JP2555780Y2 - スピーカの配線構造 - Google Patents

スピーカの配線構造

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JP2555780Y2 JP1987119199U JP11919987U JP2555780Y2 JP 2555780 Y2 JP2555780 Y2 JP 2555780Y2 JP 1987119199 U JP1987119199 U JP 1987119199U JP 11919987 U JP11919987 U JP 11919987U JP 2555780 Y2 JP2555780 Y2 JP 2555780Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この考案は、スピーカの配線構造に係り、特に、スピ
ーカユニットをキャビネットのバッフル板へ取付ける際
の音声信号入力用リード線の配線構造すなわちスピーカ
ユニットとキャビネット等に設けられた外部接続端子と
の間を音声信号入力用リード線により電気的に接続をす
るためのスピーカの配線構造に関するものである。 (ロ)従来技術・考案が解決しようとする問題点 スピーカユニットをキャビネットのバッフル板へ取付
ける際の、音声信号入力用リード線の接続構造すなわち
スピーカユニットとキャビネット等に設けられた外部接
続端子との間を音声信号入力用リード線により電気的に
接続をするためのスピーカの配線構造としては、例え
ば、第7図(A)および(B)のように構成したものが
ある。 この第7図(B)の配線構造は、スピーカ1に設けら
れた音声信号入力端子2へリード線3の先端部分を絡げ
て半田付けにより結合したものである。 この第7図(B)の配線構造は、上記のように、半田
付けによりリード線3と音声信号入力端子2とを結合し
ているが、半田付けによる結合作業は繁雑であることか
ら、工数がかかるという欠点がある。 この第7図(B)の配線構造の欠点を解消するため、
第7図(A)に示すように、リード線3の先端部に差し
込み可能な端子4を取付けて、この端子4を音声信号入
力端子2に挿入し、結線する構造のものがある。 しかし、この第7図(A)の配線構造は、第7図
(B)の欠点を解消することができる反面、端子挿入作
業が手作業にて行われるため、他の組立作業と比べる
と、比較的早期に作業者の指先に疲労が蓄積する。この
ため、作業者の交代等を早期に行わなければならず、組
立て工程での人員確保等に支障が生じる場合が多々ある
等の欠点を有する。 この考案の目的は、上記従来例の欠点を改良し、さら
に、配線作業の簡素化とコストダウンを図ることができ
るスピーカの配線構造を提供することにある。 (ハ)問題を解決するための手段 この考案に係るスピーカの配線構造は、トッププレー
トとヨークとが音声信号の伝送経路として機能するよう
に構成されたスピーカユニットをキャビネットのバッフ
ル板へ該トッププレートを密着させて取付ける際の配線
構造において、 スピーカユニットに接続される一方の極性の音声信号
入力用リード線をスピーカユニットのトッププレートの
前面とキャビネットのバッフル板の裏面との間で挟持
し、結合手段によりスピーカユニットをキャビネットの
バッフル板に締着することより、音声信号入力用リード
線とトッププレートとの電気的結合がなされるように構
成したものである。 また、前記音声信号入力用リード線を挾み込むトップ
プレートの前面とキャビネットのバッフル板の裏面のい
ずれか一方の面に、音声信号入力用リード線の端部また
は音声信号入力用リード線に取付けた端子を挟み込むた
めの溝部を設けてもよい。 また、トッププレート又はバッフル板の何れか一方に
設けた前記溝部に穴又は凸部を設け、前記溝部が設けら
れていないバッフル板又はトッププレートに前記穴又は
凸部と係合する凸部又は穴を設けてもよい。 (ニ)作用 トッププレートの前面とキャビネットのバッフル板の
裏面との間に、スピーカユニットに接続される一方の極
性の音声信号入力用リード線の端部または音声信号入力
用リード線に取付けた端子を介在させて、スピーカユニ
ットをキャビネットのバッフル板へ取付ビス等の結合手
段により締着することにより、トッププレートと音声信
号入力用リード線との電気的結合が行われる。 (ホ)実施例 この考案に係るスピーカの配線構造の実施例を、第1
図乃至第6図に基づいて説明する。 第1図は全体構成を示す一部分を断面した側面図、第
2図はスピーカユニットのキャビネットのバッフル板へ
の取付けと、音声信号入力用リード線の配線状態を示す
斜視図、第3図(A)は音声信号入力用リード線の配線
構造の他の実施例を示す要部の断面側面図、第3図
(B)は第3図(A)の構造の要部斜視図、第4図
(A)は音声信号入力用リード線の配線構造の他の実施
例を示す要部の断面側面図、第4図(B)は第4図
(A)の構造の要部斜視図である。 第5図はドーム型スピーカの要部断面図、第6図は第
5図のドーム型スピーカの振動板部分を示す要部拡大斜
視図である。 まず、第5図および第6図に基づいて、この考案の出
願人が先に提案した「トッププレートとヨークが音声信
号の伝送経路として機能するように構成されたドーム型
スピーカ」の構造について説明する。 このドーム型スピーカ1は、耐熱フィルム等を用いて
ドーム部1a、ボイスコイルボビン部1b、およびサスペン
ション部1cを一体成型にて形成している。 このサスペンション部1cの表面と裏面に、ボイスコイ
ル11のリード線11aをそれぞれ這わせた状態で、第5図
に示すガイドリング12によって挾み込み、さらに、この
ガイドリング12の内径部分12aとヨーク13のポール部13a
とを嵌合させることにより、トッププレート14とヨーク
13とが音声信号の伝送経路としての機能を有するように
構成されている。 したがって、この第5図および第6図に示すドーム型
スピーカ1は、第7図に示す従来例のような端子2を設
ける必要がない。 すなわち、上記のように構成されたドーム型スピーカ
1のトッププレート14に、第1図および第2図で示すよ
うな取付部14aを設けておくことにより、このスピーカ
1を、キャビネットのバッフル板5の裏面へスピーカ取
付ビス6等の結合手段により取付けることができる。こ
のバッフル板5への取付け時に、例えば、プラス側の音
声信号入力用リード線3aの端部、またはそのリード線3a
に取付けられた端子7aを、トッププレート14と、バッフ
ル板5の裏面との間へ介在させ、挾み込むことにより、
ドーム型スピーカ1の取付け作業と、配線作業の一部を
同時に行うことができる。 この実施例においては、音声信号入力用リード線3aを
挾み込む場所のキャビネットのバッフル板5に、溝部5a
を設けて、この溝部5aにL型の端子7aを、トッププレー
ト14と接触するように嵌め込むように構成されている。
さらに、この溝部5a両側には、音声信号入力用リード線
3aの嵌め込みを容易にするためのガイド用の起立片8が
設けられている。この起立片8は、端子7aを溝部5aに嵌
め込んだ後、内側へ折り曲げて、端子7aの抜け止め用と
することもできる。 もう一方のマイナス側の音声信号入力用リード線3b
は、例えば、ヨーク13の一部分に穴13bを設け、この穴1
3bに、音声信号入力用リード線3bに取付けたピン状の端
子7bを挿入して配線してある。 トッププレート14とバッフル板5の裏面との間へ音声
信号入力用リード線3aを挾み込む構造としては、上記の
他に、第3図(A),(B)および第4図(A),
(B)に示すように構成することができる。 第3図(A),(B)に示す配線構造は、バッフル板
5に設けた溝部5a中に、その溝部5aよりも外方向、すな
わち、トッププレート14方向へ突出した凸部5bを形成
し、この凸部5bに端子7cに形成した穴を嵌め込んで、端
子7cを溝部5aにセットする。さらに、凸部5bを、トップ
プレート14に形成した穴に嵌め込むことにより、端子7c
をトッププレート14とバッフル板5の溝部5bとの間に挾
み込み、取付ビス等の結合手段によりスピーカユニット
のバッフル板に締着することにより、トッププレート14
との電気的結合を行わせるように構成している。 また、第4図(A),(B)に示す配線構造は、トッ
ププレート14に凸部14bを形成し、その凸部14bに端子7c
を嵌め込み、さらに、凸部14bと端子7cとを、バッフル
板5の溝部5aに嵌め込むことにより、端子7cをトッププ
レート14とバッフル板5の溝部5aとの間に挾み込み、取
付ビス等の結合手段によりスピーカユニットのバッフル
板に締着することにより、トッププレート14との電気的
結合を行わせるように構成している。上記第3図
(A),(B),および第4図(A),(B)の端子7c
の電気的結合、すなわち、トッププレート14の前面とバ
ッフル板5の裏面との間への挾み込むは、第1図および
第2図で述べた実施例と同様に、スピーカ1をバッフル
板5の裏面へスピーカ取付ビス6により取付けるとき
に、同時に行われる。 (ヘ)考案の効果 この考案に係るスピーカの配線構造によれば、スピー
カユニットをキャビネットのバッフル板へ取付けるとき
に、スピーカユニットに接続される音声信号入力用リー
ド線の一方を同時にトッププレートと電気的に結合させ
ることができるから、スピーカ取付作業の一部が、配線
作業を兼ねさせることができ、配線作業が簡単になり、
配線作業工数の低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】 第1図乃至第6図はこの考案に係るスピーカの配線構造
の実施例を示すものである。 第1図は全体構成を示す一部分を断面した側面図、第2
図は斜視図、第3図(A),(B)および第4図
(A),(B)は他の実施例を示す要部断面図と斜視
図、第5図はドーム型スピーカの要部断面図、第6図は
第5図の要部斜視図である。 第7図(A)および(B)は従来例を示す斜視図であ
る。 主な図番の説明 1:スピーカユニット(ドーム型スピーカ) 3a,3b:音声信号入力用リード線 5:バッフル板、5a:溝部 13:ヨーク 14:トッププレート 7a,7b,7c:端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−216599(JP,A) 実公 昭58−9439(JP,Y2)

Claims (1)

  1. (57)【実用新案登録請求の範囲】 1.トッププレートとヨークとが音声信号の伝送経路と
    して機能するように構成されたスピーカユニットをキャ
    ビネットのバッフル板へ該トッププレートを密着させて
    取付ける際の配線構造において、 スピーカユニットに接続される一方の極性の音声信号入
    力用リード線をスピーカユニットのトッププレートの前
    面とキャビネットのバッフル板の裏面との間で挟持し、
    結合手段によりスピーカユニットをキャビネットのバッ
    フル板に締着することにより、音声信号入力用リード線
    とトッププレートとの電気的結合がなされるように構成
    したことを特徴とするスピーカの配線構造。 2.前記音声信号入力用リード線を挾み込むトッププレ
    ートの前面とキャビネットのバッフル板の裏面のいずれ
    か一方の面に、音声信号入力用リード線の端部または音
    声信号入力用リード線に取付けた端子を挟み込むための
    溝部を設けたことを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    第1項記載のスピーカの配線構造。 3.トッププレート又はバッフル板の何れか一方に設け
    た前記溝部に穴又は凸部を設け、前記溝部が設けられて
    いないバッフル板又はトッププレートに前記穴又は凸部
    と係合する凸部又は穴を設けたことを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第2項記載のスピーカの配線構造。
JP1987119199U 1987-08-05 1987-08-05 スピーカの配線構造 Expired - Lifetime JP2555780Y2 (ja)

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JPS6425298U JPS6425298U (ja) 1989-02-13
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JPS5938603Y2 (ja) * 1981-07-13 1984-10-27 株式会社イナックス 片面取りタイルユニツト
JPS61216599A (ja) * 1985-03-22 1986-09-26 Mitsubishi Electric Corp スピ−カ装置

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