JP2554368B2 - 自動取引システム並びに該システムに用いる取引カード - Google Patents

自動取引システム並びに該システムに用いる取引カード

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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、銀行等の金融機関において、「支払」や
「振込」などの取引に利用される自動取引システム並び
に該システムに用いる取引カードに関するものである。
[従来の技術] 前記自動取引システムは、銀行等の金融機関における
自動取引コーナー等の端末装置である自動取引装置を設
置しておき、顧客自身が該装置を操作することによっ
て、一定の取引を遂行し得るようにしたものである。通
常、前記自動取引装置には、入力キーの操作によって一
定の取引情報を作成するキー処理系と、該装置内の所定
の位置に取引カードを挿入すると該取引カードの磁気記
録部に記録されている情報を読み出して一定の取引情報
を作成するカード処理系とが備えられていて、顧客自身
の入力操作は、取引カードを使用することによって簡易
化することが可能にされている。
前記自動取引装置としては、「現金の引き出し」専用
の現金自動支払機や「振込」専用の自動振込機等の専用
機の他、「現金の引き出し」、「振込」、「入金」等の
複数の取引をこなす自動入出金機(ATM)などが開発さ
れている。
さて、従来の自動取引システムは、取引に係る金額
(取引金額)の設定は取引毎に顧客がキー操作によって
行うことを前提として、システム化されていた。
次に、取引として「現金の引き出し」をする場合を例
にとって、従来の自動取引システムについて説明する。
この場合に、自動取引装置としては、現金自動支払機
や自動入出金機等が該当する。また、取引カードは、自
動取引装置への挿入方向に沿ってストライプ状の磁気記
録部(磁気ストライプ)を一つ有していて、この記録部
には、取引カードであることを示すデータ、暗証番号、
銀行番号、店番号、口座番号などが取引情報として書き
込まれている。
取引カードが挿入された自動取引装置は、前記カード
より暗証番号、銀行番号、店番号、口座番号などの情報
を読み込み、一方、支払機のキー入力部より暗証番号を
入力させ、読み込んだ暗証番号とキー入力による暗証番
号とを照合し、一致した場合には、さらに取引金額をキ
ー入力させて、銀行番号、店番号、口座番号、取引金額
を通信回線を介してホストコンピュータに伝送する。ホ
ストコンピュータより、アクノーリッジ信号を受信した
ら、紙幣計数器により取引金額相当の貨幣を取引カード
返却後に払い出す。
[発明が解決しようとする課題] 以上の説明の如き従来の自動取引システムでは、例え
ば、給料日毎あるいは週末毎に一定の金額を引き出すよ
うな場合に、顧客は取引の度に毎回同じ金額をキー入力
しなければならず、取引金額のキー入力操作のために取
引時間が長くなって、単位時間当たりの取引高が制約さ
れたり、顧客への負担が増大するといった不都合があ
り、今後の解決すべき問題点とされていた。
この発明は、前記事情に鑑みてなされたもので、例え
ば、取引金額が同一の引き出し等の取引を繰返し行うよ
うな場合には、取引毎に毎回取引金額キー入力しなけれ
ばならないといった不都合を回避することができ、した
がって、取引金額のキー入力操作に起因した取引時間の
増大を防止して、取引時間の短縮による取引高の向上を
図るとともに、操作の簡略による顧客の負担軽減を図る
ことのできる自動取引システム並びに該システムに用い
て好適な取引カードを提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明において請求項1.に記載の自動取引システム
は、金融機関における自動取引コーナー等に設置する自
動取引装置に、入力キーの操作によって一定の取引情報
を作成するキー処理系と、該載置内の所定の位置に取引
カードを挿入すると該取引カードの磁気記録部に記録さ
れている情報を読み込んで一定の取引情報を作成するカ
ード処理系とを備えておいて、顧客自身による入力キー
の操作または取引カードの挿入によって一定の取引情報
を作成してその取引を遂行する自動取引システムであっ
て、前記自動取引装置および取引カードに改良を施した
ものである。
具体的には、前記取引カードにおいて、磁気記録部に
は、取引金額が「固定」であるか「指定」であるかを区
別するための識別データと、この識別データが「固定」
である場合にその金額を示す金額データとを記録するこ
ととした。
また、前記自動取引装置のカード処理系にあっては、
金額固定取引機能と金額指定取引機能と固定取引金額変
更機能とを具備した構成とした。
ここに、金額固定取引機能とは、前記取引カードの磁
気記録部に「固定」の識別データがある場合に、引き続
き前記金額データとして記録されている金額の読み出し
を実施して、その金額について顧客の確認を経た後に取
引する機能である。
また、金額指定取引機能とは、前記磁気記録部に「指
定」の識別データがある場合に、引き続き顧客に取引金
額のキー入力を促して、顧客がキー入力によって指定し
た金額について顧客の確認を経た後に取引する機能であ
る。また、固定取引金額変更機能とは、前記金額データ
に記録されているデータを書き換えるためのものであ
る。
一方、本発明において請求項2.に記載の取引カード
は、前記識別カードおよび金額データ等が書き込まれる
ストライブ状の磁気記録部をカード上の複数箇所に設け
ている。そして、各磁気記録部のカード上の位置は、カ
ードの挿入方向を変えることによって、択一的に前記自
動取引装置内の読み取り位置に合致するように設定して
いる。
[作用] 請求項1に記載の自動取引システムでは、取引カード
に取引金額が固定か指定かを区別するための識別データ
と取引金額が固定の場合にその金額を示す金額データと
が書き込まれており、一方、該取引カードから取引情報
を読み込む自動取引装置には、取引金額が固定であると
いう識別データを読み込んだ場合にさらに金額データの
読み込みを行って取引する金額固定取引機能が設けられ
ている。
そのため、取引金額が固定の場合には、顧客はキー操
作による取引金額の入力が不要になり、その分、取引時
間が短縮されて、取引高の向上を図ることが可能にな
る。
また、顧客自身のキー操作が減ることから顧客の負担
も軽減されることになる。
また、請求項2に記載の取引カードでは、複数の磁気
記録部のそれぞれに異種の取引を記録しておくことがで
き、また、その場合に自動取引装置への挿入方向を変え
ることによって、択一的に複数の取引に使用することが
できる。
したがって、金融機関側から見れば、取引カードの発
行枚数を低減させることができ資源・経費等の節約を図
ることができ、また、顧客側からみれば、保有する取引
カードの枚数を低減させることができて、管理にかかる
労力の軽減を図ることができる等の優れた効果を得るこ
とができる。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を第1図〜第3図に基づいて
説明する。
第1図は本発明に係る取引カードの一実施例を示す平
面図、第2図は本発明に係る自動取引システムにおける
自動取引装置の一実施例の動作を示す流れ図、第3図は
本発明に係る自動取引システムの一実施例の概略構成図
である。
この一実施例に係る自動取引システムは、第3図に示
すように、自動取引装置1と、該装置1が接続されるホ
ストコンピュータ2と、前記装置1への入力に利用する
取引カード(第1図に符号10で示している)とを基本構
成としている。
そして、前記自動取引装置1には、取引カードに書き
込まれている情報の読み出しと用紙等への記録とを行う
カードリーダプリンタ(CRPと略記する)4や、取引す
る現金の計数および払出し等を行う貨幣計数処理機(CC
又はCCADと略記する)5や、前記CRP4やCC(又はCCAD)
5の動作を制御するためのコントロールユニット(CUと
略記する)6や、インタフェース(I/Fと略記する)7
などが組み込まれている。
そして、前記コントロールユニット6は、前記インタ
ーフェース7および通信回線8を介して、ホストコンピ
ュータ2に接続されている。
前記自動取引装置1は、銀行等の金融機関において自
動取引コーナー等に設置するもので、前述の各構成によ
って、機能的には、入力キーの操作によって一定の取引
情報を作成するキー処理系と、該装置内の所定の位置に
取引カードを挿入すると該取引カードの磁気記録部に記
録されている情報を読み込んで一定の取引情報を作成す
るカード処理系とを備えた構成になっている。
したがって、該自動取引システムにおいては、顧客自
身による入力キーの操作または取引カードの挿入によっ
て一定の取引情報を作成し、その取引を遂行することが
できる。
以下、前述の取引カードおよび自動取引装置1の特徴
について詳述する。
装置1に入力するための取引カードは、第1図に示す
如き構成をなしている。
即ち、該取引カード10は、長方形状をなすカードの表
面側および裏面側のそれぞれに2箇所ずつ、合計で4箇
所に、取引情報を書き込むためのストライプ状の磁気記
録部(図の符号11,12等が該当する)を設けている。
この取引カード10は、カードの短辺側から装置1に挿
入するもので、前述の各磁気記録部は装置1の挿入時に
側縁となる長辺に沿って設けられている。また、各磁気
記録部のカード上での位置は、カードの長辺から一定の
距離の所に設定されている。この位置設定によれば、カ
ードの表裏および前後の組み合わせによって決定するカ
ードの挿入方向を変えると、4つの磁気記録部の内の一
つを選択して前記自動取引装置1内の読み取り位置に合
致させることができる。
前述の各磁気記録部には、それぞれ別の取引に関する
情報が書き込まれている。したがって、この取引カード
10によれば、4つの取引を行うことが可能である。
前記4つの磁気記録部の内、カードの表面に設けられ
た2つ磁気記録部11,12について、取引情報の内容を具
体的に説明する。
磁気記録部11,12は、いずれも取引として現金の引き
出しを行うものであるが、磁気記録部11は取引金額が一
定(固定)である場合のものであり、また、磁気記録部
12は、取引金額が取引時に顧客の指定による場合のもの
である。
いずれの記録部も、矢印11a、12aによって装置への挿
入方向を示している。また、各記録部の脇には、顧客の
確認のために、固定,指定を示す識別文字11b(第1図
に示すFIX),12b(第1図に示すVAL)が付されている。
磁気記録部11には、図示のように、取引カードである
ことを示すデータ13、暗証番号14、銀行番号15、店番号
16、口座番号17、取引金額が固定であることを示す識別
データ18、取引金額を設定するための金額データ19が順
に記録されている。この金額データ19は、金額を直接示
す符号でも良いが、ホストコンピュータ2等に記録して
おいた取引金額を呼び出すための符号であっても良い。
磁気記録部12には、取引カードであることを示すデー
タ13、暗証番号14、銀行番号15、店番号16、口座番号1
7、取引金額が指定であることを示す識別データ20が順
に記録されている。
以上、カード表面の2つの磁気記録部11,12につい
て、一方が取引金額固定の取引で他方が取引金額指定の
取引である場合を説明したが、両方とも取引金額を固定
にしても良い。また、場合によっては、両方とも、取引
金額を指定にすることもできる。また、カード裏面の磁
気記録部は、カード表面の場合と同様の考え方で作成す
ることができるため、その説明は省略する。
次に、前記自動取引装置1のカード処理系について説
明する。
このカード処理系は、前記コントロールユニット6に
よって制御されるもので、金額固定取引機能と、金額指
定取引機能と、固定取引金額変更機能とを具備した構成
とされている。
ここに、金額固定取引機能とは、前記取引カード10の
磁気記録部に「固定」の識別データ18がある場合に、引
き続き前記金額データ19を読み出して、該金額データ19
の示す金額を装置1の表示部に表示し、その金額につい
て顧客の確認を経た後に当該磁気記録部に記録されてい
る取引を実行する機能である。
また、金額指定取引機能とは、前記磁気記録部に「指
定」の識別データ20がある場合に、引き続き顧客に取引
金額のキー入力を促して、顧客がキー入力によって指定
した金額を装置1の表示部に表示し、その金額について
顧客の確認を経た後に当該磁気記録部に記録されている
取引を実行する機能である。
また、固定取引金額変更機能とは、前記金額データ19
に記録されているデータを書き換えるための機能であ
る。
このようなカード処理系の具体的な動作フローを、第
2図の流れ図に基づいて説明する。
この動作フローは、取引として「現金引き出し」と前
記固定取引金額変更処理における「金額データの書き換
え取引」を行った場合のものである。
取引カード10を装置1のカード挿入口に挿入すると、
処理動作がスタートする。
まず、取引カード10の磁気記録部に記録されているデ
ータ13,14,15,16,17の読み込みがなされる(ステップ10
1)。
そして、データ13,15などの情報からカードの真偽判
定が為される(ステップ102)。
ステップ102において「真」と判定された場合にはス
テップ103に進んで顧客に暗証番号をキー入力させて、
読み込んだ暗証番号14との照合を行う(ステップ10
4)。
そして、一致した場合には、さらに取引金額の指定・
固定の別を示す識別データ18(または識別データ20)の
読み込みを行って(ステップ105)、これが固定である
場合にはステップ106によって次のステップ107に進めら
れ、金額データ19から取引金額の読み込みを行い(ステ
ップ107)、その取引金額を表示する(ステップ108)。
そして、表示した取引金額について、顧客に確認また
は訂正の入力を行わせ(ステップ109)、確認が入力さ
れた場合にはステップ110を経てホストコンピュータ2
との照会がなされる(ステップ111)。
そして、ホストコンピュータ2からの電文が「OK」で
あるか「NG」であるかの判断がなされ(ステップ11
2)、「OK」の場合には、取引金額の出金が為されて
(ステップ113)、動作が終了する。また、前記ステッ
プ112において、「NG」が確認された場合には、出金せ
ずに動作が終了する。
前記ステップ102において、取引カード10が「為」と
判定された場合には、カードの返却等がなされて動作が
終了する。
また、ステップ104において、暗証番号の照合が不一
致の場合には、ステップ114に進んで不一致の発生した
回数の計数がなされ、不一致の発生回数が連続して3回
未満の場合には、ステップ103に戻され、3回に達した
場合には、カードの返却等がなされて動作が終了する。
前述のステップ106〜113による一連の動作が、前述の
金額固定取引機能の基本を示している。
前記ステップ106において、取引金額が指定であると
判定された場合には、ステップ115に進められる。この
ステップ115は、取引金額を入力するステップである。
このステップでの入力は次のステップ116によって判断
され、取引金額であった場合には、先に説明したステッ
プ108に進む。
前述のステップ106からステップ115,116を経てステッ
プ108に進む一連の動作が、前述の金額指定取引機能を
特徴付けている。
一方、ステップ109での入力が訂正の場合には、ステ
ップ110を経て前記ステップ115に戻される。ステップ11
0からステップ115に戻す動作は、金額の誤入力等による
不都合を回避するためのものである。
ステップ106において、取引金額が固定であると判定
されたステップ109での入力が訂正の場合で、ステップ1
10からステップ115に進み、このステップ115において固
定取引金額変更処理の入力がなされた場合には、ステッ
プ116によってステップ117に進められる。このステップ
117は、前記金額データ19を変更するために、あらたな
金額データをキー入力するステップで、金額の入力が完
了すると、次のステップ118で金額データ19の書き換え
がなされて、動作が終了する。
前記ステップ115〜118の一連の動作が、前述の固定取
引金額変更機能を特徴付けている。
以上のような動作取引システムでは、例えば、取引カ
ード10を矢印11aに従って装置1に挿入した場合には、
取引金額の変更がない限り、顧客はキー操作による取引
金額の入力が不要になり、その分、取引時間が短縮され
て、取引高の向上を図ることが可能になる。
具体的には、例えば、取引金額のキー入力に要する時
間を5秒と仮定すると、本発明を利用することによって
取引金額のキー入力をなくした場合には、一回の取引に
ついて取引時間を5秒短縮することができる。さらに具
体的に説明すると、一回の取引終了までに30秒必要な現
金引き出しの場合では、取引時間を5/6に短縮すること
ができ、従来のシステムでは10回の取引に要していたの
と同じ時間内に、本発明のシステムでは12回の取引を終
了させることが可能になり、かなり大幅な取引高の向上
を期待することができる。
また、顧客自身のキー操作が減ることから顧客の負担
も軽減されることになる。
また、前述の取引カード10では、4つの磁気記録部に
それぞれ異種の取引を記録しておくことができ、また、
その場合に自動取引装置への挿入方向を変えることによ
って、択一的に4つの取引に使用することができる。
したがって、金融機関側から見れば、取引カードの発
行枚数を低減させることができ、資源・経費等の節約を
図ることができ、また、顧客側からみれば、保有する取
引カードの枚数を低減させることができて、管理にかか
る労力の軽減を図ることができる等の優れた効果を得る
ことができる。
なお、前述の一実施例においては、取引カードに4つ
の磁気記録部を設けることにしたが磁気記録部の数は実
施例に限定するものではない。例えば、実施例よりも少
なくても良いし、また、設定位置等を工夫することによ
って、実施例よりも多くの数にすることも考えられる。
また、本発明が有効に適用できる取引としては、前述
の「現金引き出し」の他「振込」を挙げることができ
る。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように、請求項1に記載の自
動取引システムでは、取引カードに取引金額が固定か指
定かを区別するための識別データと取引金額が固定の場
合にその金額を示す金額データとが書き込まれており、
一方、該取引カードから取引情報を読み出す自動取引装
置には、取引金額が固定であるという識別データを読み
込んだ場合にさらに金額データの読み込みを行って取引
する金額固定取引機能が設けられている。
そのため、取引金額が固定(一定)の場合には、顧客
はキー操作による取引金額の入力が不要になり、その
分、取引時間が短縮されて、取引高の向上を図ることが
可能になる。
また、顧客自身のキー操作が減ることから顧客の負担
も軽減されることになる。更に、固定取引金額変更機能
により顧客自身が自動取引装置を操作することにより金
融機関の係員を煩わすことなく、取引金額の変更が可能
であるため、顧客の自由度を増すことができる。例え
ば、振込金額の変更なども容易に行うことができる。
また、請求項2に記載の取引カードでは、複数の磁気
記録部のそれぞれに異種の取引を記録しておくことがで
き、また、その場合に自動取引装置への挿入に際しては
「固定」,「指定」などの識別文字により判断し挿入方
向を変えることによって、択一的に複数の取引に使用す
ることができる。
したがって、金融機関側から見れば、取引カードの発
行枚数を低減させることができ、資源・経費等の節約を
図ることができ、また、顧客側から見れば、保有する取
引カードの枚数を低減させることができて、管理にかか
る労力の軽減を図ることができる等の優れた効果を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は請求項1および請求項2に係る取引カードの一
実施例の平面図、第2図は請求項1に係る自動取引装置
のカード処理系の動作を示す流れ図、第3図は請求項1
に係る自動取引システムの概略構成の説明図である。 1……自動取引装置、2……ホストコンピュータ、4…
…カードリーダプリンタ、5……貨幣計数処理機、6…
…コントロールユニット、10……取引カード、11,12…
…磁気記録部、11a,12a……挿入方向、18,20……識別デ
ータ、19……金額データ。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金融機関における自動取引コーナー等に設
    置する自動取引装置に、入力キーの操作によって一定の
    取引情報を作成するキー処理系と、該装置内の所定の位
    置に取引カードを挿入する該取引カードの磁気記録部に
    記録されている情報を読み込んで一定の取引情報を作成
    するカード処理系とを備え、 顧客自身による入力キーの操作または取引カードの挿入
    によって一定の取引情報を作成してその取引を遂行する
    自動取引システムにおいて、 前記取引カードの磁気記録部には、取引金額が「固定」
    であるか「指定」であるかを区別するための識別データ
    と、 この識別データが「固定」である場合にその金額を設定
    するための金額データとを記録しておき、 一方、前記自動取引装置のガード処理系にあっては、 前記取引カードの磁気記録部に「固定」の識別データが
    ある場合には、引き続き前記金額データを読み込んで該
    金額データによって設定される金額について顧客の確認
    を経た後に取引する金額固定取引機能と、 前記磁気記録部に「指定」の識別データがある場合に
    は、引き続き顧客に取引金額のキー入力を促して、顧客
    がキー入力によって指定した金額について顧客の確認を
    経た後に取引する金額指定取引機能と、 前記磁気記録部に「固定」の識別データがあり、顧客に
    より取引金額を変更するキー入力があった場合には前記
    磁気記録部の金額データを書き換える固定取引金額変更
    機能とを具備したことを特徴とする自動取引システム。
  2. 【請求項2】識別データおよび金額データ等が書き込ま
    れるストライプ状の磁気記録部をカード上の複数箇所に
    設けるととに、前記磁気記録部の脇には識別文字を付
    し、各磁気記録部のカード上の位置はカードの挿入方向
    を変えることによって択一的に自動取引装置内の読み取
    り位置に合致するように設定したことを特徴とする取引
    カード。
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