JPH0522699Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0522699Y2
JPH0522699Y2 JP4779787U JP4779787U JPH0522699Y2 JP H0522699 Y2 JPH0522699 Y2 JP H0522699Y2 JP 4779787 U JP4779787 U JP 4779787U JP 4779787 U JP4779787 U JP 4779787U JP H0522699 Y2 JPH0522699 Y2 JP H0522699Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spool
port
switching
carry over
passage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4779787U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63154873U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP4779787U priority Critical patent/JPH0522699Y2/ja
Publication of JPS63154873U publication Critical patent/JPS63154873U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0522699Y2 publication Critical patent/JPH0522699Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Multiple-Way Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、除雪機、ミニシヨベル等の駆動シス
テムやその他各種の油圧システム中に組み込んで
使用することのできるモノスプール切換弁に関す
るものである。
[従来の技術] 例えば、最近の除雪機は、道路等の雪をかき上
げて側方へ放てきするための除雪機構を自走式車
両に搭載し、この除雪機構を第1の油圧式アクチ
ユエータにより昇降させるとともに、第2のアク
チユエータにより左右に移動させるようにしてい
る。したがつて、前記車両を走行させて除雪作業
を進める際に、オペレータは前記各アクチユエー
タを適宜作動させて前記除雪機構の位置を上下左
右に調節することができる。
従来、上記第1および第2のアクチユエータを
作動させるために、アクチユエータごとに各別に
切換弁を設けていたので、運転室のスペースが狭
くなつて居住性が低下するとともに、部品点数が
多くなつてコストダウンを図るのが難しくなると
いう問題点があつた。
これを解決するため、単一のスプールに回動運
動とスライド運動とを行なわせることにより、2
通りの切換系路を切り換えることができるように
した切換弁が開発されている。
[考案が解決しようとする問題点] この種の切換弁では、スプールが中立位置にあ
るときは高圧側のポートとタンクポートとが接続
され、ポンプからの高圧液体をそのままタンクへ
還流させるようになつているので、不経済であ
り、この還流液を有効に利用できるようにするの
が望ましいが、従来の切換弁を組み込んだ回路で
タンクポートを他の負荷機構に接続すると、タン
ク回路全体に負荷がかかつて操作不能となるとい
う問題点があつた。このため、従来の回路では、
いわゆるキヤリーオーバーポートをとることがで
きなかつた。
[問題点を解決するための手段] 上記問題点を解決し、モノスプール切換弁にお
いて中立位置でキヤリーオーバーポートをとつて
もタンク回路に負荷圧がかからないようにするた
め、本考案は次のような切換弁を提供する。
すなわち、本考案にかかるモノスプール切換弁
は、軸心方向にスライド可能にかつ軸心回りに回
動可能に設けた単一のスプールと、該スプールを
スライドまたは回動させる操作機構と、前記スプ
ールをスライドさせた場合に流体の流通状態を切
換え得るように構成した第1の切換経路と、前記
スプールを回動させた場合に流体の流通状態を切
換え得るように構成した第2の切換経路とを具備
してなるモノスプール切換弁であつて、前記第1
の切換経路と第2の切換経路の高圧側にそれぞれ
連通するキヤリーオーバーポートを設け、前記ス
プールの回動方向およびスライド方向における中
立位置では該キヤリーオーバーポートを介して外
部に流体を取り出すことができるが、回動位置お
よびスライド位置ではスプールに設けたランドに
よつて前記キヤリーオーバーポートが閉塞される
ようにしたことを特徴としている。
[作用] スプールを回動方向およびスライド方向におけ
る中立位置に設定すると、高圧の液体がキヤリー
オーバーポートを経て外部へ取り出されるので、
この高圧液体を利用して他の液圧機器を作動させ
ることができる。
この場合、キヤリーオーバーポートは他のタン
ク回路から切り離されるので、他のタンク回路に
負荷圧はかからない。
スプールが回動状態またはスライド状態にある
ときはキヤリーオーバーポートが閉塞されるので
該キヤリーオーバーポートを通しての液体の流出
は生じない。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明
する。
第1図、第2図および第3図に示すように、ボ
デイ1の中心部に貫通孔2を穿設し、この貫通孔
2内に単一のスプール3を軸心方向にスライド可
能にかつ軸心回りに回動可能に嵌合させている。
そして、このスプール3の一端側を前記ボデイ
1の一端面部から外部へ延出させ、このボデイ1
の一端面分に該スプール3の延出端部3aに係合
する操作機構4を設けている。操作機構4は、単
一の操作レバー5に加えられる前、後および左、
右の操作入力に対応させて前記スプール3をスラ
イドまたは回動させるためのもので、具体的に
は、前記ボデイ1の一端部に取り付けられその軸
心部に前記スプール3が貫通するとともにその外
周に大径部6aと小径部6bとを有してなるベー
スブロツク6と、このベースブロツク6の小径部
6bに回動可能にかつ軸心方向に移動不能に嵌着
され、2本のアーム7aを前記スプール3と平行
に突出させた回動ブラケツト7と、一端をこのブ
ラケツト7のアーム7aの先端部間にピン軸8を
介して枢着するとともに中央部をスプリングピン
9を介して前記スプール3の延出端部3aに枢着
したレバー保持体11と、このレバー保持体11
の他端に固着した前記操作レバー5とを具備して
なる。なお、12はニユートラル位置決め用のボ
ールである。
また、前記ボデイ1の他端面部にキヤツプ13
を取り付け、このキヤツプ13内に第1のニユー
トラルバツク機構14を設けている。第1のニユ
ートラルバツク機構14は、前記スプール3をス
ライド方向の中立位置Nに自己復帰させるための
もので、具体的には、前記スプール3の他端面に
植立させたスリーブ15と、このスリーブ15の
軸心中空部に貫設され該スリーブ15を前記スプ
ール3に固定するボルト16と、前記スリーブ1
5の外周にスライド可能に嵌合されスライダ17
のフランジ部17aを前記スプール3の端面およ
び前記ボデイ1の開口端面1aに当接させた第1
のスライダ17と、同スリーブ15の外周にスラ
イド可能に嵌合されスライダ18のフランジ部1
8aを前記キヤツプ13の階部端面13aおよび
前記ボルト16の頭部16aに当接させた第2の
スライダ18と、これら両スライダ17,18を
相離れる方向に付勢するスプリング19とを具備
してなる。
また、前記操作機構4に関連させて第2のニユ
ートラルバツク機構21を設けている。第2のニ
ユートラルバツク機構21は、前記スプール3を
回動方向の中立位置Nに自己復帰させるためのも
ので、具体的には、前記ボデイ1の端面に突設し
た係止ピン22と、前記ベースブロツク6の大径
部6aに遊嵌され縮径方向に若干変形させた状態
を維持できるようにそのL字形の両端部23a,
23bを前記係止ピン22に係止させたねじコイ
ルスプリング23と、このねじりコイルスプリン
グ23の両端部23a,23b間に位置させて前
記回動ブラケツト7から突設したピン24とを具
備してなる。
また、前記ボデイ1内に、前記スプール3を回
動方向の中立位置Nに保持して軸心方向にスライ
ドさせた場合に流体たる作動油Pの流通状態を切
換え得るように構成した第1の切換系路25と、
前記スプール3をスライド方向の中立位置Nに保
持して軸心回りに回動させた場合に作動油Pの流
通状態を切換え得るように構成した第2の切換系
路26とを設けている。詳述すれば、第1の切換
系路25は、前記ボデイ1の外周に開口させた圧
力ポート27、タンクポート28、キヤリーオー
バーポート29、および対をなす第1流出ポート
31,31に関連させて設けたもので、一端を前
記圧力ポート27に接続し他端を前記スプール3
の外周に設けた主環状溝33に連通させた通路3
4と、一端を前記各第1流出入ポート31,32
に接続し他端を前記貫通孔2の内周の前記主環状
溝33に隣接する位置に開口させた対をなす油給
排通路35,36と、前記スプール3の軸心部に
穿設した幹戻り通路37と、一端をこの幹戻り通
路37に連通させ他端をスプール3の外周の前記
各油給排通路35,36に隣接する位置に開口さ
せた対をなす枝戻り通路38,39とを具備して
なる。なお、前記通路34の途中には、ロードチ
エツクバルブ41が介設してある。ロードチエツ
クバルブ41は、前記通路34の途中に介在させ
た弁座42と、この弁座42方向に進退可能に設
けた弁体43と、この弁体43を前記弁座42方
向に付勢するスプリング44とを備えてなるもの
で、矢印X方向の圧油Pの流れのみを許容するよ
うになつている。
また、前記第2の切換系路26は、前記圧力ポ
ート27、前記タンクポート28および第2流出
入ポート45,46に関連させて設けたもので、
第2図および第4図に示すように、前記スプール
3の外周に設けた軸心方向に細長な主直溝47,
48と、この主直溝47,48を前記圧力ポート
27に連通させる環状溝49と、一端を前記各第
2流出入ポート45,46に連通させるとともに
他端を前記貫通孔2の内周の前記直溝47,48
に円周方向から隣接する位置に開口させた対をな
す油給排通路51,52と、一端を前記幹戻り通
路37に連通させ他端を前記スプール3の外周の
前記各油給排通路51,52に円周方向から隣接
する位置に開口させた対をなす枝戻り通路53,
54とを具備してなる。なお、この第2の切換系
路26と、前記第1の切換系路25とは、いくつ
かの要素を共有している。すなわち、その共通要
素としては、前記圧力ポート27と、この圧力ポ
ート27に連通する通路34の上流部分と、前記
スプール3の外周に設けられ通路55を介して前
記通路34に貫通する直溝56,57と、この直
溝56,57を前記キヤリーオーバーポート29
に連通させる環状溝58と、該環状溝58に隣接
して設けられ、タンクポート28に連通させられ
る環状溝70と、前記スプール3に設けた幹戻り
通路37および該幹戻り通路37と環状溝70に
連通させられる枝戻り通路39と、前記タンクポ
ート28とが挙げられる。
なお、スプール3の外周部には第1のランド7
2および第2のランド73が形成されている。
第9図は、以上のようにしてなるモノスプール
切換弁Mの回路説明図である。しかして、このモ
ノスプール切換弁Mの圧力ポート27には、油圧
ポンプ61から吐出される圧油Pを導入するよう
にしているとともに、該切換弁Mのタンクポート
28から排出される排油をタンク62に戻すよう
にしており、前記両ポート27,28間には、リ
リーフ弁63を設けている。そして、この切換弁
Mの第1流出入ポート31,32に第1のアクチ
ユエータ64を接続するとともに、第2流出入ポ
ート46,47に第2のアクチユエータ65を接
続している。またキヤリーオーバーポート29と
タンク62の間には他の液圧機器(例えば液圧モ
ータ)75が接続されている。なお、このシステ
ムは除雪機に搭載するためのものであり、前記第
1のアクチユエータ64で除雪機構(図示せず)
を昇降させるとともに、前記第2のアクチユエー
タ65で前記除雪機構を左右に移動させるように
している。
次いで、この実施例の作動を説明する。
まず、操作レバー5を前後に操作すると、レバ
ー保持体11がピン軸8を支点にして回動し、ス
プール3が軸心方向にスライド動作する。詳述す
れば、操作レバー5を中立位置Nに保持している
場合には、スプール3が第2図に示す位置にあ
り、第1のニユートラルバツク機構14の第1の
スライダ17のフランジ部17aがスプール3の
端部および前記ボデイ1の開口端面1aに当接し
ているとともに、第2のスライダ18のフランジ
部18aがキヤツプ13の段部端面13aに当接
している。この状態から操作レバー5を第1スラ
イド位置Aに操作するとスリーブ3が図中右方へ
移動する。これによつて第2のスライダ18が前
記段部端面13aから離れスプリング19が圧縮
される。そのため、スプール3は図中左方に付勢
されることになり、操作レバー5から手を離すと
該スプール3が前述した中立位置Nに自己復帰す
る。逆に、前記操作レバー5を第2スライド位置
Bに操作するとスプール3が図中左方へ移動す
る。これによつて、第1のスライダ17がボデイ
1の開口端面1aから離れ、スプリング19が圧
縮される。そのため、スプール3は図中右方へ付
勢されることになり、操作レバー5から手を離す
と該スプール3が前述した中立位置Nに自己復帰
する。
また、操作レバー5を左右に操作すると、第3
図に示すようにレバー保持体11がスプール3を
支点にして回動し、該スプール3が軸心回りに回
動する。詳述すれば、操作レバー5を中立位置N
に保持している場合には、回動ブラケツト7のピ
ンン24がねじりコイルスプリング23の端部2
3a,23b間に保持されている。この状態から
操作レバー5を第1回動位置Cに操作するとスプ
ール3が該操作レバー5と一体に回動するととも
に、前記回動ブラケツト7がそれに従つて回動す
る。その結果、回動ブラケツト7に固設したピン
24が前記ねじりコイルスプリング23の一方の
端部23aを押圧し該ねじりコイルスプリング2
3を縮径方向に弾性変形させる。そのため、前記
回動ブラケツト7、レバー保持体11およびスプ
ール3が前記ねじりコイルスプリング23の反発
力によつて矢印Y方向に付勢されることになり、
操作レバー5から手を離すと該スプール3が中立
位置Nに自己復帰する。逆に、前記操作レバー5
を第2回動位置Dに操作した場合には、前記ピン
24が前記ねじりコイルスプリング23の他方の
端部23bを押圧し該ねじりコイルスプリング2
3を縮径方向に弾性変形させる。そのため、前記
回動ブラケツト7、レバー保持体11およびスプ
ール3が前記ねじりコイルスプリング23の反発
力によつて矢印Z方向に付勢されることになり、
操作レバー5から手を離すと該スプール3が中立
位置Nに自己復帰する。
このようにして、操作レバー5を前後左右に操
作することによつてスプール3がスライドまたは
回動することになるが、その際に第1、第2の切
換系路25,26が切換る。まず、第1の切換系
路25について説明すると、前述した中立位置N
においては、第2図に示すように、前記スプール
3の主環状溝33が両油給排通路35,36の中
間に位置し、これら両油給排通路35,36に連
通する第1の流出入ポート31,32がブロツク
されている。そのため、該ポート31,32に接
続されたアクチユエータ64が停止状態に保たれ
る。この際、圧力ポート27から通路34に流入
した圧油は、直溝57および環状溝58を通して
キヤリーオーバーポート29へ導かれるので、こ
の圧油を第3の機器に利用することができる。こ
の状態から、操作レバー5を第1スライド位置A
に操作したスプール3を図中右方へスライドさせ
ると、第10図に示すように、主環状溝33が一
方の油給排通路35に連通するとともに、他方の
油給排通路36が枝戻り通路39に連通すること
になる。その結果、圧力ポート27に導入された
圧油が通路34を通して主環状溝33に導かれ、
この主環状溝33から油給排通路35および流出
入ポート31を通して第1のアクチユエータ64
に供給される。そして、このアクチユエータ64
から排出される排油は、他方の流出入ポート32
から油給排通路36内に導かれ、環状溝70およ
び枝戻り通路39を通してタンクポート28に案
内される。そのため、前記アクチユエータ64が
矢印イ方向に作動して除雪機構を上昇させる。な
お、前記通路34には、ロードチエツクバルブ4
1が介設してあるため、圧力ポート27に圧力が
立つていない状態で前記操作レバー5を前記第1
スライド位置Aに切換えても、作動油Pが逆流し
て前記除雪機構が自重で降下してしまうという不
都合は生じない。また、このスプール位置では、
通路55と直溝57との接続が第1のランド72
によつて断たれるので、キヤリーオーバーポート
29に圧油が流入することはない。なお、キヤリ
ーオーバーポート29とタンクポート28とは第
2のランド73によつて接続が断たれるので、キ
ヤリーオーバーポート29からタンクポート28
側へ圧油が流れることもない。
また、前記操作レバー5を、中立位置Nから第
2スライド位置Bに操作すると、前記スプール3
が図中左方に移動し、前記主環状溝33が他方の
油給排通路36に連通するとともに、前記一方の
油給排通路35が枝戻り通路38に連通すること
になる。その結果、前記アクチユエータ64に圧
油Pが逆方向に流れることになり、該アクチユエ
ータ64が矢印ロ方向に作動して前記除雪機構が
降下する。なお、この位置では、第2のランド7
3によつて通路55と環状溝58との接続が断た
れるのでキヤリーオーバーポート29に圧油が流
入することはない。次いで、第2の切換系路26
について説明すると、前述した中立位置Nにおい
ては、第4図に示すように前記スプール3の主直
溝47が両油給排通路51,52の中間に位置
し、これら両油給排通路51,52に連通する第
2の流出入ポート45,46がブロツクされてい
る。そのため、該ポート45,46に接続された
アクチユエータ65が停止状態に保たれる。この
際、圧力ポート27から通路34に流入した圧油
は、直溝57および環状溝58を通してキヤリー
オーバーポート29へ導かれる。この状態から、
操作レバー5を第1回動位置Cに操作してスプー
ル3を第5図に示すように回動させると、主直溝
47が一方の油給排通路51に連結するととも
に、他方の油給排通路52が枝戻り通路53に連
通することになる。その結果、圧力ポート27に
導入された圧油が通路34、主直溝48および環
状溝49を通し主直溝47に導かれ、この主直溝
47から油給排通路51および流出入ポート45
を通して第2のアクチユエータ65に供給され
る。そして、このアクチユエータ65から排出さ
れる排油は、他方の流出入ポート46から油給排
通路52内に導かれ、枝戻り通路53、枝戻り通
路37、枝戻り通路39および環状溝70を通し
てタンクポート28に案内される。そのため、前
記アクチユエータ65が矢印ハ方向に作動して除
雪機構を左方に移動させる。また、前記操作レバ
ー5を中立位置Nから第2回動位置Dに操作する
と、前記スプール3が第4図に示す状態から時計
回り方向に回動することになり、前記主直溝47
が他方の油給排通路52に連通するとともに、前
記一方の油給排通路51が枝戻り通路54に連通
することになる。その結果、前記アクチユエータ
65に圧油Pが逆方向に流れることになり、該ア
クチユエータ65が矢印ニ方向に作動して前記除
雪機構が右方に移動する。
なお、上記中立位置N以外の回動位置(C,
D)では直溝57と通路55との接続が断たれる
ため、キヤリーオーバーポート29への圧油の流
入は起こらない。
以上の実施例では、本考案に係る切換弁を除雪
機に適用した場合について説明したが、本考案
は、このようのものに限定されないのは勿論であ
る。
[考案の効果] 本考案は、以上のような構成であるから、次の
ような効果が得られる。
まず、共通の操作レバーにより単一のスプール
をスライドまたは回動させて2種類の切換機能を
発揮させ得るようにしているので、2台の単機能
切換弁を用いて同一の作用を得る場合に比べて大
幅なコンパクト化が可能になる。そのため、配置
スベースの狭小化を図ることができるとともに、
部品点数を削減してコストを無理なく下げること
ができる。
また、本考案ではキヤリーオーバーポートが設
けられており、前記スプールのスライド方向およ
び回動方向の中立位置で圧油を取り出して第3の
油圧機器に利用することができるので、経済的で
あるとともに、実用上きわめて便利なものとなつ
た。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は平面
図、第2図は正面断面図、第3図は側面図、第4
図は第2図における−線断面図、第5図は第
4図に対応する作用説明図、第6図は第2図にお
ける−線断面図、第7図は第2図における
−線断面図、第8図は第2図における−線
断面図、第9図は回路説明図、第10図は作用説
明図、第11図は正面外観図である。 M……モノスプール切換弁、1……ボデイ、3
……スプール、4……操作機構、5……操作レバ
ー、25……第1の切換系路、26……第2の切
換系路、28……タンクポート、29……キヤリ
ーオーバーポート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軸心方向にスライド可能にかつ軸心回りに回動
    可能に設けた単一のスプールと、該スプールをス
    ライドまたは回動させる操作機構と、前記スプー
    ルをスライドさせた場合に流体の流通状態を切換
    え得るように構成した第1の切換経路と、前記ス
    プールを回動させた場合に流体の流通状態を切換
    え得るように構成した第2の切換経路とを具備し
    てなるモノスプール切換弁であつて、前記第1の
    切換経路と第2の切換経路の高圧側にそれぞれ連
    通するキヤリーオーバーポートを設け、前記スプ
    ールの回動方向およびスライド方向における中立
    位置では該キヤリーオーバーポートを介して外部
    に流体を取り出すことができるが、回動位置およ
    びスライド位置ではスプールに設けたランドによ
    つて前記キヤリーオーバーポートが閉塞されるよ
    うにしたことを特徴とするモノスプール切換弁。
JP4779787U 1987-03-30 1987-03-30 Expired - Lifetime JPH0522699Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4779787U JPH0522699Y2 (ja) 1987-03-30 1987-03-30

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4779787U JPH0522699Y2 (ja) 1987-03-30 1987-03-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63154873U JPS63154873U (ja) 1988-10-12
JPH0522699Y2 true JPH0522699Y2 (ja) 1993-06-10

Family

ID=30868743

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4779787U Expired - Lifetime JPH0522699Y2 (ja) 1987-03-30 1987-03-30

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0522699Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63154873U (ja) 1988-10-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5413452A (en) Hydraulic system for a backhoe apparatus
JPH0522699Y2 (ja)
JPH08333778A (ja) 建設機械の旋回回路
JPH0351556Y2 (ja)
US6520593B2 (en) Hydraulic positioning system
US5746109A (en) Hydraulic system for controlling a mower unit through a raising and lowering mechanism
JPH0579060A (ja) 油圧シヨベルの油圧回路
JPS6212884Y2 (ja)
JPH0248517Y2 (ja)
JP2744140B2 (ja) 作業車の油圧回路構造
JPS6144005Y2 (ja)
JP2562762Y2 (ja) 方向切換弁
JPH035505Y2 (ja)
JP2538713Y2 (ja) 小型ショベルの油圧回路
JP2002098229A (ja) 走行車両の操作規制装置
JPS6030315Y2 (ja) フオ−クリフトトラツクにおけるテイルトシリンダの油圧回路
JPH0444685Y2 (ja)
JP2624387B2 (ja) 作業車のサービスポート作動油供給構造
JPS59208206A (ja) 流体圧作動装置
JP2545158Y2 (ja) 油圧モーターの駆動回路
JPH0444652B2 (ja)
JP2554351Y2 (ja) 操作レバーのパターン変更機構
US20040060288A1 (en) Hydraulic travel controller with integrated brake release
JPH0721517Y2 (ja) 高所作業車の操作装置
JP2868322B2 (ja) 油圧作業機の操作機構