JP7328590B2 - 暖房装置 - Google Patents

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Description

本開示は、暖房装置に関するものである。
特許文献1に開示の輻射暖房機は、発熱体が設けられた面状ヒータと、該面状ヒータの背面側に設けられる風路と、該風路に配置される送風機とを有する。風路は吸込口と吹出口とを連通し、吸込口から吸い込まれた空気は面状ヒータにより加熱された後、温風として吹出口から室内に吹き出される。
特開2006-10156号公報
特許文献1のような暖房装置は、ヒータから放出される熱を利用して空気通路(風路)内の空気を加熱することで温風を吹き出すが、ヒータからの加熱だけでは空気通路内の空気を十分に加熱できないおそれがある。
本開示の目的は、輻射熱を利用した暖房装置における暖房効果を向上させることにある。
本開示の第1の態様は、
内部空間(I)が形成されるケーシング(11)と、
前記内部空間(I)に配置され、輻射熱を与える第1ヒータ(31)と、
前記内部空間(I)に配置され、前記第1ヒータ(31)から発生した熱線を前記ケーシング(11)の前面(12)に向かって反射する反射板(42)と、
前記ケーシング(11)に形成され、対象空間(S)の空気を吸い込む吸込口(20)と、
前記ケーシング(11)に形成され、対象空間(S)に空気を吹き出す吹出口(21)と、
前記内部空間(I)に設けられ、前記吸込口(20)と前記吹出口(21)とを連通する空気通路(P)と、
前記空気通路(P)に配置され、前記吸込口(20)から前記吹出口(21)に向かって空気を搬送するファン(50)と、
前記空気通路(P)に配置され、該空気通路(P)を流れる空気を加熱する第2ヒータ(32)とを備える暖房装置である。
第1の態様では、内部空間(I)では、第1ヒータ(31)により空気が加熱される。この加熱された空気は、第2ヒータ(32)によりさらに加熱できる。そのため、暖房装置(10)は、輻射熱により加熱された空気の温度を、さらに第2ヒータ(32)により加熱制御できる。これにより、暖房装置(10)における暖房効果を向上させることができる。
本開示の第2の態様は、第1の態様において、
前記ファン(50)は、前記空気通路(P)における前記第2ヒータ(32)よりも空気流れの下流側に配置される。
第2の態様では、第2ヒータ(32)よりも吹出口(21)寄りにファン(50)が配置されているため、例えば、吹出口(21)に手を入れても直接第2ヒータ(32)に触れることがない。このことでユーザの安全を確保できる。
本開示の第3の態様は、第1または第2の態様において、
前記吹出口(21)は、前記ケーシング(11)の下部に配置され、
前記ファン(50)は、前記内部空間(I)の下部に配置される。
第3の態様では、ユーザの足元に温風を当てることができるため、ユーザの快適性を向上できる。また、第1ヒータ(31)の熱影響は内部空間(I)上部に集中するため、ファン(50)を下方に配置することで、ファン(50)に与える熱負荷を小さくできる。
本開示の第4の態様は、第1~第3の態様のいずれか1つにおいて、
孔(H)が形成されると共に、前記第1ヒータ(31)からの前記前面(12)に向かう熱線が透過する第1パネル(60)を備え、
前記第1パネル(60)は、前記吸込口(20)に設けられる。
第4の態様では、第1パネル(60)の孔(H)を介して対象空間(S)の空気が空気通路(P)に流入する。従って、第1パネル(60)は、対象空間(S)の空気を吸い込むとともに、対象空間(S)に輻射熱を与えることができる。
本開示の第5の態様は、第4の態様において、
前記第1ヒータ(31)からの熱線を透過する第2パネル(61)を備え、
前記第2パネル(61)は、前記第1ヒータ(31)からの熱線が該第2パネル(61)および前記第1パネル(60)の順に透過するように、前記第1パネル(60)に向かい合って配置される。
第5の態様では、第1ヒータ(31)が放出する熱が第2パネル(61)に吸収されることによって、第1パネル(60)が過剰に加熱されることを緩和できる。
本開示の第6の態様は、第1~第5の態様のいずれか1つにおいて、
前記反射板(42)は、前記第1ヒータ(31)と前記ケーシング(11)の後面(13)との間に配置され、
前記空気通路(P)は、空気流れの上流から下流に向かって並ぶ第1空間(23)と第2空間(25)とを有し、
前記第1空間(23)は、吸込口(20)に連通し、かつ、前記反射板(42)の前側の空間を含み、
前記第2空間(25)は、吹出口(21)に連通し、かつ、前記反射板(42)の後側の空間を含み、
前記第1空間(23)および前記第2空間(25)は、前記反射板(42)の上方で互いに連通し、
前記第1ヒータ(31)は、前記第1空間(23)に配置され、かつ、前記第2ヒータ(32)および前記ファン(50)は、前記第2空間(25)に配置される。
第6の態様では、第1ヒータ(31)により加熱された空気通路(P)の空気は第2ヒータ(32)によりさらに加熱されるため、吹出口(21)から吹き出す温風の温度低下を抑制できる。
第7の態様は、第1~第6の態様のいずれか1つにおいて、
前記第1ヒータ(31)および前記第2ヒータ(32)の少なくとも一方を運転する運転モードを有する制御部(C)を備える。
第7の態様では、輻射熱による暖房運転、温風による暖房運転、または、輻射熱および温風による暖房運転を切り替えて運転することができる。
第8の態様は、第7の態様において、
前記制御部(C)は、前記暖房装置の運転開始時に前記第2ヒータ(32)の運転を開始し、前記第2ヒータ(32)の運転開始時から所定時間経過後に前記第1ヒータ(31)の運転を開始する。
第8の態様では、制御部(C)は、第1ヒータ(31)及び第2ヒータ(32)の運転開始時をずらして暖房装置を運転する。
図1は、実施形態に係る暖房装置の概略の斜視図である。 図2は、暖房装置の左右方向に直角な断面図である。 図3は、制御部に関するブロック図である。 図4は、加熱抑制運転の制御フローを示すフローチャートである。 図5は、変形例1に係る暖房装置の図2に相当する図である。 図6は、変形例2に係る暖房装置の図2に相当する図である。 図7は、変形例3に係る暖房装置の図1に相当する図である。 図8は、変形例3に係る暖房装置の図2に相当する図である。 図9は、変形例4に係る暖房装置の図2に相当する図である。 図10は、変形例5に係る暖房装置の第2運転モードの制御フローの前半を示すフローチャートである。 図11は、変形例5に係る暖房装置の第2運転モードの制御フローの後半を示すフローチャートである。
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本開示は、以下に示される実施形態に限定されるものではなく、本開示の技術的思想を逸脱しない範囲内で各種の変更が可能である。各図面は、本開示を概念的に説明するためのものであるから、理解容易のために必要に応じて寸法、比または数を誇張または簡略化して表す場合がある。
(1)暖房装置の概要
実施形態に係る暖房装置(10)について、図1および図2を参照しながら説明する。なお、以下の説明において、「上」、「下」、「前」、「後」、「右」、および「左」は、原則として、図1の矢印で示す方向を意味する。図1、図2および図5から図9に示された太矢印は、空気が流れる方向を示す。
暖房装置(10)は、対象空間である室内空間(S)を暖房する。暖房装置(10)は、室内空間(S)の床面(F)に設置される床置き式である。暖房装置(10)は、輻射熱により室内空間(S)を暖房する。加えて、本実施形態の暖房装置(10)は、室内空間(S)の室内空気を加熱し、加熱した空気を室内空間(S)へ供給する。
暖房装置(10)は、ケーシング(11)と、第1ヒータ(31)、第2ヒータ(32)、反射板(42)、ファン(50)、前側吸込部材(60)、および後側吸込部材(61)を備えている。
(2)ケーシング
ケーシング(11)は、中空の略直方体状に形成される。ケーシング(11)は、例えば樹脂材料で構成される。ケーシング(11)は、上下に縦長の箱状に形成される。ケーシング(11)は、6つの面(12,13,14,15,16,17)を有する。6つの面は、前面(12)と後面(13)と上面(14)と下面(15)と右面(16)と左面(17)とで構成される。
前面(12)は、ケーシング(11)の前側に位置し、後面(13)はケーシング(11)の後側に位置し、上面(14)はケーシング(11)の上側に位置し、下面(15)はケーシング(11)の下側に位置し、右面(16)はケーシング(11)の右側に位置し、左面(17)はケーシング(11)の左側に位置する。右面(16)および左面(17)の内面には、上下方向に延びる支持部材(22)が設けられる。支持部材(22)は、後述する第1ヒータ(31)および反射板(42)をケーシング(11)内に支持する部材である。
図1および図2に示すように、ケーシング(11)の前面(12)には、吸込口(20)と吹出口(21)とが形成される。吸込口(20)は室内空間(S)の空気を吸い込むための開口である。吹出口(21)は、ケーシング(11)内の空気を室内空間(S)へ吹き出すための開口である。ケーシング(11)の内部空間(I)には、吸込口(20)と吹出口(21)とを連通する空気通路(P)が形成される。
吹出口(21)は、ケーシング(11)の下部に位置する。具体的には、吹出口(21)はケーシング(11)の下端部に位置する。吹出口(21)は、室内空間(S)の床面(F)付近に位置する。吹出口(21)は、ケーシング(11)の右面(16)から左面(17)に亘るように左右に延びている。
吸込口(20)は、吹出口(21)の上方に位置する。吸込口(20)は、ケーシング(11)の上端から吹出口(21)付近に亘って形成される。吸込口(20)は、ケーシング(11)の右面(16)から左面(17)に亘って形成される。
ケーシング(11)は、吸込口(20)の下端から後方に向かって延びる支持板(39)を有する。支持板(39)は、内部空間(I)の左右端に亘って延びる。支持板(39)は、後述する第1空間(23)と第2空間(25)とを仕切る。
(3)第1ヒータ
第1ヒータ(31)は、遠赤外線(熱線)を発する。本実施形態の暖房装置(10)では、3つの第1ヒータ(31)が設けられる。第1ヒータ(31)の数量は単なる例示であり、1つ、2つ、または4つ以上であってもよい。第1ヒータ(31)は、内部空間(I)に配置され、輻射熱を与える。具体的に、各第1ヒータ(31)は、支持部材(22)に固定される。3つの第1ヒータ(31)は、反射板(42)の前方に配置される。第1ヒータ(31)は、セラミックを含有する遠赤外線コーティングがなされている。各第1ヒータ(31)は、左右方向に延びるパイプ状、あるいは略棒状に形成される。3つの第1ヒータ(31)は、ケーシング(11)の前面(12)および後面(13)に沿うように上下方向に配列される。3つの第1ヒータ(31)は、互いに平行な状態で等間隔置きに配置される。第1ヒータ(31)から発する熱線は、第1ヒータ(31)の軸心を中心として全周に広がる。第1ヒータ(31)は、後述する第1空間(23)に配置される。
(4)第2ヒータ
第2ヒータ(32)は、空気通路(P)を流れる空気を加熱する。第2ヒータ(32)は、例えば、空気加熱用の電気ヒータである。電気ヒータは、サーミスタやペルチェ素子などの熱電素子を有する。本実施形態の第2ヒータ(32)は、プラグヒータである。第2ヒータ(32)は、ケーシング(11)の右面(16)に固定されるターミナルキャップ(33)と、ターミナルキャップ(33)からケーシング(11)の左面(17)に向かって延びる棒状のヒータ本体(34)とを有する。第2ヒータ(32)に通電されることによって、ヒータ本体(34)が発熱する。発熱したヒータ本体(34)によって該ヒータ本体(34)を通過する空気通路(P)の空気が加熱される。第2ヒータ(32)は、空気通路(P)において、第1ヒータ(31)よりも空気流れの下流側に配置される。具体的に、第2ヒータ(32)は、後述する第2空間(25)に配置される。
(5)反射板
反射板(42)は、内部空間(I)に配置される。反射板(42)は、第1ヒータ(31)から発生した熱線をケーシング(11)の前面(12)に向かって反射する。
反射板(42)は、第1ヒータ(31)と後面(13)との間に配置される。反射板(42)は、前面(12)および後面(13)に対向する。反射板(42)の左端および右端は、支持部材(22)に固定される。反射板(42)の下端は、支持板(39)の後端に固定される。反射板(42)の上端と上面(14)との間には隙間が形成される。この隙間は、後述する連通路(24)である。
反射板(42)は、略円弧状の3つの反射部(42a)と、これらを連結する2つの連結部(42b)とを含む。反射部(42a)は、左右方向に延びるとともに、該左右方向において略同一の断面形状を有する。具体的には、反射部(42a)は、後方に膨出した曲面状に形成される。反射部(42a)は、各第1ヒータ(31)に対応して1つずつ設けられる。反射部(42a)は、対応する第1ヒータ(31)の後側に位置し、該第1ヒータ(31)に向かって開口している。各反射部(42a)の前面には、対応する第1ヒータ(31)の熱線を前方に反射する反射面(R1)がそれぞれ形成される。連結部(42b)は、左右方向に延びる板状に形成され、上下方向に隣り合う2つの反射部(42a)と連続して形成される。
(6)ファン
ファン(50)は、空気通路(P)に配置される。ファン(50)は、空気通路(P)の空気を吸込口(20)から吹出口(21)に向かって搬送する。本実施形態のファン(50)は、クロスフロー式のファンである。図1に模式的に示すように、ファン(50)は、左右方向に延びるファン本体(51)と、ファン本体(51)を回転駆動するファンモータ(52)とを有する。ファン(50)は、ケーシング(11)の内部空間(I)において、第1ヒータ(31)よりも下方に配置される。ファン(50)は、空気通路(P)において、第2ヒータ(32)よりも空気流れの下流側に配置される。ファン(50)は、ケーシング(11)の内部空間(I)の下部に配置される。具体的に、ファン(50)は、吹出口(21)の近傍に配置される。第1ヒータ(31)から吹出口(21)までの最短距離が、ファン(50)から第1ヒータ(31)までの最短距離よりも短い。
(7)前側吸込部材および後側吸込部材
本開示の第1パネル(60)としての前側吸込部材(60)は、平板状に形成される。前側吸込部材(60)は、複数の孔(H)を有する。前側吸込部材(60)は、例えば、パンチングプレートで構成される。前側吸込部材(60)は、SUS等の金属素材で構成される。前側吸込部材(60)には、前面(12)に向かう第1ヒータ(31)からの熱線が透過する。
前側吸込部材(60)は、吸込口(20)に設けられる。具体的に、前側吸込部材(60)は、吸込口(20)を覆うように、ケーシング(11)の前面(12)に設けられる。前側吸込部材(60)は、吸込口(20)の左端から右端に亘って左右方向に延びる。複数の孔(H)は、前側吸込部材(60)の略全面に形成される。そのため、吸込口(20)の略全面から室内空間(S)の空気を吸い込むことができる。本例の第1パネル(60)は、メッシュ部材であってもよい。
本開示の第2パネル(61)としての後側吸込部材(61)は、平板状に形成される。後側吸込部材(61)は、複数の孔(H)を有する。複数の孔(H)は、後側吸込部材(61)の全面に設けられる。後側吸込部材(61)は、SUS等の金属素材で構成される。後側吸込部材(61)には、前面(12)に向かう第1ヒータ(31)からの熱線が透過する。
第1ヒータ(31)からの熱線が該後側吸込部材(61)、前側吸込部材(60)の順に透過するように、後側吸込部材(61)は、前側吸込部材(60)に向かい合って配置される。具体的に、後側吸込部材(61)は、ケーシング(11)の前面(12)よりも後方、かつ、第1ヒータ(31)よりも前方に配置される。より具体的に、後側吸込部材(61)は、前側吸込部材(60)と第1ヒータ(31)との中間よりも、前側吸込部材(60)寄りに配置される。後側吸込部材(61)の下端は支持板(39)に固定される。後側吸込部材(61)の上端は上面(14)に固定される。
後側吸込部材(61)は、前側吸込部材(60)と平行な状態でケーシング(11)に固定される。後側吸込部材(61)は、前側吸込部材(60)と対向する。後側吸込部材(61)は、後述する第1空間(23)に配置される。後側吸込部材(61)の下端の高さ位置は、前側吸込部材(60)の下端の高さ位置と概ね等しい。後側吸込部材(61)の上端の高さ位置は、後側吸込部材(61)の上端の高さ位置よりも低い。後側吸込部材(61)の全域が、前後方向において、前側吸込部材(60)と重なる。なお、本実施形態において、暖房装置(10)は、後側吸込部材(61)を有さない構成であってもよい。
(8)空気通路
空気通路(P)は、ケーシング(11)の内部空間(I)に設けられる。空気通路(P)は、吸込口(20)と吹出口(21)とを連通する。空気通路(P)は、空気流れの上流から下流に向かって並ぶ第1空間(23)および第2空間(25)を含む。第1空間(23)と第2空間(25)との間には連通路(24)が形成される。
第1空間(23)は、吸込口(20)に連通し、かつ、前記反射板(42)の前側の空間を含む。具体的に、第1空間(23)は、前側吸込部材(60)と反射板(42)との間に形成される。第1空間(23)は、吸込口(20)と連通路(24)の上流端とを連通する。第1空間(23)は、空気が上方に流れる流路を構成する。各第1ヒータ(31)は、第1空間(23)に面している。第1空間(23)を流れる空気は、第1ヒータ(31)により加熱される。
連通路(24)は、反射板(42)の上方に形成される。具体的に、連通路(24)は、反射板(42)の上端とケーシング(11)の上面(14)との間の隙間の空間である。連通路(24)では、上方を向く空気流れがUターンして下方を向く空気流れとなる。このように、第1空間(23)および第2空間(25)は、反射板(42)の上方で互いに連通する。
第2空間(25)は、吹出口(21)に連通し、かつ、前記反射板(42)の後側の空間を含む。具体的に、第2空間(25)は、反射板(42)とケーシング(11)の後面(13)との間の空間と、支持板(39)と下面(15)との間の空間とを有する。第2空間(25)には、ファン(50)が配置される。ファン(50)は、第2空間(25)において第1ヒータ(31)よりも下方に配置される。第2空間(25)は、空気が上方から下方に向かって流れる流路を構成する。第2空間(25)には、ファン(50)および第2ヒータ(32)が配置される。第2ヒータ(32)は、第2空間(25)の吹出口(21)の近傍に配置される。具体的に、第2ヒータ(32)は、第2空間(25)の下部に配置される。第2ヒータ(32)は、吹出口(21)と略同じ高さ位置に配置される。このように、第2ヒータ(32)は、第2空間(25)を流れる空気の上流端よりも下流端である吹出口(21)寄りに配置される。
(9)制御部
図3に示すように、暖房装置(10)は、制御部(C)を備える。制御部(C)は、ファンモータ(52)、第1ヒータ(31)および第2ヒータ(32)を制御する。具体的には、制御部(C)は、ファンモータ(52)のON/OFF、およびファンモータ(52)の回転数を制御する。制御部(C)は、第1ヒータ(31)のON/OFF、および第1ヒータ(31)の出力を制御する。制御部(C)は、第2ヒータ(32)のON/OFF、および第2ヒータ(32)の出力を制御する。
(10)運転動作
本実施形態の暖房装置(10)の運転動作は、第1運転モード、第2運転モード、および第3運転モードの3種類の運転モードを有する。各運転モードは、ユーザの操作に基づいて選択される。暖房装置(10)は、選択された運転モードに基づいて各種の動作を行う。以下、各運転モードについて説明する。
(10-1)第1運転モード
第1運転モードが選択されると、暖房装置(10)は、前方に向けて輻射熱を発すると共に、吹出口(21)から温風を吹き出す。第1運転モードでは、第1ヒータ(31)、およびファン(50)が運転される。
第1ヒータ(31)が通電状態になると、第1ヒータ(31)から熱線が放出される。第1ヒータ(31)から発する熱線の一部は、直接的に前方へ進む。第1ヒータ(31)から発する熱線の残部は、反射板(42)で反射された後、間接的に前方へ進む。前方へ進んだ熱線は、後側吸込部材(61)、前側吸込部材(60)を順に透過する。前側吸込部材から室内空間(S)へ熱線が放出される。このように、ケーシング(11)の前側へ輻射熱が放出される。後側吸込部材(61)および前側吸込部材(60)は、第1ヒータ(31)からの熱を吸収する。
ファン(50)が運転されると、室内空間(S)の室内空気は吸込口(20)に吸い込まれる。この空気は、第1空間(23)において第1ヒータ(31)と、第1ヒータ(31)から吸熱した前側吸込部材(60)および後側吸込部材(61)とにより加熱された後、連通路(24)に向かって上向きに流れる。
連通路(24)を介して第2空間(25)に流入した空気は、下方に向かって流れる過程で、第1ヒータ(31)により熱を吸収した反射板(42)によりさらに加熱される。加熱された空気は、第2空間(25)の下部にあるファン(50)を通過した後、吹出口(21)に向かって流れる。吹出口(21)からは、室内空間(S)に向かって温風が吹き出される。
吹出口(21)から温風を吹き出すことで、前側吸込部材(60)からの輻射熱だけでなく、吹出口(21)からの温風によって室内空間(S)を暖房できる。吹出口(21)は、ケーシング(11)の下部に位置する。具体的には、吹出口(21)は床面(F)に沿った位置にある。このため、ユーザの足下に温風を吹き出すことができ、ユーザの快適性を向上できる。
(10-2)第2運転モード
第2運転モードが選択されると、暖房装置(10)は、前方に向けて輻射熱を発すると共に、吹出口(21)から温風を吹き出す。第2運転モードでは、第1ヒータ(31)、第2ヒータ(32)、およびファン(50)が運転される。
第1ヒータ(31)が通電状態になると、第1ヒータ(31)から熱線が放出される。第1ヒータ(31)から発する熱線の一部は、直接的に前方へ進む。第1ヒータ(31)から発する熱線の残部は、反射板(42)で反射された後、間接的に前方へ進む。前方へ進んだ熱線は、後側吸込部材(61)、前側吸込部材(60)を順に透過する。前側吸込部材(60)から室内空間(S)へ熱線が放出される。このように、ケーシング(11)の前側へ輻射熱が放出される。後側吸込部材(61)および前側吸込部材(60)は、第1ヒータ(31)からの熱を吸収する。
ファン(50)が運転されると、室内空間(S)の室内空気は吸込口(20)に吸い込まれる。この空気は、第1空間(23)において第1ヒータ(31)と、第1ヒータ(31)から吸熱した前側吸込部材(60)および後側吸込部材(61)とにより加熱された後、連通路(24)を介して第2空間(25)に流入する。
第2ヒータ(32)が通電状態になると、ヒータ本体(34)が発熱する。第2空間(25)の空気は、第1ヒータ(31)から吸熱した反射板(42)により加熱されながら下方に向かって流れる。反射板(42)の後面の下端を通過した空気は、第2ヒータ(32)を通過することでさらに加熱される。第2ヒータ(32)により加熱された空気は、ファン(50)を通過した後、吹出口(21)に向かって流れる。吹出口(21)から室内空間(S)に向かって温風が吹き出される。
このように第2運転モードでは、空気通路(P)の空気は、第1ヒータ(31)と、反射板(42)と、第2ヒータ(32)とにより加熱された後、温風として吹出口(21)より吹き出される。そのため、第2運転モードでは上記第1運転モードよりも、吹出口(21)から吹き出す温風の温度を高くすることができる。例えば、第1運転モード中に、ユーザが温風の温度が低いと感じた場合、第2運転モードに切り替えることで温風の温度を上げることができる。このように、温風の温度調節を行うことができ、ユーザの快適性を向上できる。
(10-3)第3運転モード
第3運転モードが選択されると、暖房装置(10)は、吹出口(21)から温風を吹き出す。第3運転モードでは、第2ヒータ(32)およびファン(50)が運転される。
ファン(50)が運転されると、室内空間(S)の室内空気は吸込口(20)に吸い込まれる。この空気は、第1空間(23)および連通路(24)を介して、第2空間(25)に流入する。第1ヒータ(31)は通電状態にないため、空気通路(P)の空気は、第1空間(23)では加熱されない。
第2ヒータ(32)が通電状態になると、ヒータ本体(34)が発熱する。第2空間(25)を下方に向かって流れる空気は、反射板(42)の後面を通過した後、第2ヒータ(32)により加熱される。第2ヒータ(32)により加熱された空気は、ファン(50)を通過した後、吹出口(21)に向かって流れる。吹出口(21)から前方に向かって温風が吹き出される。このように、第3運転モードでは温風のみを吹き出すことができる。ユーザは足元のみに温風を当てることができる。
(11)加熱抑制運転
本実施形態の暖房装置(10)は、第1ヒータ(31)により前側吸込部材(60)の温度分布に基づいて、前側吸込部材(60)が過剰に加熱されることを抑制する加熱抑制運転を行う。本実施形態では加熱抑制運転は、予め制御部(C)にプログラムされている。従って、本実施形態の暖房装置(10)は、予め入力されたプログラムに従って、加熱抑制運転を実行する。加熱抑制運転では、制御部(C)は、ファン(50)の風量と、第1ヒータ(31)の出力とを調節する。図4を用いて、加熱抑制運転の一例について説明する。
ステップS1では、制御部(C)は、ユーザの選択により第1運転モードを実行する。具体的に、ファン(50)が運転され、第1ヒータ(31)が通電状態となる。
ステップS2では、制御部(C)は、第1ヒータ(31)が通電状態になって所定時間が経過したか否かを判定する。所定時間が経過していないと判断した場合(ステップS2のNO)、制御部(C)は、前側吸込部材(60)の温度が所定値よりも低いと判断してステップS3を実行する。所定時間が経過したと判断された場合(ステップS2のYES)、制御部(C)は、前側吸込部材(60)の温度が所定値以上であると判断してステップS4を実行する。
ステップS3では、制御部(C)は、第1ヒータ(31)の出力を調節する。具体的に、制御部(C)は、3つの第1ヒータ(31)の相対出力を下げる第1調節を行う。第1調節では、例えば、3つの第1ヒータ(31)のうち、最も出力が大きい第1ヒータ(31)の出力に、他の第1ヒータ(31)の出力を合わせるように相対出力を小さくする。ステップS3の実行後、再びステップS2が実行される。
ステップS4では、制御部(C)は、ファン(50)の風量を増大する。
ステップS5では、制御部(C)は、第1ヒータ(31)の出力を調節する。具体的に、制御部(C)は、3つの第1ヒータ(31)の相対出力を上げる第2調節を行う。第2調節では、第1空間(23)の下方に位置する第1ヒータ(31)よりも上方に位置する第1ヒータ(31)の方が高くなるように出力される。本例の暖房装置(10)では、吸込口(20)から吸い込まれた空気は、第1空間(23)上端の連通路(24)を流れるため、上方に位置する第1ヒータ(31)を通過する空気量は、下方に位置する第1ヒータ(31)を通過する空気量よりも多い。ファン(50)の風量を増大することで、第1空間(23)の上方に位置する第1ヒータ(31)から奪われる熱量が増大するため、第1空間(23)の上方に位置する第1ヒータ(31)の出力を下げなくても、前側吸込部材(60)が過剰に加熱されることを抑制できる。一方、第1空間(23)の下方に位置する第1ヒータ(31)では、該第1ヒータ(31)の出力を抑えることで、前側吸込部材(60)が過剰に加熱されることを抑制できる。このようにファン(50)の風量と、第1ヒータ(31)の出力とを調節することで、前側吸込部材(60)が過剰に加熱されることを抑制でき、ユーザの安全性を確保できる。
(12)特徴
(12-1)
本実施形態の暖房装置(10)では、ケーシング(11)の内部空間(I)に配置され、輻射熱を与える第1ヒータ(31)と、内部空間(I)に設けられ、吸込口(20)と吹出口(21)とを連通する空気通路(P)と、空気通路(P)に配置され、該空気通路(P)を流れる空気を加熱する第2ヒータ(32)とを備える。第1ヒータ(31)により加熱された空気通路(P)内の空気を第2ヒータ(32)によりさらに加熱できる。そのため、吹出口(21)から吹き出される吹出空気の温度を制御できる。このことで、これにより、暖房装置(10)における暖房効果を向上させることができ、ひいては、ユーザの快適性を向上できる。
(12-2)
本実施形態の暖房装置(10)では、ファン(50)は、空気通路(P)における第2ヒータ(32)よりも空気流れの下流側に配置される。例えば、ユーザが吹出口(21)に手を入れてもファン(50)が第2ヒータ(32)よりも空気流れの下流にあることにより、直接手が第2ヒータ(32)に触れることがない。従って、ユーザの安全性を確保できる。
(12-3)
本実施形態の暖房装置(10)では、吹出口(21)は、ケーシング(11)の下部に配置され、ファン(50)は、内部空間(I)の下部に配置される。このように、ユーザの足元に温風を当てることができる。また、第1ヒータ(31)の熱影響は内部空間(I)上部に集中するため、ファン(50)を下方に配置することで、ファン(50)に対する熱の影響を小さくできる。その結果、ファン(50)に与える熱負荷によって生じる不具合を抑えることができる。
(12-4)
本実施形態の暖房装置(10)では、孔(H)が形成されると共に、第1ヒータ(31)からの前面(12)に向かう熱線が透過する前側吸込部材(60)(第1パネル)を備える。前側吸込部材(60)は、吸込口(20)に設けられる。このように、前側吸込部材(60)は、室内空間(S)の空気の吸い込みと、室内空間(S)への輻射熱の放出とを兼用する。加えて、吸込口(20)は、ケーシング(11)の前面(12)において比較的広く形成されているため、前側吸込部材(60)の全面に孔(H)を設けることで、より多くの空気を吸い込むことができる。
(12-5)
本実施形態の暖房装置(10)では、第1ヒータ(31)からの熱線を透過する後側吸込部材(61)(第2パネル)を備える。後側吸込部材(61)は、第1ヒータ(31)からの熱線が該後側吸込部材(61)および前側吸込部材(60)の順に透過するように、前側吸込部材(60)に向かい合って配置される。このことで、第1ヒータ(31)から放出される熱を後側吸込部材(61)が吸収する。その結果、後側吸込部材(61)の前方に配置される前側吸込部材(60)が吸収する熱量を抑えることができ、前側吸込部材(60)が過剰に加熱されることを緩和できる。ひいては、ユーザの安全性を確保できる。
(12-6)
本実施形態の暖房装置(10)では、空気通路(P)は、空気流れの上流から下流に向かって並ぶ第1空間(23)と第2空間(25)とを有する。第1ヒータ(31)は、第1空間(23)に配置され、第2ヒータ(32)およびファン(50)は、第2空間(25)に配置される。このように、第1ヒータ(31)により第1空間(23)で加熱された空気は、第2空間(25)に移動して第2ヒータ(32)によりさらに加熱される。第2ヒータ(32)により、第1ヒータ(31)による空気通路(P)の空気の加熱不足を補うことができる。その結果、吹出口(21)からの吹出空気の温度を上げることができるため、ユーザの快適性を向上できる。
(12-7)
本実施形態の暖房装置(10)では、第1ヒータ(31)および第2ヒータ(32)の少なくとも一方を運転する運転モードを有する。輻射熱を放出する暖房運転、温風による暖房運転、またはその両方の暖房運転を切り替えて運転することができる。暖房装置(10)は、このことで、ユーザが感じる快適さに合わせた運転を行うことができる。
(13)変形例
上記実施形態については、以下のような変形例の構成としてもよい。以下では、主として上記実施形態と異なる点について述べる。
(13-1)変形例1
図5に示す変形例1の暖房装置(10)では、内部空間(I)の下部において、吸込口(20)から吸い込まれた空気が連通路(24)を介さずにファン(50)に流入する補助連通路(26)が設けられる。補助連通路(26)は、第1空間(23)と第2空間(25)とを連通する。具体的に、補助連通路(26)は、反射板(42)の下端と、支持板(39)との間に形成される。補助連通路(26)は、該補助連通路(26)を流れる空気流量の方が、連通路(24)を流れる空気流量よりも小さくなるように形成される。
本例の暖房装置(10)では、第2運転モードにおいて吸込口(20)から吸い込まれた空気の一部は、第1空間(23)において第1ヒータ(31)により加熱された後、連通路(24)を介して、第2空間(25)に流入する。吸込口(20)から吸い込まれた空気の残部は、第1空間(23)から、補助連通路(26)を介して第2空間(25)に流入する。第2空間(25)では、連通路(24)を通過した空気と、補助連通路(26)を通過した空気とが合流して、第2ヒータ(32)により加熱される。このように、補助連通路(26)は第1ヒータ(31)よりも下方に配置されるため、補助連通路(26)を流れる空気は、第1ヒータ(31)および第1ヒータ(31)に加熱された反射板(42)により加熱されずに第2空間(25)に流入する。
(13-2)変形例2
図6に示す変形例2の暖房装置(10)では、第2パネル(61)として耐熱ガラス(61)が設けられる。耐熱ガラス(61)は、平板状に形成される。耐熱ガラス(61)は、前側吸込部材(60)の後方、かつ、第1ヒータ(31)の前方に配置される。耐熱ガラス(61)は、第1ヒータ(31)および反射板(42)から発する遠赤外線を透過する特性と、第1ヒータ(31)および反射板(42)から発する熱を吸収する特性とを有する。
耐熱ガラス(61)は、内部空間(I)に配置される。耐熱ガラス(61)の左右端がケーシング(11)内に固定される。耐熱ガラス(61)の下端が支持板(39)に固定される。耐熱ガラス(61)は、前側吸込部材(60)に対向する。具体的には、耐熱ガラス(61)の全域が、前後方向において前側吸込部材(60)と重なるように配置される。耐熱ガラス(61)の上端と上面(14)との間には隙間が形成される。
変形例2では、前側吸込部材(60)と耐熱ガラス(61)との間に第1空間(23)が形成される。第1空間(23)は、前側吸込部材(60)の後面および耐熱ガラス(61)の前面に沿って形成される。第1空間(23)は、空気が上方に流れる流路を構成する。耐熱ガラス(61)と反射板(42)との間には、第1ヒータ(31)が配置される第3空間(27)が形成される。第3空間(27)は、実質的には空気が流通しない空間である。
暖房装置(10)の第2運転モード時には、上記実施形態と同様、第1ヒータ(31)の熱線の一部は前方に進み、残部は反射板(42)に反射して前方に進む。前方に進む熱線のほぼ全てが、耐熱ガラス(61)を透過して前側吸込部材(60)に向かい、最終的にケーシング(11)の前方へ進む。第1ヒータ(31)の熱の一部は、耐熱ガラス(61)に吸収される。
室内空間(S)から吸込口(20)に吸い込まれた空気は、前側吸込部材(60)の複数の孔(H)を通過した後、第1空間(23)を上方に流れる。この空気は、耐熱ガラス(61)によって加熱される。言い換えると、第1空間(23)の空気によって耐熱ガラス(61)が冷却される。
連通路(24)を通過した空気は、第2空間(25)を下方へ流れる。この空気は、第1ヒータ(31)から吸熱した反射板(42)によって加熱される。この空気はさらに下方へ流れ、第2ヒータ(32)により加熱される。以上のようにして、耐熱ガラス(61)、反射板(42)、および第2ヒータ(32)によって加熱された空気は、ファン(50)を通過して吹出口(21)から室内空間(S)へ吹き出される。
変形例2の暖房装置(10)によると、耐熱ガラス(61)が第1ヒータ(31)からの熱を吸収するため、耐熱ガラス(61)の前方に配置される前側吸込部材(60)が過剰に加熱されることを抑制できる。このことで、ユーザの安全性を確保できる。
(13-3)変形例3
図7および図8に示す変形例3の暖房装置(10)では、ケーシング(11)の前面(12)には、吸込口(20)と、吹出口(21)と、前側開口(11a)とが形成される。吸込口(20)および吹出口(21)は、ケーシング(11)の下部に位置する。吹出口(21)はケーシング(11)の下端部に位置する。具体的には、吹出口(21)はケーシング(11)の下端部に位置する。吹出口(21)は、室内空間(S)の床面(F)付近に位置する。吹出口(21)は、ケーシング(11)の右面(16)から左面(17)に亘るように左右に延びている。吸込口(20)は、吹出口(21)の上方に位置する。
前側開口(11a)は、ケーシング(11)の上端から吸込口(20)付近に亘って形成される。前側開口(11a)は、ケーシング(11)の右面(16)から左面(17)に亘って、矩形に形成される。前側開口(11a)の内部には、耐熱ガラス(60)が設けられる。
耐熱ガラス(60)は、前側開口(11a)を塞ぐようにケーシング(11)に固定される。耐熱ガラス(60)は、本開示の第1パネル(60)の一例である。耐熱ガラス(60)は、平板状に形成される。耐熱ガラス(60)は、ケーシング(11)の前側開口(11a)に設けられる。耐熱ガラス(60)は、ケーシング(11)の前面(12)に沿って形成される。具体的には、耐熱ガラス(60)は、ケーシング(11)の上端から吸込口(20)に亘って上下に延びている。耐熱ガラス(60)は、ケーシング(11)の左面(17)から右面(16)に亘って左右に延びている。本例の空気通路(P)の第1空間(23)は、耐熱ガラス(60)と反射板(42)との間に形成される。
耐熱ガラス(60)は、耐熱性に優れたガラス材料で構成される。耐熱ガラス(60)は、第1ヒータ(31)および反射板(42)から発する遠赤外線を透過する特性と、第1ヒータ(31)および反射板(42)から発する熱を吸収する特性とを有する。
暖房装置(10)の第2運転モード時には、上記実施形態と同様、第1ヒータ(31)の熱線の一部は前方に進み、残部は反射板(42)に反射して前方に進む。前方に進む熱線のほぼ全てが、最終的にケーシング(11)の前方へ進む。第1ヒータ(31)の熱は、耐熱ガラス(61)に吸収される。
室内空間(S)から吸込口(20)に吸い込まれた空気は、第1空間(23)を上方に流れる。この空気は、各第1ヒータ(31)と耐熱ガラス(60)とによって加熱される。言い換えると、第1空間(23)の空気によって耐熱ガラス(60)が冷却される。
連通路(24)を通過した空気は、第2空間(25)を下方へ流れる。この空気は、第1ヒータ(31)から吸熱した反射板(42)によって加熱される。反射板(42)により加熱された空気はさらに下方に流れ、第2ヒータ(32)により加熱される。第2ヒータ(32)によって加熱された空気は、ファン(50)を通過して吹出口(21)から室内空間(S)へ吹き出される。
(13-4)変形例4
図9に示す変形例4の暖房装置(10)では、前側耐熱ガラス(60)および後側耐熱ガラス(61)が設けられる。前側耐熱ガラス(60)は、本開示の第1パネル(60)の一例である。後側耐熱ガラス(61)は、本開示の第2パネル(61)の一例である。前側耐熱ガラス(60)および後側耐熱ガラス(61)は、平板状に形成される。耐熱ガラス(60)は、耐熱性に優れたガラス材料で構成される。耐熱ガラス(60)は、第1ヒータ(31)および反射板(42)から発する遠赤外線を透過する特性と、第1ヒータ(31)および反射板(42)から発する熱を吸収する特性とを有する。
変形例4の暖房装置(10)のケーシング(11)の前面(12)には、上記変形例3と同様に、吸込口(20)、吹出口(21)、および、前側開口(11a)が形成される。前側開口(11a)には、前側耐熱ガラス(60)が設けられる。後側耐熱ガラス(61)は、第1空間(23)に配置される。後側耐熱ガラス(61)の左右端が支持部材(22)に固定される。後側耐熱ガラス(61)の下端が支持板(39)に固定される。後側耐熱ガラス(61)は、前側耐熱ガラス(60)に対向する。具体的には、後側耐熱ガラス(61)の全域が、前後方向において前側耐熱ガラス(60)と重なるように配置される。
変形例4では、前側耐熱ガラス(60)と後側耐熱ガラス(61)との間に第1空間(23)が形成される。第1空間(23)は、前側耐熱ガラス(60)の後面および後側耐熱ガラス(61)の前面に沿って形成される。第1空間(23)は、空気が上方に流れる流路を構成する。
変形例4では、後側耐熱ガラス(61)と反射板(42)との間に第4空間(28)が形成される。第2空間(25)は、後側耐熱ガラス(61)の後面および反射板(42)の前面に沿って形成される。第4空間(28)は、空気が下方に流れる流路を構成する。
変形例4の連通路(24)は、後側耐熱ガラス(61)の上端とケーシング(11)の上面(14)との間に形成される。連通路(24)は、第1空間(23)と第4空間(28)とを連通する。
変形例4では、反射板(42)とケーシング(11)の後面(13)との間の空間は、空気通路(P)を構成しない。具体的に、変形例4の暖房装置(10)では、反射板(42)と後面(13)との間に補助反射板(41)が設けられる。補助反射板(41)の上端は、第1支持板(35)を介してケーシング(11)に固定される。補助反射板(41)の下端は、第2支持板(36)を介してケーシング(11)に固定される。補助反射板(41)は、図9の紙面方向(左右方向)に直角な断面視において、略円弧状の補助反射部(41a)を含む。補助反射部(41a)は、左右方向に延びるとともに、該左右方向において略同一の断面形状を有する。具体的には、補助反射部(41a)は、後方に膨出した曲面状に形成される。補助反射部(41a)の前面には、第1ヒータ(31)の熱線を前方に反射する補助反射面(R2)が形成される。
暖房装置(10)の第2運転モード時には、上記実施形態と同様、第1ヒータ(31)の熱線の一部は前方に進み、残部は反射板(42)および補助反射板(41)に反射して前方に進む。前方に進む熱線のほぼ全てが、後側耐熱ガラス(61)を透過して前側耐熱ガラス(60)に向かい、最終的にケーシング(11)の前方へ進む。
第1ヒータ(31)から放出された熱は、後側耐熱ガラス(61)を透過すると、この熱が後側耐熱ガラス(61)に吸収される。次いで、後側耐熱ガラス(61)を透過した熱が前側耐熱ガラス(60)を透過すると、この熱が前側耐熱ガラス(60)に吸収される。このように、第1ヒータ(31)の前側に後側耐熱ガラス(61)および前側耐熱ガラス(60)を設けることで、ケーシング(11)の前側の温度が過剰に高くなることを抑制できる。
室内空間(S)から吸込口(20)に吸い込まれた空気は、第1空間(23)を上方に流れる。第1空間(23)を空気が流れると、前側耐熱ガラス(60)および後側耐熱ガラス(61)の熱が空気に付与される。これにより、第1空間(23)の空気が加熱される。同時に、前側耐熱ガラス(60)および後側耐熱ガラス(61)を空気によって冷却できるので、ケーシング(11)の前側の温度が過剰に高くなることを抑制できる。
連通路(24)を介して第4空間(28)に流入した空気は、各第1ヒータ(31)および各反射板(41,42)に反射された熱により加熱されながら下方に向かって流れる。第4空間(28)の空気はさらに下方に流れて、第2ヒータ(32)によりさらに加熱された後、ファン(50)を通過して吹出口(21)から室内空間(S)へ吹き出される。
(14)変形例5
本例の制御部(C)は、暖房装置(10)の運転開始時において、第2ヒータ(32)の運転を開始し、当該運転開始時から所定時間経過後に第1ヒータ(31)の運転を開始する。具体的に、第2運転モードにおいて、制御部(C)は、まずファン(50)と第2ヒータ(32)とを運転させ、その後、第2ヒータ(32)の出力を下げると共に、第1ヒータ(31)の出力を上げていく。このように、本例の第2運転モードでは、温風により室内空間(S)が温められた後、徐々に温風から輻射熱に切り換わっていき、最終的には輻射熱を主にして室内空間(S)が温められる。以下、本例の第2運転モードのフローについて図10及び図11を参照しながら説明する。なお、本例の暖房装置(10)は、上記実施形態の暖房装置(10)である。
まず、ユーザの操作によって暖房装置(10)の電源がONになる。
ステップS11では、ユーザの操作によって第2運転モードが選択されると、制御部(C)は、第2運転モードの実行を開始する。
ステップS12では、制御部(C)は、ファン(50)の回転数の目標値を設定する。これにより、ファン(50)は、目標値となる回転数で運転する。ファン(50)の回転により、室内空間(S)の空気は吸込口(20)に吸い込まれる。
ステップS13では、制御部(C)は、第2ヒータ(32)をONにする。これにより、第2空間(25)を流れる空気は加熱され、吹出口(21)から温風が吹き出される。
ステップS14では、制御部(C)は、暖房装置(10)の運転開始(ステップS11の実行開始)から第1時間が経過したか判定する。第1時間は、任意に設定される時間である。第1時間が経過したと判定された場合(ステップS14のYES)、ステップS15が実行される。第1時間が経過していないと判定された場合(ステップS14のNO)、ステップS14が再度実行される。
ステップS15では、制御部(C)は、第2ヒータ(32)の出力の上限値を変更する。ここでは、第2ヒータ(32)の出力上限値が低下する。
ステップS16では、制御部(C)は、第2ヒータ(32)の出力値が上限値より高いか否かを判定する。第2ヒータ(32)の出力値が上限値より高いと判定された場合(ステップS16のYES)、ステップS17が実行される。第2ヒータ(32)の出力値が上限値より高くない、すなわち第2ヒータ(32)の出力値が上限値以下と判定された場合(ステップS16のNO)、ステップS18が実行される。
ステップS17では、制御部(C)は、第2ヒータ(32)の出力値を低下させる。これにより、第2ヒータ(32)は、空気通路(P)の空気の加熱を弱める。
ステップS18では、制御部(C)は、第1ヒータ(31)をONにする。これにより、第1ヒータ(31)は、輻射熱により室内空間(S)の空気を加熱する。
ステップS19では、制御部(C)は、第1ヒータ(31)の定常目標値を設定する。これにより、第1ヒータ(31)の出力値は、定常目標値になるまで上昇する。第1ヒータ(31)の定常目標値は、定常運転時の第1ヒータ(31)の出力値である。
ステップS20では、制御部(C)は、ファン(50)の定常目標値を設定する。これにより、ファン(50)の回転数は、定常目標値に変更される。ファン(50)の定常目標値は、定常運転時のファン(50)の回転数である。
ステップS21では、制御部(C)は、第1ヒータの出力上昇開始(ステップS19)から第2時間が経過したか判定する。第2時間が経過したと判定された場合(ステップ21のYES)、ステップS22が実行される。第2時間が経過していないと判定された場合(ステップS21のNO)、再びステップS21が実行される。第2時間は任意に設定される時間である。
ステップS22では、制御部(C)は、室温が設定温度以上であるか判定する。室温が設定温度以上であると判断された場合(ステップS22のYES)、ステップS23が実行される。室温が設定温度以上でない、すなわち室温が設定温度より低いと判断された場合(ステップS22のNO)、ステップS24が実行される。ここで、設定温度は、室温が過度に上昇しすぎること抑制するため、制御部(C)に予め設定された温度である。
ステップS23では、制御部(C)は、第1ヒータ(31)の定常目標値を低下させる。これにより、第1ヒータ(31)の出力が低下する。
ステップS24では、制御部(C)は、第1ヒータ(31)の出力値は定常目標値であるか否か判定する。第1ヒータ(31)の出力値が定常目標値であると判定された場合(ステップS24のYES)、ステップS25が実行される。第1ヒータ(31)の出力値が定常目標値でないと判定された場合(ステップS24のNO)、ステップS26が実行される。
ステップS25では、制御部(C)は、暖房装置(10)に対し定常運転を実行させる。本例の定常運転では、第1ヒータ(31)及び第2ヒータ(32)のそれぞれがONの状態となっている。
ステップS26では、制御部(C)は、第1ヒータの出力値が定常目標値より高いか否かを判定する。第1ヒータ(31)の出力値が定常目標値より高いと判定された場合(ステップS26のYES)、ステップS27が実行される。第1ヒータ(31)の出力値が定常目標値より高くない、すなわち第1ヒータ(31)の出力値が定常目標値以下であると判定された場合(ステップS26のNO)、ステップS28が実行される。
ステップS27では、制御部(C)は、第1ヒータ(31)の出力値を低下させる。その後、ステップS24が再び実行される。
ステップS28では、制御部(C)は、第2ヒータ(32)の出力値を低下させる。
ステップS29では、制御部(C)は、第1ヒータ(31)の出力値を上昇させる。その後、ステップS21が再び実行される。
(15)その他の実施形態
上記実施形態、および各変形例については、以下のような構成としてもよい。
第1パネル(60)は、必ずしもケーシング(11)の前面(12)に位置していなくてもよい。例えば、第1パネル(60)をケーシング(11)の前面(12)よりも後方に配置してもよい。
変形例において、耐熱ガラスに替えて耐熱フィルムを採用してもよい。
暖房装置(10)は、床置き式でなくてもよく、壁掛け式であってもよい。
暖房装置(10)は、第1運転モード、第2運転モード、および第3運転モードの少なくとも1つを運転してもよい。
加熱抑制運転は、第1運転モード中に行ってもよいし、第2運転モード中に行ってもよい。加熱抑制運転は、いずれの運転モード実行中において行われなくてもよい。
加熱抑制運転は、前側吸込部材(60)の温度分布の測定結果に基づいて実行されてもよい。この場合、例えば、制御部(C)は、前側吸込部材(60)のうち温度が比較的高い部分に近い第1ヒータ(31)の出力を下げるよう制御する。
変形例5のステップS22において、制御部(C)は室温が設定温度より高いか否かを判定する、としてもよい。
暖房装置(10)は、空気通路(P)において、ファン(50)を、最も上側に配置される第1ヒータ(31)よりも上方に配置してもよい。この場合、ファン(50)は、空気通路(P)において、第2ヒータ(32)の上流側に配置される。このように、ファン(50)と第2ヒータ(32)とを離して配置することで、ファン(50)に対する熱負荷を抑えることができる。
以上、実施形態および変形例を説明したが、特許請求の範囲の趣旨および範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。また、以上の実施形態および変形例は、本開示の対象の機能を損なわない限り、適宜組み合わせたり、置換したりしてもよい。以上に述べた「第1」、「第2」、「第3」という記載は、これらの記載が付与された語句を区別するために用いられており、その語句の数や順序までも限定するものではない。
以上説明したように、本開示は、暖房装置について有用である。
10 暖房装置
11 ケーシング
12 前面
13 後面
20 吸込口
21 吹出口
23 第1空間
25 第2空間
31 第1ヒータ
32 第2ヒータ
42 反射板
50 ファン
60 前側吸込部材(第1パネル)
61 後側吸込部材(第2パネル)
C 制御部
I 内部空間
P 空気通路
S 対象空間

Claims (7)

  1. 内部空間(I)が形成されるケーシング(11)と、
    前記内部空間(I)に配置され、輻射熱を与える第1ヒータ(31)と、
    前記内部空間(I)に配置され、前記第1ヒータ(31)から発生した熱線を前記ケーシング(11)の前面(12)に向かって反射する反射板(42)と、
    前記ケーシング(11)に形成され、対象空間(S)の空気を吸い込む吸込口(20)と、
    前記ケーシング(11)に形成され、対象空間(S)に空気を吹き出す吹出口(21)と、
    前記内部空間(I)に設けられ、前記吸込口(20)と前記吹出口(21)とを連通する空気通路(P)と、
    前記空気通路(P)に配置され、前記吸込口(20)から前記吹出口(21)に向かって空気を搬送するファン(50)と、
    前記空気通路(P)に配置され、該空気通路(P)を流れる空気を加熱する第2ヒータ(32)と
    前記第1ヒータ(31)および前記第2ヒータ(32)のうち前記第1ヒータ(31)のみを運転する運転モード、前記第1ヒータ(31)および前記第2ヒータ(32)のうち前記第2ヒータ(32)のみを運転する運転モード、および、前記第1ヒータ(31)および前記第2ヒータ(32)の両方を運転する運転モードを有する制御部(C)とを備える暖房装置。
  2. 前記ファン(50)は、前記空気通路(P)における前記第2ヒータ(32)よりも空気流れの下流側に配置される請求項1に記載の暖房装置。
  3. 前記吹出口(21)は、前記ケーシング(11)の下部に配置され、
    前記ファン(50)は、前記内部空間(I)の下部に配置される
    請求項1または2に記載の暖房装置。
  4. 孔(H)が形成され、かつ、前記第1ヒータ(31)からの前記前面(12)に向かう熱線が透過する第1パネル(60)を備え、
    前記第1パネル(60)は、前記吸込口(20)に設けられる
    請求項1または2に記載の暖房装置。
  5. 前記第1ヒータ(31)からの熱線を透過する第2パネル(61)を備え、
    前記第2パネル(61)は、前記第1ヒータ(31)からの熱線が該第2パネル(61)および前記第1パネル(60)の順に透過するように、前記第1パネル(60)に向かい合って配置される
    請求項4に記載の暖房装置。
  6. 前記反射板(42)は、前記第1ヒータ(31)と前記ケーシング(11)の後面(13)との間に配置され、
    前記空気通路(P)は、空気流れの上流から下流に向かって並ぶ第1空間(23)と第2空間(25)とを有し、
    前記第1空間(23)は、前記吸込口(20)に連通し、かつ、前記反射板(42)の前側の空間を含み、
    前記第2空間(25)は、前記吹出口(21)に連通し、かつ、前記反射板(42)の後側の空間を含み、
    前記第1空間(23)および前記第2空間(25)は、前記反射板(42)の上方で互いに連通し、
    前記第1ヒータ(31)は、前記第1空間(23)に配置され、かつ、前記第2ヒータ(32)および前記ファン(50)は、前記第2空間(25)に配置される請求項1または2に記載の暖房装置。
  7. 前記制御部(C)は、前記暖房装置の運転開始時に前記第2ヒータ(32)の運転を開始し、前記第2ヒータ(32)の運転開始時から所定時間経過後に前記第1ヒータ(31)の運転を開始する請求項1または2に記載の暖房装置。
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