JPH0435746Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0435746Y2 JPH0435746Y2 JP1986126463U JP12646386U JPH0435746Y2 JP H0435746 Y2 JPH0435746 Y2 JP H0435746Y2 JP 1986126463 U JP1986126463 U JP 1986126463U JP 12646386 U JP12646386 U JP 12646386U JP H0435746 Y2 JPH0435746 Y2 JP H0435746Y2
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- Japan
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- container
- flanged sleeve
- threaded portion
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- heat exchanger
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Links
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Landscapes
- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は、伝熱管としてプラスチツクチユー
ブを用いたプラスチツクチユーブ熱交換器を、例
えばシエルアンドチユーブ型熱交換器として、あ
るいは溶剤回収装置等で使用するためにその容器
の壁面を貫通させて取り付ける場合に、低コスト
で信頼性の高いシールと固定を可能にするプラス
チツクチユーブ熱交換器の取付構造に関する。
ブを用いたプラスチツクチユーブ熱交換器を、例
えばシエルアンドチユーブ型熱交換器として、あ
るいは溶剤回収装置等で使用するためにその容器
の壁面を貫通させて取り付ける場合に、低コスト
で信頼性の高いシールと固定を可能にするプラス
チツクチユーブ熱交換器の取付構造に関する。
プラスチツクチユーブを伝熱管として用いた熱
交換器、素材自体の熱伝導率は金属に比べて劣る
ものの、多数の極細のプラスチツクチユーブを束
ねた構成となつていることにより、単位容積当た
りの伝熱面積は大きく、小型、軽量化が可能とな
るため、近年広く利用されている。中でも、弗素
樹脂でプラスチツクチユーブを形成した場合(例
えば特公昭43−3851号公報)には、強酸、強アル
カリ等の腐食液体あるいは有機溶剤等に対して化
学的にほとんど不活性で、しかも非粘着性である
ことからスケールやスラツジが付着しにくく安定
した熱交換を行なうことができ、さらに液槽内の
液体あるいはプラスチツクチユーブ内の流体に有
害物質の溶出がないため、純度の高い製品づくり
に特に最適である。
交換器、素材自体の熱伝導率は金属に比べて劣る
ものの、多数の極細のプラスチツクチユーブを束
ねた構成となつていることにより、単位容積当た
りの伝熱面積は大きく、小型、軽量化が可能とな
るため、近年広く利用されている。中でも、弗素
樹脂でプラスチツクチユーブを形成した場合(例
えば特公昭43−3851号公報)には、強酸、強アル
カリ等の腐食液体あるいは有機溶剤等に対して化
学的にほとんど不活性で、しかも非粘着性である
ことからスケールやスラツジが付着しにくく安定
した熱交換を行なうことができ、さらに液槽内の
液体あるいはプラスチツクチユーブ内の流体に有
害物質の溶出がないため、純度の高い製品づくり
に特に最適である。
かかるプラスチツクチユーブ熱交換器は、例え
ば実公昭52−21469号公報、特公昭45−35951号公
報に記載のごとく、容器内に配置され、その端末
部を容器の壁面に貫通させ取り付けたり、あるい
はシエルアンドチユーブ型として使用されること
が多く、そのため取付け部分のシール性が極めて
重要であると共に、保守点検等を考慮し、取付
け、取外しが容易であることが要求される。
ば実公昭52−21469号公報、特公昭45−35951号公
報に記載のごとく、容器内に配置され、その端末
部を容器の壁面に貫通させ取り付けたり、あるい
はシエルアンドチユーブ型として使用されること
が多く、そのため取付け部分のシール性が極めて
重要であると共に、保守点検等を考慮し、取付
け、取外しが容易であることが要求される。
しかしながら、前記従来例の取付構造において
は、素材がプラスチツクであることから成形加工
時に伝熱管の端末部分に熱変形が生じやすく、そ
してこのような伝熱管を使用した場合にはシール
性が低下する問題点があり、また、部品点数も多
いことから、取付けコストが崇み、さらに取付
け、取外しを簡単に行なうことができないなどの
改善すべき幾つかの問題点がある。
は、素材がプラスチツクであることから成形加工
時に伝熱管の端末部分に熱変形が生じやすく、そ
してこのような伝熱管を使用した場合にはシール
性が低下する問題点があり、また、部品点数も多
いことから、取付けコストが崇み、さらに取付
け、取外しを簡単に行なうことができないなどの
改善すべき幾つかの問題点がある。
この考案は、上記した従来技術の欠点に鑑みな
されたもので、プラスチツクチユーブ熱交換器を
液槽等の容器の壁面を貫通させて取り付ける場
合、あるいはシエルアンドチユーブ型熱交換器と
する場合などに、簡単な構造で信頼性の高いシー
ルを可能にする取付構造の提供をその目的とす
る。
されたもので、プラスチツクチユーブ熱交換器を
液槽等の容器の壁面を貫通させて取り付ける場
合、あるいはシエルアンドチユーブ型熱交換器と
する場合などに、簡単な構造で信頼性の高いシー
ルを可能にする取付構造の提供をその目的とす
る。
この考案は上記従来技術の問題点を解決するた
めになされたものであり、そのためこの考案によ
れば、端末部を鍔付スリーブ一体融着させて蜂の
巣状に配列したプラスチツクチユーブ束を具備す
るプラスチツクチユーブ熱交換器を容器内配し、
前記鍔付スリーブを容器の開口端部で取り付ける
ものにおいて、前記鍔付スリーブの鍔の内側端面
に一方の面が当接して該鍔付スリーブを支持し、
且つ他方の面が外周面に雄ねじ部を有する前記容
器の開口端部の端面に当接して該開口端部に係止
される割りリングと、前記鍔付スリーブの鍔の外
側端面に接して設けられる第一のシールリング
と、前記鍔付スリーブを受け入れて接続配管の連
結手段に連通する貫通孔の内周面には鍔付スリー
ブの鍔の外側端面に対向する突出部を有すると共
に、該突出部よりも容器側の内周面には雌ねじ部
を有し、この雌ねじ部と前記容器の開口端部の雄
ねじ部との螺合により該突出部の容器側端面で鍔
付スリーブの鍔の外側端面を前記第一のシールリ
ングを介して押圧する押え部材と、この押え部材
の貫通孔の雌ねじ部に隣接する内周面と該内周面
に対向し押え部材の進退により軸方向相対位置が
変化する前記容器の開口端部の雄ねじ部に隣接す
る外周面とで挟圧されて封止する第二のシールリ
ングとを備えてなるプラスチツクチユーブ熱交換
器の取付構造を構成する。
めになされたものであり、そのためこの考案によ
れば、端末部を鍔付スリーブ一体融着させて蜂の
巣状に配列したプラスチツクチユーブ束を具備す
るプラスチツクチユーブ熱交換器を容器内配し、
前記鍔付スリーブを容器の開口端部で取り付ける
ものにおいて、前記鍔付スリーブの鍔の内側端面
に一方の面が当接して該鍔付スリーブを支持し、
且つ他方の面が外周面に雄ねじ部を有する前記容
器の開口端部の端面に当接して該開口端部に係止
される割りリングと、前記鍔付スリーブの鍔の外
側端面に接して設けられる第一のシールリング
と、前記鍔付スリーブを受け入れて接続配管の連
結手段に連通する貫通孔の内周面には鍔付スリー
ブの鍔の外側端面に対向する突出部を有すると共
に、該突出部よりも容器側の内周面には雌ねじ部
を有し、この雌ねじ部と前記容器の開口端部の雄
ねじ部との螺合により該突出部の容器側端面で鍔
付スリーブの鍔の外側端面を前記第一のシールリ
ングを介して押圧する押え部材と、この押え部材
の貫通孔の雌ねじ部に隣接する内周面と該内周面
に対向し押え部材の進退により軸方向相対位置が
変化する前記容器の開口端部の雄ねじ部に隣接す
る外周面とで挟圧されて封止する第二のシールリ
ングとを備えてなるプラスチツクチユーブ熱交換
器の取付構造を構成する。
この考案によれば、上記のごとく、プラスチツ
クチユーブ熱交換器を容器内に配し、端末部をそ
の壁面を貫通させて取り付ける場合や、シエルア
ンドチユーブ型熱交換器としてその端末部を容器
の開口端部に取り付ける場合などに、鍔付スリー
ブの鍔の内側端面に一方の面が当接して鍔付スリ
ーブを支持し、且つ他方の面が容器の開口端部の
端面に当接して開口端部に係止される割りリング
と、鍔付スリーブの鍔の外側端面に接して設けら
れる第一のシールリングと、鍔付スリーブを受け
入れて接続配管の連結手段に連通する貫通孔の内
周面に鍔付スリーブの鍔の外側端面に対向する突
出部を有すると共に、該突出部よりも容器側の内
周面に雌ねじ部を有し、この雌ねじ部と容器の開
口端部の外周面に形成された雄ねじ部との螺合に
より突出部の容器側端面で鍔付スリーブの鍔の外
側端面を前記第一のシールリングを介して押圧す
る押え部材と、この押え部材の貫通孔の雌ねじ部
に隣接する内周面と容器の開口端部の雄ねじ部に
隣接する外周面に接して封止する第二のシールリ
ングとを備えて構成されるものであるから、前記
従来例に比べて構造が格段に簡略化されるばかり
か、特に鍔付スリーブと押え部材との間のシール
は、両者の間に配置された第一のシールリングを
介して押え部材の締め付けによりシールするもの
でるから、増締めの効果が高く、そのため熱融着
の際の鍔付スリーブに多少の変化を生じたもので
あつても確実にシールすることができ、また容器
と押え部材との間のシールは前記第一のシールリ
ングに対する増締めの影響を受けない第二のシー
ルリングにより行われ、個別調整が可能であるの
で、信頼性の高い取付構造となる。
クチユーブ熱交換器を容器内に配し、端末部をそ
の壁面を貫通させて取り付ける場合や、シエルア
ンドチユーブ型熱交換器としてその端末部を容器
の開口端部に取り付ける場合などに、鍔付スリー
ブの鍔の内側端面に一方の面が当接して鍔付スリ
ーブを支持し、且つ他方の面が容器の開口端部の
端面に当接して開口端部に係止される割りリング
と、鍔付スリーブの鍔の外側端面に接して設けら
れる第一のシールリングと、鍔付スリーブを受け
入れて接続配管の連結手段に連通する貫通孔の内
周面に鍔付スリーブの鍔の外側端面に対向する突
出部を有すると共に、該突出部よりも容器側の内
周面に雌ねじ部を有し、この雌ねじ部と容器の開
口端部の外周面に形成された雄ねじ部との螺合に
より突出部の容器側端面で鍔付スリーブの鍔の外
側端面を前記第一のシールリングを介して押圧す
る押え部材と、この押え部材の貫通孔の雌ねじ部
に隣接する内周面と容器の開口端部の雄ねじ部に
隣接する外周面に接して封止する第二のシールリ
ングとを備えて構成されるものであるから、前記
従来例に比べて構造が格段に簡略化されるばかり
か、特に鍔付スリーブと押え部材との間のシール
は、両者の間に配置された第一のシールリングを
介して押え部材の締め付けによりシールするもの
でるから、増締めの効果が高く、そのため熱融着
の際の鍔付スリーブに多少の変化を生じたもので
あつても確実にシールすることができ、また容器
と押え部材との間のシールは前記第一のシールリ
ングに対する増締めの影響を受けない第二のシー
ルリングにより行われ、個別調整が可能であるの
で、信頼性の高い取付構造となる。
さらに、取付部材のコストの低減及び取付け作
業の能率向上により、経済的な取付構造となり、
また部品点数が少なく取付構造が簡単であるから
取外し作業も容易になり、保守点検作業の面で改
善される。
業の能率向上により、経済的な取付構造となり、
また部品点数が少なく取付構造が簡単であるから
取外し作業も容易になり、保守点検作業の面で改
善される。
第1図はプラスチツクチユーブ熱交換器をシエ
ルアンドチユーブ型熱交換器に適用したときの取
付構造を示す部分縦断面図、第2図はこの熱交換
器の全体図である。
ルアンドチユーブ型熱交換器に適用したときの取
付構造を示す部分縦断面図、第2図はこの熱交換
器の全体図である。
このプラスチツクチユーブ熱交換器の取付構造
は、例えばテトラフルオロエチレン−パーフルオ
ロアルキルブニルエーテル共重合樹脂(PFA)
からなるプラスチツクチユーブ束1の端末をそれ
ぞれ束ね、個々のチユーブを鍔付スリーブ2に一
体融着させて端末部を8を蜂の巣状に成形した密
封構造のプラスチツクチユーブ熱交換器3を、鍔
付スリーブ2が両端外周面に雄ねじ部12を有す
る容器(シエル)10の開口端部より突出するよ
うに容器10内に配置する。このプラスチツクチ
ユーブ熱交換器3の鍔付スリーブ2の外周には、
鍔付スリーブ2の鍔4の内側端面と一方の面21
が当接して該鍔付スリーブ2を支持すると共に、
他方の面22が容器10の開口端部の端面の内周
面側に設けられた環状段差部11に当接して該環
状段差部11に係止される割りリング20が配設
されている。そして、容器10の開口端部より突
出した鍔付スリーブ2を受け入れる貫通孔31の
容器10側の先端部内周面には、容器10の開口
端部の外周面に形成された雄ねじ部12に螺合す
る雌ねじ部32を有すると共に、該貫通孔31の
中間部内周面には鍔付スリーブ2の鍔4の外側端
面に対向する突出部33を有し、容器10の雄ね
じ部12と前記雌ねじ部32との螺合により、突
出33の容器側端面で、鍔付スリーブ2の鍔の外
側端面を第一のシールリング40を介して押圧す
る押え部材30が設けられている。さらに、この
押え部材30の雌ねじ部32に隣接して設けられ
た環状溝34内には第二のシールリング41が嵌
入され該第二のシールリング41は容器10の開
口端部の外周面との間に挟圧されて容器10と押
え部材30との間を封止する構成となつている。
は、例えばテトラフルオロエチレン−パーフルオ
ロアルキルブニルエーテル共重合樹脂(PFA)
からなるプラスチツクチユーブ束1の端末をそれ
ぞれ束ね、個々のチユーブを鍔付スリーブ2に一
体融着させて端末部を8を蜂の巣状に成形した密
封構造のプラスチツクチユーブ熱交換器3を、鍔
付スリーブ2が両端外周面に雄ねじ部12を有す
る容器(シエル)10の開口端部より突出するよ
うに容器10内に配置する。このプラスチツクチ
ユーブ熱交換器3の鍔付スリーブ2の外周には、
鍔付スリーブ2の鍔4の内側端面と一方の面21
が当接して該鍔付スリーブ2を支持すると共に、
他方の面22が容器10の開口端部の端面の内周
面側に設けられた環状段差部11に当接して該環
状段差部11に係止される割りリング20が配設
されている。そして、容器10の開口端部より突
出した鍔付スリーブ2を受け入れる貫通孔31の
容器10側の先端部内周面には、容器10の開口
端部の外周面に形成された雄ねじ部12に螺合す
る雌ねじ部32を有すると共に、該貫通孔31の
中間部内周面には鍔付スリーブ2の鍔4の外側端
面に対向する突出部33を有し、容器10の雄ね
じ部12と前記雌ねじ部32との螺合により、突
出33の容器側端面で、鍔付スリーブ2の鍔の外
側端面を第一のシールリング40を介して押圧す
る押え部材30が設けられている。さらに、この
押え部材30の雌ねじ部32に隣接して設けられ
た環状溝34内には第二のシールリング41が嵌
入され該第二のシールリング41は容器10の開
口端部の外周面との間に挟圧されて容器10と押
え部材30との間を封止する構成となつている。
第2図は、プラスチツクチユーブ熱交換器3を
シエルアンドチユーブ型熱交換器として容器(シ
エル)に取り付けたときの全体図で、外周面の2
個所に流体流出入口13,14を有すると共に、
両端部の外周面に雄ねじ部12を有する円筒状の
容器10内にプラスチツクチユーブ熱交換器3を
配し、プラスチツクチユーブ束1の両方の端末部
に融着された鍔付スリーブ2を容器10の開口端
部に第1図に示すように押え部材30を用いて固
定する。使用の際には、押え部材30の反容器側
先端部に貫通孔31と連通する連結手段として設
けられたテーパーねじ孔35に接続配管50を螺
合して使用する。
シエルアンドチユーブ型熱交換器として容器(シ
エル)に取り付けたときの全体図で、外周面の2
個所に流体流出入口13,14を有すると共に、
両端部の外周面に雄ねじ部12を有する円筒状の
容器10内にプラスチツクチユーブ熱交換器3を
配し、プラスチツクチユーブ束1の両方の端末部
に融着された鍔付スリーブ2を容器10の開口端
部に第1図に示すように押え部材30を用いて固
定する。使用の際には、押え部材30の反容器側
先端部に貫通孔31と連通する連結手段として設
けられたテーパーねじ孔35に接続配管50を螺
合して使用する。
この構成において、押え部材30は容器10の
雄ねじ部12と螺合して鍔付スリーブ2の軸方向
に対して任意に進退させることができるものであ
るから、プラスチツクチユーブ束1の端末部を束
ねて鍔付スリーブ2と一体融着する際に生じやす
い、鍔付スリーブ2の軸方向への収縮のバラツキ
にも確実に、対応してシールすることが可能であ
り、増締めの効果の高いものとなるばかりか、シ
ールリングの数が少ないので信頼性の高い取付構
造となる。
雄ねじ部12と螺合して鍔付スリーブ2の軸方向
に対して任意に進退させることができるものであ
るから、プラスチツクチユーブ束1の端末部を束
ねて鍔付スリーブ2と一体融着する際に生じやす
い、鍔付スリーブ2の軸方向への収縮のバラツキ
にも確実に、対応してシールすることが可能であ
り、増締めの効果の高いものとなるばかりか、シ
ールリングの数が少ないので信頼性の高い取付構
造となる。
なお、図示はしないが、接続配管50との連結
手段は上記実施例のようなねじ込み式の代わり
に、例えばフランジ付の接続配管を用い、押え部
材30の端面との間にガスケツト等を介してボル
トにより固定すことも可能である。また、第二の
シールリング41は容器10の外周面に環状溝を
形成して係止するようにしてもよく、さらにその
形状はOリングに限らず、Vリング等を使用する
こともできる。
手段は上記実施例のようなねじ込み式の代わり
に、例えばフランジ付の接続配管を用い、押え部
材30の端面との間にガスケツト等を介してボル
トにより固定すことも可能である。また、第二の
シールリング41は容器10の外周面に環状溝を
形成して係止するようにしてもよく、さらにその
形状はOリングに限らず、Vリング等を使用する
こともできる。
以上説明したように、この考案によれば、プラ
スチツクチユーブ熱交換器を容器内に配し、その
端末部を容器の開口端部に取り付ける場合に、鍔
付スリーブの鍔の内側端面に一方の面が当接して
鍔付スリーブを支持し、且つ他方の面が容器の開
口端部の端面に当接して開口端部に係止される割
りリングと、鍔付スリーブの外側端面に接する第
一のシールリングと、鍔付スリーブを受け入れて
接続配管の連結手段に連通する貫通孔の内周面に
鍔付スリーブの鍔の外側端面に対向する突出部を
有すると共に、外突出部よりも容器側の内周面に
雌ねじ部を有し、この雌ねじ部と容器の開口端部
の外周面に形成された雄ねじ部との螺合により突
出部の容器側端面で鍔付スリーブの鍔の外側端面
を前記第一のシールリングを介して押圧する押え
部材と、この押え部材の貫通孔の雌ねじ部に隣接
する内周面と該内周面に対向し押え部材の進退に
より軸方向相対位置が変化する容器の開口端部の
雄ねじ部に隣接する外周面とで挟圧されて封止保
持する第二のシールリングとを備えて構成される
ものであるから、シール個所が少なく、しかも押
え部材と鍔付スリーブとの間のシールは他のシー
ル部分とは切り離して増締めが可能であるので、
特に熱融着時における鍔付スリーブの熱変形等に
よる長さ方向の寸法のばらつきがあつてもこれを
許容し、信頼性の高いシール構造とすることがで
きる。
スチツクチユーブ熱交換器を容器内に配し、その
端末部を容器の開口端部に取り付ける場合に、鍔
付スリーブの鍔の内側端面に一方の面が当接して
鍔付スリーブを支持し、且つ他方の面が容器の開
口端部の端面に当接して開口端部に係止される割
りリングと、鍔付スリーブの外側端面に接する第
一のシールリングと、鍔付スリーブを受け入れて
接続配管の連結手段に連通する貫通孔の内周面に
鍔付スリーブの鍔の外側端面に対向する突出部を
有すると共に、外突出部よりも容器側の内周面に
雌ねじ部を有し、この雌ねじ部と容器の開口端部
の外周面に形成された雄ねじ部との螺合により突
出部の容器側端面で鍔付スリーブの鍔の外側端面
を前記第一のシールリングを介して押圧する押え
部材と、この押え部材の貫通孔の雌ねじ部に隣接
する内周面と該内周面に対向し押え部材の進退に
より軸方向相対位置が変化する容器の開口端部の
雄ねじ部に隣接する外周面とで挟圧されて封止保
持する第二のシールリングとを備えて構成される
ものであるから、シール個所が少なく、しかも押
え部材と鍔付スリーブとの間のシールは他のシー
ル部分とは切り離して増締めが可能であるので、
特に熱融着時における鍔付スリーブの熱変形等に
よる長さ方向の寸法のばらつきがあつてもこれを
許容し、信頼性の高いシール構造とすることがで
きる。
さらに、従来例に比べて構造が格段に簡略化さ
れているので、取付部材コストの低減及び取付け
作業の能率向上により、経済的な取付構造とな
る。
れているので、取付部材コストの低減及び取付け
作業の能率向上により、経済的な取付構造とな
る。
また、取外し作業も簡単に行なうことができる
から、保守、点検作業も容易になり実用面での効
果は極めて大である。
から、保守、点検作業も容易になり実用面での効
果は極めて大である。
なお、この考案は上記実施例に限定されるもの
ではなく、例えば容器の開口端部に環状段差部を
設ける代りに、割りリングに鍔を設けて容器の開
口端部に係止するようにしてもよく、この考案の
技術思想内での種々の変更はもちろん可能であ
る。
ではなく、例えば容器の開口端部に環状段差部を
設ける代りに、割りリングに鍔を設けて容器の開
口端部に係止するようにしてもよく、この考案の
技術思想内での種々の変更はもちろん可能であ
る。
第1図はこの考案によるプラスチツクチユーブ
熱交換器の取付構造の一実施例を示す部分縦断面
図、第2図は第1図に示す熱交換器の全体図であ
る。 1……プラスチツクチユーブ束、2……鍔付ス
リーブ、10……容器、12……雄ねじ部、20
……割りリング、30……押え部材、32……雌
ねじ部、33……突出部、40……第一のシール
リング、41……第2のシールリング。
熱交換器の取付構造の一実施例を示す部分縦断面
図、第2図は第1図に示す熱交換器の全体図であ
る。 1……プラスチツクチユーブ束、2……鍔付ス
リーブ、10……容器、12……雄ねじ部、20
……割りリング、30……押え部材、32……雌
ねじ部、33……突出部、40……第一のシール
リング、41……第2のシールリング。
Claims (1)
- 端末部を鍔付スリーブと一体融着させて蜂の巣
状に配列したプラスチツクチユーブ束を具備する
プラスチツクチユーブ熱交換器を容器内に配し、
前記鍔付スリーブを容器の開口端部で取り付ける
ものにおいて、前記鍔付スリーブの鍔の内側端面
に一方の面が当接して該鍔付スリーブを支持し、
且つ他方の面が外周面に雄ねじ部を有する前記容
器の開口端部の端面に当接して該開口端部に係止
される割りリングと、前記鍔付スリーブの鍔の外
側端面に接して設けられる第一のシールリング
と、前記鍔付スリーブを受け入れて接続配管の連
結手段に連通する貫通孔の内周面には鍔付スリー
ブの鍔の外側端面に対向する突出部を有すると共
に、該突出部よりも容器側の内周面には雌ねじ部
を有し、この雌ねじ部と前記容器の開口端部の雄
ねじ部との螺合により該突出部の容器側端面で鍔
付スリーブの鍔の外側端面を前記第一のシールリ
ングを介して押圧する押え部材と、この押え部材
の貫通孔の雌ねじ部に隣接する内周面と該内周面
に対向し押え部材の進退により軸方向相対位置が
変化する前記容器の開口端部の雄ねじ部に隣接す
る外周面とで挟圧されて封止する第二のシールリ
ングとを備えてなるプラスチツクチユーブ熱交換
器の取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986126463U JPH0435746Y2 (ja) | 1986-08-19 | 1986-08-19 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986126463U JPH0435746Y2 (ja) | 1986-08-19 | 1986-08-19 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6336882U JPS6336882U (ja) | 1988-03-09 |
JPH0435746Y2 true JPH0435746Y2 (ja) | 1992-08-24 |
Family
ID=31020286
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986126463U Expired JPH0435746Y2 (ja) | 1986-08-19 | 1986-08-19 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0435746Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6151626B2 (ja) * | 2013-10-25 | 2017-06-21 | 株式会社荏原製作所 | 熱交換器用の流路の接続装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60189787U (ja) * | 1984-05-29 | 1985-12-16 | 古河電気工業株式会社 | 熱交換器用管板の封口部 |
-
1986
- 1986-08-19 JP JP1986126463U patent/JPH0435746Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6336882U (ja) | 1988-03-09 |
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