JP2554351Y2 - 操作レバーのパターン変更機構 - Google Patents

操作レバーのパターン変更機構

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JP2554351Y2
JP2554351Y2 JP1991082092U JP8209291U JP2554351Y2 JP 2554351 Y2 JP2554351 Y2 JP 2554351Y2 JP 1991082092 U JP1991082092 U JP 1991082092U JP 8209291 U JP8209291 U JP 8209291U JP 2554351 Y2 JP2554351 Y2 JP 2554351Y2
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JP
Japan
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spool
detent
operation lever
pattern
lever
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JP1991082092U
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建史 秋山
春樹 深堀
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セイレイ工業株式会社
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Publication date
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  • Operation Control Of Excavators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、建設機械等の掘削、旋
回等の油圧操作レバーの操作パターンを容易に変更する
為の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建設機械であるバックホー等のバ
ケットやブームの回動やスイング等の操作は、運転席に
設けた操作レバーを回動することにより行われており、
該操作レバーの基部にパイロットバルブを設け、該パイ
ロットバルブとメインバルブをパイロットホースにより
接続連通し、該パイロットホースを介して圧油を送油し
メインバルブを切り換えるパイロットバルブ方式が用い
られている。前記操作レバーの操作パターンは、各メー
カーによって異なっているので、買い換え時等に機種の
変更をした場合には、該機種の操作パターンと今までの
操作パターンとを合致させることにより、誤操作を防止
するようにしているのである。このように、異種メーカ
ーの油圧機器に合わせて操作レバーの操作パターンを変
更できるようにする技術は、公知のものとなっているの
であり、従来の操作パターンの変更機構は、図10に示
す如く、回動部材31を固定部材32に締付ナット33
にて取り付けることにより構成されたフランジ30を、
パイロットホース11の中途に設け、該フランジ30の
回動部材31を回動させることにより、操作パターンの
変更を行っているのである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、以上のような
構成では、回動部材31と固定部材32の取付部34や
締付ナット33の取付部35等からの油洩れの懸念があ
り、また、該油洩れを解消する為に、加工精度の向上を
図り、締付ナット33のトルク管理等を厳しくする必要
があるので、コストが上昇し高価なものになっているの
である。そこで、本考案は、油洩れの懸念がなく、か
つ、安価な操作レバーの操作パターン変更機構を構成す
ることを目的とするのである。
【0004】
【課題を解決するための手段】以上のような課題を解決
するための手段として、本考案は、次の如く構成したも
のである。操作ボックス上方に操作レバー8を突出した
油圧作業機の操作機構において、パイロットバルブ9と
メインバルブ10とを接続連通するパイロットホース1
1の中途に、本体ブロック部1と、デテントスプリング
3により付勢されたデテントボール4と、本体ブロック
部1に摺動可能に挿着されたスプール2とにより構成し
たスプール式切り換え弁Vを設け、該スプール2には溝
部2a・2bが設けられ、該溝部2aには、デテントボ
ール4が嵌装されており、該デテントボール4は、本体
ブロック部1の開口取付部1cから取り付けられ、取付
部材39に設けられているデテントスプリング3により
付勢されているものである。
【0005】
【作用】次に、作用について説明する。操作レバー8を
左右に回動すると右旋回21、左旋回23の操作で、前
後に回動するとアーム掘削22、アームダンプ24の操
作としたパターンAの操作機構を、操作レバー8を左右
に回動するとアーム掘削22、アームダンプ24の操作
で、前後に回動すると右旋回21、左旋回23の操作と
したパターンBの操作機構に切り換える場合には、切換
レバーを90度回動することにより、スプール式切り換
え弁Vのスプール2を摺動させ、該スプール2に設けら
れた溝部2aから溝部2bへデテントスプリング3に付
勢されたデテントボール4を移動させることにより行う
のである。
【0006】
【実施例】次に本考案の実施例について説明する。図1
は本考案の操作レバーのパターン変更機構のパターンA
の状態を示す正面断面図、図2は、同じく平面断面図、
図3は、本考案の操作レバーのパターン変更機構のパタ
ーンBの状態を示す正面断面図、図4は、同じく平面断
面図、図5は、バックボーの全体側面図、図6は、操作
レバー8の操作ボックス12の側面断面図、図7は、同
じく後面断面図、図8は、パイロットバルブ9のON・
OFF電気スイッチ14の後面図、図9は、パイロット
ホースガイド16の平面図である。
【0007】本考案の実施例を図5に示すバックホーに
おいて説明する。該バックホーの構成は、クローラ式走
行装置25上に旋回台軸受26を載置し、該旋回台軸受
26に機体フレーム27を配設し、該機体フレーム27
の後部上にエンジンEを配置し、該エンジンEの上方に
運転席28を載置し、該運転席28の前方に操作ボック
ス12を立設している。また、前記機体フレーム27に
は、ブーム29を配設し、前記操作ボックス12の上方
には、操作レバー8が突出しており、該操作レバー8を
前後左右に回動することにより、前記ブーム29やバケ
ット36の回動やスイング等の操作を行うことができる
のである。操作ボックス12内の操作レバー8の基部に
は、図6・図7に示す如く、パイロットバルブ9が設け
られ、ブーツ38により被装されており、該パイロット
バルブ9は、パイロットホース11・11・・を介して
メインバルブ10に接続されている。また、パイロット
バルブ9の中央には、操作ロッド37が突出され、該操
作ロッド37には、前記操作レバー8の基部が取り付け
られている。
【0008】図1・図2・図3・図4において、前記パ
イロットバルブ9とメインバルブ10を接続連通するパ
イロットホース11に設けられているスプール式切り換
え弁Vの構成について説明すると、該スプール式切り換
え弁Vは、パイロットホース11の中途に設けられてお
り、該本体ブロック部1には、パイロットホース11・
11・・を接続する為のポート6・6・・が設けられ、
スプール2が摺動可能に挿着されている。該スプール2
には、溝部2a・2bが設けられ、該溝部2aには、デ
テントボール4が嵌装されており、該デテントボール4
は、本体ブロック部1の開口取付部1cから取り付けら
れ、取付部材39に設けられているデテントスプリング
3により付勢されている。前記本体ブロック部1内に
は、油路19が穿設されており、該油路19の外側開口
部1b・1b・・には、閉塞プラグ5・5・・が埋設さ
れており、前記スプール2を挿着する本体ブロック部1
の開口部1a・1aには、Oリング7・7が設けられて
いる。
【0009】以上のような構成において、例えば、図1
・図2の如く、操作レバー8を左右に回動すると右旋回
21、左旋回23の操作で、前後に回動するとアーム掘
削22、アームダンプ24の操作としたパターンAの操
作機構を、図3・図4の如く、操作レバー8を左右に回
動するとアーム掘削22、アームダンプ24の操作で、
前後に回動すると右旋回21、左旋回23の操作とした
パターンBの操作機構に切り換える場合には、スプール
式切り換え弁Vのスプール2を摺動させ、該スプール2
に設けられた溝部2aから溝部2bへデテントスプリン
グ3に付勢されたデテントボール4を移動させればよい
のである。なお、スプール2を摺動作動させる構造とし
ては、例えば、該スプール2の一端部に設けられた切換
レバー(図示せず)等を設け、該切換レバーを90度回
動可能に構成することにより、前記パターンAとパター
ンBとの切り換えを行うことができるようにするのであ
る。
【0010】次に、図6・図7において、前記操作ボッ
クス12内には、図8に示すパイロットバルブ9のON
・OFF電気スイッチ14が設けられており、該ON・
OFF電気スイッチ14は、スイッチ取付板15に取り
付けられており、該スイッチ取付板15には、図9に示
すパイロットホースガイド16が設けられている。前記
ON・OFF電気スイッチ14には、スイッチ作動用レ
バー13が設けられており、該スイッチ作動用レバー1
3には、ON・OFF用アーム17とバネ取付用のアー
ム18が設けられている。ON・OFF電気スイッチ1
4のON、OFFの操作は、スイッチ作動用レバー13
を回動させ、前記ON・OFF用アーム17を介して行
うのであり、前記スイッチ取付板15とバネ取付用アー
ム18との間には、バネ20が設けられており、該バネ
20によりスイッチ作動用レバー13が付勢され、該操
作時の手応えが良くなるようにしているのである。ま
た、前記アーム17・18は、操作ボックス12内側に
接触させることにより、スイッチ作動用レバー13のス
トッパーの機能を果たしているのである。
【0011】
【考案の効果】本考案は、以上のように構成したので以
下のような効果を奏するのである。第1に、スプールに
デテント機構を設けて、スプールの位置を係止している
ので、切換レバー等の部分にデテント機構を設けること
なく、スプール2を所定の位置に確実に固定した状態を
得ることが出来るのである。 第2に、デテント機構によ
りスプール2を確実に止めていながら、スプールを切換
える場合には、スプール2を押し引き操作することによ
り、簡単に切換が出来るので、ボルトを外したりする操
作が必要が無くなったのである。 第3に、デテントボー
ルを配していることにより、スプール切り換え操作時の
感触が良くなり、精度を必要とする部品がスプール取付
部に集中していることにより、加工が容易であり、その
為にコストが低減し、安価である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の操作レバーのパターン変更機構のパタ
ーンAの状態を示す正面断面図である。
【図2】同じく平面断面図である。
【図3】本考案の操作レバーのパターン変更機構のパタ
ーンBの状態を示す正面断面図である。
【図4】同じく平面断面図である。
【図5】バックボーの全体側面図である。
【図6】操作レバー8の操作ボックス12の側面断面図
である。
【図7】同じく後面断面図である
【図8】パイロットバルブ9のON・OFF電気スイッ
チ14の後面図である。
【図9】パイロットホースガイド16の平面図である。
【図10】従来の操作レバーのパターン変更機構を示す
正面図である。
【符号の説明】
1 本体ブロック部 2 スプール 3 デテントスプリング 4 デテントボール 9 パイロットバルブ 11 パイロットホース 12 操作ボックス V スプール式切り換え弁

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作ボックス上方に操作レバー8を突出
    した油圧作業機の操作機構において、パイロットバルブ
    9とメインバルブ10とを接続連通するパイロットホー
    ス11の中途に、本体ブロック部1と、デテントスプリ
    ング3により付勢されたデテントボール4と、本体ブロ
    ック部1に摺動可能に挿着されたスプール2とにより構
    成したスプール式切り換え弁Vを設け、該スプール2に
    は溝部2a・2bが設けられ、該溝部2aには、デテン
    トボール4が嵌装されており、該デテントボール4は、
    本体ブロック部1の開口取付部1cから取り付けられ、
    取付部材39に設けられているデテントスプリング3に
    より付勢されていることを特徴とする操作レバーのパタ
    ーン変更機構。
JP1991082092U 1991-10-09 1991-10-09 操作レバーのパターン変更機構 Expired - Lifetime JP2554351Y2 (ja)

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JPH0532453U JPH0532453U (ja) 1993-04-27
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH02171428A (ja) * 1988-12-26 1990-07-03 Kobe Steel Ltd 油圧作業機械の操作装置
JP2547772Y2 (ja) * 1990-11-21 1997-09-17 川崎重工業株式会社 建設機械の油圧回路制御装置
JP3012949U (ja) * 1994-12-26 1995-06-27 オール シップ エンタープライズィズ カンパニー リミテッド ワイヤーロック装置

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