JPH083481Y2 - 蛇口の防熱構造 - Google Patents

蛇口の防熱構造

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JPH083481Y2
JPH083481Y2 JP1989039148U JP3914889U JPH083481Y2 JP H083481 Y2 JPH083481 Y2 JP H083481Y2 JP 1989039148 U JP1989039148 U JP 1989039148U JP 3914889 U JP3914889 U JP 3914889U JP H083481 Y2 JPH083481 Y2 JP H083481Y2
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faucet
heat insulating
insulating cover
nut
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JP1989039148U
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JPH02129470U (ja
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由男 橋岡
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Tabuchi Corp
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Tabuchi Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、主として一般家庭の流し台や浴槽等に給
湯する旋回式蛇口の防熱構造に関する。
〔従来の技術〕
従来、流し台や浴槽に臨んで旋回自在に取り付けられ
る金属製蛇口は、給湯時に極めて高温となることが多い
ため、蛇口の下端周面にプラスチック製のキャップを被
嵌し、該キャップを把持して蛇口を回動するようにして
いる。しかし、単に蛇口に上記キャップを被嵌しただけ
では、使用によってキャップが脱落したり、その修復に
手間が掛かることから、出願人は第3図に示したよう
に、予め蛇口(イ)先端に嵌着可能な二部材からなるプ
ラスチック製のキャップ(ロ)をその接合面に設けられ
た凹凸条によって互いに結合し得るようにした防熱キャ
ップを考案し(実願昭62-120819号参照)、蛇口の防熱
化を図ったものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら上記キャップは、蛇口の先端よりやや上
方に嵌着されたOリング(ハ)にキャップの内周を圧接
させてシールしていたものであるから、特に蛇口先端に
整流ネット(ニ)を取り付けた場合は、Oリング下方の
蛇口(イ)とキャップ(ロ)間に熱水の侵入が避けられ
なかった。従ってこのキャップを耐熱水性を有するプラ
スチック材料で成型しなければならなかったが、それで
も該キャップは上記Oリング(ハ)の弾発力によって常
に円周方向への応力を受けることと、上述したOリング
(ハ)下方に侵入する熱水の影響とによって、該部にお
けるキャップが劣化して亀裂の発生が著しくなり、その
結果、熱水が外部に噴出して危険であった。更に、上記
キャップ(ロ)を把持して蛇口(イ)を旋回・使用して
いる間に、このキャップが下方へ移動して蛇口(イ)の
先端とナット(ホ)との間に隙間が増成され、上述した
弊害が一層助長される等、猶解決すべき課題が見られた
ものである。
〔課題を解決するための手段〕
そこで本考案は、上述した課題を解決するため、蛇口
の先端外周に周溝を凹設し、該周溝が露出するようにプ
ラスチック製の断熱カバーを装着すると共に、上記周溝
に嵌着されたOリングが上記断熱カバーの下端開口と、
これに螺装されるナットの内周面とに密接可能にすると
いう手段を用いた。
また蛇口の先端外周にC形リング嵌着用の周溝を凹設
し、該周溝が露出するようにプラスチック製の断熱カバ
ーを装着すると共に、上記蛇口の先端縁と上記断熱カバ
ーの下端開口に螺装自在なナットの内段部との間でパッ
キンを圧定するという手段も採用した。
〔作用〕
本考案の防熱構造は、断熱カバーの下端開口より露出
する蛇口の先端をOリング、またはパッキンを介してシ
ールするようにしたため、熱水が断熱カバーに直接接触
したり、カバー内部に侵入するのを確実に防止するとい
う作用を奏する。
〔実施例〕
以下、本考案の構成を図面に示す実施例に基づいて更
に具体的に述べると、第1図において1は下向きに曲成
された蛇口、2は上記蛇口1にその先端部分を残して装
着されるプラスチック製の断熱カバーであって、下向き
に下端開口2cを連成した下殻2bの接合面に沿って上殻2a
をスライド嵌合させるようにしたものである。また3は
上記蛇口1の最先端外周に凹設された周溝、4はこの周
溝3に嵌着されたOリング、5は上記カバー2の下端開
口2cに螺装自在なナットで、その内周面5aを上記Oリン
グ4に密接可能としたものである。
尚、図中6は上記蛇口1の先端縁とナット5の内段部
5bとの間に挟定される整流ネットである。
而して本案蛇口の防熱構造は、先ず下殻2bの下端開口
2cを蛇口1先端の周溝3上縁に沿わせて嵌合した後、該
下殻2bの接合面に沿って上殻2aをスライド嵌合する。次
に上記蛇口1の周溝3にOリング4を嵌着した後、整流
ネット6を内装したナット5を上記カバーの下端開口2c
に螺合すれば、ナット5の内周面5aが上記Oリング4と
密に接合すると同時に、ナット5の締めつけによって引
き寄せられる断熱カバー2の下端開口2c周縁が上記Oリ
ング4に圧着されるため、蛇口1の先端外周と断熱カバ
ー2の内周及び該断熱カバーの下端開口2cとナット5
が、それぞれ確実にシールされるのである。
また第2図は、本案断熱カバー2の他の実施例であっ
て、上記蛇口、断熱カバー、周溝、ナット及び整流ネッ
トの構成は、上記第1実施例(第1図)と全く同様であ
るから、これらは同一の符号で表すが、上記蛇口1に断
熱カバー2を嵌着した後、上記周溝3に断熱カバー2の
ストッパーとなるC形のリング7を嵌着する一方、ナッ
ト5の内段部5bに整流ネット6を挟んでパッキン8を装
着し、該ナットを断熱カバーの下端開口2cに螺合するこ
とにより、上記パッキン8を蛇口1の先端に圧着して該
部を確実にシールするように構成したものである。
尚、両実施例とも上記断熱カバー2は、その下端がO
リング4またはC形リング7と当接するため、下方への
移動が確実に防止される。
〔考案の効果〕
以上述べたように本案蛇口の防熱構造は、断熱カバー
から蛇口の先端に凹設された周溝を露出し、この周溝に
嵌着されるOリングとナットの内周面とを密接させ、或
いは蛇口の先端縁でナットのパッキンを圧締させること
によって、上記蛇口の先端部分を確実にシールするよう
にしたものであるから、熱水が断熱カバーの内・外部に
漏洩したり、該カバーと蛇口間に侵入して断熱カバーが
熱水に曝されるというおそれは全くない。従って、在来
品のように断熱カバーを特に耐熱性材料で成型する必要
がなく、材料の選択幅が拡がって工業的生産が行い易く
なる上、Oリングの弾発力や熱水によって円周方向への
応力を受けることもないから、断熱カバーの劣化や破損
を大幅に抑制できる。
また何らかの理由によって断熱カバーに亀裂が生じた
としても、このカバーよりも下側の蛇口部分においてシ
ールしているため、上記亀裂から熱水が噴出するという
おそれもない。更に断熱カバーの下端が周溝に嵌着され
たリングに当接してそれより下方へ移動することがない
から、熱水のシールがより確実に行える等、多くの優れ
た効果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案の防熱構造を一部切欠して示す側面図、第
2図はその他の実施例を一部切欠して示す側面図、第3
図は防熱構造の従来例を示す一部切欠側面図。 尚、図中1……蛇口、2……断熱カバー、3……周溝、
4……Oリング、5……ナット、6……整流ネット、7
……C形リング、8……パッキン。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】蛇口1の最先端に周溝3を凹設し、該周溝
    が露出するようにスライド嵌合可能な上下の殻体2a・2b
    からなる断熱カバー2を装着すると共に、上記周溝3に
    嵌着されたOリング4が上記断熱カバー2の下端開口
    と、これに螺装されるナット5の内周面5aとに密接し得
    るようにしたことを特徴とする蛇口の防熱構造。
  2. 【請求項2】蛇口1の最先端にC形リング7嵌着用の周
    溝3を凹設し、該周溝が露出するようにスライド嵌合可
    能な上下の殻体2a・2bからなる断熱カバー2を装着する
    と共に、上記蛇口の先端縁と断熱カバー2の下端開口2c
    に螺装されるナット5の内段部5bとの間でパッキング8
    を圧定可能としたことを特徴とする蛇口の防熱構造。
JP1989039148U 1989-03-31 1989-03-31 蛇口の防熱構造 Expired - Lifetime JPH083481Y2 (ja)

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JPH02129470U JPH02129470U (ja) 1990-10-25
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JPS6238975U (ja) * 1985-08-27 1987-03-07

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JPH02129470U (ja) 1990-10-25

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