JP2554582B2 - 単布製品の搬送装置 - Google Patents

単布製品の搬送装置

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JP2554582B2
JP2554582B2 JP4249864A JP24986492A JP2554582B2 JP 2554582 B2 JP2554582 B2 JP 2554582B2 JP 4249864 A JP4249864 A JP 4249864A JP 24986492 A JP24986492 A JP 24986492A JP 2554582 B2 JP2554582 B2 JP 2554582B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、縫製装置によって縫製
されたタオル、スカーフあるいは布製品のためのパーツ
等の布製品(以下単に単布製品という)を、テーブルリ
フター上に一定量積み重ねる場合に使用される搬送装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】タオルやカバー、スカーフあるいは布製
品のパーツ等の単布製品は、一枚の布の周囲に縁取り等
を縫製するものであり、その中央部に比較すれば周囲が
厚くなっているものである。このため、単布製品をテー
ブル等に積み重ねてから所定量毎に束ねようとした場合
に、図13に示すように、数が多くなれば積み重ねられ
た単布製品の周囲は中央部より高くなって、大量に積み
重ねることは困難となるものである。
【0003】また、この種の単布製品は、非常に長尺な
原反から大量にかつ高速で縫製装置によって形成される
ものであり、製品となった単布製品は、自動的にしかも
一定の数量毎に、縫製装置の加工作業に合わせて積み重
ねるようにしなければならないものである。そうしない
と、縫製装置だけの改良を行ってその縫製作業のさらな
る高速化を図ったとしても、その受入体勢が整わないか
らである。
【0004】このため、従来は、図14に示すように、
縫製装置のクランプの下側に水平な支持棒を渡してお
き、この支持棒上に単布製品を落として積み重ねるよう
にすることも行われていた。しかしながら、この図14
に示したような方法を採用しても、高速でかつ大量に出
来上がってくる単布製品を、一定数量毎の梱包等の後処
理が容易に行えるように積み重ねることは困難であっ
た。各単布製品は、支持棒を中心に曲がった状態となる
からであり、自然落下を利用しているため、十分な高速
化ができないからである。
【0005】そこで、本発明者等は、高速で完成されて
くる単布製品を、効率良くかつ安定した状態で積み重ね
ていくようにするにはどうしたらよいかについて種々検
討を重ねてきた結果、縫製装置から送り出されてきた単
布製品の一端をつかんで、これをそのまま水平に移行さ
せてテーブルリフター上に並べることがよい結果を生む
ことに気付いたのである。そして、軟質な単布製品のへ
り部を高速でつかむには、そのへり部の挟着部材間に対
する送りを強制的に行うことがよい結果を生むことを新
規に知見して、本発明を完成したのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な実状に鑑みてなされたもので、その解決しようとする
課題は、単布製品受入れの高速化及び挟持の安定化であ
る。
【0007】そして、本発明の目的とするところは、縫
製装置から送り出されてきた単布製品を安定した状態で
挟持することができて、テーブルリフター側への搬送を
確実にかつ高速で行うことができる搬送装置を簡単な構
成によって提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本発明の採った手段は、実施例を示す図1〜図1
2を参照し、かつこれらの図中に使用した符号を付して
説明すると、「タオル等の単布製品Wのための縫製装置
と単布製品Wを積み重ねるためのテーブルリフター11
との間に付設されて、縫製装置から送り出されてきた各
単布製品Wを、その先端を挟持したままテーブルリフタ
ー11上に搬送するようにした搬送装置200であっ
て、縫製装置の製品出口側に配置されて間欠的に上下動
する押圧部材60と、この押圧部材60の下方からテー
ブルリフター11の前部にまで前後動するとともに挟着
段部41を有する支持板40と、この支持板40上に送
り出された単布製品Wの前端部に圧縮空気を吹き付け
べく押圧部材60側に設けられた噴射ノズル61と、支
持板40と一緒に移動し挟着段部41に向けて前後動す
る挟持板50とを備えたものとして構成され、 挟着段部
41を前方へ下傾斜したものとすることにより、この上
に落ちてきた単布製品Wの前端部を受け止め易いように
し、かつ、挟持板50の先端部を略水平のものとするこ
とにより、挟着段部41とこれに向けて前進した当該挟
持板50の先端部との共働によって単布製品Wの前端部
を挟持させ、この状態で支持板40と挟持板50とを共
にテーブルリフター11上に水平に搬送するようにした
とを特徴とする搬送装置200」である。
【0009】つまり、本発明に係る搬送装置200は、
縫製装置にて完成されたタオル等の単布製品Wを、テー
ブルリフター11上の移動テーブル20に高速かつ大量
に積み重ねていくのに際して、単布製品Wの端を支持板
40と挟持板50とによって挟持し、このように挟持し
た単布製品Wを支持板40や挟持板50とともに移動部
材31によって移動テーブル20上の所定位置まで移動
させるようにしたものである。そして、単布製品Wが所
定枚数積み重ねられた移動テーブル20を往復装置22
により僅かに移動させて、例えば図11に示すように、
多数の単布製品Wを所定量毎交互に積み重ねていく前段
階において使用されるものなのである。
【0010】さらに、本発明に係る搬送装置200で
は、挟着段部41を前方へ下傾斜したものとすることに
より、この上に落ちてきた単布製品Wの前端部を受け止
め易いようにし、かつ、挟持板50の先端部を略水平の
ものとすることにより、挟着段部41とこれに向けて前
進した当該挟持板50の先端部との共働によって単布製
品Wの前端部を挟持させ、この状態で支持板40と挟持
板50とを共にテーブルリフター11上に水平に搬送す
るようにしたものである。これにより、この搬送装置2
00では、単布製品Wの搬送とそ前端部の挟持とを短時
間内に行えるようにしたものであり、単布製品Wの高速
受入体勢を整えて、縫製装置の改良や縫製作業のさらな
る高速化を図り得るようにしたものである。
【0011】また、請求項2に係る発明においては、上
記請求項1に係る搬送装置200について、その挟持板
50の先端部分に、噴射ノズルに対向する切り欠き52
を形成したことにその構成上の特徴がある。これによ
り、この請求項2に係る搬送装置200においては、噴
射ノズル61から噴射された圧縮空気を各切り欠き52
を通して支持板40あるいはその挟着段部41上に流れ
込ませ、支持板40上に送り出された単布製品Wのへり
部Waに対して、噴射ノズル61からの圧縮空気を確実
に吹き付け、単布製品Wのへり部Waが折り重なること
なく、単布製品Wを確実に支持板40の挟着段部41上
に配置することになるものである。
【0012】
【発明の作用】以上のように構成した本発明に係る搬送
装置200の作用を、単布製品Wの動きを中心にして、
図9を参照して説明する。
【0013】まず、この搬送装置200を有する積み重
ね装置100が付設される図示しない縫製装置において
は、長い原反を所定寸法に裁断しながら、その周囲に縫
製等を施すことにより、図13等において示したように
ヘリ部Waを有した単布製品Wとするのである。このよ
うにして完成された単布製品Wは、図9の(1)にて示
すように、図示しない縫製装置のクランプ装置300に
よってその両端が保持されながら、当該搬送装置200
に向けて搬送されるのである。この場合、単布製品Wの
一端、つまりへり部Waが基枠10の一端側に移動して
きた支持板40上に位置するように配置される。
【0014】次に、図9の(2)に示すように、単布製
品Wのクランプ装置300によるクランプが解除される
とともに押圧部材60が駆動装置63の作動により下降
してきて、単布製品Wの端部が搬送装置200を構成し
ている支持板40上に押圧部材60によって押えられる
ことになる。この時、単布製品Wのヘリ部Wa等の端縁
は、支持板40上に完全に位置していないと、後述する
ように、このヘリ部Wa等の支持板40と挟持板50と
による挟持が良好に行えないことがあるから、この単布
製品Wのヘリ部Wa等を完全に支持板40上に位置させ
なければならない。そのために、本発明においては、押
圧部材60の内側に空気を噴射するための噴射ノズル6
1が挟持板50に向けて配置してあり、当該押圧部材6
0が降下すると同時にあるいは降下しながら、図9の
(3)に示すように、噴射ノズル61から単布製品Wの
端縁に向けて空気を噴射するのである。これにより、単
布製品Wの端縁は、図9の(3)及び(4)に示すよう
に、支持板40上に確実に配置されることになるのであ
る。
【0015】このような押圧部材60の噴射ノズル61
からの噴射が済めば、図9の(4)に示したように、支
持板40上の単布製品Wの端縁に向けて挟持板50が駆
動装置51によって移動して、この挟持板50と支持板
40とによって単布製品Wの一方の端縁をしっかりと挟
持するのである。この場合、支持板40においては、図
1、図6及び図9に示したように、これに向けて前進し
てきた挟持板50の先端が単布製品Wのへり部Waを下
側に位置させた状態で当接(挟持)し得るように挟着段
部41が形成してあるから、へり部Waの挟持はこの挟
着段部41とこれに向けて前進してきた挟持板50の先
端とによって確実に挟持されるのである。その後は、役
目を果した押圧部材60が、図9の(5)に示すよう
に、元位置まで上昇していくのである。
【0016】特に、図5〜図8に示した請求項2に係る
発明についての実施例においては、図8に示したよう
に、挟持板50の先端部分には押圧部材60側の噴射ノ
ズル61の各噴射口(図示しない)に対向する切り欠き
52が形成してあるため、噴射ノズル61から噴射され
た圧縮空気は各切り欠き52を通して支持板40あるい
はその挟着段部41上に流れ込む。従って、支持板40
上に送り出された単布製品Wのへり部Waに対しては、
噴射ノズル61から圧縮空気が確実に吹き付けられるこ
とになり、単布製品Wは、そのへり部Waが折り重なる
ことなく確実に支持板40の挟着段部41上に配置され
るのである。このことは、単布製品Wの搬送を高速で行
なう場合非常に重要なものであり、単布製品Wの挟持を
確実にする上でも大事なことである。なお、噴射ノズル
61の噴射口を非常に多くすることができれば、このよ
うな切り欠き52を挟持板50の先端に設ける必要は必
ずしもない。
【0017】以上のように、単布製品Wの一端縁を挟持
したままの支持板40及び挟持板50は、図10の
(1)に示すように、支持板40の移動とともに図示左
方に移動して、当該単布製品Wを、テーブルリフター1
1上に配置した移動テーブル20上の所定場所に搬送さ
せるのである。そして、支持板40の移動端において、
単布製品Wの支持板40と挟持板50による挟持が解れ
るから、単布製品Wは移動テーブル20上に載置される
のである。
【0018】なお、実施例に係る積み重ね装置100に
おいては、移動テーブル20上の単布製品Wの上端を検
出する検出手段を設けてあって、この検出手段からの信
号によって移動テーブル20上の最上段に位置する単布
製品Wの位置が基枠10に対して略一定に保たれるもの
である。これにより、単布製品Wは常に同様な状態で移
動テーブル20上に積み重ねられるのである。
【0019】以上の作動を順次繰り返すことにより、複
数(例えば1ダース)の単布製品Wが積み重ねられる
と、今度は往復装置22によって移動テーブル20が僅
かに右または左に移動される。この移動テーブル20の
移動量は、積み重ねられている単布製品Wのヘリ部Wa
を避けながら次の単布製品Wを順次積み重ね得るように
する程度のものであり、タオルを例にとってみると、数
cm〜10cm程度の距離である。換言すれば、多数の
単布製品Wを移動テーブル20上の同じ場所にそのまま
積み重ねていけば、図13に示したような状態となっ
て、その後の単布製品Wの梱包等に支障を来すことにな
るのであるが、単布製品Wをある一定量積み重ねてから
移動テーブル20を左右に移動させれば、多数の単布製
品Wは図11に示すように言わば交互に積み重ねられる
ことになって、ヘリ部Waにおいて厚くなった各単布製
品Wが安定した状態で積み重ねられることになるのであ
る。
【0020】なお、以下に示す実施例の積み重ね装置1
00においては、次に示すような作用をも有している。
つまり、この積み重ね装置100においては、図1及び
図10に示したように、移動テーブル20の図示右方側
部分(単布製品Wの挟持板50と支持板40とによって
挟持されない方の側)に固定板71を備えた固定装置7
0が配置してあって、固定板71が次々と送られてくる
単布製品Wの端部を図12に示すように押さえたため、
各単布製品Wの上側のWによる「めくり」が防止され
る。
【0021】この間の作用を、図12を参照して更に詳
しく説明する。まず、一番最初の単布製品Wが移動テー
ブル20上の所定位置に配置されると、それまで後退し
ていた固定板71が支持軸72を中心に回動されて、図
12の(1)に示すように、単布製品Wの端部(図12
においては図示右端部)を押圧するのである。そして、
二番目に搬送されてきた単布製品Wは、図12の(1)
に示したように、その端部が一番目の単布製品Wを押さ
えている固定板71上を滑り落ちるのであり、この二番
目の単布製品Wの積み重ね作業によっては一番目の単布
製品Wの右端部に「めくり」が発生することはないので
ある。そして、図12の(2)に示すように、各単布製
品Wの端部が略一致すれば、固定板71が単布製品Wの
右端を跳ねながら支持軸72を中心に図示時計方向に回
動して、二番目の単布製品Wの端部を一番目の単布製品
Wの端部に直接載置し得るようにするのである。その直
後に、固定板71が再び単布製品W側へ回動することに
よって、二枚分の単布製品Wの端部を移動テーブル20
上に固定するのである。以上の固定装置70の作動は、
各単布製品Wが搬送されてくる毎行われるのである。
【0022】また、実施例に係る積み重ね装置100に
おいては、図1にも示したように、移動部材31の移動
端直前に位置する基枠10の一部にリミットスイッチ2
3が設けてあって、このリミットスイッチ23からの信
号に応じて前述した固定装置70の作動が制御されると
ともに、支持板40と挟持板50とによる単布製品Wの
挟持の解除と移動テーブル20の移動のスピードダウン
が制御されるのである。すなわち、支持板40によって
このリミットスイッチ23が作動されると、このリミッ
トスイッチ23からの電気的信号によって支持板40自
体の移動速度の緩和が図られるとともに、挟持板50の
駆動装置51が反挟持方向に作動して単布製品Wの挟持
を解除するのである。これにより、単布製品Wにおける
移動テーブル20上の所定位置までの引きずりが完了す
る直前において、この単布製品Wの挟持が解れ、これに
より各単布製品Wは移動テーブル20上の所定位置に安
全した状態で積み重ねられるのである。
【0023】
【実施例】次に、本発明を、図面に示した実施例につい
て詳細に説明すると、図1〜図3には、本発明に係る搬
送装置200を備えた積み重ね装置100が示してあ
る。
【0024】図1はこの積み重ね装置100の正面図を
示すものであるが、この積み重ね装置100は、図示し
ない縫製装置の搬出側、つまり完成された単布製品Wを
受け取る側に配置される基枠10と、この基枠10に設
けたテーブルリフター11上に配置される移動テーブル
20を備えていて、移動テーブル20はコロ車21を介
してテーブルリフター11上に図示左右方向に移動自在
としてある。つまり、テーブルリフター11と移動テー
ブル20間には、流体圧シリンダー等の往復装置22が
組み付けてあって、この往復装置22の作動によって移
動テーブル20はテーブルリフター11上を往復動され
るものである。なお、基枠10の図示左方部分には、移
動テーブル20がその移動端点の直前に位置したことを
検知するリミットスイッチ23が設けてあり、このリミ
ットスイッチ23は後述する移動装置30を構成する移
動部材31によって作動されるものである。
【0025】移動装置30は、基枠10の一側上部に移
動テーブル20と平行に取り付けたもので、本実施例に
おいては、流体圧の流れによって基枠10に対して移動
する移動部材31を有したものを採用したものである。
そして、この移動部材31には、図9において示した作
動を挟持板50とともに行う支持板40が、図1に示し
たように、一対的に取付けてあって、この支持板40と
移動部材31との間に配置した挟持板50を支持板40
側に設けた駆動装置51によって支持板40に対して前
後動させるように構成してある。
【0026】これらの支持板40及び挟持板50は後述
する押圧部材60とともに搬送装置200を構成するも
のであり、これらの支持板40及び挟持板50は、基枠
10側に設けた押圧部材60とは違って、移動部材31
とともに、図1の図示左右の往復動されるものである。
つまり、図1〜図3に示した搬送装置200において
も、また図5〜図8に示した搬送装置200において
も、挾んだ単布製品Wをテーブルリフター11上に搬送
するために、単布製品Wを受ける支持板40と単布製品
Wを押さえる挟持板50とは、移動装置30の移動部材
31によって移動されるものとなっているのである。そ
して、これらの支持板40及び挟持板50の始動端側、
つまり図1における右動端側には、単布製品Wの端部を
支持板40上に押圧支持する押圧部材60が配置してあ
る。
【0027】押圧部材60は、図1〜図3に示した実施
例の搬送装置200においては図4に示すような外観を
有しているもので、また図5〜図8に示した搬送装置2
00においては図5及び図6に示したような外観を有し
ているものであって、その一辺を移動テーブル20と平
行にして配置したものである。そして、この押圧部材6
0は、図9にも示したように、支持板40側に向けて空
気を噴射する噴射ノズル61を有しており、図1に示し
たように、支持板62及びこれを上下動させる駆動装置
63を介して基枠10に連結したものである。
【0028】特に、図5〜図8に示した搬送装置200
においては、これを構成している挟持板50の噴射ノズ
ル61側に、図8に示したように、押圧部材60の各噴
射ノズル61に向けて切り欠けた切り欠き52が多数形
成してある。これら各切り欠き52は、噴射ノズル61
から噴射された圧縮空気を支持板40あるいはその挟着
段部41上に流れ込ませるものであり、支持板40上に
ある単布製品Wに圧縮空気を確実に吹き付けるためのも
のである。従って、これら切り欠き52は、押圧部材6
0側の各噴射ノズル61に対向した状態で形成してある
ものである。
【0029】なお、図1〜図3に示した本実施例に係る
積み重ね装置100においては、図1、図10及び図1
1に示すように、移動テーブル20上に搬送された単布
製品Wの他端(支持板40と挟持板50とによって挟持
される端部と反対の端部)を押圧して移動テーブル20
上に固定するための固定装置70が設けてある。この固
定装置70は、図11にも示すように、主として単布製
品Wの端部を僅かに押圧する固定板71と、この固定板
71を回動させるべく移動テーブル20と平行に基枠1
0に組付けた支持軸72と、この支持軸72を回転駆動
させる駆動装置73とを備えている。そして、この駆動
装置73は移動テーブル20の動きに合わせて作動する
ようにしてある。
【0030】つまり、この固定装置70は、移動テーブ
ル20上に置かれた単布製品Wの端部を、移動テーブル
20側に回転させた固定板71によって移動テーブル2
0上に押圧固定するものであり、この固定板71上に位
置した他の単布製品Wの端部を僅かに跳ね上げてから、
当該単布製品Wの端部とともに再度両単布製品Wを移動
テーブル20上に押圧固定するものである。
【0031】なお、本実施例においては、図示しない検
出手段(光学的検出手段が多い)によって移動テーブル
20上に積み重ねられた単布製品Wの高さを測定してお
り、この検出手段からの信号に応じて移動テーブル20
の高さ調整、従って移動テーブル20の高さ調整を行う
ようにしてある。換言すれば、この積み重ね装置100
においては、移動テーブル20上に積み重ねられた単布
製品Wの高さに応じてこの移動テーブル20の位置が下
がるものであり、これにより支持板40と挟持板50と
によって挟持された単布製品Wの搬送位置は常に略一定
に保持されるのである。
【0032】また、各実施例における積み重ね装置10
0及びこれを構成している搬送装置200においては、
殆んどの作動は流体圧を利用することにより行うように
したものであり、例えば前述したテーブルリフター11
のための駆動装置、往復装置22,移動部材31,駆動
装置51,駆動装置63,駆動装置73等の駆動は一つ
の圧力流体供給源からの流体圧によって行われるもので
ある。勿論、これらの往復装置22等の機器の作動時期
やシークエンスは、図示しない制御装置によって集中制
御するようにしているものである。
【0033】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1に係る発
においては、上記実施例にて例示した如く、「タオル等
の単布製品Wのための縫製装置と単布製品Wを積み重ね
るためのテーブルリフター11との間に付設されて、縫
製装置から送り出されてきた各単布製品Wを、その先端
を挟持したままテーブルリフター11上に搬送するよう
にした搬送装置200であって、縫製装置の製品出口側
に配置されて間欠的に上下動する押圧部材60と、この
押圧部材60の下方からテーブルリフター11の前部に
まで前後動するとともに挟着段部41を有する支持板4
と、この支持板40上に送り出された単布製品Wの前
端部に圧縮空気を吹き付けるべく押圧部材60側に設け
られた噴射ノズル61と、支持板40と一緒に移動し挟
着段部41に向けて前後動する挟持板50とを備えたも
のとして構成され、 挟着段部41を前方へ下傾斜したも
のとすることにより、この上に落ちてきた単布製品Wの
前端部を受け止め易いようにし、かつ、挟持板50の先
端部を略水平のものとすることにより、挟着段部41と
これに向けて前進した当該挟持板50の先端部との共働
によって単布製品Wの前端部を挟持させ、この状態で支
持板40と挟持板50とを共にテーブルリフター11上
に水平に搬送するようにしたこと」にその構成上の特徴
があり、これにより縫製装置から送り出されてきた単布
製品を安定した状態で挟持することができて、テーブル
リフター側への搬送を確実にかつ高速で行うことができ
る搬送装置を簡単な構成によって提供することができる
のである。
【0034】特に、この請求項1に係る搬送装置200
によれば、挟着段部41を前方へ下傾斜したものとする
ことにより、この上に落ちてきた単布製品Wの前端部を
受け止め易いようにし、かつ、挟持板50の先端部を略
水平のものとすることにより、挟着段部41とこれに向
けて前進した当該挟持板50の先端部との共働によって
単布製品Wの前端部を挟持させ、この状態で支持板40
と挟持板50とを共にテーブルリフター11上に水平に
搬送するようにしたから、各単布製品Wがその周縁に他
の部分よりも厚くなったヘリ部Waを有したものである
場合に、この単布製品Wの一枚毎の挟持を確実に行うこ
とができるものであり、しかも挟持したまま単布製品W
をテーブルリフター11上に向けて搬送することができ
るから、完成された各単布製品Wの所定位置への高速搬
送を確実に行うことができるのである。
【0035】そして、この請求項1に係る搬送装置20
は、単布製品Wを一定量ずつ交互に積み重ねていくた
めの高速搬送を行なうことができるのであるから、多数
の単布製品Wを安定した状態で積み重ねることができ
て、次の一定量毎の単布製品Wの取り扱いを容易にする
ことができるのである。
【0036】従って、この請求項1に係る搬送装置20
は、これを積み重ね装置100に対して配置すること
によって、単布製品Wのための縫製装置それ自体のスピ
ードをより一層高めることができるのであり、全体とし
てタオル等の単布製品Wの製造に大きく貢献することが
できるのである。なお、実施例に示した積み重ね装置1
00におけるように、単布製品Wの挟持される側とは反
対側の端部を固定装置70の固定板71によって移動テ
ーブル20上に押圧固定するようにすれば、単布製品W
の積み重ね作業をより一層確実に行うことができ、作業
速度をさらにアップすることができる。
【0037】また、請求項2に係る発明においては、上
記請求項1に係る搬送装置200について、その挟持板
50の先端部分に、噴射ノズルに対向する切り欠き52
を形成したことにその構成上の特徴がある。これによ
り、この請求項2に係る搬送装置200においては、上
記請求項1に係る搬送装置200と同様な効果が得られ
ることは当然として、支持板40上に送り出された単布
製品Wのへり部Waに対して、噴射ノズル61からの圧
縮空気を十分吹き付けることができ、単布製品Wを確実
にかつ短時間内に支持板40の挟着段部41上に配置す
ることができるのであり、作業速度をより一層アップす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一実施例に係る搬送装置を備えた
積み重ね装置の正面図である。
【図2】 同積み重ね装置の平面図である。
【図3】 同積み重ね装置の側面図である。
【図4】 同搬送装置を構成している押圧部材の全体を
概略的に示す斜視図である。
【図5】 本発明の第2実施例に係る搬送装置を備えた
積み重ね装置の正面図である。
【図6】 同搬送装置の要部を示す拡大断面図である。
【図7】 同搬送装置の押圧部材を示す拡大側面図であ
る。
【図8】 同搬送装置の支持板及び挟持板を示す拡大平
面図である。
【図9】 同積み重ね装置を構成している支持板、挟持
板及び押圧部材の作動を順を追って示した概略正面図で
ある。
【図10】 単布装置を挟持した支持板と挟持板との動
きを移動テーブルに対しての関係で順に示した概略正面
図である。
【図11】 本発明の積み重ね装置における移動テーブ
ル上に一定量の単布装置を交互に積み重ねた状態を概略
に示した正面図である。
【図12】 本発明に係る積み重ね装置の実施例におい
て採用している固定装置の作動を順を追って示した部分
正面図である。
【図13】 ヘリ部を有する単布装置を単なる平板上に
積み重ねた場合の状態を示した正面図である。
【図14】 ヘリ部を有した単布装置の従来の積み重ね
方法を示した概略正面図である。
【符号の説明】
100 積み重ね装置 200 搬送装置 10 基枠 11 テーブルリフター 20 移動テーブル 22 往復装置 30 移動部材 31 支持板 40 支持板 41 挟着段部 50 挟持板 51 駆動装置 52 切り欠き 60 押圧部材 61 噴射ノズル 70 固定装置 71 固定板 W 単布装置 Wa ヘリ部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タオル等の単布製品のための縫製装置と
    前記単布製品を積み重ねるためのテーブルリフターとの
    間に付設されて、前記縫製装置から送り出されてきた前
    記各単布製品を、その先端を挟持したまま前記テーブル
    リフター上に搬送するようにした搬送装置であって、 前記縫製装置の製品出口側に配置されて間欠的に上下動
    する押圧部材と、この押圧部材の下方から前記テーブル
    リフターの前部にまで前後動するとともに挟着段部を有
    する支持板と、この支持板上に送り出された前記単布製
    品の前端部に圧縮空気を吹き付けるべく前記押圧部材側
    に設けられた噴射ノズルと、前記支持板と一緒に移動し
    着段部に向けて前後動する挟持板とを備えたものとし
    て構成され、 前記挟着段部を前方へ下傾斜したものとすることによ
    り、この上に落ちてきた前記単布製品の前端部を受け止
    め易いようにし、かつ、前記挟持板の先端部を略水平の
    ものとすることにより、前記挟着段部とこれに向けて前
    進した当該挟持板の先端部との共働によって前記単布製
    品の前端部を挟持させ、この状態で前記支持板と挟持板
    とを共に前記テーブルリフター上に水平に搬送するよう
    にしたこ とを特徴とする搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記挟持板の先端部分に、前記噴射ノズ
    ルに対向する切り欠きを形成したことを特徴とする請求
    項1に記載の搬送装置。
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