JPH074001U - 電動工具における切込量調整機構 - Google Patents

電動工具における切込量調整機構

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JPH074001U
JPH074001U JP3499693U JP3499693U JPH074001U JP H074001 U JPH074001 U JP H074001U JP 3499693 U JP3499693 U JP 3499693U JP 3499693 U JP3499693 U JP 3499693U JP H074001 U JPH074001 U JP H074001U
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JP
Japan
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link
main body
base
hole
tightening
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Pending
Application number
JP3499693U
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English (en)
Inventor
克己 大河内
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Makita Corp
Original Assignee
Makita Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】切込量調整時の作業ミスを防ぎ、切込量の微調
整を容易にする。 【構成】溝切り機1の本体2の固定部5はリンク7の長
孔8を貫通する締付ボルトによってリンク7に取着さ
れ、締付ボルトの先端には固定ナット10が螺合されて
おり、回り止めとなる同形状のナット孔に嵌入されてい
る。固定部5内において固定ナット10下面のスプリン
グ孔にはスプリングが設けられている。リンク7におけ
る固定部5と反対側には、締付レバー14がその端部の
透孔を貫通する締付ボルトによって取着されており、更
に締付レバー14の外側には回動板が、締付ボルトの六
角形の頭部に同形状の透孔を嵌合させると共に、固定ネ
ジによって締付レバー14に固着されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は溝切機、丸鋸機等の電動工具において、回転刃の突出量を調整する切 込量調整機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来上記切込量調整機構は、本体の一端をベースへ回動可能に枢着し、他端に 設けた締付部をベースに直立させたリンク等の支柱ガイドの任意位置でネジ止め する構造であり、切込量の調整は、枢着部を支点としてベースに対する本体の角 度を変化させることで本体からベースの下方に突出する回転刃の突出量も変化す るものとなっている。しかしこの場合、突出量変更のためにネジを緩めると、本 体が自重により下方へ落下し、誤って被加工部材を傷つけたりする虞れもある。 又ネジを緩める度にいちいち変動する調整機構では突出量の微調整も簡単に行え ない。そこで実開昭50-113091 号公報には、リンクのネジが螺合される側面を下 広がりなテーパ面に形成し、リンクに沿ってスライドするワッシャーにも前記テ ーパ面と平行なテーパ面を形成して、ネジを緩めてもワッシャのテーパ面はリン クのテーパ面に当接して停止し、切込量の急激な変化を防止可能とした考案が開 示されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記公報の考案は、回転刃突出量を多くしようとすると、即ちリンクにおける ネジ位置を下方へスライドさせようとすると、それだけネジを緩める量を多くす る必要があって手間が掛かる上、例えば下方のネジ止め位置を上方へ移す場合は 隙間分だけ上方でネジ締めする量が多くなり、調整作業は円滑に行われない。更 にテーパ面の摩擦で急激な落下を防止できても、ネジを緩めた分は必ず下方へズ レる構成であるから、上方への微調整等に関してはやはり使い勝手が悪い。
【0004】
【課題を解決するための手段】 そこで本考案は、ネジを緩めた場合でもその位置で本体を維持でき、更に調整 に伴う操作も簡単な切込量調整機構を提供するもので、その構成は、ベースの一 端に、モータ駆動で回転する回転刃を下方に突出させた本体の一方を枢支すると 共に、ベースの他端に、前記本体の他方に設けた固定部を締付ボルトにより締着 可能な支柱ガイドを立設し、更に前記締付ボルトと同軸上に、前記固定部を締付 方向へ付勢するスプリングを設けたことを特徴とするもので、又第2考案として 、本体下部に、その先端が前記支柱ガイド側面に当接し且つ付勢手段により支柱 ガイド側へ付勢される押圧体を設け、更に前記支柱ガイドの押圧体との当接面を 、本体の枢支軸を中心として回転する押圧体先端の移動軌跡と略一致する円弧状 に形成したことを特徴とする構成である。
【0005】
【作用】
切込量調整時に締付ボルトを緩めても、スプリングは常に固定部を締付方向、 即ち支柱ガイド側へ付勢するから、その付勢力により固定部と支柱ガイドとは位 置ずれせず当該位置を維持できる。又第2考案によれば、本体に設けた押圧体が 支柱ガイド側面に常に当接し付勢されるから、その付勢力により締付ボルトを緩 めても本体と支柱ガイドとの位置は変化しない。
【0006】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面に基いて説明する。 実施例1 図1において1は溝切り機で、本体2の一端はピン3によってベース4に軸支 されており、他端には固定部5が突設されている。本体2の下部には回転刃6が 突出しており、該回転刃6はベース4に設けたスリットを通してベース4の下部 に露出するものとなる。又ベース4端部における前記本体2の固定部5の裏側( モータ側)にはリンク7が立設されており、該リンク7には、前記ピン3を支軸 として回動する固定部5中心の移動軌跡と一致する円弧状の長孔8が設けられる と共に、リンク7の右側面には目盛りが刻設され、固定部5に取着した指示針5 aの位置により切込量の設定ができるようになっている。 図2(A)は固定部5とリンク7の詳細を示す断面図で、締付状態を現わす。 固定部5はリンク7の長孔8を貫通する締付ボルト9によってリンク7に取着さ れるが、該締付ボルト9の先端には固定ナット10が螺合されており、更に固定 ナット10は同形状のナット孔11に嵌入されているため、締付ボルト9を締め つけても固定ナット10は回転せず固定部5がリンク7側へ押圧され、固定部5 はリンク7と緊締される。又固定部5内において前記固定ナット10下面のスプ リング孔12にはスプリング13が設けられている。一方リンク7における固定 部5と反対側には締付レバー14が、その端部の透孔14aを貫通する前記締付 ボルト9によって取着されており、更に締付レバー14の外側(図において右側 )には回動板15が、締付ボルト9の六角形の頭部9aに同形状の透孔15aを 嵌合させると共に、固定ネジ16によって締付レバー14に固着されている。尚 17、18はワッシャーである。 以上の如く構成された切込量調整機構は、図2(A)の状態から締付レバー1 4を左回りに回転させると、締付レバー14と一体に回動板15も回転し、透孔 15aに嵌合する締付ボルト9の頭部9aを回転させる。すると固定部5におい て固定ナット10は回転せず締付ボルト9のみが緩められるから、図2(B)の 如く固定部5とリンク7との締付は解除される。しかしこのときスプリング13 は固定部5内にあって常に固定ナット10と締付ボルト9を固定部方向(図にお ける左側)へ付勢するから、その付勢力によりリンク7に対する固定部5の位置 は変化せず、本体2も自重で落下する虞れはない。勿論上記スプリング13の付 勢力は大きくないため、手で操作することによりリンク7の任意位置へ固定部5 を移動させることができる。そして切込量の調整後締付レバー14を右回りに回 転させると、前記と逆の作用で締付ボルト9は固定部5とリンク7を締付け、当 該位置で本体2を固定することができる。本実施例によれば締付レバー14によ る締付と締付解除を採用しているが、スプリング13は、その付勢により図2( B)のように締付レバーを4分の1回転させた位置で維持させるから、締付解除 時の締付レバーの不要な回転を防止する回り止めになっている。
【0007】 実施例2 実施例2は上記実施例1におけるスプリングの位置をリンクと締付レバー間へ 設計変更したもので、図3(A)は締付状態を示す。同一符号は上記実施例と同 部品を現わすため説明は省略する。固定部20は締付ボルト21が螺合するネジ 孔20aを有しており、締付ボルト21によってリンク7と固定部20とが締付 或は締付解除されるが、締付レバー14を左へ回転させて締付を解除した時、締 付ボルト21が貫通する中間体22の有底孔23に設けられたスプリング24が 、図3(B)の如く締付レバー14と締付ボルト21を外側(右方向)へ付勢す るから、固定部20が常にリンク7側へ引っ張られる格好となって両者の当接は 保たれ、固定部20の位置は変化しない。本実施例によれば、上記実施例1に比 べて部品数は少なく、固定部に加える加工も簡単で済む。
【0008】 実施例3 上記実施例1、2は本体の固定部をネジ止めする位置にスプリングを設けた構 成であるが、以下に本体側にリンクへの付勢機構を設けた実施例について説明す る。 図4は本体2を裏側(モータ側)から見た説明図で、本体2下部には付勢機構 30が設けられている。付勢機構30は図5にも示す通り、断面逆L字状の側壁 31、31がその折曲片31a、31a同士を向かい合わせて本体2に垂直に立 設され、リンク側の端部には中央に透孔32aを設けた蓋体32が、反対側端部 には底体33が設けられ、側壁31、31、蓋体32、底体33によって内部に スライド部34を形成している。スライド部34には突起36を有した押圧体3 5がスプリング37によりリンク7側へ付勢されて設けられ、押圧体35の突起 36は前記蓋体32の透孔32aを貫通し付勢状態でリンク7の側面7aに当接 している。側面7aは実施例1で説明した円弧状の長孔8と略同様に彎曲面を形 成しているが、この彎曲面はリンク7の上方へ行くほど付勢機構30との距離が 広がる様に、即ちスプリング37による押圧体35の付勢力が弱くなる様に形成 されている。尚固定部38とリンク7との締付は固定部38に設けたネジ孔にリ ンクの長孔8を通して螺合する蝶ネジ39による。 以上の如く構成された突出量調整機構において、押圧体35の突起36はリン ク7の側面7aをスプリング37によって常に押圧するものとなる。よって切込 量調整時に蝶ネジ39を緩めても前記押圧体35のリンク7への付勢力により、 図4の如く本体2は当該位置を維持し、位置ずれや落下を防止できる。又本実施 例では、リンクの側面7aと押圧体35の関係において押圧体35が上方へ行く ほど付勢力が弱くなる様に設定されているから、本体2の傾きを小さくした場合 の固定力はより高くなる。 尚付勢機構30を構成する側壁、押圧体等の形状は上記実施例に限定するもの ではなく、側壁、蓋体、底体を一体化したシリンダ形状とする等任意に設計変更 可能である。又付勢機構の本体への取付位置も、押圧するリンクとの関係に合わ せて本体の表面側、例えばブレードケースの内部等に設けるものとしても差し支 えない。
【0009】
【考案の効果】
以上本考案によれば、締付ボルトを緩めても本体は落下せず、当該位置で維持 されるから、落下した回転刃により被加工品を傷つけたり、加工深さを誤ったり する虞れはなくなると共に微調整等の作業もスムーズに行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】溝切り機の正面図である。
【図2】(A)切込量調整機構の実施例1を示す説明図
である。 (B)切込量調整機構の実施例1を示す説明図である。
【図3】(A)切込量調整機構の実施例2を示す説明図
である。 (B)切込量調整機構の実施例2を示す説明図である。
【図4】切込量調整機構の実施例3を示す説明図であ
る。
【図5】実施例3の付勢機構の詳細を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1・・溝切り機、2・・本体、3・・ピン、4・・ベー
ス、5・・固定部、6・・回転刃、7・・リンク、8・
・長孔、9・・締付ボルト、10・・固定ナット、11
・・ナット孔、12・・スプリング孔、13・・スプリ
ング、14・・締付レバー、15・・回動板、16・・
固定ネジ、17、18・・ワッシャー、20・・固定
部、22・・中間体、23・・有底孔、30・・付勢機
構、31・・側壁、32・・蓋体、33・・底体、34
・・スライド部、35・・押圧体、36・・突起、39
・・蝶ネジ。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースの一端に、モータ駆動で回転する
    回転刃を下方に突出させた本体の一方を枢支すると共
    に、ベースの他端に、前記本体の他方に設けた固定部を
    締付ボルトにより締着可能な支柱ガイドを立設し、更に
    前記締付ボルトと同軸上に、前記固定部を締付方向へ付
    勢するスプリングを設けたことを特徴とする電動工具に
    おける切込量調整機構。
  2. 【請求項2】 ベースの一端に、モータ駆動で回転する
    回転刃を下方に突出させた本体の一方を枢支すると共
    に、ベースの他端に、前記本体の他方に設けた固定部を
    締付ボルトにより締着可能な支柱ガイドを立設し、前記
    本体下部に、その先端が前記支柱ガイド側面に当接し且
    つ付勢手段により支柱ガイド側へ付勢される押圧体を設
    け、更に前記支柱ガイドの押圧体との当接面を、本体の
    枢支軸を中心として回転する押圧体先端の移動軌跡と略
    一致する円弧状に形成したことを特徴とする電動工具に
    おける切込量調整機構。
JP3499693U 1993-06-28 1993-06-28 電動工具における切込量調整機構 Pending JPH074001U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0418948A (ja) * 1990-02-05 1992-01-23 Shizuoka Kafuein Kogyosho:Kk バスケット形の遠心濾過機の濾布袋
JP2007523766A (ja) * 2004-01-16 2007-08-23 ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング 自在係止レバー
JP2014148033A (ja) * 2013-02-04 2014-08-21 Makita Corp 手持ち式切断機

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JP2007523766A (ja) * 2004-01-16 2007-08-23 ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング 自在係止レバー
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