JP2556149Y2 - プッシュスイッチ - Google Patents

プッシュスイッチ

Info

Publication number
JP2556149Y2
JP2556149Y2 JP1992050325U JP5032592U JP2556149Y2 JP 2556149 Y2 JP2556149 Y2 JP 2556149Y2 JP 1992050325 U JP1992050325 U JP 1992050325U JP 5032592 U JP5032592 U JP 5032592U JP 2556149 Y2 JP2556149 Y2 JP 2556149Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switch
rod
knob
switch knob
push
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1992050325U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0626124U (ja
Inventor
成史 杉浦
勝也 畔柳
秀樹 宇野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kojima Industries Corp
Original Assignee
Kojima Industries Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kojima Industries Corp filed Critical Kojima Industries Corp
Priority to JP1992050325U priority Critical patent/JP2556149Y2/ja
Publication of JPH0626124U publication Critical patent/JPH0626124U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2556149Y2 publication Critical patent/JP2556149Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、各種のキーボードに用
いられるプッシュスイッチに係り、特にスイッチノブの
がたつきを防止するプッシュスイッチの構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、各種のキーボードに用いられるプ
ッシュスイッチが知られている(実開昭63−7723
0号公報参照)。
【0003】図5は、複数のプッシュスイッチを備える
キーボード例えば自動車のインストルメントパネルのエ
アコン制御部を示す斜視図である。プッシュスイッチ1
は、図5に示すように、キーボードハウジング2に一列
に複数個配置されている。
【0004】そして、それぞれのプッシュスイッチ1
は、図6に示すように、基板3上に固定されたスイッチ
本体4を有しており、スイッチ本体4にはロッド5が進
退自在に支持されている。更に、ロッド5には、スイッ
チノブ6が接続されており、スイッチノブ6の頭部はキ
ーボードハウジング2より所定量だけ露出するように配
設されている。また、スイッチノブ6間には、スイッチ
ノブ6の押下距離を規制すると共にスイッチノブ6をス
イッチ本体4に向けて案内する案内部7が設けられてお
り、案内部7はキーボードハウジング2と一体に形成さ
れている。
【0005】そして、それぞれのスイッチ本体4には、
図7に示すように、基板3に穿設された穴(図示せず)
に挿入して電気的に接続するための端子8が下方に設け
られており、スイッチ本体4内部には、板ばね9と、ロ
ッド5を上方に付勢するコイルばね10が設けられてい
る。また、ロッド5の下端部には球状部材14が取り付
けられており、球状部材14はスイッチノブ6の押下状
態において板ばね9と係合し、接点手段をオン状態に維
持するようになっている。
【0006】従って、操作者が、図8に示すように、ス
イッチノブ6を押下すると、スイッチノブ6は案内部7
に案内されて所定停止位置まで押し下げられる。する
と、スイッチノブ6に接続されているロッド5はコイル
ばね10の付勢力に抗して押下され、接点手段が接続
し、プッシュスイッチ1はオン状態となる。そして、操
作者がスイッチノブ6から指を離すと、ロッド5はコイ
ルスプリングの付勢力により元の状態へ復帰するが、接
点構造のオンは維持される。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】従来のプッシュスイッ
チを備えるキーボードは、以上のように構成されている
ので、スイッチノブ6が押下されていない状態におい
て、スイッチノブ6の表面に触れると、スイッチノブ6
は、図9に示すように、容易に横方向へ動いてしまうと
いう問題点があった。また、外力がかかっていない状態
においても、各スイッチノブ6の表面は正確には同一平
面を構成せず、各スイッチノブ6間の間隔も不均一とな
り、外観上、見苦しいという美観的な問題点がある。
【0008】そこで、この問題点を解消するものとし
て、コイルばね10の他に弾性材を別設し、この弾性材
によりスイッチノブを常に付勢するプッシュスイッチが
提案されている(実公平4−7536号公報及び実開平
3−48817号公報参照)。しかしながら、実公平4
−7536号公報及び実開平3−48817号公報に記
載されているプッシュスイッチでは、弾性材を別設しな
ければならず、部品点数が増大すると共に組み立て工程
が増大するという問題点があった。
【0009】この考案は、上記のような課題を解消する
ためになされたもので、スイッチノブの表面に触れても
容易に横方向へ動くことのない、各スイッチノブ間の間
隔が均一となるキーボードにおけるプッシュスイッチを
提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案は、上述事情に鑑
みなされたもので、本考案に係るプッシュスイッチは、
スイッチカバー(13)を持ったスイッチケース(1
2)と、前記スイッチケース(12)内に収容された下
端部(5b)と前記下端部から前記スイッチカバー(1
3)を通って突出する突出部(5c)とが設けられたロ
ッド(5)であって、下方向に押圧移動させてスイッチ
をオン制御するロッド(5)と、上端が前記ロッドに、
下端が前記スイッチケース内に固定され、前記ロッド
(5)を上方向に付勢し、前記ロッド(5)を非押下状
態に配置させるばねと、前記ロッド(5)を押下状態と
非押下状態とに位置決めする節度機構とを備えたスイッ
チ本体(4)と、前記スイッチ本体(4)におけるロッ
ド(5)の突出部の先端に固定され、スイッチ本体
(4)と所定間隔離れて設けられたパネル(11)に係
止されたスイッチノブ(6)とを含み、前記ロッド
(5)の下端部(5b)上面と前記スイッチカバー(1
3)の内面との間に所定間隔αを設けることにより、前
記ロッド(5)の非押下状態においてスイッチノブ
(6)をパネル(11)に押圧係合させることを特徴と
る。
【0011】
【作用】上述構成に基づき、本考案に係るプッシュスイ
ッチは、操作者が、スイッチノブを押下すると、スイッ
チノブはスイッチ本体内部の弾性体の付勢力に抗して押
下され、接点手段が接続し、プッシュスイッチはオン状
態となる。そして、操作者がスイッチノブから指を離す
と、弾性体の付勢力によりスイッチノブは押し戻され、
非押下状態に戻る。この非押下動作状態において、スイ
ッチノブは、弾性体によりパネルへ向けて付勢されてお
り、スイッチノブの表面に触れても容易に横方向へ動く
ことはない。
【0012】
【実施例】以下、この考案の一実施例を図を用いて説明
する。
【0013】図1は、本考案に係るプッシュスイッチを
示す断面図である。
【0014】プッシュスイッチ1は、図1に示すよう
に、基板上に固定されたスイッチ本体4と、スイッチ本
体4に進退自在に支持されているロッド5と、ロッド5
突出部5c上端に固定されたスイッチノブ6と、キー
ボードハウジングを構成するパネル11とにより構成さ
れている。そして、スイッチノブ6の外周部分にはパネ
ル11に係止される係止部6aが一体に形成されてお
り、スイッチノブ6の頭部がパネル11より所定量だけ
露出するようになっている。更に、ロッド5は正面視逆
T字状をしており、ロッド5の下端部5aはスイッチ本
体4内に収納されている。
【0015】そして、それぞれのスイッチ本体4は、ス
イッチケース12と、スイッチケース12の下方に設け
られかつ基板に穿設された穴(図示せず)に挿入して電
気的に接続するための端子8と、スイッチ本体4内部に
設けられている節度を発生させる板ばね9と、ロッド5
を上方に付勢するコイルばね10と、ロッド5の下端部
5a、板ばね9及びコイルばね10を覆うスイッチカバ
ー13とにより構成されており、スイッチノブ6がパネ
ル11に当接した状態でコイルばね10が所定距離
(α)だけ縮設された位置すなわちロッド5の下端部5
aの上面5bがスイッチカバー13より所定距離(α)
した位置に配置されている。また、ロッド5の下端部5
aには球状部材14が取り付けられており、球状部材1
4はスイッチノブ6の押下状態において板ばね9と係合
し、節度感を発生させるようになっている。所定距離
(α)は0.5mm程度が望ましいことが実験により判
明している。
【0016】なお、一般的なプッシュスイッチでは、ス
イッチノブ6がパネル11に当接した状態でコイルばね
10が所定距離(α)だけ縮設された位置に配置して
も、所定距離(α)分のストロークを見込んでいないの
で組み付け誤差、寸法誤差等によりスイッチノブ6がパ
ネル11に当接した状態でコイルばね10が所定距離
(α)だけ縮設しないことがあり、また接点手段がオン
状態になってしまう虞があり、そこで本考案において
は、予め所定距離(α)だけ縮設された位置に配置する
ことを考慮して接点手段の離間距離を所定距離(α)分
長くしている。
【0017】また、所定距離(α)を確保するために、
図2に示すように、スイッチノブ6の上端から端子8の
下端までの距離Aを所定距離(α)分縮め、または、ロ
ッド5の上端から下端部5aの上面までの距離Bを所定
距離(α)分延ばしてもよい。
【0018】次に、本実施例の作用について説明する。
【0019】従って、操作者が図3に示すように、スイ
ッチノブ6を押下すると、スイッチノブ6に接続されて
いるロッド5は板ばね9及びコイルばね10の付勢力に
抗して押下され、接点手段が接続し、プッシュスイッチ
1はオン状態となる。それから、操作者がスイッチノブ
6から指を離すと、ロッド5は、コイルばね10の付勢
力により元の位置に復帰するが、電気的接続によりオン
状態は維持される。
【0020】そして、他のスイッチが押されると電気的
接続により他の機能が設定される。この際、コイルばね
10は所定距離(α)だけ縮設した状態となり、コイル
ばね10はロッド5を介してスイッチノブ6をパネル1
1へ押圧付勢する。これによりスイッチノブ6の表面に
触れても容易に横方向へ動くことがなく、各スイッチノ
ブ間の間隔は常に均一となる。
【0021】なお、上述実施例においては、プッシュス
イッチとしてメカ式のプッシュスイッチを例にとり説明
したが、参考例として図4に示すようなラバーコンタク
トスイッチに応用してもよい。なお、図4において、1
5は接点、16はゴムの弾性材により構成されたスイッ
チ本体であり、スイッチ本体16は所定距離(α)だけ
撓む位置に配設されており、ロッド5を介してスイッチ
ノブ6をパネル11へ押圧付勢するようになっている。
【0022】また、上述実施例においては、プッシュス
イッチとしてノンロック式のプッシュスイッチを例にと
り説明したが、本考案はこれに限定されず、ロック式の
スイッチでもよい。この場合は、1つのスイッチが押下
した状態にあって他のスイッチを押下した場合、前記1
つのスイッチを元の状態に復帰させるためのカム装置等
を備えることはいうまでもないことである。
【0023】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
スイッチノブの非押下動作状態においてもスイッチ本体
内の弾性体によりスイッチノブをパネルへ向けて付勢す
るように構成したので、常にスイッチノブをスイッチ本
体内の弾性体によりパネルへ向けて付勢して、特別な弾
性体を用いることなく、スイッチノブの表面に触れても
容易に横方向へ動くことを防止でき、これにより各スイ
ッチノブ間の間隔を均一にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るプッシュスイッチを示す断面図で
ある。
【図2】本考案に係るプッシュスイッチを示す断面図で
ある。
【図3】本考案の動作を示す断面図である。
【図4】本考案の参考例を示す断面図である。
【図5】一般的な複数のプッシュスイッチを備えるキー
ボードを示す斜視図である。
【図6】従来のキーボードを示す断面図である。
【図7】従来のプッシュスイッチを示す断面図である。
【図8】従来の動作を示す断面図である。
【図9】従来の動作を示す断面図である。
【符号の説明】
1 プッシュスイッチ 3 基板 4 スイッチ本体 5 ロッド 6 スイッチノブ 8 端子 9 板ばね 10 コイルばね 11 パネル 12 スイッチケース 13 スイッチカバー 15 接点 16 スイッチ本体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−119119(JP,A) 実開 平2−61032(JP,U) 実開 昭63−112718(JP,U) 実開 昭62−160429(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチカバー(13)を持ったスイ
    ッチケース(12)と、前記 スイッチケース(12)内に収容された下端部(5
    b)と前記下端部から前記スイッチカバー(13)を通
    って突出する突出部(5c)とが設けられたロッド
    (5)であって、下方向に押圧移動させてスイッチをオ
    ン制御するロッド(5)と、上端が前記ロッドに、下端が前記スイッチケース内に固
    定され、 前記ロッド(5)を上方向に付勢し、前記ロッ
    ド(5)を非押下状態に配置させるばねと、 前記ロッド(5)を押下状態と非押下状態とに位置決め
    する節度機構とを備えたスイッチ本体(4)と、 前記スイッチ本体(4)におけるロッド(5)の突出部
    先端に固定され、スイッチ本体(4)と所定間隔離れ
    て設けられたパネル(11)に係止されたスイッチノブ
    (6)とを含み、 記ロッド(5)の下端部(5b)上面と前記スイッチ
    カバー(13)の内面との間に所定間隔αを設けること
    により、前記ロッド(5)の非押下状態においてスイッ
    チノブ(6)をパネル(11)に押圧係合させることを
    特徴とするプッシュスイッチ。
JP1992050325U 1992-07-17 1992-07-17 プッシュスイッチ Expired - Lifetime JP2556149Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992050325U JP2556149Y2 (ja) 1992-07-17 1992-07-17 プッシュスイッチ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992050325U JP2556149Y2 (ja) 1992-07-17 1992-07-17 プッシュスイッチ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0626124U JPH0626124U (ja) 1994-04-08
JP2556149Y2 true JP2556149Y2 (ja) 1997-12-03

Family

ID=12855759

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992050325U Expired - Lifetime JP2556149Y2 (ja) 1992-07-17 1992-07-17 プッシュスイッチ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2556149Y2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5451376U (ja) * 1977-09-19 1979-04-09
JPS61197621U (ja) * 1985-05-31 1986-12-10
JPH0261032U (ja) * 1988-10-28 1990-05-07

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0626124U (ja) 1994-04-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100293611B1 (ko) 푸시온스위치
KR900002525Y1 (ko) 푸시 버튼 스위치
JPS6054119A (ja) トルクロツドホルダを備えたキ−スイツチ
JP2556149Y2 (ja) プッシュスイッチ
JPH0330874B2 (ja)
US7009127B2 (en) Switch comprising an operating rocker button
JPH08161967A (ja) スイッチ
JPH10266663A (ja) イグニッションスイッチ
JP2003031076A (ja) スライド操作式スイッチ
JPH041615Y2 (ja)
JPH069396Y2 (ja) 押しボタンスイッチ
JPS6345711Y2 (ja)
JPH0355216Y2 (ja)
JPH0528666Y2 (ja)
JPH0541922Y2 (ja)
JP2976872B2 (ja) スイッチ装置
JP2519907Y2 (ja) 押釦スイッチ
JP2571575Y2 (ja) スイッチ装置
JP2870108B2 (ja) 節度付プッシュスイッチ
JP2505827Y2 (ja) 押しボタン装置
JPH08273484A (ja) スライド式電子部品
JPH039217Y2 (ja)
JP3046147U (ja) 押ボタン装置
JPH05325715A (ja) 押釦スイッチ
JP2580489Y2 (ja) 長尺キーのキー支持構造

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term