JP2554338B2 - シリコ−ン・エラストマ−の接着改良法 - Google Patents

シリコ−ン・エラストマ−の接着改良法

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JP2554338B2 JP62209442A JP20944287A JP2554338B2 JP 2554338 B2 JP2554338 B2 JP 2554338B2 JP 62209442 A JP62209442 A JP 62209442A JP 20944287 A JP20944287 A JP 20944287A JP 2554338 B2 JP2554338 B2 JP 2554338B2
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    • C08L83/00Compositions of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon only; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L83/04Polysiloxanes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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    • C08G77/22Polysiloxanes containing silicon bound to organic groups containing atoms other than carbon, hydrogen and oxygen
    • C08G77/26Polysiloxanes containing silicon bound to organic groups containing atoms other than carbon, hydrogen and oxygen nitrogen-containing groups

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、水の除去によつてエラストマーを生成する
シリコーン水性エマルジヨン(乳濁液)に関する。
従来の技術 種々のタイプのシリコーン水性エマルジヨンが多年に
渡つて開示されてきた。例えば、1971年1月26日付けカ
ナダ特許第862,183号はより堅い風合いを与えるために
繊維ガラスを処理する組成物及び方法を開示している。
その組成物は本質的に液体の水酸基末端封鎖ジメチル−
シロキサン重合体、式RnSiR′4-n(式中のRは炭素原子
1〜20を有する炭化水素または置換炭化水素基である)
のシラン、及びシロキサン縮合触媒から成る。シランの
適当なR基のリストにはアミノ基を含むものが含まれて
いる。基の選択又は乳化方法について論評は行われてい
ない。
コーク(Caulk)として有用な組成物が1974年6月18
日付け米国特許第3,817,894号に記載されている。その
組成物は、本質的にシロキサン共重合体、水、充てん
材、界面活性剤およびアミノ官能性シランから成る。そ
のアミノ官能性シランは、シロキサン共重合体の橋かけ
剤および硬化用触媒の作用をすると述べている。
有機官能性トリアルコキシシランによつて橋かけされ
たオルガノポイシロキサン・ラテツクスは、1980年10月
14日付け米国特許第4,228,054号に開示されているよう
に、ガラス繊維を結合させるのに有用である。その組成
物は、水に界面活性剤を溶解させ、環状オルガノシロキ
サンと有機官能性トリアルコキシシランを添加し、次に
乳化し、高分子量のオガカノポリシロキサン(これは冷
却そして中和して生成物となる)を得るために加熱する
ことによつて調製される。
昭和58年4月25日付け特開昭第58−69250号は、
(A)アニオン・シリコーン乳濁液、(B)アミノ官能
性シラン又は部分水解物とコロイドシリカの均一分散
系、および(C)硬化用触媒から成るシリコーン水性エ
マルジヨン組成物を開示している。そのアミノ官能性シ
ランは式R″Si(OR′)4-n(式中のR″はアミノ官能
基、R′はアルキル、アシル、等の基、そしてnは1,2,
3または4である)によつて表されるものである。
1985年1月29日付け米国特許第4,496,687号は、
(A)Si−結合水酸基を有しアニオン表面活性剤の使用
により水中に乳化した水性エマルジヨンと、(B)無水
カルボン酸とアミノ官能性オルガノシランとの反応生成
物であつて水性エマルジヨンの形の混合体と、(C)硬
化用触媒を混合することにより調製したオルガノポリシ
ロキサンを含有する水性エマルジヨン組成物を記載して
いる。その組成物は極めて安定で長時間に渡つて貯蔵可
能であると述べている。
1983年10月25日付け米国特許第4,412,035号は、官能
基としてアミノ基、エポキシ基、および水酸基を含有す
るポリジオルガノシロキサンのシリコーン・カチオン乳
濁液組成物に関するものであつて、該組成物ははく離
剤、ストリツピング剤、塗料成分、およびあわ止め剤と
して使用される。シラノール含有ポリジオルガノシロキ
サン、アミン官能性シランおよびエポキシ官能性シラン
の反応生成物は、環状シロキサン、第四アンモニウム塩
界面活性剤および水で乳化重合される。
1985年8月7日付け英国特許出願第2,152,521A号は、
水酸基末端シロキサン・オリゴマーとの反応前に、二官
能アミノアルキルシランを加水分解させることによつて
高分子量のアミノアルキルシロキサン重合体の製造法を
開示している。
1985年8月13日付け米国特許第4,535,109号はシリコ
ーン水性エマルジヨン組成物の製造法を開示している。
該法はポリジオルガノシロキサンコロイドシリカ、硬化
用触媒、乳化剤及び水のエマルジヨンを調製している。
一定期間の熟成後に、アミノ官能性シラン又はその部分
水解物が優れた光沢、基材への良好な接着性、及びさび
止め塗料を与えるために添加される。
発明が解決しようとする問題点 エマルジヨンを乾燥することにより得られるシリコー
ン・エラストマーの接着性は、アミン官能性ポリジオル
ガノシキサン・コオリゴマーの添加によつて改良され
る。アミン官能性ポリジオルガノシロキサン・コオリゴ
マーは、式 を有する。但し式中のRは炭素原子が1〜6の一価のア
ルキル基、xは1〜250、そしてyは2〜50である。乾
燥時にシリコーン・エラストマーを基材へ接着させるの
に必要なこのアミン官能性ポリジオルガノシロキサン・
コオリゴマーの量は、エマルジヨンにおけるシリコーン
・ポリジオルガノシロキサンの100部を基準にして0.01
部と低くすることができる。
発明が解決しようとする手段 本発明の目的は、シリコーン・エラストマーの基材へ
の接着性を改良することである、この場合のシリコーン
・エラストマーは環境条件下においてエラストマーのエ
マルジヨンを基材上で乾燥することによつて形成され
る。本発明は、(A)水分の除去に伴いシリコーン・エ
ラストマーに硬化するエマルジヨンの形のアニオン重合
されたポリジオルガノシロキサンと、(B)アミン官能
性ポリジオルガノ・コオリゴマーを混合し、次に得られ
た混合体を基材へ塗布して乾燥させて、凝集様式で基材
に接着されたシリコーン・エラストマーを提供する工程
から成ることを特徴とする水性エマルジヨンから得られ
るシリコーン・エラストマーの接着性を改善する方法に
関する。アミン官能性ポリジオルガノシロキサン・コオ
リゴマー(B)は、式 を有することが望ましい。但し式中のRは炭素原子が1
〜6の一価のアルキル基、xは1〜250、そしてyは2
〜50である。
作 用 シリコーン・エラストマーが室温でそのエマルジヨン
から水分を除去することによつて生成される既知シリコ
ーン・エラストマー・エマルジヨンは多数ある。かかる
エマルジヨンは、例えばJohnsonらによる1980年9月9
日付け米国特許第4,221,688号、Saamによる1981年1月1
3日付け米国特許第4,244849号、Willingによる1981年2
月3日付け米国特許第4,248,751号、Saamらの1981年6
月16日付け米国特許第4,273,634号、およびHuebnerらに
よる1986年2月4日付け米国特許第4,568,718号に記載
されているものであつて、それらは全て、水分の除去時
にシリコーン・エラストマーに硬化するエマルジヨンの
形でアニオン重合されたポリジオルガノシロキサンを開
示している。望ましいエマルジヨン(A)は、連続的水
相と分散相から成り、環境条件下において水の除去によ
つてエラストマー生成物を提供するのに適当なシリコー
ン・エマルジヨンである。分散相は本質的に1分子当り
約2個のSi−結合水酸基を含むアニオン的に安定化され
たヒドロキシル化ポリジオルガノシロキサンと、有機ス
ズ化合物と、コロイドシリカから成る。該シリコーン・
エマルジヨンは9〜11.5のpHを有する。
かかるエマルジヨンの1つは、ジヨンソンらによる19
80年9月9日付け米国特許第4,221,688号に開示されて
いるものであつて、該特許は有機スズ化合物を含み環境
温度において水分の除去に伴いエラストマーに硬化する
硬化性、アニオン、シリコーンエマルジヨン及びそれら
の製法を示している。最も望ましいヒドロキシル化ポリ
ジオルガノシロキサンは、1966年12月27日付け米国特許
第3,294,725号においてフインドレイ(Findley)らによ
つて記載されたアニオン乳化重合法によつて調製された
ものである。
本発明の方法は、最初に連続的水相とポリジオルガノ
シロキサン及び有機スズ化合物の分散相から成るアニオ
ン・シリコーンエマルジヨンを調製する。該エマルジヨ
ンは、十分な期間熟成させた後でエマルジヨンから水分
を除去することにより弾性生成物を提供する型式のもの
である。該エマルジヨンの調製法の1つは米国特許第4,
221,688号に教示されているものであつて、1分子当り
約2つのSi−結合水酸基を含むヒドロキリ化ポリジオル
ガノシロキサンがアニオン界面活性剤と水を使用して乳
化される。この工程に望ましい方法は、米国特許第3,29
4,725号に開示されているものであつて、エマルジヨン
は、式R′C6H4SO3H〔式中のR′は少なくとも6つの炭
素原子を有する一価の脂肪族炭化水素基である〕の化合
物の存在下で必要な分子量の増加が得られるまで水性媒
体中でオルガノシロキサンを乳化さすことによつて調製
される。好適な重量平均分子量は50,000以上であつて、
200,000〜700,000の範囲が最適である。米国特許第4,22
1,688号の方法は、次にコロイド・シリカと有機スズ化
合物を添加して、得られるエマルジヨンのpHを9〜11.5
の範囲内に調節する。エマルジヨンは次に一定の期間熟
成させて、成分間の反応をさせる。有機スズ化合物がヒ
ドロキシル化ポリジオルガノシロキサンの100重量部当
り0.1〜2重量部のジオルガノスズジカルボキシレイト
である場合に、必要な時間は約1〜3日である。さらに
長い時間、例えば3〜14日間も許容される。
エマルジヨンから得られたシリコーン・エラストマー
の基材への接着を改良する本発明の方法は、シリコーン
弾性エマルジヨンに混合されたアミン官能性ポリジオル
ガノシロキサン・コオリゴマーを使用する。これらのア
ミン官能性ポリジオルガノシロキサン・コオリゴマー
(以下コオリゴマーと記す)は、ジオルガノシロキサン
とアミン官能性シランとの短鎖共重合体である。接着添
加物としてコオリゴマーの使用はアミン官能性シラン自
身の使用よりも著しく効率的であることがわかつてい
る。研究は、シランがシリコーン・エマルジヨンに添加
されるとき、エマルジヨンの水相に顕著に見られ、重合
体のミセルと会合するのは極めて僅かであることが示し
ている。一方、本発明に使用されるコオリゴマーは、ポ
リジオルガノシロキサンのミセルと著しく会合する。コ
オリゴマーは、ポリジオルガノシロキサン100g当り0.02
gの僅かで十分であることがわかつているので、エマル
ジヨンに極少量添加したとき、基材へのシリコーン・エ
マルジヨンの凝集接着を与えうることがわかつた。コオ
リゴマーはポリジオルガノシロキサンと反応性の基を含
まず、かつシランよりむしろ低い分子量の重合体である
ので、コオリゴマーが、添加されるエマルジヨンの保存
性や性質を変えるチヤンスはシラン添加の場合よりも著
しく少ないと考えられる。
望ましいアミン官能性ポリジオルガノシロキサン・コ
オリゴマーは式 を有するものである、但し式中のRは1〜6の炭素原子
を有する一価のアルキル基、xは1〜250、そしてyは
2〜50である。Rはメチル基が望ましい。アミン官能性
ポリジオルガノシロキサン・コオリゴマーは、低分子量
の水酸末端封鎖ポリジオルガノシロキサンとアミン官能
性ジアルコキシ・シランを水酸化カリウムのようなアル
カリ性重合触媒で共重合させることによつて調製するこ
とができる。共重合後、コオリゴマーは中和し、ろ過し
て本発明に適当な生成物にする。コオリゴマーは、エマ
ルジヨンの形でアニオン重合化ポリジオルガノシロキサ
ンの100重量部当り0.01〜0.5重量部の水準で使用され
る。この値よりも多いコオリゴマーを使用することも可
能であるが、その必要はなく、望ましい量は0.01〜0.05
部である。コオリゴマーを得るこの方法を一連の実験に
用いることによつて、約75μm2/秒(75cs)から20,000
μm2/秒(20,000cs)に及ぶ範囲のコオリゴマー粘度を
与える、そして最低粘度はアミン5モル/ジメチル95モ
ルのモル比、又は95/5のx/yの比において生じる。望ま
しい方法は95/5の比でコオリゴマーを生成し、次にそれ
をポリジメチルシロキサン流体と混和して、低比のアミ
ン/ジメチルを得る方法である。この方法は必要量のア
ミンと最低粘度の混和物を与える。
本発明の方法に従つて生成したエマルジヨンは増粘
剤、あわ止め剤、充てん材、顔料、およびシリコーン・
エラストマーに有用な熱安定用添加物のような添加物も
含みうる。
エマルジヨンに補強および/または増量用充てん材を
混和することによつて、エマルジヨンの粘度を生成物が
ペーストとなるように高くすることができる。ここでの
ペーストは、表面に置いたときに流れないように十分高
く、かつ貯蔵容器から押し出せるように十分低い粘度を
有する均一混合体と定義される。かかる生成物はコーキ
ング材料として有用である。エマルジヨンは水分の蒸発
を防ぐ周知の密封カートリツジに貯蔵される。使用時
に、カートリツジの排出ノズルを開けて、ビイルデイン
グの継目のような充てんしようとする空間内へエマルジ
ヨンを押し出す。ペースト状のエマルジヨンは空間の側
部に付着して継目から流出しない。次に水分が蒸発し
て、継目の側部に接着されたエラストマーが後に残る。
かかる用途の場合には、継目の側部へのボンド(接着
剤)が継目の移動時に過剰な応力を受けないように、高
い伸びと低いモジユラスを有することが望ましい。
次の実施例は本発明を説明するためのものであつて、
特許請求の範囲に記載されている発明の範囲を限定する
ものではない。
実施例 アニオン乳化ポリジメチルシロキサンと共に後続の使
用のために一連の材料を調製して、接着の改良における
それらの有用性を評価した。
5のフラスコに空気駆動かくはん機、温度計及び真
空蒸留ヘツドを装着した。そのフラスコに式Me(MeO)2
SiCH2(CH)3CHCH2NHCH2CH2NH2の粗モノマーを装てん
し、それを667パスカル(5mmHgの真空)の圧力下、124
℃のヘツド温度及び130℃にポツト温度で蒸留した。生
成物は前記モノマーの約90重量%であつた、そして低沸
点の不純物を有した。この材料を単量体と呼ぶ。
5のフラスコに空気駆動かくはん機、温度計、窒素
パージ・チユーブ、及びDean−Starkウオーター・トラ
ツプ及び凝縮器を装着した。そのフラスコにメトキシ基
2.73モルを含んだ上記単量体300g(1.364モル)を装入
した。次に水2.73モルをかくはんしながら入れた。その
混合体を反応させたところ、温度が22℃から62℃に上昇
した。その混合体を次に加熱して、3時間40分間還流
し、揮発物質50gを除去した。生成物は4660パスカル(3
6mgHgの真空)の圧力下、110℃の温度でストリツプし
た。その生成物は加水分解単量体(hyd.mon)である。
使用前に2時間、単量体60gと蒸留水60gをかくはんす
ることによつて混合体を調製した。これは単量体/水の
混合体(mon/H2O)である。5のフラスコに空気駆動
かくはん機、温度計、窒素パージ・チユーブ、及びDean
−Starkウオーター・トラツプ及び凝縮器を装着した。
そのフラスコに低分子量の水酸基末端封鎖ポリジメチル
シロキサン3866.5gと単量体605gを装入した。これは95/
5のモル比であつた。かくはんと窒素パージをしなが
ら、水酸化ナトリウムと水の50%混合体1.43gを添加し
た。ポツト温度を徐々に上げて揮発物を除去した。3.5
時間後、72.1gの揮発物質を捕集した、その温度は112℃
であつた。次に0.7gの重炭酸ナトリウムを添加して、2
時間に渡りかくはん及び冷却しながら中和した。次に内
容物を6667パスカル(50mmHgの真空)の圧力下で110℃
に加熱して揮発性物質を除去し、室温に冷却した。パー
ライトを通してろ過した後の生成物は透明流体であつ
て、70μm2/秒(70cs)の粘度と1.773のアミン当量を有
した。この生成物をコオリゴマー(Cool.)と呼ぶ。こ
れは本発明のアミン官能性ポリジオルガノシロキサン・
コオリゴマーの例である。このコオリゴマーにおけるx
は約48gそしてyは約2であると算出される。5モル%
のアミンを有するコオリゴマーと、低分子量の水酸基末
端封鎖ポリジメチルシロキサンと混合して、0.5、1.0及
び2.0モルのアミンを有する混合物を与えるべく一連の
混合体を調製した。これらを混合物と呼ぶ。
エマルジヨンは、コオリゴマーを使用、蒸留水467g
に、硫酸ナトリウム・ラウリルの30%水溶液37.5gの溶
液にコオリゴマー200gを添加して1/2時間くはんし、次
にガウリン(Gaulin)の単段ホモジナイザーに20.7MPa
(約210Kg/cm2)で通し、48.3MPa(490Kg/cm2)で第2
のパスをくり返すことによつて調製した。これはコオリ
ゴマー・エマルジヨン(Cool E)と呼ぶ。
混合物のエマルジヨンは、それぞれの混合物250gを、
蒸留水167gと硫酸ナトリウム・ラウリルの30%水溶液3
7.5gの溶液と混合し、次に前の調製におけるように乳化
することによつて調製した。これらは混合物エマルジヨ
ン(混合物E)と呼ぶ。
実施例1 最初に、約325,000の重量平均分子量を有する乳化重
合、水酸基末端封鎖ポリジメチルシロキサンを調製し
た。そのエマルジヨンは、水54部と、低分子量、綿状、
水酸基末端封鎖ポリジメチルシロキサン流体100部と、3
0重量%の硫酸ナトリウム・ラウリル水溶液からなる界
面活性剤4部を混合して、それらの混合体を均一化する
ことによつて調製した。そのエマルジヨンをドデシルベ
ンゼン・スルホン酸1部と混合して重合させ、50重量%
の水性ジエチルアミン0.5部を添加することによつて塩
基性にした。そのエマルジヨンはpH約10と、固体含量約
60重量%を有した。
シリコーン塩基エマルジヨンは、上記エマルジヨン8
9.09部に、50重量%の固体含量を有する水性ナトリウム
安定化コロイドシリカ4.14部を2−アミノ−2−メチル
−1−プロパノール3.11部を混合し、次にかくはんし、
続いて35%固体分のポリジメチルシロキサン/シリカ混
合体のあわ止め剤0.16部と、エチレン・グリコール0.26
部と、30%固体分のアクリル増粘剤0.52部と、二酸化チ
タンの76%固体分の2.59部と、ジオクチルスズラウリン
酸塩の50重量%固体分のエマルジヨン0.13部を混合する
ことにより調製した;そのエマルジヨンは約58重量%の
固体含量と約11のpHを有した。
次に、上記塩基エマルジヨンと上記添加物から一連の
シリコーン・シーライトを調製した。それぞれの例にお
いて、上記塩基エマルジヨン54.3gを、表に示した単量
体の量を提供するのに十分な添加物、又は当量のアミン
官能性を与えるのに必要な添加物の量と混合し、次に炭
酸カルシウム45.7gを添加し5分間混合した。次にその
試料を混合容器から取り出し、8オンスのガラスびんに
入れ、20kPaの圧力下の真空室で真空に引き、空気と揮
発性物質を除去した。
それらのシーラントと試料を24時間熟成した後、接着
試料はマツ(松)の木片上に約0.32mm厚さのシーラント
層を塗布し、その表面にプライマーで処理した25×100m
mのステンレス鋼スクリーン片を埋め込んで補強し、次
にそのスクリーンの上に25mm厚さのシーラント層を塗布
することによつて調製した。そのシーラントは14日間乾
燥させた。次に木片の表面からシーラントの層を180度
の角度で引つ張るのに必要な力を5mm/分のはく離速度与
えて測定した。ストリツプをはがす際に、シーラントと
木片との間の界面に応力を加えるためにかみそりの刃を
使用して木片の表面に対して45度の角度でシーラントを
切断した。この操作を3回くり返した。木の表面からシ
ーラントを分離するのに必要な力の平均値を表に示す。
破壊の性質も記録した。シーラントが木の表面から表面
にゴムを残すことなくはく離した場合は、その破壊は接
着破壊と記録した。木の表面全体が接着したシーラント
の塗膜を有し、従つて破壊が全てシーラント内である場
合には、その破壊は凝集破壊と記録した。凝集型であつ
た破壊の%として中間で変わつた、すなわちどれだけ多
くの表面が試験後に表面へ接着したシーラントを有した
のか破壊の評価を行つた。
表は、単量体とシロキサンのコオリゴマーの形で存在
するアミン官能性を有する添加物のものが、単量体又は
加水分解単量体として存在するアミン官能性を有する添
加物のものよりも極めて低レベルの使用で高はく離強さ
及び凝集型破壊を有することを示す。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)水分の除去時にシリコーン・エラス
    トマーに硬化するエマルジョンの形のアニオン重合化ポ
    リジオルガノシロオシサン100重量部と、 (B)次の一般式 (ただし、Rは炭素原子数1〜6を有する一価のアルキ
    ル基であり、xは1〜250であり、yは2〜50であ
    る。) を有するアミン官能性ポリジオルガノシロオシサン・コ
    オリゴマー0.01〜0.5重量部と を混合し、得られた混合体を基材に塗布し、乾燥させ
    て、凝集型で装着したシリコーン・エラストマーを提供
    すること から成ることを特徴とする水性エマルジョンから得られ
    たシリコーン・エラストマーの基材への接着法。
  2. 【請求項2】前記エマルジョン(A)が、環境条件下で
    水分の除去時に、水相と分散相から成る弾性生成物を提
    供するのに適当なシリコーン・エマルジョンから成り、
    該分散相が本質的に1分子当り2つのSi−結合水酸基を
    含有するアニオン的に安定化されたヒドロキシル化ポリ
    ジオルガノシロオシサンと、有機スズ化合物と、コロイ
    ド・シリカから成り、前記シリコーン・エマルジョンが
    9〜11.5の範囲内のpHを有することを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の方法。
  3. 【請求項3】Rがメチル基である特許請求の範囲第1項
    記載の方法。
  4. 【請求項4】アミン官能性ポリジオルガノシロオシサン
    ・コオリゴマー(B)がエマルジョンの形である特許請
    求の範囲第1項記載の方法。
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