JP2870108B2 - 節度付プッシュスイッチ - Google Patents
節度付プッシュスイッチInfo
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- JP2870108B2 JP2870108B2 JP8850490A JP8850490A JP2870108B2 JP 2870108 B2 JP2870108 B2 JP 2870108B2 JP 8850490 A JP8850490 A JP 8850490A JP 8850490 A JP8850490 A JP 8850490A JP 2870108 B2 JP2870108 B2 JP 2870108B2
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、各種電子機器の信号切り換えに使用される
節度付プッシュスイッチに関するものである。
節度付プッシュスイッチに関するものである。
従来の技術 従来、押釦を指先などで押した場合、その状態で固定
されないタイプのプッシュスイッチにおいては、節度感
をもたせるための手段として、シリコーンゴムをドーム
状に成形したものを、操作体を復帰させるばね材として
使用するのが一般的である。
されないタイプのプッシュスイッチにおいては、節度感
をもたせるための手段として、シリコーンゴムをドーム
状に成形したものを、操作体を復帰させるばね材として
使用するのが一般的である。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記従来の構成では、節度感はシリコー
ンゴムのドームの大きさや形状により制限されるため、
スイッチの軽薄短小化が進む中において、設計の自由度
が小さいという課題があった。
ンゴムのドームの大きさや形状により制限されるため、
スイッチの軽薄短小化が進む中において、設計の自由度
が小さいという課題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであ
り、優れた節度感を有する小型の節度付プッシュスイッ
チを提供することを目的とするものである。
り、優れた節度感を有する小型の節度付プッシュスイッ
チを提供することを目的とするものである。
課題を解決するための手段 本発明は上記課題を解決するために、固定端子を植設
し誘導溝を設けた支持柱と支点部とを底面に有する筐体
と、コの字形状の金属ピンと、凸形状のカム部を有し可
動接片を収納して筐体内を摺動する操作体と、操作体を
復帰させかつ金属ピンを付勢させるコイルばねと、操作
体の摺動を誘導する貫通孔を有し筐体に嵌合される蓋体
とからなり、金属ピンが筐体内の誘導溝と支点部で保持
され、コイルばねの荷重により金属ピンの一端が支点部
を介して操作体のカム部に圧接し、操作体の操作時には
そのカム部を乗りこえるようにして節度付プッシュスイ
ッチを構成したものである。
し誘導溝を設けた支持柱と支点部とを底面に有する筐体
と、コの字形状の金属ピンと、凸形状のカム部を有し可
動接片を収納して筐体内を摺動する操作体と、操作体を
復帰させかつ金属ピンを付勢させるコイルばねと、操作
体の摺動を誘導する貫通孔を有し筐体に嵌合される蓋体
とからなり、金属ピンが筐体内の誘導溝と支点部で保持
され、コイルばねの荷重により金属ピンの一端が支点部
を介して操作体のカム部に圧接し、操作体の操作時には
そのカム部を乗りこえるようにして節度付プッシュスイ
ッチを構成したものである。
作用 したがって本発明によれば、小型のプッシュスイッチ
において、コの字形状を有する金属ピンがコイルばねの
力と筐体底面に設けられた支点部を支点としたシーソ状
の動きをしながら操作体のカム部の表面を接触して移動
することにより、操作体を押し込む際に節度感を持た
せ、切り換て操作が感知できるものである。
において、コの字形状を有する金属ピンがコイルばねの
力と筐体底面に設けられた支点部を支点としたシーソ状
の動きをしながら操作体のカム部の表面を接触して移動
することにより、操作体を押し込む際に節度感を持た
せ、切り換て操作が感知できるものである。
実施例 第1図〜第8図は本発明の一実施例の構成を示すもの
である。図において、1は固定端子2を植設し、誘導溝
3を有する支持柱4と断面が半円状の支点部5を有する
筐体である。6は凸形状のカム部7を有し、可動接片8
を収納した筐体1内を摺動する操作体である。9は操作
体6の復帰と、コの字形状に成形された金属ピン10を付
勢するコイルばねである。11は操作体6の摺動を誘導す
るとともに、筐体1からの操作体6の離脱を防止し、結
合部12で筐体1に固定される蓋体である。金属ピン10は
一端を筐体1の底面に設けられた支持柱4の誘導溝3内
に保持され、筐体1の支点部5を支点として、ばね9に
より可動端13が操作体6のカム部7を圧接する構成とな
っている。
である。図において、1は固定端子2を植設し、誘導溝
3を有する支持柱4と断面が半円状の支点部5を有する
筐体である。6は凸形状のカム部7を有し、可動接片8
を収納した筐体1内を摺動する操作体である。9は操作
体6の復帰と、コの字形状に成形された金属ピン10を付
勢するコイルばねである。11は操作体6の摺動を誘導す
るとともに、筐体1からの操作体6の離脱を防止し、結
合部12で筐体1に固定される蓋体である。金属ピン10は
一端を筐体1の底面に設けられた支持柱4の誘導溝3内
に保持され、筐体1の支点部5を支点として、ばね9に
より可動端13が操作体6のカム部7を圧接する構成とな
っている。
次に上記実施例の動作について説明する。
第1図において、操作体6を操作方向に押すと、コイ
ルばね9により付勢された金属ピン10の可動する一端13
は操作体6のカム部7の外形に沿って動き、第2図にみ
られるように、カム部7のA点からB点へ移動する。さ
らに操作体6を押し込むと、第3図のように、金属ピン
10の一端13はカム部7の外形に沿ってさらに移動する。
以上述べた一連の動作における操作体6を押すときの操
作荷重と操作体6の押し込み量との関係は第6図に示す
ようになる。金属ピン10の一端13が操作体6のカム部7
のA点からB点までを移動する間は第6図に示すF1から
F2の範囲で変化する。すなわち操作荷重はコイルばね9
のたわみに依存している。金属ピン10の一端13がカム部
7のB点を通過してC点にいたるとき、金属ピン10の一
端13と操作体6のカム部7の間の抗力が増大し、操作荷
重は急増する。第3図に示すように金属ピン10の一端13
が操作体6のカム部7のC点をこえてD点にいたると
き、抗力は急減し、操作荷重はF3まで降下する。この際
の第6図に示すFMAXとF3の荷重差により節度感を生じる
ことになる。操作体6の押し込み操作により、操作体6
に収納された可動接片8と固定端子2との電気回路の切
り換えは第8図に示すようになる。すなわち操作体6を
押し込む前は、可動接片8は固定端子2の2aおよび2cと
接触している。操作体6を押し込み始めると、収納され
た可動接片8も移動し、やがて固定端子2の2cおよび2b
と接触して電気回路が切り換わる。この電気回路の切り
換え完了以後に上記節度感を生じさせるようにするもの
である。
ルばね9により付勢された金属ピン10の可動する一端13
は操作体6のカム部7の外形に沿って動き、第2図にみ
られるように、カム部7のA点からB点へ移動する。さ
らに操作体6を押し込むと、第3図のように、金属ピン
10の一端13はカム部7の外形に沿ってさらに移動する。
以上述べた一連の動作における操作体6を押すときの操
作荷重と操作体6の押し込み量との関係は第6図に示す
ようになる。金属ピン10の一端13が操作体6のカム部7
のA点からB点までを移動する間は第6図に示すF1から
F2の範囲で変化する。すなわち操作荷重はコイルばね9
のたわみに依存している。金属ピン10の一端13がカム部
7のB点を通過してC点にいたるとき、金属ピン10の一
端13と操作体6のカム部7の間の抗力が増大し、操作荷
重は急増する。第3図に示すように金属ピン10の一端13
が操作体6のカム部7のC点をこえてD点にいたると
き、抗力は急減し、操作荷重はF3まで降下する。この際
の第6図に示すFMAXとF3の荷重差により節度感を生じる
ことになる。操作体6の押し込み操作により、操作体6
に収納された可動接片8と固定端子2との電気回路の切
り換えは第8図に示すようになる。すなわち操作体6を
押し込む前は、可動接片8は固定端子2の2aおよび2cと
接触している。操作体6を押し込み始めると、収納され
た可動接片8も移動し、やがて固定端子2の2cおよび2b
と接触して電気回路が切り換わる。この電気回路の切り
換え完了以後に上記節度感を生じさせるようにするもの
である。
発明の効果 本発明は、上記実施例より明らかなように、操作体に
設けた凸形状のカム部に、コの字形状の金属ピンの一端
を圧接させることにより、スイッチの操作を感知できる
節度感が得られるものであり、またスイッチの設計の自
由度を高め、安価に製造し得る節度付プッシュスイッチ
を提供できるものである。
設けた凸形状のカム部に、コの字形状の金属ピンの一端
を圧接させることにより、スイッチの操作を感知できる
節度感が得られるものであり、またスイッチの設計の自
由度を高め、安価に製造し得る節度付プッシュスイッチ
を提供できるものである。
第1図,第2図,第3図はそれぞれ本発明の一実施例に
おける節度付プッシュスイッチの部分断面正面図、第4
図は同分解斜視図、第5図は同金属ピンと筐体の配置関
係を示す斜視図、第6図は操作荷重と操作体の押し込み
量との関係を示す特性図、第7図は操作体カム部の詳細
を示す部分斜視図、第8図は固定端子と可動接片の接続
状態を示す側面図である。 1……筐体、2……固定端子、3……誘導溝、4……支
持柱、5……支点部、6……操作体、7……カム部、8
……可動接片、9……コイルばね、10……金属ピン、11
……蓋体、13……金属ピンの一端。
おける節度付プッシュスイッチの部分断面正面図、第4
図は同分解斜視図、第5図は同金属ピンと筐体の配置関
係を示す斜視図、第6図は操作荷重と操作体の押し込み
量との関係を示す特性図、第7図は操作体カム部の詳細
を示す部分斜視図、第8図は固定端子と可動接片の接続
状態を示す側面図である。 1……筐体、2……固定端子、3……誘導溝、4……支
持柱、5……支点部、6……操作体、7……カム部、8
……可動接片、9……コイルばね、10……金属ピン、11
……蓋体、13……金属ピンの一端。
Claims (1)
- 【請求項1】固定端子を植設し誘導溝を設け支持柱と支
点部とを底面に有する筐体と、コの字形状の金属ピン
と、凸形状のカム部を有し可動接片を収納して前記筐体
内を摺動する操作体と、前記操作体を復帰させかつ前記
金属ピンを付勢させるコイルばねと、前記操作体の摺動
を誘導する貫通孔を有し前記筐体に嵌合される蓋体とか
らなり、前記金属ピンが筐体内の前記誘導溝と支点部で
保持され前記コイルばねの荷重により金属ピンの一端が
前記支点部を介して前記操作体のカム部に圧接し、操作
体の操作時にはそのカム部を乗りこえるように構成した
節度付プッシュスイッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8850490A JP2870108B2 (ja) | 1990-04-03 | 1990-04-03 | 節度付プッシュスイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8850490A JP2870108B2 (ja) | 1990-04-03 | 1990-04-03 | 節度付プッシュスイッチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03289015A JPH03289015A (ja) | 1991-12-19 |
JP2870108B2 true JP2870108B2 (ja) | 1999-03-10 |
Family
ID=13944657
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8850490A Expired - Fee Related JP2870108B2 (ja) | 1990-04-03 | 1990-04-03 | 節度付プッシュスイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2870108B2 (ja) |
-
1990
- 1990-04-03 JP JP8850490A patent/JP2870108B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03289015A (ja) | 1991-12-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
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