JP2556153Y2 - 真空ホットプレス装置のシール構造 - Google Patents
真空ホットプレス装置のシール構造Info
- Publication number
- JP2556153Y2 JP2556153Y2 JP6762292U JP6762292U JP2556153Y2 JP 2556153 Y2 JP2556153 Y2 JP 2556153Y2 JP 6762292 U JP6762292 U JP 6762292U JP 6762292 U JP6762292 U JP 6762292U JP 2556153 Y2 JP2556153 Y2 JP 2556153Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- branch pipe
- hot press
- cover
- flange portion
- vacuum hot
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Press Drives And Press Lines (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、加熱用液体など熱媒体
を供給する際に使用される真空ホットプレス装置のシー
ル構造に関するものである。
を供給する際に使用される真空ホットプレス装置のシー
ル構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】真空ホットプレス装置は、その温度制御
などのために枝管を外部から真空ホットプレス装置内に
配管しなければならず、その際、プレス品質を低下させ
ないようにするため、真空ホットプレス装置を密閉すな
わち真空ホットプレス装置の内部と外部との間を確実に
シールしなければならない。
などのために枝管を外部から真空ホットプレス装置内に
配管しなければならず、その際、プレス品質を低下させ
ないようにするため、真空ホットプレス装置を密閉すな
わち真空ホットプレス装置の内部と外部との間を確実に
シールしなければならない。
【0003】一般に枝管を真空ホットプレス装置の外部
から内部に配管する場合、図2に示すように枝管1を真
空チャンバ2のカバー3に貫通させ、この枝管1内に図
示を省略した熱媒体を流通させている。
から内部に配管する場合、図2に示すように枝管1を真
空チャンバ2のカバー3に貫通させ、この枝管1内に図
示を省略した熱媒体を流通させている。
【0004】また枝管1の先端はマニホールドパイプ4
に連結され、枝管1の基端側は図示を省略したフレキシ
ブルチューブに連結されている。そして枝管1とカバー
3とは直接結合されている。
に連結され、枝管1の基端側は図示を省略したフレキシ
ブルチューブに連結されている。そして枝管1とカバー
3とは直接結合されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】このため枝管1内の熱
媒体は、熱エネルギーが直接カバーを伝動して放散され
易いので、熱エネルギーの損失を招いたり、カバーが熱
変形を起こし、これによりほかの真空シール部位の漏洩
を招き、場合によってはプレス装置を変形させることも
ある。
媒体は、熱エネルギーが直接カバーを伝動して放散され
易いので、熱エネルギーの損失を招いたり、カバーが熱
変形を起こし、これによりほかの真空シール部位の漏洩
を招き、場合によってはプレス装置を変形させることも
ある。
【0006】そこで本考案は枝管内の熱媒体の熱放散を
低減させた真空ホットプレス装置のシール構造の提供を
目的としている。
低減させた真空ホットプレス装置のシール構造の提供を
目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案は、先端にマニホールドパイプが連結された枝
管を貫通させるための貫通孔を真空チャンバの前記カバ
ーに前記枝管の外径よりも大径に穿設し、該貫通孔の開
口部には先端にフランジ部を有する突出筒部を外側に向
かって突設し、前記フランジ部に環状のシール部材を介
して当接するためのフランジ片を前記枝管に一体に形成
し、前記フランジ片の前記フランジ部側の端面に前記シ
ール部材の内周を外周部で係止させるためのストッパを
環状に突設した構成を備えている。
に本考案は、先端にマニホールドパイプが連結された枝
管を貫通させるための貫通孔を真空チャンバの前記カバ
ーに前記枝管の外径よりも大径に穿設し、該貫通孔の開
口部には先端にフランジ部を有する突出筒部を外側に向
かって突設し、前記フランジ部に環状のシール部材を介
して当接するためのフランジ片を前記枝管に一体に形成
し、前記フランジ片の前記フランジ部側の端面に前記シ
ール部材の内周を外周部で係止させるためのストッパを
環状に突設した構成を備えている。
【0008】
【作用】上記構成によって、枝管1を貫通孔5に貫通さ
せるとともにフランジ片9とフランジ部7との間にシー
ル部材10を介して固定することにより、カバー3内の密
閉状態を保持しながら枝管1とカバー3とが直接当接す
ることを防止でき、枝管1内を通る熱媒体の熱エネルギ
ーがカバー3に直接伝動されることはない。
せるとともにフランジ片9とフランジ部7との間にシー
ル部材10を介して固定することにより、カバー3内の密
閉状態を保持しながら枝管1とカバー3とが直接当接す
ることを防止でき、枝管1内を通る熱媒体の熱エネルギ
ーがカバー3に直接伝動されることはない。
【0009】
【実施例】つぎに本考案の一実施例を図1について以下
に説明する。なお図1にあっては図2と同じ部材には同
符号を付している。図1は本考案の真空ホットプレス装
置の一部を示している。
に説明する。なお図1にあっては図2と同じ部材には同
符号を付している。図1は本考案の真空ホットプレス装
置の一部を示している。
【0010】カバー3には枝管1を貫通させるための貫
通孔5が穿設され、貫通孔5の内径は枝管1の外径より
も大径に定められている。貫通孔5の開口部には、貫通
孔5から外側に向かって突出する円筒形の突出筒部6が
設けられ、突出筒部6の先端にはフランジ部7が形成さ
れている。また8は段部で、段部8は突出筒部6の基端
の強度を良好にする。
通孔5が穿設され、貫通孔5の内径は枝管1の外径より
も大径に定められている。貫通孔5の開口部には、貫通
孔5から外側に向かって突出する円筒形の突出筒部6が
設けられ、突出筒部6の先端にはフランジ部7が形成さ
れている。また8は段部で、段部8は突出筒部6の基端
の強度を良好にする。
【0011】枝管1は先端にマニホールドパイプ4が連
結されており、途中、外側にフランジ片8が溶接によっ
て一体に設けられている。フランジ片8はフランジ部7
に環状のシール部材9を介して当接するためのもので、
外径寸法がフランジ部7の外径と同寸法に定められてい
る。
結されており、途中、外側にフランジ片8が溶接によっ
て一体に設けられている。フランジ片8はフランジ部7
に環状のシール部材9を介して当接するためのもので、
外径寸法がフランジ部7の外径と同寸法に定められてい
る。
【0012】またフランジ片8のフランジ部7側の端面
にはストッパ10が環状に突設されており、ストッパ10は
シール部材9の内周を外周部で係止させることにより、
シール部材9が真空吸引時に内方に吸い込まれるのを防
止するとともにシール部材9の適正締め代(およそ25
〜30%)を確保している。
にはストッパ10が環状に突設されており、ストッパ10は
シール部材9の内周を外周部で係止させることにより、
シール部材9が真空吸引時に内方に吸い込まれるのを防
止するとともにシール部材9の適正締め代(およそ25
〜30%)を確保している。
【0013】ストッパ10は、内径寸法をマニホールドパ
イプ4の外径寸法よりも大きく定め、外径寸法を突出筒
部6の内径寸法よりも大きく定めている。11,12はボル
トおよびナットで、ボルト11およびナット12はフランジ
部7およびフランジ片8を固定する。13,14はフランジ
である。
イプ4の外径寸法よりも大きく定め、外径寸法を突出筒
部6の内径寸法よりも大きく定めている。11,12はボル
トおよびナットで、ボルト11およびナット12はフランジ
部7およびフランジ片8を固定する。13,14はフランジ
である。
【0014】このように構成された本考案の真空ホット
プレス装置を使用する場合には、まずフランジ片8にシ
ール部材9を係止させてフランジ部7に当接させたの
ち、枝管1を貫通孔5に貫通させることにより、カバー
3内の密閉状態を保持しながらボルト11およびナット12
でフランジ部7およびフランジ片8を固定する。
プレス装置を使用する場合には、まずフランジ片8にシ
ール部材9を係止させてフランジ部7に当接させたの
ち、枝管1を貫通孔5に貫通させることにより、カバー
3内の密閉状態を保持しながらボルト11およびナット12
でフランジ部7およびフランジ片8を固定する。
【0015】このとき上述したように各寸法が定められ
ているので、貫通孔5の内壁いいかえればカバー3と、
枝管1の外壁とは直接に接触せず、枝管1はシール部材
9にも接触しない。したがって枝管1内を通る熱媒体の
熱エネルギーがカバー3に直接伝動されることはない。
ているので、貫通孔5の内壁いいかえればカバー3と、
枝管1の外壁とは直接に接触せず、枝管1はシール部材
9にも接触しない。したがって枝管1内を通る熱媒体の
熱エネルギーがカバー3に直接伝動されることはない。
【0016】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように本考案
は、シール部材が両者間に介装されたフランジ部および
フランジ片を固定することにより、カバー内の密閉状態
を保持しながら、枝管内を通る熱媒体の熱エネルギーが
カバーに直接伝動されることを防止できる。
は、シール部材が両者間に介装されたフランジ部および
フランジ片を固定することにより、カバー内の密閉状態
を保持しながら、枝管内を通る熱媒体の熱エネルギーが
カバーに直接伝動されることを防止できる。
【0017】したがって枝管内を通る熱媒体の熱エネル
ギー量の損失を抑止し、かつ、カバーの熱変形を防止す
ることにより、ほかの真空シール部位の漏洩およびプレ
ス装置の熱変を防止することができる。
ギー量の損失を抑止し、かつ、カバーの熱変形を防止す
ることにより、ほかの真空シール部位の漏洩およびプレ
ス装置の熱変を防止することができる。
【図1】本考案の一実施例の要部を示す断面図である。
【図2】従来例を示す断面図である。
1 枝管 2 真空チャンバ 3 カバー 4 マニホールドパイプ 5 貫通孔 6 突出筒部 7 フランジ部 8 フランジ片 9 シール部材
Claims (1)
- 【請求項1】 先端にマニホールドパイプが連結された
枝管を貫通させるための貫通孔を真空チャンバのカバー
に前記枝管の外径よりも大径に穿設し、該貫通孔の開口
部には先端にフランジ部を有する突出筒部を外側に向か
って突設し、前記フランジ部に環状のシール部材を介し
て当接するためのフランジ片を前記枝管に一体に形成
し、前記フランジ片の前記フランジ部側の端面に前記シ
ール部材の内周を外周部で係止させるためのストッパを
環状に突設したことを特徴とする真空ホットプレス装置
のシール構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6762292U JP2556153Y2 (ja) | 1992-09-02 | 1992-09-02 | 真空ホットプレス装置のシール構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6762292U JP2556153Y2 (ja) | 1992-09-02 | 1992-09-02 | 真空ホットプレス装置のシール構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0624917U JPH0624917U (ja) | 1994-04-05 |
JP2556153Y2 true JP2556153Y2 (ja) | 1997-12-03 |
Family
ID=13350266
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6762292U Expired - Lifetime JP2556153Y2 (ja) | 1992-09-02 | 1992-09-02 | 真空ホットプレス装置のシール構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2556153Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-09-02 JP JP6762292U patent/JP2556153Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0624917U (ja) | 1994-04-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |