
従来のように鎌による手刈り作業や人手によって穀稈を
コンバインの脱穀装置1に供給する手扱ぎ作業を極力
略することができ、刈取脱穀作業のスピードを多少低下
させるだけで畦畔沿いの穀稈の刈取脱穀をそれ以外の場
所と略同様に能率良く、しかも容易に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの穀稈受継部の斜視である。
【図2】伝動系統図である。
【符号の説明】
1 脱穀装置 5 穀稈搬送装置 8 フィードチェーン 10 供給口 13 保持枠 18 補助搬送チェーン 20 伝動ケース 26 補助搬送枠 27 継送搬送帯

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行装置を有する機台上に自脱型脱穀
    装置を搭載し、その前方に前処理装置を上下回動可能
    に装着したコンバインにおいて、前記前処理装置の穀稈
    搬送装置5の搬送終端と脱穀装置1のフィードチェーン
    8との間に継送搬送帯27を配設し、該継送搬送帯27
    前側を中心として搬送穀稈の稈身方向に傾動するよう
    に支持し、もって継送搬送帯27の姿勢を、その後端側
    がフィードチェーン8に対して内方側に遠ざかると共に
    脱穀装置1の供給口10側に向いて穀稈全体を脱穀装置
    1の扱室内へ挿入する全量供給姿勢と、後端側が脱穀装
    置1のフィードチェーン8に向いて穀稈の株元部をフィ
    ードチェーン8に継送させる継送姿勢とに切換可能に構
    成したことを特徴とする自脱型コンバインにおける穀稈
    供給装置。
JP1991057280U 1991-06-25 1991-06-25 自脱型コンバインにおける穀稈供給装置 Expired - Lifetime JP2558029Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH052638U JPH052638U (ja) 1993-01-19
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ID=13051126

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5756671U (ja) * 1980-09-16 1982-04-02

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JPH052638U (ja) 1993-01-19

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