JP2556006Y2 - 気泡浴槽の気泡流噴出装置 - Google Patents

気泡浴槽の気泡流噴出装置

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JP2556006Y2
JP2556006Y2 JP5449692U JP5449692U JP2556006Y2 JP 2556006 Y2 JP2556006 Y2 JP 2556006Y2 JP 5449692 U JP5449692 U JP 5449692U JP 5449692 U JP5449692 U JP 5449692U JP 2556006 Y2 JP2556006 Y2 JP 2556006Y2
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JP5449692U
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Inventor
博之 大西
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株式会社イナックス
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は気泡浴槽の気泡流噴出
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】浴槽本体の側壁に設けた噴出口より気泡
流を噴出する形態の気泡浴槽においては、従来その浴槽
本体側壁に気泡流噴出装置が取り付けられ、その噴出装
置により気泡流が発生させられるとともに、浴槽本体内
部に勢い良く噴出されるようになっている。
【0003】図3はこの気泡流噴出装置の一例を示して
いる。図において100は浴槽本体の側壁101に取り
付けられた本体ハウジング、102,104はリヤノズ
ル,フロントノズルで、通路106内に流れ込んだ水流
がこのリヤノズル102にて縮流された上噴出され、更
にその噴出流が再びフロントノズル104で絞られた
上、浴槽本体内に噴出されるようになっている。
【0004】その際負圧室108で発生した負圧に基づ
いてエアが通路110を通じて吸入され、そして吸入さ
れたエアが水流とともにフロントノズル104から噴出
され、気泡流となって浴槽本体内に射出される。
【0005】上記フロントノズル104は、前部ホルダ
112と後部ホルダ114とにより挾み込まれるように
して保持されている。具体的には、フロントノズル10
4は軸心方向の略半分の外周面が部分凸球面116とさ
れる一方、後部ホルダ114には対応する部分凹球面1
18が形成され、そしてフロントノズル104の部分凸
球面116がこの後部ホルダ114の部分凹球面118
と前部ホルダ112の後端内周縁の面取部120により
前後から挾み込まれ、それらにより所定角度回動可能に
保持されている。そしてこのフロントノズル104の回
動に基づいて、気泡流の向きが所定角度変えられるよう
になっている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところでこの気泡流噴
出装置の場合、フロントノズル104の部分凸球面11
6が、後部ホルダ114の部分凹球面118の全面に対
して接触させられていてその接触面積が大きく、このた
めにフロントノズル104を回動操作する際の摺動抵抗
が大きいといった問題があった。
【0007】特にフロントノズル104における部分凸
球面116及び後部ホルダ114の部分凹球面118の
成形精度が悪いとき、例えば凸球面116と凹球面11
8の曲率が正しく対応していないとき等において上記摺
動抵抗は一段と大きくなり、このことがフロントノズル
104の操作抵抗を大きくし、使い勝手を悪くする原因
となっていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願の考案はこのような
課題を解決するために成されたものである。而して本願
の考案は、浴槽本体内に臨むようにノズルを配して該ノ
ズルをホルダにより所定角度回動可能に保持し、該ノズ
ルより気泡流を該浴槽本体内に噴出するように成した気
泡流噴出装置において、前記ノズル及びホルダにおける
互いの接触部の一方に複数の突起を設け、該突起の先端
を他方に摺動可能に接触させるように成したことを特徴
とする(請求項1)。
【0009】本願の別の考案は、前記ホルダを、前部ホ
ルダと後部ホルダとを含むように構成し、それら前部ホ
ルダ及び後部ホルダにより前記ノズルをその軸心方向に
おいて前後より挾み込むように保持させ、且つ少なくと
もそれら前部ホルダ及び後部ホルダの何れか一方又は該
ノズルに前記複数の突起を設け、該ノズルをそれら複数
の突起と対応する部分球面との接触に基づいて摺動可能
に保持するように成したことを特徴とする(請求項
2)。
【0010】
【作用及び考案の効果】以上のように請求項1の考案
は、気泡流を噴出するノズル及びノズルホルダの一方に
複数の突起を設け、この突起の先端を他方に接触させる
ようにしたもので、このようにした場合、ノズルとノズ
ルホルダとの接触は実質上点接触となって接触面積が著
しく少なくなり、摺動抵抗が効果的に減少する。このた
めノズルを小さな操作力で軽やかに回動操作できるよう
になる。
【0011】請求項2の考案は、ノズルホルダを前部ホ
ルダと後部ホルダとに分け、これらによりノズルを前後
より挾み込むように保持するとともに、それらの何れか
一方とノズルとを上記突起に基づく点接触を行わせるよ
うにしたもので、本考案によればノズルの組付けを容易
に行うことができるとともにノズルの回動抵抗を小さく
でき、ノズルの操作性を良好とすることができる。
【0012】
【実施例】次に本考案の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図2は気泡浴槽を系統的に示したものであっ
て、図中10はポンプユニット12の主体を成す循環ポ
ンプであり、浴槽本体14内部の水がこの循環ポンプ1
0により取出路16を通じて取り出された上、3つに分
岐する返送路18を通じて浴槽本体14内部に戻される
ようになっている。
【0013】浴槽本体14の側壁35(図1参照)には
複数の気泡流噴出装置20が取り付けられており、その
気泡流噴出装置20に対して上記返送路18とエア管路
22とが接続され、返送路18とエア管路22とを通じ
て供給された水流とエアとがここで混合された上、気泡
流として浴槽本体14内部に勢い良く噴出される。
【0014】ポンプユニット12には、エア管路22の
開閉を行うための電磁弁24が設けられており、これら
電磁弁24がコントローラ26によって作動制御される
ようになっている。28はリモコン操作部であって、こ
の操作部28における操作に基づいて気泡浴槽の起動,
停止及び各種の動作が行われる。
【0015】図1は上記気泡流噴出装置20を拡大して
示したものである。図において30は本体ハウジングで
あって、フランジ32を有している。この本体ハウジン
グ30は、円筒部材34のねじ込みによって浴槽本体の
側壁35に取り付けられている。具体的には、本体ハウ
ジング30に対する円筒部材34のねじ込力により、本
体ハウジング30のフランジ32と円筒部材34におけ
るフランジ36とがパッキン38,40を介して側壁3
5を挟持する状態に、かかる本体ハウジング34が取り
付けられている。
【0016】この気泡流噴出装置20は、リヤノズル4
2とフロントノズル44とを含んでおり、本体ハウジン
グ30の通路46内に流れ込んだ水がリヤノズル42に
よって流れを絞られた上噴出され、更に再びその噴出流
がフロントノズル44にて絞られた上、浴槽本体14内
に噴出されるようになっている。
【0017】48は負圧室で、リヤノズル42からの噴
出流に基づいてここで負圧が発生させられ、そしてこの
負圧に基づいて通路50を通じてエアが吸入され、その
吸入されたエアがリヤノズル42からの噴出水流ととも
にフロントノズル44に流入させられ、かかるフロント
ノズル44から気泡混じりの噴流が浴槽本体14内に噴
出される。
【0018】上記リヤノズル42は、本体ハウジング3
0にねじ込まれて直接本体ハウジング30により保持さ
れている。一方フロントノズル44は、樹脂製の前部ホ
ルダ52と同じく樹脂製の後部ホルダ54とにより、所
定角度回動可能に保持されている。
【0019】ここで後部ホルダ54は、円筒部材34に
嵌込み嵌合されて取り付けられており、また前部ホルダ
52は、円筒部材34へのねじ込みにより取り付けられ
ている。
【0020】この前部ホルダ52は大径のフランジ56
を有しており、このフランジ56が浴槽本体側壁35の
内面に露出した前記円筒部材34のフランジ36及びパ
ッキン40を包み込んでいる。即ちこの前部ホルダ52
はカバー部材を兼ねている。
【0021】フロントノズル44は、軸心方向の約後側
半分(浴槽本体14内部側を前側とする)の外周面が部
分凸球面58とされている。一方後部ホルダ54には、
図1(B)にも示しているように部分凹球面60が形成
されていてそこに微小半球状の複数の突起62が設けら
れ、これら突起62の先端がフロントノズル44の部分
凸球面58に接触させられている。
【0022】他方前部ホルダ52の後端内周縁には面取
部64が形成され、そこに複数の微小半球状の突起62
が設けられている。そしてこれら突起62がフロントノ
ズル44の部分凸球面58に接触させられている。
【0023】即ちこれら後部ホルダ54と前部ホルダ5
2の各突起62により前後から挾み込まれるようにし
て、フロントノズル44が所定角度回動可能に保持され
ている。
【0024】本例の構造においては、先ず後部ホルダ5
4を円筒部材34に嵌め込んだ後、フロントノズル44
を円筒部材34内に挿入し、次いで前部ホルダ52を円
筒部材34にねじ込むことで、容易にフロントノズル4
4を取り付けることができる。
【0025】本例においては、フロントノズル44が前
部ホルダ52及び後部ホルダ54に対して実質上点接触
状態とされている。このためフロントノズル44と前部
ホルダ52及び後部ホルダ54との接触面積が少なく、
それ故フロントノズル44の回動時における摺動抵抗が
小さく、僅かな操作力でフロントノズル44を軽やかに
回動操作することができる。
【0026】以上本考案の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示である。例えば本考案においては、前部ホ
ルダ52を図3に示す従来のそれと同様の構成とし、後
部ホルダ54にのみ突起62を設けてこの突起62をフ
ロントノズル44の部分凸球面58に接触させるように
することもできるし、或いはまた逆に後部ホルダ54の
前端内周縁を面取形状としてフロントノズル44の部分
凸球面58をこれに当接させるとともに、前部ホルダ5
2に部分凹球面を形成してそこに突起62を設け、この
突起62をフロントノズル44の部分凸球面58に接触
させるようにすることも可能である。
【0027】また更に上記突起62をフロントノズル4
4の側に設けてこの突起62をホルダの受面に接触させ
るように成すことも可能である等、本考案はその主旨を
逸脱しない範囲において、当業者の知識に基づき様々な
変更を加えた形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る気泡流噴出装置の一実施例の図で
ある。
【図2】図1の気泡流噴出装置を含む気泡浴槽の全体系
統図である。
【図3】従来の気泡流噴出装置の一例を示す図である。
【符号の説明】
14 浴槽本体 20 気泡流噴出装置 44 フロントノズル 52 前部ホルダ 54 後部ホルダ 58 部分凸球面 62 突起

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽本体内に臨むようにノズルを配して
    該ノズルをホルダにより所定角度回動可能に保持し、該
    ノズルより気泡流を該浴槽本体内に噴出するように成し
    た気泡流噴出装置において、 前記ノズル及びホルダにおける互いの接触部の一方に複
    数の突起を設け、該突起の先端を他方に摺動可能に接触
    させるように成したことを特徴とする気泡浴槽の気泡流
    噴出装置。
  2. 【請求項2】 前記ホルダを、前部ホルダと後部ホルダ
    とを含むように構成し、それら前部ホルダ及び後部ホル
    ダにより前記ノズルをその軸心方向において前後より挾
    み込むように保持させ、且つ少なくともそれら前部ホル
    ダ及び後部ホルダの何れか一方又は該ノズルに前記複数
    の突起を設け、該ノズルをそれら複数の突起と対応する
    部分球面との接触に基づいて摺動可能に保持するように
    成したことを特徴とする請求項1に記載の気泡浴槽の気
    泡流噴出装置。
JP5449692U 1992-07-10 1992-07-10 気泡浴槽の気泡流噴出装置 Expired - Lifetime JP2556006Y2 (ja)

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JP6062284B2 (ja) * 2013-02-25 2017-01-18 株式会社ハタノ製作所 浴槽用給湯口アダプター
JP6154156B2 (ja) * 2013-02-25 2017-06-28 株式会社ハタノ製作所 浴槽用給湯口アダプター

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