JP2557890B2 - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JP2557890B2
JP2557890B2 JP62167827A JP16782787A JP2557890B2 JP 2557890 B2 JP2557890 B2 JP 2557890B2 JP 62167827 A JP62167827 A JP 62167827A JP 16782787 A JP16782787 A JP 16782787A JP 2557890 B2 JP2557890 B2 JP 2557890B2
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sheet pressing
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博行 井上
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は記録装置に関し、詳しくは、記録部近傍に記
録シートを正確に密着させた状態に保つためのシート押
えを備えた記録装置に関する。
〔従来の技術〕
インクジェットプリンタやワイヤドットプリンタなど
の記録装置においては、印字品位を高く保つために記録
ヘッドと記録シートとの間の距離(以下でヘッドギャッ
プという)を比較的厳しく管理する必要があり、かかる
ヘッドギャップが適正に保持されないと、例えばワイヤ
ドットプリンタの場合であれば衝打力の不均一が生じる
ことから記録濃度に差が現われ、インクジェットプリン
タの場合であればインクの吐出よれなどが記録面に現
れ、また記録シートがヘッド面に接触するようなことが
あると、記録面が汚されてしまう。
そこで、記録装置においては通常の場合、第7図に示
すように、プラテン1に巻回された状態でピンチローラ
2との間に保持されて記録位置に送られてくる記録シー
ト3に対して、記録ヘッド4の手前でシート押え板5に
よって、記録シート3をプラテン1に押付けるようにし
ている。すなわち、シート押え板5によって均等な力で
しかもその接線上で記録シート3をプラテン1に圧接さ
せることによりシート送りされる記録シート3を記録ヘ
ッド4の面に対して平行に保ち、その間に適正なヘッド
ギャップを保たせることができる。
また、最近のプリンタ市場の動向として、特殊用途か
ら一般向きとする動きが活発で、例えばいかなる紙質の
紙にでも印字記録ができるプリンタが望まれつつある。
この点ワイヤドットプリンタの場合はインパクト型であ
るがために本来から普通紙に記録できるが、インクジェ
ットプリンタの場合は記録媒体にインクを使用するの
で、その用紙への定着性が問題であって、普通紙使用に
対する対応がたち遅れていた。すなわち、インク定着性
の良い専用紙以外ではインクの定着が難しいとされてい
た。
ところが、最近では種々なインク定着の仕方が提案さ
れており、中でも比較的構成が容易でコンパクトな定着
装置としてプラテンローラあるいはローラ以外のペーパ
パスにヒータを設け、そのヒータによって記録シートの
記録面を熱してインクを蒸発定着されるようにしたもの
が実用化されている。第8図はプラテン1にヒータ6を
内装したもので、記録シート3は記録ヘッド4の位置に
到達するまでの間に十分加熱される。第9図はプラテン
1と押え板5との間に保持されて送り出されてくる記録
シート3をその直後において平プラテンを兼ねた熱板7
上に導き、ここで記録ヘッド4から吐出着弾させたイン
ク滴を蒸発定着させるものであって、この場合、8は熱
板7を加熱するためのヒータである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上述したように加熱手段を設けたプリ
ンタにおいてもシート押え板が必要なことは勿論であ
り、この種のプリンタでは加熱された記録シートからシ
ート押え板に必然的に熱が伝わることによって、その結
果、シート押え板に温度分布差が生じ、熱歪によってシ
ート押え板に第10図に示すようなたわみが発生するとい
う問題点があった。すなわち、第10図において、プラテ
ン1には図示しないヒータが内蔵されており、9はペー
パガイド、10はキャリッジである。この場合、ペーパガ
イド9に沿って挿入された記録シート3はプラテン1の
有するヒータによって加熱され、シート押え板5の先端
部5Aによって記録シート3はプラテン1に圧接された状
態に保たれるが、上記先端部5Aは記録シート3と接して
いるがために局部的に加熱されることになり、これに対
して、その他の部分はシート押え板5を支持している枠
体11に熱が放散されることもあってさほどに温度があが
らず、ために押え板先端部5Aに図示のような波打ち型の
歪が生じる。
そこで、このような歪が生じることによって記録シー
ト3がプラテン1に向けて均等に圧接されないことにな
り、部分的に記録シート3が浮上がり、記録の乱れ、更
には記録シート3の一部が記録ヘッド4の面に接してシ
ート記録面を汚したり、あるいはシート送りが斜行して
しまう。勿論、見た目にも悪く、機能的欠陥を疑わしめ
る。
本発明の目的は、上述従来の問題点に着目し、その解
決を図るべく、そのシート押え板に発生する熱歪を抑制
し、以て、インクの熱定着手段を有するものにあっても
高品位の記録を実施することができる記録装置を提供す
ることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
かかる目的を達成するために、本発明は、プラテンの
記録位置より上流側に先端部を圧接させ、記録シートを
前記プラテンとの間にシート送り可能に保持するシート
押え板を備え、前記プラテンと前記シート押え板との間
に保持された記録シート上に、インクジェット記録ヘッ
ドからインクを吐出して記録を行う記録装置において、
前記記録シート上に吐出されたインクを加熱して定着さ
せるための加熱手段を備え、前記シート押え板に、その
先端部に伝達される熱により該先端部が前記シート送り
の方向とは直角の方向に歪むのを抑制する抑制部を設け
たことを特徴とする。
〔作用〕
本発明によれば、シート押え板に伝達される熱を適切
に逃すか若しくは熱に抗して歪を抑制する構造となし、
熱が局部的に蓄積されることを防止すると共に記録シー
トを均等な圧接力でプラテンに向けて保持可能としたこ
とによって、高品位の記録を保ちながら、インクを熱定
着させることにより通常紙の使用が可能な記録装置を提
供することができるようになった。
〔実施例〕
以下に、図面に基づいて本発明の実施例を詳細かつ具
体的に説明する。
本発明の一実施例を第1図に示す。ここで、プラテン
ローラ1は図示しないがヒータを内蔵している。また、
記録ヘッド4を搭載したキャリッジ10は案内軸12Aおよ
び12Bに沿って不図示の駆動手段により移動され、その
間に記録ヘッド4からインクが記録シート3に向けて吐
出され、記録が行われる。13はそのインクの供給管、14
は記録ヘッド4にインク吐出信号を供給するフレキシブ
ルケーブル、15は記録ヘッド4の目詰りを防止し、正常
なインク吐出動作を行わせるための回復装置である。
しかして、本例のシート押え板21においては、その先
端部21Aに数条の切込み溝22を穿設する。この切込み溝2
2の深さや形成間隔については適切に設定されればよ
く、例えばヒータが高温でシート押え板先端部21Aに伝
達される熱が著しいとの判断であれば間隔を短くすれば
よく、また溝の深さに応じてシート押え板21によるばね
性の強さを変化させることができる。
このようにシート押え板21を構成することにより、切
込み溝22を介して熱を放散させると共に、熱膨張による
幅方向の伸びを切込み溝22によって吸収させることがで
きるので、その先端部21Aに第10図で示したような熱歪
が発生して、記録品位が損われるようなことがない。
第2図〜第6図は本発明の他の実施例を示す。第2図
は切込みを最下端にまで及ぼし、完全な分割溝23となし
てシート押え板21を図示のように数分割したもので、熱
の放散、熱歪の逃しをより一層効果的にすることができ
る。第3図はシート押え板21の下半部を大きく切欠くこ
とによって先端部21A近傍に発生する熱歪が下半部で拘
束されないようにしたもので、下半部に形成された舌部
21Bのうち例えば中央の1つは固定しても他の舌部21Bは
矢印で示すように横方向に対して微移動可能なように不
図示の長孔等を介して保持されるものとする。
第4図は第3図の形態としたシート押え板21を更に分
割溝23により分割したもので、本例の場合は分割された
個々のシート押え板21をそれぞれ固定することで、第3
図と同様な効果が得られる。
第5A図および第5B図と第6A図および第6B図とによって
示す実施例は、シート押え板21に補強を兼ねた突部を設
けるもので、第5A図および第5B図において、24はシート
押え板21の先端部近傍にエンボス加工により突設された
複数の円形突部であり、シート押え板21の滑らかに突出
させたこれらの円形突部24をシート面に圧接させるよう
にすることによって記録シートを介して伝達される熱の
経路を最小限に押えると共に、シート押え板21が補強さ
れるので熱歪を抑制することができる。
第6A図および第6B図はシート押え板先端部21Aと平行
にビーディングにより長く滑らかに突設させたひも状突
起25を形成したもので、第5A図の例と同様な効果が得ら
れ、特にこれらの実施例ではシート押え板の腰を強くす
ることができるため厚紙や封筒などのシート類を使用し
なければならないときでも確実にシートを押えることが
できる。なお、以上に述べた突部を設ける例ではその形
状を円形突部やひも状突起とした場合について述べた
が、これらの形状、その大きさおよび数量等については
なんら特別に規制されるものではなく、ただシート送り
方向に対して滑らかに突出され、記録シートのシート送
りを妨げないような形態のものでさえあればどのような
ものであってもかまわない。
また、シート押え板に、それが歪むのを抑制する抑制
部を設ける構成は、インクジェットプリンタやワイヤド
ットプリンタに限らず、例えば複写機等の定着部等のよ
うに熱源を有し、加熱されたシート類を保持する手段を
具えた機器に広く適用できるものであって、かかる手段
における薄板上の温度分布の不均一によって引起される
熱歪を除去するのに極めて効果的である。
〔発明の効果〕
以上説明してきたように、本発明によれば、シート押
え板のプラテンと接する先端部近傍に発生する熱歪を抑
制するようにシート押え板を構成したことによって、シ
ート押え板に温度分布の不均一によって発生する熱歪を
逃すか押え込むかすることができ、以て、その先端部に
均等な押圧力を保たせて、記録シートと記録ヘッドとの
間に適正な距離を保持させ、高品位の記録を実施するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明記録装置の構成の概要を示す斜視図、 第2図〜第4図は本発明のそれぞれ他の実施例によるシ
ート押え板の構成を示す平面図、 第5A図および第5B図、 第6A図および第6B図は本発明のそれぞれ更に他の実施例
によるシート押え板の構成を示す平面図および側面図、 第7図〜第9図は従来の記録装置におけるプラテンロー
ラとシート押え板との関係の3形態をそれぞれ模式に示
す断面図、 第10図は従来の記録装置の構成の概要をそのシート押え
板の変形状態と共に示す斜視図である。 1……プラテン、 3……記録シート、 4……記録ヘッド、 10……キャリッジ、 21……シート押え板、 21A……先端部、 21B……舌部、 22……切込み溝、 23……分割溝、 24……円型突部、 25……ひも状突起。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラテンの記録位置より上流側に先端部を
    圧接させ、記録シートを前記プラテンとの間にシート送
    り可能に保持するシート押え板を備え、前記プラテンと
    前記シート押え板との間に保持された記録シート上に、
    インクジェット記録ヘッドからインクを吐出して記録を
    行う記録装置において、 前記記録シート上に吐出されたインクを加熱して定着さ
    せるための加熱手段を備え、 前記シート押え板に、その先端部に伝達される熱により
    該先端部が前記シート送りの方向とは直角の方向に歪む
    のを抑制する抑制部を設けた ことを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載の記録装置にお
    いて、前記シート押え板の抑制部には、前記シート送り
    方向とは直角な方向の熱応力を逃す切込み溝を設けたこ
    とを特徴とする記録装置。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項記載の記録装置にお
    いて、前記シート押え板の抑制部には、シート送り方向
    に、当該シート押え板を複数に分断する分割溝を設けた
    ことを特徴とする記録装置。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第1項記載の記録装置にお
    いて、前記シート押え板の抑制部には、当該シート押え
    板の、前記プラテンと対向する面に複数の突起を設けた
    ことを特徴とする記録装置。
JP62167827A 1987-06-12 1987-07-07 記録装置 Expired - Lifetime JP2557890B2 (ja)

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JP62167827A JP2557890B2 (ja) 1987-07-07 1987-07-07 記録装置
DE3855597T DE3855597T2 (de) 1987-06-12 1988-06-08 Aufzeichnungsgerät
EP88109152A EP0294793B1 (en) 1987-06-12 1988-06-08 Recording apparatus
US07/566,311 US5005025A (en) 1987-06-12 1990-08-13 Printer having means for heating a recording sheet and fixing ink thereon

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JPS6411866A JPS6411866A (en) 1989-01-17
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Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5584670A (en) * 1978-12-20 1980-06-26 Ricoh Co Ltd Ink jet recorder
JPS59182761A (ja) * 1983-03-31 1984-10-17 Fujitsu Ltd インクジエツトプリンタ
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JPH0630917B2 (ja) * 1985-01-30 1994-04-27 キヤノン株式会社 紙送装置

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JPS6411866A (en) 1989-01-17

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