JP2555478B2 - スタンプ装置 - Google Patents

スタンプ装置

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JP2555478B2 JP2303193A JP30319390A JP2555478B2 JP 2555478 B2 JP2555478 B2 JP 2555478B2 JP 2303193 A JP2303193 A JP 2303193A JP 30319390 A JP30319390 A JP 30319390A JP 2555478 B2 JP2555478 B2 JP 2555478B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はスタンプ装置に関する。詳しくは、証紙発行
機や複写機等に使用されるスタンプ装置に関する。
[従来の技術] 例えば、証紙発行機に用いられる従来のスタンプ装置
の一般構成を第8図に示す。
このスタンプ装置は、証紙発行機の印字機構部2に搬
送される用紙Pの所定位置にスタンプ10によって記号等
を刻印する装置であり、スタンプ10が着脱自在に装着さ
れたスタンプ取付部材(例えばスタンプガイド11)およ
びスタンプ駆動手段21を含み構成されている。
ここで、スタンプガイド11は、スタンプ駆動手段21を
構成するアーム22の先端部に支軸23を介して回転支持さ
れており、スタンプ10が矢印A方向から差し込まれて取
り付けられる構成とされている。より具体的には、スタ
ンプガイド11は、縦溝13,13が形成された上部突出部12,
12を有しており,この各縦溝13にはアーム22の先端部に
回転支持された支軸23が印圧調整用バネ24,24を介して
摺動自在に嵌挿されている。
また、スタンプ駆動手段21は、アーム22の基端部に固
定されたシャフト25を有し当該シャフト25を往復回動し
てスタンプガイド11に装着されたスタンプ10にスタンプ
動作させる手段である。具体的には、シャフト25には、
スタンプマグネット26が回転レバー27および連接棒28を
介して連結されている。このスタンプマグネット26をON
して連接棒28を矢印B方向に引っ張ると、回転レバー2
7,シャフト25,アーム22,支軸23およびスタンプガイド11
等を介してスタンプ10が図中実線で示す待機位置より下
降されて当該スタンプ10の記号等が用紙Pの所定位置に
刻印される。
なお、アーム22の後端部側には復帰用バネ29が連結さ
れており、当該バネ29の弾性力によりスタンプ10はスタ
ンプマグネット26のOFF時に待機位置に復帰される。
ところで、スタンプガイド11の縦溝13,13には偏心軸3
2が嵌挿されており、当該偏心軸32を適宜回動させるこ
とによりアーム22に対するスタンプガイド11(したがっ
てスタンプ10)の姿勢を調整してスタンプ10の片当たり
を解消したり,用紙Pに対する位置調整を行なう構成と
されている。
ここで、偏心軸32は、ネジ部を有する取付軸部33と,
この取付軸部33とは所定量だけ偏心しかつスタンプガイ
ド11の縦溝13に摺動自在に嵌挿された偏心軸部34とから
構成されている。
なお、偏心軸32は、装置前方部にはスタンプ10差込み
用の一定の空スペースを確保する必要があることや,レ
イアウトの都合上などから後方のフレーム5に固定され
ている。すなわち、偏心軸32の取付軸部33は、フレーム
5の取付穴6に嵌挿されバネ座金35等を介してナット36
によって当該フレーム5に締付固定されている。また、
偏心軸32の偏心軸部34の先端には、ドライバー等を被嵌
するための係合溝37が形成されている。
なお、スタンプガイド11等の前記構成部品はカバー
(図示省略)によって覆われており、カバーの前方部に
はスタンプ10差込用の開口部が形成されている。
しかして、偏心軸32を用いてスタンプガイド11(スタ
ンプ10)の姿勢を調整するには、まずナット36を少し緩
めて偏心軸32が回動できるようにする。次に、偏心軸32
の係合溝37に例えばドライバー先端を矢印A方向から挿
入し、このドライバーを用いて当該偏心軸34を第9図に
示す基準位置から時計回り方向または反時計回り方向に
適宜回動させる。すると、偏心軸32の取付軸部33が時
計,反時計方向に回動され、その結果、偏心軸部34がフ
レーム5の取付穴6を中心として偏心運動するため、第
10図および第11図に示す如く、スタンプガイド11は縦溝
13を介して支軸23を中心として時計,反時計回り方向に
任意の微小角度(θ1,θ2)だけ傾斜する。
このようにして、スタンプガイド11(スタンプ10)の
姿勢を適宜調整することにより、スタンプ10の片当たり
を調整したり,スタンプ10の用紙Pに対する位置調整を
行うことができる。
[発明が解決しようとする課題] ところで、上記した従来のスタンプ装置においては、
その構造上、スタンプ10の片当たり調整と位置調整との
両方を容易かつ確実に行うのが困難である不都合を有す
る。
すなわち、例えばスタンプ10の片当たりを解消するた
めに偏心軸32を適宜回動させてスタンプガイド11の姿勢
を調整すると、スタンプ10が第10,11図に示す如く用紙
搬送方向(X方向)に変位(変位量X1,X2)する。その
ため、かかる状態でスタンプ10にスタンプ動作させて記
号等を用紙P上に刻印すると,刻印位置が所定位置(印
字機構部2より所定距離だけ離れた位置)より許容範囲
を越えてズレてしまうことがある。
そこで、スタンプ10の用紙Pに対する位置を調整する
ために偏心軸32を用いてスタンプガイド11の姿勢を変更
した場合,それまでのスタンプ10の片当たり調整が御破
算となってしまい,スタンプ作業を行う際にスタンプ10
が片当たりして記号等の一部分が刻印されないなどの不
都合が生じることがある。
また、印字機構部2の取付位置を調整してスタンプ10
との間の距離を適宜増減することにより,当該スタンプ
10の刻印位置が所定位置と合致するように位置調整する
ことが考えられる。しかし、かかる構成では、印字機構
部2の取付位置を変更するのが極めて繁雑であり取扱上
問題がある。
本発明の目的は、上記事情に鑑み、スタンプを片当た
りを解消して容易かつ確実に位置調整することができる
スタンプ装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 請求項第1項記載の発明は、所定方向に搬送される用
紙の所定位置に記号等を刻印するスタンプ装置におい
て、 スタンプが着脱可能に装着されかつアームの先端部に
支軸を介して回転支持されたスタンプ取付部材と、 前記アームの基端部に固定されたシャフトを有し当該
シャフトを往復回動して前記スタンプ取付部材に装着さ
れたスタンプにスタンプ動作をさせるスタンプ駆動手段
と、 前記スタンプ取付部材の縦溝に嵌装された偏心軸を有
し当該偏心軸を回動させることにより当該スタンプ取付
部材に装着されたスタンプを前記支軸を中心として傾斜
させて前記アームに対する姿勢を調整する第1姿勢調整
手段と、 前記支軸を前記シャフトに対して変位させることによ
り前記スタンプを前記偏心軸および前記スタンプ取付部
材の縦溝を介して姿勢変更する第2姿勢調整手段と、を
備えたことを特徴とする。
請求項第2項記載の発明は、請求項第1項記載の発明
に加えて、前記第2姿勢調整手段が、前記アームの先端
部に設けられ前記支軸を用紙搬送方向に変位可能かつ上
下方向に変位不能に被嵌する長穴と,前記支軸を上下方
向に摺動自在に被嵌するガイド溝を有し前記スタンプ前
方のフレームに用紙搬送方向に変位可能に取付けられた
位置変更部材とから構成されていることを特徴とする。
[作用] 請求項第1項記載の発明では、第1姿勢調整手段の偏
心軸を回動してスタンプ取付部材を支軸を中心として適
宜傾斜させて姿勢調整することにより、スタンプの片当
たりを解消することができる。
こうして、スタンプの片当たりが解消されたところ
で、偏心軸を用いてスタンプ取付部材を姿勢調整してス
タンプをシャフトに対して適宜変位させるとともに,第
2姿勢調整手段を用いて支軸を前記スタンプの変位量分
だけ同一方向に変位させてスタンプを偏心軸およびスタ
ンプ取付部材の縦溝を介して姿勢変更する。
これにより、スタンプを片当たりを解消して容易かつ
確実に位置調整することができる。
なお、上記したスタンプ調整では、片当たり調整した
後に用紙に対する位置調整を行ったが、偏心軸の回動量
と支軸の変位量とを適宜選定することにより一度に上記
両調整を行うことができる。
請求項第2項記載の発明では、スタンプの位置調整時
に第2姿勢調整手段を構成する位置変更部材の取付位置
を用紙搬送方向に適宜変更させることにより、ガイド溝
を介して支軸を用紙搬送方向に移動させてシャフトに対
して変位させることができる。
この際、位置変更部材はスタンプ前方のフレームに取
付けられており、当該フレーム部分はスタンプ後方のフ
レーム部分よりも一般的に障害物が少ないので、当該位
置変更部材の取付位置の変更を比較的容易に行うことが
できる。また、位置変更部材のガイド溝が、支軸がスタ
ンプ動作に伴い上下動するのを案内するので円滑にスタ
ンプ動作を行なわせることができる。したがって、簡易
な構成でスタンプの片当たりを解消して容易かつ確実に
位置調整することができ,しかも一段と取扱性を向上さ
せることができる。
[実施例] 本発明の一実施例を図面に基づき説明する。
本実施例に係るスタンプ装置は、証紙発行機に適用さ
れており、スタンプ10,スタンプ取付部材としてのスタ
ンプガイド11,スタンプ駆動手段21,第1姿勢調整手段3
1,円板状フランジ42を含んでなるブレーキ手段41,位置
規制手段51および第2姿勢調整手段61を含み構成されて
いる。
なお、第8図および第9図に示した構成要素と同一の
ものについては同一の符号を付し、その説明を省略もし
くは簡略化する。
ここで、第1姿勢調整手段31は、スタンプ10の姿勢を
調整する手段である。具体的には、姿勢調整手段31は、
スタンプガイド11の縦溝13に嵌挿された偏心軸32を有し
当該偏心軸32を回動させることによりアーム22に対する
スタンプガイド11(したがってスタンプ10)の姿勢調整
を行う構成とされている。
本実施例では、偏心軸32は、操作性を向上するために
スタンプ10後方のフレーム5に円板状フランジ42等を用
いて回動可能に取付けられている。より具体的には、偏
心軸32は、その偏心軸部34に装着された円板状フランジ
42をバネ座金35およびナット36等を用いてフレーム5に
押付けることにより固定されている。ここで、フランジ
42とフレーム5との間には所定大きさの摩擦力が発生す
るため、当該フランジ42等によって偏心軸32はフレーム
5に対して垂直かつ回動可能に固定される。
また、ブレーキ手段41は、偏心軸32がスタンプ10のス
タンプ動作や振動などにより回動されるのを阻止する手
段である。具体的には、ブレーキ手段41は、偏心軸32に
係合してスタンプ動作中にスタンプガイド11側から当該
偏心軸32に加わるガイド反力に抗し該偏心軸32の回動を
阻止するに十分なブレーキ力を加えかつ当該偏心軸32に
ブレーキ力よりも大きな回動外力を加えた場合に該偏心
軸32の回動を許容するように形成されている。より具体
的には、ブレーキ手段41は、外周面に凹凸部43が形成さ
れ偏心軸32の偏心軸部34に固定された円板状フランジ42
と,このフランジ42外周面の凹部43aに噛合可能な爪部4
5を有し一部がフレーム5の軸47に回転支持された回動
規制部材(レバー44)と,このレバー44に爪部45を凹部
43aに噛合させる方向の付勢力を加えるバネ46とから形
成されている。
さらに、位置規制手段51は、ブレーキ手段41のレバー
44の位置規制を行なうことにより偏心軸32が基準位置
(第2図に示す如く偏心軸部34が最上方となる位置)と
は逆の位置(偏心軸部34が最下方となる位置)に位置決
めされるのを阻止する手段である。具体的には、位置規
制手段51は、ブレーキ手段41のレバー44の先端部に設け
られた長穴52と,この長穴52に相対移動可能に嵌装され
かつ基端部がフレーム5に取付けられた軸部材53とから
構成されている。
ここで、長穴52は、第7図に示す如く、軸部材53と協
働してレバー44をその爪部45が円板状フランジ42の半径
rに偏心軸32の偏心量eを加えた長さ以上に当該円板状
フランジ42から離隔しないように位置規制する形態とさ
れている。本実施例においては、位置規制手段51によっ
て,偏心軸32は基準位置より時計回り方向および反時計
回り方向にそれぞれ最大90°+α(α<90°;本実施例
ではα=10°)だけ回動する構成とさている。
さらにまた、位置調整手段61は、支軸23をシャフト25
に対して変位させることによりスタンプ10の用紙Pに対
する位置を調整する手段である。具体的には、位置調整
手段61は、第1図に示す如く、アーム22の先端部に設け
られ支軸23を用紙搬送方向(X方向)に変位可能かつ上
下方向(Z方向)に変位不能に被嵌する長穴62と,支軸
23を上下方向(Z方向)に摺動自在に被嵌するガイド溝
64を有しスタンプ10前方のフレーム4に用紙搬送方向
(X方向)に変位可能に取付けられた位置変更部材63と
から構成されている。より具体的には、位置変更部材63
の側部63aには取付用長穴65,65が設けられており,当該
位置変更部材63は取付用長穴65,65およびボルト66,66等
を介してフレーム4の外側面に取付けられる構成とされ
ている。また、位置変更部材63のガイド溝64は、上下方
向(Z方向)に直線状に形成されている。これにより、
スタンプ動作時に当該ガイド溝64と支軸23との協働によ
りスタンプ10を姿勢を変更することなく用紙Pに押し付
けて記号等を刻印することができる。
なお、第1図において、67a,67bは、位置変更部材63
の取付位置変更用の目印である。また、4aはスタンプ10
取付用の開口部である。
次に作用について説明する。
スタンプ10を片当たりを解消して所定位置に位置決め
するには、まず第1姿勢調整手段31の偏心軸32を回動し
てスタンプガイド11を支軸23を中心として適宜傾斜させ
ることによりスタンプ10の片当たり調整を行う。
以下、その詳細について述べる。
スタンプ10の片当たりを調整するには、偏心軸32の係
合溝37に、ドライバー先端をフレーム4の開口部4aを介
して矢印A方向から挿入し、このドライバーを用いて偏
心軸部34に、ブレーキ手段41のブレーキ力よりも大きな
回転外力を加えて,当該偏心軸部34を第2図に示す基準
位置より例えば第3図および第5図に示す如く反時計回
り方向または時計回り方向に回動させる。この際、偏心
軸32は円板状フランジ42とレバー44の爪部45との協働に
より確実に制動されるので不用意に回動するようなこと
はない。また、偏心軸32の回動操作を、フランジ42とレ
バー44の爪部45との協働によりクリック感をもたせて行
なうことができる。
こうして、偏心軸32の偏心軸部34が反時計回り方向ま
たは時計回り方向に回動されると、偏心軸32の取付軸部
33が反時計回り方向または時計回り方向に各90°+α
(α=10°)の範囲内で回動され、偏心軸部34がフレー
ム5の取付穴6を中心として偏心運動するため、スタン
プガイド11は第3図または第5図に示す縦溝13を介して
支軸23を中心として時計,反時計回り方向に傾斜する。
このように、スタンプ10を、第2図に示す水平位置から
適宜傾斜させることにより片当たりを解消することがで
きる。
この際、偏心軸32は、円板状フランジ42を介して基準
位置と逆の位置に位置することが阻止されるので、当該
偏心軸32をドライバーで回す方向と該偏心軸32の偏心運
動方向を対応させることができる。すなわち、偏心軸32
の偏心軸部34をドライバー等で反時計方向に回すと当該
偏心軸部34は基準位置より下方かつ第3図左側に移動
し,時計方向に回すと当該偏心軸部34は基準位置より下
方かつ第5図右側に移動する。そのため、偏心軸32を容
易かつ迅速に回動操作してスタンプ10の片当たり調整を
行うことができる。
こうして、スタンプ10の片当たり調整がなされたとこ
ろで、第2姿勢調整手段を用いて支軸23をシャフト25に
対して変位させてスタンプ10を偏心軸32およびスタンプ
カイド11の縦溝13を介して適宜姿勢変更させることによ
り位置調整を行う。
具体的には、スタンプ10が所定位置に位置決めされる
ように,偏心軸32を矢印A方向から回動操作してスタン
プ10を片当たり調整位置より適宜傾斜させて,第3図ま
たは第5図に示す如く用紙搬送方向(X方向)に変位さ
せる(変位量X3,X4)。次に、ボルト66,66を緩めること
により位置変更部材63とフレーム4との固定関係を解除
する。その状態で、第4図または第5図に示す如く、位
置変更部材63を長穴65等を介して用紙搬送方向(X方
向)に前記した変位量X3(X4)に応じた量だけ目印67a,
67bを目安として変位させる。この際、位置変更部材63
はスタンプ10の前方のフレーム4に取付けられており、
当該フレーム4部分はスタンプ10後方のフレーム4部分
よりも障害物が少ないので、当該位置変更部材63の取付
位置の変更を比較的容易に行うことができる。
したがって、偏心軸32および位置変更部材63を一方向
(本実施例では矢印A方向)から操作することにより,
印字機構部2の取付位置を変更等することなく容易かつ
確実に片当たり調整および位置調整を行うことができ
る。
なお、上記したスタンプ調整では、片当たり調整した
後に位置調整を行ったが、偏心軸32の回動量と支軸23の
変位量とを適宜選定することにより一度に上記両調整を
行うことができる。
こうして、スタンプ調整(片当たり調整,位置調整)
がなされたところで、スタンプ駆動手段21等を用いてス
タンプ10にスタンプ動作させることにより用紙Pの所定
位置に鮮明に記号等を刻印することができる。この際、
直線状のガイド溝64によって、シャフト25を中心とした
アーム22の円弧運動を,支軸23等を介してスタンプガイ
ド11(スタンプ10)の上下方向(Z方向)の直線運動に
変換することができる。そのため、スタンプ10を姿勢を
変更することなくスタンプ動作させることができ,用紙
P上の所定位置に正確に記号等を刻印することができ
る。なお、第2姿勢調整手段61を、長穴62と姿勢変更部
材63とから構成したが、支軸23をシャフト25に対して変
位させることができれば,どのように構成してもよい。
例えば、第2姿勢調整手段61を、パンタグラフ機構を用
いて形成されたアーム22から形成し,当該機構を作動さ
せることにより支軸23をシャフト25に対して平行移動さ
せるように構成してもよい。
[発明の効果] 請求項第1項記載の発明によれば、スタンプが着脱可
能に装着されかつアームの先端部に支軸を介して回転支
持されたスタンプ取付部材と、アームの基端部に固定さ
れたシャフトを有し当該シャフトを往復回動してスタン
プ取付部材に装着されたスタンプにスタンプ動作をさせ
るスタンプ駆動手段と、スタンプ取付部材の縦溝に嵌装
された偏心軸を有し当該偏心軸を回動させることにより
当該スタンプ取付部材に装着されたスタンプを前記支軸
を中心として傾斜させてアームに対する姿勢を調整する
第1姿勢調整手段と、支軸をシャフトに対して変位させ
ることによりスタンプを偏心軸およびスタンプ取付部材
の縦溝を介して姿勢変更する第2姿勢調整手段と、を備
えた構成としたので、スタンプを片当たりを解消して容
易かつ確実に位置調整することができる。
請求項第2項記載の発明によれば、加えて、位置調整
手段が、アームの先端部に設けられ支軸を用紙搬送方向
に変位可能かつ上下方向に変位不能に被嵌する長穴と,
支軸を上下方向に摺動自在に被嵌するガイド溝を有しス
タンプ前方のフレームに用紙搬送方向に変位可能に取付
けられた位置変更部材とから構成したので、簡易な構成
でスタンプを片当たりを解消して容易かつ確実に位置調
整することができ,しかも取扱性を一段と向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第7図は本発明の一実施例を示す図で、第1図
は全体構成を示す分解斜視図,第2図は要部を示す図,
第3図〜第6図は第1および第2姿勢調整手段を用いて
スタンプの片当たり調整と位置調整とを行う様子を示す
図,第7図は位置規制手段によるレバーの位置規制を説
明するための図である。第8図〜第11図は従来のスタン
プ装置を示す図で、第8図は全体構成を示す分解斜視
図,第9図〜第11図は偏心軸によるスタンプ姿勢調整動
作を説明するための図である。 10……スタンプ、11……スタンプガイド(スタンプ取付
部材)、13……縦溝(スタンプ取付部材の縦溝)、21…
…スタンプ駆動手段、22……アーム、31……第1姿勢調
整手段、32……偏心軸、61……第2姿勢調整手段、62…
…第2姿勢調整手段の長穴、63……第2姿勢調整手段の
位置変更部材。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定方向に搬送される用紙の所定位置に記
    号等を刻印するスタンプ装置において、 スタンプが着脱可能に装着されかつアームの先端部に支
    軸を介して回転支持されたスタンプ取付部材と、 前記アームの基端部に固定されたシャフトを有し当該シ
    ャフトを往復回動して前記スタンプ取付部材に装着され
    たスタンプにスタンプ動作をさせるスタンプ駆動手段
    と、 前記スタンプ取付部材の縦溝に嵌装された偏心軸を有し
    当該偏心軸を回動させることにより当該スタンプ取付部
    材に装着されたスタンプを前記支持軸を中心として傾斜
    させて前記アームに対する姿勢を調整する第1姿勢調整
    手段と、 前記支軸を前記シャフトに対して変位させることにより
    前記スタンプを前記偏心軸および前記スタンプ取付部材
    の縦溝を介して姿勢変更する第2姿勢調整手段と、を備
    えたことを特徴とするスタンプ装置。
  2. 【請求項2】前記第2姿勢調整手段が、前記アームの先
    端部に設けられ前記支軸を用紙搬送方向に変位可能かつ
    上下方向に変位不能に被嵌する長穴と,前記支軸を上下
    方向に摺動自在に被嵌するガイド溝を有し前記スタンプ
    前方のフレームに用紙搬送方向に変位可能に取付けられ
    た位置変更部材とから構成されていることを特徴とする
    請求項第1項記載のスタンプ装置。
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