JP2553859Y2 - 電気暖房装置 - Google Patents

電気暖房装置

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JP2553859Y2
JP2553859Y2 JP1992050477U JP5047792U JP2553859Y2 JP 2553859 Y2 JP2553859 Y2 JP 2553859Y2 JP 1992050477 U JP1992050477 U JP 1992050477U JP 5047792 U JP5047792 U JP 5047792U JP 2553859 Y2 JP2553859 Y2 JP 2553859Y2
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heating
warm air
radiant
heat
casing
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JP1992050477U
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JPH064545U (ja
Inventor
吉雄 秋山
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東芝機器株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、室内の床などに設置さ
れ人体の採暖に供される電気暖房装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種電気暖房装置は、例えば実
開平3−87101号公報に示されるように、本体の前
面に輻射式の面状ヒータと、羽根とケーシングと発熱体
よりなる温風装置を備え、音の静かな輻射暖房と、通電
初期の急速暖房や部屋全体を暖めたい時に有効な温風暖
房の両方の暖房ができるようにしたものが存在した。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、前記のように
構成した電気暖房装置では、輻射暖房と温風暖房の両方
の暖房を得るためには、輻射暖房としの面状ヒータに
加え、温風暖房としての発熱体を別個に設ける必要があ
り、高価になり不経済である。また、輻射暖房の場合は
面状ヒータの前方への輻射熱と、対流熱として上昇気流
で放熱が行われるため、輻射効率が悪いものである。
【0004】一方、実願昭57−190543号(実開
昭59−94215号)のマイクロ フィルムには、通常
は送風機を停止させて電気ヒータによる輻射熱だけで暖
房を行ない、始動時などの暖房能力が不足しがちなとき
に、前記送風機を回転させて、空気流通室内において加
熱された空気を強制的に送風する輻射暖房と温風暖房の
両方を兼用した暖房装置が開示されている。
【0005】しかし、この暖房装置は、自然に上昇する
暖気に抗して、空気流通室の下部から電気ヒータの発熱
体周辺の空気を吸引しており、発熱体の表面温度が低下
して、電気ヒータの前方に向けて十分な輻射暖房を行な
うことができない。また、電気ヒータの前面に耐熱ガラ
スのような特殊材料を取り付けないと、電気ヒータの前
面下部から空気流通室の下部に冷たい空気が吸引され、
温風暖房としての効果も不十分なものとなる。さらに、
反射板の後方は断熱効果を持たせることができないの
で、ケース体の内部に重厚な断熱材を充填しなければな
らない問題がある。
【0006】本考案は、このような点に着目してなされ
たもので、一つの発熱体で輻射暖房と温風暖房の両方の
発熱体として共用できると共に、輻射ヒータからの上昇
気流による熱ロスを積極的に利用して効率の良い輻射暖
房と温風暖房が得られ、しかも、断熱材が無くても本体
ケース内部に断熱構造を持たせるようにした電気暖房装
置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、このような目
的を達成するために、前面を開放した箱形の本体ケース
と、この本体ケース内の背面側に上下方向に渡って設け
られたケーシングと、このケーシングの前方に適宜の間
隔を存して上下方向に渡って設けられた遮熱板と、この
遮熱板の前方に設けられた面状の輻射ヒータと、前記遮
熱板の後方と前記ケーシングとの間に設けられ上部に暖
気吸込口を設けると共に下部に温風吹出口を設けた温風
通路と、この温風通路内に設けられたファンとを設けた
ものである。
【0008】
【作用】本考案は、輻射暖房時にはファンの回転を止
め、輻射ヒータからの輻射熱によりやわらかな暖房が行
なわれる。この際、遮熱板の後方にある温風通路は、有
効な断熱空間となるため、断熱材を充填しなくても十分
な冷却効果を得ることができる。また、温風暖房時には
輻射ヒータからの輻射熱による輻射暖房に加え、ファン
を回転させて、輻射ヒータから自然に上昇した暖かい空
気を、温風通路の上部に設けた暖気吸込口より温風通路
内に導き、温風吹出口より温風として吐出させ温風暖房
が行われる。したがって、ファンを低速回転させても十
分な温風暖房効果を得ることが可能になる。さらに、輻
射ヒータの表面温度は高く保った状態になるため、輻射
ヒータの前方に向けて十分な輻射熱を放射できる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1ないし図2を
参照して説明する。
【0010】1は置台で、この置台1の上部には前面が
開放した縦長箱状の本体ケース2が取付けられている。
この本体ケース2の内部の背面側には前記本体ケース2
の前面上部から上下方向に渡って前記置台1にまで至る
ケーシング3が設けられている。4は遮熱板で前記ケー
シング3の前方に適宜の間隔を存して上下方向に渡って
設けられている。5は前記遮熱板4の前方に設けられ面
状の輻射ヒータで、この輻射ヒータ5は断熱ボード6上
に蛇行状に配置され適宜発熱容量が変えられる発熱体7
とから形成されている。8は前記遮熱板4の後方と前記
ケーシング3との間に設けられた温風通路で、この温風
通路8の一端側の上部に暖気吸込口9が設けられると共
に下部の他端側に温風吹出口10が設られている。11
は図示しないモータにより回転駆動される耐熱金属製の
ファンで前記温風通路8の内部に前記温風吹出口10と
対向するように設けられている。12は邪魔板で輻射暖
房時リミッター13への温度上昇を防止する目的で設け
られている。14は前記輻射ヒータ5を保護するガード
である。15は電源スイッチ、16は前記ファン11の
速度を切換える切換えスイッチである。
【0011】しかして、このように構成された電気暖房
装置の使用に際しては、電源スイッチ15を操作して電
源を投入すると、輻射ヒータ5の発熱体7に通電され発
熱体7より発生した熱は一点鎖線で示す矢印の如く本体
ケース2前方に放射し、やわらかで、かつ音の静かな輻
射暖房が行われる。次に、切換えスイッチ16を操作し
図示しないモータに通電すると好みの速度でファン11
が回転し、このファン11の回転による吸引力および発
熱体7の上昇気流により、発熱体7より発生した熱の大
部分を遮熱板4の上部に設けた暖気吸込口9より実線で
示す矢印の如く温風通路8に吸引し、温風吹出口10よ
り温風として吐出される温風暖房が行われる。従って、
前記した輻射暖房に加え、通電初期においては急速暖房
が行われると共に、通常は部屋全体を暖める温風暖房と
して使用される。因みに、急速暖房時には発熱体7の発
熱容量を強にしファン11は高速回転にて行われる。ま
た、通常の温風暖房時には発熱体7の発熱容量を中にし
てファン11は低速回転にて行われる。
【0012】以上のように、本考案の実施例では、輻射
暖房時にはファン11の回転を止め、輻射ヒータ5から
の輻射熱によりやわらかな暖房が行なわれる。この際、
遮熱板4の後方にある温風通路8は、有効な断熱空間と
なるため、断熱材を充填しなくても十分な冷却効果を得
ることができる。また、温風暖房時には輻射ヒータ5か
らの輻射熱による輻射暖房に加え、ファン11を回転さ
せて、輻射ヒータ5から自然に上昇した暖かい空気を、
温風通路8の上部に設けた暖気吸込口9より温風通路8
内に導き、温風吹出口10より温風として吐出させ温風
暖房が行われる。したがって、ファン11を低速回転さ
せても十分な温風暖房効果を得ることが可能になる。さ
らに、輻射ヒータ5の表面温度は高く保った状態になる
ため、輻射ヒータ5の前方に向けて十分な輻射熱を放射
できる。
【0013】
【考案の効果】本考案によれば、前面を開放した箱形の
本体ケースと、この本体ケース内の背面側に上下方向に
渡って設けられたケーシングと、このケーシングの前方
に適宜の間隔を存して上下方向に渡って設けられた遮熱
板と、この遮熱板の前方に設け られた面状の輻射ヒータ
と、前記遮熱板の後方と前記ケーシングとの間に設けら
れ上部に暖気吸込口を設けると共に下部に温風吹出口を
設けた温風通路と、この温風通路内に設けられたファン
とを設けたものであり、一つの発熱体で輻射暖房と温風
暖房の両方の発熱体として共用できると共に、輻射ヒー
タからの上昇気流による熱ロスを積極的に利用して効率
の良い輻射暖房と温風暖房が得られ、しかも、断熱材が
無くても本体ケース内部に断熱構造を持たせるようにし
電気暖房装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の電気暖房装置の一実施例を示す縦断面
図である。
【図2】その電気暖房装置の斜視図である。
【符号の説明】
2 本体ケース 3 ケーシング 4 遮熱板 5 輻射ヒータ 8 温風通路 9 暖気吸込口 10 温風吹出口 11 ファン

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面を開放した箱形の本体ケースと、こ
    の本体ケース内の背面側に上下方向に渡って設けられた
    ケーシングと、このケーシングの前方に適宜の間隔を存
    して上下方向に渡って設けられた遮熱板と、この遮熱板
    の前方に設けられた面状の輻射ヒータと、前記遮熱板
    後方と前記ケーシングとの間に設けられ上部に暖気吸込
    口を設けると共に下部に温風吹出口を設けた温風通路
    と、この温風通路内に設けられたファンとを具備したこ
    とを特徴とする電気暖房装置。
JP1992050477U 1992-06-25 1992-06-25 電気暖房装置 Expired - Lifetime JP2553859Y2 (ja)

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JPH064545U JPH064545U (ja) 1994-01-21
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4992539B2 (ja) * 2007-05-08 2012-08-08 株式会社トヨトミ 電気ストーブの送風構造
WO2023100624A1 (ja) * 2021-12-03 2023-06-08 ダイキン工業株式会社 暖房装置
WO2023100636A1 (ja) * 2021-12-03 2023-06-08 ダイキン工業株式会社 床置き型暖房装置
JP7328590B2 (ja) * 2021-12-03 2023-08-17 ダイキン工業株式会社 暖房装置

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JPS5994215U (ja) * 1982-12-15 1984-06-26 ミサワホ−ム株式会社 暖房装置

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