JPH0224926A - スライドスイッチ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は電子機器の入力装置などに用いられる小形のス
ライドスイッチに関するものである。

従来の技術 従来、スライドスイッチの切換え節度感を発生させる方
法としては、複数の固定接点を有するケースの内側面に
凸状のカム部を設け、上記固定接点間を橋絡するために
固定接点上を摺動する接触片を保持する摺動体の側面上
で上記カム部と相対する位置にも凸状のカム部を設け、
かつこれら−対のカム部が上記摺動体の移動時に互いに
大きな圧力を発生するような形状寸法として、節度感を
発生させていた（図示せず）。

または、第６図の分解斜視図および第７図の分解斜視図
に示されるようなスライドスイッチの構造によシ節度感
を得ていた。第６図において、２゜は底面に配置されそ
の端部を端子板２２として外部へ突出させてなる固定接
点２１を設け、上面に開口部を有する箱形のケースであ
シ、１９は上記固定接点２１上を摺動するように摺動体
１７に装着されてなる接触片であり、上記摺動体１７に
はその側面略中央にカム部１８が凸状に形成され、上面
にはレバー１６が突出して設けられている。

１３は上記箱形のケース２０の上面開口部を覆い、中央
に上記レバー１６が突出し、摺動する溝を設け、側面に
上記摺動体１７のカム部１８に対応する内方向に突出し
たカム部１５を有するばね部１４を形成してなるカバー
である。

第７図は他の従来例であり、２９は側面に切欠を有し、
底面に固定接点を有する上面に開口部を持つケースで、
２８は上記固定接点上を摺動するように摺動体２６に装
着された接触片である。上記摺動体２６は上記ケース２
９の切欠きかも外方へ摺動体２６のレバー２７が突出す
るように上記ケース２９内に収納されている。２３は上
記摺動体２６を上記ケース２９に収納した状態で上記ケ
ース２９の開口部を覆うように上記ケース２９に装着さ
れたカバーである。２４は上記カバー２３に内方向に突
出するように形成されたカム部であり、２５は上記カバ
ー２３に設けられたカム部２４に対応して上記摺動体２
６に設けられた他のカム部である。

なお、以上のような構成の従来のスライドスイッチにお
いては、ケース２９内に収納された摺動体２６を摺動体
２６に形成されたレバー等により摺動させ、摺動体２６
に設けたカム部１８とケース２９あるいは金属カバー１
３に設けたカム部１６を当接、摺接させることにより、
両者間に大きな圧力を発生させ、節度感を得る構成とな
っていた。

発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような構成では、小形という制約か
ら適度な節度感を得ることは困難であった。

本発明はこのような問題のない感触が良くかつ耐久性の
高いスライドスイッチを提供することを目的とするもの
である。

課題を解決するための手段 このような課題を解決するために、本発明ではカバーに
カム部を有する一端を自由端としたアーム部を設けると
ともに、上記アームの上記自由端付近をカバーあるいは
ケースに当接するように構成したものである。

作用 上記のごとくカバーに形成したアーム部上にカム部を設
け、さらにアーム部の自由端付近をケース、カバーなど
の固定部に当接させることにより、切換え節度用アーム
部の単位たわみ量あたシのカム部ばね圧力を自由端の当
接位置を変更して最適なものが選択できるものである。

実施例 本発明によるスライドスイッチの一実施例を第１図〜第
６図によシ説明する。

第１図は分解斜視図であり、第２図、第３図は断面図で
あり、第４図は同スイッチの節度力を表わすモデル図、
第６図は他の実施例である。第１図〜第３図において、
上方に開口部と内面に固定接点１を設けた端子板２を複
数個インサート成形した絶縁材料製箱形のケース３と、
上記固定接点１間の導通を果たすように摺動する接触片
４と、接触片４を保持する絶縁材料製の摺動体６と、こ
れら接触片４と摺動体６をケース３内部に収納保持させ
るようにケース３と係合する弾性金属板製のカバー８と
から成るスライドスイッチであり、摺動体６の外側面に
凸状のカム６を設け、このカム６と向かい合う位置に凸
状のカム１ｏを形成した一端を自由端とするアーム部９
をカバー８に一体に設け、上記自由端付近に設けられた
凸部１１をケース３の内側面に当接させている。ケース
３への収納形態は第２図に示すように上記一対のカム１
０．６を近接させ、摺動体６がレバー７の操作によシケ
ース３内部を摺動する際、第３図に示すようにアーム部
９に設けたカム１ｏを外側へ押し出すような位置にカム
６を配置している。

第４図は、第３図における節度力を表わしておシ、カム
１０の位置を０点とし、アーム部９の固定端をａ、自由
端をｂとした時のたわみ量δと圧力Ｆとの関係は、 となる。なお、本発明のようなスライドスイッチにおい
ては、小形であるため、材質等によりたわみ量と圧力の
関係を調整することは困難であシ、たわみ量と圧力の関
係は自由端すと固定端ａの長さに大きく依存することに
なる。

また、アーム部９の自由端１３付近には上記凸部１１を
設けなくても良いが、凸部を設けることにより、安定し
た支点位置が確保できる。この凸部は、第５図に示すよ
うにカバー８に設けた受は部１２に当接させても良いし
、その他の固定部品、例えばケース３に金属板を植設し
て当接させてもよい。

発明の効果 以上のような本発明によれば、ばね圧力をそのカム部の
支点の位置を変えるだけで容易に調節することができ、
小形でかつ理想的な感触、耐久性を容易に得られること
になるものであり、例えば、アーム部に設ける凸部を別
工程にすれば、ユーザの要求によって極めて簡単に節度
感の異なるスライドスイッチの供給を可能とするもので
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のスライドスイッチの一実施例を示す分
解斜視図、第２図、第３図は同スイッチの部分断面図、
第４図は同スイッチの節度機構のモデル図、第６図は別
の実施例の平面構成図、第６図・第７図は従来の実施例
の分解斜視図である。 １・・・・・・固定接点、２・・・・・・端子板、３・
・・・・・ケース、４・・・・・・接触片、５・・・・
・・摺動体、６・・・・・・カム、８・・・・・・カバ
ー　９・・・・・・アーム部、１Ｑ・・・・・カム、１
１・・・・・凸部、１３・・・・・・アーム部の自由端
。 代理人の氏名　弁理士　粟　野　重　孝　ほか１名第 図 第２図 第３図 第 図 第 図 第 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 上方に開口部と内面に固定接点を有する箱形のケースと
   、このケース内に収容され上記固定接点上を摺動切換す
   る接触片を保持した摺動体と上記箱形のケースの開口部
   をふさぐカバーとから成り、上記摺動体外側面に凸状の
   カム部を設けると共にこのカム部と対向する位置にカム
   部の摺動方向に沿って上記カバーから伸ばされた一方に
   自由端を有するアーム部に内方向の凸部を設け、更にこ
   のアーム部の自由端を上記ケースの側壁内側または上記
   カバーの内側に当接させて節度機能をもたせたスライド
   スイッチ。