JPH0538152Y2 - - Google Patents

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JPH0538152Y2
JPH0538152Y2 JP4603785U JP4603785U JPH0538152Y2 JP H0538152 Y2 JPH0538152 Y2 JP H0538152Y2 JP 4603785 U JP4603785 U JP 4603785U JP 4603785 U JP4603785 U JP 4603785U JP H0538152 Y2 JPH0538152 Y2 JP H0538152Y2
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lid
tank body
hot water
flange
water tank
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、洗浄水を加熱して噴出する洗浄系を
備えた衛生洗浄装置、特に洗浄水を加熱貯溜する
温水タンクに関する。
〔従来の技術〕 従来から、温水タンクを備えて温水を洗浄用の
ノズル装置に供給し、洗浄水を局部に噴出する構
成の衛生洗浄装置が使用されている。
この温水タンクは、内部に加熱用のヒータ、温
度検知用の温度センサ、及び空焚き防止用のフロ
ートスイツチ等を収納するため、これらの機器を
一体連結する蓋をタンク本体に固定する構成とな
つている。
第5図は従来の温水タンクの蓋50とタンク本
体51との連結を示す要部断面図で、これは蓋5
0、タンク本体51ともその縁部全周にフランジ
52,53を形成し、両フランジ52,53間に
パツキン54を配置し、さらにビス55で一体化
したものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、このように平状のフランジ52,53
間にパツキン54を配置してシールする構造で
は、ビス55のネジのピツチ間が太鼓状に膨らん
でシール力が低下するため、これを防ぐためにピ
ツチを短くして多数のビス55で締めつける必要
があり、またシールを確実にするためビス55に
よる両フランジ52,53の締結力を大きくしな
ければならない。
従つて、ビス55の締結によるフランジ52,
53の変形を防ぐために、同フランジ52、53
の肉厚を大きくしたりする等設計上の制約を受
け、組み込む機器のコンパクト化にも支障をきた
す難点がある。
また、ビス55をフランジ52,53の全周に
亘つて均等に多数締めつける必要があるので、組
立作業も煩雑で、生産性の面でも問題がある。
本考案の目的は、洗浄水を加熱貯溜する衛生洗
浄装置の温水タンクにおいて、蓋固定用のビス本
数を少なくするとともに蓋とタンク本体に対して
ビス固定時に過大な締結力を負荷することなく確
実にシール連結可能とすることにある。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕
本考案は、タンク本体上端に蓋を固定しノズル
装置に給水する衛生洗浄装置の温水タンクにおい
て、タンク本体の上端にフランジを、及び蓋の下
部にはタンク本体の内壁に略嵌合する筒部をそれ
ぞれ形成し、筒部外周に凹溝を設けてこれにO−
リングを取付け、かつ上下方向に挿通してフラン
ジに螺合するビスにより蓋をタンク本体に固定す
る構成とし、ビスの締結力とは無関係に筒部とタ
ンク本体内壁間の嵌合力をO−リングのシール圧
として作用させるものである。
〔実施例〕
以下、図面に示す実施例に基づいて本考案を説
明する。
第1図は本考案に係る衛生洗浄装置Aを配置し
た水洗便器の斜視図で、Bは便器本体、Cは便器
への洗浄水を貯溜する洗浄水タンク、D及びEは
便座と便蓋、Fは衛生洗浄装置Aから便器本体B
のボール部方向に進退自在に配置され洗浄水を噴
出するノズルである。
第2図は衛生洗浄装置Aの内部平面図で、1は
機器を固定するための取付け基板、2は局部洗浄
用の温水を貯溜する温水タンク、3は外部の給水
系に継手4及び連絡管5により連通しかつ供給管
6から温水タンク2に供給するバルブユニツト、
7は温水タンク2に接続した洗浄水供給管8に連
通しノズルFを進退自在に駆動するノズル装置で
ある。
第3図は第2図の−線矢視位置での温水タ
ンク2の部分断面図、第4図はタンク本体と蓋の
分解斜視図で、10は上端に六角形のフランジ1
1と4個の取付け基板1への固定用フランジ12
を形成したタンク本体、13はこのタンク本体1
0のフランジ11と同形のフランジ14を上部側
に形成した蓋である。
タンク本体10の上部側には内径を僅かに大き
くし、O−リング22が接触するシール部15を
形成し、同シール部15の内周面の略上半分は蓋
13の挿入を容易になすためにテーパ部16を形
成し、かつ下端には段部17を設けている。
蓋13のフランジ14下面には、下端までの長
さと外径がタンク本体10のシール部15の深さ
及び内径に略等しい筒部20を形成し、蓋13を
タンク本体10に挿入したときにはそれぞれのフ
ランジ11、14とが密着する状態となる。ま
た、筒部20下端部の周面には凹溝21を形成
し、この凹溝21にパツキン材としてのO−リン
グ22を取付けている。
さらに、蓋13のフランジ14にはビス孔25
を、及びタンク本体10のフランジ11にはこの
ビス孔25に整合するビス27用の有底孔26を
それぞれ形成している。
蓋13とタンク本体10との組立は、蓋13に
加熱用のヒータ、温度検知用の温度センサ及び空
焚き防止用のフロートスイツチ等をそれぞれの取
付け孔40,41,42を利用して付属した後、
筒部22をシール部15に挿入する。次に、ビス
27をビス孔25から挿入し、タンク本体10側
の有底孔26に螺合して蓋13をタンク本体10
に連結固定できる。
この一体化した温水タンクは、タンク本体10
の固定用フランジ12を取付け基板1の取付け座
30に位置させ、固定用フランジ12の孔12a
を挿通する固定ビス31で取付け基板1に固定
し、さらに供給管6と洗浄水供給管8を接続して
据付作業を行う。
尚、32はタンク本体10の底に設けたドレン
である。
上記構成において、タンク本体10と蓋13間
のシールはO−リング22により行うが、この場
合のシール圧は、筒部20外周面とシール部15
内周面とが半径方向にこのO−リング22へ負荷
する嵌合力に基づく。従つて、筒部20とシール
部15の寸法精度を高くしておけばシール圧を十
分にでき、内部の洗浄用水が漏れ出すことはな
い。
また、上記のようにシール圧はO−リング22
への半径方向の作用力によつて決定され、軸方向
へのビス27による蓋13の締結力は何等このシ
ール圧に寄与しない。
従つて、ビス27の本数が少なくてすむととも
にビス27による締めつけを従来のように強固に
する必要はなく、組立が簡単であり、またフラン
ジ11,14部分の肉厚を大きくして強度を増加
させる必要も全くない。
〔考案の効果〕
本考案は、蓋外周面とタンク本体内周面間の半
径方向の嵌合力をシール圧に変換して確実にシー
ルできるので、ビス本数を削減できるとともに締
結力が小さくて済み、組立作業の簡略化及びフラ
ンジ部の肉厚の削減によりコストの低減が可能で
あるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る衛生洗浄装置を備えた水
洗便器の斜視図、第2図は同装置の内部平面図、
第3図は同第2図の−線矢視位置での温水タ
ンクの部分断面図、第4図は蓋とタンク本体の分
解斜視図、第5図は従来の温水タンクの蓋と本体
とのシール構造を示す要部断面図である。 1……取付け基板、2……温水タンク、6……
供給管、7……ノズル装置、8……洗浄水供給
管、10……本体部、11……フランジ、13…
…蓋、14……フランジ、15……シール部、2
0……筒部、21……凹溝、22……O−リング
(パツキン)、27……ビス。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 加熱体を内蔵するタンク本体上端に蓋を固定し
    局部洗浄用のノズル装置に給水する衛生洗浄装置
    の温水タンクであつて、上記タンク本体の上端に
    はフランジを設け、上記蓋の下部にはタンク本体
    の内壁に略嵌合する筒部を伸延形成し、さらに同
    筒部外周にO−リング取付け用の凹溝を設け、か
    つ前記蓋を上下方向に挿通し上記フランジに螺合
    するビスにより該蓋をタンク本体に固定したこと
    を特徴とする衛生洗浄装置の温水タンク。
JP4603785U 1985-03-28 1985-03-28 Expired - Lifetime JPH0538152Y2 (ja)

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JP4603785U JPH0538152Y2 (ja) 1985-03-28 1985-03-28

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JP4603785U JPH0538152Y2 (ja) 1985-03-28 1985-03-28

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JPS61164368U JPS61164368U (ja) 1986-10-11
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JP2523537Y2 (ja) * 1991-01-08 1997-01-29 株式会社イナックス 温水タンク構造

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JPS61164368U (ja) 1986-10-11

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