JPH0240442Y2 - - Google Patents

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JPH0240442Y2
JPH0240442Y2 JP1985075622U JP7562285U JPH0240442Y2 JP H0240442 Y2 JPH0240442 Y2 JP H0240442Y2 JP 1985075622 U JP1985075622 U JP 1985075622U JP 7562285 U JP7562285 U JP 7562285U JP H0240442 Y2 JPH0240442 Y2 JP H0240442Y2
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JP
Japan
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lid
tank body
mounting plate
sealing material
opening
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は樹脂製の貯湯タンク、詳しくは上端
に開口をもつタンク本体と、該タンク本体の前記
開口を閉鎖する蓋体とから成る樹脂製の貯湯タン
クに関する。
(従来の技術) ヒートポンプ式給湯機などに用いられる貯湯タ
ンクは、例えば実開昭58−169369号公報に記載さ
れているごとく、上端に開口をもつタンク本体の
内方底部に、熱交換器を配設すると共に、前記タ
ンク本体の前記開口に、シール材を介して蓋体を
気密状に取付けるごとくしている。
しかして前記タンク本体の上端の前記開口に前
記蓋体を取付けるにあたつて、従来では、第4図
に示すごとく、タンク本体1の上端部に、半径方
向内方に向かつて延びる取付板aを一体に形成
し、この取付板aと蓋体2との対向部にシール材
4を介装させて、前記取付板aと蓋体2とを固定
ねじ5で螺締することにより、前記タンク本体1
に蓋体2を固定するごとくしている。
(考案が解決しようとする問題点) ところが前記従来のものにおいては、貯湯タン
クを合成樹脂で形成した場合には、 前記蓋体2が前記タンク本体1内に貯溜され
る高温の湯により熱変形を受け易く、しかも 前記蓋体2と前記タンク本体1の取付板aと
が合成樹脂で形成されるために剛性が弱いの
で、 これら取付板aと前記蓋体2とを前記固定ね
じ5で締付固定すると、このねじ5の螺締部分
が変形して、この取付板aと蓋体2との間に介
装する前記シール材4に均等な接触圧が作用せ
ず、この結果、シール性が悪くなつて、前記タ
ンク本体1と蓋体2との間から蒸気漏れを発生
したりすることがあつた。
本考案の目的は、前記タンク本体及び蓋体に簡
単な形状変更を加えることにより、樹脂製の貯湯
タンクでありながら、前記タンク本体と蓋体との
間のシールを確実に行うことができるようぬする
点にある。
(問題点を解決するための手段) 本考案の貯湯タンクは、第1図に示すごとく構
成したもので、上端に開口1aをもつタンク本体
1と、該タンク本体1の前記開口1aを閉鎖する
蓋体2とからなる樹脂製の貯湯タンクにおいて、
前記タンク本体1の上端に屈曲部1bを介して半
径方向外方に向かう環状の取付板1cを一体に形
成すると共に、前記蓋体2を、前記開口1aに対
応する形状をもち、前記開口1aに突入する蓋部
2aと、該蓋部2aの外周部に連続する立上部2
c1と、この立上部2c1から半径方向外方に延び前
記取付板1cに対向する環状の鍔部2bと、前記
立上部2c1と鍔部2bとの間に、半径方向内方に
凹入して前記屈曲部1bに向かつて開口する環状
のシール材保持部2cとから形成し、前記保持部
2cに、前記屈曲部1bに当接する環状のシール
材4を嵌着して、前記鍔部2bを前記取付板1c
に螺締手段により固定するごとくしたのである。
(作用) しかしてタンク本体1の上端に屈曲部1bを介
して半径方向外方に向かう環状の取付板1cを一
体に形成することでタンク本体1の開口部におけ
る剛性が高められ、また蓋部2aに立上部2c1
鍔部2bとを設け、しかも、前記立上部2c1と鍔
部2bとの間に、半径方向内方に凹入して前記屈
曲部1bに向かつて開口する環状のシール材保持
部2cを形成することで、前記蓋体2の剛性を高
められるのであり、その上、以上のように剛性を
高きした前記保持部2cにシール材4を保持させ
ると共に、このシール材4を前記したように剛性
を高くした前記屈曲部1bに当接するようにし、
そして、前記保持部2cの外方に位置する鍔部2
bを前記取付板1cに対向させて、前記シール材
4によるシール材とは異なる位置において前記蓋
体2をタンク本体1に螺締手段で固定する如く成
していることによりこれら保持部2cと屈曲部1
bとは熱湯や前記螺締手段による締付けによつて
も変形しにくいのである。この結果、前記環状シ
ール材4の全周に亘つて、前記保持部2c及び屈
曲部1bによる接触圧が均等に作用し、このシー
ル材4による前記タンク本体1と蓋体2間のシー
ル機能が確実に発揮されのである。
(実施例) 以下本考案にかかる樹脂製の貯湯タンクを図面
の実施例によつて説明する。
第2図において、1は上端に開口1aをもつ合
成樹脂から成るタンク本体であつて、前記開口1
aに合成樹脂から成る蓋体2を設けると共に、前
記タンク本体1の内方底部に、熱交換器3を傾斜
状に配設して、該熱交換器3に外部配管(冷媒の
送り管及び戻り管)に連結される2本の連絡管3
aを接続する一方、前記タンク本体1の外部を、
断熱材7を介在させて外部ケーシング8で被覆す
るごとくしている。
しかして前記タンク本体1の上端開口1aに、
前記蓋体2を気密状に取付けるにあたつて、次の
ごとくしたものである。
即ち、第1図に詳しく示すごとく、前記タンク
本体1の上端開口1aに、屈曲部1bを介して半
径方向外方に水平状に延びる環状の取付板1cを
一体に形成する。
そして前記蓋体2を次のごとく形成するのであ
る。即ち、前記タンク本体1の開口1aよりやゝ
小径の円形の外形をもち、かつ、中央部を下方に
湾曲変位させた蓋部2aを設け、該蓋部2aの外
周端縁に、上方かつ半径方向内方に向かつて連続
状に延びる立上部2c1と、この立上部2c1に連続
して半径方向内方に向かつて凹入する環状の凹入
部2c2とからなるシール材保持部2cを形成する
一方、該保持部2cの前記凹入部2c2に連続して
半径方向外方に水平状に延び、前記タンク本体1
の取付板1cと対向する環状の鍔部2bを形成す
るのである。
また、屈曲部シール材保持部2cにおける前記
凹入部2c2には、外周面を前記屈曲部1bに当接
させる環状シール材4を嵌着するのである。
斯くして前記蓋体2の前記タンク本体1への取
付け時に、前記蓋体2の鍔部2bを前記タンク本
体1の取付板1cに対向させた状態で、前記蓋体
2aを前記タンク本体1の開口1a内に挿嵌し
て、前記凹入部2c2に嵌着した前記シール材4の
外周側下面を前記タンク本体1の屈曲部1bに当
接させ、この状態で前記鍔部2bと前記取付板1
cとを螺締手段、例えば固定ねじ5で締付けて固
定するのである。
かくして、前記シール材4は、前記タンク本体
1側と蓋体2側とにおいて、何れも屈曲状に形成
され、剛性が高められた前記屈曲部1b及び、前
記保持部2cに圧接支持されるのである。
以上の如く、前記タンク本体1の上端に屈曲部
1bを介して半径方向外方に向かう環状の取付板
1cを一体に形成することでタンク本体1の開口
部における剛性を高められ、また蓋部2aに立上
部2c1と鍔部2bとを設け、しかも、前記立上部
2c1と鍔部2bとの間に、半径方向内方に凹入し
て前記屈曲部1bに向かつて開口する環状のシー
ル材保持部2cを形成することで、前記蓋体2の
剛性を高められるのであり、その上、以上のよう
に剛性を高くした前記保持部2cにシール材4を
保持させると共に、このシール材4を前記したよ
うに剛性を高くした前記屈曲部1bに当接するよ
うにし、そして、前記保持部2cの外方に位置す
る鍔部2bを前記取付板1cに対向させて、前記
シール材4によるシール材とは異なる位置におい
て前記蓋体2をタンク本体1に螺締手段で固定す
る如く成していることにより貯留湯による加熱
や、前記固定ねじ5による締付力などによつても
変形しにくいのである。この結果、前記固定ねじ
5による締付力が、前記シール材4の全周に亘つ
て均等に作用して、該シール材4によるシール機
能が確実に発揮されるのである。また前記蓋体2
には、前記蓋部2aの外周縁部に立上部2c1が形
成されていることから、前記蓋部2aに付着する
水滴が前記立上部2c1により水切りされて、前記
シール材4まで達するのが阻止されて、該シール
材4の劣化が抑制できるのである。
また、前記蓋体2における鍔部2bの外周端縁
部には、外側上方に向かつて傾斜状に延びる補強
リブ2eを一体に形成している。かくして、前記
蓋体2は、このリブ2e部分の形成によつて、そ
の変形が一層阻止されることになる。
また前記タンク本体1の取付板1cに、外部か
ら断面U形状をなす金属板からなるスピードナツ
ト6を挿嵌支持し、該スピードナツト6に前記固
定ねじ5を螺締することにより、前記タンク本体
1に前記蓋体2を固定するごとくしている。
前記スピードナツト6は、前記取付板1cの外
部から挿嵌支持させるごとくしているため、前記
タンク本体1への蓋体2の取付け時に、例え前記
スピードナツト6が前記取付板1cから離脱する
ことがあつても、前記タンク本体1の内部に落下
することはなく、全体に作業性が良好となるので
あり、しかも前記スピードナツト6は、前記タン
ク本体1の外部で前記取付板1cに挿嵌支持され
るため、水滴などによる影響を受けにくく、従つ
て前記スピードナツト6に錆などの発生を招くこ
とがないのである。
尚、第2図において、9は前記タンク本体1の
側壁上部に接続した給水口、10は前記タンク本
体1の側壁底部近くに設けた給湯管11の取出
口、12は該給湯管11の近くに設けた前記熱交
換器3の連絡管3aの引出口である。
(他実施例) 第3図に示す実施例は、第1図に示たものと基
本的に同じてあつて、相違点は、 前記シール材保持部2cにおける凹入部2c2
を、半径方向内に浅く凹入させ、かつ、やゝ角
張つて湾曲させている点、及び 前記シール材4の外周側を前記取付板1c及
び鍔部2b側に長く延長させている点である。
(考案の効果) 以上説明したごとく本考案にかかる貯湯タンク
では、前記タンク本体1の上端に屈曲部1bを介
して半径方向外方に向かう環状の取付板1cを一
体に形成すると共に、前記蓋体2を、前記開口1
aに対応する形状をもち、前記開口1aに突入す
る蓋部2aと、該蓋部2aの外周部に連続する立
上部2c1と、この立上部2c1から半径方向外方に
延び前記取付板1cに対向する環状の鍔部2b
と、前記立上部2c1と鍔部2bとの間に、半径方
向内方に凹入し市前記屈曲部1bに向かつて開口
する環状のシール材保持部2cとから形成し、前
記保持部2cに、前記屈曲部1bに当接する環状
のシール材4を嵌着して、前記鍔部2bを前記取
付板1cに螺締手段により固定しているにより、
タンク本体1の上端に屈曲部1bを介して半径方
向外方に向かう環状の取付板1cを一体に形成す
ることでタンク本体1の開口部における剛性が高
められ、また蓋部2aに立上部2c1と鍔部2bと
を設け、しかも、前記立上部2c1と鍔部2bとの
間に、半径方向内方に凹入して前記屈曲部1bに
向かつて開口する環状のシール材保持部2cを形
成することで、前記蓋体2の剛性を高められるの
であり、その上、以上のように剛性を高くした前
記保持部2cにシール材4を保持させると共に、
このシール材4を前記したように剛性を高くした
前記屈曲部1bに当接するようにし、そして、前
記保持部2cの外方に位置する鍔部2bを前記取
付板1cに対向させて、前記シール材4によるシ
ール部とは異なる位置において前記蓋体2をタン
ク本体1に螺締手段で固定する如く成しているこ
とにより湯熱や、締付力の影響等で変形するのを
抑制でき、この結果、前記タンク本体1に蓋体2
を螺締手段で固定するとき、前記シール材4が、
前記本体1の屈曲部1bに均等に当接して前記タ
ンク本体1と蓋体2との間のシールを確実に行う
ことができ、前記タンク本体1と蓋体2との間か
ら蒸気漏れが生じたりするのを確実に防止できる
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例にかかる貯湯タンクの
要部の拡大断面図、第2図は同全体縦断面図、第
3図は他の実施例の要部の断面図、第4図は従来
例を説明する断面図である。 1……タンク本体、1a……開口、1b……屈
曲部、1c……取付板、2……蓋体、2a……蓋
部、2b……鍔部、2c……シール材保持部、2
c1……立上部、4……シール材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上端に開口1aをもつタンク本体1と、該タン
    ク本体1の前記開口1aを閉鎖する蓋体2とから
    成る樹脂製の貯湯タンクにおいて、前記タンク本
    体1の上端に屈曲部1bを介して半径方向外方に
    向かう環状の取付板1cを一体に形成すると共
    に、前記蓋体2を、前記開口1aに対応する形状
    をもち、前記開口1aに突入する蓋部2aと、該
    蓋部2aの外周部に連続する立上部2c1と、この
    立上部2c1から半径方向外方に延び前記取付板1
    cに対向する環状の鍔部2bと、前記立上部2c1
    と鍔部2bとの間に、半径方向内方に凹入して前
    記屈曲部1bに向かつて開口する環状のシール材
    保持部2cとから形成し、前記保持部2cに、前
    記屈曲部1bに当接する環状のシール材4を嵌着
    して、前記鍔部2bを前記取付板1cに螺締手段
    により固定していることを特徴とする樹脂製の貯
    湯タンク。
JP1985075622U 1985-05-20 1985-05-20 Expired JPH0240442Y2 (ja)

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JP1985075622U JPH0240442Y2 (ja) 1985-05-20 1985-05-20

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JPS61192256U JPS61192256U (ja) 1986-11-29
JPH0240442Y2 true JPH0240442Y2 (ja) 1990-10-29

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ID=30617014

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58138942A (ja) * 1982-02-10 1983-08-18 Sanyo Electric Co Ltd 貯湯槽

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58138942A (ja) * 1982-02-10 1983-08-18 Sanyo Electric Co Ltd 貯湯槽

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JPS61192256U (ja) 1986-11-29

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